確か20年ほど前に放送された「映像の世紀」のデジタル・リマスター版が放送されている。20世紀の歴史的瞬間を、このような映像で見直すことが出来るのは貴重である。
前回の放送時には、部分的で、すべてを通しては見ていないので、今回はじっくり見たいと思っている。
第1集の「20世紀の幕開け」では、第1次世界大戦までの期間で、トルストイの生の声を聞くことが出来たり、思いもしないシーンを動く映像で見ることが出来るのは、写真と異なる強烈さがある。
ニューヨークのコニー・アイランドの夜景やそこで遊ぶ人たちの表情までも見ることが出来る。
明治時代の日本の風景、暮らしも映し出されているが、紹介されているのはごく一部であり、この時期の映像記録はもっと見てみたいものだ。
それにしても、リュミエールの映画への貢献はすごいことだと改めて感心する。