マレーとの準決勝戦を楽しみに見たが、残念ながら、完敗で力の差を見せ付けられた。
丁度、昨日のナダルのような状態で、ファースト・サービスが入らないので、セカンド・サービスをリターンで狙われ、厳しいサーブを打たざるを得ず、ダブル・フォールとを繰り返す展開となった。
ジョコビッチと準々決勝、準決勝で対戦した選手は、サーブに力があり、それなりに善戦していたのと比べると、錦織のサーブ力の弱さが目立った。
錦織がトップ・レベルで戦うには、サービスが課題である。
錦織に230キロのサービスを求めるのは、体格的にも無理であり、ファースト・サービスの確率を上げることである。
トップ選手は、0-30からでもサーブでポイントを取り、ブレークを防ぐが、サービス・ゲームを40-0から逆転されるようでは、今後も厳しい試合が続くだろう。
ストローク力は高いだけに、もう一段のレベル・アップを期待したい。