「あほリズム」(116)~(120)

2011-02-19 16:26:55 | アフォリズム(箴言)ではありません
          「あほリズム」


           (116)



 今や世界は「内部崩壊」の時代を迎えようとしている。



           (117)


「内部崩壊」を避けようとして権力者は第三者を利用する。



           (118)


 誰もが菅政権は終わったと言うが、菅政権はすでに終わっていた

官僚政治を引き継いでしまったのだ。国民は官僚政治を変えて欲し

かったのに、何も変えられなかった。つまり、もっとも危惧していた

青島幸雄元東京都知事の二の舞を演じてしまった。



           (119)


 私事ですが、この頃眼が覚めると何時も吉永小百合の「寒い朝」

が頭の中に聴こえてきます。「北風吹きぬく 寒い朝も~」ってあの

歌です。ところで、吉永小百合さんって元気にされてらっしゃるんです

かね?ちょっと気になりました。

               「寒い朝」作詞:佐伯孝夫 作曲:吉田正



           


             (120)


 政治や経済の専門家たちが過去の誤りを量子力学的とも言えるほど

緻密な分析によって指摘した後に、

「それではこれからどうすればいいですか?」

と問われると、

「それはもう経済成長するしかありません」

などと、それこそ博打好きの兄ちゃんが言いそうなことをシャアシャア

と語っているのを聞くと、

「えっ!一体さっきの過去の分析は何だったの?」

と「ツッコミ」たくなる。

「そんなことはクマゼミでも言えるわい!だから、どうしたら経済成長

できるのか、それを聞いてんのじゃ!」

ああ、日本のインテリゲンチャというのはこの程度のものか?ただ解か

ったことは、過去の分析から未来が見えてくるという訳ではないのだ。



            (121)


 菅政権は制度改革によって国民の不満に応えようとしている。

しかし、国民はそれを扱う政治家や官僚を全く信じていない。

つまり、社会制度を改める前に自らを改めなければ国民は信用

しない。だから、社会制度改革の前に公務員改革を行うしかな

かった。ところが、彼にはそれを行えるはずがなかった。何故

なら、彼は国民の代表の前に公務員の代表だから。





                              (つづく)                           




               
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