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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

新東宝名画傑作選 「恋文」

2010年05月17日 20時41分25秒 | MOVIE
 昭和28年の新東宝作品だが、その後大蔵貢が主導したエログロ路線ではなく、いたって「きまじめ」な作品である。内容としては、当時まだまだ戦後の貧困とカオスが残る渋谷のドヤ街を舞台にした純愛ドラマといった風情だが、おきまりの通俗恋愛ドラマになるすれすれのところで、今一歩調高い仕上がりになっているのは印象深い。なにしろ、本作の監督は田中絹代。一時スランプに陥った彼女が女優として復活した直後、まさに満を持してという感じで、監督業に進出した第一作だった訳だから、「ありきたりの通俗作品にしてたまるか」という踏ん張りがよく出た仕上がりになっている。

 主演は中心となるカップルが森雅之と久我美子、このふたりに絡むのが宇野重吉、道三重三という布陣。宇野が営むアメリカに帰国したアメリカ兵に送る恋文の代筆業(これと主人公が大事にしているラブレターをひっかけて、タイトルが「恋文」となっているのか)を主人公の森が手伝い、それがきっかけで長年探していた女がそこに訪れる。ところが彼女は戦後の貧困で外人の結婚同様の生活をしていた過去があったことが、主人公に知れてこのふたりの懊悩が始まる…というものだが、共演の宇野重吉がなにしろ若い。また、久我美子は個人的にはあまり好みじゃないが、この時期の彼女の清楚さは抗しがたい魅力を感じた。ついでにいえば、新東宝らしくデビュー直後に三原葉子、それと何故か安西郷子も出てくるのも楽しいところだ。

 ストーリー展開はさすがに昭和20年代だけあって、実にのんびりしたものだ。なにしろ二人が駅で再開するまでに45分もかかるのだ。今の感覚ならもう待ちきれないというか痺れを切らすようなテンポだか、その分、当時の渋谷の風景(まだ江戸が残っている東京という感じ)やそこに生きる人間達の風俗のようなものがたっぷりと拝めるのは、今だからこそ魅力だろう。後半は主人公の弟がキューピット役となって奔走しつつ、お決まりのハッピーエンドに行く手前で唐突に結末を迎える。こうした余韻を残す終わり方は、昭和28年にしてはけっこうモダンなスタイルだったはずだが、こういうところに田中絹代なりのこだわりを感じないでもない。

 ともあれ、この作品、主人公に関わるエピソードも多いし、田中監督の初演出ということで顔見せの大物ゲストも多数で、なかなかまとめるのは大変だったはずだが、初監督としてはなかなかの手堅くかつ堂々たる演出だったように思う(大監督の助言もかなりあったようだが)。あと、木下恵介による脚本にはたっぷりと織り込まれていたであろう反戦的メッセージは、けっこうそぎ落とされているようで前半と終盤に出てくるくらいになっている。当時はおそらくこのあたりが「手ぬるい」と批判の対象となったのかもしれないが、現在の視点でみるとこのくらいの方が、嫌みにならず恋愛映画としてはよかったとも思った。
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⇒ Tweets of 2010.05.16

2010年05月16日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
00:00 from TweetDeck
♪:マーラー:交響曲第10番/ホワイト かの曲のピアノ独奏版。もちろんマーラー自身によるものではなく、第一楽章はスティーヴンソン、他はこれを弾いているホワイトが編曲している。今、第一楽章を聴いているところだが、ピアノ・ソロで聴くこの曲も悪くない。 #imakiiteiru
09:47 from TweetDeck
【NHK討論】普天間問題について「首相のやっていることはいずれ歴史的に評価されるであろう」旨、山岡氏が云っていたけれど、なんとなく云っている本人自身が全ったく信じていない…そんなオーラが出ていたような気がするんだがw。
10:21 from TweetDeck
自分も昔やってたことが出てきたので、笑ってしまった。この世界も「昔のネット風俗」的なフェーズに入ってきたのかね。 【ガジェット通信】昔の個人ホームページにありがちなこと 「勝手に流れるMIDI」「キリバン報告」「左右に動く文字」など…… http://bit.ly/d3tqZs
10:38 from TweetDeck
そのマスコミの大煽動で政権交代を起こったことを、この大学のセンセはどう思っているのだろう。そういう時は謀略とはいわないのかねw。 RT @headline: 【政治】旧勢力の一員である大マスコミの謀略で鳩山政権潰しが進められている: http://bit.ly/9pomY2
10:46 from TweetDeck
♪:バーバー 管弦楽曲集第6巻 キャプリコーン協奏曲/オールソップ&RSNO スラヴィンスキーみたいなシニカルさ、苦味があるが、ありがちな晦渋で低回気味なところが延々と続くようなことはなく、全体はキビキビとして颯爽と進み、爽快感があるのが◎。 #imakiiteiru
10:53 from TweetDeck
うほほ、そうですか。自分も3つくらい該当してましたかねw。それにしても、HP~ブログ~SNS~つぶやき…と、ネットの情報発信はどんどん簡単で敷居が低くなってきて、時代の流れを感じます。RT @8keiko: やってました私もww今はもうHPもつくりかえる気力も技術もありません
11:00 from TweetDeck
♪:バーバー 管弦楽曲集第6巻 ブリッジ遊び/オールソップ&RSNO 約10分間の歌劇で登場人物は4人。いきなり4ビート・ジャズで始まる。筋書きは不明だが、バーか何かで起きたちょっとした事件といった雰囲気。短いがその音楽的情報量はなかなか。 #imakiiteiru
11:11 from TweetDeck
♪:バーバー 管弦楽曲集第6巻 ミューテーションズFB/オールソップ&RSNO 金管アンサンブルによる5分半ほどの作品で、バッハの荘厳なモチーフを使い、アルプスの山麓を思わせる壮麗さ広がりを感じさせる仕上がりになっている。 #imakiiteiru
11:15 from TweetDeck
♪:バーバー 管弦楽曲集第6巻 間奏曲/オールソップ&RSNO 歌劇「ヴァネッサ」からもので、鄙びた抒情が横溢するバーバーらしい作品。前半は木管とハープのアルペジオの絡み、中盤からは弦がちょっとエキゾチックな旋律を奏でる。全体の感触はエッセイに近い。 #imakiiteiru
11:22 from TweetDeck
♪:バーバー 管弦楽曲集第6巻 カンツォネッタ/オールソップ&RSNO オーボエと弦のための作品で、雰囲気としてはV協の第二楽章の近い雰囲気で、やや悲痛だが淡々とした面持ちで進んでいく。つまり、これまたバーバー的な抒情が良く出た作品だと思う。 #imakiiteiru
11:32 from TweetDeck
♪:バーバー 管弦楽曲集第6巻 フォトグラフ/オールソップ&RSNO 70年代に作曲されたもので、エッセイ3などと同じ頃の作品だが、ああしたシニカルさはなく、やや低回気味なところはあるが、オーボエとハープによる開幕から神秘なムードで全編進んでいく。 #imakiiteiru
12:57 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「恋は異なもの味なもの」 午後からはこれでも観ようか。森繁久彌、津島恵子、雪村いづみらが出演した昭和33年の東宝作品で、上野の寄席を舞台にした人情喜劇とのこと。監督は瑞穂春海といういろいろな映画会社を渡り歩いたブログラムピクチャー系の職人さんだ。
13:41 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「恋は異なもの味なもの」 まだ始まったばかりだが、プロダクションが東京映画、森繁の主演ということもあってか、その後の駅前シリーズとかの雰囲気がある。舞台は上野だが非常に都会的雰囲気で進む。音楽も神津善行でパラマウント調の音楽で彩りを添えている。
14:19 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「恋は異なもの味なもの」 当時人気絶頂アイドルだった雪村いずみがモダンな勝ち気な娘役で出演、今でいったら上戸彩みたいな風貌かな。それとは対照的に楚々としたイメージで津島恵子が出演。あと藤木悠も好青年役で出演というのもおもしろい(先日の「幽霊男」の翌々年)。
15:11 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「恋は異なもの味なもの」 ラストは収まるべきところに全て収まってハッピーエンド。恋のキューピットを結果的に演じる雪村いずみの切なさでもって、最後にいいところを全部持っていく。当時の彼女のスター的「華」のようなものがよく伝わる作品でもある。
23:12 from TweetDeck
このところ、昭和20~30年代の邦画ばかり観ているのだが、「失われた昭和の風景」が懐かしい、昔の女優はみんな綺麗で美しい…という魅力はもちろんだが、もうひとつ、サントラも印象的なものが多い。伊福部先生を例外とすれば、この分野はきっとまだ開拓されぬ「豊穣な音楽の宝庫」だと思う。
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TANGERINE DREAM / Live In Croydon`75 Pt.2-3

2010年05月16日 15時35分04秒 | ★ Progressive Rock

 パート2は、シンセの白玉にのってアコスティック・ピアノが入る。「リコシェ」や「アンコール」でお馴染みのものである。タンジェリンがいつから、そして、どんなきっかけでアコスティック・ピアノを導入し始めたのかはよくわからないのだが、おそらく導入はこの時期なのに間違いあるまい。ついでにそのきっかけとなったのは、やはり当時一世を風靡していたキース・ジャレットではないだろうか。冒頭からインプロ風につま弾くところなど、その影響は明らかという気がするのだが....。 さて、それがしばらく続くと、例のシューベルトみたいなトラディショナルなフレーズが登場する訳だ。このフレーズをフローゼは気に入っていたようで、その後何度も使い回すことなる。このアコピのパートはアルバムだと、こうした部分はほんの刺身のツマくらいのスペースしかさかれていないが、実はこういう風に延々とやっていた訳だ。

 

 TANGERINE DREAM / Live In Croydon`75 Pt.2-3 (全文)

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⇒ Tweets of 2010.05.15

2010年05月15日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
09:55 from TweetDeck
♪:ベートーベン 弦楽四重奏曲 第11番/バリリSQ この曲は20代の頃にけっこう聴き込んだ記憶がり、ずいぶんシリアスで不機嫌そうな曲だなと思ったりしたが、今となっては細かいところなど忘却の彼方だから、先日もそうだったけどほとんど初めて聴くようだ。 #imakiiteiru
10:15 from TweetDeck
価値観の多様化とか自分探しだのと、みんなで「画一的な教育=悪」にしちっゃたんだから、こうなるのもある意味仕方ないでしょ。 【文春】漢字が読めない。計算ができない 大学生の学力低下で補習授業 http://bit.ly/bk66xy
10:20 from TweetDeck
これもまた「実際やってみたらそれほど簡単なことではありませんでした」ってな理由で結局自民とかわらない訳ね。もはや「やるやる詐欺」の部類だと思う。 【Yahoo】公務員採用半減見送り 政府 総論賛成も各省庁が反発 http://bit.ly/9fKa45
10:28 from TweetDeck
まったくガキの喧嘩、どっちの対応も愚劣の一言に尽きる。それにしても、どうして彼女はあそこに居たのか、それが疑問だw。 RT @headline: 【三宅転倒】大島自民党幹事長、ライブドア事件の「偽メール」を引き合いに出し転倒の事実に疑問 http://bit.ly/dzSh6T
12:18 from Echofon
移動中の♪:Pink Floyd/光 パフォーマンスといい選曲といい、パルスより現役感覚の強いこっちのほうが実は好きだったりする。
13:04 from Twitpic
京葉線5分遅れで、JR海浜幕張駅 なう。このところこの駅に来ることが多いな。さて、コーヒーのんだらさっさとお座敷を終えよう。


20:54 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「州崎パラダイス~赤信号」 今夜はあとでこれを観る。新珠三千代と三橋達也が主演、川島雄三が演出した昭和31年の日活作品。当時の洲崎にあった遊廓を舞台にした人情ドラマ。昭和遊郭の風俗を交えた人情劇というのは、あんま得意な分野ではないが、とりあえず観てみよう。
22:29 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「州崎パラダイス~赤信号」 州崎に流れてきた腐れ縁カップル、奔放な新珠は他の男を見つけ、ダメ男の三橋は芦川に思いを寄せられるといったストーリーで進んでいく。真ん中あたりで当時の秋葉の電気街が出てくるが、ここは基本的に今も昔もかわらんねぃw。
22:51 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「州崎パラダイス~赤信号」 新珠は細腕繁盛記とははすっぱなで全く違った雰囲気だし、三橋もダメ男ぶり全開でその後の精悍なイメージはない。そしてなにしろふたりとも若い。けなげな娘役の芦川いずみもチャーミング。
23:06 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「州崎パラダイス~赤信号」 どろどろした男女関係を突き放しつつも暖かい視点でみている。ラストは救いようのないエピソードもあるが、オーラスで修羅場をくぐり抜けたカップルが堂々巡りのように冒頭同様の地点に立つものの、かすかな曙光が見えているのがいい。
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TANGERINE DREAM / Live In Croydon`75 Pt.1

2010年05月15日 23時50分55秒 | ★ Progressive Rock

 こちらは前回取り上げたロンドン公演から半年後の1975年の10月23日のパフォーマンスである。冒頭は一聴して誰でも驚くだろう。なんと「リコシェ」の同一のリリースの長いシンセ・ベース風の音が鐘のように鳴り響くあのパートの「元ネタ」である。「リコシェ」ではすぐさまリズム・ボックスのようなサウンドが重なって入ってきたが、ここではそれは入らず、比較的なだらかな起伏でこれが3分ほど続くことになる。「リコシェ」というアルバムがいかにも様々な音源を持ち寄って作られた仮想ライブだったことがよくわかろうものだ。

 この後はシーケンサー風なリズムが導入される。ここは「リコシェ」の元ソースではないようだが、かのアルパムの旧A面にそっくりな、バウマンの手動シンセベース・リズム+フランケのSE風シンセ+フローゼのギターでぐんぐん盛り上がっていく、全盛期のタンジェリン特有のあのサウンドである。スピード感あるリズムの元で、ギターのエロティックなフレーズが空間的なシンセの絡みあい、狂おしく上り詰めていくように展開していく様は全く素晴らしいものだ(オーディエンス録音風な音質なのがちと残念だ)。

 TANGERINE DREAM / Live In Croydon`75 Pt.1 (The Bootleg Box Set.1)

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⇒ Tweets of 2010.05.14

2010年05月14日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
00:00 from TweetDeck
♪:シューベルト SQ 第14番「死と乙女」(マーラー編)/ボニ&CCO 弦楽合奏化した編曲だが、確かにオケはマーラー的な絢爛さ、ダイナミックさが感じられる。ただ原曲との兼ね合いもあるだろうが、聴いてとなんとなくチャイコの弦楽セレナーデを思い出す。 #imakiiteiru
08:52 from TweetDeck
この後、出張なのにiPhone自宅に忘れてきたorz。いい機会だから、今日はケータイでTwitterしてみるか。それにしてもソニーのクリエ以来、外に出るときはモバイル機器必須になっちゃったな。
21:35 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「煙突の見える場所 」 昭和28年の新東宝作品で、荒川付近の千住を舞台にした人間模様を描いている。主演は田中絹代と上原謙、監督は五所平之助で多分この人の作品は初めて観るが、のんびりしつつも小気味よいユーモラスな演出だ。
21:43 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「煙突の見える場所 」 戦災未亡人役の田中絹代がユーモラスで聡明な中年の人妻役で、同時代の女優達とは全く違う存在感を示していてユニーク。私など彼女がおばあさんになってからのイメージしかないが、全盛期の凄さを垣間見る思い。
21:51 from TweetDeck
そうそう、私の子供の頃にも似たような煙突がありました。東京の千住だけでなく、日本各地にこの種のものはあったんでしょうね。RT @cazming: いわゆるオバケ煙突が出てくるんですね。
22:41 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「煙突の見える場所 」 前夫との子供から、戸籍の偽造がバレて、話は妙に悲劇的展開に、そこからまたひょんな展開になる。なかなかおもしろい。カメラワークもおもしろい持っている。
22:52 from TweetDeck
v昭和28年っていうと、まだ当然自分も生まれてないですがw、あの頃の風景や家庭の様は既視感を覚える懐かしさがありますね。オレのお袋やおやじはこんな生活を送っていたのかと…。RT @cazming: 親戚(70代)が浅草今戸に住んでいて、スカイツリーの話をしつつオバケ煙突の話も交え
23:23 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】 「煙突の見える場所 」 後半から高峰秀子が劇のウェイトを増している、彼女は当時29歳、「カルメン」の直後にあたるけれど、だからまだまだ若く美しい。ドラマは不思議な幸福感が漂い、ほのぼのとした感動につつまれる。
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新東宝名画傑作選 「女岩窟王」

2010年05月14日 23時41分45秒 | MOVIE
 昭和35年の新東宝作品。先日観た「女体渦巻島」と同じく、日本の端のローカル都市を舞台にした、B級無国籍アクションといった体裁の作品だが、タイトル通り主人公が女(しかも姉妹)で、ストーリー的には閉じこめられた洞窟で発見した財宝を元に繰り広げられる、自分たちをぼろぼろにした麻薬組織に対する復讐劇という点で、変化に富んだストーリー展開になっている。日活の同系統作品の亜流みたいな物語に終始した「女体渦巻島」に比べて、破天荒なストーリーである分おもしろかったともいえる。監督は小野田嘉幹という人で(なんと平田昭彦の実兄らしい)、石井輝男のようなドライ過ぎるアクがなく、職人芸でもってテンポよくストーリーを進行させていて、まるで60年代のTVシリーズ(プレイガールとかガードマンとかいいう感じ)を観ているような楽しさがあったといえる。

 主演はこの時期の新東宝の常連ともいえる三原葉子と万里昌代(この二人はこの年新東宝の作品に軽く10本以上は出演していたようだ)。正直いって三原葉子という人に私はあまり魅力を感じないのだが、万里昌代はいつも書いているとおり、常盤貴子かケリー・チャンかという目鼻立ちのはっきりしたモダンな美人さんで、今観てもまったく時代的誤差のない美しさで観ているだけでうっとりとしてしまう。しかもこのふたりは踊り子という設定なので、冒頭からダンスシーンのサービス、しかも洞窟に閉じこめられてから海で脱出するまでは、衣服がだんだんぼろぼろになって次第に露出していくというお楽しみまで付いている(それにしてもこの時代だと女優さんでも脇毛は処理してないんだよな、今の間隔だとちょっと変-笑)しかも、この時期には珍しいカラー作品ということもあって、主人公ふたりはなんとも華やかである。ふたりを助けるキレ者の男に吉田輝男というお馴染みの布陣なのも楽しい。
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⇒ Tweets of 2010.05.13

2010年05月13日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
  • ♪:ショパン ピアノソナタ第2番/コルトー 非常におもしろい語り口の演奏。これを聴いてしまうと、フランソワもけっこう律儀で生真面目な演奏に思える。30年代の録音だがけっこう録音状態は良好、妙な洞窟エコーはちと異様だが....。 #imakiiteiru posted at 00:00:24
  • 今朝の千葉は久しぶりにいい天気だし、暑くもなく寒くもなくでさわやかで、気分がいいっすネ。 posted at 08:13:16
  • そういえば、あれだけ自信満々にいっていた「腹案」って、結局こんな誰も知っているこんな苦しまぎれの案のことだったのか。【毎日】普天間移設:政府原案「辺野古周辺」明記 http://bit.ly/bEtbR5 posted at 08:22:29
  • 【日本映画専門Ch】 「恋文」 主演は森雅之と久我美子、監督がなんと田中絹代で制作された昭和28年の新東宝映画。今観ているところだが、まだまだ戦後のカオスが残る東京の風景(特に渋谷のドヤ街)が沢山出てきて、「隔世の感」を楽しんでいる。 posted at 21:36:12
  • 【日本映画専門Ch】 「恋文」 そうかぁ、戦後のどさくさで底辺に生きる女達のラブレターを英語や仏語を代筆するという主人公の仕事がこのタイトルなのね。共演の宇野重吉が若い、安西郷子も出てくる。しかしこの時代はまだ江戸が残っている東京だね。 posted at 21:54:54
  • 【日本映画専門Ch】 「恋文」 やっと主人公ふたりが渋谷駅で再会、そして回想シーン。ここまで45分もかかっている。このひなびたペースがいかにも時代だなぁ。しかし、田中絹代の演出、大監督の助言もあったろうけど、けっこう堂にいっている。久我美子は好みじゃないが、清楚な魅力があるネ。 posted at 22:13:11
  • 【日本映画専門Ch】 「恋文」 視聴終了、後半は主人公の弟がキューピット役となって奔走しつつ、お決まりのハッピーエンドに行く前で結末を迎える。昭和28年にしてはけっこうモダンな結末だろう。ゲストは多いし、エピソードも多いので、初監督としてはなかなかの出来だと思う。 posted at 23:36:02
  • 【日本映画専門Ch】 「恋文」 多分、原作の脚本(木下恵助)にはたっぷりと織り込まれていたであろう反戦的メッセージは最後に出てくるくらい。当時はおそらくこのあたりが「手ぬるい」と思われたかもしれないが、現在の視点でみるとこのくらいの方が、嫌みにならず恋愛映画としてはよかった。 posted at 23:38:31
  • ♪:シューベルト SQ 第14番「死と乙女」/ブランディスSQ ブリリアントから出たシューベルトの室内楽を集めたボックス・セットに入っている演奏。最近の演奏だからきれいだが軽目の演奏かな…とも思っていたが、なかなかどうしていい雰囲気である。 #imakiiteiru posted at 23:43:39
  • 空想的理想論を振り回すだけない、もう少し現実的な政権になるには、社民党カラーはそれにそぐわないことは、誰がみても明白。 RT @world_news_jp: 「連立解消したらいい」 民主・樽床衆院環境委員長: http://bit.ly/aFn3AB posted at 23:47:07

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PINK FLOYD / A Momentary Lapse Of Reason

2010年05月13日 23時40分00秒 | ★ Progressive Rock

 ご存じ再結成フロイドの第1作である。87年の発表だから、ギルモアのソロ第2作「狂気のプロフィール」の3年後のということになる。個人的な印象としてはもっと間隔があったような記憶もあるのだが、意外に短かったのだ。この3年の間にギルモアはソロ・アーティストとしては、思ったほど成功を獲得することが出来ず(ロジャー・ウォーターズも「ヒッチハイクの賛否両論」で同様の経過を辿る)、結局というか、早々と「自分の立脚点はあくまでフロイドのギタリストが基本」という結論に至ったのだろう。「狂気のプロフィール」という作品は音楽的なクウォリティは高いし、仕上がりそのものも悪くはないと思うが、やはりあの作品には圧倒的に「音楽的な動機」が不在だったと思う。

 PINK FLOYD / A Momentary Lapse Of Reason(全文)

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⇒ Tweets of 2010.05.12

2010年05月12日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
  • ♪:ショパン ピアノソナタ第2番/フランソワ ソナタというと3番はけっこう聴いているが、こちらはとんとご無沙汰だった。フランソワの演奏はレコード時代からお馴染みのもの。それにしても、この曲今聴くと構成といい楽想といい、とってもユニークな曲だね。 #imakiiteiru posted at 00:15:28
  • 昨夜の「華麗なるメトロポリタンオペラ」集中再放送は、グノーの「ロミオとジュリエット」で、今夜はヴェルディの歌劇「マクベス」か、一応録画しておこう。 posted at 00:26:31
  • どこの陣営も有名人出さないと勝てないってことかい。まぁ、これは候補が有名人だと、それだけで投票してしまう有権者がいる…ってことの裏返しなんだろうけど。RT @headline: 【政治】中畑氏 堀内氏に「敵対意識はない。先輩後輩ですから: http://bit.ly/9im7Q8 posted at 08:17:44
  • 今度は民意っていうバックアップついてるからなぁ。検察も多少は強気でいくんじゃないの?。 【47NEWS】小沢幹事長を任意聴取へ 起訴相当議決に東京地検 http://bit.ly/afTOhf posted at 17:19:54
  • ベートーベンなどのピアノソナタに比べると、やはりショパンの第2番は均衡という点ではなんとも柔構造ですよね。でも、そのあたりがとてもおもしろく感じました。 RT @hem_peim_si: やっぱり発表当時は随分非難されたみたいですね。 posted at 17:25:57
  • 【日本映画専門Ch】「女巌窟王」昭和35年の新東宝作品。ストーリーはまさに姉妹(三原葉子と万里昌代)が主人公となったB級無国籍アクション+岩窟王ってなところで、お色気たっぷりだし、新東宝らしい風味横溢の実に楽しい作品。他に吉田輝男、監督は平田昭彦の実兄の小野田嘉幹。 posted at 22:07:16
  • 【日本映画専門Ch】「女巌窟王」 この作品はカラー作品なだけあって、三原葉子と万里昌代の魅力炸裂。冒頭からダンスシーンの大サービス。特に私の大好きな万里昌代はカラー作品だと、今観ても全く時代的誤差のないモダンな美しさでうっとり。小野田嘉幹の演出も職人的なうまさがある。 posted at 22:20:08
  • 【日本映画専門Ch】「女巌窟王」 映画的には無国籍アクションといった感じだが、前半は洞窟に閉じこめられた巌窟王的なサバイバルがおもしろく、そこで見つかった財宝を元にヤクザの一味に復習するというストーリーも変化に富んでいる。先日観た「女体渦巻島」より変化に富んで飽きさせない。 posted at 22:25:50
  • 【日本映画専門Ch】シリーズ『東京映画散策 ~銀幕に見る失われた昭和の風景~』だが、「洲崎パラダイス」、「煙突の見える場所」、「たそがれの東京タワー」いろいろ控えていて、どれも映画の出来がどうの、出演者がどうのというより、大昔の東京の風景が観れるのがいい、とても楽しみだ。 posted at 23:34:05
  • 全く売れないのかと思ったら、そうでもなさそうじゃんw。それとも、これを欲しがるようなヤツは、先行予約であらかた出尽くしたというところなのかなぁ。 【asahi.com】iPad、先行予約を3日で終了「予想以上の需要」 http://bit.ly/dzAk9r posted at 23:44:53
  • ネットで犯罪予告するヤツって後を絶たないけど、これだけ捕まってるのに自分だけは大丈夫とか思ってるのかね。それとも、ネットの匿名性を無邪気に信じてる無知なヤツなのか、どっちにしても大バカだと思う。RT @world_news_jp: ツイッターに「東国原殺す」脅迫容疑で宮崎県警 posted at 23:55:58

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おえんさん(本多猪四郎 監督作品)

2010年05月12日 21時50分53秒 | MOVIE
 昭和30年東宝制作のホームドラマ。早くに夫を亡くし母一人子一人の仲良く暮らしていた親子だったが、近所の娘と結婚が決まった息子の巡って母親が逡巡し始め、更には若い頃に結婚諦めた男がブラジルから帰国して....というストーリーだ。ひとり息子を他所の女と結婚させずに、ずっとふたりで暮らしていたいという母親が物語の中心になっていて、これは今時の感覚からすると、いささかエキセントリックな感がなくもなくないが、まぁ、昭和30年頃といえば、こういう親子関係というもそれほど違和感はなかったのだろう。これは家族が何か行動する度に右往左往する恋人同士の行動も同様である。

 母親役は初代水谷八重子、息子役が小泉博、小泉の恋人役が司葉子という布陣。水谷はやや息子を溺愛気味だが「ニッポンのおかあさん」を好演。小泉はちょうど「ゴジラの逆襲」と同年の制作になるるが、あれと同様のハンサムな好青年というイメージ。恋人役の司はとてもフレッシュで、かつ楚々とした風情を発散して素晴らしく魅力的(当時20歳)。また小泉とのコンビネーションも良く、いかにも「東京の美男美女」という感じでとてもいい感じ。あと、名脇役の中北千枝子(司の姉役)と清川玉枝(水谷に姉役)が、狂言回しのようなスパイスを効かせた映画を進行役となっていて、映画全体をひきしめていた。
 演出はなんと「ゴジラ」の本多猪四郎、この多少古くさいホームドラマを小田基義あたりとは、ひと味違うテンポの良さ、明るさで描いているのは見所だ。特撮物でもそうだが、やはりこの人の演出はバランスが良く、また実に職人的なうまさがあったことを、こういう特撮なしの映画だと堪能できる。

 また、当時の築地魚河岸やその界隈を筆頭に、銀座のデパートや浅草の演芸場などの東京の風景が矢継ぎ早に登場するのも楽しいところで(浅草演芸場のシーンでは当時、林家正蔵を襲名したばかりの林家彦六が出てくる)、昭和20年代の日本の風景に彩られた、郷愁を誘うホームドラマといったところだろうか。
 ちなみにこの作品、どうも放映に際して7巻目と8巻目が逆につながっていたようで、放映元の日本映画専門チャンネルにウェブサイト通じて、そのことを指摘したところ、さっそくでアナウンスを出していた。19日の再放送では補正されたものを放映するようだが、ディスクに残すとしたら、そちらをもう一度録画しなければなるまい。
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⇒ Tweets of 2010.05.11

2010年05月11日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
00:01 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】「スター毒殺事件」 昭和33年の新東宝作品。主演は天知茂と万里昌代。新東宝らしい猟期&怪奇色は全くなく、内容は芸能界を舞台にした愛欲ドラマ+殺人物というところ。ちょい役で見知った顔が沢山出てきたり、当時の撮影所が沢山出て来るのも楽しい。
00:02 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】「スター毒殺事件」 この時期の天知は冷酷非道な悪役が多いが、この作品は割とマトモな理性を持った役柄、万里は今見ても全く遜色のない常盤貴子かケリー・チャンかという感じの今風な美しさで、ファンの私としては、珍しくこの作品では脇役ではなく主演級なのがうれしい。
00:03 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】「スター毒殺事件」 赤坂長義の演出はテンポが良く、かなりモダンなタッチ、ラストなどヌーヴェル・ヴァーグ風でもある。音楽の渡辺宙明もアコギを使ったモダンなスタイル。そんな訳で、新東宝というよりは、むしろ60年代のTVドラマみたいな雰囲気で楽しめた。
00:09 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】もうすぐ東宝特撮映画のエバーグリーン「海底軍艦」が、間もなくオンエアなので、これを逃してなるものかとw予約した。多分この作品が新調したSTBでもって、最初にブルーレイで焼く作品になるだろう。HDだがきれいにリマスリングされてるといいなぁ。
08:16 from TweetDeck
TLを「谷亮子」で検索して、その結果眺めてみるに、この出馬に対する好感度は余り高くないみたいだね。やっぱ二足の草鞋ってのが潔くないってところなのか。 【Yahoo】「地球を覆うほどの愛で」谷亮子氏が参院出馬、現役続行も表明 http://bit.ly/chKqPE
08:27 from TweetDeck
よくわかんないけど、こういう試算の類って担当する役人のさじ加減ひとつでどんな結果でも出せちゃうんだろうな。 【Yahoo】高速無料化でCO2は? 国交省「減る」環境省「増加」 http://bit.ly/auSnGN
13:04 from Echofon
移動中の♪:シューベルト SQ14「死と乙女」/ウィーンKHSQ 雨がしとしと降るの今の天候には、けっこう合ってる音楽かも。
13:53 from Echofon
京葉線5分遅れで、JR海浜幕張駅 なう。こんな雨降りだと15分以上歩くとか、ホント勘弁… ってな気になって、つい自前でタクシーに乗ってしまうんだよな。
17:33 from TweetDeck
京極夏彦ならやっぱりこういってくれるだろうか。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と… → 【msn】「日光をエネルギーに?」断食70年のヨガ聖人 インド国防省調査へ http://bit.ly/cWnxmH
22:43 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】「海底軍艦」 Full HD 1080dpiの精細な画質を期待していたんだけど、あんまり大したことなかったなぁ。先般発売されたブルーレイの方もけっこうみんながっかりしているし、手持ちのDVDと比べてもほとんど差がなかった。まさかDVDと同じマスター?。
23:31 from TweetDeck
「海底軍艦」は、私としてもこのジャンルではベスト1といえる作品なので、かなり期待していたのですが、音声はクリアなものの、画質についてはDVD版とほとんど差が感じられずボヤケ気味でした。RT @abbeyzep: この映画が高画質で観れると期待したのですが、今一ですか。
23:38 from TweetDeck
♪:ムソルグスキー 展覧会の絵/ホロヴィッツ 最近、発掘されたカーネギー・ホール・ライブ。彼の十八番でライブということもあって、RCA盤に比べるとかなりドライブした豪快な演奏。なお、かなりスクラッチ・ノイズが目立つものの、音質は悪くない。 #imakiiteiru
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新東宝名画傑作選 「スター毒殺事件」

2010年05月11日 23時27分33秒 | MOVIE
 昨日は新調されたSTBを使って、早速いろいろ録画した。設置された直後にちょうどよく「東京映画散策 ~銀幕に見る失われた昭和の風景~」ってシリーズが日本映画専門チャンネルで放送されていて「おえんさん」という作品(出演は水谷八重子、小泉博、司洋子、演出はなんと本多猪四郎!で制作された昭和30年の東宝映画)を録画したりもしたけれど、その後に放されたていたのがこれである。前記シリーズとは別枠のようだが、これもまた昭和33年の新東宝作品ということで、ドラマのタイプは違うものの、まぁ、似たようなノスタルジックな気分で観れた作品だ。

 内容だが、新東宝らしい猟期&怪奇色は以外にも全くなく、序盤は映画の撮影所を舞台にした都会的なラブ・コメディ調、途中から殺人が絡む愛欲ドラマに転じ、終盤は定番の銃撃戦と、まぁ、あの頃の新東宝らしい、今の感覚で観るとつっこみどころ満載の物語が展開される(笑)。監督の赤坂長義の演出は省略なども交え、快調なテンポがドラマが進んでいくモダンなタッチであり、割と録りっぱなしな風景、天知茂のモノローグが聴こえてくるラストなどヌーヴェル・ヴァーグ風だったりもする。また、音楽の渡辺宙明もアコギを使ったコンボ・スタイルでこれまたモダンなスタイルである。総じて、中川信夫的なイメージの新東宝作品というよりは、むしろ60年代のTVドラマ、例えば「ザ・ガードマン」を観ているような感じといったいいだろうか。

 主演は天知茂と万里昌代。この時期の天知茂はエキセントリックなほど冷酷非道な悪役が多いが、この作品は割とマトモな理性を持った役柄(ラストであっけなく警察のお縄になってしまうのは拍子抜けするが-笑)、万里昌代は例によって、今見ても全く遜色のない常盤貴子かケリー・チャンかという感じの美しさは本作でも健在、珍しく脇役ではなく、はなく主演級なのがうれしいし、ファンの私としては彼女を観ているだけでも楽しめたというところだ。あと、ちょい役で見知った顔(中山昭二、若杉英二などがチラっと出てくる)が沢山出てきたり、当時の撮影所が沢山出て来るのも楽しく、前述の演出の小気味よさも手伝って、意外な拾い物の感もあった作品だ。
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⇒ Tweets of 2010.05.10

2010年05月10日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
00:08 from TweetDeck
now playing ♪:渡辺香津美/Ganaesia 80年代前半、MOBO前夜の渡辺作品ではもっともプログレ色が強い作品で、全編に渡って「ブラッフォード+W.リポート」的音楽を展開。つまり大好きな作品。山木秀夫が麻疹のようにビルブラしちゃっている(2曲目!)のがご愛嬌。
00:12 from TweetDeck
ビートルズは「今日のテーマはリボルバーです」とか、テーマ絞らないときっとカオスになっちゃうおw。まぁ、それがおもしろいのかw。RT @marblelovelove: ビートルズ祭となるとえらい事になりそうですね 楽しみ @JunkunTK: @CrimsonKing21
00:18 from TweetDeck
うまい!。ビートルズはもはや考古学ですからね。自分はそこそこマニアだと思ってきたが、ここ10年くらいネットであれこれ情報を入手するにつれ、自分など初心者レベルだったことが、よっくわかりましたwww。 RT @marblelovelove: まさにレコードコレクターズ状態ですね
00:24 from TweetDeck
ヴァージンでのコウマスは、その前とちょっ経路が違ってポップでしたよね。そういう「足枷」が逆に私は好きでした。RT @mesmer1709: そっか・コーマスのセカンドに元ヘンリーカウのリンゼイ・クーパーが参加してて、ヘンリーカウのアンレストがウリ・トレプテに
00:26 from TweetDeck
まぁ、私の場合、ジョン・グリーブスのセンスが好きなんですよね。だからカウもN.ヘルスも彼が居たときが好き。 RT @cazming: @bluenilemn:夫婦参加なんでしたね。LPでしか持っていない RT @torifuzei: キュー・ローン、家にあったな。要再聴。
00:28 from TweetDeck
オンゲーのFFXIなんかでも、魔法からアイテム、種族の属性まで空で暗記している人なんかざらに居ますからね。どこにでも凄い人はいるwww。RT @marblelovelove: マニアの方は本当に凄いですよね 日々勉強中なのです!
00:34 from TweetDeck
一般レベルでは「500」というのは破格の枚数ですね、たぶんwww。 RT @queendesigning: 全国比で言えばそれなりにCD所有枚数多い方だと思うけど、仲間内では多分一番少ないと思う。500もないもん。
00:41 from TweetDeck
余談ですが、1000枚を超える辺りから脳内データベースが怪しくなり、3000枚を超えるとダブり買いを頻発するようになりましたw。RT @queendesigning: 一般だとそうなんですけどねー。普通の人にはビビられるし、音楽仲間内では少ないとビビられます(笑)
00:45 from TweetDeck
ぶはは、Appleストア、全然つながらんよ。みんなiPad予約に向け突撃中…とみた。
00:50 from TweetDeck
R.ウェイクマンの「ヘンリー8世」とか、どういう訳か「持ってない」と頑なに思いこんでいたらしく、3回くらい重ね買いした。で、その度に人に配ったw。RT @queendesigning: 私、今でもダブリ買い頻発してますが…(汗)@marblelovelove @Shield
00:51 from TweetDeck
なんかアイコン似てますが、おふたりは親類ですかw。 RT @Shield: 私もたぶん500ぐらいしかないですよー。 RT: @queendesigning:
00:59 from TweetDeck
最近、よくやるのがHMVとアマゾンのダブり注文www。 RT @marblelovelove: ブックオフの100円コーナーで毎回ゴルゴ13の同じ巻を何度も買ってしまうのに似てますよね RT @queendesigning: )私はナイスとかがよくかぶってます @Shield
01:05 from TweetDeck
自分の場合、ロックは青年期の記憶が応用できるから未だいいんだけど、それ以外になると、とたんに曖昧になるので、ダブり買い頻発します。「どーすんだよ、コレ」の毎日です。RT @marblelovelove: 皆さん結構やってるんですね @queendesigning @Shield
01:16 from TweetDeck
相変わらず、アップルストアに大量のDOS攻撃wがなされているらしく、予約できそうもないので、今夜は寝るとしまう。楽しいお話にお付き合いくださいました皆様、ありがとうございました。
09:57 from TweetDeck
iPad 32GB Wifiモデルを注文。3Gモデルの方も実は未だに後ろ髪引かれているw。
10:09 from TweetDeck
さすがに2回線はつらいですよね。もうiPhoneのTouchにしてしまい、ポケットwifiというのも選択肢も確かにグラっと来ます。RT @hideyuki_koba: 予約出来たんですね。おめです。僕もwifi狙ってます。時期をみてEモバのポケットwifiにしようかなと
11:31 from TweetDeck
【STB】CATV業者さんのSTBの変更作業が終了。これでブルーレイ対応の TZ-BDW900J となった。さて、これからすこしいじくってみる。
16:09 from TweetDeck
【STB】TZ-BDW900J 使い勝手はこれまでのDCH8000と全く同じで、リモコンは前と同一だし、フロントパネルもほぼ同じ。新規導入という感じが全くしないw。が、CPUが高性能化しているのか、前に比べメニューや各種操作が多少キビキビと反応よくなったのはうれしいところ。
16:15 from TweetDeck
【STB】TZ-BDW900J ともあれ、これで2時間半超のオペラだの映画だのを分割せずにHD画質でディスクに残せるようになった。気分的に前の機種より明るく精細感のある画質のようだし、DNLA機能はないが(残念!)、SDに動画を転送することはできるらしい。そのうちやってみよう。
16:34 from TweetDeck
さきほど、CATVの日本映画専門チャンネルで、「東京映画散策 ~銀幕に見る失われた昭和の風景~」ってシリーズを放映していたので、早速新しいSTBで「おえんさん」を録画して、それを観ているところ。往年の築地、銀座、浅草といった懐かしい東京が次々と…。
18:18 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】「おえんさん」 今時の結婚観からすると、この母一人子一人の物語はなんとも時代がかったものを感じるが、まぁ、息子にしろ、娘にしろ、親は多少なりともそういう気分を味わうものなんだろう。郷愁を誘う昭和20年代の日本の風景に彩られたホームドラマといったところか。
18:21 from TweetDeck
【日本映画専門Ch】「おえんさん」 主演は初代水谷八重子で「ニッポンのおかあさん」を好演。当時20歳が司葉子がフレッシュで、かつ楚々とした風情を発散して、小泉とのコンビも良く素晴らしく魅力的。名脇役の中北千枝子もいい味を出している。監督の本多猪四郎は実に丁寧かつテンポの良い演出。
21:52 from TweetDeck
私は保護シートきらいなので予定なし、でも「Apple iPad Case」を一緒に注文しちゃいました。 RT @hararayoruQ: はい^^ 今、表面に張る保護シート検討ちう。@pepe902
22:26 from TweetDeck
ヒラリー・ハーンの作って欲しい! http://bit.ly/dbz6yf RT @hararayoruQ: ピンクフロイドは狂気のジャケバージョンですね。レオルメとかイタプロ系があれば即買い! @shimerson iPad保護シートでこんなの出るようですよ! @pepe902
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Panasonic TZ-BDW900J (STB)

2010年05月10日 21時47分20秒 | PC+AUDIO
 本日、私が契約しているCATVのSTBを変更した。これまで使っていた機種パナソニックのTZ-DCH8000から同社のTZ-BDW900Jである。型名を見れば分かる通り、今回の機種はブルーレイドライブ搭載が「売り」である。なにしろ、これまでのTZ-DCH8000はDVD-RAMドライブだったので、2時間半を超えるような番組だと、どうしても番組を分割して2枚に分けて焼いていく作業をしなければならならず、これが非常に面倒くさかったので、これを解消するために大容量のブルーレイしかないという訳だ。

 ブルーレイドライブを搭載したSTBのサービスが始まるというのは、確か1月くらいにはアナウンスされていて、私はそれを見てすぐさま予約は入れたはずだから、軽く三ヶ月は待たされたことになる。どうやら申し込みが殺到していたらしい、それはそうだろうと思う。一度ハイビジョンの画質を体験してしまったら、もはや通常のDVD規格では満足できない。だからAVCRECを使うことになるのだが、一枚のディスクに長時間モードでも2時間ほどしか収録できないというのは制約がありすぎる。この点ではVHSの3倍速での利便性にすらないのだから。こういう風に録画できるのなら、書き出しはブルーレイが必要と大方の人は考えたであろうからだ。

 さて、TZ-BDW900Jである。使い勝手はこれまでのDCH8000とほぼ全く同じで、リモコンなどは前と同一、フロントパネルもほぼ同じといってもいいものである。設置が終わってもいろいろ操作してみても、新規に機種を導入という感じがほとんどしないくらいである。ただ、CPUが高性能化しているのか、前の機種に比べメニューや各種操作がかなりキビキビと動くようになり、レスポンスがよくなったのはうれしいところではあるし(というか前のがその意味ではひどすぎた)、気分的なものかもしれないが、前の機種より心持ち明るく精細感のある画質になったような気もする。相変わらず、MP3再生やDNLA機能はないが、どういう形式に変換するのかは分からないが、SDカードに動画を転送することもできるらしい。

 ともあれ、これで2時間半超のオペラだの映画だのを分割せずにHD画質でディスクに残せるようになった。マニュアルを眺めていたところ、DRの高画質にこだわらず、今までと同様HG,HX,HE,HLといった圧縮モードであれば、ブルーレイには4~12時間くらい記録できるらしい。これだけあれば定期番組一ヶ月分とかを一枚に焼くなどということも出来そうである。惜しむらくは、これでHDがこれまでと同じ500GBではなく、せめて1TBくらいあればいうことなしだったのだが....。
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