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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

首が痛い [II]

2005年11月30日 23時39分32秒 | others
 首の痛みはいっこう退かず悪化の一途を辿るのみ....という訳で、本日、整形外科に行ってきた。レントゲン撮って問診、先生がいうには「骨に異常はなし、重傷の肩こりです」とのこと。治療は案の定、温熱療法、電気療法(アキュスコープ)、湿布という定番のパターン。帰りに痛み止めと湿布薬をもらって帰ってきた訳なんだけど、それだけで大分ラクになったような気がする。人間なんて現金なものだから、医者に行ってきたという安心感ってのも大きいんだろうな。

 ともあれ、原因はやはりゲームかな。なにしろ、家に帰ってきたら即ログインで球だし、風呂や飯はそうそうにすませて、お誘いがあれば概ね10時から1時まで青筋立ててパーティー戦に参加している訳で(ないときはこのブログを書いている)、目下、情報セキュリティ関連の仕事に従事していることも考え合わせれば、私は一日中ディスプレイやテレビとにらめっこして、慢性睡眠不足とくれば、いきおい肩もころうというのだ。こりゃ、ゲームも控えないといかんな....などと思いつつも、実は今もしっかりログインしてしているんだなぁ、これが(笑)。でも今夜はせめて1時前には寝よっと。

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FFXI <ナ50,戦50,暗40,忍37, 白25,黒25, 狩24, シ24, モ10 >

2005年11月29日 00時25分16秒 | GAME
 戦士をLv50まで上げたところで、今度は9月下旬にLv40でまで上げて止まっていたナイトに取りかかる。約2ヶ月ぶりという訳だが、その間に忍者やったり、サポ忍の戦士やったりして、ダメージ・ゼロで相手の攻撃を回避するというパーティーばかりに参加してきたので、久々に肉弾戦で相手の攻撃に耐えるナイトをやるとなんとも心臓に悪い。なにしろ、攻撃を受ければ受ける程HPが減っていくという、当たり前のことがなんとも不安になってしまうのである。

 最初からふつためくらいまでのパーティーでは、これが不安で不安でなにやら自己回復ばかりしている臆病さを全開にしていたが、それを過ぎたあたりから段々も勘も甦ってきて、挑発、ケアルはもちろん、ホーリーサークル、シールドバッシュ、センチネル、フラッシュといったアビリティを使って、ターゲットを自分から離さないようにする、あるいは連携や強い魔法でそっち向かったターゲットを再びこちら向けるようにするあたりのナイトの立ち回りをするのが楽しくなって来た。未だに「かばう」はなかなかうまく出来ないのがたまにキズなのだが....。
 ただ、シーフが一緒になったパーティーはそのあたりがなかなか難しい。あんまり敵対心をこちらが上げすぎると不意だま連携の時、挑発その他のアビリティを使ってもナイトに背を向けてくれなくなるからだ。だからこちらにぎりぎりの線で相手を固定していくようにヘイトを調整していく訳だけれど、これがけっこう難しかったりする。
 ともあれ、この2ヶ月間、「ナイトは盾役では忍者に劣る=経験値を稼げない」という風な図式で見られていることを改めて痛感したので、なんとなくナイトでパーティー参加希望だすのが後ろめたいような気もあったのだが、そもそも盾役が不足しているのか、単にに私が2ちゃんねるを読み過ぎているだけなのか(笑)、むしろ戦士の時より早いペースでパーティーに参加でき、順調にレベルを上げて火曜の夜にはめでたくLv50に到達した。

 なお、その間の土曜日には、LSのメンバーに連れて行ってもらってプロマシア・エリアにあるフォミュナ水道というところで、白サプリガ取りに参加した。これは「ブリジッドのファッションチェックII」というクエストに必要なアイテムらしく、Lv50で装備できる優秀な防具をもらえるらしい。フォミュナ水道は全く未知の場所だったので(地図もない)、よちよちとついて行ったという感じだったのだが、総勢十数名のアライアンスともなると、からまれたり、道にわかんななくなったり、なかなか思惑通りの集団行動にならないのところもあったようだ。個人的には緊張感あったし、そのあたりがまた冒険らしくておもしろかったのだが、まとめ役はさぞや大変だったろうなぁと思う。きっと、私も相当に負担をかけていたんじゃないだろうか?。ともあれ、そんな私でも忍者用の白サプリガをもらえたのは望外の喜びであった。ただ、まぁ、AF装備を何ひとつもっていない私は、問題のクエスト自身を受けることができないので、もらったはいいが当面使うあてがないのが哀しいところではあるのだが....。

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GEORGE COLEMAN QUINTET / I Could Write A Book

2005年11月28日 23時32分10秒 | JAZZ
 ジョージ・コールマンといえば、H.ハンコック、T.ウィリアムス、R.カーター、そしてW.ショーターを擁する黄金時代のマイルス・バンドが確立する直前に、ショーターの前任として在籍していた人だが、その後約30年ほとんど名前も聞くことなく、引退してしまったのかと思ったら、HiFiオーディオ・レーベルであるテラークから、こんな作品を出していた。
 
 コールマンは、マイルス・バンドでは後任のショーターよりずっとオーソドックスなタイプの人だったと思う。どちらかといえば「旧来のジャズ枠内でのプレイ」していたかのような人だったが、その枠というか限界故に私はショーター在籍時の作品より、彼が在籍していた頃の「フォア&モア」だとか、「マイ・ファニー・バレンタイン」の方が好きだったので、コールマンの30年後のプレイには興味があったのだが、いゃぁ、この人変わってない。マイルス時代のバリバリと吹きまくるモード的なところも健在なのだけれど、それよりおらくは彼の本質なのであろう、キャノンボールっぽさというか、要するにチャーリー・パーカー的な歌いまくるソロになっているのがいい。多分、年月が経って先祖返りしたんだろうが、実に味わい深いプレイで、しばらく聴き惚れてしまった。リチャード・ロジャースという、アメリカのスタンダードな作曲家の中では、もっともメロディックな人の作品ばかりを選んで演奏しているというのも、彼の資質にマッチしていると思うし、とにかく老齢とは思えないほどよく歌い、バーサタイルに吹きまくっているがうれしい。

 この作品はジャズ史に残るだとか、某雑誌の金賞とるだとか、そういう仰々しさはまったくない。おそらくジャズ史では忘れ去られる運命にある作品だろう。だが、このごくまっとうなオーソドックスなジャズ作品は、仕事に疲れた夜にふと聴いてみると、なんともいえなく味わいがある。帰りにフト寄った酒場かなにかで、こんなのが聞けたらサイコーだろうな....そんなことを思わせる作品である。今時、めずらしい無欲なジャズ作品というべきか。(00/07/03)
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首が痛い

2005年11月27日 10時27分15秒 | others
 この2週間くらいのことなのだけけど、首から肩の後ろ側がやけに痛い。最初は寝違えたかな?くらいに思っていたけれど、ここ数日、かなり痛くなってきてしまい。仕事や車、あと電車の中で手を前に出して前屈み気味になってりすると、けっこうしんどい。また、夜寝ている時でも体勢が悪いとしばらく痛くて眠れなかったりする。

 思い当たるのはゲームのやり過ぎだ。なにしろ毎日2~3時間はキーボード・コントラーを両手にコントローラーだの、キーボードなどをかちゃかちゃやっている訳だけど、慣れない操作を青筋立てて必死にやっているせいか(笑)、相当な肉体的にもけっこうな緊張感を強いているような気は常々していたのだ。ただ、やっている時はソファーに深々と腰掛けゆったりとした体勢でやっているもので、ほとんどそういう痛がないのがクセ者で、終わって立ち上がったすると「あイタたた」って感じなのだが。
 あと、素人考えだけれど、老化現象で頚骨の軟骨あたりが擦り減ってきて痛いのかなどという気もする。なにしろもう46歳なのだから、江戸時代のスケール(人生50年)でいえば、立派な晩年だ。体のいろいろなところに痛いだの衰えが出てきても、ある意味当然なのかもしれん。

 という訳で、しばらくこの痛みが続くようであれば医者にいってこよう。きっとのマッサージしてもらって膏薬はって、気持ちいい~とかになるんだろうな。哀しいっていうか時の経つのは早いwww。
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サンタナ/サンタナ

2005年11月26日 14時08分53秒 | ROCK-POP
 昨日ようやくサンタナの1枚目と2枚目が届きました。2枚ともボーナストラック付きのリマスター盤でした。さっそく1枚目を今聴いてところですが、うーん、いいですねぇ。昨日ベスト盤のところでも書いたとおり、69年というニューロック勃興期の作品ということで、もう少しとんがってゴリゴリした野放図なものかと思っていたんですが、ギターやオルガンの音色はメロディックでまろやかだし、ラテンパーカッションはグルーブ感や歌物には、意外なポップさまであって、けっこうまったりとした趣が感じられたりしたのは意外でした。まぁ、このあたりは、録音から35年もたって、聴いているこちら側があまりにも歳をとりすぎたという事情も無視できないでしょうけど(笑)。

 ライナーを読むとこのアルバムを作るにあたってサンタナはほとんどジャム・セッションみたいな感じでインスト主体の物を作りあげようとしたところ、ソロを短くして歌を入れろみたいなアドバイスがあってそういう方向に直前で路線変更したようです。レコードで成功するためにはいたしかたなしと妥協した訳ですけど、そのあたりのアドバイスはやはり的確だったんでしょうね。なるほど、このアルバム、歌が終わってしまうと、ラテン・パーカションのリズムにのったロック・ビートに、オルガンとギターの泥臭い絡みでインストが進行という感じで、早い話、ほぼどれも似たり寄ったりになってます。もちろんそのあたりが初期のサンタナらしくい、心地良いアシッド感があったりする訳ですけど、通して聴くと歌が終わってインスト・パートになると、正直「また、これかい」みたいにやや一本調子に感じるのもまた事実。「イビル・ウェイブ」とか「ジンゴ」とかのヴォーカル作品が入らなかったら、本当にジャム・セッション的な垂れ流しになっていたと思います。アドバイスした人の読みは確かだったですね。

 そうした意味では、旧B面、つまり6曲目の「パースエイション」はいかに69年という時代を感じさせるニューロック的な作品で、続く7曲目の「トリート」がまるで、AORのような夜のムードを湛えた作品となり、8曲目「ユー・ジャスト・ドント・ケア」では、再びニュー・ロック的なリフを満載した作品となって、オーラスの「ソウル・サクリファイス」では旧A面にジャム的なムードに戻ってハイライトを形成するという構成は起伏に富んでいて良くプロデュースされていると思います。まぁ、よせ集めに過ぎなかったのかもしれませんが....(笑)。
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RETURN TO FOREVER / Hymn of the Seventh Galaxy

2005年11月25日 18時47分34秒 | JAZZ-Fusion
 前作からほどなく、同じ73年に発表されたリターン・トゥ・フォーエバーの第3作。メンバーはヴォーカルのフローラ・ブリムとジョー・ファレルが脱退し、彼らの後任は迎えず、そのかわりにビル・コナーズのギターが加わった形で、あくまでも再編されたバンドとなっているあたりがミソか。音楽的にはギターが入ったことから分かる通り、前2作に比べ大きくロック色が前面に出され、前作で強まったスピード感も大幅強化という形で、このアルバムくらいになると、ほぼ現在でも通じるフュージョン・ミュージックの直接の始祖という感じである。

 ジャズ関係の本など読むと、スクウェアなジャズ・ファンだとリターン・トゥ・フォーエバーというとこのアルパムで見捨ててしまったという人が多いらしい。さもありなんとは思う。なにしろ、このアルバムのロック的なエッジの切り立った感じ、ゴリゴリ感はやっぱ、ジャズの語法からするとかなりエキセントリックには違いないだろうし、前2作からの急激な変貌振りも日和ったと見られたのだろう。私のようなロックを聴いて育った人間などからすると、例えばマハビシュヌなどより、こちらの方が遙かにロック的下世話なパワー感のようなものを押さえていると感じすする分、おそらく向こう側(ジャズ側)から見れば、「こりゃもうジャズじゃない」ということになるんだろうと思う。

 収録曲では、3曲目の「Captain Senor Mouse」がまずは全6曲の中でも筆頭にくるべき名曲だろう。スペイン風な情緒を感じさせるテーマを持ちつつも、強烈なスピード感とロック的なリフを織り込んで一気呵成に進んでいく様はなかなか痛快だ。4曲目の「Theme to the Mothership」は入り組んだ変則的なリフを縦横にバンドが乗り切っていくあたりは、いかにもジャズ・ロック的なおもしろさだ。ただし、このあたりなるともはや前2作の音楽の面影ははほとんどなくなっているのもまた事実。5曲目の「Space Circus」はパート1こそ、スペイシーなエレピをフィーチャーして、前作までの浮遊感をちらっと思い出させてくれるが、パート2はポップでファンキーなインスト・チューンになってしまうし、ともあれ第1作の詩情に感動した人なら、これが同じバンドの音かと、落胆しそうな曲のオンパレードであることは待ちがない。

 ちなみギターのビル・コナーズは本作だけで、次からはかのアル・ディ・メオラにスウィッチしているが、ディ・メオラのような壮絶な早弾きこそはないものの、ホールズワースに相通じるようなウネウネ感とロック的にソリッドなフレージングはなかなかのもの。ディ・メオラもいいがコナーズもこのバンドでもう一作くらい作っても良かったと思う。ともあれ、本作以降、リターン・トゥ・フォーエバーはこうしたジャズ・ロック路線を突っ走っていくことなる。
 
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RETURN TO FOREVER / Light as a Feather

2005年11月24日 13時53分47秒 | JAZZ-Fusion
 前作に続くリターン・トゥ・フォーエバーの第2作(73年発表)。こちらは名義の上でもリターン・トゥ・フォーエバー名義となっているが、バンド・メンバー等に異動はなく音楽的にもほぼ延長線上にある。ただし、前作のような混沌とした浮遊感のようなものは、前作の「ラ・フィエスタ」で開陳したスポーティーなスピード感にとって代わられているという感じだし、全体にポップなまとまりのようなものを指向しているのも随所に感じられる。

 なにしろ1,2,4曲目という約半数のナンバーがフローラ・ブリムのヴォーカルをフィーチャーした作品なのである。これらの曲では、前作でかなり前面に押し出されたいてエレピは、ほぼヴォーカルの背後に回っているし、前作のような曖昧模糊したムードというよりは、よりまっとうなジャズ的なフレージングになっているのは注目される。ジョー・ファレルのフルートやサックスなど、まるでAORのようなフレーズを吹いたりしているのだ。
 また、名曲として知られる3曲目「Captain Marvel」はこのアルバムでのバンドの様変わりを象徴するようなスピード感溢れる作品。もっとも、その後このバンドが残していく作品群のスピード感らに比べれば大したことはないが、それでもこのテクニカルさ、チック・コリア流の鞭がしなるような敏捷さなど、このバンドのその後を明らかに予見していたと思う。
 ラストの「スペイン」は問答無用の名曲。前作の「ラ・フィエスタ」に双頭するおおとりに控えたハイライト曲だが、冒頭にアランフェス協奏曲を持ってくるなど、大衆受けする趣向はあるし、「ラ・フィエスタ」のようなくどくど旋回していくような構成ではなく、スペイン情緒溢れる旋律を生かした、比較的ストレートな構成でコンパクトにまとまっている点もわかりやすいため、名曲然としてたたずまいはこちらの方が上という感じもするが、いかがだろうか。
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CHICK COREA / Return to Forever

2005年11月23日 13時52分25秒 | JAZZ-Fusion
 チック・コリアが出した1972年の作品。厳密にはチック・コリア名義だが、一般的にはリターン・とぅ・フォーエバーの第1作ということになると思う。この作品、60年代後半に延々と続いた不毛なフリー・ジャズの試行錯誤に終止符をうった一種エポック・メイキングな作品ということでも知られていて、例のカモメのジャケットとその清澄な音楽でもって、ジャズの新時代を高らかにうたいあげたということになっているのだ。私がレコードを買い始めたのは1972年のことだけれど、確かにこのかもめのジャケットは私の済んでいた田舎のレコード屋でも目立つところにディスプレイされていたし、実際音楽を聴いても、ジャズ的にしてはやけにさわやかな音楽というイメージがあったように記憶している。

 私がこのアルバムをきちんと聴いたのは多分80年代の真ん中くらいだったと思うのだけど、その時の印象はそれまでもっていたイメージとはかなり違っていて、まぁ、さわやかとには違いないけれど、同時に妙に虚脱したような浮遊感と混沌が入り交じったような雰囲気が前半には濃厚に漂っていて、要するにフリー・ジャズの呪縛のようなものが、まだまだ残っていたのだということだった。特に1曲目のタイトル・トラックのフローラ・ブリムのスキャット・ヴォーカルなど、よくよく聴くと後半など夜叉の如き激しい表情を見せるし、バンドの演奏もかなりフリーな要素をかかえていると思う。
 ともあれ、そうした浮遊感とか混沌とした要素は不思議なことに曲を進めるにしたがって徐々に消えていき、ラストの名曲「ラ・フィエスタ」で一掃されてしまうように私には聴こえたのだった。この曲では前述の要素に代わってコリアお得意のスペイン情緒とスピード感がフィーチャーされていて、まさにこの曲に至ってフリー・ジャズ的な混沌とは完璧にオサラバした新しい次元にバンドが突入したという感じがしたものである。

 さて、今回、これを書くために改めてこのアルバムを聴いたところ、このアルバムの混沌とか浮遊感というのは、フリー・ジャズというより、むしろマイルス「びっちず・ブリュウ」あたりの無国籍なエスニック・サウンドの影響かな....という気もしてきた。あと、なんとかなく古くさい感じがしないでもなかった、エレピの音色やファレルのフルートなども、時代が完全に一回りしたせいか、現在では非常に新鮮にきこえたもの発見だった。ついでに書くと、やはり私にはこのアルバム、ラストの「ラ・フィエスタ」が登場するを、未だか未だかと待っているアルバムである。そのくらい私にとってこの曲は光輝いている曲なのである。時代によってアルバムに収録された音楽に対するイメージはかわったが、はこのことだけは30年以上たってもかわらない。
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SANTANA / Greatest Hits

2005年11月22日 21時00分43秒 | ROCK-POP
 サンタナの初期の数作をネットで注文してあったのですが、なかなか届かず、その渇望をいやすべく先日「Oneness」というアルバムを購入して、ここで取り上げた訳ですけど、あれから数日、何枚かは届いたものの、肝心の1,2作目がまだ届かないんですね。こういうことは万事クロノジカルに順を追って聴かないと、なんかきちん聴いた気がしないという、私の性格がよくあらわれているともいえますが、ともあれ足踏みしている最中、さっきこんなアルバムを持ってることに気がつきました。ななんと、サンタナ・グレイテスト・ヒットであります。

 このアルバムをいつごろどうして購入したのか、既によく覚えていないのですが、おそらく10数年前に中古か何かで入手したんでしょう。やっぱあの頃から、このバンドには興味があったんですね、ついでに書けば、-今思い出したんですけど-、私中学の頃、「サンタナ&マクラフリン」の他にも、確か3枚組のライブ盤「ロータスの伝説」も購入していたような気もします。まぁ、当時はどっちも後が続かなかった訳ですけど、ともあれガキの頃からこのバンドには興味があったという訳です。

 さて、このアルバムは70年代の中盤頃に出たベスト盤です。初期の3作あたりから数多く選曲されているようで、アフロっぽい土着リズム+8ビートとサンタナの熱いギターがいかにもサンタナって雰囲気を醸し出してます。ただし、もう少しとんがったニュー・ロック色のようなものが感じれるかとも思っていたんですが、初期の頃から意外にもポップで、イージー・リスニング的な心地良さみたいなものがあったバンドだったことを再認識しました。「僕のリズムを聴いてくれ」なんてなつかし過ぎる....そういえば、これのシングルを私を中学一年の頃に買っていたことを、今、あと思い出しました。わぁ、私のレコード歴の最初期の頃からサンタナを買ってのか~。
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マクラフリン with シャクティ/ハンドフル・オブ・ビューティ

2005年11月21日 15時11分29秒 | JAZZ-Fusion
 76年に発表されたマクラフリンとシャクティの共演第2作。前作は即興性を重視したライブ・ハフォーマンスを収めていたが、本作はスタジオ録音ということで、曲はどれも比較的コンパクトだし、曲毎に盛り込むべき内容を明確に絞り込んだような内容になっている。おそらくライブで即興的に現れた「使える部分」をバラしてこのアルパムにしたのだと思うが、おそらく両者にとって共演した鮮度がまだ充分に保たれている時期だったのだろう。いずれの曲も、スタジオ録音らしいととのった仕上がりにはなっているが、優等生なバランスにだしてしまうことなく、かなり高いテンションが保たれているのは素晴らしい。

 特に1曲の「歓喜の舞踏」は、冒頭の声のよる掛け合いの後、いきなり怒濤のテンションでインタープレイが繰り広げられ、筆舌に尽くしがたいスリリングさがあるし、3曲目の「インディア」や5曲目「イシス」といった長い曲では、静と動を対比しつつ、次第に緊張感を増していく構成をとっており、派手ではないが緊密なインタープレイは聴くほどに味わいがあって素晴らしい。こういう部分はある意味、マハビシュヌ・オーケストラのコアな部分を凝縮している趣もあり、全体に前作ほどあからさまにインド音楽っぽいところもやや薄れ、その後のスーパー・ギター・トリオなどとも共通する、ジャズの境界線線上に位置するような、マクラフリン流のアコースティック・ミュージックの青写真が、そろそろ出来上がりつつあることも感じさせたりする。

 ついでに書けばこのアルバム、録音も素晴らしい音。前作はライブ録音ということもあり、全体に音の厚みが感じられず全般に貧相な音という印象だったが、こちらは各種打楽器の腰のある低音がビビッドに収録され、しかも高SN比で音の粒立ちも素晴らしく立体的にHiFi感抜群。こういう録音なら是非、SACDで聴いてみたいものだ。
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FFXI <戦50,暗40,ナ40,忍37, 白25,黒25, 狩24, シ24, モ10 >

2005年11月20日 03時12分32秒 | GAME
 再び戦士のレベル上げに戻る。流砂洞でクモ、クロウラーの巣で芋虫とかぶと)ガルレージュ要塞のかぶとにこうもりなどを狩り、順調にレベルを上げる。このところミッションだのカバン・クエだのをいろいろ受けていたが、どれもひとまず終了したことではあるし、しばらくは面倒くさいクエだのミッションだのとはオサラバしてそのまま再びレベル上げに突っ走るつもりが、ちょいと調べてみたところ、戦士はもちろん、ナイトと暗黒の最初AFがとっくに取得できるレベルであることに気がついた。

 ミッションのデルクフと魔晶石についてはベトーを除けばひとりでやってしまえたので、今回もAF1くらいひとりでとれるだろうとタカをくくっていたのだが、調べてみると戦士46くらいでは到底無理そうなので、ひとりでできる手続きは飛行艇パスを取得した特権を利用し三国を飛び回って全て終了し、あとはLSのメンバーにサポートをお願いすることにした。どうせやるなら3つ一気にやってしまおうというところが、私らしいところではある(笑)。

 また、そろそろレベル50が見えてきたことあり、そろそろ限界突破1なるクエを受けないことには、50以上のレベルになれないことも判明した。職場の同僚に聴くところによれば、レベル50になってからやにわに揃え始めるのではなく、事前に準備しておいた方かよいらしい、この限界突破1については、3つのアイテムを揃えてくるクエストだが、これまた調べてみるとはひとりで無理そうなので、さてこれもLSのメンバーに頼もうか思っていた矢先、たまたまキャンプしていたクロウラーの巣で、そのうちのひとつアイテムをゲットできたのをきっかけに、パーティー終了後、パーティーのメンバーの何人かが、他のアイテム取りも付き合ってもらえることとなり、1時間くらいで残りふたつも入手することに成功した。付き合ってくれた人はこんなに短時間で揃うことはとても珍しいことなのだそうだ。幸運だった。

 という訳で、目の前にぶらさがった課題のうち、限界クエについては土曜の夜半というか日曜の明け方近く、戦士がLv50になったのを期に即クエストを受けてその場で終了。これでめでたくLv55まではレベルを伸ばせることになったのでも、残りAFの方も今週中に方をつけたいものだ。実はそれが終わったところで、その後は直ぐにAF2だの限界クエ2だのが控えているらしいのだが....(笑)。
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ハイドン交響曲第11番「アダージョ・カンタービレ」/フィッシャー&AHハイドンPO

2005年11月19日 10時22分31秒 | ハイドン
 交響曲第11番は、第5番と同様に通常の交響曲と第1楽章と第2楽章が逆の配列になっているのが特徴です。第1楽章はアダージョ・カンタービレでゆったりとして優雅なムードに終始し、第2楽章がアレグロはいつも通りに軽快な急速調という具合です。しかも、こちらの場合は第1楽章が10分近く、全体の長さの半分近いスペースをとっていて、ぱっと聴いた感じではなんとなく第1楽章が前半、残り3楽章が後半みたいな2部作の如き赴きすら感じほどです。では各楽章をざっとメモしてみたいと思います。

 第1楽章は前述の通りほぼ完全に緩徐楽章と分類されるべき仕上がりです。ゆったりとしたエレガントなムードを湛えている上に、注釈通りに旋律がよく歌っているのが特徴で、古典派の緩徐楽章の典型といってしまえばそれまでですが、オーストリアの田園風景を彷彿とさせるようなスタティックな美しさがく出ています。また旋律の背後で随所に登場する三連符の特徴的なパターンが、弛緩すれすれのところでほどよいスパイスになって、曲を締めているのもまた印象的です。
 第2楽章はアレグロで、前楽章から間髪入れずに始まるせいか、なんとなく最終楽章のように聴こえてこないこともないです。最後まで淀みなく流れるハイドン・パターンで、ふと短調に転調するあたりもいかにもハイドン。また、ちょっとモーツァルト風にこまっしゃくれたいたずらっぽいフレーズが随所に登場します。
 メヌエットである第3楽章はこの交響曲が緩-急-緩-急のジグザグ・パターンで進んでいくことを考慮したのか、ややおとなしめ、トリオの部分など緩徐楽章さながら静けさがあります。

 お約束の表題ですが、ストレートに第1楽章の注釈をそのまま使って「アダージョ・カンタービレ」に決まり。実際、この11番の第1楽章はそのくらい大きな存在感あります。なんかハイドンはこの第1楽章にほとんどパワーを費やしてしまい、あとは彼の職人芸でもって適当にまとめたんじゃないか....などと邪推したくなるほどですから。
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フェリーニ・ジャズ/various

2005年11月18日 20時50分53秒 | JAZZ-Piano Trio
 フェリーニの「道」という映画は確か20代の前半頃に見た。よく覚えていないが、その頃、80年代初頭の時期といえば、ビデオが普及する直前で、都内には少なくなったとは未だ名画座が沢山残っていて、当時映画フリークだった私はほとんど毎日のように名画座に通い、映画の名のつくものなら何でもみていたような気がする。ところがこうして名画座通いをし始めて、初めて分かったことなのだが、名画座というのは基本的にここ数年の間ロードショーされ、その賞味期限が切れたような映画ばかりがラインナップされていて、映画史上の名作として必ず出てくる大昔の名画というのはあまりかからないのであった。

 で、当時の映画ファンがこうした映画をどうやってみたのかというと、その頃日本橋にあったフィルム・センターという国立のフィルム・アーカイブでときたま上映する機会を見逃さないようにするか、さもなくばある種のコミュニティというか文化団体が主催するフィルム上映会のようなものに参加するより方法がなかったような気がする。前者はおそらく利用した人も多いだろう、夏の暑い中、11時だか10時だかの開館時間の前には通りの前に長蛇の列ができ、開館と同時に階段で映写室まで走っていって良い席を確保したら映画が始まるまでの間、場内になぜか設置されていたスタンドで安いカレーライスをパクついたなどというのは良い想い出だ。一方、後者はもっともっとアングラっぽい雰囲気で、こうした上映会は左翼的な団体が主催していることが多かったらしく、映画とはあまり関係ない「思想的なお誘い」が横行しているに辟易したのだが、エイゼンシュタインの「戦艦ポチョムキン」で有名な「オデッサの階段」のシーンを見るにはこういう機会を利用するしかなかったので、実はよく通ったものだった。今にして思えば、「9月」とか「イワン雷帝」みたいな長大かつ退屈な映画をよくみたもんだと思う。

 フェリーニの「道」はこうしたコミュニティの上映会で見たはずた。ストーリーは省略するが、例のラストシーンには泣けた、もう主人公のアンソニー・クインではないが、問答無用に嗚咽ものであった。ただ、泣きつつも、なんというか、魂の深淵みたいなものをこういう力技でもって開陳されてもなぁ....という思いもあったのも確かで、フェリーニの映画はその後、ほとんどの作品を後追いでみることになったのだが、どの作品もその映像表現に感嘆しつつも、ニーノ・ロータの音楽共々常にある種の違和感にさいなまれたのものだった。そのうち私はそもそもフェリーニ作品はあまり好きでないと思うようになった。

 さて、この作品だが、エンリコ・ピエラヌンツィが編曲したフェリーニの映画音楽のジャズ化アルバムである。ピエラヌンツィといってピアノ・トリオでなく、ケニー・ホイラーのトランペットやクリス・ポッターのサックスも入っている。ただ、このメンツから想像するようなECM系な透徹感一点張りな音楽でもなく、割とオーソドックスなジャズの感触に近いボキャブラリーで、さりげなくニーノ・ロータ作品を料理しているというところだ。このさりげなさのせいなか、しばらくはすんなりと聴けてしまっていたのだが、9曲目の「道」が出てきた時(別に涙を誘うようなエモーショナルな演奏という訳ではないが)、何故かこの映画を見た時のことを思い出してしまい、しばし遠い目となり、前述のことを書いてみたという訳である。 
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電線病の記録(MIT Magnum S3 ic)

2005年11月17日 23時03分15秒 | PC+AUDIO
 主要電源ケーブルをほぼ全てMagnum化したオレは我がシステムの音に満足していた。しかし、時折り地の底からきこえてくるのが、「オラ、オラ、インタコが全てShotgunじゃんか」という悪魔の囁き。くぉ~、こうなったらと、試しに1本、MagnumのRCAにトライしてみる。なにしろ、オレは今、青春の記念を売っている最中だから、金はあるのだ(笑)。購入したのは、Magnum M3ic、定価117,000円の代物だ。これを定価126,000円のヘッドフォン・アンプにつなげるてみようというのだから、考えてみなくとも、かなりの暴挙ではある。とまぁ、やれ、これの定価がいくら!だと安く買ったクセして(笑)、自慢しても仕方がない。ともあれ、音を聴いてみる。

 くぉ~、さすがにMagnum!予想通りの低音の沈む具合。重くも軽快でもなく調度良いタイトさだ。このさじ加減が絶妙、いかにもオレの好みにあってるんだよなぁ。次、これも予想通りなのだが、音がきわめて繊細、Shotgunのような割とロック向きな、鋭角的な音が心持ち丸まって、サックスの高い音などがヒステリックに響かず、極めてアコスティックな響きに変貌するのはさすがだ。この響きを瀟洒と呼ばずに、どんな響きが瀟洒だというのか。
 で、こんな瀟洒の音で聴くWINKはサイコーだ(おいおい-笑)。WINKの音楽は森高千里と並んで、90年代歌謡曲の最高峰だが、あのニッポン歌謡曲特有のもうこれ以上にないくらいに緻密でチープな賑々しさが、Magnumでは満喫できるのだ。Shotgunの場合、「128トラックを埋め尽くしたアレンジはこうだ、聴け!」って感じだけど、Magnumだと「128トラックを埋め尽くした音楽的意味はこうです」みたいに音楽的に表現してくれるって感じなんだよなぁ。意味はなくとも、意味ありげに聴かせてくれるといったらいいか。次はいよいよ、MG M1 Proline行きます(げっ)。ってな訳で、私のMITワールド第2期のはじまり、はじまり。


※ 去年の今頃(2004/10/26)、プリとヘッドフォン・アンプをShotgun S2 icから、Magnum S3 icというケーブルを取り替えたのを際、音の良さに感激して当時参加していた掲示板書いた駄文、今、読むと異様に盛り上がってます、まさに病気でありました(笑)。
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AKIKO/ムード・スウィングス

2005年11月16日 16時47分06秒 | JAZZ
 ヴァーヴと契約したということで話題になった邦人ジャズ・ボーカリスト、Akikoの2003年の作品で、確か第5作くらいだったと思う。一応、ヴァーヴと契約したくらいだから真性な?ジャズ・ヴォーカルなんでしょうけど、日本ではスウィング・アウト・シスターがブロデュースしたり、ピチカート・ファイヴの小西が作品に関わったりと、どちらかというとクラブ・ミュージック的なところで受けている人というイメージが強いかもしれませんね。かくいう私もこのアルバムは、その線で入手してきたものです。

 で、このアルバムですが、私は彼女の他の作品を聴いたことがないので、よくわかりませんが、オーソドックスなジャズ・ヴォーカルのアルバムに比べると、確かにクラブっぽい音づくりです。打ち込みはそれほど沢山ある訳ではありませんが、50~60年代にヨーロッパ映画でよく使われたような、ジャズっぽいフレーズやリズム・パターンを記号化して多用して、全体ハウスっぽい音作りをしている点などは実にそれ的といえましょうか。ヴォーカルに関しては、夏頃とりあげたジェーン・モンハイトなんかと同じで、とにかくジャズ的なヴォキャブラリは、ひとまず全てマスターした上でデビュウしましたって感じで、彼女ほどテクニカルな巧さはないけれど、アーシーなセンスというかジャズ的雰囲気っていったら、Akikoの方が濃厚なくらいです。とにかく危なげない安定した歌いっぷりで、全体に過不足のない仕上がりなんですが、スタイルなムードみたいな中に彼女自身が埋もれてしまっているというか、ちょいと決め手に欠くというのが正直なところ。夜のドライブで流している分にはいいかもしれないけれど、自宅で酒なめながら聴くところまでいかない....などといったいい過ぎだけれど。
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