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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

藍又時(ラン・ヨウシー)/ 秘密

2010年02月18日 23時15分07秒 | 台湾のあれこれ
 先月に訪台した際に購入してきた唯一の台湾ポップスのアルバム。もう何度も書いているが、最近の台湾のポップ・シーンはひたすらエイベックス的なものに突き進んでいるようで、ショップに並んでいるものは、下品で刹那的なフェロモンをジャケ一杯にまき散らしたようなものが多く、をただけで画一的なダンサンブル・サウンドが聴こえてそうなばかりで(いや、聴いてみなければ分からないけれど)、あまり触手が動きそうなものを見かけなかった。で、それらとはちょっと違いそうな雰囲気をジャケットから漂わせていたのがこの作品という訳だ。ラン・ヨウシーはいわゆるシンガー・ソングライターらしいのだが、まずはTVドラマの主題曲を歌って大プレイク(本作のタイトル・チューンである「秘密」は、すでにダウンロード回数が50万を超えたらしい)、本作は満を持してのデビュー・アルバムということのようだ。

 さて、内容だが、本作の外ケースには「話題のシンガーソング・ライターのファースト・アルバム完成!。新世代への癒系ミュージック、彼女の深いヴィブレーションがあなたの心を震わす!」みたいななことが北京語で書いてある。私は北京語は全く分からないが、漢字の連なりからして多分そんな意味であろう。実際に聴こえてくるのもまさにそういう音楽である。賑々しいダンサンブル・サウンドはほぼ皆無で、歌はピアノかギターの弾き語りがベース、そこにけっこう隙間だらけのバンド系サウンドがのるという格好だ。また、時にアンビエント風なミステリアスな雰囲気になる部分が随所にあり、このあたりは彼女の個性なのかもしれない。彼女のボーカルは美しきハーフトーンというよりは、カレン・モクみたいな乾いたところに、フィッシュ・レオン風な親しみ易さをプラスしたみたいな個性で、ちと私の好みとはいえないが、こういう非歌い上げ+地声で歌っているみたいな、自然で何気ない佇まいが今的なのであろう。

 もっとも、曲の人懐っこさ、おおらかでウォームな佇まいといった伝統の台湾らしさは、彼女にもしっかり流れ込んでいて、例えば、大ヒットした「秘密」は、ピアノのバックに乗って、アンビエント風なシンセ、そして地声系のボーカルと今風な音で序盤は流れていきつつ、中盤から後半にかけてはパースペクティブの開けた雄大なバラードになるし、3曲目の「那天」や4曲目の「全世界分手」など、むしろ正統派の台湾バラードである。ギター・サウンド+アンビエントな2曲目「沈默劇」、脱色系ボサノバである8曲目「Singing」、典型的な癒し系ボーカルの10曲目の「詩篇91」のような今風な曲がある一方、彼女にはこうした台湾伝統のバラード系シンガーの今的展開という側面もあり、こうした正統派な側面がけっこう上手に組み合わさって、今回の大ヒットということになったのかもしれない。
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BolgOut in 台南 2010

2010年01月22日 23時02分44秒 | 台湾のあれこれ
 台南は台北から新幹線で約90分南下したところにある台北、高雄、台中に続く、台湾第四の都市である。新幹線は昨年高雄に行った時の同一路線なので、これで2度目でリラックスして乗車、あっという間に到着した。新幹線の台南駅は在来線のそれと距離がかなり離れているので、無料バスを使って、台南市街地の中心にある台南駅に到着。台南駅は日本統治時代に作られたものものだが、台中駅みたいな「東京駅スタイル」ではなく、白亜の別荘のような建築で、ターミナルははヤシの木があり、中に入ると高い天井という、いかにも南国の駅という風情がうれしい。

 ここからしばらくぶらぶらして、旧林百貨店に行ってみた。林百貨店というのは昭和初期に台湾最大のデパートだったらしく、このあたりは末広町と呼ばて、けっこうにぎやかな商店街だったようだ。現在ではこの朽ちかけたブラウンのクラシックな建物はバリケードが張られ、修復工事をしているがところで(修復して何になるのだろう?)、近辺もどちらかといえば、官庁やビジネス街といった風情だったが、往事のにぎわいは偲ばれる雰囲気であった。また、その近くにある日本統治時代に作られた旧県庁だか市役所だかを利用して作られた文学博物館(こちらは赤煉瓦の東京駅スタイル、中庭に屋根をつけてそのまま展示スペースにしてあるのがユニーク)を眺めたり、駅前に排骨飯を食べたりして、半日ほど観光してみた。全般的に都会化して東京みたいになってしまっている台北や高雄に比べ、こちらはまだまだかつての台湾、或いは日本統治時代の雰囲気が随所に感じられるのがうれしく、またゆっくり来てみたいなと思ったくらいだ。

 台北から帰った後、景美夜市と師大夜市をぶらりと出かけてみた。前者はMRTの景美國小駅の近くにある、どちらかといえば非観光夜市で、後者の景美國小駅から2つ台北寄りの台電大楼駅にある学生街夜市である(師範大学が付近にあるため、ちなみに昨年行った公館夜市は台湾大学の近くにあった)。どちらもこじんまりした夜市で、雨降り、夜半という条件もあったのか、人並みもそれほどごった返した感はなく、けっこうそぞろ歩きしながら散策した。台北の夜市もかなりあちこち回ってことになるが、結局はどれも似たような雰囲気なので、さすがにどれだか分からくなりつつある(笑)。
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BolgOut in 台湾 2010

2010年01月21日 23時52分01秒 | 台湾のあれこれ
 2009年末はスケジュールの都合で行けなかったので、約一ヶ月遅れで本日から訪台に赴いた。例年そうではあるものの、今回は全くのノープランである。今回も基本台北に3泊4日ではあるものの、例によって実質活動できるのは丸2日だから、私としては、一日目は列車かなにか利用して遠出して、2日目は台北をぶらぶらするくらいしか考えていない。もちろん、そのことは同行する相方の意向の方は確認していないし、それに関する打ち合わせもしていないのが実情だ(SNSで1回やりとりしたくらいか-笑)。ついでにいえば、普通なら事前にけっこう読んだり調べたりするガイドブックもネットも見ていないので(DS版「地球の歩き方台湾編」も入手したはいいが、全く利用していない)、本当にノープランである。まさに出たとこ勝負、さすがにここまで「なーんにも考えいない」のも、過去に例がないような気がする。

 さて、今回だが成田空港出発が18時だから、台北着は23時を過ぎていた。ここ数日、台北は曇天~雨が続いているらしく、ターミナルを出るとシトシト雨が降り、いささかうそ寒いのはけっこう珍しい(日本がここ数日妙に暖かいのとは対照的だ)。ホテルは昨年と同じコスモスホテル、台北駅前にあることから、いろいろなところにアクセスするのが非常に便利なため、基本的には安宿ではあるものの、一昨年利用させてもらって以来、もうほとんどココ以外は使う気がしなくなってしまったところである。23時半ともなると台北駅前の繁華街はほとんど閑散としていることは、前回で分かっていたので、今夜はちょいとコンビニに寄って、部屋でネットに繋げた後、「明日は新幹線乗って、台南でも行ってみようか?」などと、うだうだ話をしたら、相方の方も「そっすねー」みたいなノリで、なんとなく明日の予定は決定(笑)。かなりのいい加減さである。
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蘇慧倫/the Fool

2009年12月30日 00時12分25秒 | 台湾のあれこれ
 DVD「登陸地球演唄会(追得過一切演唱会)」を観たところで、そこでもちらっと話題に出した「the Fool」もひっぱり出してきた。もう何度も書いているとおり、彼女のたぶんのこのアルバムをきっかけにイメチェンをする。それまでの数作(94年の「就要愛了嗎」から97年の「鴨子」あたりまで)では、典型的なアイドル路線からルックス的にも音楽的にも割と楚々とした正統派美人みたいなイメージで売ってきたのだが、おそらく「檸檬樹」や「鴨子」みたいなコミカルな曲が大ヒットしたからだろう。長い髪を切り、おかっぱで素っ頓狂なキャラに変身する訳だ。彼女は女優さんなので、おそらくそいうキャラを演じていたのだろう。結局こうしたキャラクターで、「Happy Hours」「懶人日記」 など、2001年の「戀戀真言」まで突っ走ったものの(ついでに数枚だした広東語でアルバムも全てみの路線であった)、「鴨子」に匹敵するようなヒットも生み出せず、そろそろアイドルを演じるには年齢に限界でも感じたのか、結局、その後数年間というもの歌手家業は事実上の休眠状態になってしまった。

 さて、本作だが、まず一曲目の「黄色月亮」が摩訶不思議でエキゾチックな中華ムードが妙なポップさを漂わせる作品で彼女の代表曲のひとつといっていい仕上がり。ギターバンド風なサウンドを取り入れて彼女にしてロック的な勢いが感じられるタイトル曲もなかなかいい。テクノ+レゲエ風なリズムで歌われる「愛是個」、やはりギターバンド風なサウンドでゆったり歌われる「O2」、「随心所慾」といった曲は新路線で押している感じだが、その一方で「929」はゆるやかな広がりを感じさせるサウンドでもって、従来からの伸びやかな彼女の声を生かした「これまでの彼女」を感じさせる曲で、本作のもうひとつの代表作となっている。また、「不知不覚」、「没有人理我」、「脚踏車」といった曲ではこれぞ正統派台湾ポップという感じのバラード系の作品になっている。つまり本作は、音楽面では新路線と従来のAOR路線とが入り交じったような仕上がりになっている訳だ。先にも書いたとおり、彼女は本作以降、こういう音楽はどんどん捨ててしまうので、その意味でもこのアルバムは「正統派アイドル蘇慧倫」を感じさせる最後の作品となったという見方もできる。それ故、個人的には愛着のあるアルバムになっている。
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蘇慧倫/追得過一切 演唱会 (DVD)

2009年12月27日 00時17分49秒 | 台湾のあれこれ
 しばらく前に購入した蘇慧倫のライブDVD。彼女のライブといえば「登陸地球演唄会」という1997年の「傻瓜」に発売に前後して行われたステージのVCD(2枚組)を持っていたけれど、こちらはジャケ写真からして、もう少し以前のまだ髪の毛の長かった頃のライブだろうと勝手に想像して購入してきたものだ。だが、実際に視聴してみると、なんのことはない「登陸地球演唄会」と全く同じソースなのであった。このディスクはおそらく中国本土で発売されたものであり、「追得過一切 演唱会」というタイトルはその時に彼女の大ヒット曲にあやかって勝手につけられてものだろう。いや、ろくに曲目も確認せず購入したこちらが悪いのだが....。

 気を取り直して、一通り観てみたが、どうも全体になイマイチである。まずはシューティングした時期が「傻瓜」前後というのが、個人的には減点要素だ。この時期の彼女は髪の毛はばっさり切って、そのキャラをいささか素っ頓狂でコミカルな変貌させていた時期であり(別の彼女の髪に執着している訳でもないのだが-笑)、まぁ、これはこれで悪くないのだが、やはりそれ以前の「いい女」していた時期のライブがというのも、一度は観てみたいと常々思っていて、このディスクにはまさにそれを期待していたからである。また、どういう訳か録音があまりよくなく(彼女の歌は悪くない、けっこう職人した歌である)、ステージの2chモニターをそのまま録音したような妙に平板でメリハリがない音は長く聴いていると欲求不満になってくる。またVCDに比べれば当然画質は良くなってはいるが、おそらく同じマスターを使ってあまりいじくってはいないのだろう。DVDの水準からすれば、全般的にボケ気味でキレが映像のも不満を感じる。

 という訳で、いろいろな点でこれは個人的にイマイチなDVDである。彼女のMTVなども観ると、もっと良さそうなライブパフォーマンスもいくつかはシューティングされているようだし、おそらく当時は大スターだったのだから、そのあたりのソースは事欠かないと思う。今の視点で、そうしたソースかベストヒッツ的に復刻されたライブDVDでも出してくれたりしないものだろうか。あっ、そうそうこのステージなぜか司会者が出て来て、歌謡ショーみたいな趣もあるが、この時期の台湾のアイドルポップ的なステージというのはそういうのが常套パターンだったのだろうか。
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梁静茹/今天情人節 台北小巨蛋珍寶全記録(LoveCD)

2009年12月22日 23時56分37秒 | 台湾のあれこれ
 こちらはアルバム「今天情人節」のメイン・ソース(?)となるCD。DVDの方が「LiveDVD」だから、こちらはそれにひっかけてか、ディスク名が「LoveCD」とネーミングされている。内容は新曲5曲に、DVDと同じステージのライブ音源からベスト盤風な選曲で7曲、そしてジョナサン・リーの「理性與感性」というライブステージから師匠が作った名曲2曲という幕の内弁当的な構成になっている。まず新曲5曲だが、そのうちの4曲がトップからずらりと並べられている。
 最初はタイトル・チューンの「今天情人節」だが、ミディアム・テンポでゆったり歌われるラブリーなウォームな作品、サビの部分でターシー・スーの昔の曲に酷似した展開になるのだけれど同じ作曲者なのだろうか(こういう「コレって、ひょっとするとあの曲と同じ人が作った?」的パターンって、台湾ポップの場合、実はいろいろなところであったりするのだが、クレジットを確認するのが煩瑣でついつい放置してしまう)。2曲目「如果能在一起」はちょっとテンポが上がって、日本でいったら昔のZARDみたいな生活応援歌風な雰囲気。

 3曲目「我們就到這」はしっとりしたピアノに導かれて始まる典型的な台湾バラード。人恋しく、どこか懐かしくなるような作品だ、さすがにこういう曲では梁静茹は巧い。曲目の「我決定」も多少ギター・サウンドを取り入れたアレンジだが、基本は台湾風のバラードだ、サビがいかにも台湾的な展開。5曲目「滿滿的都是愛」は彼女にしては珍しいレゲエのリズムを取り込んでつくられた、ちとアイドル歌謡風なハッピーな感じの曲となっている(まぁ、こういう曲調なだけに、彼女の歌もいささか捨て曲的ななげやり感がないでもないのが微笑ましい)。
 以上、5曲コンサート・タイトルにちなんだ曲まで含んでいるのにもかかわらず、ライブDVDには1曲も収録されていないのは何故だろう。演奏したのだけれど、収録されなかったのか、そもそも取り上げられなかったのだろうか不明である(おそらく後者)。ちなみに一応新曲ということだが、この5曲、おそらくこのステージのバック・バンドとリハーサルなど一連のセッションと併せて録音されたものだろう。一応、完成品の体裁は整っているのが、ディテールに拘らないアレンジ、放送録音的なリマスタリングなど、今一歩詰めが甘いところが散見している。

 一方、ライブ音源だが、おそらくDVDと同じマスターを使っていると思われ、映像付きで観ると全く感じないのだが、やや細部の解像度があまいナローな音質なのが気になる。こういうおおらかなところがいかにも台湾という感じだが(笑)、日本ならこのマルチマスターから、誰からも文句つけられないように、ボーカルやドラムスなどを中心にあちこち整音して、おそらくDVDとはまったく違うCD用のマスターつくるところだ。映像付きだと気にならない、ボーカルの音程の揺れだとか、大所帯のバックバンドの混濁気味のサウンドなど、もう少しすっきりとしてもらっても良かったかなとは思う。ともあれ、CDでこのコンサートのハイライトをもう一度楽しめるのはありがたい。あ、あと「理性與感性」からの2曲では、確かサラ・チェンの持ち歌として有名な「誘惑的街」を非常に巧みに歌っているのが良かった。ある意味このアルバムの一番の聴きどころといえるかもしれない出来だ。
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梁静茹/今天情人節 台北小巨蛋珍寶全記録(LiveDVD)

2009年12月20日 00時28分04秒 | 台湾のあれこれ
 ちょうど去年の今頃に訪台した時に購入してきたもので、ショップにはそこそこ大きな扱いでおかれていたように記憶している。一応メインとなるのはライブその他いくつかの音源を集めたCDのようだが、私の購入してきたのは、このCDにライブDVDが2枚組の計3枚のデラックス版である(ただし、ネックレスや写真集といった沢山のオマケがついて旗艦版ではない)。とりあえず今夜はDVDの方を視聴してみた、2008年6月7日、台北アリーナで行われたコンサートの2枚に分けて収録されている。このコンサートは「今日の私たちはヴァレンタイン・デイ」とかいう(途中、ほんわかカップルが実に沢山映し出せれる)、かなり規模の大きいアリーナ・クラスのコンサートだったらしく(台北アリーナは1万5千人収容だそうな)、演出の豪華さもボリューム感もたっぷりのステージになっている。

 1曲目は私が彼女のファンになるきっかけとなった、大ヒット曲「崇拜」からスタート。暗幕にアラビアのお城みたいな建物が写り、壮大なイントロダクションが静まると、オリジナル通りアカペラで歌い始めるのだが、よくみると暗幕越しの彼女の位置が妙に高い、やがて暗幕が取り払われると、数メートルはあるようなせり上がりポールみたいなところで歌っている。怖かったろうな(笑)。で、怖かったからそういう顔になったのか、歌が歌なだけにマジになっているのかは不明だが、かなり緊張した顔しているのが妙に印象的なのだ。とはいえ、歌そのもは出だしから非常に安定している、さすがはプロである(この曲のアカペラ開始は、歌手にとっては、マーラーの5番のトランペットなんかと同じで、かなり緊張する瞬間なんじゃないだろうか?)。このあとは一転して、多分彼女のヒットメドレーになって本格的なステージの開始となる。私は彼女のアルバムを「崇拜」くらいしかないので、ヒットメドレーといってもよく曲を識別できないところはあるのだが、ステージの冒頭近くでこういうメドレーを持ってこれるというのは、彼女のカタログが非常に豊富だということの証明だろう。

 いずれにしても、こうしたレパートリーの豊富さに加えて、このステージではサーカスみたいな中国舞踏(?)、フランス風なパントマイム、弦楽合奏団は出てくるし、飾り窓風な演出、汽車は走る、ミラーボールはうようよ出てくるは、張り出しステージには何度もでるわは、非常に豪華なステージだ(ターシー・スーのコンサート・ヴィデオでもそうだったけど、こういう派手さは台湾人の好むのところなのだろう、そういうところCDやDVDの豪華なパッケージでもわかる)、歌も緩急、硬軟をよくバランス良く配置されていて2枚組、30曲、ほとんど見飽きない。彼女のステージというのは初めて観たが、明るいキャラには違いなにしても、自分はあんまり踊ったりせず、あくまでも正統派シンガーというスタンスなのも好感がもてる。あと気がついたところでは、ライブにありがちなバック・バンドがそれなりで、歌をぶちこわしみたいなところが全くなく、かなりいいメンツを集めているらしく、歌の安定感に負けずおとらず、バックの面々も極めて安定しているのはこのパフォーマンスの価値を高めていると思う。という訳で、とても楽しめた1枚、いや2枚....あっ、あと一枚CDが残ってる(笑)。
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Coco Lee / Exposed

2009年11月28日 19時15分05秒 | 台湾のあれこれ
 今調べてみたら、彼女の「ジャスト・ノー・アザー・ウェイ」をレビューしたのが2005年の5月だった。このアルバムの時点で、ココ・リーは既に台湾ポップの大スターだったが、もともとサンフランシスコ育ちということもあり、こうした素性を買われて(?)、全曲英語で歌ったワールドワイドでのデビュー作「ジャスト・ノー・アザー・ウェイ」が作られたのだった。このアルバムもコメントいただいた方から情報でその存在を知り、その直後に購入はしたはいいが、あっちこっち音楽的なよそ見をしているうちに、おきまりの放置状態になっていた。さきほどラックをごそごそしていたら、いくつかの台湾ポップの未聴アルバムに混じっていたコレをを見つけたので、さっきから聴いているところだ。

 前作はワールドワイド発売ということで、流暢な英語によるソウルフルな歌唱と本場のプロダクションによって、ほぼ完全な米国産モダンR&Bになっていたが、どうもそれが逆に没個性になってしまったとスタッフは反省したのかもしれない、本作ではアジア風なエキゾシズムを音楽に随所にとりいれているのが特徴だ。もっとも、アジア風といっても欧米人が歓びそうな味付け程度で、基本はリック・ウェイク(セリーヌ・デュオン、マライア・キャリー)をプロデュースによる前作ラインを踏襲していて、それほどイメチェンしている訳でもないのだが....。1曲目の「Step In」では、いきなり琴みたい楽器が中華っぽいムードを漂わせているのは苦笑してしまうが、そのまま続く「No Doubt」は前作の同様のテクノ・ファンク的な世界に、相変わらずコテコテのソウル歌唱で凄いパンチ力だが、聴いた感触としては脂っこい感じがまるでない、しなやかな鞭みたいな歌いぶりはいかにもココ・リーという感じで、もはや安定感すらただよう。

 ただ、このアルバムではどちらかというとダンサンブルな曲もミディアム・テンポのものが多いし、4曲目「Hush」、6曲目「Touch」あたりはけっこうしっとりしたバラード、ラストの「Magic World」は珍しくアコースティックな趣が強いゴスペル・ナンバーだったすることで、アルバム全体の印象を多少落ち着いた方向にシフトさせているような気がしないでもない。個人的には前作にあったイケイケでぶっちり切ったノリのナンバーが何曲かあっても良かったとも思うが(10曲目「Coll」、11曲目「Music As We Make It」あたりがその線といえないこともないが)、まぁ、これはこれでひとつの趣ではあるだろう。さて、2005年の本作のあと、彼女のインターナショナル路線はどうなったのだろう?。
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女性探偵

2009年10月20日 12時55分58秒 | 台湾のあれこれ
私は千葉県中を飛び回らければいけない仕事柄、鉄道を利用することが非常に多い。JRはもちろんだが、いわゆる私鉄もよく利用する。京成、新京成、東武野田線、北総、東葉高速、ユーカリが丘線、芝山鉄道、小湊鐵道、銚子電気鉄道....などなど、もう千葉県で利用したことがない路線といったら、流山電鉄くらいになってしまっているくらいだ。とりわけ最近よく使うのは、京成と新京成である。どちらも乗っているといかにも私鉄沿線らしい風情で、途中の駅なども70年代の香りがする懐かしいようなところが多く、なんだかゆったり乗っていられるところが好きだったりする。その京成線に乗っていると、車中でいつも気になって仕方がないポスターがある。そのポスターはたいていどの車両にあって、否応なく目に飛び込んでくるのである。

 「アーウィン女性探偵社」のポスターの中央にはこの探偵社の元締めであろう、貫禄十分な年配女性が鎮座しており、回りには精鋭部隊らしい女性探偵たちがにこりと笑って回りを込んでいる。私はこれをみる度に、この人達はいったいどんなことをしているのだろう....と考えてしまうのだ。いや、端的にいえばこの人達の日常業務は「ダンナの浮気調査」なのだろうけれど(笑)、一体どんな手続きで、どんな風に調査しているのか?。探偵というからには多少は危ない橋も渡らなければならないだろうし、尾行みたいなことをすればいろいろ危険なシチュエーションだってあるだろう。そもそもそんな女性探偵がこんなところに顔をさらしていいものなのか?。それとも、この人達は撮影用の役者さんで、本物は別にいるのかなどと、いろいろと想像を巡らせてしまうのだ。

 ちなみにここで掲げた写真は、もとよりアーウィン女性探偵社のものではない。昨年、台湾にいった時、光華商場へ向かう路上で発見したものを思わず写してきたものである。ひょっとしたら、当方の勘違いかもしれないが、おそらくこれも女性探偵の部類なのだろうと思う。このポスターの若いどうみても探偵に見えない女性はもちろん役者さんなのだろうが、台北でもこの手のポスターは実によく見かける。やはり「ダンナの浮気」は世界の共通の困り事....ということなのだろうか(まぁ、最近は逆のパターンもたいそう増えたという話も聞くが-笑)。
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高慧君(フランチェスカ・カオ)/轉身

2009年09月17日 23時40分25秒 | 台湾のあれこれ
 1999年の作品だから、たぶん3回目か4回目に訪台した時に購入した作品である。購入直後はけっこう聴きこんだものの、その後すっかり放置してしまっていたのだが、なんとなく取り出してきて、久しぶりに聴いているところである。高慧君(フランチェスカ・カオ)は台湾ポップのシンガーとして(ジャケ内部の写真を見ると、高勝美なんかと同じく、高砂族系の人なのだろう)、どのくらい売れたのか良くわからないが、1999年にデビュー作を出し、同じ年のうちに二作目を出しているところを見ると、かなり期待のシンガーだったのだろうと思う。実際、私が購入してきたくらいだから、いまは亡き西門町のタワーでもかなり目立つところにディスプレイされていたに違いあるまい。

 さて、このアルバムだが、約10年も前の作品になってしまったから、感じるのもしれないが、まさに一昔前の台湾正統派というか、台湾らしさ全開のバラードばかりを集めた秀作といってもいい作品だ。1999年の作品だから、一部、モダンなリズムなども取り入れているが、やはり基本はアメリカのウェスト・コースト的なAORをベースに、人なつこい旋律を歌うゆったりとした作品ばかり収めている。
 1曲目のタイトル・トラックなどピアノのイントロから、次第に厚みを増していくサウンドにのって、ドラマチックに盛り上げていく展開はその典型。4曲目は後輩の周(チョウ・ワイ)の抒情を先取ったようなメロディアスさがいい。7曲目はデュエット・ソングも既視感を誘うような懐かしいムードがいかにも台湾ポップしていて聴かせてくれる。9曲目だけぜだか突然、イケイケなダンサンブル・ナンバーになってしまうが、こうしう曲はターシー・スーもほぼ同じ頃やっていたし、当時台湾を一世風靡していたハウス・ブームを思い押させる曲といえようか。

 という訳で、この作品、高慧君の歌唱はテクニック、個性とも「そつがない」といった優等生レベルだけれど、10年振りくらいに聴いて、その内容をけっこう覚えていたくらいだから、きっとそれなりに自分の琴線に触れていたのだろうと思う。おそらく後年の作品であれば、もっと歌手としての味わいも増しているに違いない。最近の作品でも探してみようか....。もっとも彼女は、現在ではどうも本業を女優に移行して、そちらで大成功しているらしいのだが。そりゃ、そうだよな、この顔はどう考えても女優面だ。
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林憶蓮(サンディ・ラム)/亜州金曲精選二千

2009年09月02日 21時48分35秒 | 台湾のあれこれ
 サンディ・ラムといえば、日本語アルバムなども出していた関係か、日本でも比較的知名度が高く、90年代頃は時に「元祖アジアの歌姫」とまでいわれていた。私はこの人が元祖なら、今の「アジアの歌姫」が誰なのかよくわからなかったのだけれど、とにかく香港出身で、広東語の他、日本語、英語、そして北京語までカバーしたグローバルな音楽活動をしているという意味で、そういわれていたのかもしれない。このアルバムは私がもっている唯一の彼女のアルバムで、タイトルからも分かる通りベスト盤である。よくわからないが、滾石唱片(ロック・レーベル)からのアルバムだから、台湾ポップスのドン、ジョナサン・リーとハネムーン中にけっこう出していたらしい、北京語のアルバムから選ばれたものだろう。

 そういうアルバムなので、音楽的には90年代の正統派台湾ポップス、しかも滾石唱片、しかもジョナサン・リーの後ろ盾がものをいっているのか、垢抜けたポップス感覚に満ちている。もちろん彼女の場合、アイドル的な扱いではなく、大物シンガーといったポジションだったので、音楽的にはほぼ完全なAOR路線だ。ヴォーカルはハーフトーンのささやき系だが、その安定した歌唱と凜とした佇まいにはもはや風格すら感じさせる。ちなみにジョナサン・リー、プロデュースということで、2曲目のチャイナ風なバラード「誘惑の街」など、同時期のターシー・スーの「満足」を思わせる趣があって実に聴かせる。また、3、10曲目は2000年頃らしいギター・ロック・サウンドで、こういうのもけっこうサマになってしまうのはさすがだ。9曲目の清涼感あるバラードなども、いかにも正統派台湾ポップスという感じで楽しめる。11曲目は2曲目と同様なチャイナ風バラード、しかもこちらはライブで職人的うまさを見せつけてくれてる。これまでほとんど縁がなかった人だが、この人もなかなかである。

 ちなみにこのアルバム、なんと2000年に日本のコロンビアから「エイジアン・ポップス・ゴールド・シリーズ2000」の一枚として出たアルバム出たもので、当時はちらほらとこの手のアルバムが国内でも出ていたりした。しかし、このアルバムに限ったことではないが、全く後続がなかったところを見ると、芳しいセールスは上げられなかったのだろう。日本人は洋楽は崇拝しても、これらの音楽には異様に冷たい。アジア共同体などと口では奇麗事をいったところで、やはり日本人は精神世界は所詮アジアなど向いていないことを、奇しくも物語ってしまっていると思う。
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蘇慧倫/左[才敝]子 旋轉門

2009年08月09日 15時41分42秒 | 台湾のあれこれ
 昨年末、訪台した時に購入してきたアルバム。今、思い出したのだが、台北空港から台北市街までのバスの中で、同行してくれたガイドさんが、若くて美人、そして日本語堪能な方だったので、いい気になってあれこれ話をさせてもらったのだが、「ずいぶん台湾に詳しいけど、今度は台湾に何しに来たの?」みたいなこと聴かれたので、「スー・ホェルンの新作を買いにきたんだ」といったら、一瞬絶句していたのは笑えた。何故、絶句したのかは本人ではないので知るよしもないのだが、おそらく「アンタは台湾までCDに買いに来たのかい」ってのが、まずあって、次に「しかも、スー・ホェルンなんて、どーして、昔のアーティストなのよー」みたいな理由があったんだろうと思う。

 くだんのガイドさんはなんとなく雰囲気を察してくれたのか、「スー・ホェルン、今でも活躍してますよぉ」みたいなフォローをしてくれたのだが(笑)、その一事でもっても、蘇慧倫というのは今の台湾では「昔とても人気のあったアイドルだけど、最近は地味な女優業がメインで、CDはたまにだすくらい」ということがよく分かろうものである。私がこのアルバムを購入したのは、例によって台北三越台の裏にある光南大批發というCDショップだが、このアルバムは新作だった訳だけど、とりたてて派手にディスプレイされている訳でもなく、昔はずらりと並んでいた彼女のアルバムも、コーナーに1,2枚と実に寂しいものであった。もっとも、それは彼女だけでなくて、90年代中盤によくみかけた滾石唱片(ロック・レコード)のアーティストはほとんど見かけないくらいだから(というか台湾の流行歌手の浮き沈みは日本より激しいような気がする)、彼女などけっこうサバイバルしている方だとも思うが....。

 さて、本作だが、やけに肩の力が抜けた作品だ。演出臭のないさらりとしたサウンドでもって音楽を作り始めたのは前作からだが、今回は前作にも増して、売らんかな的ギラギラしたところが全くない、ゆったり、あっさりな、アコスティック路線の音楽になっている。60年代後半~70年代前半くらいのフォーク・ロックを、今時な日常生活に似合うような油を抜いてクリーンにしたような音楽とでもいったらいいかもしれない。印象に残った曲といえば、1曲目の「Bye Bye Baby」の中期ビートルズ(ポールね)みたいな、メランコリー。寂寥感あふれるバラードに仕立てた7曲目の「表演」あたりだが、2曲目「左利き」と4曲目「回転ドア」は正調な蘇慧倫というか、彼女らしい生真面目な誠意が良く感じられる作品で、彼女の伸びやかな声が堪能できる。。

 そんな訳で、全体の仕上がりとしては、前作より数段良い仕上がりだと思う。最近の彼女は女優業がメインで(もともと女優になりたがってた人だし)、歌手としてCDを出すのは、ますます余芸(?)みたいになってきた感もある彼女だが、この調子でこれからも澄んだ歌声を聴かせてもらいたいものだ。
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通化街夜市

2009年08月03日 23時04分38秒 | 台湾のあれこれ

 昨年の12月に訪台した際、3日目に光華市場へ行ったことを書いた時、あそこにも少し書いておいたのだけれど、特に意味はないがちと思い出したので、そのことについてちょっと書いておきたい。その日の夜に私は十年ぶりへ通化街夜市に赴いた。三回目だか、四回目の訪台の際、確か同行者を放ったらかしにして、夜、ひとりタクシーでぶらりと行ったように記憶しているが、一昨年の基隆に続いて、久方ぶりの再訪したという訳である。通化街夜市は台北中心部から南西部にあり、MRTだと台北駅から忠孝復興、木柵線で3つ目にある六張犁という駅から行く....らしいのだが、実は今回もタクシーで行ったので、実はよく把握していない(笑)。

  さて、この通化街夜市、約10年振りに訪れてみたところ、けっこう様変わりしているに驚いた。そもそも当方の記憶がぼやけているせいもあるが、以前にはあまりなかったような、明るい照明と小ざっぱりとした店舗がやけに増えたせいで、「オレがカレーライス食った屋台があった十字路はどのあたりだったっけ?」とキョロキョロし、ここはメインストリートに一本だけ大きな通りが交差するT字型のシンプルな形状の夜市なのにも関わらず、「はて、10年前オレはどっちの方向から歩いてきたの?」という感じなのだ(笑)。10年前はいかにも「地元住民のための泥臭いマーケット」という鄙びた雰囲気だったのだが....。ちなみにココの現在の呼び名は通化街夜市になっているのだが、数年前に屋台街をリニューアルした時に、併せて「臨江街夜市」となったんだそうな。うーむ、さもありなん。

  ともあれ、ここであれこれ散策した後、もう自分のツアーでは定番となったパターンだが、メインストリートから脇道に入ったところにある、食堂というにはあまり屋台風な店にあたりをつけ、適当におかずを指定して飯を食った。台湾の屋台はどこもたいてい旨いものだし、その時はずいぶん腹も減っていたので、たいていは旨く食えるハズなのだが、豚の角煮にせよ、巨大な肉団子、真っ黒に煮込んだ鳥のもも肉など、どれも残念ながらここはイマイチであった。とほほ。

 PS:最近、話題になった高層ビル台北101(台北国際金融センター)など、地図でみるとずいぶんとこの夜市に近い。

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江(カンフイ)/甲尓攬牢牢

2008年12月18日 23時55分42秒 | 台湾のあれこれ
 今回の訪台で購入してきたCDの一枚。なにしろ台湾ポップに関しては知識が疎いが故に、お気に入りのアーティスト以外、私の場合、たいていはジャケ買いしてくるのが常なのだが、これもそうした一枚である(今回は量的には例年ほどではなく、全部で数枚くらいしか購入していないが)。ちょっと演歌のカラオケの画面のラストみたいな中年向きなロマンティシズム全開のジャケだが(笑)、昔でいうシングル盤サイズ、シルバーでコーティングされたジャケがショップで、やけに光り輝いていて豪華だったので、思わず購入してきてしまった。

 さてこのアルバムだが、内容はジャケのイメージ通り台湾ポップスというよりは、台湾歌謡もしくは台湾演歌である(ちなみに江は台湾語演歌の女王的な人らしい)。私は音楽と名の付く物ならたいていなんでもいけるクチだが、演歌と四畳半フォーク的なジトジトした感覚だけはどーしても受け付けないところがあって、自宅の膨大なCDコレクションにも、この種のジャンルはほとんどなかったりする。ところが、これは自分でも不思議なのだが、台湾の演歌というのはけっこう聴けたりするのだ。何故かと考えてみるに、単に日本の演歌に対する悪い先入観だけのような気もしないでもないのだが、やはり台湾演歌といのは陰々滅々とした「恨み節」がなく、あっけらかんとしたおおらかさと郷愁のようなものがメインになっているからではないかと思ったりもしている。

 このアルバムも全くそうで、全体としてはド演歌というよりモダン演歌という感じだし、当然演歌的なアレンジという誤報が随所に顔をだし、そういう部分は妙に引っかかったりもするのだが、全体としてはごくご自然に楽しめる。なにしろボーカルが圧倒的に良い。高勝美もそうだったけれど、女性ボーカルが台湾語で歌う流れるような語感がまずは心地よいし、この人の場合、まさに音楽的としかいいようがない、緩急自在でクリアな質感のボーカルが素晴らしく。思わずうっとりさせられるしまうのだ。最近の台湾ポップスは、エイベックス化が激しく、往年のバラード大国らしさが急速に薄れているようにも感じられるので、むしろこういう音楽にこそ台湾らしさを感じさせて、台湾ファンの私としては、妙にうれしくなってしまったりするのであった。
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BolgOut in 怡客珈琲

2008年12月15日 23時33分24秒 | 台湾のあれこれ
 最終日は移動のみ、書くこともないので、今回のツアーで立ち寄ったコーヒー・ショップについて書いてみたい。台湾はコンビニも多いが、コーヒー・ショップも実に多い、中でも群を抜いて多いのは日本同様にスタバで、あの緑色の丸いエンブレムは台北の街中でうんざりするほど見かけるのだが、以前はけっこうみかけたドトールや珈琲館といったチェーン店は、台湾の人に合わなかったのか、以前ほど見かけないような気がした。一方、それに替わって(かどうかは知らないが)、前回のツアーあたりから台北の街でやたら見かけるのが、怡客珈琲というチェーン店である。この店は去年も書いたけれど、どうも台湾資本のチェーンらしく、スタバより多少休めの値段設定で、かつもうすこし落ち着いた雰囲気なのが売りのようで、出されるコーヒーもスタバのような「コーヒー牛乳系」ではなくて、まずまず本格ストレート・コーヒーなのがオジサンにうれしいところで、今回のツアーでは2回もいってしまった。

 ちなみに怡客珈琲と並んで台湾資本のコーヒー・チェーンとしては、丹堤珈琲(Dante Coffee)というのもあり、こちらも基本的にはスタバ・スタイルの店なのだが、もう少し庶民的というか、開放的な感じがする店で、コーヒーは牛乳系がメイン、食べ物も多彩でサンドイッチ系はもちろんだが、なんと鰻丼があったりもする(笑)。こちらは公館夜市で一度入ってみたが、個人的な感触としてはイマイチといったところ。余談だが、空港から台北までのバスの中でガイドさんに、この両方の店について聞いてみたところ、おもしろかったのは両方とも日本資本のチェーン店だと思ってたらしく、「へぇ、イカリもダンテもおらが国のコーヒー屋なのかい」みたいな反応していた。いずれにしても、台湾の人ですらそう思うのだから、両方ともほとんど台湾っぽい感じはなく、普通のちょっとおしゃれなコーヒー・ショップであって、特段珍しくもなんとないないのだが、わざわざ台湾に来て、こういうところにやたら行きたがる自分って、一体なんだなんだろう?(笑)。
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