(童話)万華響の日々

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地域猫は賢い、縄張りの家々を巡回する

2019-11-09 16:53:24 | 雑感・エッセイ
数日前のこと、やっと秋晴れとなったので散歩に出かけた、途中で自分と似たような年恰好の男老人を見かけた、道端で犬だか猫だか分からないが何かしている、近寄ってみたら大きな猫でその猫に老人が餌を皿に入れてやっているのであった、挨拶をしてしばらくの猫談議になった、老人は猫好きでその猫は野良であり、彼以外に3人ぐらいが餌をあげて可愛がって面倒を見ており、地域猫であるということである、猫はお陰で丸々と太っており安楽そうだ、餌やり人がそれぞれの名前で呼んでいるらしい、猫は食べ終わってのそのそとその場を離れてゆく、餌が若干残った、老人は残った餌を搔き集めて袋に戻しながら、残しておくと烏がやってきて食うから仕舞うのだと言った、私もそこで別れた、
実は私の家にも猫が訪ねてくる、玄関の前で待っており、外へ出るとしきりに鳴いて餌を要求する、それで猫餌をあげる、だがずっとは居座らずに2日程いてからどこかへ去ってゆく、多分ほかの縄張りの家に行くのである、そこでも餌をねだる、そんな家が数軒あるらしい、それぞれ違った名前で呼ばれているのだろう、一軒の家に定住しないのが地域猫の知恵である、そうやって複数の餌の供給源を持つことで生活の安定が保たれる、本能的にそういう知恵が身に着いている、どこかの家が留守期間が長ければ他の家で餌がもらえる、猫は何となく数日おきに迎えてくれる家々を巡回しているようだ😄 

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