テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Becker, Mexico Cassette Vollstereo

2016-03-30 16:40:54 | Weblog

今日お預かりしたのは Becker, Mexico でFMを日本バンドに改造するご依頼を頂いた。   この種
のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問
い合わせ下さい。

FMの改造は無事終わったのだが点灯していたと思うパイロット・ランプが点灯していなかった。 夜
は都内で集まりがある為撮った画像をアップする時間が無くなって仕舞ったので明日。

 

3月31日 改めてパイロット・ランプ部分を診てみたがどうも大きな勘違いをした様で、単にステレ
オ・インジケーターが明るかった為に点灯していないと想って仕舞った様だった。 反省!

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Becker, Europa MU (late 1970's?)

2016-03-29 11:45:34 | Weblog

今日お預かりしたのは Becker の Europa MU で多分1970年代末頃の物と想われる。   使われな
くなって久しいとのお話だったが、これまでに手掛けたカーラジオの中で最も多く手掛けた機
種なので修理に特に問題は無いと想う。 この種のカーラジオの修理、改造にに付きましては
こちらの ホームページ  https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

早速通電してみたが電源が入らない。 仕方なく強制的に電源を加えてみたが音声出力が無い。

最も怪しかった出力段のトランジスタを診てみたが問題は無かった。 次いで徐々に前段のトラ
ンジスタを診て行ったが結局原因はトランジスタでは無い様だった。

回路図から見られる様、低周波回路は全てDC結合となっている為チト面倒なことになる。

使われている電解コンデンサの一部も念の為交換してみたが片方は容量抜けを起こしていた。
交換後、再度各部の電圧を診たところ当初の値と可也異なっていたので実際に音を出してみた
が良好に機能する様になった。 途中一部のトランジスタの足が折れている様な感触が有った
がこれが原因だったのかも知れない。 その後可也ランニングしてみたが問題は出ていない。

次いでFMの改造に取り組み好結果を得た。 最近始まったワイドFMまでカバー出来た。

FMのフロントエンドは1970年代末から採用された方式で、何度やっても組立時に神経を使う。

i Podアダプタの増設に取り掛かったが急に音声が出なくなり調べたところ Din コネクタのピンの
一部が折れていた。 破断面の状態から金属疲労が原因と想われるが初めての経験となった。

最後にランプが切れていたので交換に取り掛かったが初めて見る構造で梃子摺った。

前面のクローム・トリムがキチント嵌ってないので、何とかならないかといじっている内にフロントパ
ネルの一部(ボタンの両側)が割れたり、クラックが入って仕舞った。 多く手掛けて来たEuropaだが
初めての経験となった。 上の画像はその後に撮ったもので左程目立ちはしないが責任は有る。 
ところで電源スイッチの問題は奥の手を使わせて頂き良好に機能する様になった。 またAMも切り
換えスイッチに問題が在った様だったが何とか直った。 永年放置されるとどうしても接点部分が酸
化して仕舞いこの様な問題を起こす。 

 

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トヨタ車用カーラジオ 86120-14061 (富士通テン)

2016-03-28 12:13:46 | Weblog

 今日お預かりしたのは富士通テン製のカーラジオでトヨタの品番は 86120-14061で、AM/FM 2
バンドでモノラル対応の物だった。 動作は未確認とのことだったが点検と iPod 用アダプタの
増設をご依頼頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

動作を確認したところFMは良好だったがAM (MW) は機能しなかった。

結果をお伝えしたところAMは左程聴かないのでFMだけで良いとのお話だった。

明日はiPod用アダプタの増設に取り掛かろう。

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松下の小型テレビ TR-1030 (Solo) 2台

2016-03-25 22:54:00 | Weblog

 3月26日 2台の動作試験に取り掛かった。 動作は2台共良好だったが映像は走査線数100
本程では無いかと想わせる様な結果だった。

 

 

 

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五菱工業(株)、 MINI-3 ラジオ

2016-03-25 14:20:10 | Weblog

外観からはホーマーの物かと想ったが説明書に依ると製造元 五菱工業(株)と記されていた。
ハッキリはしないがホーマーの OEM では無いかと想像したが定かでは無い。   この種の小型
ラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問
い合わせ下さい。

ボタン電池は可也の年月放置されていた様で緑青が激しかった。

電池が接触する部分を磨き通電してみたが全く動作しなかった。 コイルとV/Cを個々に診てみ
たが問題は無さそうだった。 残るはICだけだが電流を診たところ徐々に増え、約3mAとなった
がどうもICに問題が在る様だった。 残念ながらここはどうすることも出来ない! *これまでに
手掛けたホーマーの物では動作しなかった物は結果として無かったのだが。

3月30日 このままとするのは誠に残念なので別の回路を組み込んでみることにした。 それに先
駆け共振回路が正常に機能しているか確認してみた。

予想よりQは低く感じたが一応共振回路として機能していたので壊れているユニットを外した。

しっかり(エポキシ樹脂)ポッティングされており内部を見る事は困難だった。

3月31日 駄目元でメインのユニットを時間を掛けて掘り出した。

基板の一部が壊れたが一応原型を留めた形で取り出すことが出来た。

ホーマーではこの種のラジオをICラジオと呼んでいたのでテッキリ厚膜 ICなのかと想像してい
たが、この機種ではトランジスタ1石 RF-AF レフレックス・ラジオだった。

この後パターン面を研磨しパターンを表に出し、帰路通勤電車内で拡大レンズを使い眺めた。

元々の回路が直らない可能性が高いので今日は別の回路用の部品を購入し試作してみた。

4月1日 我が家で回路図を起こした結果何とかなるのでは無いかと想われたので調べを進めた。

先ずダイオードの一つにクラックが診られ完全にオープンとなっていた。

電池の電極、イヤフォン・ジャック等にも緑青が在ったのでクリーニングを行った。

ダイオードを交換しアレコレ試みたが上手く動作せず、トランジスタも交換してみた。  使われてい
たトランジスタの型番が消えており(最初頭文字Kだけが読めた)手許に在る物の中からhfeの高い
2SC2240を使ってみたが1MHz辺りまでは動作したがそれ以上では殆ど動作しなかった。 次にhfe
が半分程(140)の2SC1815に換えてみたところ全域で良好に動作し、音量も可成り増加した。

元々は水銀電池 H-C、2個が使われていたがこの電池は最早手に入らないのでLR-43 (x2)
を使った。  12,000+710 shipping=12,710.

 

4月3日 LR-43を買って来たので実際に組み込んでみたがサイズ(厚み)が不足していた。 元々
の水銀電池H-CのサイズはLR-44と同一の様だったがLR-44、2個では非常にきつく、結局LR-43
とLR-44を各1個使う形を採った。

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TV Watch (セイコー テレビ・ウォッチ) 2セット

2016-03-25 11:26:37 | Weblog

先日も同じ機種を数台お預かりしたが何れも殆ど機能しなかった。 今回も同じ方からで今回の
物の中には機能する物が在るハズとのお話だった。 明日にも診させて頂こう。 この種の小型
テレビは中々修理は出来ないが動作確認や単純な修理は可能なので詳細はこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

3月26日 新たに届いた2台の動作を確認した。 先ず通算5台目が良好に動作した!次いで液
晶部分合計6台全ての動作を再確認したところ全て良好に機能した。 先日不完全ながら何とか
動作していた本体の動作を再確認したがこちらも機能していた。 

結果、液晶部分全6台の全てが機能し、本体も2台が動作した。 再確認して良かった!
Inspection (Radio x1+TV x4) 21,600+Shipping (x2) 2,260=23,860

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Porsche 用 カーオーディオ、松下 CQ-8650AU

2016-03-25 11:25:11 | Weblog

今日お預かりしたのは1980年代のポルシェに使われていると伺った松下の CQ-8650AU で動作
は未確認の様だった。 カセットの動作を特に望まれていたがサテどうなるか?  この種の装置
の修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https//vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い
合わせ下さい。

可也の年月水に浸かっていた様だった。 特にモーターは全く回転しなかった。 *その後の作業
から想像出来たのは単に水に浸かっただけでは無く、汚れ方から泥水に浸かったと想われた。

一応ラジオは機能したが片方のチャンネルしか音が出ず、また音量も少なかった。

半ば諦め掛けたが検波(ステレオ)出力が出ていれば外付けのアンプを用意すれば機能させる
ことが出来ると調べを進めた。

先ずは基板面を綺麗にして回路を追った結果、出力ICの部分で問題が幾つか見付かった。

そこを修正した結果、両チャンネルとも良好に出力が出たのでやれやれと元の形に戻した。

ヤレヤレと連続運転に取り掛かったが暫くして音量がガクンと減り、ステレオの表示も消えた。
初め電源を入れなおすと直ることも有ったがどうも一筋縄では行きそうも無かった。 ガックリ

 

 

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SONY, WM-D6C

2016-03-25 11:17:19 | Weblog

今日の1台目は SONY, WM-D6C で急に速度が増加して仕舞ったとのお話だった。 近々診させ
て頂こう。   この種のカセット・レコーダの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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某欧州メーカーのオーディオ用機器を修理して感じたこと

2016-03-21 22:34:22 | Weblog

    昨日の午後は某欧州メーカーのオーディオ機器の修理に費やした。 このメーカーの製品の
特徴はそのフォルムに有り現在でも多くのファンがいらっしゃる様だが修理を担当する人間に
とっては実に多くの問題を抱えているモデルと云える。 今日のモデルもその前面を覆ってい
るガラス板を先ず外す必要が有るのだが加えて良い力の限度がハッキリしない。 今回の問
題のメインは電源が入らないと云うことで昔の人間に取っては左程大きな問題では無いので
は無いかと想われたがどうも電源のON-OFFにもマイクロ・プロセッサが絡んでいる様だった。  
  幾つか非常にプロミティブな問題が考えられその内の何点かを確認したが一部未確認の点
があるので明日もう一度取り組んでみるが、この間にこのメーカーの日本法人から何とも無責
任な回答がご依頼主に届いた様だが日本法人を名乗るので有れば近年自社で販売した物の
メンテナンス位は責任を持ってやって欲しい、さもなくば何の為の日本法人なのか? 単に物
を売って終わりとするならそれこそ子供でも出来るし、無責任極まり無い。  

3月22日 昨日は甥の結婚式で珍しく仕事場には来れなかったが、今日は朝から一昨日の続
きに取り掛かった。  電源回路で確認しておきたい点が3点ほど残っていたのでそれらを確認
して行ったが最後のリレー回路が載った基板がCD のメカの下に在る為残念ながら確認が出
来なかった。  現在CD のトレーが在る場所がホームポジションなのか定かでは無いが、電源
が入らないとCD のトレーは動かないのでこのモデルの設計に疑問が残る。 (電源回路に問
題が在りそうだが、電源が入らなくなると電源回路が当れなくなると云う構造は何とも理に叶
っていない)

*今回は珍しく画像をアップせず、またメーカー/モデルも伏せたままだがご依頼主の意向が
有る為仕方が無い。  欧州メーカーのオーディオ機器も広く手掛けておりますので詳細はこち
らの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

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SONY, ICF-SW 55

2016-03-19 22:02:39 | Weblog

今日お預かりしたのは SONY, ICF-SW55 で AMで通電すると1~2分後に感度が無くなり、その後
数秒~数十秒すると復帰するが、これの繰り返しとのお話だった。   (ただ発送時この問題は出
て無いとのお話だった)   この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

動作を確認後電解コンデンサの交換に取り掛かった。

100μF以下は全て積層セラミックに交換し、220μF以上はアルミ電解コンデンサを使った。

全て交換し終わって組み込み通電してみたが残念ながら動作しなくなって仕舞った。 再度分解
し細かくパターンを診てみたところ一箇所パターンが切れている部分が見付かった。

パターンの問題を修正した結果、良好に動作し始めたので連続運転に取り掛かったが暫くして伺
った症状が発生した。 その後、短波ではどうかと周波数を上げて動作をみてみたがラジオ日経
では30分以上ランニングしたが問題は発生しなかった。

どうも中波帯のみで起こる問題の様だが何とも解せない。

 

 

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BC-652-A/SCR-506 Radio Receiver (再)

2016-03-18 21:32:22 | Weblog

 

    今日は時間切れで画像をアップ出来なかったが米陸軍用 BC-652-A/SCR-506 に取り掛かった。 
とは云っても44年前にAWC のメンバーH さんが電源部の改造を行った物なので多分動作するの
では無いかと想われたが残念ながらそう簡単には行かなかった。 この種の受信機の修理、改造
に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

この機種はRF1-IF3のAM用受信機で、周波数帯は2.0-3.5と3.5-6.0Mcの2バンド、11球。

本来電源は14V又は28Vのダイナモが本体後部にマウントされるのだが、それの代わりに電源
トランスが組み込まれていた。(回路図上は14/28Vとなっているが実機には12Vとなっていた)

当初音声出力も無く出力管を診たところヒーターが点灯していなかった。 底板を外しヒーターの
端子で電圧を診てみたが問題無く、出力管6Y6を再度挿し通電したところ音声出力が出始めた。

 

3月19日 SONY, ICF-SW55 の修理に手間取って仕舞い、結局想定した時間の1.5倍程を要して
仕舞ったが夕方から昨日の続きに取り掛かった。 先ず局発が動作して無い様な感じだったの
で確かめたみたが上の画像に見られる様、問題無く動作していた。

周波数変換12K8のg1にアンテナを繋ぐと動作していたので、アンテナ入力に繋いだ結果動作した。

裏面の画像を撮って無いが、アンテナ入力は後付けされた箱に繋がっていた。 最初この箱の
目的が不明だったので中を見てみた。

水晶の周波数は46MHzで、どうも50MHz用のクリスタル・コンバーターの様だった。

なるほどこれでは短波帯の受信は出来無い。 外付けでSGから50MHzの信号を加え出力を診て
みた。 この後予想外の問題に幾つか遭遇することになったが、最も解せないのは50MHzの信号
を加えたにも関わらず、5MHzで受信出来た。 50-46=4のハズなのだが? 因みに5MHzはイメー
ジでは無く、これらは周波数カウンター等で確認したのだが? (単なる勘違いと後で分かった)

3月24日 感度がイマイチなのでIFの調整を行ってみた。 調整には上の部分を外す必要が有る。
Hさんが44年程前に作られた電源部を先ず外した。

元々上の部分にはダイナモと周波数校正用の200KHzを原発信とする100KHzと20KHzの分周器
が在るのだが100KHzは無論分かるが、20KHzは単なる分周器で得られるのか?

全てのIFTを診てみたが問題は無く、各真空管のプレートとスクリーンの電圧も問題無かった、

次いで50MHz用クリスタル・コンバーターの調整も行ってみたが余り変化は診られなかった。
基板にはXC-21と記されていたが RF2-Mix.-IF1と云う構成だった。 使われている668CUと
記されたトランジスタのスペックが不明。 

コンバーターは若干動作が不安定で一寸したことで発振して仕舞った。 何とかだましだまし発振
しない様調整し、手元に在ったBCL受信機 RF-2800で動作を確かめてみたがマアマア使えそうだ
った。 ところでこの際の感度と BC-652-A のそれとを比べてみたが感じとして30~40dB 低い様
でまた音量も少なかったのでまだまだ難航しそうだが明日は修理品が数台届くので先になるかも。

3月25日 音声出力が少ない原因を探してみたが低周波出力の入力回路と前段間は約3分の1に
分圧される回路となっていた。 他に出力インピーダンスが定かでは無く、勝手に600Ωを想定した
がもう少し大きいことも考えられるので出力トランスを高インピーダンスの物に換えてみた。 結果
可也音量は増したのでここはこのままとし、時間が出来たら感度の点を探ってみよう。

3月26日 夕方時間が出来たので高周波部に取り掛かった。 周波数変換12K8のグリッドキャップ
に信号を加えた際の感度とアンテナ入力に加えた際では優に40dB以上差が有ると感じられた。
先日と同様上の部分を外しANT.とRFユニット(上の画像)のトリマで調整を試みたが全く変化が無く
特にRFユニットではローターとステーターが短絡している様だった。  こうなると分解するしか無い。

上の画像に見られる様、予想通りRFユニット内のトリマー (V/C) は見事に短絡していた。

RFユニット内のトリマーは2個共短絡しておりここをどうするか? 同じ物が在れば簡単なのだが。

次いでANT.ユニットに移ったが、こちらは特に問題は無さそうで単体でのB2コイルの共振周波
数 (トリマー Max.) は約7.2MHzだった。

3月27日 シャフトを固定している円柱状の金具を如何にして固定させるか迷った結果半田付け
したが一つ目はスンナリ上手く行った。 

続いて二つ目に取り掛かったが若干取り付け位置に問題が有ったので一度外そうとしたところ勢
い余って金具が飛んで仕舞い探したが見付からず、仕方なく4mmのナットを削って代わりとした。

何とか二つとも良好となったので組み込み実際に動作させてみた。 RFユニット側はスンナリ結果
が出たがAnt.ユニット側は非常にブロードで、指定されている5.7 MHzでピークを出しても低い周
波数では可也ゲインが落ちて仕舞った。 仕方なくパラに47pFを添えたがこれは本来の形では無
く何ともトラッキングに問題が有る様だが昨日までの感度と比較するとドラスティックに増加した。

最後にBFOが機能してないことが気になり発振を担っている12K8の各部の電圧を診てみたがカソ
ードの電圧が0.4V程しか無く、定格2.2Vの1/5程しか無い。 ここも使われているV/Cが怪しい。

 

3月28日 BFOを担っている12K8周りを細かく診てみたが問題は無さそうだった。 駄目元でシ-
ルドケースを外してみた。

上の画像に見られる様ローターが一つズレかつステーターと短絡していた、これでは発振しない。

BFO回路のV/Cで3つ目となったが何故シャフトを固定していた金具が緩んで仕舞うのか? ここ
を半田付けし組み込んだところ上手く動作し始めSSBを聴くことが出来る様になった。

Ant. Unit 内のB2用コイルの共振周波数が気になり再度取り出してみた。 メインV/Cは236pFで
パラに40pFが加えられているので略同じ値の固定コンデンサを添え共振周波数を診てみたが約
4MHzだった(本来は3.5MHz)。 感じとしてはインダクタンスが若干不足している様だが一部巻線
がほどかれたとも想えないのだが? 

 

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BRAUN, SK 5 (1958 Phonosuper UKW, MW, LW Plattenspieler)

2016-03-18 13:40:39 | Weblog

今日お預かりしたのは何度か手掛けたことが有る BRAUN の SK 5 で劣化が想像出来る部品の
交換等をご依頼頂いた。この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ダイアル面が何とも汚れていた。

真空管は横向きに刺さっており輸送時の振動、衝撃等で斜めになって仕舞うことが多い。 下の
画像の抵抗は可也発熱した形跡が診られるが特に問題は無かったので交換はしなかった。

レコード・プレーヤ部分は一応良好に機能したが、一部機能していない部分も診られた。

ラジオ部分は若干スイッチに接触不良は診られたが左程問題になる程では無かった。

絶縁の劣化が想像出来るペーパー・コンデンサを全て交換した。

ダイアル面と、その上に在る透明な窓の部分の汚れを落とした。

レコード・プレーヤはトーンアームを持ち上げ横にスライドさせるとモーターが回り、演奏終了後
元の位置に戻すと停止するのが本来の動き方だがその機構は上手く機能していなかった。

レコード針の状態を診てみたが辛うじて使えると云ったレベルだった。 (ホコリを払った)

使われているのはクリスタル・カートリッジなので何時動作しなくなっても最早可笑しくない。

電源は110Vにセットされているので、100Vから220Vえの昇圧トランスは必要無いのだが? 

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クラリオン RF-1301

2016-03-16 13:00:51 | Weblog

    今日お預かりしたのはデッドストックと伺ったクライオンのカーラジオ RF-1301 で動作確認と
iPod アダプタの増設をご依頼頂いた。この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

動作に問題は診られずiPodアダプタの増設を行った。

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R-390A

2016-03-15 15:00:00 | Weblog

 

      今日お預かりしたのはこれまでに何度か手掛けた R-390A で、先日重いテレビを持った為に右
足に痺れが出て仕舞い未だ続いているので慎重に作業台に載せた。 この種の受信機の修理、調整
に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

お話では可也感度が低く、極普通の6石トランジスタ・ラジオと同程度の感度しか得られ無かった
とのお話だった。 (ご自身での測定結果では最も感度が高い周波数帯で約3-4μVとのこと)

先ずは最も可能性の高い真空管の劣化を確認する為に全数のgmをチェックしてみたが驚いたこ
とに全て可也高い値を示した。 一点気になる点があるので明日再度調べてみよう。

3月17日 先日gmを測定した際のヒーター電圧が若干高い様だったので友人のDMMと比較して
みたが差は想ったより少なかった(-7%)。 全ての真空管を元に戻し実際の動作を診てみた。

予想していたより高感度だったが明日は調整に取り組んでみよう。

3月18日 昨日に引き続き取組んだ。 バンドに依って感度が可成り上下していたのでRF部の
調整に取り組みバンドに依っては可成り感度は増加したが、周波数のズレが気になった。

上はラジオ日経 (6.055MHz) 受信時だが約23KHz低い。 ただ中波帯ではFEN 810→810.8KHz
NHK第一 594→590.6KHz (-3.4KHz)、TBS 954→956.4KHz (+2.4KHz) とズレは少なかったが変
化傾向は一様では無かった。

 

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BC-603 20-28Mc, FM Receiver

2016-03-14 21:37:06 | Weblog

 

今日は午前中、雨の中税務署に並び確定申告を済ませた。 明日からはまた修理の物が届くので
かねてから動作を診てみようと考えていた BC-603 に取り掛かった。  実はもう1台同様の物が在
るがそちらも同じ BC-603 か、カバレッジの異なる BC-683 かは目下不明)。 サテ、今回取り組
んだ物はダイナモ部分が電源トランスに置き換えられており(日本国内で為されたものと想われ
た)使い易いと云えないことも無い。この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

先ずは電源スイッチに問題が診られたので同様の物に換えた。 

電源部の回路を少し調べAC100Vを加えてみたが一次側の電流は15mA程しか流れず、当然ヒー
ターは点灯しなかった。 その後調べを進めたが、どうも電源部内のヒーター回路に誤配線が在る
のでは無いかと想われた。 ダイナモは12V用と24V用が在り、電圧に依ってヒーターの結線が変
わるのだがその部分がキチントしてないのでは無いかと想われた。 帰路通勤の電車内で回路図
に目を通したが更に調べてみよう。 因みに全く同じ回路の BC-683 は27-38.9Mcとなる。

3月15日 電源部に問題が在るのでは無いかとアレコレ調べたみたが問題は無かった。

電源部に問題は無いと想っていたが再度細かくみた結果、高圧の-側がグランドに落とされて
いた。 ここはグリッド・バイアスを得る為に数10Ωを経由してグランドに落とす必要が有る。
と云う訳で正しい回路に直したが、結果ハムがドーンと増えて仕舞った!

ならばと電源部を元に戻し改めて通電したところ問題なく動き始めた。 一体何が問題だったのか?
ただ通電後、一瞬適当な音量でノイズが聴こえるが直ぐに殆ど無音となり、1分程後にノイズが少し
聴こえる様になる。 この時SGから信号を加えると動作はしていたが感度は不足していた。 そうこ
うする内に R-390A が届いたので続きはまた。

3月17日 昨日+Bラインの抵抗値を診てみたがハムの多い方が約16KΩ、少ない方が約20KΩ
だった。 また念の為負荷電流も診てみたが両方共約50mAだった。

テクニカル・マニュアルを見てみたがスケルチ回路をON-OFFするスイッチが怪しかったので思い
切って外してみたがスンナリ切り替わらない問題は在ったが電気的には問題無かった。

1st AF のプレートの波形を見てみたが電源(両波整流)のピーク部分が乗っている様だった。

もう一台にはダイナモが装着されていたが配線されて無かったので先に組み立てた。 このダイナ
モを使って2台の動作を診てみたがハムの少ない方ではスンナリ良好に機能したが、ハムの多い
方では一応動作したが音声出力が少なかった。  どうもハムの多い方では前段からのノイズが小
さくハムが目立つ様だった。 少し頭を冷やしてからにしよう。



3月23日 ハムが気になっていたので電源の平滑回路を 500Ω→2KΩ→10H/50mA+ (47-47μF)
のチョークに交換した。 その際気付いたのは先日回路が間違っていると修正したのは電解コンデ
ンサのマイナス側のみでトランスのセンターはグランドに落としたままだった。 ここを修正した結果
ハムは激減した、誠にお恥ずかしい。 サテ、ハムの問題は無くなったが感度が非常に低かったの
で調べを進めた結果IF1 のスクリーン・グリッドの電位が0Vだった。 判明したのはマイカ・コンデン
サC6 (0.006μF) のショートで、ここを交換した結果感度はドラスティックに増加した。

3月24日 この機種にはBFOの様な中間周波数の発振回路が組み込まれており、受信機の機
能確認用との説明が有るがイマイチはっきりしない。 ただこの受信機でSSBを聴くことも有るの
でどうせならとUSB用の周波数とした。 先ず発振周波数を診てみたが2.649MHzと驚いた。

このモデルのIFは2.65MHzなのでマイナス1KHzに驚いた訳だが(多分前回調整したのは40年以
上前なので)、今回はプラス5KHzとした。

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