テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

B&O, Beomaster 1900(再)

2022-04-30 12:02:36 | オーディオ

今日お預かりしたのは昨年7月に修理を手掛けた Beomaster 1900 で修理は終了しご依頼主もそ
れを確認した後仕舞っていたが先頃通電したところ機能しないとのことでお送り頂いた。 この種
の機器の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。 
このところ満杯状態が続いており直ぐには取り掛かれ無いが近々診させて頂こう。

5月1日 先ずは動作を診てみようと通電したが最初 FM1 で受信した気がしたが勘違いか?

FM5 に換え全く受信していなかったので裏蓋を開けた。

前回弱いながらも局発は機能し、問題無く受信出来ていたので10ケ月程で受信出来無くなると云う
のが何とも解せない。 (受信周波数も略ダイアル通りだった)

局発のトランジスタの各電位は可笑しく無かったが、何とも理解し難い回路なので困った。

仕方なく局発の代わりに SG から信号を加え幾つかの局を受信したが感度が可成り低く、また受信
周波数が何とも可笑しかった。 今日は2時間しか取り組めず時間切れとなったので続きは明日。 
上の画像では見難いが一応 STEREO 表示が点灯している。

5月3日 昨日も1時間半程取り組んだが好結果を得られなかった。 どうも局発の停止だけで無く
RF Amp.の共振点は下に数MHzズレている様だった。 ここで諦めるかとも考えたが高周波の測
定器の設計を永らく手掛けていたメンバーの一人Mさんに相談した結果診て貰えることになった。

ただMさんは大型の物は扱え無いとのことでフロント・エンド部分だけを外し送ることにした。

昨年手掛けた際確か若干改造した記憶が有ったが部品面を見てそれを思い出した。

5月4日 昨日送っておいた M さんから帰宅しようと用意していた時に電話で中間報告が有った。
局発のトランジスタの hfe は低く、また元々の高周波特性も余り高く無さそうとのことでアレコ
レ試みてみるとのお話だった。

5月6日 M さんから2度目の中間報告が有った。 一応帰還回路の定数をいじり発振は為される
様にはなったが周波数の変化量が 7MHz程しか無く、局発のコイルにパラに繋がっている 10pF
を外したとのことだった。 ただ一度電源を切って再投入しても発振は開始しなかったとのお話
も有った。 また周波数が突然 100MHz以上になることも有り、共振回路周り(基板)を洗浄し
てみる必要が有るかも知れないとのことだった。 可成り重症そう!

5月7日 M さんから吉報が届いた、原因は局発の電子同調回路の一部を形成しているコンデンサ
C27 (270pF) が内部で接触不良をおこしている様で容量がゼロになることが有るそうだった。 
ここを交換し局発は現在良好に機能しているが2日程ランニングしてみるとのお話だった。  他に
混合段の FET に若干の発振が診られたが実際の受信には影響は無いとのことだった。

5月10日 M さんから修理後のフロントエンドが届いた。 昨日夕方何時もの部品屋さんを訪ねた
時に店長から M さんから丸二日掛かって仕舞ったが幸い上手く直ったそうと聞いた。   しかし M
さんの粘り強さには脱帽するしか無い!

早速組み込み動作を確認した。 下端は約 81MHzだった。

電界強度は左程低くは無いのだが 81.3MHz (J Wave) でステレオ表示が為される時(下)とそうで
無い時(上)が有った。

微調整を行い下端を 76MHz、上端を 90MHz 程にした。

前面パネルを被せタッチパンルの様に上の面から制御したが一部が機能せず何度かやり直し5回目
で何とか制御出来る様にはなったが疲れた。 この構造には毎回泣かされる!

ところで左端に Power ON-OFF のスイッチが在るが機能していなかった。(電源は切れない)

 

 

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K さんの 205D シングル・アンプ 2台目

2022-04-28 13:54:13 | オーディオ

3台目は先日隣町の K さんのご自宅を訪ね完成させた 205D シングルのアンプで好結果を得られた
が今回は2台目をお送り頂いた。 この種のアンプの製作、修理等のご依頼はこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

前回は K さんのお宅に伺い作業を進めたが、その時のことを思い出しながら作業を進めたが回路図
を添えて頂くとよりやり易かったのだが。 下は誤配線されていた部分を外した殆どの線材。

誤配線は全て直したが何とか動作を確認する方法は無いか考えてみた。 101D と 205D + 整流管
が在れば簡単なのだがそれらが無く代わりに UV ベースの 201A (x2)とダイオード2本を使った。

音源に MD プレーヤを使ってみたが非常に良好に機能した。(想っていたより出力が有った)
前回は 2 時間半を費やしたが、今回は 1時間40分で済んだ。   

 

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日立 CH-580

2022-04-28 13:53:23 | 通信機

2台目は久し振りの CB 機、日立 CH-580で一部のチャンネルの送信、受信が不可能。 また若干
変調が浅い様とのお話だった。 この種の機器の修理、調整等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

 

4月29日 伺った症状を確認した。 受信は CH1 (26.968MHz) が機能していなかった。

送信は CH4 (27.080MHz) が機能していなかった。 出力計のフルスケールは 0.7W程。

チャンネル切り替えのロータリー・スイッチの問題かとも考えたが残念ながらそうでは無かった。

左は CH1 (26.968MHz 受信用) 26.513MHz、右は CH4 (27.080MHz送信用)の水晶。

久し振りに無調整の発振回路を引っ張り出し先ず 3.579545MHzの水晶を診てみた。

受信、送信用の各水晶は発振しなかった。

幾つかの水晶で動作を診てみた。 14.318MHz の水晶、発振周波数は少し低い。

27.100MHzの水晶は 1/3? の基本波 9.0296MHzが示された。

27.145MHz の物は若干低い 27.138MHzとなっていた。

4月30日 水晶屋さんと打ち合わせ動作良好な水晶(下)と不動の水晶(上)各1セットを投函した。

5月19日 頼んでいた水晶が水晶屋さんから昨日届いた、頼んだ2個以外に 26.513MHzも届いた。

早速組み込んだ結果何故 26.513MHzの水晶が添えられていたのかが分かった。 先日 RX2 が機能
していなかったが今回テストした際 RX1 も機能しておらず、サンプルに添えておいた RX1 用の物
のアクティビティーが低く添えて頂いた物と想われ水晶屋さんの配慮に感謝感謝なのであります。

機能していなかった TX4 も良好となった。

 

 

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Seeburg, Model TSU1-7 Receiver

2022-04-28 13:50:32 | ジュークボックス

今日の1台目は Seeburg、TSU1-7 でジュークボックスの一部を形成している物の様だが使われ
ているコンデンサの全数交換をご依頼頂いた。 この種の物の修理等のご依頼はこちらの ホーム
ページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

5月3日 交換を始めたがその都度部品番号を調べ値を確認しなければならず時間が掛かる。

5月4日 昨日の続きに取り掛かった。

パルス・アンプ部分

回路図とは異なり CR501 の - 出力に 1.8KΩが入っていた。

上は今回交換したコンデンサ。 下は別のユニット用の 550 番台のコンデンサ。

 

 

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TEN, RS20 58120 トヨペット・クラウン用

2022-04-27 21:31:08 | 

仕事場の PC がアップデート作業を開始して仕舞った為、何時もより30分程遅く仕事場を後にし
たが玄関のドアの所にダンボール箱が置かれていた。 先程追跡したところ今日の14:29 にお届
け済みとなっていたが、確かゆうパックの今日の集荷はこの時間より20分程後だった様想われる
がその時にこのダンボールは無かったハズだが?  何れにせよ昼に7-8分空けただけでこれ以外
は仕事場にズット居たがインターフォンは鳴らなかった。 (集荷の際は鳴ったので玄関に出た)
  集配局にせめてインターフォン位鳴らせないのか抗議をしたが、ゆうパックは原則受け取り印
を要する(受取人と対峙する)配送方法では無いのか?  当然その分のコストも含まれている
ハズだが!   こちらが不在なら仕方が無いが14:29がもし本当なら玄関のドアは半分開けてあっ
たので留守とは考え難いのだが、一体どの様な教育をしているのか?   閑話休題、明日は一番で
診させて頂こう。

4月28日 朝一で診させて頂いた。 電源スイッチがスンナリ入らなかったがここは残念ながら
修理不可能。 

音量調整にガリが診られたが受信に大きな問題は無く今も隣のテーブルで動作している。

他にヒューズ・ホルダーが壊れていたので交換要。

ゴーサインを頂いたのでヒューズホルダーを交換し、外部入力アダプタを増設した。

 

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B&O, Beosound 9000 Mk3

2022-04-27 12:36:40 | オーディオ

2台目は都内渋谷区の K さんからお預かりした Beosound 9000 Mk3 でお約束の CD を読み込
まないとのお話だった。 この種の機器の修理、動作確認等のお問い合わせはこちらの ホーム
ページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

実際に動作を診させて頂いたがヘッドの移動もスムーズで、またどの場所でも問題無く読み込ん
でいた。

少し時間を置いてから再度診させて頂こう。

6時間程後でも診させて頂いたが全く問題は診られなかった。

 

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Becker, Mexico

2022-04-27 10:13:41 | 

今日の1台目は Becker, Mexico だが初めて見る縦長(奥行きが長い)の物で、永らく Becker の物
を扱って来たが驚かされた。 この種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。  このところ多くの物をお預かりしており直ぐに
は取り掛かれ無いが近々診させて頂こう。

4月29日 先ずは電源コネクタ内のリード線の被覆に取り掛かった。 3mmのナットも固定したい

全く音声出力が無かったので確認の為以前レストアした物を接続し電源の動作を確認した。

通電してみたが電流は想定した値より大きかったが音声出力が全く無かった。 約 5.4A

ヒーターが明るく点灯している真空管と殆ど点灯している様には見えない真空管が在った。

細かく診た結果、コネクタの右上のピン(1番ピン)が折れて無くなっていた。

電源コネクタの各ピンの接続を診てみた。 1番ピンは本体の音声出力なので当然出力は無くなる。

ピンは 2mm 程だったが適当な銅線が無く細い線を3本纏めて作ってみた。

一応 FM は動作し始めたが AM に切り替えられなかった。 電流は減り約 4Aとなった。

以前同じ機種で同様の問題が診られ切り替えのリンク機構が不完全だったが今回も同じだった。

間隙調整用のビスがシッカリ止まっていたのでシンナーで溶かし少し押し込んだ。

結果 AM も機能したが切り替え部分が可成り硬い(重たい)。

4月30日 AM/FM 共に良好に動作はする様にはなったが若干音量が少なかった、

絶縁劣化が予想されるペーパー・コンデンサが数個使われていたので交換することにした。

欠けていたパイロットランプを加えた。

改めて動作させてみたが音量も十分となった。

電源コネクタを差し替え様とした時に1番ピンが折れて仕舞ったので付け直した(強度不足)

今回セットになっていた電源/アンプ部分 (Umrichter G) を診てみた。 先ずバイブレータが欠品。

電源の整流用のセレンはシリコン・ダイオードに換えられていた。

一部の巻き線抵抗が焼損しており、電解コンデンサとスチコンの幾つかが溶けていた。 見た
感じ一部燃えて仕舞ったのかも知れない。

5月1日 最後に外部入力アダプタを増設し終わりとした。

同じご依頼主から以前お預かりした Mexico の FM の周波数安定度が低かったので再度取り組ま
せて頂いた。

上の画像に見えているエンパイア・チューブの中に正帰還用のチタコン (30pF) が収められている
がこの温度特性に起因しているのでは無いかと想像し、駄目元で外した。

どうやら想像は当たった様で先程来連続運転を行っているが周波数変動は診られない。

 

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質問のみにはお答えしていません(こちらは趣味でこの種のことをやっている訳ではありません)

2022-04-25 16:12:12 | その他

何時も見ていると云う方から RF-2800 の周波数カウンターのオフセットが効かないと云う問い合
わせを頂いたが有償の修理、診断は無論させて頂くが、質問だけと云う場合回答はしていない。
●これまでにも何度も記している様、連絡先が無ければこちらからは回答のしようが無い。

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205D Single Amp.

2022-04-24 13:16:42 | オーディオ

隣町に住んでいるクラブメンバーの一人、K さんがこの7、8年コツコツ取り組んで来た 205D
シングルアンプだが殆ど配線も終えたものの先日大けがをされて仕舞いこちらに完成させて貰
えないかとのお話を頂いた、 この種のアンプの修理、改造等のご依頼はこちらの ホームペー
ジ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

これまでに UTC の電源トランスが2度レアショートの様な症状を呈し国内のトランス屋さんに
特注した電源トランスが使わていた。 数か所誤配線が見付かりそれらを修正した。

一応配線を終え通電してみたが整流管から青紫の放電が見られ、また 205Dのフィラメントが点
灯していなかった。 改めて回路を診たが整流管の出力がグランドに落ちていた。

また 205D のフィラメントピンをスチールたわしで磨いた。 前段は 101Dで、全てトランス結合。

スピーカーと音源の CD プレーヤを繋ぎ電源を入れてみたが 205D のフィラメントも点灯し可成り
の音量で出力が出て呉れ思わず固く握手を交わした。 好結果が得られ良かった!

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National, RF-038

2022-04-22 11:54:25 | ラジオ

今日お預かりしたのは随分前に一度手掛けたことが有る松下の RF-038 で動作しないとのお話しだ
った。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致
します。

バンド切り替えスイッチに問題が在ったが FM は可成り良好に機能し出したが、AM は切り替えに
若干コツを要した。

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B&O, Beosound Ouverture

2022-04-21 10:17:58 | オーディオ

昨日お預かりしたのは B&O, Beocenter 2500 と伺ったものの実際は Beosound Ouverture 
だった。 これまでに経験の無い様な問題を含んでいる様だった。 この種の機器の修理のご
依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

お話では CD が読み込まないことが多く、稀に読み込んでも回転が不安定で、また波打つような
感じとのお話だった。 カセット部分は全く機能せず、ディスプレイも表示せず。

偶に CD を読み込むことも有ったが、確かに回転が不安定な感じで、おまけに複数のトラックを
読み込んで仕舞う感じが有った。

ヘッドフォン出力に歪が感じられたので念の為スピーカーでも確認してみた。

4月22日 部品取りとしてカナダで購入された Boesound 4000 をお送り頂いた。

確かにこちらのディスプレイ部分は良好だった。

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Philips, D1835 Compass

2022-04-19 15:40:38 | ラジオ

今日お預かりしたのは初めてとなる Philips, D1835 Compass で FM のカバレッジの改造をご依
頼頂いた。 この種のラジオの修理、改造のご依頼は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

何とか下端を 78MHzには持って行けたが 76MHzとするには多くの部品を外さねばならず諦めた。
しかしバンド切り替え、短波のバンド切り替え、音質、音量は横にスライドさせる構造だが見えな
いところで組み立てねばならず何回も分解、組み立てを繰り返す必要が有り時間を要した。

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izzy power, インバーター

2022-04-18 12:51:52 | その他

50Hz用の機器を 60Hz地域でお使いになる際に必要な 50Hz電源が動作しなくなって仕舞ったとの
ことでお持ち頂いた。 この種の物の修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

先ずこちらが普段使っている直流電源で動作を診てみたが 12Vで約 3.3Aが流れ問題は無かった。

使われていた直流電源の開放端での電圧は約 12.2V だったが、約 2.3Aを流した際は11.9Vになった。

どうも電源投入時のラッシュカーレントで過電流保護回路が作動して仕舞うのか今回のインバー
ターには使えなかった。 極普通の直流電流で問題は無いが、出来れば 20A位の容量が欲しい。

今回の中国製の直流電源は 12Vで 16Aの容量がある様謳われているが果たして本当か?

5月2日 今朝玄関の前に先日注文した12V電源が届いていた。(何ともこの無責任な配達に馴染
めない) 早速接続してみたが動作しない。 出力を確認したところ9.3V程しか無く、調べたと
ころ電源の設定が 220V (245V) となっていたので 110V に設定し直し好結果を得たが、添えられ
ていた説明書には 出荷時設定は 110 (115) V になっています。とあった。

 

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Braun, SK 55 (2台)

2022-04-18 12:50:41 | ラジオ

今日の3,4台目は Braun, SK 55 (2台) で共にターンテーブルが回転しないとのお話だった。 この
種のラジオの修理のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

先ずはヒューズ・ホルダー部分に問題が在り通電出来無かった。 下は修理後。

もう1台と同じモーターの配線に問題が見付かったので手を加えたが巻き線から煙が立ち上りやが
て黒焦げとなって仕舞った。 この種のモーターを可成りの数手掛けたが初めてのこととなった。

同じモーターの予備が見付かると良いのだが!

4月22日 ご依頼主が同じ形のモーターの在庫を見付けて呉れたので早ければ明日届く。

4月23日 ご依頼主からモーターが届くので根元が固定されてなかったシェルをアームに固定した。

左が今朝届いたモーター。

カートリッジを装着し実際にレコードを掛け動作が良好なことを確認した。

 

 

もう1台の SK 55 こちらの選局ツマミの色は白地にオレンジの点。

AM は良好だったが FM は上の位置(バンド下端)でのみ機能していた、どうするか?

モーターの配線に問題が見付かり手を加えた。

回転は良好となった。 次はカートリッジ部分に取り掛かろう。

4月20日 カートリッジ部分の修理に取り掛かった。

片方(下)の針が横を向いていた。 一応両カートリッジ共機能した。

本来は緑のリードがグランドに使われているのだが何処か途中で切れていたので赤を使った。

横を向いていた針を正しい方向に向けた。

実際に演奏してみたが回転が若干遅くノイズも多かった。 針を確認したところまた横を向いて
仕舞っていたので接着剤で固定した。

回転数も正常となりノイズも無くなった。 両カートリッジで確認した。

 

 

 

 

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Braun, TC 45/1

2022-04-18 12:50:01 | Weblog

2台目は Braun TC 45/1 でこちらも動作は未確認の様だった。 この種の機器の修理、改造等の
ご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

早速通電してみたがターンテーブルがスンナリとは回転して呉れず、右下のレバーの位置辺りで
一応回転したが、自動停止も機能していなかった。

一応回転は正常でレコードは聴けたがサテ右のレバーの問題はどうするか?

ラジオは AM/FM 共機能したが、バランス調整が出来なかった。

4月21日 バランス調整の問題に取り掛かった。

中身を取り出さねばならず分解に取り掛かった。 ダイアル部分に在る伸びたゴムベルトが邪魔。

左から2番目がバランス調整用の可変抵抗。 可変抵抗としての機能に問題は無かった。

念の為センターをグランドに落とす 25μFを交換し可変抵抗 25KΩの両端に在る 2.2KΩを短絡した。
結果変化量が増え一応バランス調整は可能となったが中央部分での変化量が可成り少ない。 しか
し回路と回路図は一致している様だったがパターン図は実際と大きく異なっていた。

機構的な問題が幾つか有るが動作した際は可成り良好だった。

出力トランジスタ用の放熱フィンが大きく変形しているが、どうしてこうなって仕舞ったのか?

ターンテーブルの裏を見てみたが電源スイッチは何処に在るのか?

カートリッジの出力が上手く内部に届いて無かったので配線を確認した。

機構部分の問題は以前ご依頼主が直してくれたので、せめて電源スイッチの問題は解決したい。

4月22日 ターンテーブルの電源スイッチを探した。

上の画像に見られるベークライトの円盤の下に接点が在りそうだが幾つかの部品を上手く外さねば
ならず却って壊して仕舞うことになりそうなのでここまでとした。

コンデンサが繋がっている端子がスイッチの端子なのでここを ON-OFF すれば良いだけなのだが。

4月26日 ご依頼主から壊れているターンテーブルが届いた。 これで分解方法を見てみよう。

シャフトに固定されているリング状の物の名称を知らないが何とも抜けない。

押し広げる工具さえあれば外すのは簡単なのだが! 下部の太さは5φ程だったが上は少し太い。

何とか少しずつ持ち上げ外したが多くの時間を要した。 本来の工具が欲しい!

スイッチを構成している上の部分はプリント基板で作られていた。

明日届く Becker のカーラジオと一緒にこの金具用の工具をお借り出来ることになった。

4月27日 お借りしたスナップリング用の工具が届いた。

スプリング用の穴が大きくなって壊れていたので交換した。

ターンテーブル用の電源は入る様になったのだが何故か姿勢に依ってモーターが回らなかった。

調べた結果回転数微調整用の銅板が右のコの字型の下にぶつかっていた。(少し上げた)

良好に回転する様にはなったがトーンアームが最後までは行かなかった。

 

 

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