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テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Emerson, 578A

2025-05-18 16:23:32 | ラジオ

今日の2台目は Emerson, 578A で電源が入らないとのお話だった。 この種のラジオの修理、改造
のご依頼はこちらの ホームページ https://vrcv-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

シャーシを底面に固定しているビスの片方が外れず梃子摺った、

5.5mmでは細く、6mmでは太過ぎ仕方なくネジザウルスで外した。

見た感じではオリジナルの真空管が使われている様だった。

お話とは異なり電源は入ったが B 電圧が 30V 程しか無く動作はしなかった。

5月19日 先ずは今回の機種の回路図を見てみようと何時もの様に Riders のインデックスで探した

ところが何故か 578A は網羅されていなかった。 念の為と Radio Collector's Directory でも
探してみたがこちらにも掲載されて無かった。 

Radio Museum の記事に 578A のプラスチック版が 547 との記述を見付け 547 の回路図を探した。

5月20日 電源の電解コンデンサの容量抜けを確認する為に外付けしてみた。

結果整流管が可成り劣化していたのでシリコン・ダイオードと電解コンデンサを添えた。

切れていたパイロット・ランプを交換し gm の落ちていた真空管 12BE6, 12AT6 を交換した。

 

 

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Ducati, RR 3404 (1941?)

2025-05-17 12:50:52 | ラジオ

今日鎌倉の T さんからお預かりしたのは Ducati, RR 3404 でイタリアから購入されたとのお話だ
った。(T さんからは以前ホンダ S 800 用のカーラジオをお預かりしたことが有った様だった)。
この種のラジオの修理、改造のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願
い致します。

カバレッジは中波以外に 2バンドが用意されているが細かくは見ていない。

上の面ではダイアル糸が切れて(外れて)いた。

内部では電源の平滑用ブロック・コンデンサと0.05μFのペーパー・コンデンサ 2個が外れていた。

フィールド・スピーカー部分には端子が 5個在り左の二つは半田付けされて無かったのでボイスコ
イルの様だった。 右の 3つがハッキリしないが抵抗値から左が平滑回路、右が出力用と想像した。

先日入手した今回の物の回路図とは異なっていたが電圧設定を110Vに変えた。

スピーカーのコーンは可也酷い状態だが何とか使えることを祈るばかりだ。

通電し暫くした時に内部から白煙が上った。 電源の平滑用ブロック・コンデンサがパンクした。

電圧は 350Vの様なので不足はしていないと想うが耐圧以外の問題が在ったか?

一時的に 22μF/350V の物に換え先に進んだ。

テストオシレータから IF=468KHzを加えて行ったが検波を担っている 6B8 の2極管部に加えると
音声出力が出たが他では出ず明日 IFT 等を診てみよう。6V6 はベースのピンの所で接触不良が在
る様だったので各ピン内部に細い錫メッキ線を添え半田付けしこの問題を回避した。

使われている真空管の gm 等を診てみたが 6A8G, 6K7G の gm に問題は無かったが、6B8G のgm と
ダイオード x2 の特性は最低値を大きく下回っていた(国産の 6B8 は確か戦中の物が有ったハズ)。

5月18日 IFT の特性を診て見た。

第一 IFT の共振周波数は 436KHz で本来の 468KHz から 31KHz低かった。

次いで第二 IFT を診てみたがこちらは 445KHz と 23KHz 低かった。 

一度分解する必要が有りそうで可成り道のりは遠そうだった。

5月20日 IFT の分解に取り掛かった。 ナットの下に在るスプリング・ワッシャが外れない。

困ったことに IFT を固定しているネジが2本共途中で折れて仕舞った。しかしこの様なことは初めて。

何とか表に出したが使われている部品の信頼性が低く困った。 心配していたダストコアは一応回せ
たので明日にも共振特性を確認してみよう。しかし取り付けのビスが2本共折れて仕舞い如何に固定
するか? 通常必要の無い問題で悩むことになった!

 

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SONY, 8F-48

2025-05-15 11:49:56 | ラジオ

今日京都の S さんからお預かりしたのは SONY, 8F-48 で40年程前に購入されたとのお話だった。
音が割れるとのお話だったのでスピーカーの問題かと想像した。 この種の物の修理のご依頼は
こちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

早速動作を確認してみたが音の割れは感じられず、ご本人にも聴いて頂こうと電話を差し上げたが
お出掛けの様だったのでメッセージを残した。

普段 FM を聴いているとのお話で AM/FM 切り替えの不調が何とか改善出来ないかと考えたが上の
画像に見られる様周囲が部品で囲まれており接点復活剤が塗布出来ない。それでも駄目元で取り組
んだ結果可成り好結果が得られたので FM での連続運転に取り掛かった。

古いスピーカーではエッジの劣化で音が割れたりすることが有るがそれも診られなかった。

暫くして電話を頂き実際に聴いて頂いたが割れは無かった。 AM で連続運転をしていたが普段は
FM を聴いているとのお話だったのでこの後 AM/FM バンド切り替えを診て見よう。

FM をどの様にして聴いているのかは伺って無いが 2m 程のビニールコードを接続した。 切り替え
のスライドスイッチに接点復活剤を塗布したいところだが上の画像で見られる様周囲に多くの部品
が密集しており想う様には行かなかったが若干効果が有った様で可成り安定してFMを受信出来る様
になった。

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SONY, ICF-6800A (2台)

2025-05-05 09:36:29 | ラジオ

昨日三鷹市の T さんからお預かりした ICF-6800A 2台のことをアップし忘れていた。 この種の機器
の修理のご依頼はこちらのホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

お話の通り短波でのカウンターの指示に問題が在ったがこの機種で多く診られる問題。

もう1台にもカウンターに問題が有るとメモには記されていたが一応問題無く表示された。

 

5月16日 S/N 1xxx5 の動作確認を行った。 短波帯の動作も良好となった。

FM 問題無し

中波帯も良好。

今回お預かりしたもう1台は内部を何方かがこれでもかと云う程いじっており多くの問題が診られた。

5月20日 S/N 10675 の最終動作確認を行った。 カウンター部が見難く恐縮ですが動作は良好。

 

 

 

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SONY, ICF-SW7600G

2025-04-30 15:15:47 | ラジオ

今日同一区内の T さんからお預かりしたのは SONY, ICF-SW7600G で感度が悪いとのお話だった。
   この種のラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。 しかし通常殆どの物は午前中に届くのだが届かず担当者に電話をしたとこ
ろ時間帯の指定が無かったので午後2時以降となるとのことだった。 今後は午前中配達としよう。

実際に動作を診て見たが中波、短波共に感度は低く感じた。

前面の左側の接着が不完全だった。

5月11日 感度は上がり問題無い様感じた。 上はこちらで最も電界強度の低い文化放送1,134KHz

ラジオ日経も良好だった。

 

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SONY, ICF-SW55

2025-04-29 14:19:06 | ラジオ

 今日横須賀市の Y さんからお預かりしたのは SONY, ICF-SW55 で通電しても10分程で切れて仕
舞い全く動作しないとのお話だった。  この種の物の修理のご依頼はこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

通電してみたが上の表示も直ぐに消えて仕舞った。 可成り重症と想えた。

電池の下に在るビスの頭部に緑青が見られたのが気になった。

5月11日 この機種に多い電解コンデンサの液漏れが通常より深刻だったが交換後良好に機能した。

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Braun, Exporter 2

2025-02-22 12:28:55 | ラジオ

今日の2台目は Braun, Exporter 2 で神奈川区の A さんから動作確認等をご依頼頂いた。  この機
種は2度目だが ACアダプタは添えられて無いとのお話だった。 この種のラジオの修理、動作確認
等のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

左の固定ネジの近くに若干細かいクラックが診られた。(後で分ったことだがこのネジの先端が
削られており前面パネルを固定出来なかった、しかし何故先端部分を削る必要が有るのか?)

動作確認には先ず電源を用意しなければならないがどの様にするか? 9Vの006P を数個使うか?

スピーカーのコーン紙に一部破れが診られた。 右の 45V 電池は昔買った物で冷蔵保管品。

側面に謎の接点が在ったが回路図にはこのスイッチのことは何も記されていない。 ただ+B に繋
がっておりここが繋がって無いと電源が入らなかった。 何とも不思議だ! 無理無理このスイッチ
の用途を想像してみたが、唯一考えられるのは B電池の消耗 (電解コンのリークに依る) の軽減。

気になったペーパーコンデンサ 0.05μF, 2個を交換した。

今回の機種は中波、長波の2バンドだがアンテナ・コイルがどれかハッキリしなかった。 何通り
か確かめた結果こちらで最も電界強度の高いニッポン放送は辛うじて受信出来る様になった。
今日は時間切れとなったが未だ道のりは可也遠そうだった。

2月23日 昨日一応ニッポン放送は受信出来たので気になった A 電池(単一)を新品に交換した。
結果音量は一応増えたのだが他は全く受信出来ず回路が正しいのか気になった。結果誰が何をし
たのかは不明だが、結果から申せば今回受け取った際の回路では動作しなくて当然だった。
(DK96 の 6番ピン=アンテナ入力の所に中波用コイルと長波用コイルの接続点が繋がっていた)

2月24日 今日は先ず導通が気になった真空管ソケット部分に取り掛かり結果好結果が得られた。
午後アナログ/デジタル両回路に明るい M さんに手伝って頂き何とか(完全では無いが)数局を
受信出来るレベルにすることが出来た。 このラジオが作られた頃には極普通に手に入ったB電池
(50V) は最早手に入らず、今回は9V (006P) を6個を B 電池として使うことにした。

006P、6個 は工夫して詰め込む必要が有る。 しかし一部のネジは先端が削られており機能しない。
改めて本体周りの状態を診てみたが裏面に調整用の穴が有りここからケーブルを通せそうだった。

2月25日 残念ながら調整用の穴は問題が在り、少し下の角穴を使った。実際に動作を確認した。

本体前面左の固定ネジが機能していなかったので若干手を加えた。 上は裏面の様子。
自分では極力オリジナルの状態を留めたいと考えているがご依頼主からの強い要望が有
り今回は若干手を加えた、今回手を加えた部分は直ぐに元に戻せるので由としよう。

2月26日 ご依頼主から場所に依って受信状態は変わるが良好に動作しているとのご報
告を頂いた。 修理に当たった人間としてはこの様なご報告が大いに励みとなる。

 

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Loewe Opta, Type 1790W(再)

2025-02-12 15:53:50 | ラジオ

今日お預かりしたのは新年早々手掛けた Loewe Opta, 1790W で音質調整が機能しなかったり
一部のランプが点灯しないとのお話だった。 この種の物の修理、改造等のご依頼はこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

左右に音質調整のツマミが在り各々低音と高音を担当している様だった。

音質調整回路のペーパー・コンデンサが絶縁劣化しているのかと想像したが多くのペーパー・コン
デンサは既にフィルム・コンデンサに交換されていた。 明日にも細かく診てみよう。

しかし今回のモデルの高音を担っているツィーターは(多分)クリスタル・タイプの物なので既
にロッシェル塩の持つ潮解性から機能はせず、音質調整は高音が出無いので意味が有るか疑問?

ランプを交換して欲しいとのご依頼が有ったので確認したが切れていたのは一つだけだった。

ナショナル 6.3V と記された物で手元に在るのは殆どバヨネット・タイプでエジソン・タイプの
物は 3つしかストックが無かったので往復1時間を要する部品屋さんに早めに切り上げ出掛けた。

ところが部品屋さんにも在庫は6個しかなかった。

2月13日 昨日の続きに取り掛かった。 先ず改めてツィーター二つの動作を確認したが全く機能
していなかった。

昨日購入したランプに交換した。

全て点灯していることを確認した。 次いで音質調整 2箇所の変化を診て見たが全く変化は無し。

ツィーターの前面の面積からクリスタル・スピーカーを想定したがコンデンサ・スピーカーの可能
性も無い訳では無いので確認した。 回路からは出力トランスの比較的高い 2次巻線の出力に5000pF
を通して繋がっており、また+300V 程の電圧も加わっていたので間違い無くコンデンサスピーカー
と判明した。 念の為フィルム・コンデンサに換えてみたが残念ながら出力は得られなかった。

 

 

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SONY, ICF-2001D

2025-01-23 14:25:23 | ラジオ

今日川崎の O さん方お預かりしたのは久し振りの ICF-2001D で Error 3 が出るだけとのお話し
だった。 この O さんからは以前 FRG-7700, FRG-100 の修理を依頼されたとのお話だった。
この種の物の修理のご依頼はこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願いします。

Error 3 の問題は直ったが若干不安定な感じがした。

FM のカバレッジが可笑しい、確かこの機種の FM の下端は 76MHzだと想うのだが、海外バンド
で無いと Eroor 1 が現れる。(海外から購入された物と伺ったが仕向け地に依ってカバレッジが
変わるのか?)

ライトが点灯しない。 しかし今回の物に AIR の選択ボタン、また SSB の切り替えボタンが無く
本当に ICF-2001D なのかと疑わしい。

FM のカバレッジが気になったのでマニュアルで周波数を確かめてみたが下端は 87.5MHzだった。

1月24日 自分の ICF-2001D (下)と比較してみた。 AIR, USB, LSB/CW のボタンが無く普通
仕様が変わった場合サフィックスを加えると想われるが一体どうしたのか?

改めて今回の機種のサービスマニュアルを見てみたが AIR や USB-LSB/CW ボタンが無いのは
E Model で Middle Easts 向けの様だった。持ち主に伺ったところヨルダンから購入されたとの
ことでなる程となった。しかし FM のカバレッジは 87.5-108MHzと記されていたがこのところ
の視力の低下は可也で細かいところが益々見え辛くなって来た。

1月29日 発光ダイオードを交換し(輝度の調整を行い)、同期検波の機能も確認し返送した。

 

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放送局型3号受信機

2025-01-11 16:41:05 | ラジオ

 

今日の2件目はとある博物館にお勤めの K さんからのご依頼で放送局型3号受信機の動作確認等を
ご依頼頂いた。  この種の受信機の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.
ne.jp/ からお願い致します。

1月13日 動作確認に取り掛かった。 先ず前面のエスカッション部分が外れていた。

ラインナップは本来の UZ58-UZ57-UY47-KX12F だった。

スピーカーは本来マグネチック・スピーカーだが近年のダイナミック・スピーカーが取り付けられ
ていた。 インピーダンスの問題も有るが音質が大きく変わって仕舞うがどうするか?

何とかエアプレーン・ダイアル部分を修復した。

1月23日 スピーカーは現在の物で良いので動作する様にして欲しいとのご依頼が有ったので意を
決して(大げさなのですが往復3時間を要する)秋葉原に行き、出力トランスを買って来た。

1月24日 改造、修理に取り掛かった。 先ずは各真空管の gm、エミッション等を確認した。
真空管は可成り良好だったので出力トランスの組み込みに取り掛かった。

実際に動作させてみたがトラッキング・エラーが可成り診られた。 既に1時間程隣のテーブル
で動作させているが局に依っては十分実用となった。 (但しアンテナに可成り依存する)

1月25日 朝一で連続運転を開始した。 約2時間良好に動作していたがやがて音量が半減して仕
舞った。  その後約2時間休ませ再度通電したが良好に動作した。 サテ今回の部品類は製造時の
ままなので極力それを大事にしたいがどうするか? 再度連続運転を試みてみよう。

1月26日 昨日の連続試験では2時間程で音量が半減した。 その後その音量のままだったが想像
では再生回路が上手く機能していない様想えた。 先ず直列に入っている抵抗の値を診てみたが
本来?500Ωのところが 7.26KΩと大きく異なっていた。

次いでコンデンサ、回路図上 0.002μF を診て見たが 0.88nF (880pF) しか無かった。

これらを回路図通りの値に交換し再生回路は良好に動作している様だったので連続運転を開始した。

 

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Loewe Opta "Vineta" Type 1790 W

2025-01-02 15:45:37 | ラジオ

 今年初となる Loewe Opta "Vineta" 1790 W は香芝市の H さんからお預かりした Mt管9球の
AM/FM ラジオで動作は未確認とのお話だった。   今日は少し前まで Goo ブログにアクセス出来
なかったが一応アクセスは出来る様にはなったが画像がアップ出来ない。 この種のラジオの修理
改造のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

このところデジカメの調子が悪くピントが合って無い画像が多く困った。

早速動作確認に取り掛かった。何故か通電出来ず調べ始めたが先ずヒューズとヒューズホルダー
間が導通していなかった。 ここを直したが未だ通電出来ず更に調べた結果、電圧設定の金属片
にクラックが入っていた。

電源は入ったが全く音声出力が無かった。 調べを初めて直ぐにそれらしいリード線2本が何処にも
繋がっていなかったのがこれでは無いかと試みに繋いでみたが音が出始めた(何故外したのか?)

FM (海外バンド) は良好に動作していたが、AM が全く機能しなかった。ここも怪しいリード線が
見付かったので繋いだ結果良好に動作し始めて呉れた。

後ろから見て左端の部分の接着が剥がれていた。

両側面にツィーターとしてコンデンサ・スピーカー?が備わっていたが両方共動作しなかった。

1月3日 作業を進める為内部を表に出すべく取り掛かった。

何せ大型のスピーカーが使われておりシャーシーが取り出せない。 思わぬ所で時間を要したが
スピーカー二つが取り付けられたボードが外せることが分りナーンダとなった!

何とかシャーシーを表に出せたので FM のフロントエンドの改造に取り掛かった。

結果無理をせず下端を 79MHz 程にした。

次いでマジックアイを診てみたが全く発光しなかった。

ストックを探した結果10年以上?前に購入した未使用の物が見付かった。

当然ながら動作は非常に良好。

底板には可也のホコリが溜まっていた。

外部入力のケーブルを用意した。 前面のスイッチの設定は T A

1月4日 アンテナ線を用意し、ACプラグを日本仕様の物に交換した(外した物を同梱した)。

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Roberts, Sports DAB2

2024-12-18 12:27:50 | ラジオ

今日杉並区の M さんからお預かりしたのは Robert の DAB2 と伺った小型ラジオで初めてとなる物
だったが電源が入らなくなったとのことで内部が見れれば何か分かるかも知れないとお送り頂いた。
今回の物の様に近年の物は積極的には手掛けておりませんが1970年代までの物の修理は問題無いと
想いますのでこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

イヤハヤ1時間近く取り組んだが若干開けられたのは向かって右奥の1辺だけで特に短辺は上下共
開けられ無かった。 左手の親指を酷使した様で爪の近くが可成り痛む様になって仕舞った。

インターネットでこの機種の分解法を探してみた。 一件分解法を解説しているサイトを見付け
説明通りに試みてみたが底部は説明とは異なり持ち上げられなかった。

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Philco, 38-62

2024-12-09 12:35:45 | ラジオ

今日、西宮の T さんからお預かりしたのは Philco, 38-62 で初めてのモデルとなった。 この種
のラジオの修理のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

早速通電してみたが良好に動作して呉れた。 ただ一部のペーパー・コンデンサは交換しておい
た方が先々無難と想われた。 

真空管の gm/エミッションを確認した。 何れも最低値はクリアーしていたが 6A8G が 31/29
と余裕は無かった。

ヤフオクで落札した真空管 (6A8G) が届いたの gm を診てみた。 54/29 と良好だった。

12月18日 真空管や電源の袋打ちコードや ACプラグが届いたので組み込んだ。

いやはや袋打ちコードの処理に慣れておらず交換等に40分程を要して仕舞った。(想定外)

AC プラグの片方の金具の幅が広くそのままでは通常の挿し込みに使え無かった。

ペーパー・コンデンサを交換した。

連続運転を開始したが途中音量が大きく増えた(ボリュームに接触不良が在りそう)。

12月19日 連続運転の結果問題は無さそう(若干ボリュームにガリは診られるが)だったので昨日
作っておいた外部入力アダプタの組み込みに取り掛かった。 これまで参考にしていた上の回路図
(厳密には 37-62 用だが Rider's のインデックスには 38-62 も同一と記されていた) 通りの回路と
考えており何時もと同じ配線をしようとしてアレレとなった。 回路は大きく異なっておりガック
リ落ち込んで仕舞った。  上の回路図とは別の物が上の方に在るがこれはラジオミュージアムから
拝借した物だが両者共同じ回路で音量調整は検波出力を 51KΩ+100pFx2のフィルターを通した後
500KΩの VR に加え分圧する形を採っているが、今日見た回路は 500KΩ VRの2つの端子しか使っ
おらず、配線からオリジナルの回路だった。今回の回路をハッキリさせねば改造もままならず、可
也の時間を費やすことが想像出来る。

12月20日 ご依頼主からは仮にラジオが使えなくとも構わないがジャズをこのラジオから流したい
とのお話が有ったのでならばと一度梱包したものの開梱した。 上はボリューム部分のクローズアッ
プだが画像の様に二つの端子しか使われて無い。

兎にも角にも現状を把握しなければならず回路を追った。 ただこの時期の Philco のラジオには抵
抗とコンデンサを纏めて一つのパッケージに納めた (今流に云えば複合ユニット) 物が使われてお
り中身が分からない。 また抵抗のカラーコードも後年の物とは異なっており何かと時間を要する。
回路は上の手書きの回路の様だったがこの結果ボリューム部分の (N/C) 端子は本来の回路図の様
にグランドに落とすのでは無いかと想われた。 本来はボリュームで分圧する回路だが、単に回路
の直列抵抗値を変えているだけだが音量は変わるので回路を端折った可能性が有る。 今日は時間
切れとなったので明日一番で確認してみよう。

12月21日 昨日の続きに取り掛かった。 ボリュームの端子が一つ未配線なのは忘れたのか?

ラジオは機能しなくとも良いとのお話だったがそれは避けたいので外部入力とラジオの切り替え
スイッチを設け両入力で良好に動作することを確認した。 良かった!

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SONY, ICF-SW7600(再)

2024-11-27 16:15:19 | ラジオ

今日の1台目は以前こちらで修理を担当させて頂いたと伺った SONY, ICF-SW 7600 で先頃 FM
が機能しなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

11月30日 最終動作確認を行った。

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National Panasonic, RF-750D

2024-11-24 15:47:31 | ラジオ

今日の 2台目は初めてとなる松下のRF-750Dで電源が入らなくなって仕舞ったとのお話だった。 こ
の種のラジオの修理のご依頼はこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

お話では最初 AC 電源で使えていたがその内使えなくなり電池で使っていたがそれも動作しなくなり
近所のリサイクルショップで直して貰ったものの使えなくなった。電源は爪楊枝でON-OFFしている。

電池コンパートメント内の電極に別の物が何故か添えられていた?

マイナス側の電極(スプリング)を研磨したが酸化が激しいので思い切って新品に換えた。

電池では動作したが AC コードでは動作せず、調べたところ ACプラグの近くで (内部で)断線して
いた。 AC プラグを交換してみたが下の画像に見られる様、プラグを差し込むと接点が押される構
造になっていたが接点の右に本来在った突起が折れて無くなっておりこの部分は機能しなかった。

上は電池用のスプリングを新品に交換したところ。

電池での動作を確認し終わりとしたが、イヤハヤ想定した時間の倍近くを要して仕舞った。

 

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