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テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, ICR-90

2025-08-07 16:50:14 | ラジオ

3台目も西東京市の W さんからお預かりした SONY, ICR-90 で ACアダプタが無く動作は不明との
お話しだった。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

上の画像に見られる裏面左上のビスがガスで腐蝕した様で外すのに難航した。更に底面に在るネジ
も同様外すのに難航したがマイナスネジだったので何とか外せたがプラスネジでは無理だったろう

内部は特に問題無さそうに見えたが実際は何本かの配線が腐蝕に依って切れていた。

切れていた配線を仮に繋ぎ通電してみたが通常の倍近い電流が流れた。 暫くランニングした結果
電流は少し減り略通常の値となったが音量が少なかった(感じでは通常の半分程度と感じた)。

本来は Ni-Cd (x2) なので 2.6V 程だがテストでは単三2本で 3V なので少し電流は多く流れている。

8月8日 電池の組み込みに取り掛かった。 ところが組み込んだものの何故か音声出力が無くなった!

最早これまでかとも想ったが消費電流は変わって無いので出力系統の問題と想われた。

幸い問題が見付かり改めて Ni-Cd 電池を組み込んだ。

動作はしていたが音量が少ないので充電に取り掛かった。

 

 

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Zenith, Chassis No. G05

2025-06-23 12:49:07 | ラジオ

 先日携帯を我が家に忘れた日に帰宅後着信履歴を調べ残っていた方に電話を差し上げた。 お話では
Zenith のラジオの具合が悪くなったので修理を頼みたいとのことでモデル No.を伺ったが分からない
とのことで探して頂きメールを頂くことになった。 翌日だったか画像が4点届いたがモデル No. は不
明で代わりに Chassis No. G05 と記された画像は含まれていた。 モデル No.は車ではフェアレディー
Z 或いは S 800 等その車種を表すが Chassis No. は言ってみれば車体番号となりこれではどの様な車か
は分からない。 仕方なく画像から探したのが上の画像の G516 (1950年製)でMT管5球のトランスレス
モデルと分かり通常想像出来る修理費用をお伝えしたが可成り廉価な金額を想定されていた様だった。 

 

 

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Weltron, TM-24

2025-06-19 15:19:21 | ラジオ

3台目は Weltron, TM-24 で初めての物だった。 普通に使えていたが急に動作しなくなって仕舞っ
たとのお話だったが多分技術的な資料は全く手に入らないのでは無いか? 

通電した結果時計部分は機能している様だった、 ただラジオ部分は全く反応しなかった。

先ずは内部を診る必要が有るが何とも開けられない! 困った

6月20日 この機種の修理経験が有る福岡の M さんに開ける方法を伺い無事開けられた。 しか
しこのところの視力の低下は可成り激しく、また判断力も非常に低下して仕舞った様だった。

今日はスピーカーの動作をイヤフォンを使って確認しようとは考えていたが見事に断線していた。

ボイスコイルのコーン上の接合部に可成り緑青が見られた。

同一コーンサイズのスピーカーのストックは在ったがマグネット部分のサイズが大きく異なり高さ
も高かった。 部品屋さんで見付かるかも知れないが何とか直してみよう。

何とか 0.08φ のポリウレタン線を使い補修した。  良好に動作し始めたので連続運転を開始した。

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Braun, T 520

2025-06-16 17:15:53 | ラジオ

今日山梨の O さんからお預かりしたのは Braun T520 で確か2度目のモデルとなる。 この種の物の
修理のご依頼はこちらのホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。実は昨
日帰宅後に配達された様だが、今日の午後再配達を依頼したものの午後家人を病院に送る為一度帰
宅しようとしたが玉川通りと環 8の交差点でエンジンが全く動かなくなって仕舞い多くの時間を要
して仕舞い今日は時間が無く明日取り組ませて頂こう。

通電してみたが全く音声出力は無かった。

6月17日 昨日は時間が足りず我が家に持ち帰り回路を追った。 回路を追った結果 T5 (AF116) の
コレクタの電位が略ゼロで何とも不思議だった。 仕事場でコレクタとシールド間が何かで短絡し
ているのではと想像したが何時も使っているテスターの X1 レンジでは約80mAが流れこの短絡状
態が直って仕舞った。次に下の画像のT3(AF116) のE-C 間が短絡状態だったので2SA70に交換した。

結果ラジオ部分は良好に動作し出した。 次いで外部入力に取り掛かったが回路図に在る入力切り
換え s3 が何処に在るのか分からず難航した。

仕方なくシャーシを表に出してみた。

結果中央のツマミ(音質調整)にスイッチ機能が加わっていてこれが s3 の様だった。引いて外部入力

側面の Din 5pin のコネクタを使い外部から信号を加え好結果を得たがこの辺りも回路図とは一部
異なっていた。

分かり易い様、音質ツマミの所に赤いシールを貼っておいた。 Din コネクタはゴムの部分が少し
ぶつかって仕舞う。 イヤハヤ想定した時間を可成り超えてしまった、しかし今回のトランジスタ
2個に診られた問題は松下の 2SA70 にも多く診られ SONY のマイクロ TV でも多く経験した。

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SONY, TR-63 (x2)

2025-06-15 16:18:46 | ラジオ

 今日板橋区の A さんからお預かりしたのは久し振りの SONY, TR-63 (2台) で上手く動作しないとの
お話だった。この種の物の修理のご依頼はこちらのホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
にお願い致します。 

実は今日1番で取り組ませて頂こうと考えていたが朝郵便受けにゆうパックご不在等連絡票が届いて
いた。 こちらが到着した5分前に配達された様だった。 結果再配達となり3時半となって仕舞った。

赤い方は全く音声出力が無かったが、黄色の方は何とか受信はしていたがビートしか出なかった。

赤い方の出力トランスの処で配線が外れていた。

配線を繋ぎ直し一応音声出力は出たが音量が若干少なかった。 (多分ケミコンの容量抜け?)

6月18日  修理に取り掛かった。

音量ツマミの取り付けネジが欠落していた。

今となってはイヤフォンジャックが可成り大きい。

黄色の方は電解コンデンサ(多分 AVC 回路用の 30μF/6V) が容量抜けを起こしている様だったので
交換し、音量はドラスティクに増加した。 他にも電解コンデンサは3個使われているが問題は診ら
れ無かったので敢えて交換はせずここまでとした。

次いで赤い方に取り掛かったが出力トランスの2次側の配線が切れていた部分を修復し動作は良好
だったのでここまでとさせて頂いた。

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SONY, EFM-117

2025-06-08 16:08:15 | ラジオ

毎朝トランジスタラジオの部分だけは目を通してはいるものの実際に購入することは滅多に無くな
って仕舞ったが先日偶々今回の EFM-117 が US$49. で即売されているのを見かけ送料込み1万円程
で購入した物が今日届き早速動作を確かめた。この種の物の修理のご依頼はこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

ご存知の様 EFM の E は江崎ダイオードの E で EFM が付されたのはこの1機種だけで、他にも江崎
ダイオードを使ったモデルとしては AFM-152 が有り自分でも数台持ってはいるが未修理のまま。

裏面パネルを固定するネジ4本の内の2本が欠落したいたがそれ以外に欠品は無さそうだった。

電池コンパートメント内の電極が可也腐蝕していたが他は可也綺麗だった。

リード線で表に出ているのは FM AFC 回路に加えている電圧を落とす目的の電池で 2.6V だが元々
の+4.5Vに逆の電圧 2.6Vが加わり結果+1.9Vが加わる様だった。 (電池を使わず単に電源電圧を分
圧すれば済みそうだが?)

早速通電してみたが当初 AM/FM 共に全く無音状態だった。 バンド切り換えのスライドスイッチ
に接点復活剤を掛けてみた結果 FM は若干受信する様になったが中間周波を受信している様に感
じた。 帰路 SAMS Photofact, TSM-47 (Dec.1964) で回路を確かめたので明日は実際に回路を追っ
てみよう。

6月9日 アレコレ挑戦した結果非常に低感度ながら一応 AM も動作したが余りに感度が低くMIX
を担当している X4 (2SA70) に問題が有るのでは無いかと想像したが、何せ各ユニットはシッカリ
シ-ルドされた筐体内に収まっており交換も可也難航しそうだった。 (精神的に余裕が有る時に)

6月11日 夕方時間の余裕が出来たので取り組んでみた。

パターン面を表にして X4 (2SA70) の交換に取り掛かった。

外した 2SA70 の E-B 間は短絡している様だった。 手元に在る幾つかの特性を見てみたが可也の
バラツキが有ったので良さそうな物を選んだ。

何とか 2SA70 を交換し状態は大きく変わり MW でのノイズは大きくなり、アンテナコイルを触る
と大きなノイズが出力した。 しかし実際の受信には至らず何とも不思議だった。 その後上の画像
に見える仕切りの上下に添えられていた小さな金具を元に戻した結果良好に中波を受信し始めた。
シールドケースは左下のビスでグランドに落ちており、この小さな金具に依ってシールドケースが
グランドレベルとなったとは考え難いが、仕切り板はグランドレベルでは無かったのか??

6月12日 FM フロントエンドに取り掛かった。

バリL を構成している部分に可成り緑青が見られた。 また接触している金具の裏も同様。

中央部分に在る金色の物が江崎ダイオードで直流抵抗は5と7Ω程度だったが正常か不明。

TSM-47 の回路図にはこのダイオードが RF Overload. 1T23 と記されていたがこれは Mix 用でまた
1T23では無く、1T13? と想われる。

局発が殆ど機能していなかった。 稀に非常に小さい出力を得ることも有った。 バリL を構成して
いるスリップリングと接続に使われている金属片の緑青が気になる。

6月23日 接触バーの裏面の酸化が気になったので分解してみた。

リング部分と接触バーを真鍮ブラシ等で磨いた。 結果これらの接触部分は良好となった。

これまで局発コイル L3 のグランド側 (6番) が浮いていたがグランドに落ちたので発振を診て見よう。

6月24日 発振はスンナリ為されたので以前作ったエサキダイオードのテスト回路を引っ張り出した。
何年前か忘れたが以前ロシアから購入したトンネルダイオード (Tun 3U306?  1974年の物の様だった)

外したエサキダイオードの動作を確かめ様と久々に通電してみたが発振していなかった。

少し大きかったが何とか組み込んだ。 しかし調整箇所は局発の周波数微調整 5pFシリンダトリマ
(C29) のみでそれ以外はコイルのピッチを変えるしか無いが可也難しそうだった。

電池を繋いだ結果スンナリ FM が機能した。 周波数表示は約92MHzを示しているが TBS 90.5MHz
受信時(未だフロントエンド ユニットのシールドを被せて無いので被せると少し下がる)。

 

 

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Emerson, 578A

2025-05-18 16:23:32 | ラジオ

今日の2台目は Emerson, 578A で電源が入らないとのお話だった。 この種のラジオの修理、改造
のご依頼はこちらの ホームページ https://vrcv-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

シャーシを底面に固定しているビスの片方が外れず梃子摺った、

5.5mmでは細く、6mmでは太過ぎ仕方なくネジザウルスで外した。

見た感じではオリジナルの真空管が使われている様だった。

お話とは異なり電源は入ったが B 電圧が 30V 程しか無く動作はしなかった。

5月19日 先ずは今回の機種の回路図を見てみようと何時もの様に Riders のインデックスで探した

ところが何故か 578A は網羅されていなかった。 念の為と Radio Collector's Directory でも
探してみたがこちらにも掲載されて無かった。 

Radio Museum の記事に 578A のプラスチック版が 547 との記述を見付け 547 の回路図を探した。

5月20日 電源の電解コンデンサの容量抜けを確認する為に外付けしてみた。

結果整流管が可成り劣化していたのでシリコン・ダイオードと電解コンデンサを添えた。

切れていたパイロット・ランプを交換し gm の落ちていた真空管 12BE6, 12AT6 を交換した。

 

 

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Ducati, RR 3404 (1941?)

2025-05-17 12:50:52 | ラジオ

今日鎌倉の T さんからお預かりしたのは Ducati, RR 3404 でイタリアから購入されたとのお話だ
った。(T さんからは以前ホンダ S 800 用のカーラジオをお預かりしたことが有った様だった)。
この種のラジオの修理、改造のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願
い致します。

カバレッジは中波以外に 2バンドが用意されているが細かくは見ていない。

上の面ではダイアル糸が切れて(外れて)いた。

内部では電源の平滑用ブロック・コンデンサと0.05μFのペーパー・コンデンサ 2個が外れていた。

フィールド・スピーカー部分には端子が 5個在り左の二つは半田付けされて無かったのでボイスコ
イルの様だった。 右の 3つがハッキリしないが抵抗値から左が平滑回路、右が出力用と想像した。

先日入手した今回の物の回路図とは異なっていたが電圧設定を110Vに変えた。

スピーカーのコーンは可也酷い状態だが何とか使えることを祈るばかりだ。

通電し暫くした時に内部から白煙が上った。 電源の平滑用ブロック・コンデンサがパンクした。

電圧は 350Vの様なので不足はしていないと想うが耐圧以外の問題が在ったか?

一時的に 22μF/350V の物に換え先に進んだ。

テストオシレータから IF=468KHzを加えて行ったが検波を担っている 6B8 の2極管部に加えると
音声出力が出たが他では出ず明日 IFT 等を診てみよう。6V6 はベースのピンの所で接触不良が在
る様だったので各ピン内部に細い錫メッキ線を添え半田付けしこの問題を回避した。

使われている真空管の gm 等を診てみたが 6A8G, 6K7G の gm に問題は無かったが、6B8G のgm と
ダイオード x2 の特性は最低値を大きく下回っていた(国産の 6B8 は確か戦中の物が有ったハズ)。

5月18日 IFT の特性を診て見た。

第一 IFT の共振周波数は 436KHz で本来の 468KHz から 31KHz低かった。

次いで第二 IFT を診てみたがこちらは 445KHz と 23KHz 低かった。 

一度分解する必要が有りそうで可成り道のりは遠そうだった。

5月20日 IFT の分解に取り掛かった。 ナットの下に在るスプリング・ワッシャが外れない。

困ったことに IFT を固定しているネジが2本共途中で折れて仕舞った。しかしこの様なことは初めて。

何とか表に出したが使われている部品の信頼性が低く困った。 心配していたダストコアは一応回せ
たので明日にも共振特性を確認してみよう。しかし取り付けのビスが2本共折れて仕舞い如何に固定
するか? 通常必要の無い問題で悩むことになった!

5月22日 第二 IFT の周波数特性を診て見た。

当初二次側の共振周波数は 446.2KHz程度だった。

本来の共振周波数 468KHz とすることは並列に繋がれたコンデンサ(150pF)を小さい物に換えなけれ
ばならず近年一般的な 455KHzとすることにした。

一次側も 455KHzとした。

5月23日 折れた金具を外し別の固定方法を採ることにした。

20mm 程の 3mm のプラスネジの頭部を削った。

エポキシ系の接着剤で固定し放置した。

2本を使うとシャーシに開けられた穴を加工する必要があるので先ずは1本を接着した。

5月27日 第二IFTは一度回路から外し測定したが固定の為のビスが折れて仕舞い固定に難航したの
で第一IFTは外さず周波数特性を診てみた。 上は1次側で約439KHz、下は2次側で約443KHzだった。

これら二つを445KHzに調整した。 (実は455kHzとしたつもりだったが視力の低下は否めない)

第二IFTを組み込み全体の周波数特性を診てみようと組み込んだが何かの拍子にシャーシが倒れそう
になり慌てて掴んだのが第一IFTで困ったことに固定のビスが折れて仕舞った。 参った!

しかしこのひ弱なビスの材質は何なのか、感じでは亜鉛の様だったが製造時の強度は十分だった
のだろうか? ガックリ落ち込んで仕舞ったが何とか3mmのビスを削り半田付けしてみた。

何とか二つの IFT を組み込み総合的なIF周波数特性を診てみようとしたが6K7のg1に加えた455KHz
は残念ながら通過していなかった。 サテ暗礁に乗り上げて仕舞った感じだがこの後どう攻めるか?

5月28日 改めて第一 IFT を 455KHz に調整した。

しかし残念ながら 6A8 や 6K7 のプレートに 455KHzを加えてみたが出力は得られなかった。基本に
立ち返り各電極の電位を診て見たが、上の 6B8 のプレートは約171Vだったが、スクリーン(6番ピン)
には何も繋がっておらず電位は約 0.9V (取説上は30V) しか無かった。 まさかとは想うが最初から動
作していなかった?

6B8 は 8E で Sg は6番ピンで間違い無いのだが何とも解せない。

5月29日 気になった 6B8 の Sg (6番ピン)に取り掛かった。 しかし上の画像に見られる様全く
半田付けの跡は無い(青く塗った部分)

回路図通り 0.1μ でグランドに落とし+B と1MΩ で繋いだ。(電圧を実測したが+Bと同一で電流は
流れて無い様だった。 ピン内部で引き出し線が切れているのか?)その後ここをグランドに落と
してみたが動作に変化は無かった。 通常 Sgの電位で動作は大きく変わりそうだが?

ドラステックに動作が変わるかと想像していたが殆ど変化は無かった。

どうも局発が発振していない様だったので調べ始めたが発振部に +B を加えている 30KΩが断線
していた。

局発が動作し始め上は短波2バンドの内の上のバンド、下は中波の発振波形。

良好に受信し出し連続運転に取り掛かったが問題は 6V6, 6B8 等がソケット部分で接触不良を起こす。
特に 6V6 はヒーターが点灯しなくなる。 真空管のピンは可成り磨いたのだが?

作業台に置いている限りは良好に動作していたが矢張り 6V6, 6B8 辺りはソケットの部分が不安定
だった。 明日は M さんが来て呉れるので彼に診て貰おう。 ダイアル糸を何とか張った。

ダイアル面のガラスの汚れが気になったので一度外し磨いた。

文字盤部分の汚れは殆ど落とせなかった。 中波以外は波長26~50m (6~11.5MHz)と15~26m
(11.5~20MHz ) の様だった。

組み立て右のランプが無くなっているのが気になり何とか加えた。

5月30日 スピーカーの取り付けに取り掛かった。 止めネジ4本の内の2本が折れており固定は難
しそうだった。 取付板が外せ無いかと止めネジ4本を外してみたが接着されており無理だった。

スピーカーはフィールドタイプで可成りの重量が有る。

組み込み止めネジ2本でも何とか固定出来、念の為底部をダンボールで押さえた。

真空管 6B8G のベース内のピンの接続が気になったので各ピンの内部に半田を添えた。

良好に動作し出したので連続運転に取り掛かった。 イヤハヤ想定した時間を可成り超えて仕舞った。

 

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SONY, 8F-48

2025-05-15 11:49:56 | ラジオ

今日京都の S さんからお預かりしたのは SONY, 8F-48 で40年程前に購入されたとのお話だった。
音が割れるとのお話だったのでスピーカーの問題かと想像した。 この種の物の修理のご依頼は
こちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

早速動作を確認してみたが音の割れは感じられず、ご本人にも聴いて頂こうと電話を差し上げたが
お出掛けの様だったのでメッセージを残した。

普段 FM を聴いているとのお話で AM/FM 切り替えの不調が何とか改善出来ないかと考えたが上の
画像に見られる様周囲が部品で囲まれており接点復活剤が塗布出来ない。それでも駄目元で取り組
んだ結果可成り好結果が得られたので FM での連続運転に取り掛かった。

古いスピーカーではエッジの劣化で音が割れたりすることが有るがそれも診られなかった。

暫くして電話を頂き実際に聴いて頂いたが割れは無かった。 AM で連続運転をしていたが普段は
FM を聴いているとのお話だったのでこの後 AM/FM バンド切り替えを診て見よう。

FM をどの様にして聴いているのかは伺って無いが 2m 程のビニールコードを接続した。 切り替え
のスライドスイッチに接点復活剤を塗布したいところだが上の画像で見られる様周囲に多くの部品
が密集しており想う様には行かなかったが若干効果が有った様で可成り安定してFMを受信出来る様
になった。

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SONY, ICF-6800A (2台)

2025-05-05 09:36:29 | ラジオ

昨日三鷹市の T さんからお預かりした ICF-6800A 2台のことをアップし忘れていた。 この種の機器
の修理のご依頼はこちらのホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

お話の通り短波でのカウンターの指示に問題が在ったがこの機種で多く診られる問題。

もう1台にもカウンターに問題が有るとメモには記されていたが一応問題無く表示された。

 

5月16日 S/N 1xxx5 の動作確認を行った。 短波帯の動作も良好となった。

FM 問題無し

中波帯も良好。

今回お預かりしたもう1台は内部を何方かがこれでもかと云う程いじっており多くの問題が診られた。

5月20日 S/N 10675 の最終動作確認を行った。 カウンター部が見難く恐縮ですが動作は良好。

 

 

 

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SONY, ICF-SW7600G

2025-04-30 15:15:47 | ラジオ

今日同一区内の T さんからお預かりしたのは SONY, ICF-SW7600G で感度が悪いとのお話だった。
   この種のラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。 しかし通常殆どの物は午前中に届くのだが届かず担当者に電話をしたとこ
ろ時間帯の指定が無かったので午後2時以降となるとのことだった。 今後は午前中配達としよう。

実際に動作を診て見たが中波、短波共に感度は低く感じた。

前面の左側の接着が不完全だった。

5月11日 感度は上がり問題無い様感じた。 上はこちらで最も電界強度の低い文化放送1,134KHz

ラジオ日経も良好だった。

 

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SONY, ICF-SW55

2025-04-29 14:19:06 | ラジオ

 今日横須賀市の Y さんからお預かりしたのは SONY, ICF-SW55 で通電しても10分程で切れて仕
舞い全く動作しないとのお話だった。  この種の物の修理のご依頼はこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

通電してみたが上の表示も直ぐに消えて仕舞った。 可成り重症と想えた。

電池の下に在るビスの頭部に緑青が見られたのが気になった。

5月11日 この機種に多い電解コンデンサの液漏れが通常より深刻だったが交換後良好に機能した。

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Braun, Exporter 2

2025-02-22 12:28:55 | ラジオ

今日の2台目は Braun, Exporter 2 で神奈川区の A さんから動作確認等をご依頼頂いた。  この機
種は2度目だが ACアダプタは添えられて無いとのお話だった。 この種のラジオの修理、動作確認
等のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

左の固定ネジの近くに若干細かいクラックが診られた。(後で分ったことだがこのネジの先端が
削られており前面パネルを固定出来なかった、しかし何故先端部分を削る必要が有るのか?)

動作確認には先ず電源を用意しなければならないがどの様にするか? 9Vの006P を数個使うか?

スピーカーのコーン紙に一部破れが診られた。 右の 45V 電池は昔買った物で冷蔵保管品。

側面に謎の接点が在ったが回路図にはこのスイッチのことは何も記されていない。 ただ+B に繋
がっておりここが繋がって無いと電源が入らなかった。 何とも不思議だ! 無理無理このスイッチ
の用途を想像してみたが、唯一考えられるのは B電池の消耗 (電解コンのリークに依る) の軽減。

気になったペーパーコンデンサ 0.05μF, 2個を交換した。

今回の機種は中波、長波の2バンドだがアンテナ・コイルがどれかハッキリしなかった。 何通り
か確かめた結果こちらで最も電界強度の高いニッポン放送は辛うじて受信出来る様になった。
今日は時間切れとなったが未だ道のりは可也遠そうだった。

2月23日 昨日一応ニッポン放送は受信出来たので気になった A 電池(単一)を新品に交換した。
結果音量は一応増えたのだが他は全く受信出来ず回路が正しいのか気になった。結果誰が何をし
たのかは不明だが、結果から申せば今回受け取った際の回路では動作しなくて当然だった。
(DK96 の 6番ピン=アンテナ入力の所に中波用コイルと長波用コイルの接続点が繋がっていた)

2月24日 今日は先ず導通が気になった真空管ソケット部分に取り掛かり結果好結果が得られた。
午後アナログ/デジタル両回路に明るい M さんに手伝って頂き何とか(完全では無いが)数局を
受信出来るレベルにすることが出来た。 このラジオが作られた頃には極普通に手に入ったB電池
(50V) は最早手に入らず、今回は9V (006P) を6個を B 電池として使うことにした。

006P、6個 は工夫して詰め込む必要が有る。 しかし一部のネジは先端が削られており機能しない。
改めて本体周りの状態を診てみたが裏面に調整用の穴が有りここからケーブルを通せそうだった。

2月25日 残念ながら調整用の穴は問題が在り、少し下の角穴を使った。実際に動作を確認した。

本体前面左の固定ネジが機能していなかったので若干手を加えた。 上は裏面の様子。
自分では極力オリジナルの状態を留めたいと考えているがご依頼主からの強い要望が有
り今回は若干手を加えた、今回手を加えた部分は直ぐに元に戻せるので由としよう。

2月26日 ご依頼主から場所に依って受信状態は変わるが良好に動作しているとのご報
告を頂いた。 修理に当たった人間としてはこの様なご報告が大いに励みとなる。

 

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Loewe Opta, Type 1790W(再)

2025-02-12 15:53:50 | ラジオ

今日お預かりしたのは新年早々手掛けた Loewe Opta, 1790W で音質調整が機能しなかったり
一部のランプが点灯しないとのお話だった。 この種の物の修理、改造等のご依頼はこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

左右に音質調整のツマミが在り各々低音と高音を担当している様だった。

音質調整回路のペーパー・コンデンサが絶縁劣化しているのかと想像したが多くのペーパー・コン
デンサは既にフィルム・コンデンサに交換されていた。 明日にも細かく診てみよう。

しかし今回のモデルの高音を担っているツィーターは(多分)クリスタル・タイプの物なので既
にロッシェル塩の持つ潮解性から機能はせず、音質調整は高音が出無いので意味が有るか疑問?

ランプを交換して欲しいとのご依頼が有ったので確認したが切れていたのは一つだけだった。

ナショナル 6.3V と記された物で手元に在るのは殆どバヨネット・タイプでエジソン・タイプの
物は 3つしかストックが無かったので往復1時間を要する部品屋さんに早めに切り上げ出掛けた。

ところが部品屋さんにも在庫は6個しかなかった。

2月13日 昨日の続きに取り掛かった。 先ず改めてツィーター二つの動作を確認したが全く機能
していなかった。

昨日購入したランプに交換した。

全て点灯していることを確認した。 次いで音質調整 2箇所の変化を診て見たが全く変化は無し。

ツィーターの前面の面積からクリスタル・スピーカーを想定したがコンデンサ・スピーカーの可能
性も無い訳では無いので確認した。 回路からは出力トランスの比較的高い 2次巻線の出力に5000pF
を通して繋がっており、また+300V 程の電圧も加わっていたので間違い無くコンデンサスピーカー
と判明した。 念の為フィルム・コンデンサに換えてみたが残念ながら出力は得られなかった。

 

 

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SONY, ICF-2001D

2025-01-23 14:25:23 | ラジオ

今日川崎の O さん方お預かりしたのは久し振りの ICF-2001D で Error 3 が出るだけとのお話し
だった。 この O さんからは以前 FRG-7700, FRG-100 の修理を依頼されたとのお話だった。
この種の物の修理のご依頼はこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願いします。

Error 3 の問題は直ったが若干不安定な感じがした。

FM のカバレッジが可笑しい、確かこの機種の FM の下端は 76MHzだと想うのだが、海外バンド
で無いと Eroor 1 が現れる。(海外から購入された物と伺ったが仕向け地に依ってカバレッジが
変わるのか?)

ライトが点灯しない。 しかし今回の物に AIR の選択ボタン、また SSB の切り替えボタンが無く
本当に ICF-2001D なのかと疑わしい。

FM のカバレッジが気になったのでマニュアルで周波数を確かめてみたが下端は 87.5MHzだった。

1月24日 自分の ICF-2001D (下)と比較してみた。 AIR, USB, LSB/CW のボタンが無く普通
仕様が変わった場合サフィックスを加えると想われるが一体どうしたのか?

改めて今回の機種のサービスマニュアルを見てみたが AIR や USB-LSB/CW ボタンが無いのは
E Model で Middle Easts 向けの様だった。持ち主に伺ったところヨルダンから購入されたとの
ことでなる程となった。しかし FM のカバレッジは 87.5-108MHzと記されていたがこのところ
の視力の低下は可也で細かいところが益々見え辛くなって来た。

1月29日 発光ダイオードを交換し(輝度の調整を行い)、同期検波の機能も確認し返送した。

 

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