テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

QUAD, FM 1 Tuner

2014-03-30 17:16:48 | Weblog

今日お預かりしたのはこれまでに何度か手掛けた QUAD, FM 1 でカバレッジの改造をご依頼頂いた。 こ
の種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。

カバレッジの改造を無事終えた。 上はInter FM(東京)76.1MHz、下はFM横浜(84.7MHz)受信時。

 

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339th UMEX meeting

2014-03-29 23:51:02 | Weblog

世田谷区にお住まいのKさんから4月に桜を愛でながら我が家でミーティングを開催するのはどうかとの打
診を頂いていた。 開花予想等から今日の開催が桜にとってはベストでは無いかと考え、年度末で参加人数
が減るであろうとは考えたが思い切って339回目のミーティングを築85年と伺ったKさんのお宅で開催した。

UMEX始まって以来の昼の、しかもガーデンパーティーとなったが初夏を思わせる陽気と満開の桜に
ピッチは大いに上がり当日画像をアップ出来なかったが Kさんのお父様の遺品に在った太平洋戦争中
に刊行された貴重な写真誌 FRONT のロシア語版には驚かされたが、記されている内容はM氏の働き
で(江田島で)多くが解読されることを期待したい。 今回初参加となったS女史に大いに期待したい!

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ダンシング プレーヤー (野村トーイ)

2014-03-27 11:53:01 | Weblog

 今日お預かりした3台目は野村トーイのダンシング プレーヤーと云う物で演奏に合わせ人形が踊る
と云うプレーヤーだった。  この種のプレーヤーの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

お話では演奏に問題は無いが人形が全く動かないとのことだった。 人形を動かすモーターの整流子に問
題が在ったがここを直し通電してみたがモーターは回り出したが未だ人形を動かすメカ部分は動かなかった。
ゴム・ベルトを交換しこれで良いハズと組み立てたが未だ動かず、実際にレコードを掛けてみたところ上手く
動いてくれた。 音声出力が無いと動かないと後で知った。

上の画像の右上に見えているトランジスタがモーター駆動用の物で可也の突入電流を必要とする様想わ
れるが音声出力に合わせ上手く動かしていた。

 

 

 

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ミニ・オート プレーヤー (㈲オートリ)

2014-03-27 11:50:07 | Weblog

今日の 2台目はオートリと云うところのミニ・オートプレーヤーと云う簡単な構造のプレーヤーでモー
ターが回らないとのお話だった。  この種のプレーヤーの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペ
ージ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

モーターの整流子の問題は直ぐに解決し上手く回る様になったが音が出ない。

レコード針が欠落していたので手元に在った物の中から良さそうな物を加えた。

どうもオートの意味は自動演奏(繰り返し演奏)の様だったがその機能は確認しなかった。

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BRAUN, SK 5  (再度)

2014-03-27 11:48:37 | Weblog

 

以前こちらで手掛けた BRAUN, SK 5 だが回転が遅くなったとのことで再度お預かりした。 この種の装置
の修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ストロボで回転を診てみたが(上の画像の外側から2番目が33回転/50Hz)若干反時計方向に流れて
おり確かに若干遅いのだが殆ど問題無いと想われる値と想われた。

念の為、回転を伝える全ての部分の摩擦を増やした。 結果ドライブ・シャフトからリム(ターンテーブル)ま
でで遊びは全くと云って良いほど無くなった。 負荷に問題は無く、インダクション・モーターなので殆ど変化
は無いだろうと想いながら電源電圧を定格の110V、また120Vでも動作させてみたが心持速くなった気がし
たがストロボで見る限り殆ど変化は見られなかった。

4月6日  矢張り可也速度が遅いのと、レコードプレーヤの音が出なくなって仕舞ったとのことで再度お預か
りすることとなった。  画像は撮って無いがテスト用(1KHzが録音された)レコードと共にお持ち頂き、実際に
演奏時の周波数を確認した(その前に音が出ない原因を調べたところカートリッジの出力リード(左右 2本)
が途中で切れていた。   何かの折に何かが触れて切れた仕舞ったのだろう)が当初908-918Hzであったも
のが一度手を加えた後、数10Hz周波数が上がったが、その後ここを元に戻しても同様の周波数が出力さ
れていたのが何とも解せない。 つまり状態は何もしてない時と同じなのだが周波数は50Hz程度増加した。  
何とも解せないが近々改めて取り組ませて頂こう(一度頭を冷やそう!)

昨日はお持ち頂いたiPhoneのアプリの一つで周波数を測定したが今日は自分の周波数カウンターを使った。

想ったより周波数(回転速度)は遅くなかった。 1,000Hzに対して-24Hzとすると誤差2.4%となる。

モーターを外したところモーターを固定している支柱の一つが基部で折れていた。 またモーターを固定
しているゴム板が軟らかすぎる感じだった。

上は手を加えた33回転時の周波数、下は同様45回転時。 共に手を加えない方が寧ろ好ましい値だった。 

4月8日 今日も昼から回転数が好転しないか取り組んだ。  各部分の摩擦係数を上げてみた。

 

結果可也好転しこれ位なら誤差範囲では無いかと想い始めたが、可也歪が増えた気がした。

何と針先が本来の位置から大きくズレていた。 ここを直し歪みが無くなったのでテストを再開した。

略990Hzで安定していた。 つまり1,000Hzに対して-10Hz=1%となり合格レベルと考えた。 

若干ハムが気になったので電源回路のケミコンに47μF計2個パラに繋いだところ可也低減した。

 

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松下 (National Panasonic) RE-760

2014-03-23 12:14:37 | Weblog

今日お預かりしたのは松下の RE-760 で、FMは一応機能するが音量が少なく、AMは全く機能しないと
云うお話だった。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。

3月24日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かった。  いやはやスピーカーの状態に驚かされた。 

3月25日 名刺大の回路図だったので拡大しても細部は良く見えなかったが持ち帰り作戦を練った。

AMでのAVC電圧は十分だったが音声出力が無い。 回路を調べた結果検波出力(上下の画像で緑に塗
った部分)の隣のパターンに誤って繋いであった。  ここを本来の所に繋いだが未だ出力が出ない。

バンド/モード切換スイッチが機能していなかった。 何とか分解せずに直せないか試みてみたが上手く行
かず仕方無く分解した。

結果から申せば前後の接点を繋いでいる燐青銅製の接点(実際に移動する接点)にクラックが入っていた。

平ワッシャーの入り方から誰かが一度分解したのかも知れない。 何とか上手く修理出来AMも良好に
動作し、FMの音量もドラスチックに増加した。

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松下製  トランジスタ カーラジオ

2014-03-23 12:13:41 | Weblog

3月24日 ゴーサインを頂いたのでレストアと改造に取り組んだ。

 

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Kuba, 831 Cortina (1957-1958?)

2014-03-23 09:44:56 | Weblog

   先週 Blaupunkt, Arkansas の修理の為に伺った際、ネットオークションに似た物が出品されており、今夜
終了するお話をした。  開始価格3万円で、多分誰も入札しないと想うので、この金額なら買っても良いの
ではないかと提案し入札することになった。 予想通り開始価格で終わり、送って貰った物が昨日届いたの
で早速診させて頂いた。この種の物の修理改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。  *姉妹機種 831W が1957-58年製だったのでもう少し古いのかも知れない。

伺った際既にレコードプレーヤー部分を動作させていて特に問題無いとのお話だった。 プレーヤーその物
は Telefunken の3スピードモデルでSP/EP/LP等が掛かる物だった(オートチェンジャー機能は未確認)。

ラジオの動作も確かめてみたが中波は特に問題無く機能した。

ザット診た感じでは特に手が加わった形跡は見られなかった。 しかし57年を経て動作するのが凄い!

ピックアップは初めて見る当たる角度(お辞儀の角度)に依ってSP/LP-EPを変える機構だった。

シャーシーだけを持ち帰ったので近々レストアに取り掛かるが、2本のマジック・アイ(EM85)の片方は何に
使っているのか? 先ずはこの EM85 を探してみよう(流石に57年も経過しており輝度は低かった)。

3月27日 先週末お預かりした物を仕事場に運んだ。 ドイツから買えるかと想っていたマジック・アイ
EM85 (2本) が買えなかったので今日フランスに発注した、多分1週間程で届くのでは無いか。

サテ、近々ホコリをはらうところから取り掛かることにしよう。

4月2日 間もなくマジック・アイ (EM85) 2本がフランスから届くのでレストアに取り掛かった。

ツマミや押しボタン、前面パネル等をクリーニングし、ペーパー・コンデンサを全て交換した。

 

4月4日 フランスに頼んでおいたマジック・アイ (EM85) が届いた。

4月5日 ご依頼主の御宅を訪問しキャビネットに組み込み全体の動作チェックを行った。 左側の EM85 の
輝度が可成り低い(説明では十分な輝度があるとのことだったので問い合わせてみよう)。

今回の売り手(フランス)に事情を話したところ直ぐに返事が有って別の物を送ってくれることになった。

 

前回おじゃました際(3月23日)レコード・プレーヤーも機能していたので今日も問題無いだろうと考えていたが
音が出ない。 お話では先日レコード針を交換したとのことだったがそれは直接関係無いハズだが、プレーヤ
ー部分を外しお預かりして来た(クリスタル・カートリッジが機能していなかったが既に57年では無理も無い)。

4月13日 レコードプレーヤー部分のレストアに取り掛かった。

4月14日 昨日接着剤で固定しておいたので今日動作を確認し、好結果を得た。

先週月曜朝に(国境を越えドイツから)発送されたマジック・アイ(EM85)が先週木曜の夕方に届いた。

4月19日 2週間前にお預かりしたレコード・プレーヤー部分のレストアが終わったので納に伺った。 送ら
れて来たマジック・アイを先ず組み込み輝度に問題は無かった。

 

レコード・プレーヤー関連の配線を繋ぎ動作が良好なことを確認した。 しかし半世紀を経て尚良好に機能
するレコード・チェンジャーには驚かされる。

全体の塗装面と真鍮製トリムはご依頼主が磨いてくれ見違える様に綺麗になっていた。 前面下部のスピ
ーカー・グリルも今日、内装のプロの手で貼られた。 クリスタル・スピーカーを使ったツィーターが機能して
なかったので近々適当な物で置き換えさせて頂くことになった。

 

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ディスクル M-180 Disk Recorder (原録音機製作所)

2014-03-22 15:15:43 | Weblog

今日は我が家からそう遠く無いところにお住まいの英国の方からお預かりしたディスクル (Disk Recorder)
M-180 で 原録音機製作所 製(総発売元 ㈱マツショウ)。 ドーナツ盤専用のカッティング・マシーンで
若干速度に不安定要素が有り、また機構系の一部が振動しておりそれが録音に影響して仕舞うとのお話だ
った。    こちらのことは海外にあるこの種の装置のフォーラムに紹介されていたことがきっかけになった
とのお話だった。 この種の装置の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお
問い合わせ下さい。

3月25日 午後からレストアに取り掛かった。 先ずは動かない CHCK. PU スイッチを診てみた。

マイクロ・スイッチを押すシリンダーが固着していたので若干磨き細くした。

アイドラ・プーリーが変形しておりこれが振動の原因になっていたので若干削ってみたが変化は無かった。

電気ドリルを使って周囲を削ってみたが矢張り大きな変化は得られなかった。

アイドラとリムの結合が不足していたので若干斜めのテンションを加えターンテーブルの回転を確保した。

基板上に半固定抵抗が4個並んでいたがAGCのレベル調整もこれらの内のどれかで出来るのかも知れない。

3月27日 ストロボで回転を診てみたが確かに少し速度が速かった。

アイドラのゴムの変形が少しでも軽減できればとゴム・ベルトを加えてみたが余り変化は無かった。 
接着剤で固定しておいたので明日乾くのを待ってもう一度細かく診てみよう。

4月13日 回転時の振動はアイドラー・プーリーを変形の無い物に変えるしかないが、せめて回転数は確認し
たいと考えた。 テスト・レコードが手に入らないかと先日 BRAUN の SK5 の再修理依頼を頂いた時に聞い
てみたところ貸して頂けるとのことで SK5 共々こちらから取りに伺った。 同じ頃オークションにテスト・レコー
ドが出ていたのでこちらも買っておいたのが上の左の LPレコード。

ただ今回の物には LPサイズの物は使えず、先の方に相談したところ知っている中古レコード店に EP サイズ
のテスト・レコードが在ったハズなので有ったら買っておくとお持ち頂いたのが下のレコード。 ただこのCD4
用のテスト信号は単に30KHzと高いだけでは無く、FM変調された信号で通常のピックアップでは信号が拾え
ないものと昨日しらされた。  サテ、こうなると別の手を考えねばならないがどうするか?  ターンテーブルの
周りに在るストロボ兼用のゴム・ベルト部分を水性の塗料でも使って白く塗るか?

4月16日 仕事場の近くに住んでいるMさんに回転数測定の相談をした結果、LEDライトを50Hz程度で
点灯させ止まって見える周波数を測定すれば回転数が測定出来ると早速取り掛かった。

結果アイドラ・プーリーにゴム・ベルトを重ねた場合の周波数は45Hzで回転数は40.5rpmと分かった。 なら
ばとこのゴム・ベルトを外した結果、周波数は51.7Hzとなり、回転数は46.53rpmとなった。 無負荷で46.53
が負荷時どの位下がるかは不明だが45rpmに対して+3.4%だった。

 

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日本ビクター CK-FF700

2014-03-21 16:54:46 | Weblog

昨日電話を頂いた際のお話では30年程前のビクターの Radio Receiver で、トランジスタを使った物との
ことだった。 症状としては、音が出ず、ハムが大きく、チューニングが出来ないとのことからテッキ
リ中型のホーム・ラジオかと想像していたが届いた物は可也大掛かりな物だった。この種の装置の修理、
改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

伺った通りの症状だったが、アンプ部分は可也発熱している様だった。 当初ハムが酷かったがチョット
したことからハムは低減し、片方から音も出始めたが、もう片方は完全に死んでいた。

外からはチューニング出来なかったが直接選局用のシャフトを回し、AM/FMで問題なく受信していること
を確認したが、音が出ているチャンネルも可也歪が多く、また出力が小さかった。

3月23日 ゴーサインを頂いたので改造に取り掛かった。

使われていたパワーアンプは片方が完全に死んでおり(短絡状態)、他方も音質に問題が有ったので外した。

3月24日 昨日に引き続き取り組みアンプを組み込み実用上略問題無い結果を得た。

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Blaupunkt, Arkansas deluxe Stereo, Type 10323 (1961) 四度

2014-03-20 16:27:17 | Weblog

先日手掛けたビクターBR-37のターンテーブルのゴム板が無くなっていたが以前 Arkansas を修理した方が
このゴム板のスペアーを持っていらしたことを思い出し譲って頂く為に先週お邪魔した。その際 Arkansas
のスイッチの一部に問題が生じたとのことで診せて頂いた。 結果スイッチの問題よりもスピーカー用出力
コネクタ(Din 2pin)に問題が在ることが分かり引き上げて来た。コネクタ部分を若干改造したがついでに左
右のバランス調整が効いていなかったので調べてみた。どうも二つのギアが上手く噛み合って無い様だった。

参照した回路は姉妹機種 Arkansas 40320/30 の物でスピーカーは内蔵の5本だが、今回の10323ではウ
ーハーx1+スコーカーx4+ツイーターx2の合計7本で構成されている。 出力切換をジャンパーした。

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松下 (National、Panasonic) RF-8000

2014-03-19 16:58:01 | Weblog

今日お預かりした3台目は松下 (National、Panasonic) の RF-8000 でこれまでにも2台手掛け
たがお話では全体に低感度とのことだった。 この種の受信機の修理、改造に付きましてはこち
らのホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

念の為に動作を診てみたがお話の通り、何とも低感度だった。下はラジオ日経受信時の指示値。

3月21日 修理費用を見積もる為に内部を診るべく分解に取り掛かった。  

動作を確認した結果、AM/FM共に感度が非常に低いことからAM/FMに共通な部分に問題が在る
のでは無いかと考えた。 その可能性が考えられる IF ユニットは上の画像の上部に見えているシ
ールド・ケースに収まっており通電し動作を診ることが出来そうに無い。  おまけにパターン面
はシールド・ケースに面している。

こうなると怪しい部分を交換し、その都度組み込み動作を確認しながらその作業を繰り返さね
ばならず通常の数倍の時間を費やすことになり、費用も嵩むことが予想されるがどうするかご
依頼主に伺ってみよう。

3月27日 ゴーサインを頂いたが既に他の物が届いており 今日は1時間程しか取り掛かれなかった。 

いやはやシールドケースから基板を取り出すだけで時間を要した。 多分コネクタ2個を一度外せ
ば基板は簡単に外せるのだろうが、コネクタを外すのは避けたかった。

先日手掛けた別の機種ではスイッチング・ダイオードに問題が在ったので先ずそれらをチェッ
クしたが 9個のダイオードとAM/FM IFT (4個) には問題は診られなかった。 

3月28日

3月31日 静的な動作確認では矢張りらちがあかず実際に通電し、動的な動作確認の必要が有る
ので思い切ってエクステンダーを用意することにした。  何時もの部品屋さんに向かったが道は
溢れ返っており帰路は途中まで電車で戻ることとなった。

エクステンダーを使って実際に動作させてみたが幾つかこれまでに気付かなかった問題点が見付かった。

 

4月1日 朝から取り組み、昨夜回路図を眺めながら作戦を立てたSメーター・アンプ用のトラン
ジスタを診てみた。 画像は撮って無いがトランジスタは 2個とも hfe 約 80と特に問題になる値
では無かったが念の為 hfe 200程の物に交換した。その後 455KHzと10.7MHzのセラミック・フィ
ルターに問題が見付かり奥の手を加えた結果感度も良好となったが、関係している IFT も全て調
整し直した結果可也感度の増加が得られた。

やれやれ何とか上手く行ったとキャビネットに組み込んだところ動作しなくなって仕舞った。仕
方なく再度シャーシを引っ張り出したところ上の画像に見られる様リード線が1本外れていた。 
前にこの装置のレストアを試みた方の仕事が余り丁寧で無く外れて仕舞ったが、サテこの 1本が
どこに繋がっていたのか探し出すのにこの後 2時間程を費やすこととなった。(配線図では 5ピ
ンのラグ板が使われていることになっていたが実際には 6ピンの物が使われていた)余計なこと
で可也時間を費やして仕舞ったが組み込み動作確認をした結果が下の数枚の画像で、若干気にな
る部分は残っているが感度は略満足の行く結果が得られた。

上は Inter FM 東京 (76.1MHz)、また下は軒下に数m張ったアンテナでの 15MHzバンド受信時。

下は AFRS 受信時。 この後ダイアル・ポインターに問題が見付かり又してもシャーシーを取り
出し手直しを加えたが又しても動作しなくなりガックリして仕舞った。 どうもコネクタに問題
が有りそうだったが今日は余りにも疲れ果てて仕舞ったので後は明日にしよう。 しかし想定し
た時間の 1.5倍を超えて仕舞った。

 

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ヤエス FRG-7700M

2014-03-19 14:03:55 | Weblog

 

今日お預かりした2台目は今年1月に手を加えた物でその際ご依頼頂いた周波数カウンターの暴走の問題
はその後も良好とのお話だった。  今回は特定のバンド(6-12MHz)で低感度が診られるとのことで再度お
預かりしたが近々取り組ませて頂こう。 この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

3月20日 昨日この機種のサービス・マニュアルを持ち帰り、今朝通勤の電車でチェックすべきポイントの見
当を付けておいた。 念の為ラジオ日経の受信状態を記録しておいたが感度は可成り低い。

先ずは入力側のBPFの動作を診てみたが問題は見付からず、それより何より問題は6-12MHzに限ったこと
だったのでBPFのバンドは4-8MHz、8-16MHzと今回の問題の原因では無さそうだった。

直接関係は無いがメモリー・バックアップ用の電池は一部腐食しており電圧も1.9V程だった。

6-12MHzとなるとVCO2の可能性が高いがこの辺りはワックスでポッティングされており簡単では無い。

3月21日 昨日に引き続き朝から取り組んだ。 VCO2に原因が在ると想われたので先ずはここに使われて
いるトランジスタの交換に取り掛かった。 

外してhfeを診てみたが約178と問題無い値だったが、高周波特性は異なる可能性が有り一度外した基板
を組み込み動作を診てみたが変化は無かった。 最早これまでかと諦め掛けたがワックスを取り除く範囲を
もう少し拡げてみたところスイッチングのダイオード(下の画像)にクラックが見付かり交換後好結果を得た。

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SONY, TFM-110D (Solid State 11)

2014-03-19 14:02:31 | Weblog

今日お預かりした1台目は SONY, TFM-110D で姉妹機種も加えるとこれまでに可也の数を手掛けたが
その中では基板からの引き出し線の数が少ない方かも知れない。   音が時々途切れるとのお話だった
が恒常的に問題が出てくれると良いのだが。   この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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スカイライン(昭和44年)用 カーラジオ 帝国電波 RP-106

2014-03-18 16:02:01 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和44年製のスカイラインに使われている帝国電波の RP-106 で突然動作しな
くなって仕舞ったとのお話でした。この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

3月19日 ゴサインを頂いたのでレヅトアに取り掛かった。 RF Amp.のトランジスタが怪しかったので先ず
交換したがE-B間がオープンとなっていた。 これで直ったろうと通電してみたが未だ受信出来なかった。

アンテナ・コネクタ(後から交換された物の様だった)からの同軸と、本体側の同軸との接合部で切れていた。

既に製造後45年となり電解コンデンサの劣化が考えられるので交換した。 音量も可成り増加した。 

 

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