テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●B&O, Beolit 800

2008-01-31 18:03:36 | Weblog

今日久々に手にしたのはデンマーク、B&O (Bang & Olufsen) の Beolit 800で長波、中波、短波、
FM の4バンドで中々良い音がします。  まだ FM が 88MHzからなので近々日本バンドに改造し
てみましょう。 この種のラジオの修理に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ
下さい。

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●松下 R-42

2008-01-31 17:53:29 | Weblog

2月8日 電源トランスを含むユニット内には他に (巻線) 抵抗も二つ入っており 226 と 112A の
カソード?バイアスを作っているがこの抵抗も断線していた。 ボロボロになったゴムの被覆を
慎重に取りエンパイア・チューブに置き換えた。 断線しているチョーク、コンデンサ類も替え
再度組立てたので外から見たところはオリジナルのままの様に見える。 次いでトランスの交換
を行い外からも、シャーシー内部を見てもオリジナルの状態と略同様の形に仕上がった。

 

切れていた巻線抵抗の抵抗値を足していくと約 2KΩであった。ここはカーボン抵抗に替え様。

ボロボロのゴムの被覆をエンパイアチューブに替えた。

このまま外から見えると問題だが幸いケースが被さり外からは最近の部品が見えなくなる。

組上げたシャーシー内部、見た目は製造時と殆ど変らない。

2月4日    断線している1 : 3の AFTと電源のチョーク (30H?) をシャーシー内の適当な場所に固
定し修理をするか、元々の形、つまり AFT は 2個が格納されていたアルミケース内、またチョ
ークは電源トランスが入っているケース内に夫々戻すかご依頼主に伺ったところ後者が選ばれ
(てしまっ) たので今日はストーブで加熱してアルミケースから何とか AFT 2 個を引っ張り出し
たり、トランスを分解したりでテンヤワンヤでした。 昔何台か RCA のラジオラ 24、25、26等
スーパーの第一世代で使われていたカタコーム  (こちらは松脂とパラフィンのコンパウンドの
様な物で固められており、庭先でガスコンロを使い溶かしていると娘にまたお父さんがラジオ
を修理していると云われたものでした) の修理を思い出しました。 道のりは可也遠そうです!

左の電源トランス・ユニット、中央の金属製の箱の中身がコンデンサ(x5個?)。

コンデンサを取り出したところ。 どうも松下の名板が付いており (モデル227) ますが
製造は日本無線が担当した物の様です。

2月1日 回路図は以前松下さんから頂いた様記憶しているがサテ何処に仕舞ったか。今日は部
品単位で良し悪しを見てみました。 真空管は 112 を除く 3本は何れも使えそうで、またスピー
カー、電源トランスも問題無さそうです。  問題が有ったのは低周波トランスの 2段目の 1次側
とチョークが断線。 低周波の各カソード? (フィラメント) バイアス用の抵抗断線と云う様な具
合でした。  低周波トランス 2個は一つのケースの中に格納されており、同様チョークも電源ト
ランスと同じケースにコンデンサ数個と共に格納されている為直ぐには見られません。

低周波トランス 2個が納まったユニット。ピッチでは無くパラフィンの様な物が充填されている。

豆コンの指示機構が外れていた。しかし豆コンの容量 (帰還量) を示す機構が付いているのは珍しい。

今日お預かりしたのは松下の R-42 (4球2号型受信機) で本来 227-226-112-112B のラインナップ
ですが 112 のところに 80 が入れてあり、また回路も一部直されておりましたので 112 が無く、
仕方無しに 227-226-112B の 3球に改造した模様です。各部の詳細は未だですが先ずは回路図を
探してみましょう。 この種のラジオの修理に関しましてはHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

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●松下 CR-112AY (昭和40年代)

2008-01-29 20:23:26 | Weblog

今日お預かりした松下の CR-112AY は昭和40年代の物と想われるトランジスター・カーラジオ
で電源のヒューズが飛んで仕舞うと云う症状でした。 幸い程なくその謎が解けました!  この
種のカーラジオの修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

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●NEC NT-61(昭和32年頃?)

2008-01-29 17:50:04 | Weblog

今日手にした NEC の NT-61 は昭和32年頃に発売されたと想われる全て同社製、偏平型トラン
ジスターを使用した 6石ラジオです。 この機種が発売された頃は未だ高周波特性の良いトラン
ジスターの歩留まりは低く、周波数変換用としては SONY の 2T73 等も可也使われておりまし
た。 今回の物は ST172-ST162(x2)+ST302 (x3) と全て NEC の偏平型で纏められており希少な 1
台と申せます。  動作を確かめた際、実際に受信出来たこともありましたが、どうもバリコン、
それとデカップリングのケミコンに問題が有りそうです。  暫く忙しい日が続きそうですので
このまま出品することに致しました。 この種のラジオの修理に関しましてはこちらの HP
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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●英国製のトランジスターラジオと真空管式ラジオ

2008-01-29 17:40:37 | Weblog

2月11日 少しずつ手を加えていた 4台の修理を今日は一気に進め全てが動作する様になった。
上の物は Eveready の Sky Queen で1953年に発売された電池管 4球の中波+長波のポータブル・
ラジオ。  真空管のライン・ナップは DK96-DF96-DAF96-DL96、電池は1.5V+90V。 90Vの電池
は入手が困難なので 9Vを直列に使うアダプタとACアダプタも用意してみましょう。

今日熱心な英国製品のコレクターの方からお預かりした 4台のラジオは全て英国の物で1950年
代から1960年代末頃の物でした。チト今日は手が回らず近々取り掛からせて頂くことになりそ
うです。この種のラジオの修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。

Dansette, Chorister で1964年製の 7石トランジスター・ラジオ。 中波+長波の2バンド+ルクセ
ンブルグの放送受信用にバンドスプレッド (選局し易い様に) 機能付き。 電池は単三x6本。

McMichael の M108BT は1962年に発売された 6石トランジスタラジオで、中波+長波の 2バン
ド、電池は 9V (006P)です。

Hacker の Autocrat, RP33、1966年製の 9石のトランジスタラジオ、中波+長波の 2バンドで車
でも使えるピクニック・ラジオ。 電池は単三x12本

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●マッキントッシュ MR67

2008-01-29 17:32:03 | Weblog

1月30日 昨夜別の機種、MX110 の回路図が見付かったので電源回路を見てみたがどうも今回
の物は電圧が低いのではないかと考えはじめた。 電源回路は以前可也手が加えられていたがそ
れらを全て外し組み直した。 電源の電圧はそれまでの 105V程度から 160V程度に上がり動作し
始め FM のカバレッジの変更に移り好結果が得られた。 

今日取り掛かったのはマッキントッシュの FMステレオ・チューナー MR67でお話では FM のカ
バレッジを日本バンドに変えるだけで良いとのことであったのですが、実際に届いた物は殆ど
動作しておらず、先ずは修理が必要です。 前の持ち主が改造?或いは修理を試みたのか電源部
がいじられておりどうもその辺りが怪しいのですが、先ずは回路図を手に入れるところから始
める必要が有りそうです。 この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの HP
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。   

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●SONY ICF-1210 (AM/FM超小型ICラジオ)

2008-01-28 18:57:38 | Weblog

 

今日お預かりしたのは SONY の ICF-1210 で AM/FM 2バンドの超小型 IC ラジオです。 全く動
作しないとのことで先ずはお送り頂きましたが、内蔵の電池以外にボリュームの機構的な問題
が在りました。摺動接点と中央の端子間に導通が全く無く、絶対ではありませんが、中央の端
子の先で摺動部分と接触しているところが磨り減って仕舞い導通が無くなったのでは無いかと
想像致しました。 仕方なく細いリード線で接続し好結果を得ましたがここまで壊れているボリ
ュームも珍しく、10φの同一形状の VR が在れば何の苦労も無いのですが!  この種のラジオの
修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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●(米)Delco製1970年代のカーラジオ

2008-01-27 14:04:12 | Weblog

先日ポルシェ 356SC 用の Blaupunkt 製 Frankfurt TR を修理した愛知県のガレージからご依頼を
頂いたのは Delco 製と想われる1970年代のカセット付き AM/FM カーラジオで1970年代後半~
1980年位のトランザム、カマロ等に使われていた物とのことでした。 カセットはモーターのブ
ラシが片方欠損しており残念ながら修理は諦めました。 FM を日本バンドに改造し、AM 共々 4
出力を確認致しました。改造途中驚かされたのは、FM は局発にしか共振回路が入って無く他は
全て非同調で構成されておりました。  特に感度が悪いとは感じませんでしたがヤハリそれなり
の感度でした。 この種のカーラジオの修理、販売に関しましては HP https://vrc-tezuka.sakura.
ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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●BOSCH プログラム・カーアナライザー MOT-350

2008-01-25 17:34:18 | Weblog

 

1月28日 昨日の夜遅くに問題点が見付かり、今朝早速修理に取り掛かった結果
好結果が得られました。  ヨカッタ!

1月27日 当初モニターに問題が在るのだろうと考えていたがそうではなく信号源側の問題と
分り昨日から回路を追える部分は追ってみたがハッキリせず、家に持ち帰り調べを続けた結果
何とか夜中に怪しげな部分を見付けた。 明日ここを直し上手く行けば良いのだが。それと使わ
れているフランス SAFT 製のメモリーバクアップ用電池の端子電圧 2.65Vも気になった。 果た
してこの電池の定格は何ボルトなのだろうか? インターネットで同社の電池の所を見てみた
が最早1989年10月製の 40RF304 に関する記述は見付からなかった。

アストン・マーチンのラゴンダに使われているブラウン管モニターの修理に伺った修理工場で
新たにご依頼頂いたのは BOSCH のカーアナライザーで可也の金額で購入した物が先日壊れて
しまったがメーカーでは最早修理不可能と云われて仕舞ったとのことでした。  自分にとって
も初めての物なのですが何とか頑張ってみましょう。

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●マランツ 8Bの出力トランス

2008-01-22 19:28:41 | Weblog

 

2月21日 今日待ちに待った回路図がヤット届いた、これで前に進める!

1月24日 アレコレご依頼主とお話したところ『回路図なら在る』とのお話にそれなら最初か
らご用意頂ければ可也時間を短縮出来たのですが。 残念、到着を待つことに致しましょう。

先頃ご依頼頂いたのはマランツの 8Bに使われている出力トランスの巻き直しで、今日1次、2
次の巻線を見てみたが 1次側と想われる方に 6本, 2次側と想われる方に 7本のリードが出てい
た。  この機種の回路図が有れば話しは早いのだが残念ながら無く、想像の域を出ないが多分
何本かは NFB の為の物では無いかと想われる。 確かラックスの物でも 2重に NFB を掛けてい
る物が有った様記憶している。  サテ、念の為、直流抵抗と、インダクタンスを計ってから先
に進もう。

コメント (1)
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●松下 クーガー101(RF-1010) と RF-HS90

2008-01-21 19:24:56 | Weblog

1月30日 諦め掛けていた松下の RF-HS90 に取り組んでみた。(ご依頼主には壊してしまう可能
性があるがとお断りしておきました)  FM も TV も問題無く動作することからマイクロプロセッ
サも PLL も動作しているハズと考え、AM で外部から局発の周波数を加えてみたところビート
が聞こえたので先ずアンテナ回路の問題ではと考えたが予想が的中し好結果が得られた。 しか
し LCD のディスプレイが動作しなくなり慌てたがこれも何とか正常にもどせ胸を撫で下ろした。 
疲れた!

 

1月28日 音量調整のボリュームの接触不良が激しく交換したいところですが同じ物は手に入
らず、仕方無しに分解し何とか好結果が得られましたが、しかしこの機種の構造は可也分解し
難い物でした。 

今日お預かりしたのは以前昭和 30年代のテレビを修理した方からのご依頼の松下、クーガー
101 (RF-1010) と最近のポケットラジオ RF-HS9 0の2台で、開梱し輸送中のトラブルが無い事
を確認した、近々時間が出来たら取り掛からせて頂こう。  ところで RF-1010 は音量調整 VR
に問題が在るとのお話しでこれは同様の VR に置き換えるか、最悪分解し一部を交換すれば何
とかなるだろうが問題は近年の RF-HS90 で、マイクロプロセッサを使い、周波数の設定には
PLL を使っており回路の複雑さは RF-1010 等とは比べ物にならない。  他方金額的には若い方
が半日~1日アルバイトをすれば買える程度で、昔の様に給料一月分、或いは入学祝いにかね
てから欲しかった物をプレゼントして貰ったと云う様な物とは大きく異なっており、まともに
修理代を計上すると買った金額以上となって仕舞うことも少なくない。サテ、そこまで費用を
掛け修理するお考えか伺ってみよう。  この種のラジオの修理に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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東芝 14EM、 昭和34年

2008-01-19 18:58:17 | Weblog

1月27日 6CG7 のソケットを交換し、垂直の時定数を決めている1MΩも交換し動作試験を行
った昨日の結果は略 3時間の最初の 1時間で 4回垂直同期を調整し直したがその後の 2時間で
は 1度もいじらなくて済んだので大きな問題とは思わないがそれでももう少し改善出来るので
はないかと今日は積分回路(CRの複合部品) を交換(抵抗 2個+コンデンサ 3個) してみた。 
結果は 50分の試験中一度も再調整を必要としなかった。 これにて一件落着! 【疲れた】

1月26日 垂直発振+同期分離を担っている 6CG7 のソケットが気になったので思い切って交換
し、垂直のタイミングを決めている抵抗 (1MΩ) も念の為交換した。 作業場の横で実際に動作さ
せ変化を見てみたが最初、温度上昇に伴い垂直同期のツマミを再調整する必要があったが、温
度が安定してからは調整は不要となった。 サテもう少し確認し、発送しよう。

1月21日 ブラウン管の輝度が気になり一応の部品交換が終わったところで通電してみた。 
下の予備の物に比べ若干輝度は落ちる(約2割程?)がまだまだ使えるレベルだった。

予備のブラウン管での動作状態。 新品と略変わらない輝度でした。サテ、細かい部分の調整と
真空管 (垂直発振+同期分離) 6CG7 がソケット部分で確実に接触していない様なのでこれを何と
かしなければなりません。 

1月20日 本格的に取り掛かる前にこの時代のテレビ (特に東芝さんの物) に多い、トランスの
断線を確認しながら埃を払いました。  幸い巻き直しに時間を要するトランスの断線は見られ
ませんでした。

今日お預かりしたのは昭和34年5月発売の14インチ真空管式テレビ東芝14EMで来週早々取り組
ませて頂く予定です。 先ずは無事に配達されたことを確認致しました。 この種のテレビの修理
に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。   先日こ
のブログを見た方から、そちらのホームページの URL を教えて欲しいとの問い合わせが有り唖
然としましたが、こちらのホームページは https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ です。

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●(英)Dynatron, Commodore (1961年)

2008-01-18 19:20:54 | Weblog

1月30日 FM と LW が動作しないので返品したいと昨日戻って来た物に今日電源を入れてみた
が何の問題も無く動作した。  一体どうしたことか?  明日も何度か時間を置いたりして確かめ
てみよう  しかし解せない!

今日ご注文頂いたのは (英) Dynatron 製の Commodore で1961年8月に発売された英国製の FM
付きの物としては最初期のモデルです。FM+中波+長波の 3バンドでアンテナが何とも可愛らし
いデザインです。  以前動作確認をしてから時間が経っているので動作を確かめたところ動作せ
ず、分解し可也細部まで動作を確かめたところで電池の電圧が可也下がっていることを見付けま
した。 つまり何も壊れていなかった訳であります。 馬鹿でした! この種のラジオの修理、販売
に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせください。

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●Becker、 Mexico + Grand Prix

2008-01-18 19:09:40 | Weblog

今日お預かりしたのは共にベンツに使われている Becker の Mexico と Grand Prix で自動選局機
能付きの高級機種です。Mexico は FM のバンドを日本仕様にする改造でこれまでにも多く改造
して参りましたましたので何の問題も無く済みました。 次の Grand Prix は何故か回路に電源が
入らず (初めての経験でした) 不思議でしたが程なく原因が見付かり事なきを得ました。 この種
のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

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●Philcoのバーバーポール (1958年) 2種

2008-01-15 23:07:22 | Weblog

2月8日 同期分離の 9BR7 を交換し、安定コイルを再調整した結果水平同期も改善された。念
の為米国の 3, 4チャンネルを入力し最終確認をしようとしたが何故か動作せず、まさかと思い
つつも日本チャンネルで動作を確認したところ何と日本チャンネルに改造されており驚いた。 
修理依頼を貰った知人の店にどうするか確認の電話をして今回の物が10年以上前、鷹番にある
店からの依頼で自分で修理した物と分った。 世の中には随分と器用な人が居るものだと感心し
たのが何と自分だったのでありました(自我自賛で済みません!)。

2月7日 垂直の揺らぎが気になり思いきって電源周りのケミコンを全て交換し揺らぎの問題は
解決した。また電源スイッチも先のことを考え別の押しボタンスイッチを前面パネルに置いた。 
次いで連続試験に移ったがこれまで気付かなかった水平同期の不安定要素が見られた。 気にし
なければ見過ごす程度だが気付いた以上手を下さない訳には行かないので発送はまた少し伸び
そうだ!

1月20日  回路図から目星を付けていた部品を交換してみたが垂直の直線性は改善されず頭を
抱えたが直線性調整 VR の変化の仕方に気になる点が有ったので単体で抵抗値の変化を見てみ
た。結果片側が略断線していることが分り別の VR を入れ、最良点の抵抗値を固定抵抗に置き
換え様と考えたが幸い VR の反対側を使って上手く動作させることが出来直線性も改善された。 
全体の揺らぎが気になるがこのテレビが 60Hz地域で使われるならこのままでも多分問題無い
が、50Hz地域では問題となるのでご依頼主に聞いてみよう。 また米国で直されていた電源ス
イッチも信頼性が低くそうなのが気になった。 下は動いているので若干ボケているが直線性
が改善された画像。

この機種はシャーシーをキャビネットから取り出すだけでも可也しんどい!

1月19日  絶縁の劣化していたコンデンサと容量抜けの可能性が有る一部のケミコンを交換し
垂直振幅は一応十分となったのですが上部に直線性の悪い部分が有り、また水平にも若干揺ら
ぎが見られました。 まだ道のりは可也遠そうです。

1月17日  動作を確認した G4654M は予想通り垂直振幅が減少しておりました (しかしPredicta
の多くはもっと減少しているのが普通です)。 垂直同期もギリギリだったので明日以降垂直偏
向の修理(他にも問題が見付かるかも知れませんが)に取り掛かります。

1月16日 今日は急がれている左の G4654L (チーク仕上) に取り掛かりました。  4年程前にこ
ちらでレストアした物で動作させたところ映像には問題が見られませんでしたが 音声出力が
殆どありませんでした。 これまでに可也の数の Predicta シリーズを手掛けて参りましたが音
声が殆ど出ないと云うのは経験が無く、早速回路のチェックに移りましたが結論から先にお
話しすると SIF の同調ズレで SIF、及びゲーテッド・ビーム検波回路の調整で十分な音量の出
力が得られました。 明日は右の G4654M (マホガニー仕上)に取り掛かりましょう。

 

今日お預かりしたのは Philco の Predicta シリーズの中の 1台、バーバーポール (これは正式名
称ではありませんがこの呼び方が一般的です) で色違いの 2台です。 今日は時間が無く症状を
確認出来ておりませんが明日以降取り組んでみます。  この種のテレビの修理、販売に関しま
してはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

バーバーポール 2台の後ろに少し見えているのはブラウン管を遠くに置ける Philcoのタンデム
です。

 

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