テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

フォード・コルティナ (1965) 用カーラジオ

2015-10-30 15:45:25 | Weblog

今日お預かりしたのは Ford, Cortina (1965) に使われていたと伺った日本製のカーラジオでトラ
ンジスタは全て三洋の物が使われていた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこ
ちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

お預かりした際の電源の設定は12V、プラス・アースだったので今回の1965年製(Mk1)ではこの
様な電圧、極性だったのだろう。

早速動作確認を行ったが音声出力は無かった。

下の画像からは見難いが、電圧6V/12V切換え、また+/-アース プラグ切換えのモデルだった。

ゴーサインを頂いたので早速レストアに取り掛かったが今日は時間切れとなった。

 

10月31日 朝から取り組んだが電解コンデンサの一部がものの見事に容量抜けを起こしていた。

FMのカバレッジ改造後、トラッキングの調整も行い最後にiPodアダプタを増設し終わりとした。

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SONY, ICR-90 (1969?)

2015-10-28 21:43:26 | Weblog

  3台目は SONY, ICR-90 で帰り際、郵便受けを覗いたところ届いていた。 余談だがこちらが郵
便配達ルートの最後の最後に当たっている様で普段郵便が届くのは5時半過ぎとなる。 この種
の超小型ラジオの修理に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問
い合わせ下さい。

10月29日 朝から取り組んだが先ず裏蓋を固定しているネジ3本の内の1本が外れなかった。

ドライバーをネジに合わせ削ったがビクともせず、仕方なくネジの頭部を削り落とし裏蓋を外した。

ネジが腐蝕し外れなかったことからある程度内部の状態が想像出来たが、実際は想像以上だった。

一部の部品は止めネジ同様腐食して膨らんだり割れていた。 可成りの重症だがどするか?

 

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Marantz, 1250

2015-10-28 11:46:06 | Weblog

 今日お預かりした1台目は初めて手掛けるマランツの 1250 で、先頃急に動作しなくなって仕
舞ったとのお話だった。 この種のアンプの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

メインのスピーカー用端子の一つ(L、ー)が壊れていた。

手許に在った回路図が標準(電源電圧をプラグの挿し方で変えられる)の物で、日本向け仕様
と若干異なっており梃子摺った。 当初パイロットランプが暗く切れているのかと想ったがそうで
は無く、元々非常に暗いものの様だった。(手元に在った12Vのランプを繋いでみたがマアマア
の輝度だったので、使われているランプは可也高い24V?程度のランプなのだろうか?)

本格的な修理は可也の費用となるので実用上問題無く使える、奥の手を使わせて頂いた。

 

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Standard, Micronic Ruby SR-H35 (1966)

2015-10-28 11:39:40 | Weblog

2台目はスタンダードのマイクロニック・ルビー SR-H35 でこれまでにも何度か手掛けたことが
有る。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

お話では音量が少ないとのことだったが、音量以前の問題として高域(1MHz以上)で感度の低
下が診られたので簡単にトラッキングの調整を行った。 結果可成り改善され多くのラジオで受
信が困難な(こちらで感度確認に使っている)JOQR 文化放送 も良好に受信出来た。

 

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大塚・歳勝土遺跡と横浜市歴史博物館を訪ねて

2015-10-27 21:41:28 | Weblog

現在の仕事場に移って既に10年程となるが、これまでにも横浜市歴史博物館の存在は知ってい
たが中々きっかけが無く訪れていなかった。  今回仕事場の在る集合住宅内の集まりで訪問す
ることになり好天にも恵まれ朝から15人程で出掛けた。

都築区内だけだったか定かでは無いが遺跡は260箇所近く在り、今回の大塚・歳勝土(サイカチ
ド)遺跡は弥生時代中期のものとのことだった。 海抜50m程の小高い丘の上に在り、水の確保
は大変だったことが想像出来た。  集落の周りには濠が巡らされた環濠集落と云う集落だそうで
当時は300人程がここで生活しており、50年程で別の場所に移動していたとのことだったが、何
故移動する必要が有ったのかは不明。  しかしここが2千年程前のものと聞き、予想よりズット近
年のものだったので驚いた。 2千年前のローマやエジプトはズット進んでいた様想われる。

その中の一つの竪穴式住居に入ってみたが以外に広く驚かされた。 幾つかの屋根に覆いが被さ
っているが、本来は萱葺きを修復する必要が有るものの一箇所で一千万円近くを必要とするので
中々修復出来ないでいるとのお話だった。

しかしこの中で火を使うとなると内部は可也煙たかったのではなかったと想われた。

ところで今回の歳勝土遺跡は隣り合わせた墓(墳墓)のことで画像を撮り忘れたが住居に墓が
隣接しているのが珍しく、横浜市の代表的な遺跡に選ばれたとのお話だった。

途中、都築民家園に江戸時代の物と聞いた長沢家の住居跡を訪ねた。 左側が母屋で、右側は
廊下で繋がった馬屋。 土間が広いが、かつてはここで収穫した穀物の調整作業が行われ、また
炊事の為の竈も見られた。 太い柱の一部にはチョウナ仕上げが見られる。

横浜市歴史博物館では先ず横浜の歴史を15分程のビデオにまとめたものを暗い室内で見た
為可也眠くなって仕舞い、折角の展示物を細かく見ずに過して仕舞った。 (どうも科学博物館
の様なところは興味が湧くが歴史に関する博物館は自分には余り興味が湧かなかった)

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Zenith, 7H920 (Chassis 7F01) 1949

2015-10-26 12:49:24 | Weblog

今日お預かりしたのは Zenith の 7H920 (シャーシNo.7F01)でAM/FMの2バンドモデルだった。
この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

当初機種を 7H820 (1948) と伺い、調べた結果FMが40MHz帯と88-108MHzの2バンドで合
計3バンドのモデルかと考えていたが、実際は一年後の2バンドモデル 7H920 だった。

一部国内でレストアが加えられておりAMは略問題なく動作したがFMはイマイチだった。

AM/FMのフロントエンドはRF:12BA6で為されており驚かされたが兎も角FMも受信出来ると云う
程度の感じがする。 何せFMでは108MHzまでを扱っており12BA6には荷が重い様想われた。

FMのカバレッジを日本バンドに改造したが可也キッチリ調整を行った結果、FMもAMも可也の感
度が得られた。 若干伺ったご予算に余裕が有ったので絶縁の劣化が想像出来るペーパーコン
デンサ(14個)を交換したが、結果動作しなくなって仕舞った。 一体何をやっているのか?

10月27日 一体何処の配線を間違えたのか当たった結果、本来局発12AT7の3番ピンと5番ピン
の間に入れなければならない0.01μFを隣の2-4番ピン間に配線して仕舞っていた。 半田付けの
最中に電話を取ると今回の様なことが起こる。 良好に機能してくれ胸を撫で下ろした。 

 

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Philco, Model 90 (47x1、1931) 再

2015-10-25 15:04:38 | Weblog

先日修理を行った Philco, Model 90 をお送りしたが受信出来ないとのお話しで受信環境を伺
ったところ鉄筋の建物の中でお使いになるとのお話だった。 先ずループアンテナをご用意頂
き何とかFENが聴こえたとの事だったがそうこうする内に全く音が出無くなって仕舞ったとのお
話で再度お送り頂いた。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

梱包を解きながらアレレとなったが、スピーカーが外れて落ちていた(フィールド・コイル タイプ
なのでその後のパーマネント・ダイナミック タイプに比べるとズット重い)。

グリル・クロスは殆ど傷んで無かったがスピーカーのコーンが一部破けていた。

スピーカーの取り付け穴は4箇所有るのだが、取り付けネジは2本しか落ちておらず、またネジ
を止めていた跡も2箇所しか見られなかった。 (全体をエアキャップでくるんで有ったのでネジ
が無くなることは考え難い)  もし2箇所しか止めてなかったとすると問題が有る。

通電してみたところ、想像通り真空管280(右の2本の上)と、227(左下)のフィラメントとヒーター
が点灯していなかった。

両真空管の修理の可否を診てみたが280は上下(特に下)の画像で見られる様、フィラメント
(板状)が切れており修理は無理だった。

下の227のヒーターは上手く直せた。 整流管の代わりにシリコン・ダイオードを使い動作させた。

実際に添えて頂いたループアンテナを使い動作をみてみたが感度が低く実用にはならなかった。
電源を120Vに上げ感度、音量共増加したがそれでも尚、実用とするには厳しいものが有った。
通常こちらでは窓の外に張った8m程のビニール線を使っており、このアンテナでは実用レベル
だったが近年の簡単なループアンテナでは無理そうだったので以前作ったループアンテナを使
ってみた。 感度は可成り上がったが近年の小型ループアンテナで実用となる物でなければな
らない様想われた。

10月30日 明日友人のMさんが手伝いに来てくれることになったので昨日から再度取り組んだ。
 先ず破れていたコーンの補修を行い、次いで通電してみたが前回テストした時の音量よりズット
小さく不思議に想い調べてみた。 結果分かったのはスピーカーのフィールド・コイルが断線して
いた。 余談だがフィールド・コイルは壊れやすい部品の一つで、湿度の高い日本では湿度の低
い米国等に比べるとズット故障の確率は高くなる。 Mさんと共に取り組むのに先駆け基礎データ
を取っておこうと調べを進めたが、高周波段のプレートにDMMを当てたりボリュームに当てたりす
ると動作が止まって仕舞うのが何とも解せなかった。 今日も昨日の続きに取り掛かったが、動作
が止まるのは出力段のグリッドの電位が200V近くとなる為だったが、何故ここの電位が200V近く
になるのかは何としても理解出来ず、ドット疲れて仕舞った! (アンテナ・コイルは高インピーダン
ス型だったので近年のラジオに添えられているループアンテナは不向きのことが分かった)

10月31日 今日はMさんと一緒に取り組んだ。 下はMさんが急遽製作し持って来てくれたバー
アンテナ(今回の機種のアンテナ・コイルが高インピーダンス・タイプだったのでそれに合わせ高
インピーダンス出力の物を用意してくれた)。 早速使わせて頂いたが出力インピーダンスが寧
ろ高過ぎる感じだった。 その後二次巻線を調整してみたが中々想う様な結果は残念ながら得
られず、今回は以前某放送局の朝ドラ用に試作した鉱石ラジオ用のループ・コイルを使った。

元々のフィールド・スピーカーのフィールド・コイルが断線して仕舞った為近年のスピーカーでテ
ストを進めた。 フィールド・コイルの代わりにこれまで4KΩを使っていたが、2KΩに換え高周波
部分のスクリーン・グリッドの電圧が上がった為か感度が可也増加した。 また低周波回路のプ
レート負荷を各々倍にした結果音声出力も可也増加し、実用上十分な音量を得られた。

最も気になっていたパルス性のノイズが混入した際に起こる、出力管のグリッドの電位が200V
以上となる問題も、出力管247のスクリーンに5KΩを挿入し(パスコンには10μFを使用)た結果
殆ど問題は起こらなくなった。 窓際に置いたループ・アンテナで通常受信が不可能な文化放送
を受信出来たので驚いたが、正にループ・アンテナの威力なのであります、S/Nも良好。

11月1日 今朝も一番で通電してみた。 若干気温の違いからか周波数がズレていたが問題にな
る程では無かった。 良好に機能するのを確認した後、もしかしてとフィールド・コイルの断線して
いる元々のスピーカーに繋ぎ変えてみたところ何と(若干音量は減ったが)実用となる音量で動作
した。 サテこうなるとこちらで最初にお預かりした時からフィールド・コイルは断線していたのかも
知れないと想い始めた。 (こちらの建物の修繕が先日から始まり、それに伴って永年使って来た
アンテナ(隣の自転車を置いている建物の屋根との間に8m程ビニール線を張ったもの)が切れて
仕舞った為、先日の音量がイマイチはっきりしない。

 

11月7日 久々に静けさが戻り、精神的な余裕も少し出来たのでレストアに再び取り掛かった。
上はネジの外れたキャビネットの内部。 ネジ穴に接着剤を流し込み乾燥に移った。

今回のモデルではバリコンのトリマ、IFTの共振用コンデンサ、局発のパディング・コンデンサに上
の画像に見られる1/4インチのナットを使った可変マイカ・コンデンサが使われている。  バリコン
のトリマはナット部分がグランド電位となっているので金属製のボックス・レンチが使えるが、IFTと
特にパディング・コンデンサには金属製の物が使えないのでトラッキング調整用にプラスチック製
の物(下の画像)を用意した。 アレコレ探した結果、使い終わったボールペンを加工した。

11月9日 先日コーンの修理を行った物をキャビネットに組み込んでみた。

満点では無いがスピーカーグリル部分もオリジナルのまま可笑しく無い程度の修復は出来た。

ご依頼主からはNHK(第一)とFENは聴きたいとのお話だったので、これまで感度の低下が顕著
だった低い周波数の感度を上げるべくトラッキング調整を行った。

若干ハムが気になったので電源の平滑回路をいじってみよう。 (同調型のループアンテナ使用)

11月10日 昨日これまでバラック(実験的な配線)だったものをキチンと組み込んだので、今日は
連続運転に取り掛かった。 病院から戻り午後一番で通電した結果直ぐに動作しなくなって仕舞
いOSC、IFを再調整し13:30から再度連続試験を開始し既に3時間半となるがその後問題は出て
いない。 今日は帰宅時間まで運転を続け、明日も引き続き行ってみよう。

 

11月11日 音質調整回路も機能する様にとのご依頼が有ったので取り掛かった。

Philcoのこの時期の物はピッチを充填している部品が多く、先ずはピッチを取り除く必要が有る。

何とか内部に在ったコンデンサ3個を外し、次いで接点を磨いたり調整した。

コンデンサを交換し組み込み動作を診てみたが良好だった。 先日整流管をシリコンダイオード
に交換したが出力管のプレート電圧が300V程となっていたので若干無理が有るので整流管に
戻した(230V)。 午前中から略休みなく6時間連続運転を行ったが問題は特に診られなかった。

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松下 RF-787 サウンドスコープ (昭和47年)

2015-10-24 12:26:48 | Weblog

今日お預かりしたのは松下の RF-787 で初めて手掛ける機種だが、同社がサウンド・スコープと
呼ぶマトリックス・ステレオ方式が採用されているFMステレオ・ポータブルラジオで、短時間動作
していたが全く機能しなくなって仕舞ったとのお話だった。 またFMのカバレッジをワイドFMに対
応させる改造のご依頼も頂いた。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

伺った様、全くと云って良い程動作していなかった。 幸い回路図とパターン図を添えて頂いたの
で何とかなるとは想うが、ことは簡単そうでは無かった。

10月25日 ゴーサインを頂き昨日の続きに取り掛かった。 低周波回路は辛うじて生きていたが
ゲインは殆ど無く、調べを進めた結果レギュレータの出力に電圧が出ていなかった。 初めTr10
のE-C 間がオープンになったのかと想像し、別のトランジスタに交換したが変化は無かった。 
次いでベースバイアス用のR46に別の物を加えてみたがこれでも変化は無く、最後にまさかとは
想ったがC47を交換した結果、出力が良好となった。(この時期のケミコンで短絡は初めてとなる)

 

 

FMのカバレッジの改造に取り掛かった。 上は最近始まったインターFMの87.9MHzでの放送。

幾つかかの局を受信したがコールサイン、放送局名等が分からずどこか特定出来なかった。

何れにせよカバレッジの上端をVHF 1Chの音声周波数96.5MHzに調整した。

TBSが試験電波を出しており【TBS墨田放送局】と云う名称が何とも微笑ましい。 90.5MHz
今回の機種のフロントエンドがT型のBPFで、L、Cが樹脂で固められており調整不可能だったの
で若干心配していたが特にゲインの低下は診られなかった。 またスカイツリーに変わりアンテ
ナ高が高くなったせいか従来の東京のFM局より可成り電界強度が上がった様に感じた。

 

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ポルシェ 356用 Blaupunkt, Frankfurt Tr de Luxe

2015-10-20 17:54:17 | Weblog

今日お預かりしたのは以前こちらで修理、改造を行った Blaupunkt, Frnkfurt Tr で本体とアンプ
/電源ユニットを繋ぐコネクタ部分の配線が取れて仕舞ったとのお話だった。 それとコンデンサ
類を交換して欲しいとのご依頼も頂いた。 この種のカー・ラジオの修理、改造に付きましてはこ
ちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

本体と電源/出力ユニットの連結方が間違っていた(上の画像)ので修正した。

切れていたコネクタ部分の半田付けを行おうとして使われているコードがオリジナルの物で無
いことに気付いた。 (手許の資料に有る色別と異なり慌てた) 配線を終え動作試験を行い、
好結果を得たが、内部は以前レストアされていた(ペーパー・コンデンサが交換されていた)。

 

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Philips の Cafe Nove (コーヒーメーカー)

2015-10-17 16:46:00 | Weblog

今日お預かりしたのは Philips のコーヒメーカー Cafe Nove で水が漏れるとのお話だった。 こ
れまでにも米国 Sun Beam のトースター、或いは矢張り米国製だったか業務用のドライヤーの
修理依頼を頂いたがコーヒーメーカーは初めての経験となった。 近々診させて頂こう。

10月19日 水漏れが起こっている部分は熱湯が通る(ダクト)部分の様だった。 つまり高温に
晒される部分なのでフェノール樹脂(ベークライト)の薄い板をエポキシ系の接着剤で固定した。 

10月23日 先日お返しした物が再度届いた。 添えられていたメモに依ると先日修理した部分
は直っていたが、別の水漏れ箇所が見付かったので再度お願いしたいとのことだった。 早速
調べた結果ダクトの反対側にも規模は小さいが同様の問題が見付かったので再度同様の補
修を加えておいた。 それ以外に先端部分にも若干気になるところが在ったので手を加えた。

 

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B&O (Bang & Olufsen), Beocenter 9000

2015-10-15 14:49:23 | Weblog

 今日お預かりしたのはこれまでにも何度か対峙した B&O の Beocenter 9000 で CD 部分のみ
が機能しないとのお話だった。 念の為動作を確認してみたが伺った通りだった。 このところ何
台かお預かりしている物が溜まっており近々診させて頂こう。   正直なところB&Oの近年の製品
の修理、改造を積極的に行っている訳ではありませんがお問い合わせはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお願い致します。

10月22日 今日はクラブメンバーで技術力の有るMさんにお手伝い頂きCD部分に取り掛かった。

B&Oの多くの機種がそうである様、この機種も分解するだけで可成りの時間を要する。

本機のサービス・マニュアルに従い、先ずはレーザー・ダイオードに流れる電流を確認してみた。

マニュアルに拠れば Laser Current はR3102 の両端の電圧が50mV+/-5mVになる様R3106
で調整することになっているが、下の画像の様に4.3mVしか現れずレーザー・ダイオードが壊
れている様だった。  因みにIC6101の27番ピンでHF (High Frequency?) 信号がオシロで観測
出来るとのことだったがホワイト・ノイズしか診られなかった。

10月23日 ご依頼主のNさんが引き取りに見え、どうせなら今回のCDヘッドに近いものを購入し
交換してみようと云うことになった。 話の中で今回こちらがサービスマニュアルをDLしたものの
回路図が殆ど読めないことをお伝えしたが、ハッキリ読める別のサイトが在ることを聞きURLをお
送りいただける様お願いしておいた。 少し前にお送り頂いたメールを見てみたが確かに文字は
完全に読め多くのことが分かった。 先ずサービスマニュアルに在ったR3102 は誤りで、正しくは
R3101で(R3102が4.7KΩだったので抵抗値が高過ぎると考えていた)ここは12Ωなのでこれなら
理解出来る。 イヤハヤ判読困難な回路図では殆ど役に立たなかったがこれで細部まで読める!

11月5日 ご依頼主のNさんが英国に注文していたCDヘッド(類似機種)が届いたと持って来て
くれ早速光学系の交換に取り掛かった。

光学系の交換は何とか済んだがここで時間切れとなって仕舞った。

11月6日 昨日の続きに取り掛かった。 分解は左程時間を必要としないが本体えの組み込みは
分解の倍以上の時間を要する。 結果レーザーは発光する様になり、下の画像では見難いが赤
いレーザー光が見えている(テッキリ発光は近赤外では無いかと想っていたので若干拍子抜けし
たが、それとも赤の成分も含まれているのだろうか?)。 ただ姉妹機種のサービスマニュアルに
記された R3101 (12Ω) 両端の電圧(実測値)はVR3146 CWで約594mV、またCCWで約945mVと
サービスマニュアルに記された値 50mV+/-5mVに比べると一桁以上大きかった。 しかし50mV
とするとレーザーダイオードに流れるのは約4mAとなるがこれでは小さすぎるのでは無いか?

もう一点、IC6101 の 27番ピンでの出力波形が上の画像で約3Vp-pが出力されており、レーザー
の出力には問題が殆ど無い様想われた。 以前はホワイトノイズしか出力されなかった。

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Rock-Ola のジューク・ボックス (再々度)

2015-10-14 20:35:15 | Weblog

今日は夕方早目に切り上げ川崎に向かった。 今回で3度目となるRock-Olaのジュークボックス
だが昨日急に音がスピーカーから出なくなっと伺い今日の訪問となったが (先日レコード針をご
依頼頂き1週間程前に納めたばかりだった) 往復2時間40分を掛けてお邪魔し、1時間20分程間
断無く演奏させたので優に20曲を超えるが問題は全く診られず、単にくたびれ儲けに終わった。

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Blaupunkt, Frankfurt (1950's)

2015-10-14 14:49:04 | Weblog

3台目は7年前にこちらで改造等を行った Blaupunkt, Frankfurt の1950年代中頃のモデルで6V
仕様を12Vに変更して欲しいと云うご依頼だった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きま
してはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

10月15日 ゴーサインを頂いたので改造に取り掛かった。 手元に在る1960年頃の Blaupunkt
の資料集で電源部分の改造方は直ぐに分かったが、本体部分の改造方が記されていない。

電源部の奥に以前手掛けた際の日付が記されていた。

回路図でみれば改造は簡単そうなのだが、実際の回路は立体構造で、表面からは殆ど見えず
配線の変更も難航する。 部品番号では分かりにくいので真空管の名称も添えたのが下の図。

念の為、先日購入した1958 年頃の同社の資料集で探した結果下の画像に見えているジャンパー
の接続の仕方を変えれば良い事が分かった。 余談だが同社製の6V/12V両電圧に対応したモデ
ルは暫く作り続けられ、年毎に切替は簡単になったが今回のモデルでは半田付けをやり直す必要
がある。 しかし途中、殆どのヒーター回路を一度外さねばならないかと考えたが助かった!

サテ、機械式のバイブレータを半導体式に改造する為の部品を近々購入してこよう。

10月16日 本体のヒーター回路を12V用にする改造を終えたので夕方バイブレータ用の部品を
購入すべく部品屋さんに向かった。

10月17日 半導体バイブレータえの改造を終え、動作確認を行い終わりとした。

 

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Becke, Monte Carlo (1950's)

2015-10-14 13:17:47 | Weblog

2台目はこれまでにも何度か手掛けた経験の有る Becker, Monte Carlo で1950年代中頃の物
と想われる、全真空管モデルで中波+長波の2バンド。 この種のラジオの修理、改造に付きま
してはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

お話ではパイロット・ランプは点灯するが作動しないとのことだったが、通電して暫くした後極く普
通に動作していた。 近年レストアが加えられた様で、こちらでも使っている米国AES のポリエス
テル・フィルム・コンデンサが使われていた。

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Becker, Europa LMKU

2015-10-14 13:02:06 | Weblog

  今日お預かりした1台目は Becker の Europa LMKU でFMのカバレッジの改造と、iPodの入力
アダプタの増設をご依頼頂いた。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

お話ではオーバーホール済みとのことだったが、外観は見た目綺麗にしてあったが、内部には
オーバーホールの形跡は診られず、また全てのバンドで動作しておらず先ずは修理が必要。

10月16日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。 問題は低周波部に在り上手く機能す
る様になったのでFMのカバレッジの改造に取り掛かった。  改造も上手く行ったが動作する様に
なり別の問題が見付かった。 音量調整を行い、出力を絞ると音質が大きく変わるポイントが有り
ボリュームの炭素皮膜に問題が在る様だったが同じボリュームが手に入るならことは簡単だがそ
うは行かずここは我慢するしか無さそうだ。 夕方iPod用アダプタの部品を入手すべく部品屋さん
に向かった為画像は明日アップすることにしよう。

ところで今回のモデルの回路を細かく診た結果、想像していた製造年より古い物のことが判明し
た。   例えば電源の極性はトランジスタが使われる様になった短期間だけ採用されていた+/-
両極性にジャンパー切替で対応出来る構造になっている。 また低周波部の前段、及びドライバ
ー段はこのメーカーで最初に採用されたアナログIC (TAA435) が使われており、このICが壊れ
ることも多い。  パイロット・ランプの輝度が可也高く、無理な電流(ランプの寿命が短くなる)が
流れている様だったので回路を一部変更した。

 

12月13日 二月ほど前に手掛けた物のラジオが機能しないと昨日連絡を頂き送って頂いた。
今朝受け取り症状を確認したがこちらで手を加えた部分に問題は診られず調べを進めた結果
画像に見られる緑のシールド線が低周波入力、その左隣がラジオの音声出力だがここに緑の
シールド部分が触ってグランドに落ちていた。 感じとして米国でレストアが加えられた様だった
がチト作業が荒っぽいと感じた。

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