昨夜はこの28年?程続けている集りが新大久保で開かれ久し振りの参加となった早稲田の
Sさんを加えた8人で大いに盛り上がり3時間半の宴会となった。 初参加のKさんも早稲田に
招聘研究員として来日しているが珍しく同学関連の人間が半数を占めることとなった。
このところ何回目の集りとなったのかカウントしておらず何年目なのかがハッキリしないが
多分28年~30年の間と想われる。 継続は力なりと云う言葉が有ったがこれからも出来る限
り続けてみよう。
Philco の Tandem が嫁ぐことになったのでそれの前に鎮座しているこの機種を先ず片付
けることにした。 昨年T放送局に貸し出した際、整流管を外しておいたがそれが見付から
ず慌てたが、他に電源の入力コードを切っていたので繋ぎ久し振りに動作させてみた。 既
に1時間程ランニングしているが偶々7MHzのハムバンドでAMでロールコールをしている数
局のQSOをウォッチしてみたが周波数変動は殆ど診られなかった。 明日は本格的な調整
に取り掛かろう。 この種の受信機の修理、調整等に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。
9月28日 昨夜AR-88 のマニュアルに目を通しておいたので今朝から調整に取り掛かった。 やり始めて直ぐ
に気付いたのはマニュアルと実際のコイル、トリマーが全く違っていた。 6バンドでRF 2段の回路をマニュアル
無しで調整するのは可也の作業量となって仕舞うのでネットでR-320/FRC のマニュアルを探してみたが見当
たらない。 米国から取り寄せることも不可能では無いが、間違ってR-320A/FRCの物が送られて来る可能性
が高そうな気がする。
これまで R-320 と AR-88は同じ物と考えていたが実際は可也異なっており R-320/FRCはダイバーシティー
受信機として使われ SC-88 が正しい様で、マニュアルは TM11-899 と判明した。 このマニュアルを以前何
度か購入したオハイオの店に頼むと入手には一週間程を要するので気を取り直し調整に取組んでみた。 幸い
今回のご依頼はハムバンドに主眼を置いた調整だったので比較的狭い周波数帯で高感度が得られれば良くコ
イルに着目するだけで済みそうだった。 ストローに直径4ミリ程のダストコアを入れただけの俄か作りの調整棒
(下の画像)が大いに役に立ってくれた。 今日は夜都内で集まりが有り、その前に秋葉原にも寄りたいので夕
方で仕事を切り上げた為、バンド1~3しか終わらせることが出来なかったが明日は残りに取り掛かってみよう。
9月29日 昨日に引き続き調整に取り掛かり全てのバンドの調整を終えた! これまで可也の数の米軍用
受信機を手掛けて来たが今回の機種の様に AR-88 がベースになった R-320 とサフィックスAが添えられ
ただけの R-320A が全く異なった SP-600 ベースと云う様なケースは初めてで、何故この様になった仕舞
ったのか何とも紛らわしい。
米国製、或は米国向けのカーラジオのFMの周波数ステップは200KHzとなっている
物が殆どで、また100KHz台の周波数が 奇数 となっている(これまで見て来た物は
全て)、日本でも同様なら余り問題は無いが首都圏を例に挙げると殆どの局は奇数
で放送しているが一部偶数で行っている局が在る為それらをカバーするコンバータ
ーを作ってみた。 この種のFMコンバーターに付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。
今日お預かりしたのは SONY の CRF-5090 でFMの音質に問題が在るとのお話だった。 こ
の種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。
低周波部にはかつて修理が加えられた跡が診られた。 FMの変調度に依って信号強度
を示すメーター及びLEDインジケーターの指示が可也変化したのでIFを調整した。
米国に発注していた SONY TR8 の2台目が届いた。 早速電池を入れ動作を確かめてみ
たが先日手にした物と同様の音量だった。 しかしこのモデルは Photofact のTSM にも
登場せず発売時期が不明のままだ。
Philco の Predicta, G4710 (Tandem? Penthouse?) に関するお問い合わせを頂いたの
で何とか引っ張り出し撮影してみた。 貼られていた試験票に記された日付は1999年10
月14日でレストアを行ってから既に13年近くが経過しており動作するか若干心配だったが
一応動作してくれた。 当時は放送もアスペクト比 4:3 と現在の16:9 とは異なっており垂
直振幅(上下)が狭くなっているがこれは直ぐに調整出来る。 この種のテレビの修理、改
造に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ から
お問い合わせ下さい。
改めて型番を確認してみたところ型番が記されている紙ラベルが殆ど無くなっていたが末尾が
10と読めるので先ずG4710に間違い無い。 これまでアンビリカル・ケーブル(へその緒)で本
体とブラウン管部分が結ばれている機種を全てTandem と想っていたがどうもそれは間違いで
Tandem はステレオ音声出力が可能となるモデルのみを指す様なのでその内調べてみよう。
手元に在った幾つかの書き物で Philco の G4710 を探してみたが今日目にした
Antique Radio Classified, October 1989, page 6 に Model G4710L (末尾のLは
キャビネットの色を表している) は Tandem との記述が有った。 他にはThe Old
Timer's Bulletin, February 1988, page 32-33 にも G4710 に関する記述は有っ
たが愛称に関するものは無かった。 また同 May, 1994 のPage 29-37に Philco
のTVのデザインに関する可也細かい記述は有ったがデザイナー、或いはその当
時の米国電子機器業界の動きは可也記されていたが残念ながら愛称 Tandem
或いは Penthouse に関するものは無かった。 Predicta シリーズのポスターに
この辺りのことが記されていたのだが何処に仕舞い込んでしまったのか?
9月22日 Philip Collins の The Golden Age of Television も確かめてみたが
上の画像に見られる様今回のモデルには Tandem と記されていた。
9月30日 嫁ぐことが決まったので細部の調整と、最終的な動作確認を行った。
10月24日 昨日入手したこの機種 (シャーシーNo.9L38) の回路図に目を通し幾つかの
チェック・ポイントの見当の付けておいた。 (症状は暗く、輝度調整が効かなかった)
この機種独特の映像増幅回路2段目がブラウン管の後部に組み込まれている。
改めてブラウン管を見てみるとその薄さが良く分かる。
結局本体と映像増幅の2段目には問題は診られず、どうも本体とブラウン管部を結んでいるアンビリカル
ケーブルのブラウン管側(ケーブル内部のカソードリード)に問題が在る様だった。 しかしこのケーブルを
加工し直すのは可也の困難が伴うので何か妙案を捻り出す必要が有る。
10月25日 昨日回路図を眺めながら閃いた方法を早速試みた。 好結果が得られホットしたが実は
このシリーズで最も難航するのはブライン管カバーを元に戻す作業で何度やっても慣れない。
今日お預かりしたのは McIntosh の C33, Stereo Preamplifier で片方のチャンネルにハム
が乗っているとのお話でした。 この種のアンプの修理に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。
上がR、下がLチャンネル出力、各600mVp-p、1KHz。
上がR、下がLチャンネルで1KHz,3Vp-p。
今日は久し振りに ICR-100 の修理を行ったので先日来棚に上げていた ICR-120 の
修理に取り掛かった。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。
このモデルの問題も低い周波数では動作することも有ったが高くなるに従い動作しなくなった
ので周波数変換のトランジスタが怪しかった。 外してhfeを診てみたが56と決して低くは無か
ったが交換後好結果を得た。
今日お預かりしたのは SONY, ICF-S73 でスピーカーに問題が在るとのお話だった。
この種のラジオの修理に付きましてはこちらのHP http:www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。
お話の通りスピーカーのボイス・コイルは引き出し線部分で断線していた。 同じ物が
手に入るなら簡単だがそうは行かず断線している部分の修復に取り掛かった。 今回
は手元に在った0.05mmのポリウレタン線を使ったが可也神経を使う作業となった。
今日お預かりしたのは ICF-2001D/ICF-2010 でこれまでにも可也手掛けて来たので
早速診させて頂いた。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。
電源回路に問題が見付かり修理後連続運転を始めた。
この機種を探して欲しいと云うご依頼を頂きテキサスに発注していた物がヤット届いた。
非常にシッカリ梱包してくれたので中身を取り出すだけで可也の時間を要した。 この種
のテレビの修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。
9月14日 レストアを開始した。 先ずは通電してみるかとも考えたが将来のこと
を考えるとコンデンサ類の交換は必須と想われるので兎に角やっておこう。
約6割方を交換したが今日は時間切れとなったので明日続きに取り組もう。
9月15日 昨日の続きに取り掛かりペーパーコンデンサを略全て交換した。
ブラウン管用のヒーター電源電圧を変更し、通電してみたが水平出力管のヒーター
が点灯しない。 調べたところヒーター回路のパターンに亀裂が見付かった。
ここを直し一応機能し始め、ブライン管の輝度は良好だった。 暫く動作させてみた
が水平方向のゆらぎが気になった。 音声検波を調整したりしたが、やがて水平の
同期が外れだし、同期が取れなくなった。 どうも道のりは可也遠い様想われた。
輝度調整に伴い表示サイズが大きく変わったので高圧整流管のエミ減では無いかと
想われ先ずチューブ・チェッカーで各真空管のエミッション/gmを測定してみた。
結果映像増幅+同期分離を担っている6AW8Aと、音声の中間周波増幅+Noise Inv.を担
っている6U8のgmがギリギリだった。 先ずは交換前の状態で同期分離出力をオシロ
で診たところ通電後数分で動作が可笑しくなったので交換した結果良好となった。
以前よりは可也良好となったが画像からは見えないが数秒周期で輝度が変化し、また
表示サイズも変わると云うこれまでに経験の無い症状が診られた。 ウーン何故だ!
9月16日 昨日は回路図を持ち帰り通勤の電車内で細かく見てみた。 結果ブースト回
路に使われているケミコンの劣化が最も考えられたので早速今朝外付けし、またチュー
ブ・チェッカーでの値は問題無い物だったが念の為高圧に関係する3本を交換した。
結果輝度と垂直振幅の変動は無くなったが水平のゆらぎが可也大きくなった。 サテ?
9月17日 基本に立ち返り電源のリップルの低減から取り組んでみた。 結果動作は良好
となり2時間程連続運転を行った。 他に音声出力にバズが混入しておりSIFを調整してみ
たが完全には払拭出来なかったがSIFの6U8がソケット部分で接触不良を起こしていたの
が見付かりここも好結果を得た。 電源関連のケミコンを仮付けしたがこれらをキチント組
み込むことにしよう。 疲れた!
ボリューム+コントラストのシャフトがキャビネットぶつかっているので一度前面パネルを外し
位置を調整した。 スピーカーのコーンに少し破れ掛かっている部分が在ったので補修した。
電源のメインのケミコンはツイスト・ロックで固定されており何時もながら時間を要する。
9月18日 昨日今日で全てのケミコンを交換し最終的な微調整と確認に取り掛かった。
9月23日 先日起きたハプニングに言葉も無かったが漸くコメントが残せる様になった。
上の画像に説明を加えるとグリッド-カソード管の抵抗値2.4Ωを示している。 この結
果どうなるかと云うと輝度は最大となり輝度の制御は不可能となる。 最早ブラウン管
の交換しか解決策は無いが、ご依頼主に落ち度が無い以上責任は全てこちらが持つ
しか無いと考えたが、ご依頼頂いたことに端を発した今回のことに全てこちらが責任を
取らなければならないのか未だにスッキリしないが、二度と今回の様な万が一のことを
想定しなかったお約束はするまいとと心に誓った。 お人好しも度が過ぎている!
(赤字は云うまでも無く二桁以上となった)
昨日は午前中久し振りに秋葉原で今週修理予定の物に使う部品を調達した。 何時ものこと
で最後に 内田ラジオ さんを訪ね久子さんと3-40分取りとめもつかない話をさせて頂いた。
店は後1年半程で閉める予定とのことだったが最初に内田ラジオさんを渋谷に訪ねたのが何
年だったか気になったので伺ったところNHKを辞め渋谷で開業したのは昭和34年で、翌35年
には秋葉原に移ったとのお話だったので自転車で伺ったのは中学1年生の時と想われる。
当時ラジオセンターの権利金が300万円だったそうで可也の期間火の車状態が続き、ご主人
の執筆活動が大車輪でなされていたのはこの辺りにも関係しているのかも知れない。 また
近々内田さんご夫妻のことを記した単行本が刊行されるとのお話も伺った。
午後はラジオ仲間とのミーティングが有り、その後二次会、三次会と続き、結局半田鏝を握ら
ない一日となった。 帰宅時サボテンに花が三つも付いていたので今朝撮影しておいた。
この機種はこれまでにも2度取組んだことがことが有るが資料も無く単純な問題以外は中々
難しいものがあるが何れにせよやってみよう。 この種のレコードプレーヤの修理に付きまし
てはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。
トーンアームの横方向の移動は問題無かったが先ずはターンテーブルが回転しない。
回路を追った結果ドライブのトランジスタが機能してなかったので類似の物をパターン
面に外付けしてみた結果回転はし出したがサテ回転数が正しいかは不明。
ところがトーンアームの上下の動きが機能しない。 下の画像に見えている茶色のソレノ
イドの端子電圧が2V以下で、殆どソレノイドが入った状態に持って行くとロックされ演奏
可能な高さにはなるが、どうも動作させる為のエネルギー(磁力)が不足している。
それと回転数設定に何か表示が出そうだが何も無いのは可笑しい気がする。
先日受け取っていた物をヤット仕事場に運べた。 先ずは全体の動作を診てみよう。 こ
の種の装置の修理/改造に付きましてはこちらのHP http:www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。
通電したが音声出力が無い、どうも出力段は機能している様だがその前段は動作して無い
様だった。 下の画像からは見難いが出力段とFMのフロントエンドのヒーターは点灯していた
が他の5本+マジック・アイのヒーターは点灯してない(これでは動作しなくて当たりまえだ)。
ヒョットしてヒーター巻き線は2系統在るのかとも想ったが、調べたところ1系統のみだった。
この後ヒーター回路の半田付けに問題が見付かりAMは動作し出したがFMが未だ機能しな
かった。 FMはフロントエンドのECC85のピン表面に酸化膜が形成されていた様だった。
9月10日 先日ヒーター回路に問題が見付かったので(以前修理に使われた半田が粘りの
無い物だった)半田付けをやり直した。 また一部の真空管にピンの部分での接触不良が
診られたので全ての真空管のピンを磨いておいた。
最後に劣化の可能性が有るコンデンサヲ数個診てみたが全く問題は診られ
無かったので今回交換は行わなかった。
先週初め文章担当の方から電話を頂き30分以上アレコレお話したが、その際発行日が
8月30日となったことを聞いた。 30日午前近くのコンビニで立ち読みをして掲載を確認
したが掲載誌は送られてくると聞いていたのでそれに留めた。 帰宅時にポストを確認
したところ写真、文章の各担当の方から1冊づつが届いており1冊を持ち帰った。 翌日
久しぶりに竹馬の友のO君から電話が有り、彼の親戚で実家は今も我が家の二軒隣に
在るO氏が偶々歯医者で週刊新潮を見て、ヒョットしたらあのノリちゃんでは無いかと電
話で聞かれ、懐かしいので是非会いたいとのことだった。 このO氏のことは子供の頃か
ら知ってはいたが話をしたことは無くただ隣町で日本蕎麦の店をやっていることと、彼の
趣味が嵩じて店内に玉電(東急玉川線)の運転室を作り有名になったことは知っていた。
一昨日店を訪ね略初めてお話したが41年続けて来た日本蕎麦の店は最近暖簾をたたん
で仕舞い、今は玉電と郷土史の小さな博物館をやっているとのお話だった。昔話に花が咲
き1時間半程が瞬く間に過ぎて仕舞ったが、雑誌の影響は意外なところに波及した。 ただ
今のところ今回の記事を見てと云う仕事の話は未だ無い。 そうこうするうち昨日先日撮影
した画像のプリント・アウトが3枚届き、その内の2枚をここに使わせて貰った。 (1枚はベト
ナムの田舎の親父の様な風貌だったので控えた) これまでテレビの取材となるとその都
度部屋を片付けていたがその度に色々な物が何処かに行って仕舞い探し出すのに苦労
するので今回は一切片付けないと云う条件を出させて頂いたので人様には余り見せられ
ないシーンが有る!