テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●ゼネラルの昭和30年代中頃のテレビ+三菱6P-125

2007-11-30 23:47:37 | Weblog

今日は2台目のAdmiral、19A11の細かい部分の修理を終え、昨日お預かりした昭和30年代中頃の
物と想われるゼネラルの14インチの修理に取り掛かりました。  朝、何時も通りに電源を入れたが音
声出力は有るものの、急にラスターが出なくなったとのことで水平の発振管がソケット部分で接触不
良となったかと想像しましたが、実際は発振を担っている6CG7のエミ減の様でした。

その後6P-125のロッド・アンテナの壊れた物2台のレストアに取り掛かり少しオリジナルよりは長い
のですが上手く修理出来ました。 画像のテレビはヤフーのオークションに出品しましたのでご覧下
さい。

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●Admiral 19A11 (1948年、昭和23年)

2007-11-28 23:00:33 | Weblog

11月30日 レストアを終え、十分実用となりそうですのでヤフーのオークションに出品致しました。

11月29日 *今日のことを昨日の上に記しました。 多分この方が読んで頂く方に分り易いのでは
ないかと想像しましたが  サテ、如何でしょうか?

チューナーを分解し本体側の接点も磨き組み直しましたが、国産の物とはアチコチで違っており若干
梃子摺りましたが結果は良好でした。

サテ、今日はもう1台の19A11に取り掛かりました。 昨日の物とはファイン・チューニングつまみの
構造が少し違うだけで外観上の違いは見当りませんでした。  チューナーのファイン・チューニング
機構が少し違っており今日の物が多分少し後の物と想像しました。 今日の物は 10年程前に動作
を確かめ知人の店に預けていたのですが昨日戻って来て、多分動作するだろうと考えていたので
すが残念ながらラスターも出ず、音声出力も無いと云う状態でした。   内部を見たところ高圧が出
ておらず、高圧発振の6V6が点灯しておりませんでした。 これはソケット部分での接触不良で明日
細かく見てみましょう。 ラスターは出たのですが映像も、音声も出ずフロント・エンドに向かって回路
を追って行ったのですが原因が分らず行き詰まったところで真空管とソケットの接触を調べていた時
にVIFの2段目、6AU6を殆ど抜いた時に少し音声出力が出て不思議に思いこの真空管を交換して
みたところ映像が出始めました。 チューブ・チェッカーで調べたところgmはゼロ、多分ですが真空
管内部で何処かの電極が接触したのでは無いかと想われます。 ヤレヤレやっとまともに動き出し
一安心致しました。

怪人20面相・伝 向けの3台のテレビのレストアが一段落したので今日は以前壊れ、そのままにして
いた米国 Admiral 製の7インチ静電偏向型テレビ19A11(1948年/昭和23年製)の修理に取り組み
ました。 実は今年6月、季刊誌アナログの取材を受けた際、静電偏向型テレビを見てみたいと言う話
しになり、ならばとこのテレビを引っ張り出したのですが始め順調に動作していたものの暫くしてプツン
と切れて仕舞い、インタビュアーの方が真空管が青く光っていると見つけてくれた整流管5Y3はグロー
放電に加えプレートが真っ赤になっておりました。   久し振りに手にした5Y3は何故かヒーターが断線
しており別のセットから外し通電したところ結構良好に動作していましたが暫くすると5Y3のプレートが
色付き始め、平滑用のケミコンが可也発熱しておりました。  半ば予想していた絶縁不良のケミコンを
交換しその後は良好に動作していましたのでチューナーの接点を磨き近々オークションに出品してみ
ましょう。この種のテレビの修理、販売に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

この機種もトランスを使ったタイプなので漏洩磁束の影響を気にしていたのですが殆ど影響して
いない様でした。 また静電偏向型としては可也画質も良く十分実用となりそうです。

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●続 BUSH TV-22

2007-11-26 17:39:45 | Weblog

今回の3台中唯一の電磁偏向型であるBUSHのTV-22が実際に使われる可能性が最も高く、しかし
現行の日本のビデオ信号で動作させるのが最も困難なモデルです。 現在所有している2台の片方
は数年前にレストアし、一応(英国の)走査線数405本では動作したのですがサテ、525本に上手く
改造出来るかトライしてみました。

数年振りで通電したところ少し煙が出て、焦げる匂いもしたので慌てて電源を切り回路を調べてみま
したが異常は無い様で、再度電源の電流を確認しながら220Vを加えました。 数分後ラスターが出
て一安心したところです。 シャーシーは二階建て構造で下のシャーシーにフロント・エンド-VIF-SIF-
ビデオ増幅が収まっておりますが、そのシャーシーを改造の為外し後ろに持って行きました。

何とか出た映像は多分3Chと4Chの間で放送されているケーブルテレビを高調波で受像したものの
様です。 水平の走引周波数が低く映像が横方向に二つ出ております。  (バンドⅠなので本来は
41.5-66.75Mc、この周波数帯では日本ではテレビは放送されておりません)

水平の定数を変え一応受像出来る様になりました。 これはバンドⅢ(176.25-214.75Mcを5Mc間隔
で8Chに振り分けたもの)の方を使い、日本の8Chを受像しております。 部屋の照明を消せばもう少
しましな映像となったと想いますが、メタルバック以前のCRTですので輝度、コントラストはメタルバッ
クの施された物と比較すると格段に落ちます。

11月27日 米国の3、4Ch用のRFモジュレータを使いバンドⅠで動作を確かめてみたが殆ど変らず
次ぎにビデオ信号を直接加えてみた。 S/Nは可也良くなったがコントラストは殆ど変らず、大幅な
改造を加えない限り実用となる画質は得られそうも無さそうでした。  話しが変りますが今回のTV-
22はマイナーチェンジが多く、短い期間内に真空管もCRTも可也変わっていて手元に在る2種類の
回路図では追いつかない気がします。

このモデルでは水平出力に21A6が使われており、今回の物より後の機種と想われる。また高圧の
ケージも使われて無い。

この機種に使われていたCRTを松下の昭和28年製の修理に使って仕舞ったがその際外した偏向
コイル、フォーカス用永久磁石がマウントされたユニットを何処かに仕舞い忘れた。 外した物は直ぐ
に戻すなり一緒にしておかねば!

CRTを他に使って仕舞った為、別途購入したCRT。 最初8ピンの物が使われていたがこのCRTは
12ピンの物が使われている。

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●12月のAWCのミーティングは8日です!(二次会有)

2007-11-26 10:26:21 | Weblog

12月のミーティングは何時も通りの第二土曜日、8日で渋谷区恵比寿で開催されます。 今年最後の
ミーティングとなりますので二次会(忘年会)も企画されております。 原則ラジオの収集に興味の有
る方でしたら何方でもご参加頂けますので12月5日(水)までにお申し込み下さい。  このブログにコ
メントを寄せる形でも、小生のHPからお申し込み頂く形でも結構です。 一部ラジオ分野で著名なメン
バーも居りますが、昔中学生のころラジオを組み立てたことがあると云う方や、先頃ラジオを集め始め
5台となったと云う様な方も多く非常に幅の広いメンバー構成です。 *ビジターとして2回までご参加
頂け、会費は無料です(会場の使用料、参加人数に依りますが数百円のみご負担下さい)。

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●Philco 49-702 (1949年)

2007-11-23 18:20:41 | Weblog

怪人二十面相・伝(仮)に使う3台目が今日久々に通電したPhilcoの49-702です。  この機種も7イン
チの静電偏向型で1949(昭和24)年に発売されたモデルです。  その昔、多分10年程前になるかと
思いますが、確かTBSでやっていたクイズ番組、クイズ天下一品(だったか?)と云う、出演者が出品
された物の価値を当てる番組に出た際(スタジオまで行ったのはテレビだけで 私は事務所での収録
だけでしたが) 『スタジオに置くだけなので動作しなくても良い』 と言う言葉からレストアせずそのまま
番組制作会社に渡しました。 こちらでは¥20万の価値が有ると渡したのですが、その後担当者から
の連絡では「専門の方に見て頂いたが¥10万がいいところ」との甚だ不満足な話しでした。  理由を
聞くと「動作はしないし、左端のツマミが欠落している」とのことで二日後に本番が迫っていましたが、
急遽戻して貰い、ツマミを加え、レストアも済ませ動作させた上再度持って行って貰ったのでした。
 因みに、専門の方とは誰なのか聞いたのですがそれは言えないとのことでしたが(原宿の竹下通り
でPと云う店をやっている、T氏では無いか)との問いに違うと云う答えは返ってこず、こちらの予想が
当っていた様です。 T氏がテレビに詳しいとは考え難いのですが!(余談でした)  そんなことを思
い出しながら何局かを受像しましたが、やはり電源トランスからの リーケージ・フラックスは無視出来
ず、50Hz地域では実用は無理かと考えている内にプツンと高圧が切れて仕舞いました。
明日以降何とか活き返らせましょう。  しかし今回は 三丁目の夕日 の場合とは異なり、画像は嵌め
込み合成を余儀なくされる可能性大であります。

このモデルは木製キャビネットで自分では犬小屋と呼んでおります。  翌年50-702が出されました
がこちらは黒のベークライト製で可也角張ったデザインとなり、個人的には49-702の方が好みです。

使われている真空管はPhicoが第二次世界大戦中 力を入れいた(元々は航空機搭載用)ロック・イン
チューブとMt管の半々でこの点も気に入っているところです。 左端に見えているのは音声出力の7B5
右手前は局発/周波数混合の7F8。 

11月24日 高圧が突然切れた原因を調べたところ電源の平滑用巻線抵抗(150Ωx2)の一部が外側
の金属と100オーム程で短絡していた。 金属板をめくり内部をみたところ一部が炭化しておりこれが
原因だった。 しかし何故この部分の絶縁が壊れたかは不明です。  *画像からは見難いのですが
右の方の金属板をめくった辺りに黒く炭化した部分が有ります。  ここをセメント抵抗に替え動作し始
めましたがアレコレ問題が有り実用は諦めた方が良さそうでした。  回路図中の抵抗の近くに今回の
巻線抵抗を置きました。

11月25日 細かい部分を確認しながらこれまで使って来た 50-702 の回路図とは細かい点で違いが
あることに初めて気付きました。 一応終わりとしてどの様に映るか映像を出してみましたが矢張りリ
ーケージ・フラックスから映像が振られて仕舞い、可也ボケたものとなっております(シャッター速度が
遅くボケも大きくなっておりますが、実際はもう少しましです)。

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●シボレー コルベット用カー・ラジオ (1965年)

2007-11-21 23:16:30 | Weblog

昨日現状を確認し、今日取り掛かったのは1965年のシボレー コルベット・スティングレーに使われてい
るFM+AMカー・ラジオでメーカーはDelcoでした。  手元には1969年のシボレーの乗用車用カー・ラジ
オのサービス・マニュアルしか無く今回の機種とは一部同様の回路が使われている様ですが可也違っ
ている部分もあり本来のマニュアルを探そうかとも考えたのですが肝心の型番が分らず、まずは1969
年の物を頼りに取り組みました。 基板は異なっていましたがFMのRFの回路は同様でしたので助かり
ました。   低周波アンプはモーターボーディングを起こしておりましたのでケミコンを全数交換し、FMの
日本バンドえの変更に取り掛かりましたが基板のパターンが分らず、結局バラバラに分解するはめと
なりました。    結果としてはこれまでに取り組んだ多くのカー・ラジオの中で最もFMの感度が高い物と
なり一安心致しました。 この種のカー・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページから
お問い合わせ下さい。

始めての縦型、大きい車でなければこうは出来ない。 ツマミは調整用の物で純正では無い。

メンテナンスのし易さはドイツの物に比べると可也落ちるが未だスペースが有るので助かる。

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●松下 T14-G7 (昭和35年4月)

2007-11-18 21:40:55 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和35年4月に発売された松下の14インチ真空管式白黒テレビT14-G7です。
この頃開発された電子頭脳(実際はバリキャップを使った単なるAFC機能ですが)を実装したテレビで
近々画像をアップ致します。

11月19日 昨日ブラウン管周り等気になった部分のクリーニングを行ったので今日はコンデンサ類
の交換に取り掛かった。

クリーニングをしながら高圧整流管が可也劣化(ゲッターが殆ど無くなっていた)しているのが見付か
ったので交換した。 他にCRTのソケットがグラグラになっていた。

コンデンサ類を交換し終えた、明日以降細部の調整に取り掛かろう。

11月20日(実際には21日になって仕舞いましたが)  通電し様子をみてみた、一応動作したものの
コントラストは低く、また水平同期も完全では無かった。 使われている真空管、特にRF AmpとVIFに
使われている物が可也劣化していそうなので注意深く診てみたが案の定VIF、及びSIFに使われてい
る6BX6(EF80)、4本共こちらで普段使っているチューブ・チェッカーTV-7のMinimum Value(最低値)
の6-7割程度しか無く、また水平の発振とAFCを担っている9A8も可也gmが低下していた。  他に
既に記した高圧整流1X2Bには真空度の低下が見られた。 通常この辺りの機種は途中何度か修理
が加えられ、真空管も交換されていることが多いが今回の機種の場合、交換されていたのはSW付き
のVRだけで、他は製造時のままだった可能性があり交換を要する真空管が通常の2-3本に対し6本
と予想を大きく上回った。 明日(本日)にも細かい調整を加え画像をアップして見ましょう。

11月21日 全チャンネルでのファインチューニング、センタリング、ローテーション等の調整を行い、
連続試験に移りました。 時間経過に伴う表示サイズの微調整を行い修理を終えました。 次ぎは
変換アダプタの製作に取り掛かりましょう。

11月22日 変換アダプタの製作を進めていたのですが在庫しているRCAピン・ジャックが黄色の物
しか無い事に気付き、急遽昨年末 続・三丁目の夕日 の撮影用に用意した物を使うことにし、動作
を確認したところ不思議なことに音声の変調が殆ど掛からず調べている時間もないことから内部の
RFモデュレータを交換し事無きを得ました。 これで全て終わらせることが出来ました!

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●SONY TR-5 (昭和31年4月)

2007-11-14 10:44:07 | Weblog

知人が主催しているSNSのコミュニティで話題になっていたのが今回のTR-5で先頃オークションで
可也の金額で落札されたとのことでした。  10年前に自分が主催しておりますクラブの会報でこの
機種と、その前年発売されたTR-55を並べ撮影した画像を表紙に使いましたのでご覧下さい。

デジカメで低解像度で撮った為文章が読めないと想いますので原文のまま記します。 前面からは
機種が特定出来ないTR-55とTR-5ですが、外観上の唯一の相違点と覚えていたイヤフォン・ジャッ
クの位置(TR-55は裏面、TR-5では側面)以外にもTR-55にはカバーがあったり、また回路を構成
する部品、或いはレイアウトに多くの違いが見られました。 後日改めて細部の写真をお見せしたい
と考えておりますので暫くお待ち下さい。 さて写真右のTR-5は1956(昭和31)年4月に¥18,900.
で発売され、合計3,682台が生産されましたがTR-55より希少かと感じられます、一因はベルリンの
高等音楽学校に声楽で留学中の大賀典雄さん(当時はソニーの嘱託、後に同社社長となる)がドイ
ツでその多くを売ってしまったからかも知れません...(アメリカならもう少し現存していたかも...)。 
上のTR-5は小豆色のものですが、他に象牙色の物(ソニー芝浦工場蔵)も実際に確認しております。
(写真/文章 手塚)

記憶では内部の比較も行ったハズなのでそれらが見付かりましたら
また報告させて頂きます。 整理が悪くお恥ずかしい限りです!

 

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●Sentinel 400TV (1948-1949年)

2007-11-12 19:15:09 | Weblog

こちらで用意する3台の内の2台目が Sentinel の400TV です。 今から42年前偶然手にしたMotorola
のVT73と、その年の暮れアルバイト代の代りに貰ったPhilcoの49-702が静電偏向型テレビとの馴れ
初めでした。 以来この米国でのみ、しかも短期間だけ生産されたこれら静電偏向型のテレビを事ある
毎に手に入れて参りましたが今回少しは世の中の為に役立てそうです! 今日久し振りに引っ張り出
したところ付いていたメモには【CRT光らず、高圧無】と記されており多分10年程前に動作試験を行った
際のものと想われます。 明日以降久々に7インチの静電偏向に取り組みます。 この種のテレビの修
理、販売に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

 11月13日 シャーシーを取り出し通電してみたが以前のメモの様にCRTは全く光らなかった。高圧
のケージを外し高圧整流管のプレートで高圧を確かめたが可也の距離(5mm程)アークが飛ぶので
一応高圧は出ているのだがカソード側で計っても全く電圧は出ていなかった。 次にチューブ・チェッ
カーで整流管1B3のエミッションを確かめてみたが良好な値が示され何とも解せない。 しかしテス
ターで1B3のフィラメントを確かめた際、スンナリ導通が示されないことがあったのでピンの表面の酸
化等できちんとフィラメントが点火していなかったのかも知れない。 しかし高圧が3KV程しか無かっ
たのがチト気になる。 (どうも使った真空管電圧計か100:1の高圧プローブに問題がありそう)

左のシャーシーに水平/垂直の偏向回路と高圧発生回路が在り、右には電源トランス、チューナー、
映像/音声IF及び音声出力が在る。 電源トランスとCRTの距離が離れることになるので好都合。

高圧のケージを外したところ。 左から中圧整流用6X5、1B3、6Y6G。 高圧整流管の中程に置か
れたスプリングが正帰還用の電極となっており6Y6Gのコントロール・グリッドに繋がれている。 
正に米国的発想なのであります! ところでこのモデルが作られた時期は後にアマチュア無線用の
バンドとなる1Ch(44-50Mc)が活きていたのでした。 現在米国のVHFは2-13Chとなっております。

暗い為カメラのピント(手ぶれ?)もきちんと合って無い様ですがこんな感じで映像は映し出されます。 
メタルバックの無い頃ですし、頑張っても加速電圧は最大6KVですのでこれ位が関の山かも!

11月14日 チューナーの微調整を行ってみたがサービス・マニュアルには1Chの記述が有ったが現
実には2Chからであった(失礼しました)。 気になった倍電圧整流回路の入力のケミコンのベークラ
イト製の絶縁板が壊れており固定方法を変えたが結果外側がシャーシーに触れてしまった為電源ト
ランスから煙が出て仕舞った。 温度を下げ恐る恐る電源を入れてみたが幸い大事に至らなかった。

一応 Sentinel 400TV のレストアは終わったので、略同一デザインでここがOEM供給していると想
われる Airline の 94GSE3011B のレストアに取り組んだ。 10年程前のメモでは直線性悪し、CRT
暗いと有り、久々に通電した結果は殆ど輝度は無く、垂直振幅も半分も無かった。  CRT、7JP4を
交換した結果可也輝度は上がった。 偏向回路だけは以前一部手を加えてあったが先ず映像増幅
同期分離等の回路のコンデンサを交換し、次いで偏向回路と高圧発生回路もコンデンサを交換した。
輝度も、コントラストも上がり、垂直振幅も直線性も良くなったが、水平に白と黒の線が何本か入って
仕舞う。 帰線消去回路は無くこの為かとも想うが他のセットでは殆ど気にならないので別のところ
に原因があるのだるがサテ? それと電源のリップルからか水平の両端にユラギが見られる。

フロントエンド、VIF、映像増幅、同期分離、音声IF、FM検波、低周波アンプ、電源トランス等が収ま
っている。 ボリュームのみ米国で交換されていた。

左下に在るケミコンのみ米国で交換されていた。 一部のコンデンサは10年程前に交換した。

CRTを交換し一連のコンデンサの交換を終え、輝度は可也上がったが逆に色々な問題が露呈した。

11月15日 垂直の発振を行っているマツダの6SN7(真空管は殆ど製造時の物が使われている)が怪
しかったので交換してみたところ垂直の発振が安定し、若干帰線?の出方が変った。 電源のリップル
も気になったので電源周りのケミコンを思い切って交換したところ可也電圧も上がり、安定度も増した。
明日はVIF等に電源を供給している低圧電源のケミコンも交換してみよう。 10、11Ch等一部のチャン
ネルのS/Nが可也悪いのでチューナーも細部を診る必要がありそうだ。

11月16日 HighチャンネルでS/Nが悪くなるのはRF Amp.6BH6のgmの低下が原因の様でした。 
低圧電源のケミコン、セレンも交換し終わりとしました。 

Sentinel 400TVとの相違点は前面上のエンブレムと中央にプリントされたメーカー名、取手の形状
位で殆ど変わりません。 回路的には局発の真空管が12AT7に変わっていますが多分少し後の製
品で同じ時期のSentinel製も同一ではないかと想います。 組み込むとCRTと電源トランスの距離が
近くなりリーケージフラックスに依る揺らぎが見られたが50Hz地域では如何ともし難い。

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●マグネチック・スピーカーの修理

2007-11-10 22:34:38 | Weblog

このところレストアのご依頼を頂いた戦前に作られたと想われる4球ラジオに取り組んでいるのですが
残念ながらマグネチック・スピーカーが断線して仕舞い、仕方なくダイナミック・スピーカーに代え様かと
考えておりました。 そんななか、昨日別の物を探しているときに見付けたのが今回のマグネチック・ス
ピーカーの残骸でコーンが殆ど無くなっています。 適当なコーン紙が無く、スーパー・マーケットの紙袋
を切って試作してみましたので結果が良ければダイナミック・スピーカーは止め、このスピーカーを組み
込もうかと考え始めました。 明日には接着剤も乾くと想うので実験してみましょう。

11月11日 接着剤が乾いたので動作を確かめてみた。  一応音は出たものの先日レストアしてい
た際の音量に比べると半分程でしかなかった。  結果としてカンティレバーの位置(アーマチュアの
磁石内での位置)、張り具合、コーンに掛ける張りの強さ等アレコレ1時間程格闘した結果どうにか
先日のスピーカーと同様の音量、音質が得られた。 再生式のラジオではスムーズな再生も大切だ
がマグネチック・スピーカーの独特な音質が当時の雰囲気をかもし出す上で大事だと思います。

前面はマアマアとして裏から見るとスーパーマーケットなのであります。 でも音は中々です!

古いラジオで結構大事なのがツマミです、今回の物ではチューニング用のツマミが無くなっており
幾つかの条件をクリアーしたのが上の中央のツマミなのですがデザインの違いが気になります。 
思い切って3個全てを交換してみたのが下の画像ですがどちらが良いか? (多分ダイアル用の
シャフトが短く、固定の為のネジがギリギリ止まっていただけで無くなって仕舞ったのでしょう)

11月12日 昨日の修理結果に味をしめ、また知人二人からの励ましもあいまって今日は先日断線し、
修理を諦めていたマグネチック・スピーカーにダメ元で挑戦してみた。
ペンチと木片を使い、馬蹄形磁石を広げコイルを外してみた。 紙テープと絶縁テープを慎重に剥がし
巻線が露出したが、そこに小さな緑青が発生している部分を見つけた。 これは全てコイルを解かなく
とも済むかも知れないとハンドドリルを万力で作業机に固定し適当な巻き枠(タイプライターのインクリ
ボンの巻き枠を流用)に巻き取り始めた。 途中何度か切れた個所にぶつかったが200ターン程巻き
取ったところで6度目の正直となり、遂に切れてない部分に達することが出来た! 本来0.08mm程の
エナメル線を5,000.ターン程巻かねばならず無理かとも考えていたのですが幸い表面近くで済みまし
た。 アーマチュア部分のギャップも適当な紙を挟み、組立直後から可也良い結果が得られ、少しの
調整で当初と同じ音量を得ることが出来ました。 因みにコイルの直流抵抗は944Ω、巻き直しでロス
った長さは1m程でした。

 

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●松下 TR-10A (昭和40年)

2007-11-10 22:12:58 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和40年7月に発売された松下の9インチ、トランジスタテレビTR-10Aで垂直
振幅が若干不足していると云うお話しでした。 お話しの通りの症状で、既に40年以上が経過しており
寧ろ当然かも知れません。 垂直偏向に関係したケミコンを交換し、若干の調整を行い好結果を得まし
たが他にコントラスト調整用VRの接触不良、またチューナーにも接点の接触不良が見られました。 
これら全てが起こって当たり前と云う症状でしたがサテ、どこまで手を加えさせて頂くかご依頼主のご
判断に委ねることに致しましょう。 この種のテレビの修理に関しましてはこちらのホームページからお
問い合わせ下さい。

お話しの通り垂直振幅が若干縮んでいる。

調整だけでも振幅は伸びたが、十分では無く、また近い将来縮む可能性があり
ケミコンの交換も行った。

交換したケミコン。 他にコントラストの調整が効かず映像増幅にも交換を要する物が在りそう。

11月11日 コントラストの不具合とチューナーの接触不良もと云う追加修理のゴーサインが出た
ので早速取り掛かろうとしたのですが、シャーシーを止めているプラスネジの頭が壊れている物が
有りキャビネットから取り出せず仕方無く取り出さずに作業を進めることになり思わぬ時間を要した。
(幸いコントラスト・ボリュームに繋がるケミコン100μ/10Vは基板の端に在ったのでまだ助かった)

この画像だけみてもコントラストが増えたことは分らないかも知れませんが可也増加しました。

次ぎにチューナーに取り掛かり、分解しターレット内の各接点を磨き、また本体側の接点も磨いた
後組み直し、本体に実装したのですが何故か音声に伴って映像に縞模様が入ります。 音声トラ
ップが可笑しくなった様な症状でしたが原因がハッキリせず、もう一度分解してみたところファイン
チューニング用のプラスチック製のカムの位置が本来の位置より1.5mm程内側になっていた為、
カムが押していなければならないファインチューニング用のシリンダートリマーがフリーとなっていた
為、スピーカーの振動でファインチューニングが動き、上の症状に繋がった様で再度組み立てた後
この問題は払拭されました。

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●Blaupunkt Dervy (1959年)

2007-11-10 14:06:33 | Weblog

再び Blaupunkt のピクニックラジオDervy です。  先日も同一モデルを手掛けましたがそれより一つ
前のモデルで1959年製、米国での型番は US 22570 となります。4バンドは同じでFM+中波+短波
x2(2.05-5、5.9-7.5MHZ)、FMは日本バンドに改造しました。  今回の物はFMには問題は無かった
のですがAM(中波+短波)が動作せず若干時間を要しました(周波数変換のトランジスタのエミッタ
のバイパス4,700pF断線)。 感度も良く十分実用になるのでヤフーのオークションに出品致しました
のでご覧下さい。  この種のラジオ、カー・ラジオの修理に関しましてはこちらのホームページからお
問い合わせ下さい。

前面パネルの右下にクラックが見られるが、それ以外は可也コンディションも良い。

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●BUSH TV22 (1950年6月)

2007-11-09 23:21:02 | Weblog

来年1月に撮影がスタートする映画でこちらが担当するテレビ3台が決まりアレコレ準備を始めねばな
りません。  その内の1台が1950年(昭和25年)6月に発売された英国、BUSHの9インチ白黒テレビ
TV-22で数年前にレストアしたので当時の信号なら動作するハズですが現在のテレビ信号で使うには
アレコレ問題が有ります。 先ず当時の走査線数は405本で、秒25フレームですので垂直偏向は50Hz
また水平は10.125KHzとなりNTSC(白黒なので正しくはRS-170)とは可也違っております。  次ぎに
当時の英国のチャンネル・プランは41.5-66.75MHzを5チャンネルに振り分けたもので、おまけに音声
は映像+3.5MHzで映像共々AM、また映像信号の変調は正変調と殆どの点でNTSCとは異なってお
ります。 この為テレビ(RF)信号での入力を諦めビデオ信号入力に改造するか迷うところです。 先に
簡単な米国製の静電偏向タイプ、1949(昭和24)年製 Philco 49-702、或いはSentinel 400の方
から始めるか?この種のテレビの修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

キャビネットはベークライトで、ブラウン管は丸型。 松下電器も9インチ・モデルを昭和28-29年に
極少数製造しましたが、その後は(丸型ブラウン管使用)作られておりません。 余談ですがこの
28年の物のレストア依頼を数年前に頂き、殆ど終ったところでブラウン管を取り付けましたがバラ
ンスを崩し作業台から落して仕舞いました。 ブラウン管の手当てにほとほと窮しましたが何と我
家に同じブラウン管を使ったテレビが在ったのでした。 このことに気付くのに一月程を要しました。

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●AWCの11月のミーティング

2007-11-08 23:11:37 | Weblog

今月(11月)のAWC (Antique Wireless Club) のミーティングは何時もと違い、第4土曜日、24日午後
1~4時の間、渋谷区恵比寿で開催されます。  原則ラジオに興味を持っている方でしたら何方でもご
参加頂けます(ビジターとして2回ご参加頂けます)のでお問い合わせ下さい。  追って詳細をご案内
致します。  このブログに直接コメントを寄せて頂くのでも結構ですし、小生のHPのところからでも結構
です。 一部のメンバーをご紹介すると、略毎月出席している内尾さんは設立当時からの古いメンバー
で、多くの方がご存知の【ラジオ工房】を主催しており、その精力的なHPは圧巻です。 また先頃入会
された太田さんもmixiでトランジスタラジオのコミュニティを運営されており多くの方がご存知かと想いま
す(本業は到底小生には理解出来ない最新のビデオ機器の設計なので色々教えて頂いております)。
また最初からのメンバーの一人、岡部さんも高級オーディオ機器メーカーで設計を担当されており、また
電気自動車の第一人者として著名です。 特に戦前から戦後の日本のラジオの知識に関して彼の右に
出る人を存じません。 【補足】上の様に記すと何か可也の専門家の集まりかと思われるかも知れませ
んが、中には少年時代ラジオを少しいじっていたと云う方や、つい最近ラジオの収集を始めた方、ラジオ
を作ってみたいと云う方もいらっしゃいますのでご心配無く。 

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●グーフィーの形をした電話機

2007-11-08 18:39:31 | Weblog

今日お預かりしたもう一台はグーフィーの形をした電話機で、丁度カラクリ人形の様に着信すると 居眠
り状態から目を覚まし 首をもたげ 着信を声で知らせる と云う一連の動作を本来する(他に腹の辺り
が上下する)のだそうですが全く動かないと云うお話でした。 確かに受け取ったものはピクリともせず、
少し振動音が聞こえるだけでした。 少しずつ分解を進め、駆動系が見え始めたところでモーターが回
り、歯車の幾つかが回転しているものの一部確実に噛み合って無い歯車が有り、そこから振動音が発
生していることが分かりました。 プラスチック製の歯車から成るギア・トレインを組み直したところ幸い
上手く噛み合わさりスンナリ動いてくれ一安心したのですがこの後の組立に時間を要しました。 服を
着せ先に進もうとすると足が外れ、服を再度脱がし足を嵌め直しと云う様な作業を数度繰り返し何とか
組立を終わらせました。 電話機の修理は何度も行っておりますが機構系の修理は初めてで良い経験
になりました。 この種の電話機の修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

デフォルト(待機時)はこの目をつぶり、うなだれた居眠り状態。

複雑な形なので何とも収まりが悪い!

腹の部分の中身は駆動系が詰っている。 プラスチック製歯車の精度がイマイチと想われる。

目をパッチリ開け、首をもたげたところ。 着信を知らせる言葉も喋る。

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