テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●東芝 14ES (昭和34年)

2008-03-30 17:25:09 | Weblog

4月2日 昨日発送した物が無事着き、映像/音声共良好で大満足とのご連絡を頂いた。良かった!

3月31日 部品交換を終え(周波数変換、VIF増幅(x2)合計真空管3本を含む)細部の調整に移っ
たがチューナーの周波数が合わず、1チャンネル分近くズレていた。 仕方なく各ターレット内のコイ
ルを調整するしかないかとも考えたが念の為、6M-HH3の代りに使ったInternational製の6J6Aを
RCA製の6J6Aに交換してみたところ好結果が得られた。 多分Internationalの物はcgpが少し大
きかった(1pF程度?)様である。 幸いCRTの輝度も十分でセンタリング、サイズ調整を終えこれに
て修理完了とした。

一昨日お預かりした東芝14ES(昭和34年9月発売)に取り組んでいたが今日は何とか動作する
ところまで漕ぎ着けた。 未だ細かい調整と一部の部品の交換は済んでいないが特別な問題が
見付からない限り後1日程で終わらせることが出来そうだ。 この種のテレビの修理に付きまして
はこちらのホームページからお問い合わせ下さい。   ところで今回のテレビは最近までだましだ
まし使われていたとのお話しであったが俄かには信じ難い状態でこちらに届いた。 少し心得の
有る方がこれまでに手を加えた様で特に垂直偏向部分には可也の(良く意味が解らない)改造
が施されていた。

上の画像は届いた時の垂直偏向部分。 下はオリジナルの回路に戻したところ。

一部のコンデンサが交換されていたが昭和35年当時の物も少なく無くこれでどうにか動作して
いたと云うのが俄かには信じ難い。 (上の画像は今回少し部品を交換した後のもの)

 

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シャープ TSP-118 (昭和39年5月)

2008-03-26 22:40:34 | Weblog

3月27日 CRTの輝度が低く別の物に交換することを予定していたが規格表から交換可能と想われ
た310AB4と実際の310TB4とは可也異なっておりそのままでは交換出来ないことが分かった。 
仕方なく使われている310TB4にフラッシングを行った結果可也エミッションは戻った様で十分実用と
なるレベルとなり一安心。

3月28日 細部の調整も終わり欠損していたロッドアンテナも加え、十分実用になりそうなので
ヤフーのオークションに出品したのでご覧下さい。

今回使われていた310TB4は回路図では8ピンの物と想われたが実際は7ピンであった。 昭和
30年代末多くの310を冠するCRTが作られたが中々全てを網羅した規格表が無く困った物である!

 

先週末、お預かりしている三菱 MC-8000用のゴムベルトを探しに秋葉原を歩き回ったがピッタリの
物は遂に見付けられなかった。 ラジオセンターに在ったゴムベルトを多く扱っていた店が無くなって
仕舞い最早専門店と云えるところは無いが少し置いている4軒を見たがダメだった。 サテ、ベルトが
手に入らないとなると如何ともし難いが困った! 苦肉の策で少し長い物を一度切って寸法を縮め接
合してみるか(ダメモトで)。 そんなこんなでこのところ行き詰まって仕舞い、昨日から息抜きに昭和
39年5月発売のシャープ TSP-118、真空管式12インチ白黒テレビのレストアに取り組んだ。 昨夜
主要部品の交換を終え通電したところ何か怪しげな匂いだ漂ったがその元は特定出来ず、一応CRT
がボンヤリ光り始めたところで時間切れとなった。 今日も怪しげなところは遂に見付からなかったが
ブースト回路のケミコン、10μF/500Vを交換してみたが匂いは左程気にならなくなった様である。
只CRTの輝度は相変わらず低く、ダンパー、高圧整流、水平出力と交換してみたが変化は無くCRT
のエミ減と考えるしか無さそうでどれか他のテレビから移植するしか無さそうだ。 この種のテレビの
修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●シボレー コルベット スティングレー用カーラジオ(再)

2008-03-24 17:27:28 | Weblog

昨年11月末に修理、改造を施し使って頂いていたDelco製1965年頃のセットですが先頃FMだけ
が動作しなくなったとのことで再度お預かりしました。 確かに受け取り動作確認を行った時には
FMが動作して無かったのですが、怪しい局発のトランジスタ周りをDMMで当り始めたところ動作
し始め、以来問題は出なくなって仕舞い数日を経ましたが怪しげなトランジスタは最早手に入らず、
苦肉の策で帰還容量(元々の値は多分3.3pF)に1pFを加えてみました。 これで上手く行ってくれ
ると良いのですが。

下の画像の右のトランジスタがRF Amp. 左が局発のトランジスタ。 Delcoの場合
自社固有の型番を付与しており同じ物が探し難いことが先ず問題です。

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●Blaupunktのトランジスタ式3バンド カーラジオ

2008-03-23 21:32:28 | Weblog

昨日お預かりしたのはポルシェ911Sに使われているBlaupunkt製の長波+中波+短波の3バンド
カーラジオで側面のラベルが無くなっており型名が特定出来ません。  症状は音が小さくなったと
のことで、またFMを日本バンドにして欲しいとのことでしたがFMはカバーしておらずこちらは叶いま
せん。   サテ、この機種は6V/12Vがスイッチ切換えで、また電源の極性は内部のジャンパーで
切換え出来るタイプです。 どうも出力のトランジスターが動作しておらずベース・バイアスを見てみ
たが異常は無く、次ぎにエミッター回路を追ったところ途中でプリントパターンが溶けて無くなって
いた。 多分極性を間違ったか、6Vの設定で12Vを加えて仕舞ったのでは無いかと想像した。 
次ぎに短波と長波では問題が見られなかったが中波では押しボタンの押し具合で動作したりしな
かったと甚だ不安定であったがバンド切り替え部分の半田付けをやり直し好結果が得られた。 
この種のカーラジオの修理、改造に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●アストン・マーチン、ラゴンダ用メーター(再び)

2008-03-22 22:59:39 | Weblog

2ヶ月前、1月下旬に一応の結果をみたアストン・マーチン、ラゴンダ用のCRTを使ったメーターの温
度特性に若干問題が有る様だったので思いきってケミコン全部を交換した。 1ユニット当り25個だ
ったので3台で75個と可也の量となった。 可也特性は良くなった様想われたが先日車検場で順番
を待つ間に3台全てが真っ白となる症状が見られたとのことでガレージで電源周りをやり直してくれ
ていたが今日作業中に急にヒューズが飛び、煙がメインユニットから出て以来全く動作しなくなった
と午後メインユニットが急遽持ちこまれた。  電源回路の問題と想われたので回路を入力端から追
って行ったが何処にも問題は見られず、ICも外したりしたが何とも原因が特定出来ない。 暫くして
3端子レギュレーターの回路が入っている基板をバス(基板)に挿入すると電源回路がショートし、
抜くと直ることが判明したので思い切ってバスを外してみた。  画像からは見えないが隣り合った
エッジコネクタ間でショートしていた様で、コネクタの一部(特に奥)が溶け、炭化している様子であ
った。 これらを取り除いたところショートは見られなくなったので組上げたが、時に予想も付かない
ことが起こるものです。

メインユニット内の基板は合計8枚で一番上が電源回路も入った基板。 上から5-7枚目のBNC
コネクタが見えている3枚が速度、回転数、方向指示+燃料+積算距離等3台のモニター用出力
基板。

左側のバス(基板)の端(手前)の下の黒ずんだところが何故かショートしていた部分で若干炭化
していた。   多分細かい金属クズでも混入して仕舞いそれが引金になったのだろう。 下の画像
はバス(基板)を外したクローズアップ。 既に炭化していた部分は削り落としたので殆ど分らない。

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●B&O, Beocenter 7002 + 三菱 MC-8000 (再び)

2008-03-20 23:02:38 | Weblog

底板を外しても殆どはパターン面が見えるだけで部品配置図が無い事には回路は当れない。

このところ中々時間が取れず途中で止まっていたB&O, Beocenter 7002 と三菱 MC-8000のレ
ストアを昨日から再開した。上のBeocenter 7002 のFMのカバレッジを日本バンドに改造すべく
FMのフロント・エンドを探したところターンテーブルの下に組み込まれていたがB&Oの場合この種
のことに時間を取られ正直なところ余りやりたく無いメーカーと云える。 兎に角その保守性の悪さ
は特筆に価する。*ここまで辿り着くのに3時間近くを要した(分解方を記したサービスマニュアル
でも有れば別なのだろうが)。 明日以降改造に取り掛かろう!

下の三菱 MC-8000では先日ターンテーブル周りのゴムベルトの問題が見付かったがカセットレ
コーダー周りにも同様の問題が見られた。 先ずモーターのゴムベルトが無くなっており、適当な
ベルトの在庫が無く明日にでも秋葉原に探しに行かねば。

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●昭和30年代の電池管ポータブルラジオ、2種

2008-03-13 17:46:23 | Weblog

このところ中々時間が取れず修理が殆ど出来ないのですが今日手にした電池管ポータブルラジオは
クラウン(旭無線)製、SterlingブランドのLS-4とメーカーが定かでは無いのですがStantexブランド
の物(白砂さんもこのブランドの物を作っていましたがどうも同社の作りとは異なります)でどちらも4球
構成で幸い全てオリジナルのまま動作してくれたので明日にもヤフーのオークションに出品致しましょ
う。 Stantexの物はこちらに出品致しました。また Sterling LS-4はこちらです。 この種のラジオの
修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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東京大空襲 3月10日 午後9時 

2008-03-09 22:25:31 | Weblog

以前ブログに記したテレビドラマ、東京大空襲が明日10日の午後9時からTBS系列で放送される。
こちらから貸し出したのは日本陸軍の94式5号無線機(送信機)と、地1号1型受信機の最後期、ム61
改だけだが、略同じム61改と当時のカーボンマイクを『何でも鑑定団』と云う番組に鑑定士として登場
している知人から借り、もう1台のマイクをもう一人別の電気自動車で著名な友人から借りた。 当時
警視庁の地下に在った無線室の写真が土台となっているがサテどの様に描かれるのか楽しみだ。

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●Blaupunkt, Dervy

2008-03-08 21:53:23 | Weblog

3月10日 今日は朝から廃車(登録抹消)の手続きに使う証明書を取りに3箇所の法務局を回り
他の車の修理を頼んでいるガレージにも二度行ったりで仕事場に辿り着いたのは夕方となって
仕舞ったがDervyの入力レベルを小さくする加工は上手く行き梱包を終えた。   しかし毎日約
120人の方々にこちらのブログを読んで頂いているので少しはコメント等届いても可笑しくないと
想うこの頃であります!

3月9日 この機種のFMのカバレッジを日本バンドに改造する度に感ずることですが感度が良く驚
かされます。 初期の硝子封止のトランジスタOC615は外観からは100MHz以上を扱える様には
見えないのですがどうしてなかなかの高周波特性です。

今日お預かりしたのはBlaupunktのピクニックラジオDervyでご依頼頂いた中波の押しボタンが固
定されない問題、と音量が完全には絞れないと云う問題を確認した。 他にFMのカバレッジを日本バ
ンドに変更する点もご依頼頂いたがこちらは何度も経験しているので問題は無い。  この種のラジオ
の修理、改造に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●Blaupunkt, Frankfurt (1958年頃のモデル)

2008-03-05 18:14:25 | Weblog

3月19日 この数日苦闘した結果ようやく好結果が得られホットしたところです。 途中Beckerの電
源/パワーアンプを使うことにし、アレコレ改造を加えましたがBlaupunktではB-をフローティングし
ているのですが、Beckerでは単純にシャーシーに落としており改造が一層複雑になりました。

Beckerでは12V仕様の場合、出力管6BQ5のヒーターは本体側の真空管のヒーターと直列にして
いるのですがこれは叶わず仕方無く9Ω程のドロッパーを挿入しましたが若干発熱量が増えたので
電源の設置場所には注意が必要です。   上下の画像は改造前の物で改造後はケミコン、フィルム
コン等が6個程加わりました。

 

3月9日 電源/アンプ ユニットも12V仕様に戻し、コンデンサ類を交換し動作を確認した。 ところ
がどうしたことか出力が出ない。 調べを進めたところ3つの問題が同時に起こっていた。 先ず
6V仕様ではバッテリーからの電圧を直接出力管EL84のヒーターに加えているが12V仕様では
一度バイブレーターで交流に変えヒーター巻き線を設けその電圧で点灯させているがその電圧
が4V程度しかなかった。 次ぎの二つはこの機種に多い問題で、本体と電源/アンプ ユニットを
結んでいるケーグル内部でのショートでケーブルを交換するしか無い。 次ぎは音声の初段EAB
C80のプレートがソケットのところで浮いていた。ピンとソケットの電極間は0.1mm位しか離れて
無いと想われるが何れにせよ完全に浮いていた。 ソケットの電極を少し変形させ接触させた。 

 

3月7日 本格的に取り組み、先ず先日は電源側を6V仕様に直し動作確認を行ったがお使いになる
のが12Vとのことで本体側を12Vに改造した。 この辺りの説明図が有ればことは簡単だが回路図
しか無くジャンパーの詳細を確認するのに時間を要した。  ついでにパイロット・ランプも交換したの
で次ぎは滑っている選局機構に取り掛かろう。

3月6日 提案したBeckerの電源を使って修理をすることになった、無論簡単では無い!

今日お預かりしたのはドイツ車では非常に著名なショップからご依頼を頂いたBlaupunktのFrank
furtの1958年頃の全真空管式、中波+長波+FMの3バンドモデルです。 残念ながら付属の電源部
は別機種用の物でそのままでは使えず、自分で持っているこの機種の電源を使い動作試験を行い
ました。 電源部だけは中々見付からず修理をするか否かはご依頼主に伺ってみましょう。 この種
のカー・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせください。

左の電源ユニットが本来の物、トランスも若干大きく、また見難いが左上角に出力管(EL84/
6BQ5)が在る。下は2種の電源ユニットの拡大画像、スピーカー用出力端子も用意されている。

 

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●Becker Europa Ⅱstereo

2008-03-05 18:06:32 | Weblog

3月8日 今日は遠回りをしてメーター用の小型ランプをカー用品店で買い組み込んだ。

3月7日 細心の注意を払いながら何とか隙間にコンデンサ3個を無事植え付けた。  1970年代まで
のモデルでは比較的スペースが有り今回の様なことは無いが良い勉強になった。 次いでAM/FM
バンド切替スイッチの接点の洗浄、VR、トーンコントロール等の接点の洗浄を行ったが動作試験結
果片側の音量が絞れないことが分かりVRの半田付けをやり直し好結果を得た。 他にも片側の音
量が少ない問題が見付かりデカップリング用のコンデンサとは別に数個のコンデンサを交換する必
要が有った。 Lチャンネルに少し歪みが残っているが略実用上問題無いレベルと判断出来たので
これで終わりとした。

3月6日 FMのカバレッジの変更から取り組んだがFMのフロント・エンド部分が余りに込入って
いて半だゴテのコテ先が入れられない。 サテ、どうするか?

今日修理のゴーサインを頂いたのはMBの280SLに使われているBeckerのEuropaⅡstereo
で多分1980年代初頭の物と想われます。 アチコチに問題が見られ好結果が得られない可能性
が有り修理はお薦め出来ませんでしたが『とりあえず使えれば良い』とのことで出来る範囲で取
り組ませて頂くことになりました。    この種のカー・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページからお問い合わせ下さい。

 

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●Quad のFMチューナー

2008-03-04 22:28:17 | Weblog

一昨日から改造に取り組み今日組み込みを終えたのは著名なオーディオ・ショップからカバレッジ
変更のご依頼を頂いた Quad の FMチューナーで2月前に手掛けた同一機種と同様感度が悪い
と考えていたがこれは早とちりで単にIFアンプの真空管の一つがきちんとソケットに収まってなか
っただけと分った。 危ない危ない! この種のチューナーの改造、修理に付きましてはこちらの
ホームページからお問い合わせ下さい。

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●1920年代の電蓄用入力トランスの製作

2008-03-04 00:02:23 | Weblog

先日1920年代末の電蓄の修理を行った際問題になったのはマグネティック・ピックアップ(コブラ
より前のタイプ)用の入力トランスが無くなっており、代りにタムラ製作所の600Ω:20KΩの物が
使われていた。  元々の入力トランスは直流抵抗比で19Ω:5,000Ω(約1:263)で先の600Ω:
20KΩでは余りに巻線比が低過ぎ、途中小型の出力トランス(多分昭和30年代頃のテレビ用)が
1次、2次を逆にして入れてあったがこれでも未だ不足と想われる。  適当なトランスが無く、想い
付いたのは1930年頃のラジオのAFの段間トランスで1次は断線しているが2次側が約5,100Ωの
物が手元にあったので分解し、1次側を解き始めた。 サテ、1次側にどの位巻けば良いのか見当
が付かないが先ずは1,000ターンも巻いてみましょう。

 

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●B&O Beocenter7002 + 三菱 MC-8000

2008-03-03 22:27:18 | Weblog

今日は3時間近くを掛けて2台が抱えている問題点、またそれらの解決法を調べたみた。  先ず
三菱のMC-8000はターンテーブル、カセット共に駆動系(ゴムベルト)に劣化が見られ交換する
しかないがそこに至るまでに可也工数を要しそうであった。 音量VRとバランス用VRに接触不
良が見られ、またレコード針が欠落していた。 FMは電子同調のタイプなのでカバレッジの改造
にはコンバーターを使うことになりそう。 

 

上の画像はト-ンアームを左右に移動させるモーターと、その回転を受けるプーリー。 
この間を結んでいたゴムベルトは既に溶けて無くなっていた。

カセットの駆動系は外してみないことには何処が、どう壊れているか未だ分らないが、何れに
せよモーターが空回りをしているのは事実でこれもゴムベルトが原因の可能性が高い。

ピックアップはレコード針が欠落しておりカートリッジごと交換する方が早道と想われる。

B&O Beocenter 7002 の方は比較的問題は少なく、ピックアップのレコード針の欠損以外動作
に関する不具合は見当らなかった(針を用意し実際に動作させた結果、新たな問題が見付かる
可能性は有るが)。 この機種も電子同調でFMのカバレッジ変更がすんなり行かない可能性が
有り、その場合はコンバーターの組み込みを行うしか無さそう。

 

今日お預かりした2台はB&OのBeocenter 7002 と三菱のMC-8000 ミュージック・センターです。
共に7-8年前に英国で購入され以来一度も試されたことが無いとのことでした。 これまでに手掛
けたことの無い2台で、またこのところ余り時間が割けず何時終わるか分りませんが少しづつ取り
組ませて頂きましょう。 この種のオーディオ機器の修理に関しましてはこちらのホームページから
お問い合わせ下さい。

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●マッキントッシュ MR-65

2008-03-01 08:04:00 | Weblog

3月2日 モード切換えのロータリースイッチに異常は見られず、次ぎにMPXの全てのコイルとトラ
ンスを細かく再調整した結果好結果が得られた。  先日2現象のシンクロが壊れ、仕方なく片側
ずつ動作確認をした結果セパレーションが不確実なままお返しして仕舞った為 (実際はセパレー
ション調整用半固定抵抗を一寸調整して頂き簡単に好結果が得られ『後はこちらでやって見る』
とのお話しだったのですが、無謀にも測定機なしでMPXのコイル類をアレコレいじって仕舞い当然
動作しなくなり、おまけにアンプの初段の真空管が壊れたのもお前の責任だなどと云い始めた為
修理代はお返ししましたが)とんでもないことになりましたがこれを教訓に実際に自分の耳で確か
め最終確認を行いました。 電源回路に近い将来問題を起こす可能性が高い部品が使われてお
りましたので交換し作業を終え梱包に移りました。

昨日お預かりしたのはマッキントッシュのMR65でマルチプレクサーの具合がおかしいと云うお話し
でした。 確かに出力端では分離されておらず、また出力レベルも低いのですが復調回路の出力
では分離されており、この後はディ・エンファシスとモード切換えのスイッチ、バッファーアンプのみ


でチト解せません。 モード切換えのベークライト・ウェファーで出来たスイッチ部分にべったり接点
復活剤?が付いていましたがこの辺りが怪しい! それとFMのカバレッジは日本バンドには改造
されていたものの77MHz近く(+下)で発振がみられた。 この種のチューナーの修理、改造に付き
ましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

 

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