テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

クラリオン、RN-907B

2014-12-25 14:02:31 | Weblog

今日お預かりした2台目はクラリオンの RN-907B、 AM/FM2バンド自動選局機能付きのカー・ラ
ジオで動作確認、スピーカー等の配線、iPod用アダプタの増設等のご依頼を頂いた。この種のカ
ーラジオの修理、改造等に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

AM/FMの機能に問題は診られず、自動選局機能も良好だったが、パイロット・ランプのみが切れていた。

伺ったお話からてっきりステレオ対応のモデルかと想像していたがモノラル・モデルだった。

12月26日 改めて各部を細かく診てみたがパイロット・ランプは左右に 配置されており、FMに切り替えた
場合に小さなランプが点灯する様になっていた(前面からは見えず存在を知らずにいた)。 それと左側の
シャフトの外側の用途が最初不明だったが左右の音量のバランス調整用と分かりスピーカーを二つ使うこ
とが分かった。

切れていたパイロット・ランプをLEDに交換し、電源スイッチをこのモデル単体で機能する様改造した。 必要
なコードのところに説明のラベルを貼っておいた。 *どうも他にメインの装置が在って、こちらがスレーブと
して機能するシステムだった様想われる。

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Blaupunkt, Frankfurt

2014-12-25 13:53:59 | Weblog

今日お預かりした1台目は以前こちらでカバレッジの改造を行った Balupunkt, Frankfurt でユーザー
が誤って6V仕様の物に12Vを印加した結果内部から煙が出たとのお話だった。この種のカーラジオ
の修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。

煙がどこから出たか、出力段のトランジスタ、或いはトランスに波及しているとことは面倒になるがと思いな
がら内部を診たところ上の画像に見られる様基板の一部が焦げていた。

抵抗の一つが焼損しており抵抗値は全く読めなかった。 この機種の資料が無く、類似機種の物で見当を
付け連続運転を開始したが1時間近く問題なく動作していたのでこれで大丈夫と判断した。

 

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局型123号 (放送局型第百二十三號受信機) 昭和18年、戸根無線製

2014-12-23 13:49:55 | Weblog

並四の動作がイマイチだったので仕舞い込んであった局型123号を引張出した。 随分と前に分解
だけして仕舞い込んであった物だが先ずは回路図を探してみよう。この種のラジオの修理、改造
に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

底板(内側)に貼られたラベルには(旧タイガー電機) 戸根無線株式會社、製作年月 18 XX とある。

東芝製の電解蓄電器の静電容量 (6-4 50-5) μF の意味が不明。 電解コンデンサとしては10μF/50V、
4μF/250V、6μF/250V、10μF/150V(x2) の4種、合計5つが使われるハズだが上の画像の物はどの部
分を担当しているのか?

その後このコンデンサに4、6μF/250Vと*5μF/50Vが含まれていることが分かった。(*10μF/50Vの代替)

12月27日 配線を終え動作を確認してみたが思いの外高周波増幅での発振が気になった。

再生量と高周波増幅のバイアス調整のコツが分かって来て可成り安定して受信出来る様になった。 アンテ
ナ・コイルのタップの切換で可成り感度が上がり、先日の並四と比較すると音量も十分だった。

 

文字が読み難くて恐縮ですが前面左下に 放送局型受信機之証 12305 のデカールが貼られている。

12月28日 高周波段での発振が気になり出力側のコイルを逆にしてみたが大きな変化は診られなかった。 

1月2日 先日動作し始めた時の状態と比べると若干音量が減った感じがしたので電源電圧を確かめてみた。
記憶では当初電源電圧は180V程で倍電圧整流回路としては電圧が低いが古い整流管ではこれ位で仕方無
いのだろうと考えていたが、今日計った値は約130Vと最早倍電圧整流回路では無くなっていた。 倍電圧整
流管 24ZK2 のエミッションを確認してはいないが、この間で可也エミッションが低下した様想われるので不本
意ながらシリコンダイオードをパラに接続してみた。 電源電圧は一挙に260V近くとなり、動作は大きく変わっ
たがどうも高周波段での発振が色々と悪さをしている様で想った様な動きが得られない。再生検波回路を発
振の手前で止めたとしても高周波段での発振が有るとどうも上手く機能しない。 サテ高周波段はシールドも
無く、特に配線に問題が在るとも想えないのだがサテどうしたものか?

1月3日 高周波段の出力側のコイルを90°回転させ配線を極力短くした。 試みにアンテナ・コイルの高周
波増幅のグリッドにオシロのプローブを当て発振を確認していた時に比較的安定して受信出来ることが分
かった。 これがプローブの抵抗成分に依るものなのか、容量成分に依るものか不明だったので、代わりに
4.7MΩを付けてみたが変化は無く、どうも容量成分で片方の共振点が変わり発振し難くなった様だった。

サテ、アンテナ或いは出力側のコイルをシールドしてみる位しか思い付かないが一体この機種は本来高周
波段での発振無しに使われていたのだろうか? 高周波段での発振と、再生検波での発振が重なると1Hz
程度の周期での低周波発振となる。

1月5日 何とも動作が腑に落ちないことを伝えたMさんが自作のスイープ・ゼネレータを携え今日来てくれた。
残念ながらこれといった進展は見られなかったがアンテナ・コイルのQが想定外に低く、それを近年のダストコ
ア入りのコイルに交換してみたが大きな変化は見られなかった。 Mさんも同一機種(多分正規型)を持ってい
てそのモデルでは高周波段での発振は診られず、またカソード・バイアスの調整もスムーズにかつリニアに変
化するとのお話だった。 Mさんが帰った後、念の為に真空管のgmを測定してみた。 結果 12YV1は約1,770 
μmho、12YR1は約1,190μmhoと問題は無く、次いで12ZP1に移ったがヒーターが点灯せず、チューブチェッ
カーに挿したまま少し前後に動かしてみたが一瞬ヒーターが明るく点灯し、嫌な予感がしたがそれが的中して
仕舞いヒーターは見事に断線していた。 サテ12ZP1の予備は在ったか? 明日一番で探し、また回路も確認
してみよう。 *改めてシャーシー内部の画像を見てみたがカソード・バイアスに誤配線が在った!

1月6日 上はMさんがお作りになったスイープ・ゼネレータでの高周波特性、一応単峰特性を示している。

幸い12ZP1の予備は見付かり回路の改造(誤配線の修正)に取り掛かった。

改造後は高周波増幅もシムーズに変化し、昨日トリマーを回しても殆ど変化の無かったアンテナ側の共振回
路も変化する様になった。 何よりこれまで一応信号は在る様としか感じられなかった文化放送も良好に受信
出来これなら十分実用となるレベルだった。  Mさんの我が家の物はスムーズに高周波増幅が変化すると云
う一言がきっかけとなった。

 

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我が町の名湯 【藤の湯】 さんを尋ねて

2014-12-22 22:13:14 | Weblog

 

この何年か木枯らしの季節になると銭湯に通う様になった。きっかけは世田谷区が65歳以上の希望
者に入浴券を配っていることを知ったことに端を発している。サテ今日は冬至、ゆず湯なので一昨
日ご主人の山口さんに伺う旨を告げ、その際に先頃手に入れたコレクションの幾つかを見せて頂く
お話をしていたのだがこれは残念ながら失念された様だった。彼が手に入れた珍しい物は同じ町内
にある古道具 南方美術店で見付けた物が多く、この 南方美術店 は 南方熊楠 翁 の玄孫?の方の店
でヨーロッパの古道具がメインの様だが可也広い範囲の面白い物、珍しい物が並んでいる。

今晩撮影した画像は明日アップするが、ここ藤の湯さんは以前NHKで銭湯の歴史に関する番組が放
送された際に ( 友人のお兄さんで銭湯評論家としても著名な 町田 忍 さんが解説をされていた ) 江戸
時代? だったか当時の銭湯が再現されていたが、こちらの吾妻屋風の檜風呂に若干手が加えられ使わ
れていた それとこの番組で【ざくろ口】と云う言葉を始めて知った。 今日は代わりにフクロウを
モチーフにした山口さんの作品を数点カメラに収めた。

脱衣場にも数点木版画が掲げられているのだが今日は人が多くまたの機会にすることにした。

彼の作品は時々銀座のデパートで開かれる個展でも見ることが出来るが可成りの腕前と云える。

上は彼の木の玩具のコレクションで何れも動かせると云う共通点が有る。下の二つはコマだが右は
太鼓を叩き、左は目蓋がパチパチと動く。上は紐を回し上部が回転するとホーホーとフクロウの鳴
き声がする。

 

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SONY, 1R-81 (1966)

2014-12-19 15:43:42 | Weblog

今日お預かりした3台目は SONY、1R-81 で伺った症状 (略原文のまま) は、音量が小さく、南北に
向けた時だけ受信し、東西に向けた時には発信音がして受信出来ない。 また 選曲ダイヤルを回す
とノイズが走る。 と云うものでした、方向に依って発信 (発振) すると云うのが何とも解せないが
近々取り組ませて頂こう。 それと選曲 (選局) ダイヤルをまわすとノイズと云う問題は修復困難と
想われる。 この種の小型ラジオの修理改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.
ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

伺った症状の一部は確認出来ケミコンの交換で発振と、音量が少ないと云う問題は解決し良好に機能した。
(選局時ノイズが発生すると云う問題は感じられなかった)

電池用の電極の腐食(緑青)が気になったので簡単にクリーニング(酸洗い)を行った。

1月7日 先月発振が激しいと云う症状を修理したが、その後使っていると10分程で音量が減少すると云う
報告を頂いたので再度お送り頂いた。 症状を確認し今回は低周波段の入力のケミコンに問題が見付かっ
たので手を加え、外部電源を使い既に1時間近く連続運転を行っているが良好に動作している。

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Becker, Mexico (early 1970's)

2014-12-19 15:35:37 | Weblog

今日お預かりした2台目は Becker, Mexico でフロント・パネルにクラックが入っており (画像は交
換後)、パイロットランプが暗いので白色LEDに交換して欲しいと云うお話でした。 この種のカー
ラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/  からお問い合わ
せ下さい。

カセットにも問題が在るとのお話だったがアンプ・ユニットが無く実際に音を出して確認することが出来ない。

通電したところパイロット・ランプが断線していた。 こうなるとFMでステレオ放送を受信していない、或いは
AM(MW)の場合何も点灯しないことになるが、暗いとはこの状態のことを仰っているのだろうか? 時間切
れで画像がアップ出来ていないが、アンプ・ユニットを探し出しカセットの動作を診てみたが、ワウが可也気
になったがこれは改善出来そうだった。 サテ、どこまでやらせて頂くかご依頼主に伺ってみよう。

12月22日 ゴーサインを頂いたので白色LEDの組み込みに取り掛かった。 

 

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TOYO Co.,Ltd. RH-4500 (4 transistor)

2014-12-19 15:26:07 | Weblog

今日お預かりした1台目は先日も同一モデルNo.の物を手掛けた RH-4500 だが先日の物は IC を使
用したモデルだったが今回の物は4石の構成だった。 この種の小型ラジオの修理、改造に付きま
してはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

前回手掛けた RH-4500 の回路構成は TRF(レフレックスを含む?)、或いは再生式の様に想われたが今回
のモデルに使われている V/C はトラッキング・レスの様なのでスーパーの可能性が有る。

本来の電池は水銀電池 HDタイプ (x2、2.6V) だが手元に無く3Vで良好な動作を確認した。  4510.

12月20日 予想通り回路構成はスーパーだった。  Shipped Dec.20

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SONY, CRF-200

2014-12-18 12:07:33 | Weblog



今日お預かりした2台目は SONY, CRF-200で MW ボタンが引っ込んだままで結果バンド切り替えが
出来ないとのお話だった。  この種の受信機の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.
sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

押しボタンスイッチの機構的な問題と云うのは初めての経験となるがサテ何はともあれ内部を診てみよう。

 

前面パネルを外しバンド切り替えの押しボタン・スイッチ部分を見てアレレとなったのは単にスプリングが外
れただけでは無く、スイッチとして中に入る部分と、押しボタンとの接合部で折れていた。 この中波用以外
にもSW2-SW10用の押しボタンも外れていた。

押しボタンは押すと中に入って仕舞う為、接合部分の高さを保持したままで押しボタン部分を付けておくの
はスプリングが在る為簡単では無い。 工夫し何とかエポキシ系の接着剤で接合を試み始めたがサテ明日
の朝果たしてどの様になっているか? 確率は半々位と想像するが、甚だ困難な修理と云える。

12月19日 幸い昨日の接着部分はシッカリ固定出来ていた。 

実際に動作させ問題の無いことを確認した。 ただ可成り乱暴に扱われたのか裏面の端子板、前面のダイ
アル板に各々クラック?が入っており、アンテナも基部で折れて無くなっていた。

12月21日 短波帯の動作も確認して欲しいとのことで診てみた。 先日も試した様に想うが特には気にして
いなかったので改めて動作確認を行ったが問題は診られなかった。 下はラジオ日経6.055MHz受信時。

次にロッド・アンテナの交換に取り掛かろうとしてアンテナを固定しているネジが潰れていることに気付いた。

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松下 RJX-4800 (RF-4800)

2014-12-18 12:06:49 | Weblog

 

今日お預かりした1台目は松下のRJX-4800で電源等の問題が在るとのお話だった。近々ジックリ
と取り組ませて頂こう。 この種の受信機の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.
sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

伺ったお話に、ACコードを斜めに差し込むと電源が入ったこともあるとのことでインレットを診てみた。

片方の端子が可成り後退しておりなる程と納得したが、サイズの異なる或いは構造の異なるプラグを無理
やり押し込んだ様だった。

ここもエポキシ系の接着剤で固定したので数時間硬化を待つことにしよう。

動作試験を始めて幾つか問題が見付かったが同じラジオ日経(若干周波数は異なるが)でも場合に依って
は上の様に低感度で、他の場合では下の様に十分な感度と可成り不安定だった。

動作試験中に突然電源が切れ原因を探した結果インレットに組み込まれているAC-DC(電池/ACアダプタ)
切り替えが上手く機能していなかったが同じ部品は手に入らずどうするか?

 

12月20日 電源はACのみを考えれば良いとのことでインレット内の切換スイッチの問題は回避出来た。

バンドに依ってバンド切換がスンナリ行かないことがあったので切換スイッチに手を加えてみた。

バンド切換は使っている内に改善されることもあるので2nd IF(455KHz)の調整に取り掛かり約6dB上がった。

次に短波帯各バンドの調整に取り掛かった。 先ず周波数はバンド 2,4,5,7 は+3KHzとズレは小さかったが
バンド3,6,8は下の画像の様に-13~-14KHzのズレが診られた。 この機種の場合1st Loc.の周波数をカウ
ンターで計測しているが、飽く迄1st IFが2MHzの場合で、2nd Loc. の2,455或いは1,545KHzがズレると今回
の様になる。 RF-4800 のマニュアルにはこの辺りのことが記されておらず、若干梃子摺ったがこの後取り
組むことにしよう。

2nd Local の調整を行い、各バンドで周波数を確認した。 

周波数を確認後、各バンドの調整に取り掛かった。 略全てのバンドで調整がズレており、内半分のバンド
では可也調整後感度が増加した。 7MHz帯のハムバンドでA3用の7.195MHzも良好だった。

一部の調整箇所は周波数カウンターを外さなければならなかったが後々の為に色分けをしておいた。 

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BRAUN, TS 45 (1964)

2014-12-17 12:22:19 | Weblog

今日お預かりしたのは BRAUN の TS 45 で、突然左チャンネルの音が出なくなって仕舞ったとの
お話でした。この種の機器の修理改造に付きましてはこちらのホームページ https://vrc-tezuka.
sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

左側の電源回路に問題が見付かり左の音も出る様にはなった。 各モードでの動作を診てみたがFM、テー
プ (BAND)、Phono では一応両側から出力が有ったが左の音量が若干少なく、AM (MW)では左の出力が殆
ど無かった。 どのモードを優先されるのか(AMの重要度)ご依頼主に伺ってみよう。

12月18日 ゴーサインを頂いたので昨日からレストアに取り掛かった。 

 

一部近年交換したと想えるケミコン(アルミ電解+タンタル、計2個)も診られた。

既に半世紀を経ておりケミコンに劣化が診られたので殆ど全てを交換し百点満点では無いが左右の出力
差は可成り減らせた。 またAMの左の出力が殆ど無いと云う問題も期せずして解決した。

 

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並四ラジオ

2014-12-16 16:52:17 | Weblog

隣町のOMからネットオークションえの代理出品を頼まれアマチュア無線用の通信機を数台出品
したお礼にと並四ラジオを頂いた。真空管は4球の内の2球、56と12Aしか実装されて無かったが
マグネチックスピーカーは生きていた。この種の古い真空管ラジオの修理、改造に付きましては
こちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ケミコンの一部は交換された形跡が診られるがそれも可成り前の様でC、R類の殆どはオリジナルのまま
の様だった。 ダイアルの糸掛けも外れており、パイロット・ランプも無くなっていた。

12月21日 午後時間が出来たので欠けていた真空管 12F と 57 を探し出しレストアを開始した。

マイカ・コンデンサを除く全てのコンデンサとオープンになっていた抵抗を交換した結果動作し始めた。

12月22日 最後にダイアル糸を掛け終わりとしたがどうも音量が少ない。 使った真空管57、56、12A、12F
のgmやエミッションを診てみたがどれも問題無くスピーカーの効率の問題と想われた。

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エス・アイ レッヒェルン ( S.I Lacheln, marklin rental layout ) さんを尋ねて

2014-12-15 21:15:03 | Weblog

ボロ市を後にしてサテ、バスで帰るか朝と同じ様に歩いて帰るかと若干迷った結果徒歩を選んだ。朝と同
じ道を帰路に付いたが隣町まで戻ったところで正面にメルクリンの横断幕が目に入った。以前は無かった
ここに何ごとかと、記されていた営業時間からまだ開いていそうだったので思い切ってお邪魔してみた。

何時もは朝ボロ市を回り、そのまま世田谷線と田園都市線を乗り継いで仕事場に行って仕舞う為
こちらの前は通っても (振り向かない限り ) 昨年夏にオープンしたことを今日まで知らずにいた。

marklinとLachelnの a には頭にウムラウト?を付さねばならないのだがこちらのフォントに無く
失礼している。

画像からは殆ど見えないが HO と 1番ゲージ のレールがレイアウトされている。

どうせならと照明を消して頂いた。 メルクリンのHOは2本のレールの中央に在る突起で給電して
いることを初めて知った。 余談だが一番ゲージからは横浜の故 原 信太郎 さんの鉄道模型博物館
が思い出される。

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日本無線の単球受信機 Type V-2 (Nihon Musen Denshin Denwa K.K.)

2014-12-15 13:04:22 | Weblog

今年も早いものでボロ市の季節となった。 昨年は東京通信工業の TR-6 に遭遇することになった
Aさんご夫妻と、今回の受信機を見付けた きたろう商店 の山本さんとあれこれ四方山話に花を咲
かせた。 デジカメを持って来なかったので携帯電話で一応撮影は行ったが仕事場で改めて見た結
果、陽が当たっていた部分しか事実上写っておらずこれでは使えないと夕方もう一度伺い内部ま
で見せて頂いた。(上は清掃後の画像)

(ここから数点は清掃を加える前の状態) お話では赤坂の旧家の片付けの際に出て来た物とのこと
だった。

しかし朝一度訪れ、夕方再度と云うのは長らくボロ市に通っているが初めての経験となった。

日本無線電信電話株式会社 の初期の物を目にしたのは2度目だが当時は可也の金額だったのだろう。

使われていたのは RCA の UV-199 で small UV と UVの変換アダプタが使われている。

フロント・パネルや端子盤等には可也厚いエボナイト板が使われており大きさの割りに重かった。

内部の作りは中々のものだった。 

ホコリが気になったのでお断りし簡単にティッシュ・ペーパーに水を少し染ませ清掃に取り掛かった。

逓信省の型式証明 No.16 とのことで明日仕事場で年月を調べてみよう。(その前に友人からの情報
で大正14年*と判明し、多分1923~25年の間だろうとお話したのは間違っていなかった) UV-199が
オリジナルなら1920年代中頃となりそうだが、他の真空管で型式証明が取られた可能性も有る。  
*大正14年3月4日

他にもTr.ラジオ数台が売られていた。 松下の EB-165 (松下製の硝子封止トランジスタ使用)¥3,800.

NEC の NT-79 は2台有り上は¥8,000. 下は元箱入りのデッド・ストックで¥18,000. と安い。

内部を見て無いが同社初期の偏平形トランジスタが使われているハズである。

下は Alpha ブランドで確かアンリツの製品。 こちらは金額が不明だった。

 

 

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SONY, ICF-2001D/ICF-2010

2014-12-13 11:48:49 | Weblog

今日お預かりしたのはこれまでに可成りの台数を手掛けた SONY, ICF-2001D で電池でも AC アダ
プタでも Error3 が出て仕舞うとのお話だった。この種の受信機の修理、改造に付きましてはこち
らの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura,ne,jp/ からお問い合わせ下さい。

伺った様 Error3 が出ていた。これまでに何度か経験した問題で上手く修理出来良好に動作し出した。

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フェアレディー Z (昭和51年) 用 カーラジオ、日立 CSK-2201ZA

2014-12-12 12:25:08 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和51年製のフェアレディー Zに使われている日立の CSK-2201ZA で、AM
が機能せず、またiPod等の入力アダプタの増設のご依頼を頂いた。この種のカーラジオの修理、改
造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

伺った通りAMは機能しておらず、調べたところ局発が先ず動作していなかった。下の画像の上端
右にFM用のフロント・エンドは見えているが、AM用のそれはその下に在る様で取り出すだけでも
可也の作業量となることが想像出来る。  どうしてもと云うことなら話は別だが左程必要が無いの
であればここはパスした方が得策では無いかと想えた。

12月17日 ゴーサインを頂いたのでiPod用(ステレオ、着脱可能タイプ)アダプタを増設した。

 

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