テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Braun, Atelier 1-81 (再)

2023-01-31 15:44:53 | オーディオ

以前カートリッジの交換を行った Braun, Atelier 1-81 の左右の音量に差が在るとのお話しで
先ずは実際の動作を診てみた。 この種の機器の修理、改造のご依頼はこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

CR オシレータから 1KHzのサイン波を両チャンネルに加え 6Ω の負荷で出力を確認したが差は
殆ど無かった。

2月4日 実際にスピーカーでの出力を診てみたが可成り左右でレベルが異なっていた。

昨日回路図を持ち帰りバランスが異なる原因を探した。

前段から左右のレベルをオシロで診て行った。 上は1段目の出力端で差は無いが、下は2段目の出
力端で可成り差が有る。 

前段に使われている真空管 ECC83 の gm を診てみた。

どうも真空管より段間のペーパー・コンデンサの絶縁劣化が想像されたので思い切って交換した。

 

可成り左右のレベル差は無くなり出力端で診てみた。(この機種の場合レコード再生時はバラン
ス調整が出来る回路(構造)になっている)

FM は問題無かったが AM のダイアル糸が切れているのに気付いた。

連続運転を続けたが1時間程して片方の出力にハムが混入したので出力管を交換した。

出力管 EL84 を交換し2時間以上連続運転を続けたが幸い問題は出なかった。

 

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セイコー T100 テレビウォッチ

2023-01-31 10:53:46 | テレビ

今日久し振りに米国の方からお預かりしたのはセイコーのテレビウォッチ T001 だが届いた物を開け
てアレレとなったのは液晶表示部分だけで本体が無く動作確認も出来ない。 もし液晶表示部に問題
が有るとハッキリしているなら話は別だがこちらでは液晶表示部の修理は出来ない。 この種の物の
修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

2月4日 やっと話が見えた。 液晶表示部に問題が有るが本体側には問題は無いとのことで最初
からそう言って頂ければこちらで液晶表示部の修理は出来ないことをお伝え出来わざわざ送って
頂く必要は無かったのだが..... これまでに修理した物でお譲り頂ける物も有りそうなので先ずは
ご予算を伺ってみよう。  因みにセイコーさんはこの液晶表示部 (LSI) の開発に確か数億円を投じ
たと聞いた。

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Zenith, Royal 800

2023-01-23 15:26:03 | ラジオ

ネットオークションに出品していた Zenith, Royal 800 が落札された。 前回動作チェックをした
のは大分前なので動作を確認した。 この種のラジオの修理のお問い合わせはこちらの ホームペー
ジ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

電源は単2x8本 (12V) を使う。

通電したものの音声出力が無かった。 イヤフォン・ジャックでの接触不良を疑ったたがそうでは
無かった。

下の画像に見られる高周波用のトランジスタのソケット部分での接触不良だった。 トランジスタ
ソケットは信頼性に欠けるので注意を要する。 動作後の音量は十分だった。

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Emerson, 578A

2023-01-19 17:03:42 | ラジオ

今日の7台目は Emerson, 578A と想われる中波用ラジオで動作に問題は無いが外部入力を設けて
欲しいと云うご依頼だった。 この種のラジオの修理、改造等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

早速動作を確認したがお話の様に良好だった。

内部を診てみたが近年レストアが為された様だった。

1月20日  トランスレス回路なので感電の危険性が有るので絶縁型を組み込んだ。 途中中間周波
段と想われるが発振が診られたが IFTと IF Amp のプレートの配線を持ち上ると発振が停止したの
で米国製ラジオに良く診られる IFT 内部のマイカコンデンサの問題かも知れない。 何れにせよこ
の場合でも外部入力には問題は無い。

 

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Braun, audio 300 + SK 55

2023-01-19 17:02:09 | オーディオ

今日は一軒のお店から6台をお預かりした通常なら今月は満杯状態なので来月以降とお話するところ
だが遠くからお越し頂くので無下にお断りは出来ない。 audio 300 も何度か手掛けたが回転数の調
整機構の所で擦れる音がするとのお話だった。 今回画像は上げないが他にTS45/1 (2台) , Sk 55等
をお預かりした。 この種の物の修理のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。

回転数調整機構の円盤の下が擦っている様だった。

円盤の位置を少し上げてみた。 擦ることは無くなった様だった。

テストレコードの 1KHz 信号を使い回転数を確認したが上は+0.42%、下は+0.23%。

 

先日手掛けた audio 310 のオーナーが購入された 50/60Hz電源をお借りし動作を診てみた。

60Hz出力では理論通り回転数は 1.2倍となった。 信号波形も問題無し。

50Hz出力で20分以上動作させてみたが問題は診られなかった。

しかしインダクション・モーターに 60Hzの電源を繋ぐと回転が遅くなる原因が不明のまま。

 

1月25日  SK 55 の回転が遅いと云う問題に取り掛かった。

テストレコードの再生結果上は約 153Hz低く約-15%、下は約 113Hz低く約-11% これでは使い物
にならない。

左側のバー2本の間に略水平に掛けられているスプリングには全くテンションが掛かって無い。

一部手を加えた結果回転は上で約-64Hz (-6.4%)、下で約-55Hz (-5.5%) に改善した。

更に手を加えた結果は 上 -21Hz (-2.1%)、下-30Hz (-3%) と実用レベルとなった。

最終的な回転数は 上 -24Hz (-2.4%)、下は -20Hz (-2%)。

 

 

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Braun, TG 502

2023-01-19 17:01:43 | オーディオ

サテ TG 502 は2度目となるが先ずは近々動作を診させて頂こう。  ところで日本国内で Braun の
TG シリーズを所有していらっしゃる方は少なからずいらっしゃる様だが使われていると云う話は聴
かない。  この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

1月20日 先ずは動作を診させて頂いた。

リモコンを使わない場合のジャンパーを作った。 5pin のDin コネクタが無く 6pinの物を改造した。

220Vの昇圧トランスを用意し、220V用のプラグを接続した。

ご依頼主が手で少しずつ巻いた左のリールのテープを右に巻き直した。

録音レベルメーターと想われるメーターの指示を見ながらレベルを調整した。

前面に在る Din コネクタに信号を加えた(録音レベルと想われる指示は見られたが)。

残念ながら録音はされて無い様で以前録音された音楽が再生された。 英語の取説が欲しい。

 

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Beogram 3000

2023-01-19 16:57:43 | オーディオ

期せずしてお持ち頂いた B&O, Beogram 3000 だがサテこれまでに取り組んだことは有ったか?
自分のブログを調べた結果 Beogram 1000, 2000, 5500, 6500 は経験が有った。 この種の物
の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

1月21日 先ずは動作を診させて頂いた。

回転に問題は診られず左右の出力も問題無く得られた。

アクリルカバーの位置が少し後ろにずれていた。

電子回路が見当たらないが陰に隠れているのか? しかしネットで探したこの機種のサービスマニュ
アルはことごとく今回の機種と異なっていた。 同一モデルで大きく構造が異なるのは止めて欲しい。

LIFT ボタンを押すとリレーが動き、パイロットランプ(ネオン管)が点灯した。

裏面に基板を差し込む様なスリットが在るがこれが何なのかが不明(マニュアルにも記載無し)。

回転数の切り替えは左に在る切り替えツマミの 17 の処で45回転、25/30の処では33回転の様だった。

横に滑って仕舞っていたので針先を診てみたが先端は可成り丸くなっていた。(スタイラス交換要)

 

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2号自動式卓上電話機 + 1号磁石電鈴

2023-01-18 12:20:08 | 電話機

今日お預かりしたのは久し振りの2号自動式卓上電話機 (日本電気) + 1号磁石電鈴 (東栄電気工業)
のセットで電鈴(リンガー)が鳴らないとのお話だった。 この種の電話機の修理のご依頼はこち
らの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

お話では電鈴内部でカタカタ音はするとのことでてっきりコンデンサの容量抜けかと想像したが
容量に問題は無かった。(実測値 2.17μF)

各部の微調整後良好に動作してくれた。

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三菱 MR122553 (1994年製三菱ジープ J55用)

2023-01-17 15:22:48 | 

  今日お預かりしたのは初めてとなる三菱の 1994年製ジープ J55 に使われていると伺った三菱
MR122553 で1994年の国産とすると LSI やマイクロプロセッサ使用と想像されたので通常辞退さ
せて頂くのだが診るだけ診させて頂くことにした。  古い物(1970年代まで)の修理でしたら問題
有りませんのでこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

想像通り LSI ? マイクロプロセッサ? が使われておりまたパターン面は可成り汚れていた。

上の画像に見られる一番大きな電解コンデンサ (1,000μF/25V) の脚には半田クラックが入っていた。
部品面の点数は可成り少なく高周波部分は一つのユニットに纏められていた。

上の画像で半田クラックの様子が見られる。  しかしパターン面での半田クラックが異常に多い。

パターン面の洗浄を行い半田クラックが診られた部分数十ヵ所の半田付けをやり直した。

次いで 24V の電源を用意した。 電流は約 27mAが流れた。

動作することも有ったが不安定だった。 動作が良好な時は音量も十分だった。

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B&O, Beosound 9000

2023-01-17 10:30:51 | オーディオ

3日前に栃木県の A さんからお送り頂いた Beosound 9000だが梱包を解いている時に黒いプラスチ
ック片が落ちていた。 何処が壊れたのだろうと裏を診たが左側の端の部分に可成りの力が加わった
様で可成りクラックが入っていた。 昨年11月にも同様の問題が発生したがその際は運んだ日本郵便
の名古屋市中郵便局の担当者が使われていたダンボール箱やエアーキャップに破損の形跡が無く、今
回の輸送で発生した破損では無いとの一点張りで、おまけにこちらの郵便局の担当者もそれを鵜呑み
にし一切こちらの考えを聞いて呉れなかった。 これまでに何度も使っているダンボール箱で破損が
在ったかどうかをどの様にして調べられるのか? 前日こちらから発送した際に問題は無く、翌日届
いた物を開梱した時に破損が見付かれば輸送中に発生したと考えるのが当然と考えるが一切聞く耳を
持たずらちがあかずその日以来ゆうパックでの発送を一切止めた。 今回事故後の対応は大きく異な
っておりヤマト運輸さんの対応は素早くまたこちらが考える様な良好な対応だった。 サテこの様な
輸送担当者と、こちらの考えが異なる場合異議を申し立てる方法が有るのかどうかを知らないが誠に
腹立たしい出来事だった。 こちらえのご連絡は http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致
します。

細部まで調べた訳ではないが一応ヘッドの移動は良好だった。

自分ではキャビネット(ケース)の破損の修理は行っておらずこの種の修理に長けた方に送るべ
く表裏の状態を撮影しておいた。

1月25日 フレーム部分の破損が直って戻って来た。

CD 部分の問題も直し動作を確認した。

 

 

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日立 KMS-2491K +

2023-01-13 15:58:49 | 

 今日お預かりしたのは以前外部入力を増設した日立 KMS-2491K だが片方のチャンネルの出力が
出なくなって仕舞ったとのお話だった。  この種のカーラジオの修理のご依頼はこちらのホームペ
ージ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

部品取りの物 (KMS-2411Z) を添えて頂いた。

テッキリ ICアンプの問題かと考えたが実際は ICアンプに問題は診られなかった。つまりそれ以前の
プリアンプ部分に問題が在る様だった。残念ながら添えて頂いた物の ICアンプには問題が診られた。

アレコレ診ていたが何故か動いていたチャンネルの出力も無くなり、少し衝撃を加えると動作する
ことも有った。

1月16日 送って頂いた外部入力用ケーブルが届いたのでこれを使って回路を追った。

当初プリアンプ部分かと考えていた上の小さな基板はステレオ MPX 回路だった。

回路を追い易くなったので関係していると想われる部分の半田付けを広範囲に行った。   結果両チ
ャンネル共良好に機能し出したので暫く連続運転を続け、安定している様だったのでご依頼頂いた
前面パネルの交換に取り掛かった。

フロントパネルの交換を終え再度通電したところ残念ながら片方の出力が出なかった。
矢張り片方の ICアンプに問題が有る様だった(動作することも有ったが可成り不安定)。

もう1台の部品取りの方も片方しか出力が無かった。どうもこの時期の日立さんの物は信頼性が低い。

1月16日 本来の物は内部を分解し難かったので部品取りの物を改造することにした。

ランプの回路も接続した。

IC アンプを組み込み動作試験を開始した。 スピーカー出力は下の様にしたが直ぐに変えられる。
他にオートアンテナ等をお使いなのか伺ってみよう。

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Philco, Predicta G4242L Holiday

2023-01-11 16:39:32 | テレビ

今日北海道のHさんからお預かりしたのは Philco, Predicta G4242L  Holiday でネットオークショ
ンで落札された物とのお話だった。 この種のテレビの修理、改造のご依頼はこちらのホームペー
ジ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

脚の部分はメッキに出すとのことで外してお送り頂いた。

先ずは電源回路が繋がっているか確認してみたが導通無し。 次いでCRTのヒーターを確認してみ
たがこちらは問題無し。 (良かった!)

電源スイッチ/音量調整のツマミはオリジナルでは無く非純正。

側面に本来無ければならないツマミ3個は1個しか付いていなかった。 自分で持っていたオリジ
ナルのツマミは見付かるか?

シャーシを取り出してみたがホコリで抵抗やコンデンサの値が読めない。

シャーシの内側は左程ホコリは無かった。

電源が入らなかったので回路を追ったが電源スイッチが先ず壊れていた。

仕方なくスイッチ部分をジャンパーした。

一応電源は入る様になった。 どうも少し暗いとピントが合わない!

ただ高圧が出る所までは行かなかったので自分で持っている姉妹機種のシャーシを使った。
(CRTがもし死んでいればレストアする意味が無いのでまずCRTの確認に取り掛かった)

輝度が十分とは言えないが一応ラスターが出た。

この機種に診られるCRT前面のカバーの白濁が顕著なので動き始めたら前面部分を分解しよう。

1月12日 側面の金具も出来たらメッキしたいとのご希望が有ったので外した。

伺ったメッキ屋さんに発送した。

1月13日 昨日一部コンデンサを交換した。 不足していたコンデンサを朝一で部品屋さんを訪ね
購入して来た。

1月14日 購入したコンデンサを組み込んだが回路が可笑しい(下の回路図に赤く印を付けた部分が
断線していた)このモデルのプリント基板のパターンが切れていたのは初めてとなった(嫌な予感)

一応ペーパーコンデンサ略全てを交換した(容量を確認した1個は交換せず)。

ヒーター回路に入っている巻き線抵抗が一部断線していた。 帰路部品屋さんに寄ろう。

1月15日 昨日買って来たセメント抵抗を組み込んだ。

一部可成りヒーターが明るい真空管が有りヒーター定格が間違っているのかと想ったが正しかった

何とか高圧が出る様になりCRTにラスターが出た。

当初輝度調整が出来なかったが暫くして調整が出来る様になりまた輝度がガクンと上がった。

ただ 3Ch の RF 信号を加えたが先ず音声が全く出ず、映像も辛うじて受信している感じだった。
道のりは未だ可成り遠そうだった!

気になったので全ての真空管の gm やエミッションを測定してみたが特に問題は診られなかった。

1月19日 コロナ以前は毎週の様にクラブメンバーの一人 M さんに起こし頂き色々な物の修理をお
手伝い頂いた。 彼は永年測定器の開発を手掛けていたのでアナログ、デジタル両方の回路に精通
していて大変助かっていたがコロナで外出を自粛され永らくお越し頂けなかったが今回お願いした
結果久し振りにお越し頂けることになった。 昨日までの画像にならない状況では何としても拙い
と考え現状をオシロで確認したが結果水平偏向周波数が10KHz程しか無くここを調整した結果上の
画像が得られた。  この後 M さんと回路を追い、どうも電源の電解コンデンサを交換した方が良さ
そうと交換した結果可成り前進はしたが未だ幾つもの問題が残っている。

画像がピンボケなのは前面のカバーの問題でここは改善出来るが、その前にチューナーの接点不良
が可成りで、ここが後年のターレット・チューナーなら接点の接触不良は直ぐに払拭出来るがロー
タリー・タイプなので簡単には行かない。 また垂直出力管のソケット部分でも可成り接触不良が
診られた。 そして垂直同期のレベルが低く同期が不安定なことも簡単には解決出来そうに無い。
いやはや道のりは可成り遠そう!

1月21日 垂直偏向用 10DE7 のソケットの接触が不安定だったので各受けの部分を修正した。

先日電解コンデンサを殆ど交換した。(1月20日 古いコンデンサに新しい物をパラに接続したが
これが問題を引き起こした。 内部から異音がして調べたところ古いコンデンサが発熱していた)

ロータリーチューナーの接点部分を診てみた。 ターレットタイプなら簡単なのだが。

思い切って M さんから提案の有った垂直の積分回路を作り交換してみるか。

M さんからのアドバイスに従い垂直同期の積分回路を作った。

どうせならと音声回路の真空管3本を新品に換えた。 ところが通電してみたがラスターの輝度が
下がって仕舞い内部から怪しげな音が聴こえた。

1月22日 昨日からCRTの輝度がガクンと低下して仕舞った。 チューナーの修理は上手く行った
様だったが今日も略一日取り組んだが好結果は得られずガックリ落ち込んで仕舞った。

1月23日 CRT 周りの電圧を確認すべくソケットと CRT 用コネクタのピン番号を調べた。

カソードにはビデオ信号が加わっているので変動が有るが略 0.3~115V (輝度最小)、G1 は垂直
の輝線消去信号が加わっているだけなので略 0V、G2 は 375V、G4(フォーカス)は 0V だった。
この条件下で CRT は殆ど発光せず、残念ながら CRT その物の問題と想われる。

1月24日 理論的に考えて CRT が殆ど発光せず、また輝度調整が出来ないのが CRT 内部での
問題としか考えられないので自分で持っている姉妹機種の CRT で最終確認を行った。

予想通り自分の物では良好に発光した(100V動作なのでサイズは小さい)。

1月25日 昨日、残念ながら諦めるかとご依頼主にも長いメールを送った。 無論何とも悔しく何か
見落としは無かったかズット考えていたが今朝一点閃いたことが有り、早速朝一で確認した。

カソード 7番ピンとソケットの導通を診てみた。 想像通り導通は無くソケット側が開いて仕舞った
のかどうかは未だ未確認だが 7番ピンに別のビニール線を巻き付け映像信号を加えた。

良好に発光した!  イヤハヤ何とも単純な問題だった。

ただ垂直/水平両同期には問題が在り M さんの助けを借りよう。

1月27日 今日の午後は M さんが手伝いに来て呉れるのでその前に一部の真空管を交換し、動作を診
ることにした。 水平の安定コイルを調整して水平同期の変化具合を診てみようとしたが変化が無い。

以前回路が内部で切れていると想像したが実際はそうでは無く安定コイルが断線していた。

仕方無く古いビクターのテレビから外そうとしたが基板に半田付けされており途中で諦めた。

安定コイルのインダクタンスは3,900pFとの組み合わせで 33mHと可成り大きく駄目元でマイクロ
TV の物を外し加えてみたが共振周波数は未確認。

しかし以前垂直振幅は十分だったが可成り小さい(垂直偏向用の 10DE7 は新品)。

撮影した画像では同期の不安定さは見えないが可成り不安定だった。 しかし参った!

 

 

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クリスマスツリーに使う様なランプ

2023-01-11 14:00:58 | その他

今日の2台目は多くのランプが直列に繋がれたクリスマスツリーに使う様な物だった。 一部断
線したり抵抗が焼けてしまったとのお話だった。 こちらえのご連絡はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

焼損していた抵抗の抵抗値を診てみたところ 8.7Ωだった。 (6.4Ωの物を使った)

断線箇所も繋ぎ電源 (3V/200mA) を繋いだ結果殆どの LED? は点灯したが、何故か電源と接続箇所
の間の LED 数個は点灯しなかった。 全ての LED は単に並列に繋がっているだけと想われるが点灯
しない物は何らかの原因で壊れて仕舞ったのか?(抵抗が焼損していたのは過電流が流れた為と想
われるがその際壊れたのか?)

 

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スタンダード AX400B

2023-01-11 13:48:24 | 通信機

今日の1台目は初めてとなるスタンダードの AX400B で電源が入らなくなったとのお話しでお預か
りした。 この種の物は積極的には手掛けておりませんが通常の通信機の修理等のご依頼はこちら
の ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

上は電池コンパートメントでの抵抗値、下は電流を確認したところ。

側面の FUNC ボタン等を押すと流れる電流が変わった。 つまり電源回路は繋がっているが機能
していなかった。 マイクロ・プロセッサ絡みとなると最早お手上げ。

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松下 CR-8501 + 神戸工業 AT-703C

2023-01-10 12:56:48 | 

今日お預かりしたのは松下の CR-8501 と 神戸工業の AT-703C で電源の12V化と外部入力増設
のご依頼を頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造、増設のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

 

AT-703C は以前手掛けたことが有るがこの時期の物は電源電圧 6V/12V 切り替え、また極性も
+アースとーアースが選べる様になっておりその分回路は複雑となる。

若干音量が少なく、また音量を増加すると発振ギミとなったので電解コンデンサを交換すればこれ
らの問題は払拭出来ると想うが永年通電されて無かった様なので通電を続ければ改善される可能性
が有る。(電解コンデンサの交換には却って回路を壊して仕舞う危険性も伴うので迷う)

1月11日 殆どの電解コンデンサを思い切って交換した。(一部は破裂していた)この時代極性の
表示が統一されておらず注意を要する。 交換後は動作がドラスティックに改善された。

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