テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

仕事場のエアコン

2015-07-30 10:57:59 | Weblog

現在の仕事場に移転して早いもので丁度10年となった。 引っ越して来て直ぐにメインで作業を
行っている部屋のエアコンが作動しないことに気付き、大家である友人M氏にその旨伝えた際
そうなんですよと云うことだったので以来このエアコンは使えないと考え扇風機に頼っていたが
昨夜、この30年続けているコンンピュータ・グラフィックスの集まりが川崎で有り、M氏と久し振り
に会ったので確認してみたが、確か動いていたハズとのことだった。 ならばと駄目元でリモコン
の動作を先ず確かめ、次いで本体の動作を診た結果何と上手く動き始めてくれた。 ここ数日の
暑さにバテ気味だったがこれで人並みの環境で仕事が出来る様になった!

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Becker, Europa 659 + 599?

2015-07-28 13:22:14 | Weblog

今日お預かりした1台は以前こちらでFMのカバレッジの改造を行ったEuropaで音量が急に半
分程になって仕舞い、音量を上げると歪んで仕舞うとのお話だった。 もう1台はカバレッジの
改造依頼を頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

カバレッジの改造依頼を頂いた物の動作試験を先ず行ってみた。 ボリュームに大きな問題が
有り音量調整が殆ど出来ず、音声出力が得られたのは非常に限られた位置だけだった。

先ごろ急に音量が少なくなって仕舞った物を診てみたが伺った症状は確認出来たがこの1980年
以降の物の資料は無く(多分ドイツからも入手不可能)修理は無理そうだった。

7月29日 ボリュームの修復が出来ないか表に出してみた。 ステレオ対応のモデルなので音
質調整までを含めると4連かと想像していたが実際は2連だった。  それにしても後部にスイッ
チが在り、ボリュームを分解して修復を試みるには可成り のリスクを覚悟する必要がある。
(*8月3日 以前拝見した際、音声出力が2系統だったのでてっきりステレオ対応と想像したが
 どうもボリュームの構造からしてモノラル機種と想えて来た)

8月3日 先日資料も無く可成り難航することが考えられた音量が減り、歪が増えたと云う機種の
低周波部を無理無理直すのでは無く、低周波部を近年のIC(ステレオ)アンプに交換して仕舞っ
た方が得策と考え直し、再度お送り頂いた。

普段この種のカーラジオの回路図は手元に在る為左程気にしていないのだがこの機種は何
も無く、勢い配線がどう繋がっていたかを画像だけでは無くメモに残した。

サテ低周波部を全て外したので代わりに組み込むステレオ・アンプを用意することにしよう。

8月5日 念の為低周波部の動作を確認してみた。

上は入力信号で約1KHz、0.7Vp-p。 下は抵抗負荷(8.2Ω)での出力波形、約L(上)1.2Vp-p。
ゲインが非常に低く、また歪が凄かった。 L/R共通なのでバイアスにでも問題が有るのか?

8月6日 昨日の動作試験結果が何とも腑に落ちなかった。 ゲインが余りにも低く、歪みも尋常
では無く、更に左右両チャンネルが同一傾向と云うのは何か別のところに問題が在るのでは無
いかと想い入力をACカップルに変更してみた。

想像は的中し上は抵抗出力端で約3.5Vp-p、下は入力段のベースで約8mVp-p。 そうこうす
る内にICアンプを組み込んでも音質調整が上手く機能するかどうか疑問を感じた。

8月7日 どうも音量低下、歪み増加の原因はLチャンネル出力回路のグランドラインが出力トラ
ンジスタのコレクタの放熱フィン部分で形成されており、ここの接触不良が原因で発生したと想
われるので配線を加え確実に繋がる様にし、連続運転を開始し好結果が得られている。

 

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パナソニック RF-2000

2015-07-27 14:44:48 | Weblog

もう1台はパナソニックの RF-2200 (クーガー2200) で、お話では周波数が高くなるに従って感度
が落ちるとのお話だった。 この種のBCL受信機の修理、改造に付きましてはこちらのホームペ
ージ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

各バンドの調整に取り掛かった。 バンド5と2は可成りズレており感度を上げることが出来た。
他にバンド4に若干接触不良が診られたが、何度か切換えると問題無く使えた。

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奥田工機株式会社 エンジンスコープ ES-900

2015-07-27 14:42:04 | Weblog

  昨夜(帰宅後に)一度届けられた1台目は以前こちらで修理した奥田工機のエンジンスコープ
ES-900 で前回は全く動作してなかったが、今回は輝点は出るが水平/垂直の両偏向が為され
ないとのお話だった。 この種のエンジンスコープの修理に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/^cac55760/ からお問い合わせ下さい。

伺った様輝点は出ていたが水平偏向は為されず、垂直偏向も画面上で約5mm程ファンクション
を切換えた際に動くだけだった。

前回は電源のダイオードの問題で特に回路図は必要無かったが、今回は思いの外複雑な回路
で回路図無しで当るのは略不可能と想えた。

出力回路が怪しいと考え出力トランジスタ4個の特性を診てみたが問題は無かった。

 上の画像に見られるドライブ用と想われるトランジスタ(2個)の片方に若干信号が出ていたが
もう片方には何の出力も無く、両トランジスタの発熱量は可成の様で触れない程の温度だった。

念の為基板の裏側を確認してみたが熱に依る変色は診られなかった。

 

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コロンビア QX-4000V (4 Channel Stereo System 1973?)

2015-07-25 13:30:27 | Weblog

今日お預かりしたのは日本コロンビアの4チャンネル・ステレオ・システム QX-4000V でラジオ
部分もレコードプレーヤ部分も動作しないとのお話だった。 この種の装置の修理、改造に付
きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

ベルトドライブのゴムベルトが溶けて無くなっていた。 実際にターンテーブルが回転してからで
無いとオート機能(オートカット)が上手く機能するかどうかは分からない。

フォノ入力の右チャンネルのゲインが殆ど無く(回路図が在れば早いのだが)可成りの時間を要
することが想像される。 (左チャンネルの出力も小さく、カートリッジにも問題が有りそうだった)

ラジオ部分は接点やボリュームのクリーニングで何とか実用レベルに持って行けそうだった。

7月26日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かった。 まずカウンターウェイトを固定す
るネジが欠落していたので手元に在った適当な物を加えた。

ベルトを作りターンテーブルは回転する様になったがモーターが常に回転していた。

機構系をアレコレいじった結果一応トーンアームを盤面に乗せ様とするとモーターが回転する動
作(手動)は上手く機能する様になった。 これで最低限レコードプレーヤとして機能する。 上の
リフト(トーンアームを上下させる)を担っている部分が固着しており全く動かなかったが、何とか
動く様にはなったがまだ重く完全には機能していない。

カートリッジの動作を確認してみたが一応左右両出力共出力していた。

フォノの右Chが出ないのはテッキリ上の画像に見られるヘッドアンプの問題と想っていたがこ
こでは無かった。

上の画像の中央に見えている赤リードが右Chのラインだが右の基板に入ってからが追えず一度
この基板を外す必要が有るがその為には前面パネルを外すところから始めねばならない。

 

今日は時間切れで画像をアップする時間が無かったが、前面パネルを外し何とかプリアンプ基板
を診てみた。 何とか右Chの経路を手繰り一応出力までの回路を追ってみた。 

 結果アンプを担っているトランジスタのコレクタの電位が 0.12V しか無く、テッキリこのトランジス
タのE-C間の短絡と想像したが結果として判明したのは、あろうことかコレクタのパターンとグラン
ド間が略短絡状態(実測値約38Ω)と云う非常に珍しい問題だった。  細かくその原因を究明する
には可也の時間を費やすことになるので基板上での配線を諦め別途回路を組んだ (そのままで
は振動に弱いので補強を施した)。 この結果フォノの左右両出力は良好になったので明日は45
回転での動作確認に移ることにしよう。

7月27日 上は33回転時、下は45回転時。 略問題無く動作していたので組み立てに移ろう。

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McIntosh, MAC 1900

2015-07-23 15:13:03 | Weblog

今日お預かりしたのは McIntosh MAC 1900 でFMのカバレッジの改造依頼を頂いた。 この種
のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
らお問い合わせ下さい。

インターFM (76.5MHz) 受信時。

若干難航したがカバレッジの改造は上手く行った。 実際に聴いてみたが若干左右のバランス
が取れて無い(右が小さい)ことと、裏面のフォノプラグに接触不良が診られた。

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Blaupunkt, Munster

2015-07-22 13:52:56 | Weblog

今日お預かりしたのは Blaupunkt, Munster でFMのカバレッジの改造をご依頼頂いた。 この
種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

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フェアレディー用、 電気(電子)時計(音叉発信型)

2015-07-20 16:32:28 | Weblog

先週手掛けた電気(トランジスタ)時計とは別の時計で、2年程前に手掛けた音叉を使った時
計に使われているプラスチック・ギアに摩耗している物が有り同様の物が作れるかとのお問
合せを頂いた。 以前もカーラジオの自動選局用モーターで同様の問題が有りギアを削り出
して貰ったことがあるので少しサイズは小さいが何とかなるのでは無いかと想う。

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パナソニック RJX-4800 (Proceed 4800) Communications Receiver

2015-07-20 15:32:19 | Weblog

今日お預かりした1台目はパナソニックの RJX-4800 で電源が入らないとのお話だった。 この
種の受信機の修理に付きましてはこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問合せ下さい。

バンドセレクターの後部に在る駆動の為の機構(ベルト)が外れていた。 (バンド切替え不可能)

電源スイッチが壊れており、他にも電源ライン(パターン)が一部切れていた。

上はFM、下はMW(我々世代はFENとつい言って仕舞うがこのところはAFRSの様だ)受信時。

7MHzのハム・バンドも聴いてみたSSBの復調は若干難しかった。

ラジオ日経(6,055KHz受信時)最大感度では6,060KHzとなり5KHz程中心がズレていた。

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日本コロンビア 14-T586 (昭和36年5月)

2015-07-19 12:37:26 | Weblog

上は発送前に撮影しておいたクリーニング後の画像、下はお預かりした状態。

今日お預かりしたのは本来2日前に届くはずだった日本コロンビアの14-T586 で先日通電した
ところヒューズが飛んで仕舞ったとのお話だった。 この種のテレビの修理、改造に付きまして
はこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

真空管テレビの修理には甚だ不向きな季節となって仕舞ったが贅沢は云えない!

当然と云えばその通りだが可成りのホコリだったのでこの後少し払っておいた。

短絡していたセレン整流器と絶縁不良を起こしていた電源回路のブロック型ケミコンを交換し
通電してみた。  最初水平発振の真空管等一部の真空管のソケット部分で接触不良が診ら
れたがそれらを直した結果一応動作し始めた。  ただ水平同期を調整しても水平の発振周
波数が殆ど変化せず、周期約70μSec.で変わらなかった(下の画像)。

一応暗いながらもラスターが何とか見られたがブラウン管のエミッションは可也低そうだった。

今日は時間切れでここまでとなったが明日は基本に立ち返り各真空管のgmを診てみよう。

7月20日 先ずはブラウン管前面に貼られたプラスチック・カバー(薄いグレー)を外した。

元々は外来光の反射を抑え、コントラストを上げるのが目的だが悪影響の方が大きい。

ブラウン管面は綺麗にしておいたが、前面のガラスや周りのプラスチック部品のクリーニング
を行う為には一度前面部分を完全に分解しなければならず時間を要するのでどうするか?

殆どの真空管のgmやエミッションを診てみたが1X2B、6U8(x2)、6DK6の4本が最低値を下回っ
ていた。 ただご予算の問題が有りエミッションが致命的だった1X2Bのみを交換した。

7月21日 前面部分の汚れが可成り酷かったのでこの部分のクリーニングを開始した。 

 

真空管の交換等で可成り動作し始めたが水平/垂直同期が取れてない。

同期分離の出力波形を確認したが当初殆ど出ていなかったがソケットの接触に問題が有った
様でここを直した結果振幅が一挙に増加し、同期も良好となった。

コントラスト・ボリュームに問題が診られたので分解し接触面のクリーニングを行った。

ファイン・チューニングが機能してないので診たところV/C側の羽が外れていたので修復した。

クリーニングを行った前面部分が乾いたので組み立てた。

シャーシーをキャビネットに組み込み連続試験を開始した。 現在のテレビに比べると暗いが
画質等は十分だった。 画像に見られる縞模様は走査線とカメラのCCD 間で発生したモアレ
縞なので実際には見えない。

7月22日 最終調整を行った。 今回一部の真空管は交換しなかった為、通電後動作が安定す
までに5分程を要する。

連続試験中に輝度が低下することがあった。 電源を切ると一瞬輝度が増加したことからCRTの
g2の電位が怪しかった。 この回路に入っているC416、1μFが怪しかったので交換した結果g2の
電圧が259V から363Vに上がり輝度も増えた。 どうもこのコンデンサが劣化していた様だったが
こちらに在る内に問題が出て良かった。 その後も連続運転を続けているが解決した様だった。

7月27日 先日九州に送った物が音声は出るが、映像が出ないとのお話だった。 ただ電源を
切った際に白い 4角が現れ消えて行くとのお話だった。 音声出力が有ると云うことは映像増
幅までは為されており、水平/垂直の両偏向回路も、また高圧も動作しており、ブラウン管も生
きていることになり、ヒョットすると輝度が絞られているのでは無いかと朝方気付き、ご連絡した
が遅きに逸した様で今日お送り頂いた物を受け取った。

裏面が底になっておりブラウン管を先ず心配したが幸いブラウン管は14WP4で14RP4等に比
べネックが短いので無傷だった。

ただアチコチの飛び出している部分が壊れていた。

シャーシ後部のAGC、直線性、垂直振幅、焦点等の各半固定VRのシャフトと水平振幅調整ネジ
が折れていた。 折れたシャフトは2本しか残っておらず、他の2本は底に開いた穴から落ちて仕
舞った様だった。 (半固定VRなので調整後は普段使うわけでは無いが)

早速通電してみた。 通電後直ぐには音声と略ラスターのみでハッキリした画像は得られなかっ
たが徐々にコントラストが付き、5分程で上の画像が得られた。

暫く通電していたが特に問題は無く、想像通り輝度を絞っていたか、或いは通電後直ぐの状態
からご判断頂いたのかは不明だが兎に角問題は診られなかった。 何とも解せない。

7月28日 こちらのブログに目を通して頂いたご依頼主から電話を頂戴した。 先日テストを行っ
た際の様子をより詳しくお話頂き通電後1度目は30分、2度目は2時間も掛けテストを行ったとの
お話だった。  兎に角通電後音声は出たが、ブラウン管は暗いままで一度電源を切ると四角い
ラスターが短時間出て消えて行ったとのことだった。 信号源としては地デジ・チューナー或いは
DVDを使い、念の為別のテレビに入力したり、別のRFモジュレータも使ったとのお話だった。
昨日返送されて来た物にそのまま通電し、直ぐに音声とラスターは出た(コントラストは低いが)
ので益々理解に苦しむが、明日は永年放送局等で使用するビデオ用測定器を設計していた友
人が手伝いに来てくれるのでその彼に伺ったことを話したが彼も小生同様頭を抱えていた。
何とも不思議な症状だが二人で取り組み何とか原因が見付かると良いのだが!

7月29日 今日は心強い友人のMさんが手伝ってくれることになり彼と二人で動作確認を行った。

ブラウン管(CRT)が発光せず、ラスターが出ないと云うことは結局昨日も一度も診られなかった。

CRTが発光しなくなるのは輝度調整を絞った場合。 つまりこの機種のCRTではカソードの電位
を上げた場合で映像増幅のプレートとの間に入っている C204 の絶縁が劣化した場合こうなる
ことが想像出来るので念の為ここのコンデンサ0.2μFを交換した。 (外した物の絶縁に問題は
診られなかった) それと先日絶縁の劣化が診られた C416 (1μF/400WV) と同じコンデンサが
他にも一つ使われているのでこれも(輝度には無関係だが)念の為交換した。 電源のケミコン
C602 も容量に問題は無かったが片方の端子の周りのゴムの劣化が気になったので思い切っ
て交換した。

 

7月30日  昨日は夕方5時に早仕舞いをして仕舞い画像が一部アップ出来無かったが水平同期
に問題は見られないが可変範囲に気掛かりな点が在ったのでMさんに調べて貰った結果上の画
像に見られる抵抗 R513 (1MΩ) の断線が見付かった。 また連続運転中コントラストが減少した
ことがあったが、その一つの原因はアンテナ回路のスイッチの接触不良だったのでDX側と同一と
なる様スイッチをパスし直接入力とした。 もう1つの原因はチューナーの接触不良だったが今回
の機種に使われているチューナーはロータリー・タイプで残念ながらターレット・タイプの様に接点
を磨けない。 通電後コントラストの増加には時間を要するがビデオIFの 6DK6 を交換して様子を
診てみよう。

今日は時間切れで画像をアップ出来なかったが新たにご依頼頂いた電源コードを交換し、輸送
中に壊れて仕舞った部分を修復した。 また単純なことだが部品間を整理しなるべく触れない様
全体の配線をチェックした。 明日は駄目元でチューナーの接触を診てみよう。  それと昨日動
作試験にはDVDの再生よりテストパターンの方が好ましいのでは無いかとパターンゼネレータ
を久し振りに引っ張り出したが扱いを間違え壊して仕舞った。  結局DVDプレーヤのスタンバイ
画像を使ったがダイナミックレンジが十分では無く、今日修理を試みた結果上手く直せたので今
後の動作試験にはこちらを使うことにしよう。

7月31日 チューナーの接点の洗浄を先ず行い、次いで接点復活剤を使ったが約3時間のランニ
ング中チューナーの接触不良は一度も診られなかった。 また6DK6の交換により通電後コントラ
ストが通常の状態になるまでに要する時間は予想以上に短縮した。

これまで使っていたDVDプレーヤでは無く、別のDVDプレーヤ(修理しながら)でも確認してみた。

当初トレイを駆動するモーターの導通が無くモーターを交換するしか無いかと考えたが強制的に
手動で回した結果、整流子表面の酸化膜が取れたのか回転する様になり動き始めた。

考えられる殆どのことを終えた。 これまでの数日間でブラウン管が発光しないと云う症状は全く
診られず謎は残ったままだが、これ以上はやり様が無く明日にもお送りしてみよう。

8月1日 昨日接着しておいたハードボード製裏面カバーも乾いたので最終試験を行った。

昨日動作試験を行っていた際に画像が飽和した状態を示したことが有った。 この際アンテナ端
子を後部に引くと直ったので入力アッテネータの問題と想像しこの部分を外した。 その後この問
題は診られなかったので安心していたが、今日の最終試験でまたもや同じ問題が診られ原因を
追った。 結果判明したのはこの機種の所々に用意されているテスト・ポイント (単にシャーシー
に穴を開け、ビニール線(約0.4φの軟銅単線)を出した簡単な構造)の一つがシャーシーに触れ
掛かっており、ほんの少しシャーシーが変形した際にグランドに落ち、また逆に浮いていた。

好結果が得られたので梱包し集荷を待つことにした、今回はスンナリ動いてくれる様祈ろう!

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フェアレディーS30型用 電気時計 (1969-1975)

2015-07-17 14:07:19 | Weblog

今日お預かりしたのはフェアレディーZ用にも使われていると伺った電気時計で動作するもの
と、しない物両方をお送り頂いた。 この種の時計の修理に付きましてはこちらのホームペー
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

回路はベース巻線とコレクタ巻線の二つのコイルから成るトランジスタ時計で回路は可成り単
純な物だった。 消費電力も少なく、また機構も単純なので永く使えそうだった。

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日本ビクター ステレオ Hi-Fi オーディオラ STL-570 (1965)

2015-07-14 13:25:07 | Weblog

今日お預かりしたのは友人(ラジオ工房、Uさん)に紹介頂いたビクターの STL-570 で青森か
ら無事届いた。 この種のオーディオ装置の修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

FMステレオ・アダプター MPX-2 型

先ずは動作を診てみた。 FMの感度は良好だったが、中波は可成り低感度だった。 また音声
出力は右からのみ出ていた。 PHONO (レコードプレーヤ) では左右の出力が出ていたがトー
ンアームをレコードに載せ様とするとRejectが機能して仕舞い演奏が終了して仕舞った。

いやはやシャーシーを表に出すだけで1時間以上を要して仕舞った。

ツイーターには(説明に依ると)無指向性コンデンサー型パノラマスピーカーが使われていると
のことだがサテこれは機能していろだろうか?。

押しボタン2つ (PHONO、FM) の止めネジが無くなったり、外れていた。

出力は 30MP23 (x8) で本数からの想像ではパラ・プッシュとなるが実際は目下不明。 確認済

レストアを開始し、先ずは絶縁の劣化が想像出来るペーパーコンデンサを全て交換した。

ダイアル面の汚れが気になったのでクリーニングを行った。

FMとPHONOの押しボタンを修復した。

サテ今回の様な装置を通電状態で動作を診るのは甚だ困難だが何とか工夫してみよう。 

7月15日 昨日は時間切れでアップ出来なかった画像を加えた。 上は出力トランスで下の物
もテッキリ出力トランスと考えていたがヒーター・トランスだった(画像を見れば一目瞭然だが)。

レコードプレーヤ部分は特に問題は無さそうと伺っていたが、トーンアームを少し内側に動か
すと演奏が終了した動きをしていた。 自動終了の機構に問題がある様だがこれは梃子摺る。

フォノ・モーターを固定している生ゴム製ゴム・ブッシングは既にドロドロに溶けていた。

実際に通電した状態で動作を調べ始めた。

幾つかのことがハッキリしたが、先ず中波の感度の悪さは押しボタンスイッチの接触不良が原
因だった。 接触が良好なときの感度には問題が無く、また左右の両出力が有った。

次いでFMの動作を確認したが矢張り左Chの出力が無く、調べた結果上の画像のMPX部分で
左Ch出力が出ていなかった。 このMPXを回路図無しで直すのは難航することが想像出来る。

自動カット(オートカット、オートリターン)の機能を殺し実際にレコードを掛けてみた。 レコード針
とカートリッジその物が劣化している様で音質、音量に若干問題が診られた。

 

駄目元でMPX-2の動作を追った。 19KHzをアンプし、38KHzを発振させているらしいと云うこと
は分かったが途中から左Chの信号がパタット無くなっていた。 回路図が在れば簡単なのだが!

7月16日 朝一でフォノモーターを固定しているゴム・ブッシングの交換に取り掛かった。 交換
後動作を確認したが予想外に音質が上がり(針の接触角度?)十分使えるレベルだった。

午後友人のMさんが手伝ってくれることになったので自分はターンテーブルに取り組み、Mさん
にはMPXを診て貰った。

機構系の個々の動きを診てみたが説明書で©と記されている部分のグリースが固まっていた。

状態は大きく変わりオートリターン、オートカットオフが上手く機能することも有った(下の画像)が
残念ながら動作は不安定だった。 不安定で演奏出来ないよりは良いので手動設定(M)とした。

Mさんが左Chの不具合の原因を見付けてくれ良好に機能する様になった。(昨日自分でも動作
が可笑しいと感じていた低周波増幅用トランジスタの入力側だった)

原因は段間のケミコンの絶縁不良(約40KΩ)だったので念の為全てのケミコンを交換した。

7月17日   朝から組み込みに取り掛かった。  分解には1時間程を要したが組み込みは半分位
の時間で済むだろうと考えていたが、結局1時間程を要し何とか組み込みヤレヤレと通電してみ
たが電源が入らない。 調べた結果シャーシー後部に有る板バネを丸めた構造のヒューズホル
ダーが開いておりヒューズが落ちていた。  組み立て時手探りでネジを止めたりしていた時に誤
ってヒューズホルダーにぶつかって仕舞ったのだろう。   イヤハヤ仕方なく再度分解し、組み立
てし直したがドット疲れて仕舞った。 大きな物は兎角普段経験しない様な問題に遭遇する!

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フロリダから届いたラジオ2台+超小型プラグ付きイヤフォン

2015-07-10 18:39:28 | Weblog

フロリダ在住のテレビ仲間に頼んでいたラジオ2台と超小型プラグ付きのイヤフォン SONY ME
-25 がヤット届いた。 幸い輸送中の問題はみられず何れもコンディションは良好だった。


UNICORN, U-450 と記されていた。

裏蓋に貼られていた回路図から白砂製のことが分かった。

2台目は ROSKO ブランドの TS-600 で一応元箱付き。 

超小型プラグ付きのイヤフォン ME-25 は ICR-90,-100,-120, 1R-81等に必須となる。

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BRAUN, Atelier 1-7 + L1 (1957 Design:Dieter Rams)

2015-07-09 17:53:28 | Weblog

 

今日お預かりしたのは BRAUN の Atelier 1-7 と L1 で輸送時破損して仕舞った物の様だった。 
この種の機器の修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ か
らお問い合わせ下さい。

上下の画像はスピーカー L1。

画像からは分かり難いが、本体(中央部分)と両側板間の接合が外れて仕舞っている。

側板の内側に在る つき板(表面)が少し剥がれていたがここも完全な形には修復出来無い。

内蔵の中波用のフェライト・ロッドアンテナを回転させるツマミ(下の画像)が外れていた。

下の画像の左が壊れている物、右が本来の形。

蓋を途中で止める為の金具を支持する部分も壊れていた。 ツマミもそうだが割れた小さなプラ
スチック片が残っていると修復はやり易いのだが、残念ながら無くなっていた。

底面の角の一つが変形していた。 集成材が使われており完全な修復は困難そうだった。 

 

7月10日 ゴーサインを頂いたのでレストアを開始した。 先ずは時間の掛かる側板と本体の
接着に取り掛かった。 

後は接着剤の硬化を待つだけなので、この部分は明後日位には終わるのではないか。

7月12日 36時間程経過したので接着の結果を確認してみた。 幸い上手く接合していた。

蓋を途中で止める金具を支持する部分の補修に取り掛かり上手く直せた。

内蔵のフェライトロッド・アンテナを回転させるツマミの修復も上手く行った。

カートリッジのNとM両設定で演奏させ良好に機能することを確認した。

演奏の開始(トーンアームを若干外に回す)と、演奏終了の両動作を確認した。

電源がスンナリ入らないことが偶に診られたが再度試みると問題無く入った。

ラジオも良好に機能していたがFMは海外バンドのままなので日本のFMを聴くには改造が必要
となるがその際の難易度を確認しておいた。

 

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BRAUN, PDS 550 (1977, Design Dieter Rams/Robert Oberheim)

2015-07-07 12:06:31 | Weblog

今日お預かりしたのは BRAUN のレコードプレーヤ PDS 550 でトーンアームは動く(自動開始
と自動停止)がターンテーブルが回転しないとのお話でした。 この種のレコードプレーヤの修
理に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

ターンテーブル部分は(想像だが)多分先に発表された PS 550 (ベルト・ドライブ) と同じ物が
使われている様だった。

伺った通りだったがどうもターンテーブルはダイレクトドライブでモーター部分えの信号は下の
画像の様に一応加わってはいたが、モーター部分の駆動回路(基板)を当たりたいのだが分
解方法が分からない。 自分の物なら壊すことも覚悟で分解を試みるのだが。

サービス・マニュアルか回路図が有れば話は早いのだが、上の画像に見られる信号だけで無く
回転に伴う制御(フィードバック)用の信号も必要では無いかと想うのだが?

 

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