テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Kenwood, L-01T FM Stereo Tuner (再)

2014-10-31 16:45:39 | Weblog

今日お預かりした2台目は先日お預かりしたものの好結果が得られなかった Kenwood, L-01T  FMステレ
オチューナーで別件で偶々この種の物を手掛けていらした方とコンタクトが取れ、貴重な技術情報が得
られたので再度診させて頂くことになった。この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

可成り放送周波数から離調したところで T-Meter が+2.5、-2.2位を示した。

放送周波数に合っていると想われる周波数での S-Meter と T-Meter の各指示値。

VCO (VR6) の周波数を IC11 (HA11223W) の16番ピンで診てみた。 当初約59KHzだったのでこれを
67KHz (SCA?) に持って行くべく調整したが可成り不安定だった。  プローブの入力容量の影響?

Quadrature Coil(L6) を調整してみた。 T-Meter の指示値は可成り変化したが S-Meter に変化は
診られなかった。

結果次の症状が診られた。① Stereo 表示は常に点灯。② Automatic Muting モードでは R,L 出力にバリ
バリと云った可成りのレベルのノイズが出るが音声出力は無し。③ Multi Path の H 出力(モノラル出力?)
にも同様バリバリと云ったノイズのみが出力される。④ 同 V 出力には若干周波数をずらすと(スロープ検
波の様な感じの)音声出力が診られた。

 

11月1日 今回色々お教え頂いているHさんからご指摘を受けアリャリャとなったのはVCOの周波数は67KHz
では無く76KHzでなければならなかった。 数日前まで頭を悩ましていた古いトリオのFMチューナーで使われ
ている67KHz用フィルターのことが頭にこびり付いてのが原因かと想う。 サテ改めてVCOの周波数を合わせ
るべく周波数カウンター(前回はプローブ1:1で、今回は10:1で)を繋いで放送を受信したところ何と76.0KHz
だった。 放送周波数からずらし、VCOがプルイン・レンジから外れると下の画像の様に79KHz程となった。

プルイン状態ではL、Rで音声出力が出たがノイズのレベルの方が大きかった。 ただこのVCOの周波数は可
成クリチカルでプローブを外すと周波数が可成り変化する様だったので、音声出力が出る様VCOを調整した。

プルインの幅は可成り狭く、どうも入力レベルが小さい様に感じられたがSメーターの振れは十分なのだが?

L、Rの両出力共ノイズレベルが高いので Quadorature (日本ではどう発音しているのか定かでは無いが自分
ではクォドラチュアと発音していた。 1950年代の米国製テレビのFM検波に使われているゲーテッドビーム管
を使った回路にはこの名称のコイルが使われている)検波を行っている IC (LA1231) の6番ピン(Audio Out)の
出力を確かめてみたがノイズは全く無くクリアーなものだった。

 

11月3日 第二局発が機能していないのでは無いかとご指摘を頂いたのでこの部分に取り掛かった。

コイルの抵抗値が小さい為問題が有るのかどうかハッキリしなかったので外部から8.7MHzを加え2次側に
現れる電圧を診てみた。 最初信号源とコイル間に小容量のコンデンサを入れていたがこれを直結したの
が2つ目の画像。 特に問題は無さそうだったので再度組み込んだ。

 2nd Loc.の8.7MHzの発振は1次側にオシロのプローブを当てると停止して仕舞ったが2次側で確認出来た
ので周波数は定かでは無いが(周波数カウンターには余りにレベルが小さかった)周波数変換後の出力→
FL1→FL2→IC3 #4 (パルスカウント検波、TR4010A) の入力波形が上の画像 *この直前に150MHzのオシ
ロが突然動作を停止したのでズット古い30MHz?のオシロに交換した。 下は#5パルスカウント検波の出力で
バリバリと云ったノイズが殆どだった。

11月5日 MPX用 IC, SN76115N を使ったステレオ復調回路を組んでみた。

Quadrature検波の音声出力(LA1231N #6)からの信号を加えVCOの周波数を76KHzに調整したが残念なが
らステレオ出力は出力されず、ステレオ表示のランプも点灯しなかった(離調しノイズが多くなると点灯した)

11月6日 昨日はMPX部の回路図を眺めながら帰路に着いた。 幾つか改善出来る点が見付かった....

一つは負荷が重い様だったので一部回路を変え、また入力レベルもギリギリの様だったので検波回路の負
荷を極力軽くした。 バラックでのテスト結果、好結果を得られたので組み込みステレオ・インジケーター部分
も良好に機能する様になった。 イヤハヤ疲れた!

 

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SONY, ICF-2001D/-2010

2014-10-31 16:30:51 | Weblog

今日お預かりした1台目はこれまでに何台も手掛けた SONY,  ICF-2001D で電源に問題が在りそうとの
お話だった。 この種の受信機の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

確かに電源の問題ではあるが伺った接触不良では無く、DCジャック内部での短絡だった。 つまり電池を
入れた途端に電池の容量目一杯の電流が流れ、電池は可也の温度に発熱したはずだが。

11月1日 DCジャックの問題はクリアーしたので LED の交換に取り掛かった。

元々の LED では点灯しているのかどうかハッキリしない程度の明るさしか無いが近年は高輝度の物が手
に入るので一挙に輝度が上がる(今回は拡散タイプの物を使用した)。 この機種の組み込みは何度やって
もスンナリ行かず時にイライラさせられる。

 

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米国の公衆電話機 + 電話機

2014-10-29 16:36:10 | Weblog

 可成り長い付き合いとなるアメリカン・グッズを扱っている T社を今週初めに訪問した際話題になった電
話機2台が届いた。 重いとは聞いていたがその通り想像を遥かに超える重量だった。 何せコンピューター
制御の公衆電話機なので一筋縄では直りそうに無いが時間を見て取り組むことにしよう。 古い電話機の修
理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

10月31日 時間が出来たので動作チェックを行ってみた。 当初ハンドセットを持ち上げフックから外した後
コインを投入しなければ回線は繋がらないのでは無いかと考えていたが、フックから外すと同時に回線が繋
がったことを知らせる音が聴こえた。 当初ダイアルしても何の音もしなかったが、暫くした後からは女性の声
で063?と云う様なアナウンス(予めメモリーに録音されていた)が流れる様になった。

 

念の為、課金機構を強制的にON(コインガ通過した状態)にしてみたが何の変化も診られなかった。 一応
着信は機能して外の電話機とも話は出来たが、音声に若干のディレイが有った様感じられた。 残念ながら
発信機能に付いては未だ機能していない(最もそんなに簡単に機能するとは想えないが)。

もう1台は極普通の卓上電話機でメーカーは Pearce、型番は PTE-SLT   と謳われていた。(1983年5月)

 

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TRIO, FX-6 Automatic FM Stereo Tuner

2014-10-28 13:05:24 | Weblog

今日お預かりしたのは TRIO の Automatic FM Stereo Tuner FX-6で動作は未確認で全体的な整備をとの
お話だった。  この種のチューナーの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

内部は可成り手が入れられておりコンデンサの多くが交換されていたが、この値で間違いないのだろうかと
想われる物が少なくなかった。 回路図が在れば話は早いのだが困った。 どうもステレオが復調されない。

下の画像に見られるリレーはステレオ・モードに自動切り替えする物の様に想われるが全く機能してない。

10月29日 ステレオ放送時自動的にステレオ・モードに切り替える回路が機能してないので回路図を起こ
してみたがダイオードの接続法(極性)が可笑しい気がする。

11月1日 この機種の回路図がヤット手に入り先日起こしたものと比較してみたが知人のMさんがコンピュ
ータ 解析を行ってくれ片方のダイオード(回路図中のD8)の向きが逆と想われたが本来の回路図でも我々
の想像と異なっていた。 解せない?

帰り際に慌てて撮影したことから 38KHzのP-P出力回路の範囲を間違ったので撮り直そう。

 

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Plessey, PRS2282A HF Receiver (1985~)

2014-10-25 12:49:32 | Weblog

今日お預かりしたのは Plessey (Plessey Radio Systems) の PRS2282A, HF Receiver で受信不能とのお
話だった。 この種の受信機の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。 

周波数表示に問題は無かったが確かに受信出来ない。 モード切り替え、AGC、インジケーター切り替えに
問題は無かったがバンド幅切り替えが機能していなかった。 今日は他の物の修理で時間が取れないが近
々取り組ませて頂こう。

10月26日 朝から修理に取り掛かった。 フロント・エンド側からユニットの内部を診てみた。

 

本体内はバスで繋がっており各ユニットとは32x2、64 ピンのコネクタで接続されている為エクステンダー
を作るのは非常に困難と想われた。 (その後、汎用のVMEボードで間に合いそうとの情報を得た)

全体に内部の汚れは可成りで一応水拭きした。 下は清掃後のフロント・パネル後部。

百点満点では無いが良好に動作し出してくれた。 ただバンド幅切り替えとRFゲインが機能しない。

電源電圧は100V~240Vまで4段階に変えられる構造だった。 しかしヒューズが片方にしか装填されて
いなかったのが解せない。 (回路図を見ておらず本来の回路を知らないが)

本体の両端に在る持ち手の部分が内側に曲がっていた、輸送時に可成りの力が掛かった為と想われる。

元の状態に戻し実際に7MHzのハムバンドを聴いてみた。 群馬県邑楽郡のJN1コールの局がアクティブに
QSOしていた。 On Air しなくなって久しいが50年振りにHFで、しかもA3でのQSOも面白いかも知れない。

10月27日 ゴーサインを頂いたので電源電圧を100Vに変更し、最終動作確認を行ったがアンテナ入力の
BNCコネクタに若干接触不良が診られた。

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TELEFUNKEN, Werkstattanleitung, ID54U2/K (1954/55)

2014-10-24 14:39:54 | Weblog

明日はまた忙しくなるので気になっていた Telefunken の Auto-Super ID54U2/K を引っ張りだした。 この
種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

以前類似機種2台を修理した際頂いた物で電気的なレストアは済んでおり電源と出力回路を繋げば動作
するハズだが。

本体内の真空管はリムロックのEF41-ECH42-EAF42-EF41で、電源/出力アンプユニット内にはEL41が
使われている。 電源は6V/12Vにジャンパー切り替えとなっている。

今回のモデルは中波x1、短波x4の計5バンドで波長59-63、48.5-50.4、30.7-31.6、24.8-25.75mとなって
いるがこの時期のTelefunkenのカーラジオには枝番で分けられた多くの類似モデルが有る。

 バンド切り替えは欧州、特にドイツ製のセットに多い1回路2接点のスライド・スイッチに依って為されるので
回路は可成り複雑なものとなる。 回路図に依ると選局ツマミに依ってインダクタンスが変わる巻線は3箇所
有ることになっているが見たところ変わるコイルは二つしか無いのが解せない。 一応RF付きだが、RFの出
力側はブロードな固定共振回路となっており余りゲインは期待出来そうに無い。

 

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シャープ AN-58C RFコンバータ

2014-10-22 11:22:17 | Weblog

先日ネットオークションで手に入れたRFモジュレーターが動作せず回路を追ってみた。 トランジスタ
2石を使った簡単な回路で、想像では 1又は 2Chの周波数で発振する回路に入力した映像信号で直接負
変調を掛け、音声は 4.5MHzの発振回路に音声信号で直接バリキャップを使いFM変調を掛け、映像信
号と合成し出力している物と想われた。


当初辛うじて白黒画像がうっすら見えると云う状態で発振出力が極端に弱いのか、途中アンテナ入力との
切り替えを行っているダイオード・スイッチに問題が在るのかとトランジスタを交換したり、パターンを
切ってみたが変化は無く、どうも映像入力がキチント加わって無いのではないかと入力のセラミック・コ
ンデンサを別の(1μF)に交換したところ映像出力は一見良好になったが、音声は未だ出力されない。

ただ映像にはビートの様な縞模様が診られ、4.5MHzの発振トランスと想われる物のコアを回すとこの
縞模様は変化する。 音声の注入レベルが多き過ぎるのか? 回路図が在れば話は早いのだが....

上から2番目の画像を見てハットした。 このコンバータの入力が不明だったので端子一つ一つを当たっ
たが RCAのフォノプラグ(黄)が独立しており、これはキット映像入力に違い無いと考えたのがが早
トチリだった。

何のことは無い、誤って音声入力に映像信号を加え、映像入力に音声信号を加えていただけで実は何も
壊れていなかった。(どうせなら音声入力に黄色のフォノプラグは使って欲しくなかった。負け惜しみ)

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Grundig 4800 + Becker 355 Cassette Stereo

2014-10-20 18:33:05 | Weblog

これまでにも何度か修理依頼を頂いたM/Bの特定の機種専門のお店から今日お預かりしたのは Grundig
のWeltklang 4800 と、Becker の Cassette Stereo 355 で 4800 の方はガサガサと雑音がする、また355の
方は未使用だが 4800 で使える様にして欲しいと云うご依頼でした。この種のカーラジオ等の修理、改
造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

Grundig の 4800 は長波、中波、短波、FMの4バンドで、自動選局機能付きの高級機種。

355 Cassette Stereo の出力コネクタと 4800 のそれは異なっており改造する必要が有る。

早速動作を確認してみたが伺った症状は診られなかった。 FMが欧米のバンドのままだったのでAMで問題
が出た時にFMに逃げられる様FMを日本バンドに改造した。 

10月21日 ゴーサインを頂いたので iPod 用のアダプタも製作した。

 

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パイオニア C-300 AM/FMマルチ つき ハイコンパクト・ステレオ

2014-10-18 11:00:09 | Weblog

  今日お預かりしたのはパイオニアの C-300、2台で1台は片側の出力が無く、もう1台は時間経過後
ノイズが診られるとのお話だった。 この種のオーディオ機器の修理、改造に付きましたはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/  からお問い合わせ下さい。

昨日は午後都内でラジオ関連の集まりが有り昼前に出掛けて仕舞い輸送に依る問題が無いことを確認した
だけだったが今朝から動作確認に取り掛かった。 

金属ケースに覆われた方の動作で気になったのは先ず、ハムのレベルが高く、AMで歪が可成り診られた。
FMに問題は診られなかったがフォノ、AUX等の入力で右の出力レベルが可成り小さかった。  

10月20日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。 メインアンプ初段辺りの動作に問題が在る様
だったので入力から信号を追った。 下の画像は初段のプレート(上:右、下:左)での信号波形。

調べたところ初段のプレート抵抗 (330KΩ) がオープンとなっていた。 ここを直した結果、両チャンネル共
良好に出力が出る様になり、ハムも減少しAMでの歪みも診られなくなった。   

 

木製ケースに収められた方は以前可成り手が加えられていたが通電後暫くして片方からノイズが出始めた。
このノイズのレベルが大きければオシロで直ぐにノイズ源を見付けられるのだがレベルが小さくオシロで見付
けることは無理そうで、おまけにある程度時間が経過しないと症状が出現しないと云うことなので可成りの時
間を要することが想像出来る。      

10月20日 次いで木製ケースに収められた方の修理に取り掛かった。  ランニングを始め10分程でノイズが
出始め、回路を当たろうとしてフト気付いたのは出力管 6BM8 (下の左) のプレートが真っ赤になっていた。
段間のコンデンサの絶縁不良を疑ったがここは近年交換された物で、実測結果も絶縁に問題は診られなか
った。 この辺りの半田付けを元に戻し暫く動作を診てみたが、ノイズ発生の問題は出現しなかった。

何とも不思議だが時間を開け、再度通電してみよう。 

 

その後1時間半程ランニングしてみたが出力管が赤熱することは無かった。 ただカサカサと云った感じのノイ
ズは若干聴こえておりこれを何とかしたい。 明日は別のアプローチを試みてみよう。 上はお預かりした状態。

 

10月21日 回路図を持帰りノイズ源となりそうな部品の目星を付けた。 先ずは初段のプレートの負荷330
KΩとパラになっているCR複合部品 PEC-1(22KΩ+100pF) を抵抗とセラミック・コンデンサに代えランニン
グしてみたが15分程でノイズが出始めた。

次いで初段のカソードに入っている1KΩ(実際は1.5KΩ)と、負帰還回路に使われている20pFを交換し
通電後既に2時間となるがノイズは全く診られない。 イヤハヤ疲れた!  

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腕時計型ポータブルテレビ VTV-101

2014-10-17 13:56:45 | Weblog

今日お預かりしたのは腕時計型のポータブルテレビ VTV-101 で電源スイッチ部分が機能しなくなって
仕舞ったとのお話だった。 サテ初めて手掛ける物なので上手く直せるか兎に角頑張ってみよう。 こ
の種の TV の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい

使われているディスプレイは1.5型の低反射透過型TFT液晶で画素数61,600 (280x220) pixel。

電池はリチウム・イオンの様だったが完全に放電していたので先程来充電しているが1.5時間を要する。

下の画像の上端中央に在る突起が電源スイッチだがスイッチその物に問題は診られなかった。

特に問題は診られず組み立て、電源スイッチボタンを押してみたがこの時点でも問題は診られなかったが
その内何度かON-OFFを繰り返している内にスイッチ操作が再度出来なくなった。

内蔵の電池を充電しながらこれを認めているが、イヤフォンに使われているミニ・プラグは可成り特殊で、し
かもイヤフォンのコードがアンテナにもなっているのでこの部分の改造は困難だがどうするか?

1時間半の充電後、電池の端子電圧を測ったところ4.2Vとなったので動作を確かめてみた。

電池は容量が殆ど無い様でアット云う間に端子電圧は下がって仕舞った。

 仕方なく外部の電池に繋ぎ動作を診てみた。 時計モードから一瞬テレビモードになる様でCH1の表示が
出たが一瞬のみで直ぐに時計モードとなって仕舞った。 残念ながらここは直せず、また電源スイッチも構
造に問題が有る様で何度直しても何度か押している内に外れて仕舞った。                            5250+

 

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サンヨー F-5105, Car Radio

2014-10-15 10:59:49 | Weblog

 今日お預かりしたのは2度目となるサンヨーの小型カーラジオ F-5105 で動作は未確認とのお話だった。
この種のカーラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

 

パイロット・ランプは一番奥にネジ止めされており、ピンセットでも中々挟めずイライラさせられる。

何とか交換したが矢張りパイロット・ランプが光らないと締まらない。 

明日はヒューズ・ホルダー付き電源コードとスピーカー・コードに取り掛かろう。

 

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Kenwood, L-01T FM Stereo Tuner

2014-10-12 17:06:34 | Weblog

昨日お問い合わせを頂いたのが午後5時を過ぎていたので届くのは早くても明日と考えていたが今日の
第2便で届いたのは Kenwood の L-01T で受信はしているがステレオ表示が点灯しっぱなしで、また音
声出力が無いと云うお話だった。 この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

確かに受信は問題無くしていたので近々取り組ませて頂こう。 ザット回路を追ってみたところFMの復調を
担っているICの出力が無かった。 ただこのIC のデータシート上の入力と回路上のそれは異なっており不
思議なのだが? 兎にも角にも先ずはこのICを入手してみよう。

 

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B&O (Bang & Olufsen) Jet 606 Moderne

2014-10-12 13:11:30 | Weblog

今日お預かりしたのは B&O の Jet 606 Moderne で以前にも手掛けたことの有るモデルだった。 この
種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ  https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

シャーシーの左端に在る大型の抵抗がヒーター用の抵抗の一部で、これで120Vを落としているが電流は
0.3A なので実にここだけで36Wを消費させており、こちらで普段使っている半田ゴテのそれと略同じ値。

一部修理が加えられていた。 先ずは通電してみたがヒーター回路が繋がっていなかった。

EF89 の頭部が白濁しておりテッキリこの真空管の断線かと想ったがそうでは無かった。

ヒーターの回路の問題はドロッパーとして使われている82Ωのホーロー抵抗の断線とパイロット・ランプ2個
の内の片方の断線が原因だった。 6.3V/0.3Aのランプは無く6.3V/0.25Aの物に抵抗をパラに接続した。

ヒーター回路を細かく診てみたが回路図と実際が可成り異なっていた。 何とか原因を突き止め辛うじて
動作する様にはなったが矢張りそのままではB電圧が低く倍電圧整流に改造した方が良さそうだった。

マジック・アイは時間経過で発光しないのか、それともB電圧が低いからか目下不明(両方かも知れない)。

10月13日 昨日の続きに朝から取り組んだ。 先ず電源回路を倍電圧整流回路に改造した。 結果マジッ
ク・アイも一応光る様になり少し暗い場所なら問題無さそうだった。 

FMのカバレッジの改造に取り掛かったがこの機種のフロント・エンドには上の画像に診られる様プリント・パ
ターンに依るコイルが使われておりもう少しインダクタンスを増やしたいところだった。 iPod用アダプタも用
意し一連の作業を終えた。

10月14日 一通りの修理、改造を終えたのでキャビネットに組み込んだ。 

次いでFMのアンテナと外部入力アダプタの追加工事を済ませた。 下はインターFM(76.5MHz)受信時。

10月25日 10日程前にお納めしFMは非常に良好に(アンテナを一切使わず)機能していたが、その後急に
感度が落ちて仕舞い、また新たに設けた外部入力を使うとハムが酷いとのことで再度お送り頂いた。 上の
画像が今日受け取った際のマジック・アイの閉じ具合、下は真空管EF89交換後でドラスティックに改善した。

EF89 (IF Amp.) 交換後、作業ベンチで日本放送を受信した状態(上)と、窓際での状態(下)。

トランスレスのモデルなので外部入力回路のグランドは0.047μFでシャーシーに落としていたが、ここが
原因でハムが混入して仕舞っていた。 若干取り扱いに注意を要するがここを直接グランドに落としハム
の問題は解決した。

10月28日 昨日は仕事を早仕舞いし夕方秋葉原に向かった。 

購入したトランスの大きさが予想以上で、何時も使う単巻きの物の大きさを想定していたので面食らった。

ギリギリ底面を工夫すれば入れられない訳では無いが後野とシャーシーを取り出す際に邪魔となる。

底面を諦め、キャビネット側面に取り付ければ取り外しは比較的簡単になり、特にしたの取り付け方なら
最もやり易いがご依頼主に伺ったみよう。 (外のケースに入れるのが最も簡単だが)

 

10月29日 絶縁トランスを今日購入した金属ケースに納め最終試験を行った。

 

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McIntosh, MR-65 + MA5 Stereo FM Tuner

2014-10-11 10:59:54 | Weblog

今日お預かりしたのは McIntosh, MR-65 でこれまでに手掛けた MR-65B とは可成り回路が異なっていた。
この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

お話では真空管が2-3本点灯してないとの事だったが 6C4 が点灯しておらず真空度が低下していた。

10月12日 ゴーサインを頂いたのでレストア、修理に取り掛かった。

左側のランプが断線していたので交換した。

カバレッジを調整した。 下はインターFM(鶴見中継)76.5MHz受信時。

センター・メーターの指示がズレていたので補正を加えた。

10月18日 数日前に修理、改造を終えたお送りした物が殆ど音声出力が無いとのご連絡を頂いた。 受け
取りシャーシー上面を綺麗に磨いたがその際文字も一緒に消えて仕舞ったとのことで異なる真空管を挿し
て仕舞ったのかとも想ったが再度お送り頂いた。 

受け取った物はお話の通り微かに聴こえるだけと云うもので、真空管に誤りは診られなかった。 当初IFの
発振かと想われたが、電源ラインを診て驚かされたのは整流しっぱなしで平滑回路が全く機能していない
様だった(上の画像)。 電源回路のブロック型ケミコンは47μF (x4) の物だったが全て容量抜けを起こして
いる様だったので別の物を加えた結果が下の画像。 1940~50年代の米国製ラジオでは電源のケミコンが
容量抜けを起こしているのが寧ろ当たり前だが McIntosh 製品では初めての経験となった。

10月19日 ゴーサインを頂いたので残りのケミコン2個も交換し、最終試験を行った。

 

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中島無線 (KINGブランド) P-156S、電池管4球ポータブル・ラジオ

2014-10-10 18:29:41 | Weblog

  年に1,2度腹を立てることが有る、それも仕事の内かと自分をごまかすこともあるが無論望むことでは
無い昨夜も腹立たしいメールを受け取り今日はいきり立っていたので午後から久しぶりに石川町のジャ
ンク屋さんを尋ねてみるかと考えていたが3 時少し前に今日の入金を確認したところ数日前から督促し
ていたところからの入金が有り、今日2 度目の集荷依頼をした為出掛けられなくなり先日入手したもの
の棚上げしていた中島無線の P-156S のレストアに取り掛かった。 この種のラジオの修理に付きまして
はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

中島無線のこのモデルは国内では東芝が OEM 供給を受けており、また海外では数社が同様供給を受け
ており今回の物も KING ブランドとなっている。 ただ通常 OEM を受けた側が独自のモデル番号を付ける
のが普通だがこのモデルに関してはどこも同じ型番を使っており珍しいケースと云える。

構造は広く知られている Emerson の747等をお手本にした物で、一番の違いはこのモデルは Sub-Mt
管ではなく Mt 管で構成されている。 つまり747の後なので1955-6年頃の発売では無いかと想われる。

画像からお分かり頂けるか、真空管のソケットは独立した物では無く基板の一部をソケットにしている。
先ずは上の画像の右上に見えているキャビネットの欠けの修復に取り掛かった。

動作を確かめたところ局発が機能しておらず、調べたところ 1st IFT の一次側が断線していた。

この時期の物にはエナメル線が使われており太さも0.08φ程で修理は難航しそうだが明日トライしてみよう。

10月11日 朝一でIFTの細部を診てみたが残念ながら引出線の部分では無く内部で断線していた。

コアを分解しようかとしていたところで荷物が届き後で取り組むこととした。

10月12日 コイルは円筒状のコアの中に入っており接着剤で固定されていたので昨日溶剤に漬けておいた。

何とか接着剤が柔らかくなったので中身を取り出したが、断線箇所は見付からなかった。 サテどうするか?

 

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