テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●リサージュ描画用にテレビを改造

2007-09-30 22:35:06 | Weblog

先日テレビの改造依頼を頂き今週取り掛かることになるがその前に少し確かめたいことが有り
今日実際の実験を行ってみた。一言で云うと水平、垂直の偏向を外部から加えた音声信号で行
おうと云うもので水平、或いは垂直の片方のみ音声出力を加えてもよし、また両入力に加えリ
サージュ図形を描かせるのも面白そうだ。気になっているのは水平、垂直の各偏向コイルのイ
ンピーダンスと感度で今日の実験に使った物では垂直が約 14.7cm p-p/3V、また水平が約 16.9
cm p-p/1.69Vだったので感度としては垂直が約 5cm p-p/V、水平が約 10cm p-p/Vと水平が垂直
の略倍であった。 本来印加される偏向電圧 (流) の周波数比は 260倍近くあり垂直のインダクタ
ンスが可也高く、インピーダンスも高いことが想像出来る。 結果として想像以上に感度は高く、
左程高出力でなくとも十分偏向出来そうで一安心した。 

水平は元々の自励周波数なので多分 15.7KHz程度 (受信はしてないので同期は掛かっておらず
若干低い水平周波数で走査しているハズ)。 垂直に 50Hzのサイン波を加えた。

垂直の偏向回路を残し水平に 50Hzのサイン波を加えた結果、線が細く (暗く) 見難くて恐縮です
が目視ではこの画像の半分程しか見えていないがシャッター速度が遅くこの様に撮影された。

水平、垂直に同一信号 (50Hz、サイン波) を加えた結果。  インダクタンスの違いからか位相差
が出て (感度差からも) 上の様な図形となった。 単純なサイン波なので結果も単純な図形となっ
ているが実際の音声信号では可也複雑な図形となりそう。

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●BeckerとClarionのカーラジオ

2007-09-30 21:57:06 | Weblog

車関連の雑誌に時々投稿しているがこちらが送った原稿と掲載されたものが異なっていた (途中
で切られていて) お陰で数人の方から電話を頂くこととなった。 今日新たなご依頼を頂いたので
久し振りに数台出してみたのでご覧下さい。①先ずはカルマンギアに搭載していたと云うクラリ
オンの RP-390L、FM+中波の物で電源は 12V、マイナス・シャーシ、シャフト間隔は約 131mm
中央部分のサイズは約 89.4(W)x44.7(H)mm*目下 FM の下端は 80MHzで日本バンドの 76MHzか
らとは異なっている (別途¥8,000.で 76 MHzからに改造可)現状¥19,000。②次ぎはドイツの銘
品 Becker の Europa TG で1962年頃の真空管+トランジスターの稀少なハイブリッド・モデル。 
FM+中波で FM は日本バンドに改造済み。 電源は 6V又は12Vでマイナス・シャーシ。 こちらも
DIN 規格でシャフト間隔は約 131mm前面パネルの文字部分に一部剥がれが見られます¥59,000。  
この種のラジオの修理、改造に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

上の左右に在るスライド式のボリュームは左右のバランス?と音質調整と記憶しております。
(外すことも可能かと想います)   *適当なツマミをお付けすることも可能です。

Becker の Europa TG、全てオリジナルで動作も良好。 

 

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●再び 三菱 6P-125

2007-09-27 23:07:46 | Weblog

殆ど仕上げたものの一部部品が足りず棚上げしていた物と、もう 1歩で終わりの 2台を今日は完
成させました。  後者はビデオ IF の 4段目 2SA246 に問題があり一度外し特性を調べた後に組み
込んだ際接続を間違えた可能性があります (エミッターに全く電圧が出ていなかった)。  それと
チューナーの接触不良が気になったので分解し接点部分を磨き好結果を得ました。  このところ
ロッドアンテナの修理からとおざかっていましたがそろそろまた始める必要がありそうです。 
この種のテレビの修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

 9月28日  今日は9月3日に棚上げした映像の直線性に問題の在る (高輝度側で飽和が見られた)
物に再度取り組んだ。  映像出力の 2SA358 を交換したかったがこのトランジスタも類似品も無
い為仕方なくシリコントランジスタで実験を進めた。 回路図が鮮明で無く細かい点は良く見え
ないのだが 2SA358 の EBC 各々の電圧は-18V、-20V、-25Vとなっているが実測値は大きく異な
っていた。 (多分正しい値は-1.8V、-2.0V、-25Vと想われる) 特にコレクタの電圧の違いは大き
くその原因を探ってみた。ベースバイアスの片端は1.5Kでグランドもう一方は 23K+10K(=6.96K)
で-12Vに接続されていることになっているが23K+10Kのところが実際は1.5Kとなっていた。これ
ではバイアス電流が流れ過ぎると想い、1.5Kに 4.7Kの VR を付けて最良点を探したところ略定格
通りの 6.2Kで-25Vが得られ、また直線性も良くなった。  飽くまでも想像だが隣の 1.5Kと間違え
てもう 1本 1.5Kを付けて仕舞ったのではないだろうか? 何れにせよこのモデルでは製造時から
映像の直線性と解像度に問題が在った様想われた。

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●SONY TRW-621の追加レストア

2007-09-25 18:04:35 | Weblog

先日オークションで落札された SONY、TRW-621 に追加レストアのご依頼を頂いたので今日は
ケミコン 3個の交換を行い交換前に比べ驚くほどの感度が得られた。 普段この種の修理依頼を
頂くと数倍 (数千円) の修理費用が掛かるので追加レストアはお勧めです (出品者が言うのは変
ですが)。 この種のラジオの修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせください。

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●三菱 6P-125の追加レストア

2007-09-23 23:24:22 | Weblog

 お預かりしていたビクターのステレオ装置を発送し、Quad の FM チューナーも一段落したの
で先日オークションで落札して頂いた三菱 6P-125 の追加レストアに取り掛かった。 このテレ
ビの内部をご存知無い方もいらっしゃるかと内部の画像も撮ってみました。ご覧頂けるか内部
はビッシリと部品が詰め込まれており見ただけで戦意を喪失すると云う仲間も居るくらいです。 
小さく、軽くしようとした結果でしょうが同時期の SONY さんの 5-303、或いは 5-202等マイ
クロテレビより小さく、軽く作られております。その分修理屋は大変な想いをさせられますが! 
この種のテレビの修理、改造に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

通常レストアを行う(プリント基板を取り出す)にはこの状態にする必要がある。

表面を覆っているパネル、トリム、ツマミ、ネジ、外付け電源トランス、絶縁用ネット。

3枚のプリント基板。 永くお使い頂くには見えているケミコンを全て交換する必要が有る、可
也道のりは遠い!

9月24日  電源回路以外の 2枚の交換は何とか終った。 同時期の SONY さんに比べ部品番号と
ケミコンの極性が基板にプリントされているので助かるが、残念ながら全てでは無くプリント
されていない部分もあるので注意が必要だ。しかし後付けの部品、配線が多く部品交換にも気
を使う。

9月25日 ケミコン (経験上問題の無かったブロック型を除き) を交換し終わったので組込を始
めました。プリント基板で 3方の壁を作る様な作りです。 組込も上手く行ったので明日からは
変換アダプタの製作に取り掛かりましょう。

9月26日  今朝から変換アダプタの製作に取り掛かり少し前に終了した。 テストに使った画像
は、昨年 3月にテレビ東京 (東京12Ch) で放送された小生の活動を紹介した【修理礼賛】の一駒
です。 可也丁寧に作られた番組でしたが短期間で終わってしまったのが悔やまれます(因みに
小生の 3分の番組の収録には 7時間半を要しました)。

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●Quad、FM Tuner

2007-09-20 23:24:57 | Weblog

今日お預かりしたのは英 Quad の FM チューナーでカバレッジを日本バンドに変えて欲しいと
云うご依頼でした。テスト用の簡単な電源を作り電圧を加えたところ既にカバレッジ変更が試
みられた様で 96MHzを 108MHz付近で受信出来ました。  タダ周波数は 85MHz付近までしか
下がらず、以前試みた方はここでギブアップされた様です。RF 部分を若干調整したところ 80
MHzまで下がりましたが未だ4MHz下げねばならず明日以降取り組んでみましょう。 しかし
回路は特別なものでは無くオーソドックスなものですので明日はオーソドックスに取り掛かり
ましょう (帰路回路図を眺めながら戻って参りました)。この種のチューナーの修理、改造に関
しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ラインナップは 6BH6-ECC81-6BJ6-6BH6-6AU6-EB91-ECC83 部品は整然と組まれている

フロントエンド部分のクローズアップ コイルの端子の片端は底に在りやり難い。またスラグ
同調のネジ (2mm程の物) は特殊で調整には専用工具が必要。

9月22日  回路はオーソドックスなのですがどうも一筋縄では行かず予想外に時間を要して仕
舞いました。  RF アンプ出力側、局発共に共振周波数に問題は無いのですが中々低い方に移行
してくれません。   仕方なく局発のグリッドに帰還を掛けているコンデンサの容量を増やして
みたところヤット好結果が得られました。 ヤレヤレ!

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●Grundig 3265U、4バンドラジオ

2007-09-20 00:36:41 | Weblog

今日お預かりしたのは非常に綺麗な Grundig 3265U、4バンドラジオです。 厳密にはGrundig-
Majestic のダブルネームで米国での販売を Majestic が担当したものと想像致します。  この為
AC コードはデタッチャブルタイプの物が使われており、フューズホルダーも米国仕様、長波
無しと云う物でした。  ご依頼は FM のカバレッジを日本バンドにすると云うことでしたが今
朝受け取った物は中波の感度が低く、音量も少なく、FM に至っては全く機能しておりません
でした。  先日お話しした費用より幾分嵩むことをお話し先に進みましたが先ず気になったペ
ーパーコンは全て交換し、中波の IF、及びトラッキング調整に掛かりましたが調整用のトリマ
6個の各々の目的が不明でバンド内を平らにするのに手間取りました。 FM は本来の ECC85 の
ところに TEN の 12AT7 が使われており動作する訳がありません (AF の初段も本来は ECC83 で
すがここにも松下の 12AT7 が使われておりました、gm の違いだけでこちらは使えない訳では
ありませんが)。  欧州製の FM のフロントエンドには時に理解出来ない回路がありますが今回
の物も RF の出力側と局発が互いに影響し合い、中々一筋縄では行きませんでした (以前 FM の
改造を試みた方が途中で諦めたのが良く分かります)、可也の時間を費やして仕舞いましたが何
とか好結果が得られ、IF とディスクリを調整し十分な感度と音質が得られヤレヤレと一日が終
わりました。 この種のラジオの修理、改造に関しましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

何故か ECC85 の代りに 12AT7 が使われていた。 電極構造は似ているがこれでは動かない。

遠目で見えないがペーパーコンは全て交換した。

ヨーロッパの FM フロントエンドには理解に苦しむ回路が良く使われている。  回路図でも有れ
ばもう少し分かるかも知れないが殆どの場合、RF の調整が局発にも影響し手間取ることが多い。

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●日本ビクター BR-7

2007-09-16 22:56:35 | Weblog

今日の午後届いたのは日本ビクター製のステレオ装置で音声出力が無く、またレコードプレー
ヤ部分も回転しないと云うものでした。  電源の抵抗 (200Ω/2W) が断線しており交換に依って
音声出力は出だした。   次ぎにレコードプレーヤ部分の故障はトーン・アームと連動している
(レバー) スイッチのレバー部分の欠損が原因だったがここも一工夫し良好となった。 ある程度
機能が復活してくると新たな故障部分が見えてくるのが常でこの機種の場合片方のチャンネル
の音量が少なく、また歪みが多い。 他にも選局時の雑音はバリコンのギャップに問題が有りそ
うだし、ボリュームにも接触不良に依る雑音の発生が見られるので道はまだまだ遠そうです。 
この種のステレオ装置の修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問合わせ下さい。

9月17日 お約束のコンデンサ 20個程を交換し、ボリュームも出来る物は接点の洗浄を行った
ので可也改善されたとは想うのですが、選局時のノイズがバリコンのギャップに起因するので
はと考えていたのですがどうもバリコンを固定しているゴムブッシングに原因が在りそうです。 
シャーシの固定に使われている物は合成ゴム製でしたがバリコンのそれは天然ゴムで殆ど溶け
て仕舞っておりバリコンの筐体が選局に伴いグランドに落ち雑音の発生に繋がった様でした。 
この機種の様にキャビネット内に可也の振動を伴うスピーカーが在るとレコードプレーヤ、ラ
ジオ共に防振対策が不可欠で勢いゴム (比較的柔らかい) を多用することになりますがどうして
も経年変化に依り劣化して仕舞い面倒なことになります。

メイン・シャーシ内の劣化していたコンデンサ類を交換した。

バリコンの固定部分の拡大。  天然ゴム製のブッシングが経年変化に依り溶けて略無くなって
いた。 当初選局時に発生する雑音はバリコンの極板間の接触に依るものと考えていたが実際
は筐体を浮かしているゴム・ブッシュの劣化に依り、バリコンのグランドがシャーシに落ち
る為に発生する様であった。

9月18日 バリコンとメインシャーシ用のゴムブッシュは近々秋葉原に探しに行くとして  今
日は電源部のレストアを行った。 ブロック型のケミコンは大分前に交換されていたが容量が
本来の値より小さく、また昭和30年代製と想われる物だったので将来のことを考え交換した。

9月21日 ゴムブッシュ 8個が必要なのは分かっているのですがこの為に往復 4時間を掛け秋葉
原に行くのは何とも効率が悪く伸び伸びになっていましたが今日は意を決して (大仰ですが!)
秋葉原に探しに行って来ました。 通信販売で買えれば手間は無いのですが細かいサイズの確認
が必要で勢い店に行くことになります。 ベトベトに溶けたゴムを何とか剥し買ってきたゴムブ
ッシュに置き換えましたが時間は予想を大幅に超えて仕舞いました。 メインシャーシをキャビ
ネットに組み込み動作試験を開始したのですが片チャンネルからの出力が殆ど無くアレコレ調
べたところ出力の 6BQ5 が殆ど死んでおりました。 片方の 6BQ5 に可也グローが見られたのは
承知しておりましたが段間のコンデンサのリークでグリッドに電流が流れているのだろうと考
え真空管は疑っておりませんでした。 修理費用は先に見積った金額で昼間ご依頼主に連絡済み
で今更 6BQ5 分を増やしてくれとは言い難く、良い勉強になりました! しかし 6BQ 5の買置き
は無く、泣く泣くドイツ Blaupunkt の1957年製のカーラジオ Frankfurt から外して参りました。 
ガックリ。

6BQ5 の交換に依り両チャンネル共元気良く動作してくれました (段間のコンデンサにも問題は
有ったのですが確認不足でした) が、レコード・プレーヤーのトーンアームの問題か、レコード
針の問題かハッキリしませんが針が飛ぶことが何度も有り針圧を少し増加させる必要がありそ
うです。

9月22日 針の飛びが気になり少しウエイトを乗せてみましたが変化は無く  再度ターンテーブ
ルを外し細かく診たところレコード針の保護の為か針がレコードに乗った辺りでそれ以上下が
らない様トーンアームの下に小さなリミッター金具が配置されておりその調整で針の飛びは解
消しました。 もう一点交換した 6BQ5 のソケット部分に不安定要素が在りヒーターが点灯しな
かったり、また点灯しても上手く動作しないことが有りましたのでここにも少し手を加えてみ
ました。 大分お待たせしてしまったので何とか今日出荷しようと汗だくで梱包を済ませたので
すが頂いていたメールでは発送は少し待って欲しいとのことでガックリ! 明日、明後日は仕事
は休みなのであります。 もう一つ昨夜アレコレ真空管の在庫を考えながら思い出したのは以前
モンゴルの知人に頼んでロシア製の真空管をウランバートルで探して貰ったことを思い出しま
した。 確か EL84 (6BQ5) も在ったハズと探した結果 3本を見つけたのでした。 まんずまんず
ヨガッタ!

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●Becker, Europa Stereo

2007-09-16 22:29:21 | Weblog

久し振りにBeckerのカーラジオを手掛けた。 大阪のポルシェ専門のショップからの依頼でオーナーは
ラジオを動作させたことが無いそうで動作するかも不明とのことであった。 AMに比べFMの音量が少し
少なかったが両バンドとも動作していたので一安心。 FMのバンドを日本バンドに改造し、パイロット・ラ
ンプを交換し終わりとしようとしたがどうも選局がスムーズに行かず改めて調べてみた。 どうもダイアル
板の後ろのパネルとダイアル・ポインターがぶつかっていた様でこれを調整しスムーズとなった。 この
種のカーラジオの修理、改造に関してはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●SONY TR-610

2007-09-13 00:14:31 | Weblog

オークションに出品する際迷うのはレストアし動作を良好にした物を出すか、レストアはせずなるべく低
価格でスタートするかで長年レストアした物を出品して来たがこのところは一応動作する物はレストア
せず、落札した方が望まれた場合にレストアを加えることにしている。 先日TR-610が落札され電解
コンデンサの交換、及びスピーカーグリルの修理の依頼を頂いたので取り掛かった。 慣れている作業
でまた特別なことでは無いので詳細は省きますが先日の物は予想を大幅に超えた好結果が得られた。
この種のラジオの修理に関してはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

画像からは見難いがスピーカーグリルに凹みが在る。(TR-610では殆どの物にこの凹みが在る)

中身を取り出したところ。 しかしこの機種のプラスチック製の筐体は歴代のSONY製ラジオの中で
最も薄く、クラックが入り易いが今回の物は完全で珍しい1台と云えそう。

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●SONY ICR-90

2007-09-09 21:46:21 | Weblog

ICR-100の修理が一段落したので今日はICR-90に取り掛かった。 ICR-100に比べればICの信頼性
は高そうだが、今回の物も局発が動作していなかった。 コンバータ用のトランジスタを交換してみたが
変化は無かった、タダ近くにラジオを近付けるとその局発を吸収し動作したのでコンバータだけの問題
と想われるので明日も引き続き取り組んでみよう。

9月10日 夕方まで他の仕事に取り掛かっていたので殆ど時間が無かったが幸いバリコンに問題
があることが判明し好結果を得たが今日は組み込めず時間切れとなった。 ICR-100も含めバリコ
ンの問題は可也多く、故障頻度のランキングでは多分5、6位には入るのではないだろうか。 明日
からは少し溜まったICR-120に取り組むことにしよう。

9月11日 昨日のICR-90を組み込んだところ音が出ない。 イヤフォンプラグを抜き差ししてみたと
ころ一時音が出た。 超小型イヤフォンジャックに問題が在ると予想し分解してみたところ予想通り
2箇所にクラックが入っておりバラバラになって仕舞った。 一度諦めかけたがダメモトで接着剤で
固定したみたところ何とか行けそうなので今日は完全に固化させ明日組み込むことにした。

9月12日 イヤフォン・ジャックを接続し組み込んだが動作せず。 昨日導通を確認した部分が繋が
っておらず再度一からやり直した、明日こそは好結果を得たいものである!目先を変えるべく一昨
日手に入った三菱の6P-125のレストアを行いコントラストVRが未完だが好結果が得られた。

9月13日 イヤフォンジャックに力(ストレス)を加えたところ残念ながらバラバラになった(疲れた!)
もう一度だけ最初から取り組んでみよう。 これで最後にしよう!

9月14日 イヤフォン・ジャックの点はようやく解決し全てを組上げ実際の受信確認をおこなったが定
格電圧ではイマイチ感度が不足している様想われる。 通常のトリマーならトラッキングの調整も簡
単だがこの機種の場合0.8mm程の錫メッキ線にポリウレタン線を巻き付け小容量のコンデンサを形
成させており簡単にはいかない。 でもやらねば!

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●SONY Watchman FD-10

2007-09-07 23:26:42 | Weblog

数ヶ月前に手持ちのウォッチマンを全て直し5機種、10台を超え、暫くはもうこの機種は手に入れるまい
と考えていたにも関わらずオークションに安く出品されているとツイツイ買って仕舞う。 ICR-100の修理
が今日はままならず先日届いたFD-10で頭を冷やすべく取り掛かったが一部部品が足らず今日は終わ
らせることが出来なかった。 先ず裏蓋を開けて目に入ったのが熱に依る基板の変色でした。 シリーズ
レギュレータ(6V入力、4.7V出力)の周りなのでここの出力端に繋がれた220μを当ったところ想像通り
短絡していた。 交換したが未だ4.7Vラインの電圧は低く、更に追ったところ別の所に入っている220μも
短絡していた。 これらを交換した後音声も、映像も出始めたが受信周波数は低く75MHz付近でまた映
像のコントラストは非常に低いものであった。 これも暫くしか続かず受信不能、映像はラスターのみとな
った。電子同調(チューニング)用の電源に問題が有ると判断し電源を調べたところスイッチング・レギュ
レータ(6V入力、36V出力)のトランジスタ2SC2712Lが壊れていたが残念ながらこの表面実装タイプの
トランジスタは持ち合わせが無く先ずはそれを探すことにしよう。

9月7日 今日は時間が無くVTRから外した適当なトランジスタを2SC2712Lの代りに付けてみたが
ベースの電位が2V近くありおかしい。 ここの電位は略0Vとなるハズなのだが........

9月10日 トランジスタを交換しベースの電位は正常になったが出力は相変わらず無く、シンクロを
持ち出し信号を見てみたが一度パルスが観測出来たものの一瞬だけでどうも電源コントロール用
のIC(CX20159)が壊れて仕舞った様である。 残念!

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●SONY ICR-100

2007-09-06 22:11:05 | Weblog

昨日受け取った5台目、ICR-100の充電を夕方に開始し20時間程続けてみたが開放端では2.4V程に
なったもののやはり40年が経過しており(予想通り)直ぐに放電して仕舞った。 外部から電圧を加え
動作させてみたが局発が発振しておらず、トランジスタを交換した。 オープンな状態では動作し始め
ヤレヤレと組み込んでところ動作は止まり、3度程繰り返してみたが状態は変らず回路図を見てみた。
どうもギリギリ発振している感じなのでベースバイアス用270Kをもう少し小さくして見るか、ベースに
PFBを掛けている0.01μを増やしてみるか、明日以降試みてみよう。 ● この種のラジオの修理に関
しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

9月7日 局発を構成している部品はそう多くなくセラミック・コンデンサではエミッタの0.005、ベースに
帰還を掛けている0.01。 抵抗はベース・バイアスを作っている270K。 これらの容量、絶縁抵抗等に
異常は見られず困った。270Kを減らすと若干感度が上がったが同時にホワイト・ノイズも可也増えた。 
基板を外に取り出した状態では問題無く動作しているが、組み込むどころか局発のバリコンまでのリ
ード線をピンセットで挟んだだけで動作しなくなる(大幅にトラッキングがずれる?)のが何とも解せない
 高感度の周波数カウンターかBC-211?の様なヘテロダイン周波数計が欲しくなる。 頭を冷やした
方が良さそうなので一時棚上げすることにした。

9月9日 コンバーターのベースをシンクロで見てみた。 ピンセットを近づけただけでは周波数の変
化は少なかったが、ある程度を越すと可也変化し、またシッカリ挟むと局発が停止した。 普段扱う
LCとは大分様子が違う様で可也ハイL、ローC(ハイQ)で構成されている様で若干のストレイキャパ
シティで大きく条件が変わることが分かった。 局発のリード線の配置を変え組み込んでみた結果
好結果が得られ一安心。 続いてICR-90に取り掛かった。

 

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●SONY TR-610、TRW-621、2R-27 スタンダードSR-H437

2007-09-06 00:01:29 | Weblog

久し振りにイリノイに住む友人から頼んでおいたラジオが届き今日はそれらのレストアに取り組んだ。
今日届いた5台は全てオリジナルのままで、幸い今日動作を確認した4台はそのまま、或いは若干の
手を加えただけで動作してくれ幸か不幸か余り出番は無かった。 順次ネットオークションに出品する
予定ですがこの種のラジオの修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●今週末はAWCのミーティング

2007-09-03 23:15:26 | Weblog

今週末9月8日(土)の午後1時~4時、渋谷区恵比寿で我がAWC(Antique Wireless Club)の今月の
ミーティングが開かれます。 原則ラジオの収集に興味の有る方でしたら何方でもご参加頂けますので
ご興味の有る方は先ず小生宛てご連絡下さい(会員制の集まりですがビジターとして2回ご参加頂けま
す)追って詳細をご案内致します。

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