テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

ARCOTRON 201 (Telefunken) グリッドの無い3極管

2015-12-31 19:33:02 | Weblog

何年前か、またどの様にしてヤリトリが始まったのか定かでは無いが、多分20年程前にドイツ
の真空管コレクターから第二次世界大戦中に連合軍(英空軍)を窮地に追い込んだ射撃照準
用レーダー、ウルツブルグ用の真空管一式を譲って貰った。 ご存知の方も多いと想うがこの
ウルツブルグを日本無線で複製するまでには、遥々ドイツから潜水艦で図面を運び苦労の末
終戦間際に試作機が何とか完成し、久我山の高射砲陣地に配備されたものの実戦には殆ど
使われなかったと聞いている。   サテ、このコレクター(近日中に名前を調べるつもり)からは
当時の板極管始め多くの貴重な真空管を譲って貰ったが、その中の2本がARCOTRON 201
と 301(頭頂部が赤く塗られている)で、見付かったら再生式のラジオでも作ってみようと考え
ていたが何処に仕舞い込んだか永らく分からずにいたが今日ヒョンナところから201だけが見
付かった。

頭頂部が赤く塗られた ARCOTRON 301 も何処かに仕舞い込んであるハズだが、今回この真空管
を紹介するのは非常に特殊だからで、何故ならグリッドを持たない3極管なのであります。
無理無理云うなら外部電界制御型3極管と云うべきか、スプレーシールドの様に管の外壁に塗られ
た導電塗料で構成された電極を制御に使っている。 1930年頃開発され実際にこれらを使ったラジ
オも製造されたが湿度の影響を受け易く短命に終わった様だが、他のメーカーでも同様の物が作ら
れ Philips ではC101、C102、また Valvo ではMW125と命名されている。 何れもVf:1.0V、 If:0.25A、
Va:150V、 Ia max.:0.5mA  サテ、再生式のラジオは陽の目を見るか?

上はドイツのコレクターから譲って貰った時の状態そのまま。 本来外側を覆っている導電塗料
はもう少し下まで塗られているのでは無いかと想う。

1月1日 ARCOTRONを使った実際のラジオの回路を探してみた。 最も多く作られたのでは無い
かと想われたのはTelefunken の1930年製4球再生式 12W で再生検波にARCOTRON 301、低周
波の1段目にARCOTRON 201が使われていた。 出来れば近日中に回路図をここにアップしたい。 
ARCOTRONのことを最初に知ったのはARC (Antique Radio Classified) の記事だと想い、数十冊
探してみたが結局今日は見付からなかった。

1月2日 元々のデータは3MB近く有るため直接貼り付けることが出来なかったので一度プリント
アウトした物を撮影してアップしました。 原理図?でC、Rの値、電圧等は添えられていません。

 

上は内部構造を記した物で、フィラメントが管壁に寄せてある。

1月3日 結局手許にあったARC (Antique Radio Classified)150冊程を確認してみたがARCOTRON
関連の記事が見付からず、次いでOTB (The Old Timere's Bulletin) に取り掛かった。

ヤット見付かったのは OTB の Vol.35 No.1 (Feb.1994) p24-25 の Ludwell Sibley 氏の記事 Grid-
less Tubes-The ARCOTRON だが記憶に有るものとは一寸違う気がする。 確かTelefunken 12W
のイラストが在ったと記憶しているがサテ何処か他にARCを仕舞い込んだか?

OTB を調べながら上の画像が気になった。 Welsh Peanut tube (1923) と呼ばれているこの真空
管も external grid なので今回のARCOTRON と同様の構造と云える。

帰路通勤の電車内で上の記事に目を通したが、ARCOTRON は Weagant の特許を基にしている
こと等多くのことが分かった。 一度これらを纏めた記事にしAWC の会報に載せることにしよう。

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30年目の UMEX (Utopean Media EXplorers)

2015-12-30 20:13:13 | Weblog

UMEX がスタートして今月で丁度30年目を迎えた。  期せずしてUMEXと命名された最初の回も
ビアホールだったが、その時に名前を考えてくれたSさんもW大の教授となって久しいが、随分と
貫禄が付いた。 一時期このSさんも加えた5人で宇田川に事務所を借りていたが自分以外の4
人は全て大学教授となった仕舞った。 元々はCG関連のソフト、ハードのエンジニアが中心だっ
たがこのところはCGだけでは無く多くの分野のメンバーが集っているが、少し若返りを考えた方
が良いのかも知れない。 この30年、毎月一度も休むこと無く参加出来たが来年も多くのメンバ
ーと美味しく酒が酌み交わせることを望みたい。  ところで撮影してくれたNさんは理由が有って
顔を知られたくないとのことだったが、一体何の理由があるのだろうか?

この日はレーベンブロイ(x2)とカールスバーグだけで終えたが恵比寿から乗った深夜バスで我
が家に辿り着いたのは今日となって仕舞った。

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Austin Motor Clock, DNA-B (日本電気時計) 1959.1

2015-12-27 12:54:56 | Weblog

 今日お預かりした4台目はオースチン A-50 ケンブリッジ用の電気時計で通電すると短時間
音はするが直ぐに止まって仕舞うとのお話だった。  この種の時計の修理、改造に付きまして
はこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

12Vでの電流は7.5mA程しか流れず少な過ぎる気がする。

モーター部分の動作原理が分からず、もう少し分解したいところだがご依頼主に伺ってみよう。

ご依頼主にお断りしたので分解を進めた。

モーターの構造を知らないが回転に伴い近くのラジオにノイズが入ったので整流子を使った
DCブラシモーターの様だった。

モーター単体では可也の速度で回転し出した。 下は回転が早く中央部分が連続の線となって
いるが感じでは数百rpm程度で、想像していた回転より二桁早い。 またトルクは可也小さくこ
れでは時計機構の駆動は無理そうだった。 時計機構を指で回してみたが数rpm程度で良かっ
たがトルクは可也必要だった。 (時計機構の軸受けにも問題が在りそうだった) 明日時計が
専門の知人に聞いてみよう。

12月28日 知人に今回の時計の修理の可能性を聞いてみた。 彼も経験が有るそうで回転トル
クが余りにも小さいので、他のモーターに換えてみたが矢張り無理だったとのことだった。
余談だが知人に依ると今回のメーカーがJECOの前身とのことだった。

 

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日産 オースチン A-50 ケンブリッジ 用 自動車ラジオ(東芝AR-2B)1959

2015-12-27 12:13:53 | Weblog

3台目は東芝製の日産オースチン A50 ケンブリッジ用の自動車ラジオ AR-2B で1959年製。 こ
の種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

今回の東芝製では無いが松下製の矢張り1959年のオースチン用を以前手掛けたが回路は可
成り似通っている様だった。 12V、プラス・アース

ダッシュボードに搭載される操作器部分で高周波増幅と、周波数変換がここで為される。

増幅器では中間周波増幅、検波、低周波増幅が為され、機械式のバイブレータを使った高圧
電源部もここに含まれる。

一応バイブレーターは機能していたが出力電圧は殆ど出ず(約12V)調べたところ電源トランス
2次側の片方が断線していた。

バイブレータのデートコードは58-3と1958年3月製の様でオリジナルのままと想われた。 同期
型の物が使われており上手く改造すれば何とかこのバイブレータを活かせるかも知れない。

改造は上手く行き負荷時の電圧が240Vとなった。 次いで劣化が想像出来る電解コンデンサ
を交換した。

iPodアダプタに取り掛かったが今日は時間切れとなった。

12月28日 昨日途中まで終わらせたiPodアダプタの続きに取組んだ。  これまでにこのアダプタ
の増設で難航したことは無かったのだが、今回の機種は制御部と増幅部がケーブルで結ばれて
おり、そのケーブル内でクロストーク(漏れ)が発生して仕舞い、iPod入力に切換えてもラジオの
混入レベルが大きかった。 アンテナ・プラグを抜けば回避出来るが現実的で無く増設を中止した。

押しボタンのプリセット方を確認してみたが、多くの他社の方式とは異なっていた。(類似機種)


 

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昭和20年代の電蓄

2015-12-27 12:12:27 | Weblog

  2台目は今年3月に問合せを頂いた電蓄で、当初戦前の物と伺ったが戦後の、昭和20年代末
頃の物では無いかと想われた。 今年2月に【和風総本家】と云うテレビ番組で思い入れの有る
物の修理依頼が有ったなら依頼主共々取材したいとの話が有ったが3月になって仕舞ったから
かどうか定かでは無いがそれっきりになって仕舞った。  この種の電蓄の修理、改造に付きまし
てはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

ツマミ等は可成り後で交換された様だった。 エアプレーン・ダイアルも可成り壊れている。

年内は時間が取れず来年になって仕舞うがなるべく早く診させて頂こう。

12月29日 各部のチェックに取り掛かった、先ずはホコリが凄いのでそれを払うところから始めた。

スピーカーは見事に壊れており、フィールド・コイルもボイス・コイルも切れていた。

出力トランスはスピーカー・フレームに付いていたのが外れていた。(コーンの状態は良好だが)

マグネチック・ピックアップも断線していた。 最早これを修理してくれる人は殆ど居ない。

本体の状態は年代相応の物だった。 構成は5球スーパー+フォノアンプ用低周波1段だった。

エアプレーン・ダイアル部分の割れたガラスの一部が内部に落ちていた。

フォノーモーターに通電してみたが若干振動はしたが回転には至らなかった。

しかし問題が多く、可成り費用が嵩みそうだが進めるかどうかご依頼主に伺ってみよう。

 

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SONY, Stereo Music System HP-50

2015-12-27 12:10:36 | Weblog

1台目はてっきりターンテーブルかと想っていたがラジオ付きの物だった。 この種の装置に修
理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下
さい。

12月28日 午後レストアに取り掛かった。 FMも91MHz近くまでカバーしておりワイドFMのTBS
も受信出来た。

一通り動作を診てみた。 ボリュームに可也ガリが診られたが他には特に問題は無かった。

 

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松下 RF-2800 (Proceed 2800) 再

2015-12-26 13:46:14 | Weblog

先日SWが動作しないと云うことでお送り頂いた RF-2800 だが輸送中に他の所も壊れ結局、中
波と短波、及び周波数カウンター、メインのツマミとあれこれ修理し、一連の作業を終わり連続
試験に取り掛かったところで電源スイッチの問題が発覚した。  そこにも手も加えお返しし喜ん
で頂いていたのだが暫くしてまたも動作しなくなって仕舞ったとのことで再度お送り頂いた。
この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

最初今回の不具合を伺った時はテッキリ自分が改造した電源スイッチ部分の問題かと想像した
が受け取り、診させて頂いた結果は電源トランスの一次側の断線だった。

上は電池代わりの9V外部電源で動作させたところで電源以外に問題は診られなかった。

電源トランスを交換するしか無く、似た定格の物を購入し組み込んだ。

前回のことがあるので実際に長時間動作させてみようと連続試験を開始した。

1月6日 昨年末から1日を除き毎日ランニングさせてみたが良好に動作していた。 ただ1点気掛か
りな点が有り、Mさんに手伝って貰って回路を追った。 結果分かったのは電源スイッチをOFFにする
と電源ラインがグランドに落ちた。 スイッチの内部を見られないのでハッキリしたことは云えないが
想像では電極の一部が折れ、短絡して仕舞った様想われる。 仕方なくパターンを1箇所カットし回
路を変更し好結果を得た。 しかし想わぬ伏兵に驚いたがこれでスッキリした。

 

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Blaupunkt, Frankfurt-Tr. (ca1960)

2015-12-23 21:29:19 | Weblog

今日配達される予定の物が中々届かず何時もの担当者に聞いてみたが今日は他の人が配達
担当とのことだった。 昼を過ぎたので伺った伝票番号で調べたところ川崎は通過したがこちら
の集配局には届いておらず、夕方過ぎになりそうだったので集配局に今日は16時までしか居な
いことを連絡しておいた。 やがて16時となり玄関を開けたところで駆け足が聴こえ16時丁度に
届いた。 今日は休日なので部品屋さんが17時までしか開けておらず16:07のバスに乗らねば
ならず小走りでバス亭に辿り着き何とか間に合った。 受け取り中身を見て仕事場を後にしたが
気になり再度仕事場に戻り、動作確認だけを行った。 この種のカーラジオの修理、改造に付き
ましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

先ずMWでの動作を診てみたが高圧電源が周期的に変化し、高い時には112V程有って動作す
るが、落ちると9V程度になって仕舞い動作は停止して仕舞う。

周期は約10秒で初めて経験する症状だった。 次いでFMの動作をみてみたが負荷が重くなる
せいか6V程しか無く全く動作しなかった。 カバレッジの改造等をご依頼頂いたが先ずは修理
をしないことには先に進めない。

12月24日 ゴーサインを頂いたので先ずは電源部に取り掛かった。

幾つかのコンデンサが劣化しており交換後良好に動作し出した。(Dinコネクタにも問題が在った)

次いで押しボタン、ツマミ等前面部分のクリーニングに取り掛かった。

パイロット・ランプの交換も上手く行き、次は日本バンドえの改造に取り掛かるが確認を要する。

前面部分を組み立てた。

12月25日 昨日頑張って受信範囲を下げたが周波数を実測してみた。 上は局部発振の下端
89.01(78.31)MHz、下は上端102.27(91.57)MHz。 *カバーをすると若干周波数は上がる。

iPodアダプタの増設を終え最終チェックを行った。 たまたまこちらに来ていた知人が良い音が
すると驚いていた。

12月26日 標準型の iPodアdプタ を着脱可能な物に交換し、動作確認後発送した。

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B&O (Bang & Olufsen), Beosystem 10

2015-12-23 15:04:27 | Weblog

今日取り組んだのは我が家の隣り町に引っ越していらしたKさんからお預かりした(4台目)B&O
Beosystem 10 でコペンハーゲンに旅行した際にデザインが気に入って購入された物とのお話
だった。この種の物の修理改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ 
からお問い合わせ下さい。

早速動作を確認したがMWはスイッチ部分に問題が在ったが、何とか工夫をすれば聴こえるこ
とも有ったがFMは全く機能しなかった。 *カセット部分は可成り良好に機能した。

何せ全く経験の無い機種なので手探りで分解することになり兎に角神経を使う。

FMのフロントエンドはこの辺りだろうと想えたが、困ったことに発振勢力を見付けられ無い。

フロントエンドの殆どがパラフィンの様な物で覆われており良く見えないので一部取り除いた。

パラフィンの様な物を取り除いたのが功を奏したのかFMの局発が動作し始めた。

一応カバレッジを79MHz辺りからとしたが上は95MHz辺りまで伸びていた。 下の画像は前面
に在るどちらかの蓋に使われているスプリングだがサビて端が無くなっていた。

 FMも一応機能し出したが感度がイマイチだが、先ずはお使い頂きどうしても感度不足と云う場
合は再度取り組ませて頂くが、上の画像に見られるVRのポインターを駆動する糸の固定が非常
に困難で時間を要した(深い穴の中に在るネジの下に糸を通さねばならずイライラさせられた)
*FMはモノラルでは良かったがステレオでは出力が無かった。  

 

12月24日 ご依頼主からFMは諦め、MWだけ良好に機能すれば良いとのお話を頂いたので朝
からバンド・スイッチ部分に取り掛かった。 結果可成り改善され略実用レベルと想われたが連
続運転を行い、判断することにしよう。    12,000.+960.+1,340.=14,300.

 

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68回目の誕生会

2015-12-22 23:03:31 | Weblog

今日は本来今月第1週末にお邪魔するハズだった赤坂のドイツ居酒屋に家内と出掛けた。

血を混ぜたソーセージも美味しかったがパンがその昔、新婚旅行でニュルンベルグを訪れた際
に伺ったお宅での夕食で頂いたものを思い出させてくれた。

芽キャベツをボイルしただけのシンプルな物も、ジャーマンポテトも共に中々美味しかった。

2杯目、家内はクラフトビール(CREW)を、自分ではハッピーアワーのSPATENを頼んだ。

上はニュルンベルガー(焼きソーセージ)と、下はアボガドと鴨肉のサラダ。 これらもいける!

最後に頼んだ物の名前を忘れてしまったが、クリームチーズと幾つかの材料を混ぜて作ったも
のと記憶しているが、これは次回はご遠慮することにしよう。 帰路2年振り?でラーメン屋さんの
のれんを潜ったが家内共々麺に難有りと意見が一致した。 満腹の夜となったのでありました!

 

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Blaupunkt, Koln TR de Luxe (1960's) 真空管+トランジスタ ハイブリッド

2015-12-22 16:03:19 | Weblog

   この何日か取り組んだ Blaupunkt の Koln TR de Luxe で1960年頃の物と想われる。 以前
類似機種の修理依頼を頂いた方から宜しかったらと頂いた物だが電源部がバラバラになって
いて修復に時間を要した。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

中波、短波、FMの3バンド、自動選局機能付きのモデルだが自動選局機能の部分は兎に角
複雑で修理に至っていない。 FMは以前下端を76MHzとしたが首都圏のFM局で最も周波数
が低かったInter FM が76.1MHzから89.7MHzに引っ越して仕舞った為、今日は79.5-91.5MHz
程度とし、先頃始まったワイドFMの一部も受信出来る様若干改造を加えた。

本体の後ろに在るのがトランジスタ3石を使った音声出力部と高圧電源(DC-DC)で初期のゲルマ
タイプのトランジスタが使われている。 これら以外は全て真空管で確か7球が使われている。

 

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八重洲 FT-655、24/28/50MHz オールモードトランシーバー

2015-12-21 12:42:28 | Weblog

  今日取組んだのは八重洲の FT-655 で音声出力が無いとのお話だった。 近年の物で回路
図無しでは可成り時間が掛かりそうと先ず回路図探しに取り掛かった。 隣町のOMがこの種の
TRX の収集をしておりもしかしたら持っていらっしゃるかと聞いてみたが残念ながらこの機種は
持っていないとのお話だったが、ハムショップH電子さんを紹介頂き幸い入手することが出来た。
  この種の通信機の修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

受け取り早速通電し伺った症状を確認した。

先ずスピーカーえの出力コネクタが載っている Local Unit を診たところスピーカー出力が繋がっ
ておらずスルーホールに問題が診られた。 ここを補修しこれで直ったかと想ったが直らなかった。

次いで取り掛かった Mother Unit には問題は診られなかった。

最後に AF Unit に取り掛かったが、この基板を外した状態では問題が無いが、基板を Mother Unit
に挿すとスピーカー回路が何故かショートして仕舞った。 回路を細かく診てみたが何としても原因
が分からなかった。

仕方なくスピーカー出力と同出力端子間にジャンパーを設けたが(下の黄色のリード)どうも基
板内部に問題が在る様な何とも不可思議な問題だった。 (多くの後付の部品は一体何なのか)

結果良好に動作する様になり一安心したところで添えて頂いたこの機種の取説に目を通そうと
して気付いたのは挟まれていたこの機種の回路図で何と他で探す必要は無かった!

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B&O (Bang & Olufsen), Beolit 707

2015-12-19 17:40:03 | Weblog

 今日取組んだのは B&O (Bang & Olufsen) の Beolit 707 で姉妹機種を含めるとこれまでに
可也の数を手掛けて来た。 FMのカバレッジを日本バンドに改造することと、ボリュームのガ
リの修理依頼を頂いた。  この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームペー
ジ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

後から加えれた様な黄色のリード線が2本見られた。

カバレッジの改造は上手く行き約79~104MHzをカバーしていたので先頃始まったワイドFMに
も問題無く対応出来る。 以前はインターFM(76.1MHz)を下端としていたがここが89.7MHzに引
越した為若干周波数を高い方にシフトした。 ただ残念ながらボリュームのガリに関しては改善
はされたが余り芳しい結果は得られなかった(タップ付きの特殊なボリュームが使われていた)。

12月20日 窓際に持って行き、どんな感じで受信出来るか確認してみた。 通常こちらで毎日使
っている近年の国産CDプレーヤ/カセット付きのラジオに比べると可成り高感度だった。 ついで
に云うなら音、特に低音の伸びは可成りのものだった。

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松下のオシロスコープ VP-544A

2015-12-19 14:15:11 | Weblog

知人がオシロを探していたので以前自分で使っていた松下の VP-544A を引っ張り出した。 使
わなくなって1~2年程が経ったのでは無いかと想うがサテ動作してくれるか?

通電後暫くは動作したので良かったと想い始めたところで掃引が停止して仕舞った。 残念!

12月19日 昨夜サービス・マニュアルを持ち帰り、駄目元で修理に取り組んでみた(夢中になって
いて歯医者の予約の時間を可成り過ぎて仕舞い慌てて駆け込んだ(セーフ!)。

水平のアンプ(上の画像の左側)と、以前修理した出力アンプ(画像の上部)は動作していた。

不思議な掃引が為されたがこれは本来の形では無い。

掃引回路に使われているニュービスタ 8393 を以前米国から買っておいたので交換してみた。

幸い良好に掃引が開始された。 上、下は1MHzの水晶発振器出力(上はプローブ使用)。

上はプローブを使わず単に同軸ケーブルで入力した波形。

12月25日 新しい持ち主となる建築設計を生業としているNさん(先頃AWCのメンバーにもなられ
た)が偶々近くの現場にいらっしゃるとのことで昼頃に引き取りに来ることになった。 いつものア
ルファの独特の音で直ぐにそれと分かり先ずは近くのトンカツ屋に彼の奥様共々出掛けた。
食後仕事場に戻り、彼に簡単な取り扱い説明を初めて一通り終わった辺りで様子が変わり、残念
ながら先日と同様、掃引が停止して仕舞った。 再度先日のニュービスタを交換してみたが変化は
無く、年明けにMさんにお手伝い頂き細かく診てみることにしよう。

 

 

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我が家のヒマラヤ杉

2015-12-16 17:54:31 | Weblog

世田谷区の植生担当の方から手紙が届き、読み終わったら電話が欲しいとのことで電話をした。
初め何時もの保存樹木の剪定の相談かと考えていたが、約束の日に聞いたのはお隣からの苦
情で、我が家のヒマラヤ杉が生長しお隣の門の一部を壊し始めていた。

これまでに全く気が付かなかった訳では無いが改めて見てみると可也被害は大きい様だった。

サテ現在ぶつかっている部分をそぎ落とすのは木を腐らすことになりそうだが、さりとて永年(中学
生の時には既に在ったので)少なくも55年は付き合って来たので抜いて仕舞うのは何とも忍びない
のだが他人様に迷惑を掛ける訳にも行かず困った! 何より可也の高さが有り事は簡単では無い。

 

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