テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Dansette, Major ポータブル・レコードプレーヤ (1950's)

2016-10-29 13:02:33 | Weblog

3台目は数ヶ月前、仕事場からの帰路我が家の最寄り駅に降りて間もなく着信が有ったことに気付
き着信履歴の所に電話をしてみた。 幾つかのところに電話をしたのでどちら様でしょうかと聞かれ
少し不機嫌に話した記憶が有る。 その際店の名前を聞き、またこちらのブログを見て貰うと色々な
ことが分かると想うと伝えておいた。 その夜その店のHPの問い合わせのところからこちらのメール
アドレス等を伝えたがそれ以来何も無くスッカリ忘れていた。 この種の装置の修理に付きましては
こちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

カートリッジ部分に1本接続されて無いコネクタが有った(グランド?) *1本では無く、2本で片方
のチャンネルの物だった。

オートチェンジャーは100%メカなので得意分野では無いが、サテどうなるか?

使われていたのはEL84でこの出力管をクリスタル・カートリッジで直接ドライブするとは考え難いの
だが。  米国製テレビ、ラジオの資料に比べると英国製は2割程しか無いが1950年代~70年代頃
まで可成りの数を揃えているがレコード・プレーヤ関連の物は無く単純なことにも時間を要する。

ターンテーブルを外して細かく診てみた。

残念ながらコイルがレアショートを起こした様で可成り発熱した為か両端のプラスチック・ボビンが
溶けており、巻線も断線していた。 こうなるとコイルを巻き直すか別のモーターを使うしか無い。

カートリッジを診てみたが針が無い。 (本体内部を探した結果落ちていたのが見付かった)

確かに先端が曲がっているが無理に直すと(中空のパイプなので)折れる可能性が高い。

このカートリッジでどれ位の出力が有るか診てみたが約0.5Vp-p程が観測出来た。

ならばアンプにはどれ位の入力が必要かを診てみたが1Vp-p有れば十分と想えた。 0.5Vp-pでも
使えないことは多分無いのだろうがイマイチはっきりしない。

 

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NHJ, VTV-101 Wearable TV

2016-10-29 12:24:31 | Weblog

2台目は腕に巻き付ける小型カラー液晶テレビで取り組むのは2度目となる。 (お話を頂いた際
別のテレビを想像した) この種のテレビの動作確認、修理等に付きましてはこちらのホームペー
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

充電には1-2時間必要との説明だったので暫く放置し充電を試みた。

側面のTVボタンを長押しすることでテレビの電源が入るハズなのだが一瞬その様な感じにはなる
が直ぐに時計モードに戻って仕舞った。 (以前手掛けた物と同じだった) 

駄目元で明日は回路に直接電源を加えてみよう。

10月30日 内蔵のリチウムポリマー電池(上の画像の右)が怪しかったので診てみた。

少し充電した後、充電器(ACアダプタ)を外すと途端に電圧は(想像通り)略ゼロとなって仕舞った。

充電器を繋いでいると4.2Vが得られていたが、TVボタンを押して負荷が繋がったハズだが電圧は
変わらなかった。 電源のON-OFFもCPUが司っている様で残念ながらここまでとなった。

Inspection 4,000 x2 + Shipping 930=8,930

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ヒノデ IC-20

2016-10-29 12:22:21 | Weblog

一台目は初めてとなったヒノデのIC-20だが、外観はどう見てもホーマーを彷彿させる。 この種
の小型ラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ から
お問い合わせ下さい。

内部、特にメインとなる(多分トランジスタ1-2石が収まっているのでは無いか)ユニットが可也
ホーマーの物とは異なっていた。

電池用の電極に若干緑青が診られたので極力落とし、通電した結果1.2MHz程度まで良好に
動作した。 

 

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Sapphire Ⅰ

2016-10-27 11:24:49 | Weblog

 今日お預かりしたのは Sapphire Ⅰで多分Bendix製で1964年以前と想われる。 入手後通電し
て無いので先ずは動作確認と、修理。 次いで電源電圧を6Vから12Vに変更し、iPod用の入力
アダプタを増設して欲しいとのご依頼だった。  この種のカーラジオの修理、改造に付きまして
はこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

早速通電してみたが全く動作しなかった。

可成り発熱した様で基板が焦げていた。 出力トランジスタの破損が想像出来る。

出力トランジスタのエミッタに入っていると想われる巻線抵抗が焦げている様だった。

修理を終え、次に電源の12V化に取り組み、最後にiPod用入力アダプタの増設に取り掛かった。

 

この機種の場合IFが1段なので一般的な2段の物に比べると感度は低くアンテナ・トリマー(下の
赤い円の内部)での実際のアンテナを使った1,400KHz付近での最終調整が重要となる。

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SONY, 8-301J

2016-10-26 11:10:24 | Weblog

二台目はSONY, 8-301Jで以前同社のHPに世界初のトランジスタテレビと謳われていたのでPhilco
Safariの話をして先方も納得してくれ、どの様な説明なら問題無いかと聞かれて仕舞い、直視型8イ
ンチなら世界初と云えるとお話し現在に至っている。 サテ、荷物が届きそのダンボール箱の大きさ
に驚かされた。 優に昭和30年代の14インチ白黒テレビが入りそうなサイズで仕舞うのに苦労した。
この種のテレビの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ から
お問い合わせ下さい。

電源コードが含まれておらずこちらの物を使って通電してみた。 一応ラスターは出たが高圧は少
し低い様だった。 同期も取れず、映像増幅も殆ど動作して無い様だったが寧ろ当然とも云える。

チャンネル・セレクタにもファイン・チューニングつまみにも問題が診られた。

可也難航することが想像出来るがご予算を伺って無いのでそれを伺ってから先に進もう。

10月28日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かった。

コンデンサや半固定抵抗の一部が交換されており、垂直出力のトランジスタ(2SB147等)もモトロ
ーラの2N4903に交換されていた。

水平出力のトランジスタ2SC41も2N3055に交換されていた。 これらのことから修理が試みられ
たのはそう昔のことでは無さそうだった。 まずはコンデンサ類を交換してみよう。

 

IF基板内の電解コンデンサ、3個の表面は可也腐食していて数値が読めなかった。

音声IF、検波、低周波/映像 増幅、同期分離等が含まれる基板。 二つに表面の腐食が診られた。

左上の電解コンデンサは傷みが酷く全く文字が読めない。 8-301の回路図はアチコチで見るこ
とが出来るのだが8-301Jのそれは見た事が無く、多分8-301Wの回路図を見れば良いのだろう
が何処かに仕舞い込んでいる様で、仕方無く自分の8-301Jの基板を見て10μF/100WVと分か
った。

水平/垂直発振、出力の基板。 電解コンデンサに表面の腐食は診られなかったが垂直振幅が少
なかったことから容量抜けの可能性大。 キャラメル型のコンデンサも絶縁劣化が想像出来る。

サテ今日はここで時間切れとなったので明日通電してみよう。

10月29日 通電した結果高圧が放電している様だったので高圧を下げるべくコンデンサを水平出
力に加えてみたが変化は診られなかった。 難航することが想像出来たので先ずは資料を探した。

放電はグロー放電の様だったが、どこでどの様に放電しているのかが見えず、部屋を真っ暗にして
みる必要がありそうだった。 しかしこの放電がノイズを発生させているので止め無ければならない。

10月30日 グロー放電が何処で発生しているのかを見極めるのは困難なので以前レストアした類
似機種の基板を探してみた。 見付かった左の物はメモに依ると2007年10月22日に手掛けた物。

垂直直線性には若干問題は有るがラスターは良好だった。

CRTのアノードでの電圧を実測してみたが約5.38KVだった。 因みに今回の物の電圧は約7.3KV
だった。 水平偏向の周波数が高い可能性が有る。

 

オシロに表示された周波数は約9.81KHzだった。 これをH,Freq.で15.75KHz程度に調整した。

アノード電圧は5.31KV程に下がり放電は収まった。

一応画像が確認出来る様になったが映像増幅の周波数特性に問題が有り、また水平同期が不完
全で道のりは未だ可也遠そうだった。

表示サイズが大き過ぎたのでサイズ調整用の0.02μFを外したので、表示サイズも適当になり輝
度も上がった。

10月31日 今日も午後の殆どをこの機種関連の作業に費やしたがどうも負のスパイラルに陥って
仕舞った様でことごとく拙い結果しか得られなかった。  どうも水平同期が上手く取れないのは先
日来のグロー放電に起因しているのでは無いかと想われた。 放電に伴う音が聴こえなくなったこ
とから放電が収まったと考えたのは誤りで、周波数が上がった為に放電音が聴こえなくなった可
能性が有る。 これは1m程の所に在るラジオに可也ノイズが混入することから判明した。 一度
頭を冷やすことにしよう。 しかし今日は念の為作製したRF モジュレータも動作が芳しく無く、映
像信号の確認に永らく使って来たSONYの小型カラーテレビも夕方壊れて仕舞った!

 

11月1日 水平出力のトランジスタが 2N3055 に替えられているのが気になって交換してみた。

手元に在った5-303用の予備基板から本来のトランジスタ 2SC41 を外したが足が短か過ぎた。

仕方無く8-301用の予備基板から2SC41を外したが結果差は診られず元に戻した。

基板のグランドの配線をやり直し、パターン面を覆っているシールド板も付けた結果放電はヤット収
まった様でラジオにノイズは混入しなくなった。 ただ映像に診られるリンギングは大きく道は遠い。

11月2日 今日は放送用ビデオ測定器の設計を永らく手掛けていたMさんに手伝って貰い大きく進
展した。 この数日何かビデオ関連でつまづくことが多かったが、その原因がこのところ使っている
DVDプレーヤの垂直同期信号にあることをMさんが先ず見付けてくれた。

それならとテスト用パターン・ゼネレータの信号を映像増幅回路に直接加えてみた。

次いで垂直同期に問題は有るもののDVD信号を同様加えてみた。 画質は断然良くなった。

表示サイズが大き過ぎるのでこの後、高圧を若干上げた。 画質は実用レベルとなった。

しかし今回参照した Photofact の8-301W (1962年7月)用の回路図には間違いが幾つか見られ
た。 8-301と比べるとマイナーチェンジがアチコチに見られたが原則同様の回路で各部の電圧
や波形に大きな違いは無いハズなのだが、今日手掛けた範囲でも映像検波の電圧が8-301で
は1Vp-pとなっているが、8-301Wでは0.03V(30mV)p-pとなっていた。 *実測値は約0.5Vp-p
また検波後の極性も同期信号が一番高い電位となっており真逆だった。 一体どうしたのか?

11月3日 VIFを含む高周波系の特性が気になったので念の為に診てみた。 上の画像に診られ
るピークも気になったがそれ以上に受信周波数が大きくズレていた。

調整中の画像だがマーカーは95.0-96.5-97.25-99.0-101.75MHzの5周波数を加えた。

調整後のRF入力、調整前に比べれば格段に良好となったが未だ実用とするには水平同期が不足。

11月4日 手元のDVDプレーヤもVTRも問題が有る様なので今日は本体の改造後、地デジ・チューナ
ーの出力を使って動作を確認した。 十分実用となる画質、及び安定度が得られた。

 

 

11月9日 電源コードと信号入力コードを用意し再組み立てを終え、最終試験を行った。

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TEN (神戸工業) FT-306-1 (1965)

2016-10-26 11:08:49 | Weblog

 一台目は2年程前にメーカーから紹介されたところで修理したものの、直ぐまた壊れて仕舞ったと
のお話だった。 この種の物の修理に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760
からお問い合わせ下さい。

通電してみたが伺った様、全く動作しない。

 以前修理された際の交換部品も添えて頂いたがトランジスタは2SB33 (x2)で低周波の前段の物
と想われた(その部分はシリコンの2SA1015に換えられていた)。 低周波部は一応機能していたが
ベース・バイアスがゲルマ・トランジスタのままなのでシリコン・タイプにはバイアスが浅く音量少?

回路図の大事な部分が無くなっていたのが残念だがバンド切り替えの一部はダイオードに依るスイ
ッチングが採用されており回路が追い難い。 何れにしてもAM/FM共検波出力が無かった。

パターン図が在れば回路は追い易いのだが。

パターン図が無いので部品面の部品の位置から回路を類推するしか無く時間が掛かる。 どうもIF
増幅がAM/FM共に殆ど機能していない様だった。

 

上のトランジスタはAMの2nd IF(FMの3rd IF)増幅に使われている2SA266だが回路内では殆ど機
能していなかったが取り外しhfeを診てみたが良好だった。 *エミッタ、とベースの電位が高い。

 

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キリンビール横浜工場→秋葉原→池袋

2016-10-26 00:46:02 | Weblog

 今日(日付が変わったので昨日)は朝から仕事場が在る集合住宅内での集まりでキリンビールの
横浜工場の見学に出掛けた。 予定ではその後、石川町に寄り、次いで秋葉原でこのところ取り組
んでいる昭和初期のラジオ用の材料を探すつもりだったが、ビール工場での試飲(一番絞りを皮切
りに3種を頂いた)の後、工場の隣に在るレストランで遅い昼食となり結局そこを出たのが3時半近
くとなって仕舞ったので石川町はパスし、一人秋葉原に向かった。 (上の画像は直径12mの釜の
一つで これらは仕込の工程で使われる左奥から糖化、麦汁濾過、煮沸 となるので多分煮沸用の
物と想われる)  秋葉原では2軒で探してみたが必要なサイズに足りない物と、逆に倍以上の物し
か見付からず池袋のTハンズに期待したが結局ここでも同様で、おまけに秋葉原より2割ほど高か
った。 収穫は無かったが最後に自分が主催しているコンピュータ・グラフィックス関連の集まり(丸
30年以上毎月開催しており今回で370回を迎えた) に参加し、ビールはもう飲めないかと想ってい
たが結局5杯ほどを頂いて仕舞った。 サテ1時を回ったので休むことにしよう!  今日はカーラジオ
1台とSONY, 8-301Jが届く予定。 それとMさんが来てくれるので彼とMarantz,10Bを診てみよう。

 

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Blaupunkt, Derby ピクニック・ラジオ 4種

2016-10-24 12:24:28 | Weblog

ネットオークションに出品していた物が落札されたので発送に先駆け動作を再確認してみた。 この
種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問
い合わせ下さい。

今回の物はDerbyの中では後期の物でアンテナ先端部分を除き全てオリジナルで外観も良好なの
だが数ヶ月?振りに通電したところ受信感度に問題は無かったが、若干ノイズが気になった。

 

2番目の物は前期の欧州仕様でアンテナの先端が無くなっており、また少し曲げてある。 外観は
良好だが内部にはサビが診られた。 受信感度も良くノイズの無いクリアーな出力だった。

 

3番目の物も外観は欧州仕様だが、内部は米国向け仕様の様だった。 この機種にしては珍しくロッ
ド・アンテナの状態が良好で、外観も音量ツマミ近くにヘアライン・クラックが在る以外は良好だった。 
ベルト(取っ手)は無く、中波と長波の切り替えボタンの位置が逆。 感度も良好でクリアーな出力が
得られた。

10月26日 画像を3点加えた。

 

4台目と5台目は共に米国向け輸出仕様で前面(上面)パネルにクラックが見られた、部品取り用。 
確かもう1-2台在ったハズだがどこに仕舞い込んだのか?

 

 

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COMNI, R-1010、VHF Air Band Receiver

2016-10-23 12:26:28 | Weblog

隣町のOMからネットオークションえの出品依頼を受けたが動作するには通電後暫く待つ必要が
有ると聞き気になったので出品前に動作を確かめてみた。 この種の受信機の修理、改造に付
きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

通電してみたが周波数の設定が上手く行かない。 126MHzの上が140MHzに飛んで仕舞った。

内部を診てみたが上の右端の水晶は130.3MHz。 中央及び左の部分がVCOと想えた。

上の左端の水晶は89.3MHz、他に10.24MHzと10M30Aと云う水晶が診られた。

上の画像の左に縦に在るユニットの内部を見ていないので何なのか不明。

元に戻し通電し15分程待ったところ確かに動作し始め、感度も良好で羽田の東京タワー118.10MHz
或いは調布の調布フライト・サービス130.80MHz(共に地上)も良好に受信出来た。

 

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BRAUN, PS 500 (1968)

2016-10-21 14:12:53 | Weblog

2台目は BRAUN, PS 500 でこの機種の回路は知らないが姉妹機種と想われる PS-550 の回路
は可也複雑でチェックには可也の時間を要することが想像出来る。 この種のターンテーブルの
修理に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

電子回路だけで無く機構系も有り修理は難航しそうだった。

10月22日 修理に取り掛かった。 想像していたPS 550 の回路とは大きく異なっていて安心した。

先ず電源スイッチが上手く機能しなかったのでここを直し、実際にレコードを掛け左右の出力を確
認した。 次いでリフトが機能しない問題に取り掛かったが途中までは問題なく動いていたが最後
の部分は中身を全部取り出してみないと構造が見えないのでパスすることにした。

上はリフト・レバーの先にあるプーリーでここでワイアーを巻上げるくことになる。 下はそのワイヤ
ーが巻き付いている駆動部分で、多分螺旋状の部品が在ってリフトの芯を上下させているのだろ
うが実際には見た事が無いので飽くまで想像だが。 ただ実際にレコードを掛け演奏することは出
来る様にしたので実用上は特に問題は無い。

ストロボが装備されており回転数を細かく調整出来た。 (下の画像は回転数が合っている状態)

 

 

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Logos Yaden の LED ランタン

2016-10-21 10:50:13 | Weblog

今日の1台目は何時もマイクロ・テレビとマイクロ・ラジオの修理でお世話になっているEさんから
のLEDランタンの修理依頼で初めてとなる物だが兎に角取り組んでみた。 この種の物の修理に
付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

症状を確認し分解に取り掛かった。 当初ON-OFFの方法が分からず2度電話で伺って仕舞った。

LEDに外部から3Vを加えてみたが問題なく高輝度で発光した。 LEDの下のアルミは放熱板。

問題は内部の制御回路で何とも取り出せず、何度か諦め掛けた。 基板の固定は電池のマイナ
ス側の棒状電極2本とスイッチ部分で為されており、これまで手掛けた物の中で一番複雑だった。

どうも押しボタンスイッチが機能していない。 似た様な物に交換するかとも考えたがサイズの問題
があり何とか復旧出来ないかアレコレ試みてみた。

幸いスイッチは直り、元に戻すべく組み込みを始めたが、このスイッチ基板から出ている4本の脚
を主基板に差し込まねばならずイヤハヤ泣きたい気分だった。 何とか完成させ好結果を得た。

Spent 2.6H-0.6H=2H 16,000+Inspection 4,000x3 TV=12,000+Radio Repair 12,000+Shipping 930=40,930

 

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Blaupunkt, Koln (再)

2016-10-20 12:26:11 | Weblog

昨日夕方お預かりしたのは先日FMのカバレッジの改造を手掛けた Blaupunkt, Koln で実際に車
(356A) に搭載しようとしたところ本体と電源/アンプを結んでいるケーブルが短く搭載出来なかっ
たので長くして欲しいとのことだった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

元々はアース等を取る為の平網線を拡げシールドに転用したが何とも線材が通せず、難航した結
果通すだけで1.5時間程を要して仕舞った。

必要な長さを伺ったところ1.5mで良いとのことで2mの線材を購入し、1.6mで切って完成させ終わ
ったことを伝えたが、長さは1.6-1.7mが欲しくダンボール箱の中にメモを入れておいたとのことだ
った。 改めて箱の中を見たところ確かにメモは在ったが、確認を取ったことを変更するなら一言
言ってくれれば何も問題は無かったのだが。 (昨日は1.5mで本当に良いかと念押しをしたが)

10月22日 先日ケーブル長を伸ばした後のテストで違和感を感じた。 先日カバレッジの改造直後
のテストではもっと音量が有ったと感じたので電源電圧を診てみた。 バイブレータの可能性大。 

+B電圧は通電直後(無負荷)は約160V有ったが、真空管が温まった後は100V程に低下した。

電流も15mA程しか流れず、手元に在った物の中から最も状態の良い物(右から2番目)に交換した。

結果先日と同程度の音量となったが、機械式のバイブレータは消耗品なので何時まで持つかは不明。

 

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Panasonic, TR-1010, TR-1020, TR-1030PG

2016-10-20 11:48:11 | Weblog

 このTR-1030PG と云うモデルは初めて目にする物だった。 元箱入りでアクセサリ類も全て揃っ
ている様だった。 この種のテレビの動作確認、修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

通電してみたが残念ながら映像も音声も出なかった、ただ5Ch付近でFM横浜を始めとするFM放
送が同時に数局聴こえたのでチューナーもVIFも生きている様だった。 ただこの機種のサービス
マニュアル(回路図)を持っておらず修理は無理かも知れない。 余談だが丁度50年前、高校生
の時にTVチューナーのIFに超再生の受信機を繋ぎ警察無線を傍受したことを思い出したがこれ
は多分当時30MHz帯(32MHz?)で送信されていたものを受信したと想うので、TVチューナーは実
際は不要だったと想われる。 

10月21日 昨日殆ど諦め掛けたが、チューナーとVIFは動作していたのでもう少し何とかなるの
では無いかと思い直し再度取り組んでみた。

普段使っているRFモジュレータでは無く、出力レベルの高い物を使った結果、水平同期に若干問
題が診られたが可也良好に動作していた。 諦めなくて正解だった!

  

TR-1020 も一応元箱入りで説明書やタグも揃っていた。

TR-1020 は輝度も十分で良好に動作した。

 

 

TR-1010 は元箱、取り説、保証書、オリジナルの電池も揃っていた。

TR-1010 は若干輝度が低かったが一応動作してくれた。

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Solid State 7, Super Micro Radio (Wrist Watch Shape)

2016-10-20 11:43:57 | Weblog

 今日の1台目は大型の腕時計型のトランジスタ・ラジオで当初2、3石の輸出用ボーイズ・ラジオ
かと想ったが実際は7石の可也シッカリした物だった。 この種のラジオの修理、改造に付きまし
てはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

早速通電してみたが何も聴こえなかった。 局発を診てみたが良好に機能している様だった。 なら
ばと外部アンテナを繋いでみたところどうも短波を受信している様だった。 アレコレ触っている内に
バーアンテナの端を指で触ると中波を受信した。 何とも理解に苦しむ動きをしており難航の気配。

10月21日 どうもトラッキングに大きなズレが在る様だったのでアンテナ側の共振周波数を診て
みたが最も低いところで約1.4MHzと可笑しな値だった。

ならばとバリコンの容量をみてみたが約8-135pFと問題は無さそうだった(逆に可笑しい)。

アチコチを調整し0.8MHzから上が受信出来る様になったが、実用となるのは1.2MHz以上だった。

そうこうする内に急に動作が停止して仕舞い調べたところアンテナ・コイルの二次側が外れていた。
本来何処に繋がっていたかを見付けるのに難航したが、一応1.2MHz以上は実用となった。

 

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Marantz, 10B Stereo FM Tuner

2016-10-19 12:23:01 | Weblog

今日お預かりしたのはこれまでにも何度か手掛けた Marantz の 10B で清掃中にコンデンサの
一つが壊れて仕舞った部分の修理とカバレッジの改造をご依頼頂いた。 この種のチューナー
の修理、改造に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお
問い合わせ下さい。

検波ドライブのg1に繋がっている470pFが断線していたので直し、カバレッジの改造に進んだ。

この機種のカバレッジの改造は簡単では無いが何とか好結果を得た。

10月23日 昨日夕方ご依頼主から電話を頂き、届き早速テストしたがCRTが動作しないとのこと
だった。 CRT後部は温まっているのでヒーターは点いている様だが全く光らないとのこと。 受信
そのものには問題は無いとのことで+Bは出ている様だった。 帰路通勤の電車で回路図を広げた
が+Bが出ているとなると(ミューティングも機能しないとのことだったので)-270Vの電源が怪しい。
明日はここを先ず診てみよう。 

10月24日 -270V電源を診てみた。 一次側の電圧100Vでの値で約241x1.1=265Vと問題無い。

アレコレ試みている内に突然永年使って来たDMMが壊れて仕舞い、下はアナログテスター(50KΩ/V)
での電圧値。 カソードの電位-154Vに対しg1が-215Vなのでg1が61Vも低くカットオフと想われる。

CRTその物は電源OFF時ボンヤリと輝点が出たので問題は無いと想われた、解せない。このCRT
のスペックをプリントアウトし帰路通勤電車で眺めたがOperating Characteristicsのところで-Vg1=
50-100V (Negative grid No.1 voltage for visual extinction of the focused spot) と記されていたが
果たして-61Vで輝点は見えるのかハッキしない。 カットオフは加速電圧にも依存すると想われる
ので簡単には云えないのかも知れない。 因みに他の電極の電圧はVg2,g4=500V  Vg3=0-120Vと
なっていたが今日の結果では(カソードの電位を基準とすれば)Vg2,g4=329V Vg3=74Vとなりフォー
カスは合焦していない可能性大。 それと加速電圧329Vも低すぎる様想われた。 

10月26日 今日はMさんに手伝って頂き大きく進展した。

上のVRはミューティング・レベル調整用の100KΩで、Focus VRのセンターでは-80Vが出ていたが左端
では略ゼロだった。 この原因を調べたところミューティング・レベル調整用のVRに在った。

このVRを一度分解し、組み直した結果、回路がグランドに落ちていた問題は解決し、輝点も出た。

 

10月28日 ミューティング・レベル調整用VRを組み込みCRTは無事光る様になった。 フォーカス
電圧が下がったのが発光しなくなった原因と想われた。

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