テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Braun, CEV 510

2020-12-28 15:26:49 | オーディオ

今日お預かりしたのはメールで Braun, CES1020と伺ったプリアンプでサービスマニュアルをダウン
ロードしておいたが出力はヘッドフォン用だったがお話ではスピーカーを繋いでいるとのことで何と
も可笑しく調べたところ CEV510 が正しい型番だった。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

お話では片方の出力が無く、ノイズが多い。 またラジオが混入することが有るとのことだった。

早速動作を診てみたが FM ステレオ及びモノラルで左の出力が右に比べ可成り小さかった、ただこの
モードではノイズは感じられなかった。 ラジオは使われて無いのか FM のダイアル糸が切れていた。

CEV510の修理経験が無いか確認してみた。 1件だが2012年1月8日に修理した際の自分のブログを
読み返して驚いたのはこの機種のバランス調整回路で製造上の大きな問題が有った。 しかし約9年
前は回路図をミュンヘンの知人から郵便で送って貰っていた様だが世の中何とも便利になった。

12月29日 先に進む前に Phono 入力でのノイズを確認しておいた。

Phono 用プリアンプ部分とその後の初段部分の電解コンデンサを交換した。

結果 Band, Radio の左右の音量の差は無くなったが、Phono でのノイズは更に増幅される様になった
様でノイズレベルが上がった。 ノイズの発生源の特定は難航することが多く時間を費やしそう。

12月30日 昨夜回路図等の資料を持ち帰り動作試験を行うポイントの見当を付けたので気になり、来
ないハズの仕事場に来て仕舞った。

Phono 用プリアンプの出力波形で上が左チャンネル、下が右チャンネル。 左は歪が大きく、右は
一見良好なのだが時にスパイク状のノイズが混入していた。

通電直後は一応両出力が有ったが時間経過と共に左のレベルが下がって仕舞った。

別の基板のコンデンサ3個が途中交換されていたが近年交換された物の様だった。

昨日今日で伺っていたご予算を超えて仕舞ったので残念ながら今回はここまでとさせて頂こう。

しかし毎日の様のこちらのブログに続き希望といったコメントが届くがその人の為にブログを認めて
いる訳では無い。 出来ることならこの種のコメントはブロックしたいところだが方法は無いものか。

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Brionvega, Doney

2020-12-27 12:44:54 | テレビ

今日お預かりしたのは Brionvega, Doney の復刻版で全く動作しないとのお話だった。 この種のテレビ
の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

自分でも Brionvega のデザインが好きで Algol を数台持ってはいるが仕舞いっぱなしになっている。

確かこの復刻版に取り組むのは5台目では無いかと想うが、技術的な資料の全く無い物の修理は可
成り厳しいものがある。 ところでオリジナルの Doney は 12 と云う番号が付されていたと想うが復刻
版には 14 が付されていたのではないか? 何処にも番号が付されていない。

上の基板が電源回路で多分右側が1次側で、中央のトランスで発振させ左側で2次の電源回路を形成
していると想われるが幸か不幸かここに問題は無さそうだった。 

添えられていたリモコンの電池は殆ど放電していたのでもしかしてと期待したがリモコンの問題では
無かった。

2次側の電圧を診てみたが、水平出力トランジスタのコレクタには 119V が加わっていた。 

12月28日 昨夜床に着いてから今日の作業を反芻してみたが一点気付いたのは添えて頂いたリモコン
で、テッキリこのリモコンでDoneyを操作していたと考えていたが、ヒョットして異なるのでは無い
かと先程仕事場で確認してみたが何とBuffaloの物だったがこれで果たして操作出来たのだろうか?

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B&O, Beosound Century

2020-12-23 16:35:44 | オーディオ

 今日の夕方お預かりしたのは以前ガラスドアや CDクランプが開閉しないと云うことで修理を手掛け
た Beosound Century で今回は10年前と同様 CDを読み込まなくなって仕舞ったとのお話だった。
この種の機器の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致し
ます。

12月24日 先ずは動作をみてみたが CD は約7秒回転した後停止し、クランプが開いた。

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SONY, Air-7 (再)

2020-12-21 20:16:19 | ラジオ

 先日液晶部分を移植した Air-7 の残骸をそのままとするのは残念なので修理に取り掛かった。 この
種の受信機の修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。 
上は液晶部分は生きていたドナー用の Air-7

上は液晶移植後の画像だが、ドナーの Air-7 のロジック回路にも問題は無さそうだった。

2系統の VCO の出力が手元の 20MHz のオシロでは見ることが出来なかったのでマルチバンドの受信
機で確認したが Air で108MHz の VCO の周波数は+55.85MHzの163.85MHzだが幸い良好だった。

次いで Air の第二局発 55.395MHzを確認してみたが問題無さそうだった。 ただこの後の IF, 455KHzが
上手く機能していなかった。  サテ何処に問題が在るのか? (上の周波数約-1.5KHzはカウンタの誤差)

12月22日 どうも高周波の問題の前に低周波を診るべきと出力段から前段に向かって調べを進めた。
先ず壊れていた音量とスケルチのボリュームを交換した。 次いでミュートが掛かりっぱなしだったので
ミュート用トランジスタをOFFとした。 結果 Air Band は動作し出したが、FM と AM は動作しなかった。

12月24日 AM, FM はAIRとは別の VCO を使っているのでこの VCO を調べ始めた。

何せ  20MHz のオシロと感度の低い周波数カウンタ、マルチバンド受信機しか無く 50 ~100MHz程度
の発振を確認するのも簡単では無い。

VCO 回路に電圧は加わっていた。 下の画像に見えているワックス?の様な物が気になる。

しかし今回の機種 (Air-8) の場合 Air とそれ以外の AM, FM, PSB を二つの VCO に分けて担当させる
意味は何なのだろう? Air での第一局発の周波数は163.85~191.85MHz、もう一方の VCO が担当し
ている AM (局発が上側の場合)では 55.995~58.039MHz、また FM (局発が上側の場合) では 86.7~
118.7MHzとなる。  尚 PSB の本来の周波数範囲が不明なのでもし 144~174MHzとした場合で局発が
上側とすると 199.845~229.845MHz、また下側とすると 88.155~118.155MHzとなる。

12月25日 VCO の動作を診てみようとパターン面のシールドを外し、また気になったワックス?の様
な物を極力取り除いた。

結果 VCO は良好に発振する様になりついでに PSB 受信の改造を行って国際VHF を聴いてみた。  最
初聴こえていた国際VHF が聴こえなくなり、AM の動作を確認してみたが矢張り動作していなかった。

この種の物に明るい知人に依ると目に見えない様な半田クラックが入っている可能性が有るとのこと
で後で再度確認してみるが、早めに仕事場を後にして部品屋さんで VCO 用の FET を買った。

12月26日 朝一で通電してみた。 窓のところで陽の光が当たっており温度が少し上がったせいか
AM も FM も問題無く動作した。 サテどうするか?

 上の中央 VCO の Q204 (2SK192A-GR) 辺りの半田付けを念の為再確認したが問題は無さそうだっ
たが駄目元で半田付けをやり直した。 昨日と同じルートで近くの丘(古墳の跡)に上り、国際VHF 等
を確認し仕事場に戻ったが未だ良好に機能している。 これで様子を診てみよう。

12月27日 昨日から略連続で動作させているが問題は出なかったので先日強制的に外したミュートの
回路をオリジナルの回路に戻してみた。 幸い問題は無く、これでスケルチも効く様になった。

12月30日 この何日か連続運転を続けて来たが今日の午後 AM のノイズが増え、FM は全く受信しな
くなった。 このことから半田付けの問題では無い様なので VCO 用のトランジスタを交換してみよう。

1月8日 その後も毎日の様に通電し動作を診てみた。 日に依っては可成り長時間動作し続けることも
有ったが矢張り動作が停止するのは間違い無いので MW/FM/PSB 用 VCO の FET, 2SK192 を交換す
ることにした。 上の画像の左上が交換した 2SK192GR

交換後動作はしていたが確認には長時間のランニングが必要。

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You は何しに日本へ? 

2020-12-21 10:07:11 | テレビ

1週間前まで公言はならぬと云うことで今日は少し経緯を認めようと考えていたがネタバレになるの
で  出るよ 位に留めて欲しいとのことで放送後に改めて認めることにしましたが、テレビ東京さんの
HPに在る予告は問題無いと想うのでそのまま貼り付けますが今月28日(月)の3時間スペシャルは
何時もより30分早い 17:55 スタートですのでご注意下さい。
*番組ではクラウンのラジオと紹介されていますが実際はテレビなので何時もこちらのブログに目
を通して頂いている方にはアーあれかとお分かり頂けると想います。

● MAX さん こちらに折角メッセージを頂いても連絡先が記されて無いと回答は出来ません。
Hellow Max,   Well, I can't tell you anything about possibility of SK6 turn table repair, without your
mail address!   Regards

【クラウン製!?謎のラジオを探すYOU】

 日本の古いラジオが好きで、25年前からこまめに来日してはラジオを物色してきたというYOU。
そんな彼がどうしても欲しくて50年も探し続けているというのが、1968年に「クラウン」という今は
なきメーカーが製造した、ラジオとテレビが合体した幻の一品…その謎のラジオを手に入れるた
め探し回るYOUに密着すると意外すぎる出会いと、奇跡のお宝ゲットの瞬間に立ち会えた!

12月29日  放送直後、仕事場の在る建物の最上階にお住いの方からビックリしましたと云うメ
ールを頂いたがそれ以外には何も無く、翌日二人の友人から視たよと云う連絡が有った、偶々
二人とも自家用機の操縦ライセンスを持った二人だが、片方のS氏はN 大で教壇に立っており
昭和家電の講義に今回の映像を使わせて貰うとのことだった。 何か役に立つか?  オット 
もう一人を忘れていたが最早CG界では重鎮となったMさんからも連絡が有り前日のオンライン
ミーティングの時よりも若く見えたとの感想を頂いた。 マアこんなものでしょう!

1月2日 朝仕事場の近くで二人の方からテレビ見たよとのお話を頂いた。 片方の女性(コー
ラスでご一緒した方)からは 凄い方だったんですねと言われたが頭を掻くしか無かった。

1月5日 何人かの方からの新年のご挨拶に見たよと添えられていた。 順番に制作者の考え
が有ったのかどうかを知らないがトリだったことに意味が有る様感じている方もいらした。

こちらえのご連絡は ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお願い致します。

 

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Blaupunkt, Frankfurt x2 (再)

2020-12-20 12:02:23 | 

今日お預かりしたのは大阪で VW を多く手掛けていらっしゃるガレージからの再修理のご依頼で今年
9月に取り組んだ物とのことだった。 この種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらの ホームペ
ージ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

2号機はアンプ部分が焦げて仕舞っていてそのままでは使えない (ICアンプを組み込むか?)。

2号機のアンプの基板のパターン面には焦げた部分が幾つか見られる。 可成り発熱した模様。

駄目元で1号機のアンプを繋いでみた。 動作良好。

2号機に1号機の電源スイッチを移植し好結果を得た。 FMは海外バンドのまま、ランプは点灯せず。

暫くランニングしていたがFMの周波数がフラ付く問題が診られた。 AFCに問題が在るのかと想うが
これまでに経験の無いことで困った。 テッキリ断線と考えていたランプは切れておらず回路の問題?

12月21日 ランプ部分に取り掛かった。

たかだかランプの交換に殆ど費用を頂く訳には行かないが今回約1時間を要した。

 

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Goofy 型 電話機

2020-12-18 15:41:28 | 電話機

今朝仕事場に届いていたのはこれまでにも4, 5回取り組んだグーフィー型の電話機で状態は目下不
明。  尚、発送後の連絡が無かったが翌日の段取りの為に連絡は忘れないで欲しい。 この種の電話
機の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

12月19日 先ずは動作を確認してみた。   添えられていた電池は完全に放電していた。

DEMO モードでは一応動作していた。

ところが何時まで経っても終了せず内部を診てみた。

機構系には特に問題が無く、ロジック(論理回路)に問題が在る様だった。

しかし作りがラフ(特に脚の接合部)で組み立てに毎回梃子摺る、今回も6回ほどやり直した。

 

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Braun, CSV 500

2020-12-17 16:28:53 | オーディオ

今日夕方お預かりしたのは Braun, CSV 500 で初めての機種となった。 先ずは動作を確認してみよ
う。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

電源の設定を110Vに変更し通電してみた。 一瞬ノイズが出たがそれだけだった。

電源のヒューズが飛んだのかと想ったが調べたところヒューズは飛んでおらず、スイッチ(本来はオ
ルタネート動作)が壊れており、押している間だけON 状態となっていた。 同様のスイッチは中々見
付からないがどうするか?    (ご依頼主と相談し電源回路に中間スイッチを設けることにした)

12月18日 電源スイッチ部分はジャンパーし先に進んだ。

ヒューズの一つが飛んでいてパイロットランプも点灯せず、この回路の負荷を当たった結果問題は
無かったがスピーカー出力は全く無かった。

少し回路を追ってみたが終段のアンプの左右の出力は上の基板内では良好に出ていた。  前段部分に
問題が在りそうだが基板の上にスイッチが多く在り部品交換に難航しそうで時間を要すると想われる。

12月19日 昨日は回路図とパターン図を持ち帰り動作を調べるポイントの見当を付けておいた。

 動作を調べ始めてアレレとなったのはプリアンプ部分に電圧が来ていない。 時間を費やした結果分
かったのは以前この機種をいじった人がプリアンプ用電源 (30V) 回路を繋ぎ忘れていた。 本来は上
の 7ピンコネクタの 4番ピンに繋ぐことになるのだが何故かその 7ピンコネクタは見当たらなかった。

上の 7ピンコネクタには他にもプリアンプの出力回路が繋がるのだがこれらは幸い繋がっていた。

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National, TR-603A (再)

2020-12-16 15:24:24 | Weblog

先日お預かりしたが前面カバーの白濁が激しくそのままでは仮に動作しても殆ど画像は見えないので
修理は止めたが、前面カバーを外しても良いので何とか視える様にしたいとのお話で再度お送り頂い
た。 この種のテレビの修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

先日お返しする際も上部の端の部分にはクラックが入っていたが一応本来の位置に残っていたが
受け取った物では上部のそれは無くなっており、下の一部がエアキャップの中に落ちていた。

先日通電した際に高圧は一応出ていたがフォーカス用の電圧等が低かったので先ずは高圧電源の動
作を診てみることにした。 帰路通勤の電車内で回路を追った。   しかし白濁している前面カバー
を上手く切れそうか先ずそれを確認することにしよう。

前面カバーは上手く外せたので修理に取り掛かった。 以前動作を確認した時に高圧電源の出力に
問題が在ったので回路を細かく当たって行った。 結果上のダイオードが短絡しており加速電圧と焦
点調整用の電圧が殆ど出ていなかった。 

D64 交換後輝度はドラスティックに上がり、また全体の電圧も全て上がった。 ただ修理前は一応
受信していたが受信しなくなり、また輝度調整も出来なくなった。 まだ道のりは可成り遠そう!

12月18日 映像も音声も出なくなり、また輝度調整も出来なくなったので映像出力用+B が出なくなっ
たのではと想像し、テスターでは特に問題は無さそうだった D63 を駄目元で交換した。

パターン面にシリコン・ダイオードを加えたが想像通り+B電圧が出て一挙に動作し出した。

上のテストは 2Ch の RF 信号で行ったが音声/映像を直接加える改造に取り掛かろう。

上の画像から下は直接入力での結果。 

12月21日 ご依頼主から音はでるが画像は波打って仕舞って見ることが出来ないとの連絡を頂いた。
添えて頂いた画像では水平同期が少しズレており、映像にはなって無かったが今回のテレビ等では
当たり前の垂直、水平同期の調整が若い方には当たり前では無い様だった。  反省!

 

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Telefunken, IA 50 + IB 50 (再)

2020-12-15 10:24:37 | 

昨日お預かりしたのは先日こちらで修理をした Telefunken, IA 50 と IB 50 で当初感度も音質も非常
に良好と仰って頂いたが間もなく幾つか問題が見付かったと云うことで再度お送り頂いた。 この種の
カーラジオの修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

上は IA 50 とこちらで製作した高圧電源部。 電源スイッチの ON-OFF に問題が在り、また音量を
最大にすると音が出なくなるとのお話だった。  古いスイッチ付きボリュームは多くの問題を起こす
が電源スイッチは直流で 5A 近くを扱うことになるので更にハードルが上がる。

IB 50 にはオリジナルの電源が添えられていたが、こちらも電源スイッチに問題が在り切れず、また
音量が絞れないとのお話だった。 アンテナ・コネクタも古いタイプなので工夫の必要が有る。

  使えそうな物を数種購入した。 ただ交流なら 5A でも特に問題にはならないが直流 5A となると
通常のボリュームのスイッチでは賄えない。  上の画像の上の物には2系統のスイッチが有りパラ
にすれば何とか使えるかも知れないが、抵抗値は 250KΩ なので 1MΩの回路にはチトきつい。

上の画像の右の物は 500KΩ の点は近付いたが接点が1回路なので電源スイッチを外付けする必要
が有り、またシャフトの長さが足りない。

上の画像の左の物にはスイッチの回路が4系統有り電流容量としては十分でシャフト長にも問題は無い
が抵抗値が5KΩと残念ながら使えない。 左の物2個は抵抗値は良いが接点は1回路でシャフトが短い。

兎にも角にもボリュームを外してみなければならず分解に取り掛かった。

ボリュームの手前には小さな端子板が在りこれを何とかしないと外せない。

何とか頑張って外したがここまでで可成り疲れて仕舞った。

音が絞れないとのお話だったが残留抵抗は約 25Ω (25/500,000Ω)となるので分圧比は 0.005%と
なりボリュームの残留抵抗は絞れないと云う問題の原因では無さそうだった。

抵抗値の変化具合も診てみたが問題は無さそうだった。  抵抗値は500KΩと回路図とは異なっていた。

回路図上は何故か 1MΩに 別の抵抗 1MΩをパラにしている。 ボリュームとグランド間には100Ωが
在りこれが残留抵抗に加わることになるのでこの100Ωが原因かも知れない。 何れにしても小さい

スイッチ部分を診てみたが油切れで動きがスムーズでは無く時々引っ掛かっていた。

上が OFF 状態、下が ON 状態だが潤滑剤を加えた結果確実に動く様になった。

ならば無理をして別の物を組み込むのは止めこれで行くことにした。 下は接点の抵抗値。

この後ボリュームを何とか組み込んだがドット疲れて仕舞った!

ランプの ON-OFF はボリュームのシャフトを引く(上)と OFF、押すと(下)ON となる構造だが何
せピアノ線を金属片に当てるだけなので信頼性が低い。 ここはジャンパーでグランドに落とした。

12月16日 昨日帰宅ギリギリまで取り組みアンテナコネクタ(近年の物)を増設したので今朝動作を
確認したが何故か動作しない? どうも回路図と違う(少し削ればケーブルを通し易くなるのだが)
回路をシンプルにした、動作良好。

 

IA 50 に取り掛かった。 こちらの問題は音量を上げると音が出なくなって仕舞うと云うことでボリ
ュームの炭素皮膜にクラックが入っているのかと想像した。

2台目なので若干スムーズにことは運んだがそれでも簡単では無い。

抵抗値に異常は無く、寧ろガッカリしたが分解したところリベットの様な物が落ちていた。

最初何なのか不明だったが接点の片方と分かった。

炭素被膜の状態を視てみたが異常は診られなかった。 何故音声出力が無くなるのか?

念の為に入力側の500pFを交換してみたが変化は診られなかった。 最後の手として入力を直結から
C結合に変更し (0.001μF)、グリッドリーク (1MΩ) も加えてみたが大きな変化は診られなかった。

しかし永年真空管回路も手掛けて来たがボリュームを上げると音声出力が無くなり、ボリュームを
下げても直ぐには元に戻らないと云う症状は初めてとなった。 全く解せない! 何か真空管内で
電荷が溜まって仕舞うのだろうか?    何時もならMさんに回路の解析をお願いするのだが!

アンテナコネクタは以前加えられていた物を使った。

12月17日 昨夜もしかすると高圧電源(電圧)が少し定格より低いことに起因しているのかもと
定格電圧に近い別の電源を用意したが残念ながら変化は無かった。

 

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BOSE, Wave Music System

2020-12-12 11:20:10 | オーディオ

今日お預かりしたのは BOSE, Wave Music System と云うCD プレーヤで、これまでにも数度 CD が
取り出せなくなり、その都度メーカーに2万なにがしを払って取り出して貰っていたそうで今回も CD
を取り出して欲しいと云うご依頼だった。 余り進んでやりたい仕事では無いがご依頼はこちらの ホ
ームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。  午後は都内で集まりが有り今日は時間
が無かった。

12月13日 上手く CD は取り出せた。

 

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B&O, Beocenter 2300

2020-12-11 11:13:23 | オーディオ

今日お預かりしたのは Beocenter 2300 で一部のCDは読み込むものの5枚に1枚程度とのお話だった。
この種の機器の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致し
ます。

念の為 CD を数枚お持ち頂いたが一番右の物のみ読み込むとのお話だった。

先日米国から購入した光学ヘッドに交換して動作を診てみたが変化は無かった。

何故一部の CD しか読まないのか?

光学ヘッドを駄目元で別の物に交換した。

結果良好に機能し出し試した4種の CD 全て問題無く読み込めた。

最後に組み立てたガラスドアの開閉を確認し終わりとした。

 

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Braun, SK 5

2020-12-10 14:06:17 | オーディオ

  今日お預かりしたのは Braun, SK 5 で非常に綺麗な物だったがターンテーブルが回転しないとの
お話だった。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

全体に可成り綺麗なのでダイアル面の(内側)汚れが気になった。

ペーパー・コンデンサ等は交換されていた。

本体とターンテーブルの電圧設定を 110V に変更した。

ラジオ、ターンテーブル等全て良好に動作した。

12月11日 引き取りにいらしたご依頼主に実際に操作して頂いたが本の一寸した操作に誤りが
有った。 無事動く様になり喜んで頂けた。

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Braun, Exporter 2

2020-12-09 11:52:13 | ラジオ

今日の3台目は初めてとなる Braun, Exporter 2 電池管 4球の中波+長波 2 way ラジオで状態は不明。
この種のラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

最初AC アダプタに本体はスンナリ収まらなかった。

先ずは電源スイッチが導通していなかった。 電源電圧を 110V 設定に変えた。

A 電池の電圧1.5V が 0.9V しかなかった。 回路の途中に入っている抵抗 25Ω を小さくした。

B 電池用 50V は良好だった。 少しリップルが気になったので電源のコンデンサの容量を増やした。

 

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Quad, FM II

2020-12-09 11:51:24 | オーディオ

2台目は Quad, FM II で永年使って無かったので全体の動作確認とワイド FM を受信出来る様にと云
うご依頼を頂いた。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

ワイド FM の受信状況を診てみた。

尚下端は約76MHzだった。 上はインターFM (鶴見中継、76.5MHz) 受信時

次にステレオ復調を確認してみたが左右の分離は不完全だった。 この部分は可成り手間取る。

念の為全真空管の gm とエミッションを診てみたが上の 12AT7 と下の 6AL5 に問題が診られた。

12月10日 ステレオ復調(左右分離)の問題に取り掛かった。

パイロット信号 19KHz 出力の調整前(上)と調整後(下)。

ダブラーの 38KHz 調整前(上)と、調整後(下)

結果左右の出力は良好に分離出来る様になった。

ただ気付くとステレオ表示のランプが点灯していなかった。 下は一応壊れていたトランジスタに
似た物に換えた結果で、少し暗くまた感度が悪い様だった。 AC176 は回路図上は PNP だが?

 

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