今日お預かりしたのはメールで Braun, CES1020と伺ったプリアンプでサービスマニュアルをダウン
ロードしておいたが出力はヘッドフォン用だったがお話ではスピーカーを繋いでいるとのことで何と
も可笑しく調べたところ CEV510 が正しい型番だった。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
お話では片方の出力が無く、ノイズが多い。 またラジオが混入することが有るとのことだった。
早速動作を診てみたが FM ステレオ及びモノラルで左の出力が右に比べ可成り小さかった、ただこの
モードではノイズは感じられなかった。 ラジオは使われて無いのか FM のダイアル糸が切れていた。
CEV510の修理経験が無いか確認してみた。 1件だが2012年1月8日に修理した際の自分のブログを
読み返して驚いたのはこの機種のバランス調整回路で製造上の大きな問題が有った。 しかし約9年
前は回路図をミュンヘンの知人から郵便で送って貰っていた様だが世の中何とも便利になった。
12月29日 先に進む前に Phono 入力でのノイズを確認しておいた。
Phono 用プリアンプ部分とその後の初段部分の電解コンデンサを交換した。
結果 Band, Radio の左右の音量の差は無くなったが、Phono でのノイズは更に増幅される様になった
様でノイズレベルが上がった。 ノイズの発生源の特定は難航することが多く時間を費やしそう。
12月30日 昨夜回路図等の資料を持ち帰り動作試験を行うポイントの見当を付けたので気になり、来
ないハズの仕事場に来て仕舞った。
Phono 用プリアンプの出力波形で上が左チャンネル、下が右チャンネル。 左は歪が大きく、右は
一見良好なのだが時にスパイク状のノイズが混入していた。
通電直後は一応両出力が有ったが時間経過と共に左のレベルが下がって仕舞った。
別の基板のコンデンサ3個が途中交換されていたが近年交換された物の様だった。
昨日今日で伺っていたご予算を超えて仕舞ったので残念ながら今回はここまでとさせて頂こう。
しかし毎日の様のこちらのブログに続き希望といったコメントが届くがその人の為にブログを認めて
いる訳では無い。 出来ることならこの種のコメントはブロックしたいところだが方法は無いものか。