テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Carrozzeria, MEN-9000CD + COSEL, ZUS25 0512

2010-10-31 17:02:07 | Weblog

 

今日取り組んだのはカロッチェリアの CD+ラジオ MEN-9000CD で動作に問題は見られなかった。

次は 6Vの電源を 12V に昇圧するコンバーターでこちらは見事に壊れていた。

 

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Accuphase, T-100

2010-10-29 19:07:32 | Weblog

 

今日お預かりしたもう 1台はアキュフェーズの T-100 でお話しでは感度が低く、ステレオ  イ
ンジケーターも点灯したりしなかったりとのことだった。  この種のチューナーの修理、改造
に付きましてはこちらのホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い合わせ下さい。

お話しの通り感度は低く、こちらで通常使っている CATV の信号でもステレオ・インジケー
ターが点灯する局は可也限られていた。 多分フロントエンドの問題と想うが近々取り組ませ
て頂こう。  しかしセンターメーターの指示も気になるが昔ながらの LC を使ったディスクリ
なら良いが、別の方式の物だと資料無しでは厳しいかも知れない。

10月30日 先ずは FM フロントエンドの調整に取り掛かった。

FM の IF アンプはバンドパス・フィルターとオペアンプ (TA-7045P) で構成されており調整
箇所は無いがこれらの動作も一応確認してみた。

次いでディスクリの調整に取り掛かったがここは昔通りで助かった。 センターを合わせた
ところステレオ・インジケーターの点灯もスムーズになった。

メーター回路を再調整し、周波数表示も合わせた。(ついでに AM の調整も念の為行った)

 

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McIntosh, MR73

2010-10-29 19:01:44 | Weblog

 

今日お預かりした McIntosh の MR73 でカバレッジの改造と、ステレオ・インジケーターが
点灯しないと云う問題の修理依頼です。この種の機器の修理に付きましてはこちらのホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

カバレッジの改造は多く経験しており問題無く終わったがステレオ・インジケーターの問題
は簡単では無かった (当初単にランプの断線かと想ったがそうは問屋が卸して呉れなかった)

回路を順次追って行ったが先ず 19KHzのパイロット信号の増幅回路が機能しておらずトラン
ジスタを交換した。  その後の 2逓倍回路 (38KHz) の出力を増幅し、ランプを駆動するトラン
ジスタ 2個も hfe が低下している様で交換。  加えて 19KHz信号を増幅している回路のトラン
ジスタも交換し合計 4個のトランジスタを交換することになったが好結果が得られた。

本来の回路図に記された電圧に不思議な点が有り、2逓倍後のトランジスタのベース
バイアスを若干+にした。  下の画像の赤い部分がステレオ表示、その下は同調指示。

 

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Dumont、 RA-113-B4 (1950-1951) 続2

2010-10-29 12:10:42 | Weblog

帰路電車内で回路図を眺めながら同期分離の回路を見てないことに気付いた。下の画像
の左上、シールドケースで覆われた部分がそれで、内部のコンデンサが気になった。

内部の様子と、下は同期出力の波形。 予想通り映像信号が殆どで同期信号成分
は殆ど見えていない。

コンデンサ交換後の同期出力、綺麗に同期信号成分のみとなっており、水平は微動
だにしなかった。

しかし映像は暗いし、コントラストも低いが映像出力と CRT 間の直流結合(直流再生)を
一般的な回路に改造すれば可也の改善は見られそうだが追加費用が発生するので今回は見
送ることにしよう。

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ポルシェ 356B用 Blaupunkt、 Frankfurt Tr (1960)

2010-10-27 14:28:08 | Weblog

 

今日お預かりしたのはポルシェ 356B に搭載されていたと伺った Blaupunkt の Frankfurt Tr で、
電源も、スピーカーも接続されて無かったとのことでした。  この種のカーラジオの修理、改
造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

お預かりしたのは本体のみで右の同一モデルに見られる電源+音声出力ユニットが欠落してい
た。 このユニットから電源が供給され、また音声もここで増幅されスピーカーが駆動される。

 

 

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Dumont、 RA-113-B4 (1950-1951) 続

2010-10-26 08:33:50 | Weblog

先週ウイルスに感染したWindows2000を友人が時間を掛けウイルスを駆除してくれ何日か問題
無く使っていたのですが再度可笑しくなり先週末には全く使えなくなった為別の物を用意してくれ
今週からWindows XPとWindows7を使い始めたがWindows7は可也使い勝手が違っておりまだま
だ使えると云えるレベルでは無い。 そんな昨日、画像を仕事場でアップし文章は夜我家でと考
え戻って自分のブログを開いてみたが折角アップした画像がアップされていなかった。 投稿ボタ
ンを押し忘れていたのかと再度画像もアップし、文章も加えたが今朝見たところ昨夜の作業が反
映されて無かった。 何が可笑しいのか最初分らなかったが昨日も 文字は最大10,000字と云う
様なエラーメッセージ?が出ていたのを思い出した。 多分一つのブログ(テーマ)が長過ぎた為
に投稿出来なかったのだろう、初めての経験となった。 サテ閑話休題 イヨイヨ今回の4機種の
中では最も困難が予想されるDumontのRA-113-B4に取り掛かった。

先ずは割れていた整流管5U4GB(本来は5U4G)を交換した。

キャビネットから外し作業台に載せたがシャーシーだけでも可也重い。

高圧整流には1X2が2本使われており倍電圧整流での出力は約12.6KV。

使われている0.0005μF(500pF)/10KVの絶縁が気になるが明日調べてみよう。

既に60年が経過しておりペーパーコンは全数交換を要すると想われる。 ケミコンも怪しそう。

同調指示は6AL7で、この機種の場合TV+FMで最初テッキリFMチューナーが別に在るのだと
想っていたが見当らず、解せなかったが後から分ったのはチューナーは連続タイプの物で約
55Mc)~約211Mcを連続カバーしておりFMはLow Ch.2~6Ch.とHigh Ch.7~13Ch.の間に在
る訳で別に用意する必要は無いのでありました。   ただ通常のインターキャリア方式で音声
のIF(4.5Mc)を得ることがFMでは出来ないので音声IFは21.75Mcとし、ビデオIF1段目の信号
を分岐し音声用のIFアンプ2段を経てディスクリに加えている。

今回の機種はRidersのTelevisionマニュアルVol.6に網羅されており1950年、或は1951年の物と
想像出来るが同時にRA-112(19インチ、丸型CRT)も発売されキャビネット・デザイン別に合計14
機種が発表されている。 中には(右上)レコードプレーヤ、AMラジオを含むTarrytownと云う大型
モデルも在る。  今回のRA-113-B4のモデル名はRevereでCRTは17インチの角型、電磁収束の
17AP4が使われている。  因みに水平出力は6BG6-G、垂直出力は何と6SN7で為されている。

10月27日 昨夜コンデンサ類の交換を何とか終えたので今日は通電してみたが若干の雑音
は出るものの受信している気配が無いのでチューナー部分を分解してみた。

渦巻き状のコイルに当てた摺動子を回転(移動)させインダクタンスを連続で変えて行く方式
で結果広いカバレッジを得る構造だがテレビ用のチューナーとしては始めての経験となった。

ラインナップは左からOSC:6AB4-Mix.:6AK5-RF:6J6 何かRFとMix.が逆の様に想えますが
これがこのチューナーで使われている構成です。

ダイアル糸の片方とテンションを持たせる為のスプリングが欠落していた。

ダイアル糸の駆動軸が単なるプレーンなシャフトでは無く、中間の直径が大きくなっている構造
の意味が上のダイアル板を改めて眺めてみて理解出来た。 つまり5Ch.辺りからFMの帯域は
少しの回転(角度)でダイアルが大きく回る(回転する)仕組みになっている。

使われていたのは17BP4BでこのCRTも70°偏向、電磁収束と最早手に入らない物でした。

一応ラスターはおぼろげながら現れ何とか映像を出せるかと期待したが余りにエミッションが低く
残念ながら若干影が動いている位の映像しか得られなかった。  この後14インチの類似CRTに
替え何とか映像は得られたが(同期は不完全)その画像は明日にもアップしよう。

電磁収束型のCRTはBUSHの1950年頃のモデルに使われていたMW  -   しか手元に
無くこれで動作を確かめてみた。

話しは変わるが今回のモデルに使われている同調指示管6AL7の指示の様子。

水平同期が不完全だが映像はマアマアのレベルで現れている。  本来のCRT(17BP4B)に戻し
てみたがラスターは暗く、映像は現れず一度は諦め掛けたが駄目元で偏向ヨークとフォーカスコ
イルを外しCRTに高圧を加えスポットがどの位発光するか調べたみたところこれまでイオントラッ
プの最良点と考えていた位置より15mm程蛍光面寄りに別の最良点が有り、スポットの輝度も可
也高く結果として下の画像を得た。 ただ白黒が反転した様な、また水平同期も不完全なまま。

一応映像増幅6AH6の出力は約50Vp-pのレベルが有った。

水平同期が不完全な為、AFCと水平発振につかわれているLCRを全て調べたみたが発振管の
グリッド部分の270pFが950pFを示した以外は問題は無さそうだったので発振トランス+安定コイ
ルを調整してみたが不安定さは改善されなかった。  既に想定した作業量の倍となって仕舞っ
たが真空管全てのgm/エミッションを測定してみた。 結果ビデオIFの4段目6BC5のgmがミニマ
ムの半分以下。 また同期増幅用狭帯域アンプ用6BA6がミニマムの6割程だったので交換した。

一応暗い室内ならギリギリ映像は確認できるが、回路は直流再生付きで、映像増幅とCRTの
カソード間はDCカップリングとなっており何とも気持ちが悪い(慣れて無い)ので思い切って改
造するか。 それと同期増幅/分離系(真空管4段の贅沢設計)を明日以降調べてみよう。

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Sears 1170(シャーシNo.528-52286、1960?) 続

2010-10-26 08:28:16 | Weblog

上はチューナーのシャフトに取り付けられるリモコン用モーターの回転制御用カム (接点用)で
シャフトに固定する部分が壊れていた。 一応接着剤で固定したが上手く動作して呉れるか?

使われているコンデンサを数個調べたみたが何れもフィルムコン、或は MP コンの様で絶縁
等に問題は見られなかった。上は同期分離+水平発振/AGC ユニット。 同期に関する真空管 4
本の gm を見てみたが同期分離 3AU6 が最低値を大幅に下回っていたので交換した。

映像 IF/増幅+音声 IF/増幅/出力ユニット

リモコン用受信ユニット

垂直発振/出力ユニット。 

前に比べ同期は可也改善されたが実用とするにはチト首をかしげる。 ただ今回は 2週間のイベ
ント期間中何とか映像が写し出されれば良いとのことなので (ご予算も有り) これで由としよう。

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Westar ブランドのテレビ(NEC製?)続

2010-10-26 08:25:00 | Weblog

10月25日 表示サイズが時間と共に減少する原因を探るべくダンパー、水平出力、水平出力
の Sg のパスコンと変えてみたが変化は見られず  容量計では問題が見られなかったブースト
用の 0.2μFを思い切って交換した結果良好な結果が得られた。  ならば他は元のままで良いの
かと今度は引き算の様に一つ一つを外して行ったが結局これら全てが必要なことが分った。

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TV 4種 (Dumont, Sears, RCA and Westar)

2010-10-21 23:01:10 | Weblog

 今日は期せずして 4種、5台のモノクロ TVをお預かりした。下の Dumont, RA113-B4 は未だ
製造年等何も調べていないが多分 1940年代末頃位の物ではないかと想像する。  しかし何が
重いのか可也の重量だった。  この種のテレビの修理に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

次は Sears の物でこれも決して小さくは無い、ただ Dumont に比べればまだ軽く助かった。

10月23日 夕方この機種に取り掛かった。 類似機種が Riders の Vol.27 に出てくる (この機種
のシャーシ No.より後の物も納められておりこの機種辺りが抜けているのが解せないが) ので
多分 1960年頃の物では無いかと想像する。 ラスターは出て、一瞬音声も出たがその後は音声
も、画像も全く出ず、どうも映像増幅辺りが怪しいが何せ大きく  またプリント基板の部品面
しか見えず回路を当るのも容易では無い。

10月24日  今回の機種のモデル No.は 1170 の様だが回路図は無く類似機種と想われる物の
もので回路を当たってみた。  B 電源は+285V、+210V、+165Vの 3種が用意されており映像
増幅のプレートは+210V、スクリーンは+165V系が夫々使われている。まずプレートの電位
は問題無かったがスクリーンは 10V程しか無く+165V電源が疑われた。

予想が的中し巻き線抵抗が断線していた。 ここをセメント抵抗に替え、動作し始めてくれた。 
しかし未だファインチューニングが(機械的に)動作しておらず、同期も完全では無い。

 

RCA の AS059Y は 1974年、台湾製でトランジスタのモデルと想われる。

10月22日 先ず取り組み易い RCA の 2台に取り掛かった。 1台目は電源は入るものの垂直
振幅が無く、また偏向ヨークが少し回転して仕舞った様で水平が若干斜めになっていた。

垂直偏向の回路が収まったユニットのエッジコネクタとマザーボード上のコネクタの接触不
良が原因でユニットの固定方法をより頑丈にしてみたところ良好となった。 上の画像は手を
加える前の物だが使われていたダンボールに記されたメモの文字は自分のものの様だったが
この機種の修理の記憶は無い(歳のせいか?)

もう 1台は電源が入らず、電源スイッチはアラーム (設定時間で ON/OFF) と機能 (TV、AM、
FM、FMステレオ)切替の 3段構えでやたらと複雑だった(回路図が有れば何のことは無い
のだが)。 

電源は入ったもののラスターのみで映像が現れない。

下の映像回路が収まった基板に問題は無さそうだったのでエッジコネクタを磨き、コ
ネクタに深く挿し込んだところ好結果が得られた。

Westar ブランドと云うことしか分からないこの 8インチモデルは日本製で多分昭和 40年頃
の物では無いかと想像する。 多分真空管式だろう。

10月22日 次いで Westar ブランドの物に取り組んだが電源が入らず先ずは電源コードに問
題が見られた。  まだヒーターは点灯してくれずどうも真空管ソケットに接触不良が在った
様だった。 しかし使われている部品は殆ど NEC 製でラインナップも同社昭和 39年製 8P-1、
或は 40年製の 8P-2 に良く似ていた。  絶対では無いが NEC(新日本電気製)の可能性が高
い。 何とかラスターが出るところまで漕ぎ着けたが今日は時間切れとなった。

10月23日 午前中は秋葉原に昇圧トランスを買いに行き午後昨日の続きに取り掛かった。コ
ンデンサを交換し通電したがラスターが出ない。 どうも高圧整流管が機能して無い様子だっ
たので一度高圧整流部分を分解し再度組み直したところ正常となった。

一応画像も出る様にはなったが水平の同期がキチントとれていなかった。

水平の発振回路を調整し良好な画像が得られたので全て組み込み連続試験を開始した。

暫く良好に動作していたが 30分程で水平/垂直の表示サイズが 7割程度になって仕舞っていた。
もう一度中身を取り出し原因を調べる必要があるが既に Sears に取り掛かって仕舞ったので後
回しにしよう。

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iPod用アンプ (ジュークボックス用)

2010-10-20 14:12:11 | Weblog

iPod にアンプを繋ぎジュークボックスのスピーカーを使って聞きたいと云うご依頼が有り東
芝の TA7240P を使った 5.8W/Ch のステレオアンプを作ってみた。 この種の機器に関するご
質問はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka/sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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VW用カーラジオ (三菱AR-2765SU-BK)

2010-10-19 17:26:31 | Weblog

 今日お預かりしたのは1969年製の VW に使われていると伺った三菱のカーラジオ AR-2765SU
-BK で 1969年からディスクリートで構成されている物と考えていたが受け取った物は IC を多
用した物で多分 1970年代半ば以降の物では無いかと想像する。 電源は入り、ステレオのラン
プも点灯するが全く音が出ないと云うお話だった。  この種のラジオの修理に付きましてはこ
ちらの ホームページ https://vrc-tezukas.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

どうもアンプ部分に電源電圧が加わって無い。 何とも解せず時間を要したが原因は普通考え
られないところに在った。 一番下に画像を置いたが 6ピンのマルチコネクタの電源回路のピ
ン、左から 3つ目がアンプ側のコネクタ(オス)のところで何故か繋がっていなかった。 
同様のコネクタが手元に無く 1本ジャンパーを加え事なきを得たが長年多くの物を手掛けて
来たがこの様な故障は初めてとなった。

他に左右のバランスが取れない問題も診られたがこれも上手く解決した。しかし分ってしま
えばコロンブスの卵だが、ステレオで且つ左右、及び前後のバランスも変えられる 4スピー
カー用の回路で、音量+電源スイッチを担っているシャフトは切り替えで左右のバランス調
整も兼ねていた。このことを知るまでに回路を細かく追い可也の遠回をすることになった。

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トヨタ、 クラウン/2000GT 用カーラジオ

2010-10-18 17:58:29 | Weblog

TEN (神戸工業) 製のカーラジオでトヨタの部品番号は 86100-30040 でクラウン用ですが前面
のデザインは異なるものの 2000GT 用の物と中身は同じではないかと想われます。 先日オー
ストラリアで見付け、航空便で送って貰った物が昨日届き早速レストアに取り掛かりました。  
この種のカーラジオの修理に付きましてはこちらの HP  https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

幸い回路図が蓋の裏に貼られており回路は追い易かった。 音量が極端に小さかった問題は直
ったがリモートチューニング(自動選局機能)が機能せず、道のりは遠そうだ。

10月20日 今日の午後先日の続きに取り掛かった。 リモートチューニングの開始トリガー回
路にはフリップ・フロップ?が使われているがこれの目的が良く分らない。  またこの回路の
負荷 (リレー) は検波信号を増幅した電流でも駆動されているが、どうも動きが良く分らない。 
友人が同じ機種を持っているので彼に(持っていれば)取説を借りてみよう。

回路図を持ち帰り我が家でもアレコレ眺めてみた。  自動選局を開始するにはリレーをONし、
自動選局を機能させている間中 ON しっぱなしでなければならないが、自動選局を終わらせ
る為にはリレーを ON しなければならない回路になっており何とも理解出来ない。 既に ON
しているリレーをそれ以上 ON は出来ない! どうも回路が読めないが他に IF の問題も考え
られるのでそちらから取り掛かろう。

10月21日 ラジオ用の IF は2段で、自動選局用には更に2段の狭帯域 IF アンプが加わる。 
その後トランジスターに依る検波回路となるがその検波用の石の e-b 間には 20mVp-p程度
の信号しか加わって無く従ってコレクタ電流は流れておらずこれでは自動選局は機能しそ
うも無い。 検波用、或いは IF アンプの石が怪しいのでは無いかと外してみたが hfe は左程
低く無かった。

ならばと IFT の再調整を試みたが途中(上の画像では左から 3つ目)の IFT が可笑しい。 
455KHzでは共振していない様なので外して共振周波数を確認してみたが約 350Khzと100KHz
以上低い。 内部に在ったチタコンの容量は約 190pFと可笑しな値では無かったが 455KHzと
するには 120pF程であった。 IFT のコアの特性が変わったとは想えないが何とも解せない。 
再度組み込み IF の特性を見てみよう。

11月2日 今日は時間が出来たので先日棚上げした IFT の組み込み、調整を行った。 
結果動作は良好となり一安心。 しかし IFT の共振点が可也ズレて仕舞った理由は不明。

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松下 RA-3000 (昭和37/1962年)

2010-10-15 14:07:10 | Weblog

 

今日お預かりしたのは松下の RA-3000 で本来は 4本の脚付きですが輸送の為、脚は外されて
おります。先日ハウリングの様な音と共に片方のスピーカーから音が出なくなった と云うお
話でした。 この種の機器の修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

 

3年前にも同一機種を修理したが OTL (SRPP) なのでインピーダンスの高いスピーカーが使わ
れているがそれの故障で無い事を祈るばかりです。

イヤハヤ合計8個のツマミが収縮して仕舞ったのか外れない。  下はアクリルの板なので余り
力を掛けられず苦労の末やっと外した。 しかし各シャフトの外側の構造に問題が有りシャフ
トが抜けて仕舞うのには困った。

片方のスピーカーが残念ながら断線していた。 これが普通のスピーカーなら問題は
無いが何せ SRPP 用の 800Ω の物なので最早入手は略不可能と想われる。

使われているコンデンサが気になったので各ブロックの数個を当ってみた。 上の画像はチュ
ーナー部分に使われているペーパーコンで可也絶縁が劣化していた。 ただアンプ部分のオイ
ルコンには余り絶縁の劣化は見られなかった。

同軸構造のシャフトの外側が抜けて仕舞うのが気になったので構造を確かめてみた。スリッ
トにピアノ線の様な物が渡してありピアノ線が折れていた。(普通に使う分には問題は無い)

予想以上に FM の感度は高く鉄筋の建物の中でも可也良好に受信出来た。しかしスピーカー
は同じ 8インチの物を使ったがフランジ (取付け穴) のサイズが可也違っており取り付けるの
に苦労させられた。  当初想定した時間 (作業) を大幅に超えて仕舞ったが好結果が得られた。

受取られたご依頼主から 以前はチリチリと歪みが有ったが音がクリアーになった 
と大変喜んで頂けた!

 

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RCA、 B-411 (1951年)

2010-10-14 18:03:19 | Weblog

今日お預かりしたのは RCA (RCA Victor) の B-411 (1951年製) 、電池管 4球ポータブルラジオ
で、「電池を接続したところ白い煙が出た」と云うお話でした。 この種のラジオの修理に付
きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ラインナップは 1R5-1U4-1U5-3V4 でB電池は 67.5V、A電池は単一です。

アンテナコイルの引き出し線がエンパイアチューブの中で腐蝕し断線していた。

電解コンは短絡しており、ペーパーコンも絶縁劣化を起していた。A電池用の電極
にも腐蝕が見られたので修復した。

 

 

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Rockola、 Capri 404 (続き)

2010-10-14 17:58:34 | Weblog

持ち帰ったマニュアルから回路を追いチェックすべきところの目星を付けていたが、症状を
誤って記憶していたことが分った。   サテ、ターンテーブルと選曲用のディスクは回転する
もののレコードを取出したり、戻したりするアームが途中で止ったままで全く動かなかった。 

調べたところこのアーム駆動用モーターが可也発熱していた。 簡単には外せそうに無かった
が部分的に外し、噛合っているギアを外せたのでモーター単体で回してみたが幸い良好に回
って呉れ、アームを下に戻し、再度組み立てたところ良好に動き出してくれた。 7 曲試みに
演奏させた中では一度レコードがターンテーブルに上手く乗らない(斜めになった)ことが
有ったが他は良好に動作してくれた。(斜めになる問題はこれまでにも見られたとのことだ
った)

 

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