テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

南極大陸

2011-01-31 19:34:05 | Weblog

 今日は朝から夜迄飛び回ることになり些か疲れた。  北海道ロケに間に合す為今日までに多
くを用意する必要が有り、こちらの担当分を緑山に届けたがその際頂いた台本でタイトルが
南極大陸に変ったことを知った。   前述のスケジュールとは別に上の画像のハンド・マイク
T-17を今週金曜までに届けることになっていたがイリノイの友人の所えの到着も、また明日
になった発送も吹雪の影響で遅れ、到底金曜までに手元には届かず古い知り合いに無理をお
願いして借り受けることになり、受け取りに走り、また緑山を尋ねる事になった。 これで
暫くは自分の出番は無くホット一息だが米国の寒波が日本のテレビドラマにも影響を及ぼす
のであります! 疲れた

2月1日 昨日頂いた台本を通勤の車内で読みながらティッシュを数回取り出すことになった
が(風邪の季節でごまかせた)中々の力作だった。 ただドラマの冒頭、主人公が昭和30年8
月に八ヶ岳に登った際、リュックに装備した無線機が鳴る。無線機の声『倉持さん、応答願
います。倉持さん』 倉持『(出て)はい、こちら倉持です....』 サテ、昭和30年8月でリュッ
クに装備した無線機をどうするか。 感じとしてはスピーカーから音声が出る様だがこの時
代に携帯出来る無線機でその様な物は少なく直ぐには適当な物が思い浮かばない。

帰路、朝の続きをバス(ここでは運転手さんの直ぐ後ろに陣取ったので誰の目も気にする必
要は無かったが)の中で読み、ポケットティシュを一袋使った。 次いで電車でも読み続け
たが多分周りの人は随分ティッシュを使っている人と思ったに違いない。 どうも歳と共に
涙腺が緩む気がする!

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Collins,51S-1

2011-01-29 17:43:24 | Weblog

 

今日お預かりしたのは Collins の 51S-1で感度が低いとのお話しだった。 近々取り組ませて頂
こう。この種の受信機の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/から
お問い合わせ下さい。

2月2日  今日は何とか時間が出来たので先日お預かりした 51S-1 に取り掛かった。 お話し
では感度が可也低いとのことであったが通電したところお話しの通り可也低く、通常感度の
チェック用に受信している JOQR (1,134KHz) がノイズに埋もれ殆ど受信不可能だった。 

 念の為高周波部分の真空管の gm を全て診てみたが問題は診られ無かった。  次に 500KHzの
IFT を診てみたがこれらにも問題は無く、14.5~15.5MHzの BPF に移ったがこちらは少し離調
しており再調整で 6db程感度が上がった感じだった。  他にアンテナジャック部分での接触不
良、一部のバンドでの接触不良、音量調整部分でのガリ、PLの接触不良等が診られた。 未だ
全てを終えた訳では無いが当初 20db程の指示しか得られなかった JORF (1,422KHz) の指示が
56dbとなり単純な比較では約 36db増加したことになる。  明日以降引続き頑張ってみよう!

2月3日 アンテナ端子を交換し、メーター照明の PL ソケットに手を加え、VR 及び、バンド
切換スイッチの接点クリーニングを行った。  100点満点とは云えないが実用上は問題無いレ
ベルに持って行けた。 次いで定格電圧 115Vでメーターの調整を行い AM の受信に関して
は略良好となったが SSB の受信には若干の問題が見られた。

その後 SSB はパスし、各バンドの調整依頼を頂いたので明日にも取り組ませて頂こう。

2月4日 V12 出力管 6BF5 のソケットが割れており交換して欲しいとと云うご依頼を頂いたの
で交換に取り掛かった。  ソケットはフェノール樹脂 (ベークライト) 製で多分熱に依って変質
したと想われる。たかがソケット一つの交換だがこのモデルの込入った構造では簡単では無い。

新しい物はステアタイト製なので今回の様な問題は発生しないことだろう。

 

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Blaupunkt, Frankfurt 7台

2011-01-29 17:41:04 | Weblog

今日お預かりした Blaupunkt の Frankfurt 合計 7台でさすがこの数になると壮観だ。 この種
のカーラジオの修理、改造に付きましては HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。

1月30日 昨日今日と集中した結果 7台のカバレッジの改造を終えた。 一台アンプの入力コ
ネクタと出力コネクタが合って無い物が有ったがそれ以外は特に問題無く終えられた。

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SONY KV-9AD1

2011-01-28 14:35:34 | Weblog

 

AC100Vでの動作確認。 問題なし

キャビネットに隙間が出来ていた

一度開け、閉めたところ。 若干の隙間が残る(構造からこの程度が限度かも)

DC12V用ケーブルを入れ忘れた様なので別の物を用意した、こちらも問題無し。

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SONY TFM-110F

2011-01-28 14:32:02 | Weblog

今日お預かりしたのは自分でも 30年程前に使っていた SONY の TFM-110(TFM-110F)で米国
向け TFM-110W の資料が手元にあったので問題は無いと想っていたが実際は大きく異なって
いた。TFM-110W では PNP の 2SA163 が FM 及び AM の局発等に使われており、また基板は
ブロック毎に分割されていた。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

シールド板の部分のプリントパターンが少し無くなっていたのでメッキ線で補修した。

基板は一枚で全ての回路がここに組み込まれており、多くの引出し線が使われており基板を
取り出すだけで多くの時間を要した(元に戻せ、また配線を切ったりしてはならず気を使う)。

RF、IF に使われていたのは全て 2SC403Aで AM の周波数変換の石がどれか特定出来無い。

多分これだろうと想う 2SC403A を駄目元で若干 hfe が高い 2SC401 に交換してみた。   残念
ながら変化は無かった。 しかし昔の様に回路図やパターン図が手に入れば余り悩むことは無
いのだが!

1月29日 気を取り直し朝から昨日の続きに取り組んだ。 多分これだろうと目星を付けた AM
の局発用の石をシンクロで見てみたが予想は的中していた。 バンド毎の電圧等調べ  若干ベー
スバイアスも調整してみたが変化は殆ど見られなかった。  短波は非常に良好に動作するもの
の、中波が稀にしか動作しない。  ただバンド切換時に動作することが有りバンド切換スイッ
チが怪しい。 この部分の半田付けをやり直し、既に 30分程ランニングを続けているが目下の
ところ安定に動作している。   昼前から夕方まで連続試験を行ったが、最初は約 3時間問題無
く機能していたがその後は 10分程で駄目になったり 30分程持ったりと残念ながら完全では無
く、バンド切替スイッチ部分の問題と(先ず間違い無く)考えられた。

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LEONE KL-100V リニアアンプ

2011-01-28 14:26:54 | Weblog

今日お預かりしたもう一台は真空管を使ったリニアアンプで単に動作しないとだけ伺った。 
この種の装置の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ らお問い合
わせ下さい。

使われている出力管は 6JS6 で 20W程は問題無いと想うが、伺った 50~60Wの出力には
無理が有りそうに感じた。

当初 DC-DC か真空管に問題が有るのでは無いかと想像したがそれらに問題は見られ無かった。

回路を追ったところグリッドのバイアスが 0Vだった。ここのバイアス電圧を作っていると想わ
れるトランジスタ (2SA636) が完全に短絡していた。近々似た特性の物を探し置き換えてみよう。

2月1日 昨日何時もの部品屋さんの HP で代わりのトランジスタを探した結果これまで使
われていた 2SA636 より耐圧、電流、コレコタ損失が 2回り程大きな 2SA1010 を購入した。 

トランジスタを組み込み、後から送って頂いたトランシーバー(親機)の出力を加え下の
画像に見られる様、略フルスケールの出力が得られた(ダミーロードは 80Ω 使用)。

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Stantex, Continental P-50, KENT電池管+Silvertone 3208

2011-01-27 13:34:07 | Weblog

昨日は久しぶりにイリノイの知人からラジオが 4台届いた。 そのまま撮影しネットオークシ
ョンに出品し、その後動作を確かめたりクリーニングを行った。この種のラジオの修理に付
きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

一番上の画像の物は Stantex ブランドの物で絶対では無いが勝山製では無いかと想像した。 
ペーパーモールドが使われており動作は無理かとも想ったが一応動作してくれた。 使われて
いるのは SF管 (1AQ5/1R5SF-1AM4/1T4SF-1AS5/1U5SF-3Z4/3S4SF) だった。  上の画像は
Continental ブランドの P-50 でこれも勝山の可能性が有る。 こちらは VC の固定(ゴムブッ
シング)に問題は見られたが可也良好に動作してくれた。

KENT ブランドの物は先ず間違い無くクラウン(旭無線)製で、これは残念ながら動作
はしてくれなかった。 無論修理は可能だが高くなるのでそのまま出品した。

Silvertone 3208で偏平型のトランジスタ 7石を使った OTL のラジオです。 9Vの電池
が手に入らないタイプだが(外付けの 006Pでの)動作試験では良好だった。

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UMEX (Utopian Media Explorers) の2011年1月ミ-ティング

2011-01-26 10:19:13 | Weblog

このところ宴席の報告が続き恐縮です。 昨夜は今月のUMEXのミーティングが東京渋谷で開
催された。そこから近い放送局に勤める二人がこの時期でなければ時間が取れないとのこと
で幹事をお願いしたがその一人Y氏はこの放送局の大晦日の看板番組の総合プロデュースを
していた兵で、どんな店を用意してくれるのか楽しみだった。

予めこの店の HP を見たからか今回女性軍の参加は無かったが男 11人多いに盛り上がり、近
況報告の最後を勤めたハズの自分が何を話したか全く記憶に無い。 正に不覚なのであります。 
今朝は久し振りに朝食を摂らず仕事場に辿り着いた。

その後、カメラマンをやっているI氏から電話を貰い、昨日近況報告をやっていたか聞いた
ところ南極物語の木村拓哉さんのことを話していたそうで、また忘れた眼鏡を彼が届けてく
れたことも知りました。 お酒はほどほどに!

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FEBC (Far East Balloon Club) の新年会

2011-01-23 17:15:49 | Weblog

 昨夜は 37年の付き合いとなる気球の集まり Far East Balloon Club、略称 FEBC の新年会が開
かれ久々に酒を酌み交わした。 始まって間もなく撮影した画像だけで三々五々集まった他の
メンバーの多くが写っておらずその点では大失敗だった。 しかしこれまでガス気球のパイロ
ット・ライセンスを必要とするゴードンベネットレースに日本からパイロットとして参加出
来るのは市吉三郎、佐藤昇の二人と思っていたが大岩正和も米国でライセンスを取得したこ
とを初めて知った。

いうまでも無く皆歳を取った! 昨夜の最高齢は 82才の清野氏だったがどうぞお元気で!

 

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南極物語(再) RT77/GRC-9

2011-01-22 15:18:46 | Weblog

今月初めお話しを頂き撮影に使う各種の通信機材の調達に取り掛かったが先ずは来月から撮
影がスタートする雪上車で使用する通信機が急がれた。 友人や知人に尋ねてみたが持ってい
る方は見付からなかった。 おぼろげな記憶では少し前迄米国のサープラス関連のところには
多く在ったのだが聞いたところ今は全く残って無いとのことだった。 そうこうする内に関西
でこの種の物を多く集めていると云う方が見付かり伺ったところ 10台程在庫しており金額は
10万程とのお話しだった。 10万の予算は無く、レンタル金額を伺いたかったが海外出張から
戻ったら再度連絡するとのことだったが未だその後の連絡は無い。 その後地元に 400年以上
続くボロ市に出掛けた際、今回の物と同じ物を出品している店が有り、驚いた。 早速金額を
伺ってもう一度驚かされたが何と (電源、ケーブル、アンテナ、マイク等 1式で) 80万とのお
話しだった。 その日いらっしゃらなかったご主人と翌日お会いしレンタル金額を伺ったとこ
ろ 10万程で良いとのことだった。

その少し前に海外のネットオークションに BC-1306 がオーストリアから出品されており、類
似機種の入手の可否を聞いたところ今回の GRC-9 も持っており、直ぐに発送可能とのことだ
ったので思い切ってこれに賭けることにした。 (先日、中国から届いた LSI が全くの偽物で嫌
な思いをしたばかりだったので可也心配だったが) ヤリトリをする内に気付いたのは先方は
オーストリアの方では無くギリシャの方で気になり聞いたところ奥様がオーストリアの方で
ギリシャとの間を行ったり来たりしている為とのお話しだった。  途中 EMS のトラッキング
No.が連絡され発送された数日後アテネの郵便局から追跡が出来る様になり、昨日も地元の
集配局に朝届き、その後持ち出し中と何時間か表示されていたが、夕方出掛けねばならず地
元局に事情を説明し早めに届けて貰うことが出来た。   既にハンドセットは用意してありア
ンテナ部分は美術の方に作って貰う予定なので当面はクリアーしたが次の昭和基地内の通信
室用の機材に取り掛からねばならない。

GRC-9 ではあるが上の画像に見られる様ドイツ語表記で何とはなしに不思議な気がする。

1月24日 自分で使っていたスピーカー、ハンドセットを添え緑山に収めた。

1月30日 数人の方々のお力添えを頂きお蔭様で無線機類が集まって来た。 明日緑山に
届けるが後は北海道での『南極物語』の撮影がつつがなく捗る事を祈るばかりである。

 

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東芝 18RF1

2011-01-22 13:19:11 | Weblog

 

   今日お預かりしたのは 1988 年製の東芝 18RF1 で垂直振幅が無くなり横一線となっていた。 
1970年(昭和45年)頃までの物なら殆ど全ての国産、米国、英国の製品の資料を用意してい
るが1988年となると何も無く回路を細かく追う必要が有り、時間が掛かることが予想される
が先ずは回路を調べるところから始めさせて頂こう。 この種のテレビの修理に付きましては
こちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

1月23日 垂直の発振は LSI で為されており垂直出力にも IC が使われておりインターネットで
調べたが入手は簡単そうでは無かった。   垂直偏向に関係したケミコンを先ずは交換し連続運
転に取り掛かった。 

数時間連続して運転した結果全く問題は見られなかったので完了と判断した。

2月1日 先日修理したこの機種を使い始めて数日経過したところで再度同じ問題が発生した
とのことで再度送って頂き、同時に同形機を部品取りとして落札して頂いた。受け取った物
は伺った通り垂直振幅が無くなっていた。

垂直の発振は 36pinの LSI, TA8601BN またアンプは 7pinの IC、AN5515 が使われている。 
どちらに問題が有るのか確かめたく TA8601BN の垂直出力を診てみたのが下の画像で何
故か良好に動作し始めて仕舞った。  こうなると可也時間が掛かりそうな気がする。

2月2日 午前中 3時間、昼食で出掛けた 50分は電源を切り、午後 5時間連続運転を行っ
たが全く問題は診られなかった。 問題が出てくれないことにはやりようが無い

2月3日  今朝も駄目かと想いつつ電源を投入した。何と症状がヤット出てくれ早速出力信号
を確認したが出力が出てなかった。 この際ほんの少しキャビネットに振動を与えると出力が
出たり、逆に出なかったりと非常に不安定だった。ならばと垂直出力の LSI (36ピン)の全ての
端子、及び垂直出力に関係した部品の全ての半田付けをやり直した。 その後はキャビネット
を叩いても、ドンドンと持ち上げ、下ろしても全く問題は見られなくなった!

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松下 CR-112AY

2011-01-22 13:13:00 | Weblog

1971年式のビートルに使われていると伺った松下の CR-112AY 型カーラジオで全く配線され
て無かったとのお話だった。   この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホ
ームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

1月23日 ボリュームの接線部分をクリーニングし、パイロットランプを交換。 次いでケミ
コン類の交換に取り掛かった。

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Seeburg、 SS160

2011-01-18 14:44:15 | Weblog

 

今年最初のジュークボックスは Seeburg の SS160 で沖縄から購入したと伺った。 動作に特
に問題は無く、電源周波数の違いに依る回転数の問題だけだった。 

電源を組み込み良好に動いて呉れたが、電源コードと ACプラグが可也傷んでいたので次回こ
れらを交換することになった。  しかし内部には入力 60-70V、出力110Vのトランスが置かれ
ていたが沖縄の電源事情がそれほど悪いとは考え難いのだが。実測したところ出力電圧は108
V程だったので外してみたが変化は感じられなかった。

1月21日 電源ケーブルを用意し交換に取り掛かった。

ケーブルは左奥から出ており、作業に邪魔となるアンプと左側のスピーカーを外した

交換は無論問題無く終わり、次は突然動作しなくなったとの AMI、JJK200 に取り
掛かろう。

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SONY、 2R-21 (1966年?)

2011-01-17 16:18:55 | Weblog

今日取り組んだのは1966年頃に発売された SONY の 2R-21 で、小型ながら周波数変換は他励
式でまた低周波も 3段と云う贅沢設計です。ネットオークションに出品しようと動作を確かめ
たところトラッキングが取れなかった。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらの ホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

以前何方かが手を加えた様でアンテナ・コイルのリードが途中で切れていた。 幸い短いもの
のリードは出ていたのでポリウレタン線で構成されたリッツ線に耐熱ビニール線(紫色の物)
で配線し好結果を得た。

2月5日 先日ネットオークションで落札された物が動作しないと云うことで返送頂いた。 
動作確認後に出品したので何とも解せなかったが届いた物は確かに動作しなかった。

局発は動作しており IF も問題無い様だった。  次に混合部分のトランジスタの電位を診てみた
ところ B-C 間に電位差が無く当初 B-C 間の短絡かと考えたが外した物に問題は診られなかった。 

元々の回路では 2SC73 だったが実際には 2SC403 が使われており EBC の順が異なって
いる為 B、C が交差する様な形になるが絶縁の為のチューブは使われて無かった。

パターン側で仮り付けしてみたが良好に動作した。 今回の 2SC403 のリードは金メッキ
が為された 0.1mm程の薄い板で一般的なリード線に比べ作業に神経を使う。

本来の形に組み込み再度動作確認を行ったが(VR ツマミの 45度左上の)ツマミを回すと端
が触る感じだったので極力離したが、製造時もう少し神経を使って(配慮して)欲しかった。

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MSM5524RSに関する顛末紀

2011-01-16 19:52:52 | Weblog

昨年11月、トリオの R-1000 の修理依頼を頂いたが周波数カウンター用 LSI、MSM5524RS が
壊れていた為、修理を断念した。 その後これまでに取引の有った半導体関連の商社をヨーロ
ッパを中心に片端から当ってみたが残念ながら在庫を持っているところは見付からなかった。 
さりとて米国系の直ぐにminimum order $250.と云う条件は呑み難く半ば諦めていたが最後に
(正直なところ余り気は進まなかったのだが) 中国国内の商社を当ってみた。   直ぐに 2社から
連絡が有り片方は部品代は安いものの送料や、銀行の手数料が高くまたレスポンスも良くな
かったので、高いがレスポンスが良く、送料も銀行手数料も納得が行く金額だったところに
決めた。 タダ R-1000 の修理をご依頼頂いた方が必要とする数量、希望金額では赤字となっ
て仕舞うので自分用にも数個購入しそれをオークションに出し何とか黒字を出そうと決めた。

レスポンスに問題は無く、途中担当者の女性から電話も貰った。 送金してから 2週間半程で
無事品物が届きいたが年明けに送るとのお話しだった修理を要する R-1000 は直ぐには送れ
ないとのことで未チェックのまま、返品不可と云う条件を付けネットオークションに出品し
た。 結果出品した 2個は共に開始価格で落札され直ぐに落札頂いた方々に発送した。  数日
後松本市の方から使えないとの報告を受け、別の物を直ぐに送り、同時に都内の方にも問題
が有ったことをお伝えし、ご希望を伺った。  後から送った物も全く使えないとのご連絡が
有り返品不可との条件は付けていたが返金するつもりでいたものの返金されて当然と言う姿
勢は残念だった。  片や都内の方からは勉強代と考え返金は不要との有り難いお言葉を頂き、
ずうずうしくも手元に在る他の物のチェックもお願いしたところ快く引き受けて頂いた。
(結果としては全て使えない物だった) しかし松本の方は返金先をお知らせ頂いた翌朝一番で
送料も添え返金したがその後何の連絡も無い。 昨日 20年続けているラジオの集まりでこの
種の部品に精通しているメンバー数人にも見て貰ったがピンの半田メッキが新し過ぎ、また
レーザーでのマーキングにも違和感が有るとのことだった。 今回は何とも高い授業料に付い
たが二度と中国の商社とは取引をしたく無いのと自分が感じた不愉快な想いを他の方々が感
じなくとも良い様先方の名前を最後に記しておきましょう  (この 10日で 3度メールを送りま
したが何の回答も有りませんでした) Great Sharp (Hongkong) Electronics Limited.
しかし唯一の救いは先の都内の方で今回ご迷惑をお掛けした金額は別の形でキッチリお返し
したいと考えております。 

 

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