今日雨の中お預かりしたのは久し振りの Braun, TG 502 で一応動画で動いていることを確認して
購入されたとのお話だった。 この種の機器の動作確認、修理等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
リモコン代わりのジャンパー用 Din コネクタが添えられていなかったがこれでは電源が入らない。
4月10日 と記したがジャンパー無しで電源を繋いでみたところスンナリ電源が入った。改造済み?
右奥角に変形が見られた。 今回の輸入時に発生したものだとすると輸送業者さんに連絡要。
変形しておりアクリル・カバー固定用の金具が入らない。
少し手を加え若干入る様にはなったが、ぶつかって仕舞い固定は不完全。
変形しているキャビネットを一度分解し、元に戻さねばならない様だった。
駄目元で本体の一部を持ち上げ内部に納めた。
4月11日 昨日昇圧トランスが届いたので動作確認に移った。 最初問題無く再生出来ていたのだ
が一度早送りと、巻き戻しを行った後、再生ボタン等を押し続けて無いと動作が止まって仕舞った。
4月16日 この種の機器の修理に長けた Y さんに診て頂き上の問題は直ぐに解決したが録音レベル
のメーターは片方(右側)しか振れず、録音は出来て無いかも知れないとのことだった。
4月17日 AWC のメンバーで永らく計測器の設計を担当していた M さんに診て頂いた結果片方の
録音は出来ていたが、もう片方は録音出来ずどうもヘッドが断線している様とのお話だった。
4月19日 M さんの見解で録音ヘッドの片方が断線しているとのことで最早諦めるしか無いかとも
考えたが気になり導通を確認してみた。
上の図の左は消去ヘッド、右が再生ヘッド、中央が録音ヘッドと想われ抵抗値は各14Ω程だった。
4月21日 昨日は午後都内で主催しているラジオの集まりが有り短時間しか仕事場に居れなかった
が気になっていたカウンターを診てみた。
本来無ければならないゴム・ベルトが無く、更に回転を受けるプーリーとギアが一体となった部品
が無くなっていた、これでは当然カウンターは動かない。
4月22日 音声の出力回路を調べた。
片方のレベルメーターは振れていたが、もう片方は振れなかった。
4月24日 出力アンプ内の電解コンデンサに問題が診られたので交換し思い切って略全てを交換した。
4月25日 これで良好になったハズと動作を確かめたところ一時両録音レベルは同じだったのが
片方(左)が半分程のレベルとなって仕舞ったので入力アンプの動作を診て見た。
結果分かったのは録音レベルは左右別々に調整出来ていた!