テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

シルビア用 Clarion, RM-3046D (再)

2013-03-31 14:36:53 | Weblog

昨日再度お預かりしたのは昨年12月に周波数が変動すると云うお話でお預かりし (その際は振動で
動いて仕舞うと理解していた) 物で、振動では無く通電後1時間程でAM((中波)の受信周波数が
ズレて仕舞うとのことだった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 高周波回路に使われているセラミック・コンデンサの殆どは温度係数ゼロの物だったので解せなかったが
偶々中波の高周波回路の部品を端から当たっていった際、下の画像のトリマー(緑)に触れた途端に周波
数が大きく変わった。 考えられるのはこれの足の半田付けが完全では無く、回路が繋がった時は周波数
が下がり、外れれた際は上がることが想像出来た。 ただこの基板の裏側を表に出すのは至難の技で梃子
摺ることになったが半田付けをやり直し動作させた結果不安定要素は払拭出来た。  パイロット・ランプが
断線していたので別の物を組み込み終わりとした。

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Blaupunkt, Frankfurt

2013-03-30 14:23:20 | Weblog

今日お預かりした2台目は Blaupunkt の Frankfurt でカバレッジの改造依頼を頂いた。 この種の
カーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

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1962(昭和37)年のブルーバード用カーラジオ、 松下 AT-348

2013-03-30 10:56:20 | Weblog

 

 今日お預かりしたのは1962年のブルーバードに搭載されていると伺った松下のカーラジオ AT-348
だがヘッド・ユニット(高周波部)のみで低周波出力部が添えられていなかった。多分スピーカー
と一体になっている可能性が高い。この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

3月31日 欠けていたスピーカーが今朝届き早速繋ぎ動作を確認したところ一応動作はしたが音量が
可成り少なく、本来の多分数分の一程度だった。

4月1日 ゴーサインを頂いたのでコンデンサの交換に取り掛かった。 好結果を得て一安心!

4月3日 昨夜無事受け取ったと云うお知らせと、車に載せたところスピーカー部分から煙がでて、また受信
もしないとのご連絡を頂いた。 こちらでは問題なく機能していたことから考えられるのは、途中電源(バッテ
リー)の極性が本来の+アースからーアースに改造されたのではないだろうか?   今回の車種、1962年の
ダットサンのブルーバード等、一部の古い車種(特に英国系)には+アースの物が在り、ーアースが一般的に
なった近年の部品でレストア(改造)を行うと今回の様な問題を起こす。 回路にも依るが+アース専用に作ら
れたモデルをーアースに改造するのは可成り無理が在り、それ用の極性変換電源を使うのが現実的だが決
して安い物では無い。 それ以前に煙が出たとなると修理にも可成り費用を要する可能性が有る。

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Viscount, Model 909 (9TR, 1960's)

2013-03-29 13:50:41 | Weblog

今日棚の整理をした際に以前レストアを行った 9石マイクロ・ラジオ Viscount, Model 909 を見付
けた。1960年代中頃の物と想われ、また構造からスタンダードのOEMで間違い無いと想われる。 
電池を入れ略問題なく動作したが選局時若干ノイズが発生することと、音量ツマミの表面の文字
板が欠けている。 サイズは約54x48x24mmで、本来は水銀電池が使われるのだがこの電池が製造
されなくなって久しく同一サイズのアルカリ電池を使った。 この種のラジオの修理、改造に付き
ましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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QUAD FM 1, FM Tuner + Multiplex Decoder

2013-03-28 17:35:13 | Weblog

今日お預かりしたのは QUAD の FM 1, FM Tuner とそれに組み込まれた Multiplex Decoder でカバ
レッジの改造をご依頼頂いた。  この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

これまでにもこの機種用のマルチプレクサは何度か手掛けたが内部に組み込んだ物は初めてとなった。

カバレッジの改造は無事終わったがセンター・メーター代わりのネオン管のドライブ回路(12AX7)は
マルチプレクサが組み込まれた為にスペースがなくなり使われてなかった。

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BRAUN, SK-55 (1963)

2013-03-26 12:40:42 | Weblog

 

今日お預かりしたのは BRAUN の SK-55 で以前は問題無く動作していたものの最近通電したとこ
ろ動作しなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種の装置の修理、改造に付きましてはこちら
の ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ピックアップ部分が外れて(折れて)いたが、これが本来の物か疑問が残る。 SK-55その物はモノラルだが
添えられていた物はステレオ対応の物だったことと、トーンアームとの接合のし方が後付けの様に想えた。

上の画像に見られる様モーターの配線が外れていた。 もう一点下の画像からは出力管以外のヒーターが
点灯していない。

3月26日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。 先ずは真空管5本の内の3本のヒーターが点
灯しない問題に取り組んだ。

初めての経験となったが上の画像に見られるヒーター・チョークが若干の角度に依って断線し、逆に角度
に依っては問題が無いと云う中途半端な状態だった。  ラジオ部分は動作し出したのでFMのカバレッジ
の改造に取り掛かり好結果を得た。

モーターの配線を繋ぎ通電してみたが未だ回らない、再度診た結果もう一本(黒)も外れていた。

モーターは回る様になったのでピックアップからの配線を診たところモノラル接続となっておりオリジナル
の可能性が高くなった。  しかし振動吸収の為のスプリングが欠けている。

ピックアップの針の部分の高さが低いので微調整を加えた。 針先は可成り丸くなっていた。

ピックアップ部分を仮止めし、この部分の配線を行った。

実際にレコードを演奏してみた、針先の問題と想うが針が飛んでいた。 少しウエイトを置くか?

絶縁劣化が想像出来るペーパー・コンデンサを交換した後、プレーヤー部分を組み込んだが押しボタンが
確実に固定(ロック)されず色々やってみたが上手く行かず時間を要したが若干変形させ上手く行った。

ピックアップを本格的に固定する為エポキシ樹脂で固定したので少し硬化を待つことにしよう。

 

3月28日 接着剤の硬化を確認し最終的な動作確認を行った。 50円硬化を載せ演奏させたが......

カウンター・ウエイトを調整し、50円硬化は外した。 最後に演奏を自動的に終了することも確認した。
(針の問題で音飛びは免れないが)

FMアンテナ用の整合器(75Ω:300Ω)と、iPod用入力アダプタを繋いで終わりとした。

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SONY, CRF-V21 Visual World Band Receiver

2013-03-25 15:48:06 | Weblog

今日お預かりしたのは SONY の CRF-V21, Visual Word Band Receiver で数ヶ月前に修理の問い合わ
せを頂いたが、その際こちらの手に負える物かどうかサービス・マニュアルの入手から取り掛かり
一応何とかなるのでは無いかと想像したが、毎日の様に異なる装置の修理、或はその為の準備に追
われて折角見付けたサービス・マニュアルは既に何処かに行って仕舞っている。時々お願いしてい
ることだが修理依頼を頂くと直ぐにその準備に取り掛かるので余り時間を置いて欲しくない。 
これが『お早めにお送り下さい)』とお願いする所以だが、時に一年以上前に問い合わせた修理だが
と平気で仰る方がいらして驚かされる。
閑話休題、この種の受信機の修理に付きましてはこちらの  HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

3月26日 お話では電源のヒューズが飛んで仕舞い、電源部に問題が在るとのことだったので先ずは電源
周りからチェックに取り掛かった。 

電源ユニットの出力端(開放)では8.61Vだった。。

電源のスイッチングを行っているトランジスタ 2SA1441のベースに加わるべき制御電圧が低いのかこの
トランジスタがONしない為、E-C間をジャンパーした。 この結果5Vのレギュレータ出力にも5Vが出力さ
れる様になり、ノイズは出始めたがマイクロ・コンピュータ部分が動作している気配は無い様だった。

3月28日 上の画像に見られる 2SA1441 の E-C のジャンパーを外し残念ながら終わりとした。

 

画像からは確認出来ないが5Vレギュレータの出力端に繋がっている電解コンデンサ(100μF/6V)の電解
液が漏れ出した感じでパターンの一部が可笑しくなっていたので通常の電解コンデンサに交換した。

*3月26日(順序が逆)どうも単純な電源の問題では無く、マイクロ・プロセッサに関係している様だった。

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フタバ (MRC-FUTABA) F-66, Radio Control System

2013-03-22 16:48:25 | Weblog

今日お預かりしたのはフタバ (MRC-FUTABA) の F-66, Radio Control System でシングル・ボタン
のシンプルなセットです。 多分40年程前の物で通達距離が極端に短いとのお話でした。 この
種のラジコン送/受信機の修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

米国で販売された物の様で MRC-ENYA Co., Inc.  Brooklyn, N.Y. 11204 と販売会社の住所が記されていた。

送信部は26.995MHz発振(2SA350)-低周波発振/変調(2SB77)の2石で、小出力の物だった。 電源は12V。

受信機は超再生に2SA116を使い、低周波2段+エスケープメント駆動用出力の4石で低周波段のトラン
ジスタ2つの型番は消えていた。 リレーレスの超小型受信機で電源は3Vだった。

先ずはともあれ基本的なことを診てみた。 送信機のトータル電流は5.4mAと想像していた値より可也少な
かった。  低周波発振部との割合は目下不明だが仮に半々とすると2.7mA、電圧12Vとすると入力は32.4
mW、効率40%とすると出力は12.96mWとなり3~4倍有っても可笑しく無いと想うが、変調出力がどうなのか
知らないので明日にも出力の変調度を診て見よう。 幸い周波数に問題は診られ無かった。

3月23日 昨夜出力信号を診て変調度から送信段の入力電力が可笑しくないか想像出来るのでは無い
かと思い付き早速診てみた。 (大事なことが抜けていたことに気付かされた) 電池を繋ぎ電源スイッチ
をONすると下の画像に見られる出力が得られ、この際の負荷電流が約5.7mAで昨夜少ないのでは無い
かと感じたが......

ここから下は前面に在るボタンを押した際の負荷電流と、出力波形。 約25.3mAとこれなら問題無い
と想われる電流で、出力波形に診られる変調度からも送信機側には問題は無さそうだった。

しかしボタンが押されていない場合、何の出力も無いのではないかと考えていたが、アイドリング状態の
様に弱い出力を出し、ボタンが押されると4倍程の出力とするのが何とも解せない?

 受信機に取り掛かった。 通電するとエスケープメントからジーと云う小さな音が聞こえていた。 エスケ
ープメントのドライブを担っているトランジスタ (2SB202) のベースにイヤフォンとオシロを繋ぎ波形と音声
を確かめてみたが、確かに送信機を近付けると変調音がノイズの中に聴こえてはいたがノイズのレベル
が余りにも高い。 同調周波数をディップ・メーターと周波数カウンターで診てみたが約28MHzだった。

どうもノイズは超再生のクエンチング・ノイズの一部では無く、電源ラインのモーター・ボーディングではな
いかと想えてきた。 (後から分かったことだが上の画像に在るランプは受信状態を現しており受信して無
い状態では点灯してはならない物だった) 試みに 別の電解コンデンサを外付し動作をみたところ状態は
ドラスティックに変わり安定した動作が得られた。

電解コンデンサを交換し実際に動作させてみたが、その前は1mでも動作が不確実だったが部屋の隅に移
動しても良好に機能してくれた。 元々周波数から船か車用として作られた物と想われるがこの用途には問
題なく使えるのでは無いかと想う。 電池ホルダーのあちこちに緑青が診られたので簡単に酸洗を行った。

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SABA, Wildbad 100 (再)

2013-03-22 11:27:03 | Weblog

昨日お預かりしたのは以前修理、改造を手掛けた SABA Wildbad 100 で良好に動作していたが先日
急に音が悪くなった。 またFMの感度が低いと云うお話だった。 この種のラジオの修理、改造に付
きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

Musik-Sprache 切換を Musik にすると音が悪くなるとのお話だったが、こちらでは Musik では音が出な
くなった?  回路図が在れば原因の特定も左程困難では無さそうだが......    この押しボタンを何度か押
している内に急に押し込める深さが変わり、見たところ内部のプラスチック板が割れて仕舞っていたので裏
に補強を加えた。

 

3月22日 昨日は全体の動作をザット確認し、割れて仕舞った右端の押しボタンの修理で時間切れとなって
仕舞い、今朝からペーパー・コンデンサの交換に取り掛かった。

多分半世紀以上の時間が経過しており無理も無いがペーパー・コンデンサは絶縁劣化を起こしていた。

次いでiPod用の外部入力アダプタを用意し、またトランスミッターを81.0MHzに設定し問題無く受信出来る
ことを確認した。 右端の押しボタンを嵌め込むのに苦労したが結果上手く行った。

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VW Type II (Bus) 用カーラジオ Sapphire I (Aug.1960)

2013-03-18 14:35:47 | Weblog

今日お預かりした2台目は Bendix 製のVW用カーラジオ Sapphire I で1960年代初頭の物と想われる
( この機種はSamのAR-13に網羅されているのだが手元にはAR-14, Feb.1962以降しか無い )  この種
のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

iPod用アダプタの増設のご依頼だったが先ずは動作を確認する必要が有るので通電した。 電圧を加えた
結果、負荷電流は約1.5A と予想の1.5倍程だったが一応動作した。 ただ暫くしてノイズが多くなり、やがて
5分程で音声出力が無くなった。 お話では動作する物と云うことだったそうだがこの機種、及び類似機種の
これまでの経験では動作しない物の方が多かった。 サテ、少なくとも低周波回路は動作してなくてはならな
いがどうするかご依頼主に伺ってみよう。 未だ内部を見ていないがオリジナルのままの様だった。

3月19日 ゴーサインを頂いたので修理、改造に取り掛かった。

パイロット・ランプが暗かったので交換し、また電解コンデンサも交換した。

次いでiPod用アダプタも組み込み、スピーカー用のコードも交換した。

3月20日   通電後数分で動作しなくなると云う問題は診られなくなったが、さりとて原因が特定出来た訳
では無く、不安定要素が残ったままなので今日も連続運転を続けているが既に2時間近くなり可成り安定
していると判断して良さそうだった。

 

4月9日 先月修理してから20日程となるがご依頼主から通電してみたが全く動作セず、パイロット・ラン
プすら点灯しないとのお話で再度お送り頂いた。 受け取り早速通電してみたが問題無く動作していた。

この際の電圧、電流を診ておいたが電圧約6.32V、電流は約0.5Aと問題無い値だった。

iPod用入力アダプタの接続用プラグに曲がりが診られた。 使えない程では無いが、踏まれたか可成
り大きな力が加わった様想われる(簡単に修復しておいた)。

 

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松下 (パナソニック) RJX-4800/RF-4800

2013-03-18 13:05:05 | Weblog

今日お預かりしたのは松下(パナソニック)の RJX-4800/RF-4800 でバンドに依って周波数がズレ
る問題が在り、またバンド幅切換でも若干周波数がズレると云うお話だった。この種の受信機の修
理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い合わせ下さい。

  バンド3で 10.000 MHzにキャリブレータを使い合わせた後、バンド4で15MHzを受信した結果が下で
14.987MHzと13KHz程の差が有った。 1st Loc.を作っている3つの水晶発振器の周波数31.1、27.1、
19.1MHzを確認する必要が有るが残念ながらこちらで普段使っている2種類の周波数カウンターでは
レベルが足りず正確な周波数測定が出来なかった。 先ずは広帯域のアンプを用意する必要が有る。

SSBの復調がイマイチでBFO出力が不足しているのでは無いかとのお話も有ったが実際に7MHz帯の
ハム・バンドをウォッチしてみたが特に問題は感じられなかった。

以前何かの約に立つだろうと買っておいたワイド・バンドのオペアンプを引っ張りだした。

以前作ったビデオ・アンプの所に組み込んでみた。 効果はてきめんでこれまで全く計測不可能だった
周波数が測定出来たが早速周波数が可笑しい。 ここは27.100MHzでなければならないのに何故?

もう一桁下まで診てみたが27,145.8KHzと45.8KHzも本来の周波数より高い。 水晶の交換しか無い。

31.100MHzと19.100MHzの2つは問題無い値だった。

3月19日  27.100MHz が 45.8KHz もズレるのは可笑しいのでもしかすると発振モードが変わって仕舞っ
たのかと昨夜思い付いたので早速再調整してみたが変化は無かった。 ついでに39.100MHzを確かめて
みたが若干低かったがここはトリマーで微調整出来るので問題無し。 サテ、27.100MHzの水晶を注文し
なければならないが費用は兎も角、多分3週間ほどの時間を要することだろう。

以前、水晶を特注した宮城県内に在った会社が昨年廃業して仕舞ったとのことでネットで探してみた。 最
初神田に在るR社に問い合わせてみたが通信機に使うものは非常に複雑で簡単に請ける訳には行かない
との事だった。 それほど高度な物は必要無いのだがと話したところ、ならば見積もるのでFax番号を教えろ
とのこと、左程複雑なことでも無いので電話で金額を教えて欲しいと伝えたところ数量は5個以上でしか請け
ないとのことで止めた。 次いでこちらの近くに在るN社に問い合わせたがこちらは1個から請けるとのことで、
金額も急がない(3-4週間)なら¥2,800.+送料¥600.+消費税¥170.(送料¥600.にも消費税が要ると云うの
は長らく仕事をしていて初めてのことで解せなかったが)とのことだった。 

4月11日 注文してあった水晶が届いた。 何もこの大きさの物を同一市内から宅配便で¥630.を
掛けて送る必要が有るのか疑問だった。 近々取り組ませて頂くことにしよう。

 

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KRAFT のプローポーショナル ラジコン送/受信機(1970年代末)

2013-03-13 14:27:21 | Weblog

 

昨夜 KRAFT 製の初期のプロポ用送受信機修理のお話を頂いた、型番等不明だったが手元の資料で
初期の物を探してみた。  お話では 10 Chで72 MHzの物とのことだったので送信機 T-10 と受信機
R9 の回路を見てみた。 この種のラジコン用送/受信の修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 この回路図に記されている KRAFT (KRAFT Systems Inc.) の住所は 2466 S. Seaman Ave.
So. El Monte Calif.となっており何度か移転し、会社名も変わっている様だった。

3月14日 今日受け取った物は FM のナローバンドの物で送信機が KPT-csIII 、受信機が KPR-8FD
だった。

受信機はダブル・スーパーでトランジスターとICで構成されていた。 電池が無くなっており本来
の電圧が分からない。 電圧が高過ぎて壊して仕舞っては目も当てられず、さりとて低過ぎては動
作しない。

ここでの住所は 450 W. California Avenue  Vista, California となっておりプロポーショナル機器が
本格的に製造ラインに乗った場所と想われる。

左の電池電圧を示すメーターに3.6-5.4と8.6-10.8とあることから送信機用に9.6V、受信機用に4.6Vと
想像した。 因みに充電器の受信機用出力電圧は開放端で3.76V/100Vだったので定格の120Vでの電
圧は(リニアと仮定し)4.51Vとなるので手元に在った単三型Ni-Cd電池3本を実験用の電源とした。

送信機用のNi-Cd電池はサンヨーの物でオリジナルか、後で交換された物かは不明。 一応充電
してみたが送信のテスト位なら使えそうだった。

幸い送信機は機能し、周波数も 44CH、72.670MHzだった。続いて受信機も動作させ一応問題な
く機能することを確認出来た。 サテ最早新品のNi-Cd電池は手に入らずNi-MH電池で置き換える
ことになるがどうするかご依頼主に伺ってみよう。

3月15日  その後 KRAFT のカタログを調べてみたところ1977年の物に KPT-7CS が網羅されていた。
今回の物は KPT-7CSIII (7チャンネル) なのでその後の物と想われ1970年代末頃の物と想像出来る。

 

3月17日 久しぶりに秋葉原に出掛け必要な部品を調達した。 国内でNi-Cd電池は製造されなくな
って久しいが探してみると中国製の物は可成り売られていた。 電池の格納部の深さがもう1mm深
ければ何とか単三型の物が使えたのだが浅い為無理をせず単四型のものを使うことにした。 この
単四型のNi-MH電池は900mAhの容量が有るので元々の650mAhの物よりは可成り容量は増えた。

コネクタの Din 6pin のジャックは何時もの店に無く、何軒かまわり4軒目で(店頭には無かったが)
聞いたところ奥から出してくれた。配線に取り掛かったが古いNi-Cd電池の近くに在った線材は発生
したガスが原因か腐食が激しく半田付けも容易では無い。

折角なので汚れも洗いコネクタ部の配線を終えたが、先日外れていた2本が何処に繋がっていたか
分からなくなったが先日撮影しておいたこの辺りの画像が大いに役立った。

下にダンボールを2段重ね、厚手の両面テープで Ni-MH 電池を固定した。

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閑中忙無  イヤー暇なのであります!

2013-03-08 16:26:41 | Weblog

 このところ修理のご依頼が少なく半日以上何もすることが無いと云う日が珍しく無い。 今日は
偶々こちらの建物全体(約750世帯)のインターフォンの交換工事が有るので室内機の辺りを片
付けることになった。 片付け始めてオヤットなったのは画像に見られる BB, TTの 200(2本)と
201(3本)が出て来た。

これら5本のことを全く覚えておらず、何故これらを(本来納めてある箱から)ここに持って来た
のかも最早失念していた。 折角見付かったので簡単なUVベース用アダプタを作り各々の動作を調
べてみた。

UV 200はG.E.製で、UV-201は2本がG.E.製、右端の1本のみCunningham製のC-301

タングステン・フィラメント(5V/1A)なので煌煌と光ってくれる。 各々のgmは辛うじてと云う物
からマアマアと云う値だったがフィラメント電圧を6V近くにすれば十分に使えそうな値を示した。

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Standard, SR-H437, Micronic Ruby 8 transistor (1964?)

2013-03-07 17:24:43 | Weblog

今日お預かりしたのは IC以前の全てディスクリートで構成されたマイクロ・ラジオ、スタンダード
のマイクロニック・ルビー SR-H437 で全く動作しないとのお話だった。この種のラジオの修理、改
造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

今回の機種はSams Photofact, TSM-36 (March 1964) に網羅されている。

 このシリーズを手掛ける度に8石の回路を外形寸法約44x51x24mmに収めた当時のスタンダードの技術
の方々に頭が下がる。 スピーカーはセンタータップ付きの30Ω程の物が使われており出力トランスを使
わず、直接ボイス・コイルに出力電流を流している。 今回の物ではバリコン(セラミック・ディスク型)が奇
跡的に生きており、また段間のドライブ・トランス、スピーカーにも問題は無く非常に良好に動作した。

 

 

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Blaupunkt, Frankfurt Stereo US?, AM/FM radio (1970'S?)

2013-03-05 12:54:17 | Weblog

今日お預かりしたのは1970 年代中頃の物と想われる Blaupunkt, Frankfurt Stereo USで FM は良好
に機能したが AM は殆ど機能せず、強力な局のみ辛うじて受信可能と云う状態だった。この種の
カーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの  HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。 

12V専用機種だが車 (Porsche 356, 1962) は6Vの為、下のDC-DCコンバーターが使われていた。

3月6日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。 プリント基板は両面プリントの物が使われて
おりスルーホールが問題を起こすことが多いので先ずはそれらの再半田から 始めた。

どうもスルーホールに問題は無い様だったが、上の画像の左に在る(コアが赤く塗られた)高周波トランスと想
われる物を少し動かすと感度がドラスチックに増加した。  ならばとこの基板を外すべく分解に取り掛かった。

高周波回路が乗っている基板のパターン面を細かう診てみたところ以前にも多くのランドに半田付けをやり
直した形跡が診られた。 高周波トランス付近の半田付けをやり直し通電した結果好結果が得られた。

トラッキング等の調整も行い十分実用となる感度が得られた。 サテiPod用のアダプタのお話も有った
のでその為の準備に取り掛かり、手元に無いDinの7ピンのプラグが必要なことが分かった。

3月7日 昨日買って来たDinの7 ピンのプラグを組み込んだ。 モノラルの物は多く手掛けて来たがステ
レオ対応の物は少なく若干手間取ったが好結果を得た。

 

 

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