テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY、 TFM-834 (昭和38年?)

2009-05-30 15:30:52 | Weblog

オークションに出品していた物が落札されたがその方が通勤途中の駅の近くにお住まいのこ
とが分かり帰路駅でお渡しし、代わりにお預かりしたのが今回のTFM-834、8石FM/AMラジ
オでお話では昭和38年頃の物では無いかとのことだったが手元に回路図等の資料が無く詳
細は不明。 症状は、MWでは低い周波数では何とか聞こえるが周波数が高くなると感度が
悪くなる。 またFMは全く動作しないとのお話だった。 昨夜我が家で確かめた結果はMWは
可也上の方でも聞こえた。 一方FMは受信は出来ていたが余りに歪みが多く実用とするのは
無理なレベルだった。 回路図でも在れば可也捗りそうだが、何も無いとなると費用は可也嵩
む可能性が有りご依頼主に伺ってみよう。 ●この種のラジオ、テレビの修理に付きましては
こちらのホームページからお問い合わせ下さい。

使われているトランジスタを調べたところ2SA164-2SA124-2SA122(x2)-2SA121-2SD65(x3)
のラインナップだったのでお話しの様に昭和38年頃の物と想像出来る。

5月31日  修理のGOサインを頂いたので先ずはケミコンの交換から取り掛ったが外し難い
場所に在り梃子摺り今日は時間切れとなった。 しかしIF段の発振が何とも解せない、使わ
れている2SA122等の特性(容量)が時間経過と共に変るとは考え難いのだが??

6月1日 FM/AMのIF(一つはMWのConv.)に使われている2SA122は最早手に入らず代わ
りにGe, Me, fT400MHzの2SA229に置き換えてみたが変化は見られ無かった。  結局IFに
使われている3個を交換してみたが好結果は得られず想定した修理時間を大幅に超えて仕
舞った。 この種のトランジスタラジオで梃子摺ることを想定していなかったが矢張り回路図
等が無いと細かい部分の修理には厳しいものがある! 反省 

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Philco, Predicta, G4654L, Barber-Pole

2009-05-21 20:24:01 | Weblog

今日お預かりしたのは以前こちらでレストアしたPhilcoのG4654Lバーバーポールで先日突然
動作しなくなって仕舞ったとのことでした。 近々診させて頂くことに致しましょう、この種のテレ
ビの修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

5月23日 ヒーターは全て点灯していたとのお話しからB電源に入っているヒューザブル抵抗
が焼損したかと考えていましたがことはそう単純ではありませんでした。 結果から申せば上
の画像の倍電圧整流用のシリコン・ダイオード・ブロックが短絡、及びこれと電源入力の間に
入っているケミコンの容量抜けでした。 これまでに可也の数のPredictaを修理して来ました
がシリコン・ダイオードの短絡と云う故障は初めての経験となりました。  他に局発の真空管
にソケット部分での接触不良が見られ、また若干音声にバズが感じられたのでディスクリ(ゲ
ーテッド・ビーム)部分の再調整を行いました。 結果下の画像に見られる様好結果が得られ
一安心。

6月14日 修理が終り先日納めた物の映像が出なくなった(音声は出ている)とのお話で再度
戻って来た。 お手伝い頂き、蓋を外し内部を診てみたが映像増幅管を少し動かすと正常に映
像も出力された。 下の画像がこの映像増幅管用のソケットでこの部分に接触不良が有るのは
明白である。 ただこの機種もソケットを交換しようとすると大掛かりなこととなりどうするか悩ん
だ結果別のソケットを上に乗せ様かとも考えたがこれも難しそうなので諦めた。 真空管のピン
を磨き、また若干裾広がりの形にして様子をみて頂くことにした。 (この部分だけソケットを変
えても他に14球使われているので全てやらねば余り意味が無い) *一番上の画像が今日の
結果です。

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松下 T-14C1C (昭和33年)

2009-05-20 21:10:44 | Weblog

 

日立のカラーテレビCS-270TUと入れ替わりにお預かりした松下T-14C1Cで(可也使いこまれた
当時のままの物が)驚いたことに高圧も出ており、水平/垂直共振幅は小さいものの一応動作し
ていた。 どこまでレストアするかご依頼主に伺ってみよう。   この種のテレビの修理につきまし
てはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

外観は良いので電気部分のレストアをお願いしたいとのご希望を伺ったので早速取り掛かっ
た。  しかし埃が想いの外積もっており上下の画像の状態+キャビネット内部の掃除に1時間
半を要した。

5月22日  今朝は先ず仕事場からバスで15分程の距離に在る、横浜線小机駅近くの部品
屋さん(S電気さん)でBlaupunktのDerby用に使うシガ・プラグ(シガレット・ライター用プラグ)
やセラミック・コンデンサを買い仕事場に向かった。  これまで電子部品となると秋葉原に行
っていたが往復3時間を考えるとチョク チョクと云う訳には行かずある程度纏めてとなってい
たが今日頂いたセラミック・コンデンサは秋葉原でも安いことで知られるS電商さんよりも更に
安かった。 これならワザワザ秋葉原に時間とお金を掛けて行く必要は全く無い!  もっと早
く気付くべきだった。   その後昨日の続きに取り掛り劣化が考えられる部品の殆どを交換し
たので明日には通電出来そうだ。

5月23日 一通りの部品交換を終えキャビネットに組み込み通電したが音声は出たがラスター
が出ない。  生憎シンクロはT放送局に貸したままで信号波形が見られずテスターで当るしか
無い。 水平出力のg1に電圧が無く、水平発振が動作して無いのかとも想ったがSgの電圧が
標準的な値の2倍近くとやけに高い。  ヒョットしてとコンデンサ2個をグランドに落とした(カソー
ドをグランドに落としているポイント)ところを確認したところ何とグランドから浮いていた。

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Blaupunkt のピクニック・ラジオ Derby 2種

2009-05-20 15:35:37 | Weblog

先日この機種2台の購入依頼を頂き若干追加工事が必要で今朝から取り掛かった。
一つはアンテナの先端部分が欠けている物の手直しでこれが単に伸縮させるだけ
のロッドアンテナなら左程苦労は無いが、この機種の場合、基部で90°曲げなけれ
ばならず勢い長さ、太さだけでは選べず仕方なく先端部分を可笑しく無い形に加工
した。 他にもシガレット・ライターから電源を取る(途中電圧を9Vに落とす必要が有
る)ケーブルもご依頼頂いているが在庫を調べたところシガレット・ライター用のアダ
プタが切れており先ずこの手当てが必要。 この種のラジオの修理、改造に付きまし
てはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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Quad 22 Control Unit

2009-05-19 17:52:22 | Weblog

今日お預かりしたもう一台はQuadの22で修理依頼なのか何も記されておらずどうして欲しい
のか不明。 修理依頼を頂くのは有り難いのですが何も指示が無いのは困って仕舞う。

その後電話を頂きボリューム、及びスイッチに接触不良が在るとのお話しだったがこちらに本
体が在れば動作確認も出来るが、回路図も無く印加する電圧も定かでは無いので今回は何
もせず送り返すことにした。 お送り頂く前にお話し頂ければ送料が無駄になることも無かった
のだが。 (このユニット内部に電源は無く、本体から供給されております)

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Blaupunkt, Frankfurt 7632641200

2009-05-19 17:48:51 | Weblog

BlaupunktのFrankfurtの比較的近年の4バンドモデルでFMのカバレッジ変更は慣れており
スンナリ済ませることが出来た。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
ホームページからお問い合わせ下さい。

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日立 CS-270TU、17インチカラーテレビ (昭和44年10月)

2009-05-18 23:28:17 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和44年10月発売と想われる日立の17インチカラーテレビで裏蓋の型
番部分がガムテープに依って殆ど剥がれて仕舞い読めない為回路図集の外観写真と回路図
に記された部品から照合したもので絶対とは云えません。  チャンネルのズレと、垂直振幅不
足は直ぐに直せましたが色ズレが激しくこれは最早調整不可能かも知れません。  今日は急
遽パターンゼネレータ2種を用意しましたが画像を撮影していたところ(先頃使い始めたリコー
のGX-100)電池切れで撮影出来なくなり明日にも出来ればアップするつもりです。 しかしこの
機種では未だICが使われておらず、コンバーゼンスも昔ながらの方式の様なので甚だカラー
調整は複雑です。 と云う訳でカラーテレビには出きるだけ近付きたくないのですがそうは云っ
てられず辛いところです。

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Blaupunkt, Dortmund

2009-05-15 17:18:55 | Weblog

 今日お預かりしたのは1956年製のVWに使うと伺った物で、先日のお話しではFrankfurtと伺
ったが届いた物は1970年代製と思われる Blaupunkt の Dortmund、長波+中波+短波+FMの4
バンド・モデルでFMのカバレッジを日本バンドに変えることがメインだが、AMでのAVC機能に
問題が見られた(AVCが機能して無い様で通常の強度の局が飽和して仕舞う)がFMがメイン
なら問題無いかも知れないのでご依頼主に伺ってみよう。 この種のカーラジオの修理、改造
に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

5月20日 AVCの点に付いてもご希望が有ったので昨日ケミコンx3、タンタルコンx2
を交換した結果可也改善されたので今日ご依頼主にお送りした。

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Becker, Mexico Cassette Vollstereo

2009-05-15 17:14:05 | Weblog

今日お預かりしたもう一台は1970年頃のMBに使われていたと云うBeckerのMexico Cassette
Stereoでステレオと云ってもカセット・テープの再生がステレオで為されるだけでFMはモノラル
動作のみとなる。 届いたのが本体だけでアンプ・ユニットが無くご依頼主に伺ったところアンプ
ユニットは無いとのことで、ならばこれまでどうしていたのか伺ったところ単に電源スイッチのみ
を使いグローブ・ボックスに入れていたS社製オーディオ機器の電源のON-OFFを行っていたと
云う何とも贅沢?な使い方をされていた様だ。  手元に有ったアンプ・ユニット(上の画像で本体
の上に置かれている)を使い動作を確かめてみたが全く動作しておらず、FMのカバレッジ変更
の前に先ず修理の必要が有る。 本格的には未だだが回路を追ってみたところ電源回路が死
んでおり少し難航する可能性が有りそうだ。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましては
こちらのホームページからお問い合わせ下さい。

5月17日 昨日机上で怪しいと目星を付けていた電源回路を朝から追ってみたが問題はそこ
には無かった。 結果から申し上げればMW(AM)-FMのバンド切替スイッチに先ず問題が
有った。 以前この辺りを可也いじった様で、通常外れることが考えられないスライドスイッチ
を前後に動かすロッドが外れていた。  またこのロッドと前面に在るバンド切換えの押しボタ
ンを機械的に繋いでいるネジも外されていた。 何とかMW(AM)は受信出来る様になった
がFMが動いてくれない。 調べを進めたところ何と高周波増幅の出力側のトリマ(下の画像
で3つ並んだトリマの中央の物)のローター側が割れて殆ど無くなっていた(ここも通常壊れる
ことは無く、可也無理な力が加わったことが想像出来る)のでその分容量を増しカバレッジを
日本バンドに改造したが感度が低い。 電界強度が強ければFMも良好に動作したがこの感
度では実用には可也無理が有りそうだがこの機種の資料は手元に無くこのまま進めても時
間ばかり食いそうなのでご依頼主にご希望を伺ってみよう。

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Becker, Europa (AM専用、1950年代)

2009-05-13 18:09:57 | Weblog

今日お預かりしたもう一台はBeckerのEuropaのAM専用モデルでこの機種としてはAM専用機
は寧ろ珍しい。 BeckerもBlaupunktもそうだが機種名とその機能は踏襲されるのが常でEuro
paはAM/FM両バンドをカバーしているのが普通だが一部1950年代のモデルには今回の機種
の様に後年の物と仕様の異なる物が稀に見られる。 

本体側に大きな問題は見られなかったが、電源/出力ユニット側は一部部品が外されてお
り少し時間を要すと想われる。 またバイブレータも分解されておりここもネックとなりそう。
何れにせよ修理は可能だが何も手が加わって無い物に比べると手が掛かりそうだ。 この
種のカーラジオの修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

5月14日 機械式のバイブレータの再生は諦め半導体式の物に代えることとなった。 サテそう
なるとお使い頂く車の電源(バッテリー)電圧、極性を知らねばならずお返事を待つ事にしよう。

5月15日 確認結果をご連絡頂き、車種はポルシェの356B、6V、マイナス・シャーシーと分った
ので早速準備に取り掛かることにしよう。

5月18日  使われていたコンデンサの殆どは絶縁の劣化、或いは容量抜けが進んでいた為交
換し、バイブレータも半導体式の物に交換した。  また珍しいことにセレン整流器が短絡してお
り(通常はオープンモード)シリコンのブリッジに交換した。  結果動作は極めて良好となり一安
心、午後ご依頼主にお送りした。

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QUAD, FM1

2009-05-13 18:06:27 | Weblog

今日お預かりした2台の内の一台はQUADのFM1、FMチューナーで自作された電源ユニットと
共にお送り頂いた。 これまでにも数回カバレッジ変更を経験しているのでスンナリことは運び
好結果を得られた。 この種のチューナーの改造、修理に付きましてはこちらのホームページ
からお問い合わせ下さい。

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Bang & Olufsen, Master 38K

2009-05-11 17:59:51 | Weblog

 今日お預かりしたのはデンマークBang & OlufsenのMaster 38で今回で2台目となる4球の
長波、中波、短波x2の4バンドラジオです。 ラインナップはCK1-CF3-CBL1-CY1で、検波
出力をいきなり出力管に入力する今となっては可也乱暴な回路と云えそうです。   殆どオリ
ジナルのままの様ですのでコンデンサ類の劣化が考えられ、また真空管も可也くたびれて
いる可能性が有りそうです。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらのホームページ
からお問い合わせ下さい。

5月12日 昨日ザット診させて頂き考えられる修理費の概算をお知らせした結果GOサインを
頂いたので本格的なレストアに取り組んだ。 既に70年が経過しており無理も無いが、先ず
電源コードが短絡していた。  次ぎに2回路の電源スイッチ(トグル・スイッチ)に問題が見付
かり仮にジャンパーで接続し先に進んだ。 電源電圧に合わせジャンパーを変えているがこ
の部分での接触不良も一箇所見付かった(見た目問題は無さそうだったが電気的には繋が
ってなかった)。 

この後いよいよコンデンサ類の交換に取り掛ったがこの20年以内に交換されたと想われる2個
を除き全て交換したのが下の画像に在る27個で小は100pFの物もペーパーコンデンサなのに
は驚かされる。 *この機種の場合、シャーシーが深く、一部の物の交換は容易では無い。
  サテ、十分な感度、音量とは云えないが動作しだしたのでグラついている周波数変換用の
真空管CK1のベース内部を確認するのはリスクが高くサテどうするか! 先ずはトラッキング、
IF等の調整を明日にも試みてみよう。 それとサイズが特別なパイロットもどうするかご依頼主
に伺ってみよう。

【下の画像】最後のペーパーコンデンサ(50pF)を交換し、また断線していた巻線抵抗にセメント
抵抗を添えトラッキング調整に臨んだ。 最も重要と想われる中波の感度は可也上がり、長波も
良好だったが短波2バンドが殆ど動作しない。 中波を連続運転してみたがバンド切替後雑音が
出ることが有り数度ガチャガチャと動かすと直る。 つまりバンド切換えスイッチの接点に問題が
有るのは明白だがこの機種のバンド切替スイッチ部分を外すのは至難の技だがどうするか?
もっとも一度良好に動作した後は今日の試験中(2時間)問題無く動作してくれた。

5月14日 周波数変換CK1の底部がぐらついているので接着剤で固定しながら電源スイッチ
の修理に取り掛った。 別のトグルスイッチえの交換を考えていたがその前に駄目元で修理
を試みた結果幸い好結果が得られ一安心。 また別の問題として中間周波増幅のCF3のシ
ールドの問題が浮かび上がった。  通常真空管の外側に導電塗料を塗りこれをグランドに落
としシールド(スプレーシールド)としているが、どうもスプレーシールドとグランド(2番?ピン)
が繋がって無い様で頭部に在るg1に接続する為のグリッド・キャップ(外側がグランドに落と
されている)が上手く定位置に無いとグランドから浮き発振することが分った。

5月15日 秋葉原に袋打ちコードとパイロットランプ探しに出掛けた。 電線関係の専門店を合
計5軒回り、3軒目のO電気でも工場で既に製造を止めて仕舞ったと聞いた。 ただ道の向こう
で見た事が有るとのことで中央通りの東側を探して見た。 4軒目には袋打ちコードは無かった
がペンダントコードが目に止りデザイン的にも気に入ったので3mの黒の物を買った。 念の為
5軒目を当ってみたところなるほど赤+白と黒+白の袋打ちコードが置かれていた。 午後仕事
場に着きCF3のグリッドキャップの不具合を直し(上の画像が修理前、下が修理後)、電源コ
ードを作り、パイロット・ランプを取り付けて完成とした。 前回に比べ可也手間取って仕舞った
がご依頼主のところでも良好に動いてくれることを祈るばかりだ。

5月27日 先日修理して左程時間が経って無いが、先頃通電して20分程で爆発が起こり煙も
出たとのことで再度お送り頂いた。 先日修理した際、電源入力に並列に入れられていたコン
デンサ0.01μFが耐圧5,000Vだったので交換せず、また電源のケミコンもこの20年以内に交換
された物の様だったのでそのままとしたのが問題だったのかと想像したが届いた物にはその
気配は見られなかった。 ただ下の画像に見られる様、電源入力部分の高周波チョークのコー
ルド側が激しく発熱した形跡が見られ、また断線していた。 この状態に至った原因が想いつ
かないがこのチョークをパスし、またヒューズを追加した。   *欧米の物にはヒューズが装備
されて無い物が多い。 修理後2時間運転してみたが問題は見られなかったので終わりとした。

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ビクターのジュークボックス (JB80?)

2009-05-10 22:51:18 | Weblog

何時もお世話になっている映画、テレビの装飾美術の会社からご紹介頂いたFテレビさんの方
からジュークボックスの修理依頼を頂いた。 つい最近まで動いていたが先日急に動かなくなっ
て仕舞ったとのことで電気(電子)周りなら少し経験は有るもののメカの問題だとすると手が出
せないかも知れないと考えながら上町のお宅にお邪魔した。 通電して頂き動きを見てみたが
途中までベルトも問題無く動いていたが2番目のプーリーから3番目に行くベルトがキチント動い
ておらず、その先に有るウォームギアが動かない為にレコードの選択機能が動作してなかった。
3番目のプーリーが何故回転しないのかアレコレ試した結果ソレノイドの一つが固着していたの
か動いてなかった様でこれを指で中に押し込んだところ正常に動き始めた。 念の為数度選択
動作を繰り返し動きを見てみたがその後は問題無く動いてくれ一件落着。  その後、東芝製
カラーテレビにラジオとカセットレコーダが組み込まれた物の水平同期が不確実で、時に問題
無く動作するが不安定と云うテレビの修理もついでにさせて頂いた。  今日初めて友人から貰
ったリコーのGX100と云うデジカメで撮影したものの画素数が多過ぎ(3MB程度)てアップ出来
ませんでした、大変失礼致しました。 と云う訳でジュークボックスのメカに関しましては自信は
有りませんが上の様に直せることも有りますので詳細はこちらのホームページからお問い合わ
せ下さい。

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Blaupunkt, Palma

2009-05-08 17:12:28 | Weblog

 

PhilipsのBX 998Aと入れ替えに今日お預かりしたのはBlaupunktのPalmaでマジックアイ
まで加えると7球の長波、中波、短波、FMの4バンドモデルでこの機種も以前FMのカバ
レッジの改造を含むレストアを担当させて頂いた。  今回の問題の殆どはスイッチの接触
不良なので根本的な治療は出来ず対処療法が殆どとなりそうだ。  この種のラジオの修
理、改造に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。 
 しかし今日伺ったお話では昭和34年頃、高校生だったご依頼主がそれまでに趣味で集
めた切手や諸々を全て売って掻き集めた5万円でこのラジオを三越で購入されたと云うお
話に只々頭が下がるのでありました。   もっとも自分で最初に手に入れたTV(Motorola
、VT-73)も高校2年生の時で、当時貰っていた奨学金の1.5倍程の金額だった。

5月9日 今回症状として伺ったのは ハム音、FMボタン接触不良、高音域接触不良、SOLO
ボタン動作不良と云うものだった。 今回の機種の回路図は持っていないが多分少し後に作
られたGranada 2625と似通っている様想われるのでこの回路を元に調べを進めることにした。 
ハムは確かにボリュームを最小に絞ると浮き上がる感じがする。   使われているVRはタップ
付きの物で、タップには50Kと0.01μFがシリーズに繋がれており絞ると低域が強調される感じ
でこれに依ってハムが浮かび上がる様想われます。 思い切って電源部の50μF+50μFを替え
てみるか? また高域調整の1MのVRは単なるVRでは無く、シャフトにギアが固定されており
これと結合したギア(ラック・ピニオン)に依って調整量が窓から見える構造になっている為簡
単に交換することが出来ず、それ以上に外すことも困難そうだ。 (内部の構造が分かれば側
面に穴を開け接点復活剤を注入出来るのだが!)。 これら以外は機械的な問題で何処まで
修復出来るか?

5月11日 電源回路のケミコンの容量抜けの可能性が有り同様の容量の物を外付けして
みたが変化は無かった。 音声入力初段の0.025μFには絶縁劣化が見られたので交換。 
只FMボタン、及びSOLOボタンに関してはスイッチその物の問題で残念ながら殆ど改善
は見られ無かった。

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Kenwood, L-02T FM Stereo Tuner

2009-05-08 16:54:31 | Weblog

 

今日お預かりしたのはKenwoodのFMステレオ・チューナ L-02Tで時間経過と共に感度が低
下すると云う症状の物でした。 早速通電し感度変化を診てみましたがこれまでの1時間半で
は変化は見られませんでした。 ただ、こちらで何時も周波数と感度確認に使用しているInter
FM (76.1MHz)はダイアル上の76.1MHzでも一応受信は出来ましたがステレオ動作がギリギ
リで、若干上の76.4MHzではステレオ動作も良好で、単に周波数ズレなのかもう少し細かく
診てみる必要があります。 この極度に複雑に作られたチューナも回路図が有れば理解は可
也早まるとは想うのですがオーディオ関連の機器の回路図は一切出して呉れないケンウッド
さんの考えが良く分かりません(通信機関連の回路図は別の様ですが)。
この種のチューナの修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。
*調べたところInter FMには鶴見に中継局が在り76.5MHz、300Wで再送信していることが
   分りました。 上の76.4MHzはこの信号だった様で大変失礼致しました。

フロントエンド基板、7連のVCが使われておりイメージには可也強いハズだが。

フロントエンドのコイル6個を調整してみた。  結果若干感度は増加したが最近の高感度と感
じるFMチューナ等と比べた場合20dB程感度が低い様感じた。 全くの想像だが使われてい
るツインFET、2SK125Tのどれかが劣化しているのかも知れない。 ただ今日実験した2種類
のアンテナの片方、ケーブルテレビの信号強度なら全く問題は無くサテどうするか?

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