テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Braun, FS 80 + HUMAX, IRCI-5400Z

2023-11-28 14:16:02 | テレビ

今日お預かりしたのは初めてとなる Braun, FS 80 で想像していた大きさより可成り大きく部屋に
運び込むのにも難航した。 この種のテレビの修理、動作確認等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

スタンドも添えられていたが本体側面等に持ちて等は無く滑って仕舞い載せてはいない。

本体の略中央に在る音量ツマミが折れていた。 輸送中にぶつかった様だった。

添えられていたセット。TVチューナーだけで無く各種デバイスも再生出来る物の様だが詳細は不明。

念の為内部を診てみたが VIF 用の真空管 EF 183 のゲッターが無くなっていた。  真空度低下か?

通電したところ一応ヒーターは点灯したので真空度は左程落ちて無いのかも知れない。

確かストックが在ったハズと探した結果1本見付かった。 明日は PAL 用の UHF ビデオ・コン
バーターを使って映像/音声信号を加えてみよう。

11月29日 PAL 仕様で UHF (25~37Ch)  出力のビデオ・コンバーターを用意し動作を確かめて
みた。 ラスターは出てホワイトノイズは表示されたが残念ながら受信には至らなかった。

チューナーの設定方法が良く分からない。 右端の外側のツマミが青になっているがこれはVHF Low
2~4Ch.、赤は VHF Hi 5~12Ch.。  また黒は UHF 21~69Ch.を設定出来るのだろうが UHF が上
の画像の様に 69 ~ 62?Ch.までしか動かない。 チューナー部分を外すのは可成りの大事となる。

11月29日 チューナーに疑問点が幾つか有り細かく診る必要が有るので思い切って外した。

ケーブルの多くにはコネクタが使われていたが一部のリード (4本) は半田付けだった。

外すまでダイアル・ポインターは一つしか見えて無かったが実際は二つで左の物は反転していたの
で外からは見えず、更にこのユニットをシャーシーに固定する円形の部品にぶつかっていた。

左のポインターを本来の下向きに修正した結果 UHF の下端 (21Ch) まで移動する様になった。 
この部分が勝手に反転はしないので発送前からこの問題が在ったと断言出来そう。

しかし押しボタンの外側で VHF Low/Hi,  UHF のバンド切り換えを行っているがどうもその構造
が良く分からない。 兎に角 UHF の下の方まで使える様になったので可成り期待出来そう。

11月30日 少し構造が分かったがバンド切り替えを行うには一度外側のチューブを外し回転させ
る必要が有った。

ダイアル糸の近くに半田付けを要するリード線が 2本在り一応紙テープで保護した。

折れている音量ツマミを修復する為ボリュームの載ったユニットを外した。

折れていたプラスチック・シャフトを先ず接着剤で固定し、次いで半田鏝で表面を溶着した。

折れていた音量ボリューム(左端)のシャフトを直した結果。

当初ダイアル・ポインターは右の一つしか見えて無かったが修理後左の物も見える様になった。

今回実験に使った PAL 仕様の UHF ビデオコンバーター・ユニット。 近々ケースに組み込もう。

細部の調整は未だだが一応見られる程度の画像と音声出力が得られた。

12月2日 昨日買って来た部品を使って PAL 仕様のビデオ・コンバーターを組み立てた。

地デジチューナーを接続し、整合器を使って UHF の 300Ω バランス入力に繋いだ。

NHK 総合を受信してみた。 撮影した画像では見られないが若干揺らぎが有る。

部屋の照明を消した。(窓の外からの外来光は有る)

少し連続して動作させた結果垂直同期が外れたので再調整を加えた。(垂直振幅も増やした)

更に連続運転を続けた結果、再度垂直同期が外れたので再度調整を加えた。

12月3日 昨日の状態で今朝通電してみたが想像通り垂直同期が取れなかった。 昔の物の様に垂
直、水平同期用のツマミが設けられていればそこを調整すれば済むが、その都度裏蓋を開け調整し
直すのは現実的で無く残念ながら修理は出来なかったとした。(真空管等も入手困難)

再度垂直同期を取ったがこれも時間経過で外れるだろう。

撮影した画像では見れないが揺らぎが可成り有る。

12月4日 同期分離と水平発振には共に ECH84 が使われており駄目元でこの2本を入れ替えてみた。 
上の画像は 10:35 頃に撮影したもので、下は 1時間後の 11:35 頃に撮影したが一応同期は外れてい
ない(揺らぎの量は増えたが 60Hz地域ではどうなるか?)。

更に1時間後の 12:35 (0:35) の結果。 垂直同期が外れることは殆ど無さそうだった。

12月5日 最後に垂直同期用の VR に赤い印しを付けておいた(緑は垂直振幅)。

ビデオ・コンバーターからの UHF 入力端子に黄色の印を添え終わりとした。 この後梱包に取り
掛かったが 1時間では終わらずドット疲れた! 裏蓋の固定ネジは本来 7本だが 2本欠けていた。

12月20日 ご依頼主から地デジが見られ感激したとのご報告を頂いた。 良かった!

 

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B&O, Beosystem 2500

2023-11-27 12:14:57 | オーディオ

今日調布のHさんからお預かりしたのは Beosystem 2500 でガラスドアの開閉に問題が在るとの
お話だった。  この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。

開梱を始めアレレとなったのはガラスドアの駆動用ワイヤーが飛び出していた。

これまでにもこのワイヤーの問題は何度か手掛けたが単に経年劣化に依って発生する駆動系の問
題に比べると優に倍の時間を要するのでどうするか? また発送時この問題はどうだったのか?

発送時問題は無かったとのこととゴーサインを頂いたので早速分解に取り掛かった。

CD ドライブは初期のスイングアーム・タイプで裏面のラベルからも可成り古い物の様だった。

しかしこの部分に+ネジが使われていたのは今回の機種(姉妹機種も含め)では初めてとなった。

これまでにも何台も扱って来たがワイヤーの外れ具合は可成りだった!

理由が分からないが何故か捻じれていたがどうするとこうなるのか? 準備は整ったが本日時間切れ。

11月28日 昨日の続きに取り掛かった。

難航したが何とかワイヤーを本来の位置に戻した。 疲れた!

一度組み込みガラスドアの開閉を診てみたが一応開閉はしたが完全では無かった。

経年劣化で開閉が不完全となる部分の修理は未だなので当然なのだが、それ以上に CD を再生しよ
うとしても4秒程回転するだけで止まって仕舞った。 既に32年程が経過しており無理も無いが。

底面のゴム脚が剥がれたり、バラバラになっていたがこれも仕方無い。

11月29日 経年劣化が考えられる駆動系に取り掛かった。

暫く良好に開閉していたのだが残念ながら完全では無さそうだった。

ゴム足が1ヶ所略無くなっていたので他から移植した。

12月29日 先日常に逆回転した CD を使い動作を確認した。 問題無し

 

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メーカーの良心

2023-11-25 21:29:54 | オーディオ

今日は先日お預かりした Beosound 3200 を荻窪の K さんのお宅に届けた。 その際こちらに連絡
するまでの顛末を駅近くの小料理屋で伺った。 お話では永年使って来た今回のモデルが突然動か
なくなり当然と云うか B&O の取り扱い店に修理をお願いしたそうだが、けんもほろろと云うのか
全く相手にして貰えずこちらでは一切修理は出来ない、それ以上のことはご自身で勝手にインター
ネット等で調べたらどうかと云われたとのことだった。 Kさんが足を骨折して仕事を休んでいた
為時間が有ったのでインターネットをアレコレ調べこちらに辿り着き今日に至ったが一介の修理屋
としてメーカーの取り扱い店の方に一言言いたいのは貴方方がかつて販売した物が壊れて困ってい
る方に何故こういう所が修理を受け付けていると紹介して呉れないのか(これまでの経験から店に
依ってはこちらの事を これは内緒ですが と断った上で紹介して呉れたケースは少なく無いが)?
自社の製品が時間を経過し動かなくなったらもうそれで終わりと簡単に考えているのだろうか?
物に依っては数十万円から百万円以上した物を誰しもそう簡単には捨てる訳には行かないし、未だ
修理は出来るのだが新しい物が売れなくなるとでも考えているのか? 兎に角物は大切にして欲し
いし永年愛着の有る物をそう簡単に見捨て無いで欲しい。 もっと云えば自社の古い製品を大切に
して欲しい。 誰に何と言われようがこれからも出来る限り修理は続けて行きたい!
こちらえのお問い合わせは HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) からお願い致します。

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Braun, TC 45/1?

2023-11-24 11:58:09 | オーディオ

今日の2台目は Braun, TS 45 と伺ったが何処にもその表記は見られなかった。 この種の物の修
理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

内部に(読み難く恐縮です)TC 45/1 の記載が在ったが回路からは TS 45/1 と想えた。

band 入力と reserve は在るが phono 入力が無い。 balance ツマミを持ち上げると phono が
一応機能したがゲインが不足している。 この機種の取説が欲しい。

 TS 45 にも TS 45/1 にも Phono 入力が在るので今回の物とは符号しない。  定かでは無いが
audio 2の可能性が有りそうだが (少なくも入力回路は近い気がする) ターンテーブルが無くサテ
どう考えたら良いのか?

11月25日 Phono 入力が謎だったので実際の回路を見てみた。

驚いたが上の画像に見られる様入力端で入力コード(水色+白の2本)が切られていた。

回路図は audio 2/1 の物だがこれと同じ様にターンテーブルからの出力が繋がれていた様だった。

サテ Phono 用のコネクタは無く如何にするか?

reserve 入力を phono 入力に換えた。 ところがこれだけでは phono 入力は機能せず

回路を追った結果 phono 出力の結線も切られていた。何も塗って無い端子が右出力、緑が左出力。

他にモード切り替えスイッチの配線も換えなければならない様なので道のりは未だ遠い。

11月26日 朝から phono 入力の問題に取り掛かった。 (改造の目的が知りたい)

茶色のコードに何かの黒いコードが繋がっていた。

何かがベーク板の下に仕舞われていた。

電源に繋がった小型の丸いユニットだった。

どうも Bluetooth の受信機では無いかと想われた。

Bluetooth 受信機と想われる物の出力はモード切替のロータリー・スイッチに繋がっていた。

多分 phono 入力に Bluetooth 受信機を繋いだのでは無いかと想像し phono Amp.の出力に繋
いでみた。

幸い想像は当り上手く phono 入力が可能となった。

 

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Braun L450

2023-11-24 11:43:24 | オーディオ

今日お預かりしたのは Braun, L 450 で 2台お持ち頂いた内の片方の音量が極端に少なかった。
この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致
します。

輸送中に何処かに強くぶつかったのか一部が可成り壊れていた。

スピーカーに問題が在ることは滅多に無いが何が問題なのか?

簡単なネットワークが込み込まれたいたが上の画像の端子に半田付けされているリード線が飛び
出しているがそこが上の(青いチューブが被さった)電解コンデンサに刺さって短絡していた。
中にギューギューに詰め込まれた吸音材(グラスウール)で押されたのが原因の様だった。

一応割れている部分を戻したが完全では無い(幸い裏の下側なので余り目立たない)。

 

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Leader, LSG-302の記事に関しての訳の分からないコメント

2023-11-20 21:18:53 | その他

7年ほど前にアップした Leader, LSG-302 TV-FM Marker Generator の記事に対して「アナロ
グのSG では無いかと思います」と云うコメントが知らない方から届いた。 誰かこの SG をデジ
タル式の物とでも云ったのだろうか?  少し電気のことをかじった人間なら添えられている画像
からアナログ式の物と直ぐに分かるがワザワザご指摘頂く意味が分からない!  何か疑問点が有
ればこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願いしたい、単にコメ
ントを頂いてもこちらからは何も回答出来ない。

11月22日 この記事に二人の方からコメントが寄せられた。 その一方が下の文章で、この方か
らは11月16日10:26に電話を頂いており、その前にメールも2通受け取り返信もしたが、それより
何より11月19日にこちらのブログにアップした 松下 CR-2730N  が正にこの件なのであります。

古いナショナルの 1dinカセット1dinチューナーなセットでチューナーは生きてますがカセットが
鳴らなくなり訳が有りどうしても直したいのですが直接電話とかは無理でしょうか?

もう片方のコメントは下記の通りでこの方の 〇× の意味が分からないが回答は無論不要です。

このコメントをかいた者ではないですが、
× アナログのSGでは無いかと
〇 アナログのSGなのではないかと
その後の文面からしてもSGはアナログとしか言ってないですね。

 

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Collins, 51S-1

2023-11-20 13:11:29 | 通信機

  今日沖縄の T さんからお預かりしたのは久し振りの Collins, 51S-1 で先頃感度が落ちて来
たとのお話だった。 この種の受信機の修理、感度調整等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

早速動作を診させて頂いたが確かに感度は可成り低かった。 下はこちらで比較的電界強度の高い
NHK 第一 (594KHz) 受信時で周波数も数 KHzズレており S メーターは全く振れなかった。

こちらで最も電界強度の高いニッポン放送 (JOLF 1,242KHz) 受信時で数 KHz 離れた所に別のピー
クが在った。 サテ先ずは真空管のチェックから始めるか。 ここまでは何時も中波の動作確認に
使っているループアンテナで動作を診て見たが 6.055 MHzのラジオ日経等の受信には外の逆 L ま
がいのアンテナを使ったが S メーターは少し振れていた。

先ずは真空管の gm チェックに取り掛かった。 今日は6EA8, 5本と6BA6, 4本で時間切れとなって
仕舞ったがこれらの略全ては Min.Val. ギリギリか下回っており略全数交換の必要が有る。  他にも
7本残っており明日一番で診させて頂こう。

11月21日 結果として 6EA8 は 5本、6BA6 1本、12AX7 1本 加えて 6DC6 1本を交換したい。

米国に発注しようか、国内で調達するか迷ったがヤフオクで真空管を可成り出品している方にこれ
らの真空管のことを相談したが最初の内容と次が異なり時間ばかり掛かるので取引は止めたいと言
われて仕舞った。 ならばと自分の真空管部屋に閉じこもり何とか 4種 8本を探し出した。疲れた!

真空管交換後先ずラジオ日経 (6,055KHz) を受信してみた。

次いでニッポン放送 (1,242KHz) 受信時。

電源電圧を 115V に変えラジオ日経の (上 第2) 6,115KHz受信時。(下 第一) 6,055KHz受信時。

11月22日 昨夜今回のモデルで 531KHzを聴いていると通電後20~30分で音量が減り全く聴こえ
なくなるとの連絡が有った。 真っ先にお話頂きたかった問題だが先程来既に30分通電している
が今のところその様な現象は診られ無い (こちらでは電源電圧 115Vで 594KHzを受信している)。

結局今日は2時間40分程連続運転を続けたが周波数の安定度は高く、また問題は診られなかった。

 

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松下 CR-2730N

2023-11-19 12:26:02 | 

  仕事場の玄関前にダンボール箱が置かれており中には3日前にメール2通と電話を頂いた松下の
CR-2730N と伺った物が届いていた。  これまでに経験の無いモデルでカセット部分にアレコレ
問題が在るとのことで最初お断りしたのだが一応診させて頂くことになったが果たして好結果は
得られるか? 1980年以降の物は原則扱っておりませんが、1970年代までの物の修理でしたら
こちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

既に分解されており可成りこれまでに手が加えられている様だった。

予備のベルトと用途が不明の工具?が添えられていた。 一体何に使う物か? (バーナーの先端?)

カセット部には電源入力と想われるリードが2本出ていたが結局これらを電源に繋いでも電源は
入らなかった。 Dinコネクタで本体と接続する必要が有るのかも知れないが一切接続に関する
情報は無く、無暗やたらにいじって壊して仕舞っては目も当てられないのでここまでとした。
他の方がアレコレ手を下した物は何とも難しい。

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B&O, Beosound 3200 (再)

2023-11-19 12:14:27 | オーディオ

  今日の1台目は先日手掛けた Beosound 3200 で奥様が誤って CDクランプに力を加えて仕舞い
開閉しなくなって、ガラスドアも何故か開閉しなくなって仕舞ったとのお話だった。 ご主人が
足を骨折して仕舞い梱包もままならないとのお話で朝一で荻窪をお尋ねした。 この種の機器の修
理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

CD クランプの駆動系に問題が発生したかと先ずは分解した。 この作業に何時も緊張する!

CD クランプの駆動系に幸か不幸か問題は診られ無かった。

実際に何度も CD クランプを開閉してみたが問題無し。

実際に CD を掛けてみたが問題無し。

伺った際ガラスドアの開閉にも問題が在ったのだが、こちらにも問題は診られ無かった。

11月20日 昨日に引き続き朝一で動作を確認した。

組み込み更に動作確認を行った。

時間を置いて診て見たが問題無し。

 

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Braun, Audio 2, Atelier 1 and SK 4

2023-11-10 16:00:42 | オーディオ

今日お預かりしたのは Braun の Audio 2, Atelier 1 と SK 4 の 3台で動作確認、修理等をご依頼
頂いた。  この種の機器の修理等のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。 イヤハヤ海外から届いたそのままの状態でお持ち頂いたので開梱に2時間近
くを要して仕舞った。

1台目は audio 2 ( TC45/1) で残念ながら FM のダイアル・パネルにクラックが入っており、ター
ンテーブル駆動用のゴムベルトが見当たらなかった。

カートリッジ(シェル)を外そうとしたがネジが何故か固着している様で何としても外れない。

下から覗いてみたが針(先端部分)が欠落していた。

一応動作を診てみたがラジオ部分は AM/FM (海外バンド)共生きていたが S メーターは動作
しなかった。 Phono も針は無いが一応カートリッジは生きていて音声出力は有った。 

午前中に界面活性剤を吹き掛けておいたので少し緩んだかと想ったが殆ど変化無し。

ネジザウルスで試みたが無理な力を加え壊して仕舞っては何にもならないので慎重に力を加えた。

結果止めている黒いネジの部分は回ったがコネクタが抜けるまでには至らなかった。

コネクタ内部に接着剤を加えて仕舞った様で何としてもコネクタ部分が外せず困った!

仕方なく一度トーンアームを支点部分で外し裏返してカートリッジの型番を確認した。
カートリッジは SHURE M75EJ Type 2、針は SHURE ED T2 と云う型番の様だった。

一応針(残骸)は刺さった状態だった。 このカートリッジ用の針を探して頂こう。

11月12日 手持のベルトの中からサイズの合う物を探した。

若干気になっていたのでラジオ部分の動作を再確認した。 結果 rundfunk 位置では AM/FM 共に
機能していたが、ukw stereoでは音量が下がった(ステレオ動作は未確認だが多分機能して無い)。
少し暗い場所ではダイアル面の明るさが気になった(右側しか点灯していない様だった)。

11月13日 スピーカー用のコネクタを抜こうとしてトランジスタ (AC151) が一つ落ちた。

Phono Amp. 用の物でソケットから抜け落ちた様だった。

幸いこの機種のパターン図が在り事なきを得た。

11月13日 手許に在るカートリッジとスタイラスを見てみたが残念ながら使える物は無かった。

11月14日 ダイアル部分のランプとメーターに取り掛かった。

片方のランプが切れており、また本来の筒形では無かった。

ランプを本来の物に交換した。 下は点灯時の外観。

次いでメーターに取り掛かったが残念ながらムービング・コイルが断線しており修理は不可能。

11月16日 改めてカートリッジのシェルを診てみたがビクともせず一体何をしたのか?

11月17日 針が何時届くかが不明なので何とか動作を確認する方法を探した。 針の残骸が在る
のでここに先ず Braun のセットから外した物を接着するかと考えたが針の先端が丸まっていた。 

次いで PE の残骸から針を移植することを考えた。 根元が半田付けされていたので最初半田付け
を試みたが視力が十分では無く難しかったので瞬間接着剤を使うことにした。

何とか接着したのでカートリッジに取り付けてみたが可成り飛び出していた。

半分程の長さにすべきだった(針先の振動が一部しかカートリッジに伝わらなかった)。

実際に動作させてみたが取り付け位置(長さ)が不適当な様で音量は少なかったが一応ステレオ
の再生は良好で、回転数も問題無かった。

 

 

2台目は Atelier 1-8 で確かこれまでにも 2、3度手掛けたことが有ると想う。

ターンテーブルの横に傷が見られ、裏面パネルに割れて無くなっている部分が在った。

他の 2台は十分余裕の有る箱に納められていたがこの機種だけは余裕の無いダンボール箱に納め
られていたがこれが一部の破損に繋がった様想われた。

キャビネットの底に剥がれて仕舞っている部分が診られた。

11月12日 Atelier 1-8 の修理に取り掛かった。 AC コードが無くなっていたので試験用のコード
で通電してみたが全く動作しなかった。

先ずは内部にバーアンテナが外れて落ちていた。 (ドイツ製のモデルに良く診られる)

ターンテーブルの電源コードが途中で切れていたので試験用のコードを使った。 本来左端に無
ければならない蓋を固定するための金属バー?が無い。

一応ターンテーブルは回転したがクリスタル・カートリッジは略死んでいた。 要交換

バーアンテナの巻き線が若干解けていたので巻き、ホルダーに取り付けた。 ただ AM のダイア
ル機構が空回りしていた。

音声出力が全く無かったので回路を追った結果ダイオード・ブリッジの処で断線していた。

一応片方は動作し始め音声出力は一応出たが、出力トランスの片側が断線していた。

11月13日 テッキリ出力トランスの1次側の片方が断線していると考え秋葉原に類似の物を買い
に行くかと準備に取り掛かった。 先ずは外し寸法を採寸した。

ただ記憶ではプッシュプル回路では無くシングルの回路が二つ在ったのでは無いかと思い出し導
通を再確認した。 その記憶は正しくトランスはシングル回路で実際は断線はしていなかった。

電源コードが短く切られたいたので他のドイツ製品から外した長い物を加えた。その後国内仕様
のAC プラグに交換して欲しいとのご依頼が有ったので今日にも探して来よう。

ラジオ部分は AM/FM (海外バンド) 共に動作したが、AMはダイアルが空転して仕舞う問題が診ら
れた。   選局機構の問題も解決して欲しいとのお話だったので取り掛かった。  上は FM の状態。

AM の状態にするとピンの位置が微妙だった。

分かり易いようにピンのトップを赤く塗った。 この位置では力が加わると滑って仕舞っていた。

シャフトの軸受部分に間隙が出来て仕舞ったことが原因の様だった。 C リングか E リングの
適当な物が在れば良いのだが手元に無く銅線を巻き付けた(下の画像)。

幸い上手く動作する様になった(見た目は良く無いが)。

次いで殆ど機能しないクリスタル・カートリッジの交換に取り掛かった。

片側の針が欠落していた。 片側では全く出力が無かった理由がハッキリした。

バルサ材を削って土台を作りセラミック・カートリッジを組み込んだ。

配線を終えたので明日まで接着剤の硬化を待とう。

トップに何も無いと見た目可笑しいので回転数切り替え(ターンオーバー用)ツマミを接着した。

11月14日 昨日買って来た AC コードを繋いだ。

次いで外部入力用のコードを作成した。( コードが何故か一部白くなっているが実際は艶消しの黒)

ターンテーブルを組み込み動作を診てみたが左右の出力は有ったが可成り歪んでおりまたバランス
が取れて無かった(現代の物の様にバランス調整は無いが)。  念の為ラジオでも確認したが同じ。

アンバランスや歪は真空管かペーパー・コンデンサに起因していると想われる。

ゴーサインを頂いたので先ずはペーパー・コンデンサの交換に取り掛かった。

11月15日 ペーパー・コンデンサの交換を続けた。 イヤハヤ狭い所に在り交換は難航した。

FM のポインターがダイアルの外に出ていた(上)。 本来の内側 (ガイドライン内) にした(下)。

FM 用の赤のポインターが AM 用の黒のポインターにぶつかっていた。

FM のポインターの先端を 2mm程短くした結果ぶつから無くなった(下)。

回路図上に緑の印しを付した物をフィルム・コンデンサに交換した。

低周波部分の真空管の gm を確認した。 結果 ECC83 が 24/56, 28/56 と想像以上に低下していた。

幸いストックが在ったので交換し動作を診たが歪は消え、音量も2チャンネル共良好だった。

右側のパイロットランプが消えていた。

右のパイロット・ランプは接触不良を起こしていた。 強く閉めた結果点灯した。

11月16日 シャーシーを組み込み実際にレコードを掛け最終確認を行ったが右のランプ点灯せず。

昨日は強く締めて点灯していたが新品に交換した。 外した物(下)は全く導通が無かった。

手許に在ったロッドアンテナを試みに蓋の保持に使ってみたが収納に問題が有った。  何方かこの
金属部分をお譲り頂ける方は居らっしゃらないか?(壊れている Atelier 1-8 でも無論構わないが)

11月17日 スピーカー用のコードを作り終わりとした。

11月24日 先日山梨の S 社さんから留め具の画像を送って頂きそれをご依頼主に転送しておいた
が今日引き取りにお見えになった際箱の中に落ちていたと留め具をお持ち頂いた。

単に蓋が止まるだけと云ってしまえばそれまでだが本来の留め具が備わっているかいないかで価値
は大きく変わるので見付かって本当に良かった!

11月27日 先日このモデル用のスピーカーが届いたとのことでお持ち頂き動作をチェックしたが接
続にはバナナプラグが必要なので昨日買って来た物を加えた。 スピーカーは同じ物がもう1台必要。

 

3台目は SK 4/1 でこのモデルも何度か手掛けたが、トーンアームは初めて見るタイプだった。

ダンボール箱は 2重で、緩衝材も十分詰め込まれていた。(これが海外に送る最低限の梱包レベル)

先ずはラジオ部分の動作を確認したが一応 AM/FM(海外バンド)共機能していた。

次いでターンテーブル部分を診て見たがターンテーブルは回転せず、音声出力も無かった。

内部を診て見たが電源も音声出力も繋がって無かった。(配線が切られて丸めてあった)

ターンテーブル部分の電圧設定を 110V に切り替えた。

接続されて無かった電源と音声出力を繋いだ。

上の画像に見えているスイッチの動きが渋かったので潤滑油を少量吹き掛けた。

実際にレコードを掛けてみたが動作は可成り良好そうだった。

レコードの種類に依って切り替えるのがカートリッジ部分を回転させる方式は初めてとなった。

AC プラグを国内仕様の物に換えるか変換アダプタを使うか?

外部入力には日本では殆ど見かけない Din 3pin のコネクタが使われていた。

11月12日 外部入力用の Din 3pin ケーブルを用意した。

11月17日 適当なステンレスかアルミ板が在ると良かったのだが手元に無く、ロッド・アンテナ
を使ってみた。 一応カバー(蓋)を止めるだけなら良いのだが閉めようとすると金具が上部の
プラスチック部品に当たって仕舞っていた。(この部品に合わせ削る必要が有る)

 

L 300 (2台) 動作に問題は診られなかった。

 

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松下 CR-1613AY

2023-11-08 12:45:08 | 

今日お預かりしたのは初めてとなる松下 CR-1613AY で急に電源が入らなくなって仕舞ったとのお
話だった。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) に
お願い致します。

ひたすら電源回路を追った。

最初気付かなかったがパターンに中々気付かない程のクラックが在った(製造時何か化学物質が
付着したのか?)。

ここをジャンパーし全て良好に動作する様になった、

 

 

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松下 CR-1612AY(再)

2023-11-08 12:43:24 | 

以前修理を担当したもののそれ以前に何方かが手を下しており何ともラジオ部分が動かない原因
が不明で、ラジオ部分を諦め外部入力のみ機能する様に改造したが音声レベルが低く何とか音量
を増やして欲しいとのことで IC アンプを組み込むことをご提案した。 この種のラジオの修理の
ご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

以前とは異なる方法で回路を調べてみた。 結果ラジオの音声が繋がっていなかった。 上の画像
の左上のパターンを2か所手直しした結果上手く入力出来た。 ところが音量を増やすとモーターボ
ーディングが発生して仕舞った。 上の画像の中央部分に在る円弧を描いているパターンにクラッ
クが見えているがこのパターンが電解コンデンサに繋がっており、繋いだ結果良好に動作し出した。

しかし修理を試みる方はパターンが無くなって仕舞う様な手荒な作業は避けて頂きたい。(普通に
作業するだけならパターンが無くなることは無い) 今回は幸い上手く直せたが他の方の手が加わ
った物は今回の様なことが多く進んでは手掛けていない。 

 

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ゼネラル(八欧電機)、6S-37

2023-11-06 15:23:18 | ラジオ

  今日は時間が出来たので以前動作を確認した際に電源スイッチに問題が在ったゼネラル (八欧電
機)6S-37 の電源スイッチを診てみた。  この種のラジオの修理のご依頼はこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

何故押しボタンスイッチが復帰しないのかが最初不明だったが細かく診た結果下の画像に見られ
るコイル・スプリングが可成り弱っている様だった。

最初全体を分解しコイル・スプリングを換えるかとも考えたが全体がバラバラになる危険性が有っ
たので考えを変え燐青銅の板バネを添えることにした。 結果良好に動作する様になり一安心!

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カラーバー(改造)

2023-11-03 13:29:42 | 

今日の2台目は以前こちらで手掛けたカラーバーで、使われるアンプ (出力) に依っては入力回
路が壊れて仕舞い何とか防げないだろうかとの相談を頂いた。 この種の機器の修理、改造の
ご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

先に進む前に先ずは動作を確認したが入力レベルや周波数をアレコレ変えてみたが全く点灯
しなかった。

11月5日 先日送って頂いた物が中々点灯しなかったので別の動作確認済みの物を送って頂いた。
早速動作を確認したが一部点灯しなかったがこれはこちらの発振器の出力レベルが不足か?

入力レベルの幅を広く取れる改造を加えた。 念の為再度1台目の動作を診て見たが可成り大きな
レベルの信号を加えると一部点灯した。 果たしてどの様な信号を加えていらっしゃるのか?

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SONY, ICF-9580

2023-11-03 11:44:27 | ラジオ

 今日お預かりしたのは初めてとなる SONY, ICF-9580 でバリバリと云ったノイズが混入するとの
お話だった。  この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) に
お願い致します。

伺った症状から低周波アンプの問題だろうと考え昨日 IC アンプを作っておいた。 それを組み
込みノイズのレベルはガクンと減ったのだが残念ながら完全に消えた訳では無かった。

仕方なく電源を外部から加えた結果ノイズは皆無となったが、サテ費用が上がって仕舞うがどうす
るかご依頼主に伺ってみよう。 しかしアンプを外付けにしたにも関わらずバリバリと云ったノイ
ズが混入するとは想定していなかった。 電源部にノイズ源が在りそうだがゴーサインを頂いたの
で電源用の部品を購入すべく夕方部品屋さんに向かった。

11月4日 買って来た部品を組み込み良好に動作することを確認した。 ランプ部分が気になった
ので分解してみた。

麦球はフィラメントが切れていたが直径4mm程で残念ながらこちらにはストックが無い。

ご依頼主からランプは無くとも良いとのお話を頂いていたので組み込み連続運転を開始した。

 

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