テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

テレビ4台のその後+DINコネクタ

2009-04-29 13:16:42 | Weblog

先週末、レストア済のテレビ 4台をT放送局に納めたが一昨日撮影現場から1台の調子が悪いの
で木更津の撮影現場に行って欲しいとのご依頼を頂いた。4台の内のどのモデルかがヤット分か
り、また症状は始め同期が取れなくなりアレコレいじった結果ラスターだけになって仕舞った
とのことだった。ならばと昨日は RF から同期増幅までの真空管とダイオード, CR類, テスター
工具をバッグに詰め込み木更津に向かった。  昭和30年代の商店街が再現された現場に着き 俄
か造りの電気店の奥に案内された(実際は映画館の様だった)。   症状は昨日とは違っていて
少し前まで普通に動作していたが突然ラスターが消えて仕舞ったとのことで早速水平出力の入
力側からチェックを進めた。(同期増幅以降の真空管は用意しておらずハラハラだったが) 水平
出力の g1 の電圧は正常で水平発振に問題は無さそうだった。 次に g2 の電圧を見てみたが何
故かゼロ。 サテと電源周りを調べ始め直ぐに高圧用ヒューズ (350mA) の断線に気付き担当の
方の DMM からヒューズを外して頂き事なきを得た。  ヒューズはオリジナルの物の様なので
昭和 32年の物と想われ特に大きな電流が流れた様には見られなかったが断線して仕舞った様
である。 このヒューズの負荷側の直流抵抗は十分高かったので 30分程連続運転を行い完了と
した。 帰路東京駅行きのバスを使い、終点から 2駅乗って秋葉原に行き頼まれていたDINコネ
クタを探してみた。上の画像の Blaupunkt, Derby 用は問題無かったが、下の Frankfurt 用は 6
pinで通常の DIN の外形寸法 13.2φでは無く12φで 6軒ほど探してみたが結局見付らず、ダメ
元で 1個だけ買って帰った。

しかしダメ元で買った 6pinの物が役立った。 コネクタ本体はピッタリで DIN の標準型で使わ
れている外側の金属スリーブが無ければ使えることが分かった。 また先端から 9mmのところ
でスリーブを切断すればこれまた普通に使えることが分かった。 しかし上手く切断出来るか、
手元の金切りノコでは問題が出そうだ。

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Blaupunkt, Frankfurt (1960年代中頃)

2009-04-27 16:03:17 | Weblog

今日お預かりした Blaupunk 製ラジオ 2台の内の一台で1960年代中頃の物と想われる長波、中波
FM の 3バンドモデルです。  FM のフロントエンドは始めて見る構造でしたが問題無くカバレッ
ジを日本バンドに改造出来ました。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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Blaupunkt, Derby (1960年代初頭)

2009-04-27 16:00:47 | Weblog

今日お預かりしたもう一台 Blaupunkt, Derby の初期モデルで1960年代初頭の物と想われます。
欧州仕様の物で長波、中波、短波、FM の 4バンド。 残念ながら中波と長波が動作しておりま
せんでしたがこの機種のバンド切替は非常に複雑で事実上修理は不可能と言えそうです。
ただ FM と短波は良好でしたので FM に重きを置くなら特に問題は無いかも知れません。この
種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問
い合わせ下さい。

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SONY、 5-303

2009-04-26 19:48:06 | Weblog

5月1日 この何日かを 5-303、12台の分解で費やし、今日の午後T放送局に渡したが、どう
も誤解があった様で先方は動作するもの 12台と考えていた様だった。  こちらは打ち合せ時
からパターンゼネレータからのクロスハッチを何とか表示出来る物が 2台も在れば良いと想
っていたので急遽 2台増やし、合計 14台、内日本バンドで動作する物 4台となったが動作す
る物が 1台足らず、急いで 1台修理したのが上の画像の物。 加えて日本バンド用のビデオコ
ンバーターも 2台用意することとなり明日まで忙しくなった。 この種のテレビの修理に付
きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

8-301 はその構造から座りが悪く、また数も限られているのでもう一つのラインとして 5-303
を始めとするマイクロテレビシリーズを並べてみた。   既にシャーシーを外に出した物も加え
ると 12台程となるのである程度形になるのではと想像する。 

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SONY、 8-301

2009-04-25 15:54:34 | Weblog

 

先日レストアした 4台のテレビを昨夜T放送局に無事納めた。 新たにトランジスタテレビを
数台並べたいと云うご依頼が有ったので手持ちの一部を並べてみた。しかし内部のシャーシ
ーを表に出す形を希望されていたがサテ、シャーシーの座りがイマイチなのでこれで良いの
か迷うのであります。

 

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フェラーリ 365BB 用 Voxson製カーラジオ+8トラプレーヤ

2009-04-21 15:16:31 | Weblog

今日お預かりしたのは'74年製のフェラーリ 365BB に使われていると伺ったイタリア VOXSON
製のラジオ+8トラックプレーヤで外観は問題無いが内部や底の部分には可也錆が見られた。 
通電したところアンプ部分は一応動作していたがラジオも動作しておらず、8トラックプレー
ヤ部分のゴムベルトは既に溶けて仕舞っており道のりは可也遠そうだ!  この種のカーラジオ
の修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下
さい。

調べを進めた結果、検波出力をアンプ入力に直結しラジオを動作させることは出来たが左右の
出力の内左チャンネルは良好だったが右チャンネルの音量が少なかった。  また8トラック用モ
ーターも診てみたが当初グリスが固まって仕舞ったのか重く全く回転しなかったが暫く格闘し
た後位置に依っては回転する様になったが 3x3ピン   合計 9ピンのモーターはこれまでに経験
が無く修復は困難と想われた。 しかし回路図でも在れば可也捗るのだが!

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東芝 14EC (昭和32年11月)

2009-04-20 12:23:39 | Weblog

14EA の部品の二箇所を順に接着剤で固定しなければならず今日明日はその部分の乾燥に費や
すことになるので 4台目の 14EC (表面には何故か 14EBと記されていた?) に取り掛かった。 
真空管 6BQ7A、6J6、6AX4、6GB6、6CG7 の5本が欠落していた。   今回の機種も T 科学館の
所蔵品なので何時もに増して取り扱いには注意を要する。  この種のテレビの修理に付きまし
てはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

今回の機種も電源回路の巻線抵抗が断線していた。 他に出力管 4MP12 に真空度の低下が見ら
れ、またチューナーのファイン・チューニング用シャフトとチャンネルセレクター用シャフト
が固着していた(誤って接着剤をシャフト間に入れて仕舞った感じもする)。 

4月21日 チューナーのシャフトを外してみたところどうもグリースが固まって仕舞った結果
固着した様だ。  分解しグリスアップの後元に戻し、全チャンネルの微調整も行ったが水平の
直線性に問題が見られたので明日はその部分に取り組もう。

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東芝 14EA (昭和35年)

2009-04-19 16:43:39 | Weblog

T 放送局向けの 3台目、東芝14EA(昭和35年10月発売)に取り掛かった。 今回の物は希少な
有線リモコン付の物で電源トランスに加えリモコン用モーターが重量を一層増加させている。
今回の物は T 科学館(博物館)から特別に貸出された物で取り扱いには特に注意を要する。

外観は綺麗にレストアされていたが内部は昔のままで当然ながら埃や、ゴキブリの卵等何時
もながらの物を先ず取り払う必要があった。 また何故か真空管 6CG7、2本が欠落していた。

断線していた電源の巻線抵抗 2本を交換し、劣化が考えられる部品も交換し先ず輝度確認済
のブラウン管で仮に動作させてみた。   一応大きな問題無しに動作しているので次に本来の
ブラウン管に替え動作させてみたが当初全くラスターも出ず最早死んでいるかと考え始めた
頃ヤット光出して呉れ一安心。 明日にも細部の調整に取り掛かろう。 この種のテレビの
修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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マッキントッシュ MX-110

2009-04-18 18:30:39 | Weblog

今日お預かりしたのはマッキントッシュの MX-110 の後期モデルでこれまでにも何度か手掛け
ており特に問題無く作業は進みました。カバレッジを日本バンドに直しMPXの動作を確認した
ところ良好でした。  この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。 

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日立 FY-940

2009-04-17 17:51:29 | Weblog

 

T 放送局向けのテレビ 2台目、日立 FY-940 に一昨日から取り掛かったが可也劣化していた真空
管5本の交換とコンデンサ類の交換で好結果を得られた。 また心配したCRT の輝度も高く安心
した。  明日はこれらを納め来週は東芝の2台に取り掛かろう。  この種のテレビの修理に付き
ましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

下の画像は可也エミ減していた高圧整流管、ダンパー管等真空管交換前の画像で交換後
可也画質は向上した。

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東芝の電気釜 自動式 RC-10K

2009-04-16 18:31:35 | Weblog

先日テレビドラマ用にテレビを 4台修理の為にお預かりした際一緒にお預かりしたのが今回の
東芝の電気釜で当初点いていたパイロットランプが塗装、板金加工後点かなくなって仕舞った
とのお話しでした。   専門分野ではありませんがパイロットランプ位なら何とかなるだろうと
お預かりしましたがパイロットランプは電源スイッチの両端に繋がっておりこれでは点く訳は
無く一箇所配線を変えさせて頂きました。 多分塗装の為一度バラバラにし、後で組み立て直し
た際配線を間違えたのでは無いかと想像しますが、リード線の長さが足りずチト解せないので
すが。   今回の物はドラマの小道具で実際に使えなくとも問題は無いのですが以前お預かりし
た米国サンビーム社のトースターでは本来の動き方を知らず思わぬところで時間を要しました。
それと云うのも我々が知っているトースターではパンが焼き上がるとポンと飛び出す (ポップ
アップ)のですが何とサンビームの物ではパンはユックリと持ち上がるのでした。知らないと
云うことは恐ろしいことです!

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Blaupunkt, Stuttgart

2009-04-15 22:34:42 | Weblog

今日お預かりしたのは Blaupunkt の Stuttgart で1960年代末~1970年代初頭の物と想われる長
波、中波、短波の 3バンド、トランジスタ式カーラジオです。 FM を日本バンドに改造して欲
しいと云うご依頼だったが残念ながら元々 FM の機能の無い物は改造のしようが無い  (最も中
身を全て入れ替えると云うことなら不可能では無いかも知れないが金額的に現実的では無い)。
FM のカバレッジ(受信周波数帯)は欧米と日本では異なっているが、こちらで行っているの
は欧米の周波数帯を日本のそれに改造することで飽くまで FM の機能を持っている物に限った
改造なのでご注意下さい。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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SONY, ICR-120

2009-04-15 16:50:31 | Weblog

昨日から久し振りに ICR-120 のレストアに取り掛った。ICR-100 に比べ IC の信頼性は若干上が
ったかと想われるが 使われている PCB は脆弱で、最も狭いところでは幅 2mm程しか無くそこ
に 0.8φ程の穴が開けられているので強度は低く細心の注意を要する。 今回の物もものの見事に
その部分で割れて仕舞い修理は難航した。 稀に殆ど無傷と云う物にもぶつかるが短時間の運転
で大丈夫と想っても数日連続運転をしないと十分とは云えない。  この機種及び ICR-100、-90
も同じだが狭い空間に二次電池が組み込まれており、永い年月放置されると使われている線材
やパターンはボロボロになりまた芯線もパターンも酸化が進み最早半田付けは略不可能となる。 

上の画像では出力に使われているケミコンのリード、及び電池のマイナス側のリードが断線し
ている。  この後 PCB を外に出す時に PCB を割って仕舞ったり他の配線を切ったりして仕舞い
ドロ沼に落ちることとなる。  結局これらを修復するのに 6時間程を要したこととなり利益はこ
こで略無くなる。 しかしこのシリーズの物の修理は何度やっても慣れない、また近年昔に比べ
視力が低下したことも益々このシリーズの修理から遠ざかる遠因になっている気がする。

4月17日  連続試験も終え出荷と考えていたが今朝電源を入れたところ音量が少ない。時間
経過と共に音量も増えて来たがこのまま出荷する訳にも行かず再度診る必要があるがこの種
の超小型ラジオの場合神経を統一する必要が有るので目下抱えている急ぎの修理の後に取り
掛かることにしよう。

4月23日   T放送局向けのテレビのレストアが一段落したので昨日午後から ICR-12 0に取り掛か
った。  昨日の夕方上の様に基板を外に出した状態では良好に動作したがその後組込んだところ
ものの見事に動作しなくなった。  今回の ICR-120 に限らずこのシリーズでは組み込むと動作が
可笑しくなる物が多く組み込む度にドキドキさせられる。  昨日今日だけでも何度取出したり組
み込んだりを繰り返したか忘れたがお陰でこの作業は大分慣れた。  外に出した状態で動作を確
認し、組み込んで恐る恐る電源を入れたがこれまでに経験したことが無い程の感度だった。
毎日の様にラジオの修理を行っているので感度の比較は簡単に出来、殆どの機種では 文化放送
(送信所  埼玉県川口市新郷) が窓際に持っていってヤットと受信出来るかどうかと云う電界強度
なのだが何と窓際に持って行かなくとも十分受信出来驚かされた。

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SONY, ICF-7800

2009-04-13 22:22:19 | Weblog

昨日から始めたテレビのレストアが予想以上に時間が掛かって仕舞い今日予定していた ICR-
120 のレストアが出来ず仕舞いだったが先日お問い合わせを頂いたものの自分では持って無
い ICF-7800 が友人のところから届いたので輸送中の問題が無いことを確かめるべく梱包を
解いた。 

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AWC (Antique Wireless Club) のミーティング日程

2009-04-12 22:31:28 | Weblog

 

AWC のミーティング日程は次ぎの通りです。5月16日、6月13日。  時間は何れも土曜日の
午後 1時~4時、会場は 世田谷区立玉川台区民センター でお申し込みはその週の水曜日まで
にお願い致します。  先頃ラジオの収集を始めた方も大歓迎ですので詳細はこちらまでお問
い合わせ下さい。 小生の HP は https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ です。  またこのブログにコ
メントを頂く形でも結構ですがご自身のメールアドレスをお忘れ無く。

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