テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Philco, Predicta J3406L "Debutante" (1960)

2012-12-29 16:20:15 | Weblog

 

今日お預かりしたのは Philco の Predicta, J3406L "Debutante" で1960年頃の物と想われます。 こ
の種のテレビの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い
合わせ下さい。

電源ON-OFF/音量、及びコントラストのツマミ計2個が欠落していた。

電源コネクタ+コードも欠落。 また下の画像に見られる様、電源のON-OFFは後から加えられた
トグル・スイッチで為されていた。

12月30日 先ずは内部の状態を確認してみた。 可也のホコリだったが全てオリジナル(途中レストアは
加えられて無い)の様だった。 先ずはコンデンサ類の交換から始めてみよう。

コンデンサの交換に取り掛かったが今日はここまでで時間切れとなった。

1月2日 殆どのコンデンサの交換を終え通電した。 一応動作し出したが(予想していたことだが)ブラウン管
のエミッションが低く、輝度は低く、また直線性も不十分でハイライト部分に飽和が見られた。 それより問題な
のは水平偏向の左端に折り返しの様な(垂直成分が水平に混入した様な)症状が診られた。 以前にも同様な
問題が在って難航したことが有ったが今回も同じ様な気配が漂って来た。 今日はカメラを我が家に忘れて仕
舞い撮影出来て無いが、交換したコンデンサを持ち帰り撮影したのが下の画像。

1月3日 チューナーに接触不良が診られたので接点のクリーニングを行った。 水平の左端の折り返しの
状態は下の画像の通りで、3枚目は分かり易くする為信号を加えずに撮影した。

フライバッく・トランスが怪しかったので高圧のケージを外し調べてみた。 下の画像の中央に見えている抵抗
が繋がっているのが偏向ヨークのセンターに繋がる巻線のセンターで、右側の巻線に問題は無かったが、左
側は残念ながら断線していた。 (これらの巻線の上に高圧巻線が巻かれており巻き直しは事実上無理)

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラリオン の カーラジオ A-85、中波+短波3バンド (昭和33年?)

2012-12-29 15:11:43 | Weblog

お預かりしている物の修理が一段落したので今朝から先日米海軍用の受信機を修理した際にお土産で頂い
たカーラジオのレストアに取り掛かった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームペ
ージ http://www2.odn.ne.jp/~caca55760/ からお問い合わせ下さい。

珍しい短波3バンドと中波の合計4バンド・モデルで 3、6、9 Mcのラジオ短波(現ラジオ・ニッケイ)が受信
出来る様になっている。

この機種のバイブレーターも同期型で接点部分は上の画像に見られる様グリース?が変質したのか固まり
また接点の間に入り込み全く機能していなかった。 これらを時間を掛け綺麗にし再度通電したところ動作し
だした。 バイブレーターに在ったスタンプは 58.8 となっていたので昭和33年8月製で元々の物と想われる。

当初バンド切換に(当然ながら)接触不良は診られたが暫く切り替えて結果良好に機能しだした。

下の画像の、電源兼出力部の蓋が無くなっていたが想像では蓋にスピーカーが付いていたと想われる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トヨペット・クラウン用 カーラジオ RSD-58120 (昭和32年頃)

2012-12-27 18:12:53 | Weblog

 今日レストアに取り掛かった2台目は昭和32年頃のトヨペット・クラウンに使われていたTEN(神戸工業製)
の真空管式カーラジオ RSD-58120 で本体と電源ユニット間を結ぶケーブルが無くなっていた。この種のカ
ーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問
い合わせ下さい。

簡単に拭いただけだが可也綺麗な状態だった。 蓋の裏に回路図が貼られていたので助かる。

バイブレーターは同期式の物が使われていた。 製造年月は 32.9 となっていたので昭和32年9月製と読める。

通電したところスンナリ動いてくれた、以前この機種をレストアした方がバイブレーターを直しておいてくれた
様だった。 ダイアル面の後ろが可也汚れていたのでここを綺麗にした結果が下の画像。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Blaupunkt, Frankfurt (L,M,K,U)

2012-12-25 14:59:45 | Weblog

今日お預かりしたのは Blaupunkt の Frankfurt の4バンドモデルでカバレッジの改造をご依頼頂いた。
この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP  http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ か
らお問い合わせ下さい。

カーラジオの中で最も多く手掛けているモデルなので比較的短時間で好結果を得られた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Blaupunkt, Derby ピクニック・ラジオ (1960's)

2012-12-24 14:45:46 | Weblog

 今日お預かりした2台目は以前お求め頂いた Blaupunkt の Derby で先日突然煙が出て動作しなくな
ったと云うものでした。 この種のピクニック・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

当初電源回路のデカップリング用の電解コンデンサが絶縁不良を起こし短絡し発熱したのかと想像してい
たがどうもことはそう簡単では無さそうだった。

焼損していたのは1Ωの巻線抵抗だったが、この抵抗が焼損した原因をハッキリさせなければならない。 こ
の抵抗は出力段のトランジスタのEに入っておりトランジスタを調べたところ2個共E-C間が短絡していた。

12月25日 ゴーサインを頂いたので近々取り掛からせて頂こう。 ところでこの機種(それよりこれまで手掛け
た多くのカーラジオ)で今回の様に出力段のトランジスタのE-C間が完全にショートしていたことは無く、原因
が不明だったがもしかしてとご依頼主に使用されていた電圧を聞いてみたところ12V (もし車だとするとフル
充電時には14V程となる) を加えていたとのことだった。 (定格は9V) これでは壊れて仕舞う! こうなる
と出力トランス1次側のレアショートが心配になって来た。

12月26日  出力のトランジスタはものの見事に壊れていた。 取り付けてあるのが基板の端で、また基板を
外し、表に出すには多くの配線を外さねばならず何とかそのままで時間を掛けて交換した。 結果心配した出
力トランスにレアーショートは発生しておらず一安心した。 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VW オーバル (1955年)用 カーラジオ Becker, Monte Carlo

2012-12-24 14:44:19 | Weblog

今日お預かりした1台目は Becker の Monte Carlo の真空管モデルで多分1950年代中頃の物と想われます。
この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問
い合わせ下さい。

電源スイッチがONになりっぱなしで、パイロット・ランプは点灯するものの真空管のヒーターは何故か点灯
せず機械式のバイブレータも(当然とも云えるが)全く動かなかった。  可也難航することが想像出来る。

12月25日 ゴーサインを頂いたのでレストアに取り掛かった。 先ずは前面の押しボタン(バー)やクローム
メッキが為された部分のクリーニングと研磨を行った。

次いでコンデンサ(全てでは無いが)の交換に取り掛かった。

大きな問題は電源スイッチ兼音量調整のボリュームだが、電源スイッチの故障は時々経験するが音量調整
の部分も珍しく壊れていた。 同じ部品が在れば何のことは無いが修復は可也の困難が予想される。

今日はここで時間切れとなったので続きは明日。

 

12月26日 昨日に引き続きボリューム部分の修理に取り掛かった。 このボリュームには3つの機能が有
り、音量調整、電源ON-OFF、音質切替を一つで担っている。 修理結果音量調整と、音質切り替えは機能
する様になったが電源ON-OFFの機能は下の画像に見られる様、アルミ・ダイキャスト製の金具の片側が
無くなっており残念ながら諦めざるを得ない。 (ここには可也の力が加わる)

バイブレータを半導体式の物に交換し(12V電源で)動作させ既に2時間近くになるが良好に機能している。

12月27日 何とか国産のスイッチ付きボリュームでも良いので電源スイッチも機能する様にして欲しいとの
お話を頂いたのでもう一度分解しボリュームを外した。 秋葉原に行けばスイッチ付の(シャフトの長い)ボリ
ュームも手に入るが、往復3.5時間と今日が木曜日で定休日の為、考えを変え何とか修復出来ないかと駄
目元で取り掛かった。

アルミダイキャストの部品に1.5φの穴を開け1.5φの真鍮製のピンに少しテーパーを付け押し込み、接
着剤で固定したので今夜にでも結果を見てみよう。

12月28日 昨夜接着剤が十分硬化したのを確認し恐る恐る動作を確かめてみた。 最初可也重く一瞬駄目
かと思ったが、最初だけで直ぐに良好に機能してくれた。 今日再々度組み込みランニング後終わりとした。

1月24日 音量が小さいとのことで送り返して頂いた。 以後アレコレ机上で考えてみたが何とも解せない。
これが同時代の米国製と云うことなら先ず間違い無くIFTの問題なのだがドイツ製では真空管ソケット部分
での問題しか経験が無いがどうも今回は別の所に問題が在る様だった。 可也難航することになりそうだ。

駄目元で周波数変換と中間周波増幅の真空管を交換してみた。 結果音量はドラスチックに増加した
ので真空管に問題が在ったのかと組み立てたところまた元の状態に戻って仕舞った。 困った!

今回の様な一寸したことで音量が出たり、殆ど出なくなると云う症状の原因としては中間周波増幅管のSg
の電圧、g1のバイアス電圧等が考えられるがその原因を作るのは接続されているC、Rの接続が不完全な
ことに起因することが考えられるが何処にもその様なことは診られなかった。

米国製のラジオで同様の問題が在ると迷わずIFTを診ることになるが、念の為IFTを診てみた。 IFは460KHz
なのでアンテナ入力にSGを繋ぎ動作を確かめたみたところIFT、2個共片方しか共振していなかった。

本来は上の画像に見えている真鍮製のネジの先端にダスト・コアが無ければならないのだが外れていた。

接着剤でダスト・コアを固定し暫く放置してから組み込んでみた。 結果両方が共振する様になり、感じ
では片方しか共振してなかった状態とは多分30-40dB位は差が在りそうだった。

次いでIFT1に取り掛かったが今日(1月26日)は午後都内で集りが有りこの後出掛けて仕舞う。

1月27日 昨日接着剤で固定しておいた物を組み込み動作を確かめてみた。

先日動作を確かめたIFT2より可也Qが高い感じだった。 近々実際の回路に組み込んでみよう。

1月28日 組み込みIFの調整を行った結果十分な(うるさい程の)音量が得られた。 永年ドイツ製の
ラジオも手掛けて来たがIFTの問題と云うのは初めての経験となった。

電源とスピーカー・コードの交換依頼も頂いたので(自分としては不本意だが)交換した。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Becker, Europa 663

2012-12-22 11:53:27 | Weblog

昨夜遅くに一度配達された物を今朝受け取り早速動作確認を行った。 若干音量調整にガリが診ら
れたが一応機能していた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

定かでは無いがFMのフロント・エンドはアナログ方式の最後では無いかと想われる物だった。

初めて手掛ける機種で最初如何にして分解するのか戸惑ったが分かって仕舞えばここもコロンブスの卵。

今日は時間が無く動作確認のみで終わったが改造方法の目途は付いたので続きは明日。

12月23日 昨日の続きに取り掛かり無事カバレッジの改造を終えた。  途中知らされたコネクタは実際に
は使われていなかった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

US NAVY, RBC-5/CRV-46148-D Radio Receiver (1951)

2012-12-21 12:52:48 | Weblog

今朝4時に伊那を発たれ6時間近くを掛けてお届け頂いたのは米海軍の RBC-5 受信機で50年近く前に手に
入れられた物とのお話だった。 低周波段は機能しているが受信は出来ないとのお話だった。 この種の受信
機の修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

この機種には0.5-4McのRBB-5と同-6, 又RBC-6の姉妹機種が有り、何れもRCAで製造された様だった。

専用の電源ユニット CRV-20130。

通電してみたが中間周波段と低周波段は機能していた。 幸いMFP処理は為されて無い様なので回路
を追い易い。 上のプレートに依ると1960年6月にサンディエゴでレストアが加えられていた。

午前中ザット診させて頂き、回路図と実際の真空管の並び等を確かめておいた。 早めの昼食を摂り午後
アンテナ入力からチェックに取り掛かった。  どうも動作の仕方(ノイズの出かた)から局発が機能していな
い様感じられた。

上は局発を担っている V203/6AB7とバラスト代わりのジャンパー。 本来 V203はAC17V電源にバラストを
入れ6.3V程にしているが単なるジャンパーでは17Vがもろに加わって仕舞うがヒーターは断線していないか
心配したが断線はしていなかった。 回路を追って分かったのは先ず V203 のヒーター回路(下の赤+白線)
の半田付けが外れていた。 他にピンクのジャンパーが6.3V出力と17V出力間に為されていた (つまり17V
出力が6.3V巻線でショートされた状態でこれまで使われていたことになる)。

ピンクのジャンパーを外し、V203 の回路を6.3V出力に繋ぎ直し局発は機能し始め、一部の周波数では動作
し始めたが、未だ良好に受信出来ると云う状態にはほど遠かった。 調べを進めた結果 2ndRF のプレート回
路の+B、105Vが加わっていなかった。 ここを直した結果ドラスチックに感度が上がった。

短波の放送も良好に受信出来、試みに7MHzのハム・バンドでSSBも聴いてみたが想いの外良好に復調
出来ていた。 電源コネクタ部分での半田付けが気になったので片側の全てをやり直した(下は収縮前)。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Blaupunkt, Arkansas deluxe Stereo 40323/40333 (1961-62)

2012-12-19 23:20:43 | Weblog

  今晩お預かりしたのは Blaupunkt, Arkansas deluxe Stereo 40323 でレコードプレーヤが機能しない
とのお話でした。 拝見したところFMは米国バンドのままで、また中波はスイッチ部分を押さえていな
いと機能しないと云う物だった。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

レコード針は両方共可也磨耗していた。 メーカー名は記されておらず P E のロゴだけだった。 
P E を知らないが可能性としては Perpetuum-Ebner か?

 

12月23日 FMのカバレッジの改造に取り掛かりこれまで82.5MHzがギリギリだったが81.2MHz程度まで
改造したが本格的にやり下端を76MHzからとするには可也難航することが考えられたので今回はパスさ
せて頂いた(普段余りFMは聴いていらっしゃら無い様だったので)。

12月24日 最後にピックアップ部分の修理に取り掛かったがクリスタル・カートリッジは既に死んでいたの
で何とか別の物を組み込んでみた。 針の高さ等同様になる様にしたが夕方実機に組み込んでみよう。

夕方お邪魔し実際に組み込みレコードを掛け好結果を得た。 思わず3人で拍手となった! 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mercedes-Benz SL500 (1998) 用 カーラジオ(松下) CQ-LP1450L

2012-12-16 16:50:54 | Weblog

今日お預かりした2台目は松下のカーラジオ CQ-LP1450L でiPod入力用アダプタの組み込みをご依頼
頂いた。 1998年の M/B SL500 用と伺ったので音量調整が電子式では無いかと想像したが、回転する
ツマミを使っているとのことで若干可能性が残されているのでお送り頂いた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いすゞ117クーペ 用 カーラジオ、 クラリオン RI-410F

2012-12-16 16:48:52 | Weblog

2013年4月11日 この機種に関する修理のお問い合わせを頂きましたが連絡先(メールアドレス、電話番号等を
お知らせ頂かなければこちらから連絡は出来ません。 *こちらの下記ホームページからお問い合わせ下さい。 

今日お預かりしたのはいすゞ117クーペ用のカーラジオ、クラリオン製 RI-410F でiPod用の入力アダプタ
の組み込みをご依頼頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

普段多く手掛けているのはモノラル用の物だが今回の機種はステレオ対応なのでチト勝手が違う。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VW用カーラジオ Motorola, 6M (1956)

2012-12-14 15:50:40 | Weblog

今日お預かりした2台目は Motorola, 6M で1956年製と想われる中波専用の真空管6球モデルです。
こ種のカーラジオの修理に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い
合わせ下さい。

この年代の真空管式の物の電源には機械式のバイブレーターが使われているがこの方式のバイブレーター
は製造が終了して既に30年以上が経過しており半導体式の物に代えるしかない。  コンデンサ類の劣化も
考えられるがどこまでやるか?

ゴーサインを頂いたのでコンデンサの交換から始めた。 シャーシー裏側の物を交換し終え、電源スイッチに
取り掛かるべくボリュームを外したが後部のスイッチ部分は簡単には外れそうも無く悔しいが諦めるか。

12月15日  駄目元でスイッチ部分を外し、アレコレ試みた結果上手く機能する様になった!

スイッチ部分が直り喜び勇んで組み込んだ。 通電して気付いたのはボリュームの回転角度が本来の3分の1
程度しか無く、音量が上がらないことに気付いた。 何とかならないかとアレコレ試みてみたが内部でぶつかっ
ている様で回転する部分には(上の画像にも見えているが)キズが着いている。 サテ、折角直したスイッチ部
分を外すのは忍びなく何とか方法は無いものかと思案の結果、音質調整は殆ど使わないので、これを音量調
整に使うことにした。 今回の機種の一つ前 Motorola 5M(1955年11月)の回路図に依ると音質調整用は1MΩ
また音量調整用は250KΩのVRが使われていると記されていたがどうも音量調整用は100KΩ の様だったが
好結果が得られた。

半導体バイブレーターに交換し入力電流は1A程減ったが、ならばと整流管をシリコンダイオード替えた結果
更に0.5A程減り入力電流は3.5A程となった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Bang & Olufsen (B&O), Beocenter 9000

2012-12-14 15:44:32 | Weblog

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Blaupunkt, Frankfurt TR Deluxe (T14xx89, 1962-63)

2012-12-13 17:55:25 | Weblog

今日お預かりしたのは Blaupunkt, Frankfurt Deluxe で中波、長波、FM の3バンド、真空管+トランジスタ
ハイブリッド モデルです。 一応電源は入るものの機能せず、入力電流も規定値の数倍有った。 この
種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問
い合わせ下さい。

当然とも云えるが内部は可也ホコリにまみえていた。 コンデンサ類も可也の劣化が想像出来る。

この機種は電源電圧が6/12Vと切替られ、また極性も+/-アースが選択出来るが、何故か本体側は
6V、電源/アンプ・ユニットは12Vとなっていた為動作が可笑しくなっていた。

 12月16日 ゴーサインを頂いたのでFMのカバレッジの改造、次いでコンデンサの交換に取り掛かった。

交換したコンデンサの数が少ないが、外し実測した結果問題の無い物は敢えて交換しなかったのでこう
なった。 どうもエポキシ樹脂で封をした物は防湿が完璧で絶縁の劣化が診られ無かった。

電源の設定を6Vにし直し動作確認を行った。 最後にパイロット・ランプの交換に取組んだが普段10分も有れ
ば済む作業に難航した。 ドイツ製のラジオで時に難航するのがこのランプの交換だが、何せ交換は直径5.5m
m程の球形の、しかもガラス部分を摘んで行わねばならずソケットの構造に依っては時間を要するが、今回の
場合、それ以前の問題としてランプが奥に潜り込んで仕舞った。 最初何故か分からなかったが、本来後部に
在る電極が無く(一応在ったが金属板がブラブラしているだけで固定している部分が折れていた様だった)。

12月16日 パイロット・ランプ部分の修理もご依頼頂いたので前の部分の分解に取り掛かった。 

上はランプ・ソケットの後ろの部分の接点となる金属板。 本来ソケット部分に固定されていなければならない。
下の画像からコの字型のソケットの下と、後ろの部分が無くなっている様だった。

12月19日  昨日は午後の略全てを組み立てに当てたが残念ながら好結果は得られなかった。 今日は
在庫していた同一機種と見比べた結果基本的な部分に勘違いが有ったことが分かった。

何とか元の状態に戻せた、良かった! 内部にソケットの割れた一部が落ちていた。

ランプの点灯状態を確認した。 後は接着剤の硬化を待ち最終テストに取り掛かろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルビア (1980) 用 カーラジオ、 Clarion, RM-3046D

2012-12-11 15:20:08 | Weblog

  今日お預かりしたのは昭和55(1980)年製のシルビアに使われている Clarion のカーラジオ RM-3046D
で振動に依って受信周波数がズレて仕舞うとのお話だった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きまし
てはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。 

こちらで多く手掛けている1980年以前のモデルのダイアル機構は略全てシャフトを回転させるタイプの機構
系が使われており、押しボタンとツマミとの間にはクラッチに相当する物が使われておりここが滑って仕舞う
のかと想像していたが、拝見した物には別の形の機構が採用されていた。 確かにショックを与えると周波
数のズレが見られたがスラグ同調機構に外部から力を加えても殆ど動かなかった。  何とも解せないが上
の画像に見られる真鍮製のガイドの表面が黒くなっているのが気になった。 例えばここに可也粘性の高い
グリスの様な物が塗られていたとするとショックに依る変動には強かったかも知れないと想像した。  粘性の
高いグリスは手元に無く、代りに下の画像の様に熱収縮チューブを被せた。 サテ、どこまで改善されるか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする