テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Blaupunkt、 35150

2010-12-31 14:30:26 | Weblog

  今日明日は仕事場に来ないつもりだったが発送したと伺うとついつい来て仕舞う。 この種の
カーラジオの修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。 今回の機種
は多くのBlaupunkt製とは異なり型名にドイツの都市名が使われていない Export Model で多分
1960年代前半の物と想われます。

伺った様音声の出力は可也小さく、また音質も低音域が出てなかった。音声回路のケミコンの
容量抜けと想われるが、音声回路以外にも可也のケミコンが使われており 先のことを考えると
それらも交換した方が無難だがご依頼主に伺ってみよう。

1月5日  AF入力以外のケミコンの交換に取り掛かった。 5-6個と考えていたが表
から見えなかった部分にも数個在り想定外の数になった。 念の為電源電圧を確認
したところ12Vとのことでビックリ。 (ラジオは6V仕様だった) 慌てて修正したがそ
のまま送り返したらまた直ぐに壊れて仕舞うところだった。

2週間以上前に送った物が動作しないとのことで再度送って頂いた。 音声出力が無く、何とも解せ
なかったが原因は何とも単純なことに在った。 したの画像に見られる4ピンのコネクタが少し緩んで
おり音声信号がここで切れていた。

二度と同じ問題を起こさない様、尿素系の接着力の弱い接着剤でこの部分を固定した。

改めて出力を確かめてみたが若干歪みが気になったので終段のバイアスを調整してみた。
(下の画像に見られる半固定ボリューム)残念ながら殆ど好転はしなかった。 以前6V仕様
の物を12Vで永年使われて来たので終段のトランジスタが劣化しているのかも知れない。

スピーカーも使われていた右の物は既にエッジが可也無くなっており交換した方が無難そう。

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東芝 かなりあQ (5YC-606)

2010-12-30 21:15:03 | Weblog

 今日お預かりしたのは東芝のトランスレス、mt管5球の2バンド、かなりあQでお話しでは
SSBを受信している様な状態とのことでした。 この種のラジオの修理に付きましてはこち
らのホームページからお問い合わせ下さい。

テッキリAVC用のコンデンサが容量抜けを起こし、AVCが機能しない為に周波数変換辺りで
発振しているのではないかと想像し、先ずは可也の絶縁低下が想像出来るコンデンサ類を
交換してみた。 他にイヤフォンジャックにも問題が診られたので修理を加えた。

  コンデンサ類を交換したが発振は収まらない(周波数の高い方で顕著だった)。  周波数変換
の12BE6を交換してみたが変化無し、中間周波の12BA6を手元に在った12BD6に交換したした
ところ状況は大きく変ったが年明けにも12BA6を探してみよう。

1月2日 12BA6を新品に交換し、またトラッキングも調整し完了とした。

1月26日 今月初め修理を終えお返ししたところ短波が聞こえないとのご連絡を頂き再度送って
頂いた。 届いた物に特に問題は見られず動作確認をしただけでお返しした。 その後再度ご連
絡を頂き確かに戻って来たときは動作したがその翌日からまた問題が発生したとのことだった。 
中波は問題が無いが短波は通電直後は上端(10Mc以上)しか動作せず、時間経過と共に低い
周波数も動作する様になると云う症状とのことだった。

今日受取った物には伺った通りの症状が見られた。 多分短波用局発に使われている
コンデンサ(スチコン、2800pF)が怪しいと想ったので交換してみた。

容量を測定してみたが見る見る容量が変る。 当初2400pF程度だったが10分程で2800pF
程度まで増加した。 出来ればQも測定したいところだがQメーターは持っておらずパスした。

 

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Blaupunkt、 Frankfurt 5台

2010-12-29 12:20:55 | Weblog

 

昨日は2分後に発車するバスに乗るべく改札を飛び出し駆け出したまでは良かったのですが
途中レンガタイル貼りの歩道でものの見事に転倒し通りがかりの方に手を差し伸べて頂きよ
うやく立てたのでした。    バスに乗り込み(走らなくとも間に合ったのでした)暫くして着信に
気付き蓋を開けた携帯のガラス面は粉々に割れておりました。  歳を考え行動する様家の者
にも言われて仕舞いましたがその通りです!  サテ、何時もお世話になっている目黒の車屋
さんF社さんから Blaupunkt の Frankfurt が5台届き、早速改造に取り組ませて頂きました。 

 

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Becker、 Europa TR

2010-12-25 14:42:57 | Weblog

 今日お預かりしたのは Beckerの Europa TRで多分1960年代中頃の物と想われます。 バンド
切り換えが機能しておらず、また中波に発振がみられた。 パイロットランプも断線しておりFMの
カバレッジは昔少しいじられた様で下端が82MHz程になっていた。 この種のカーラジオの修理、
改造に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

 

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Plymouth Belvedere 68-69? 用カーラジオ

2010-12-22 12:30:26 | Weblog

今日お預かりしたのはBendix製のカーラジオでそのSer. No.9BBCCからPlymouth 251,'68-'69
年のBelvedere 用と想われます。  音量が少なく、また周波数の高い方で感度が落ちると云う
物でした。 この種のカーラジオの修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ
下さい。

症状は確かに音量が少なかったが、単に音量が少ないのでは無く受信して無い時のノイズの
出方には問題は無かったが一度受信すると発振が起こり、IF段での発振(原因はAVC用コン
デンサの容量抜け)が起こり低周波信号をマスクしていた。

 

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MSM5524RS TRIO、R-1000 及び ヤエス、 FRG-7700用

2010-12-21 21:06:11 | Weblog

 先日TRIO、R-1000の修理依頼を頂いた際、周波数カウンター(タイマー機能付)に使われている
沖のLSI、MSM5524RSが壊れており修理を断念したが何とかこのLSIを入手出来ないかと先日来
(大袈裟に言えば世界中の)半導体関連の商社を当ってみた。 苦労の末何とか見付かり間もなく
日本に到着することとなり、事有るごとにトラッキングを行っているが可也長い道のりだった。 未だ
手元に届いた訳では無いが近々R-1000の修理を再開することにしよう。 今回費やした送料や銀
行手数料が可也の金額となった為、少し多く発注したのでネットオークションにも出品しようと考え
ているがどうなることか。 何れにせよ早く届けと一日千秋の思いの今日この頃であります!

12月24日 今日は何故かアップした画像がこれまでの数倍の大きさで表示され文字が下に入力
出来ない為ここに記します。 サテ待ちに待ったLSIがヤット届き早速ここにも画像をアップし、また
ネットオークションにも出品した。 上手く売れてくれると良いのだが!

●この記事に札幌の方からコメントを頂きましたがメールアドレスが分からず(記されておらず)回答
 出来ません。 こちらのHPからご連絡頂くか、メールアドレスを記しお問い合わせ下さい。

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SONY, EL-7 STEREO ELCASET DECK

2010-12-20 11:18:53 | Weblog

今日お預かりしたのはSONYのELCASET、EL-7で再生が出来なくなったと云うお話でした。
この種の機器の修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

12月21日 お送りした翌日『以前より安定になった』とのご連絡を頂いた、良かった!

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無理な話

2010-12-18 21:33:38 | Weblog

毎日色々なご依頼や質問を頂くが昨日は久し振りに無理なお話しを頂いた。 何時もより少し早く
家路に付いたが、バスに乗って間もなく携帯が振動し出たところ以前トランシーバーの修理依頼を
頂いた方だった。 16分程でバスを降りるのでこちらから電話をするとお話しし一度電話を切った。
駅に着き早速電話をしたところAir Bandのトランシーバーを120MHz帯から130MHz帯に変更したい
が費用はどの位掛かるかと云う問い合わせだった。  もう少し詳しく伺ったところJRC製の業務用
の物で、送受の水晶は金属ケースに収められた水晶発振ユニットとのことだった。 云うまでも無く
水晶は特注する必要が有り、また送信、受信の両水晶発振ユニットを慎重に分解し水晶を交換した
後各ステージの調整をやらねばならず優に4時間程を要するのでは無いかと想像したが、伺ったご
予算は1万円とのことで驚いた。 両水晶の特注だけで(安い物でも)5千円は必要で、今回の機種
を毎日の様に扱っているところなら別だが初めて見る物を1時間以内で仕上げるのは無理としか云
い様が無い。  マア殆ど方からはこの様な無理なことを云われることは無いが世の中色々な方が
いらっしゃるものだと久し振りに考えさせられた! 

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中島無線 (Five Stars) P-156S

2010-12-18 15:19:37 | Weblog

 今日手掛けたのは米国に発注したものの中々届かず、3週目に先方に問い合わせたところ、悪
い忘れていたといとも簡単に返ってきた、中島無線製、Five Stars ブランドの電池管4球ポータブ
ルラジオP-156Sで簡単な梱包でしたが破損は無く早速レストアに取り掛かりました。 この種の
ラジオの修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

B電池用スナップの-側が欠落しており、また電源スイッチのA電池側に接触不良が在っただけ
でスンナリ動作してくれた。  しかしこの中島無線の物も今回の物の様にOEM供給を受けた所
が数社有り、また国内でも東芝ブランドの物が発売されていた。

この機種ではお手本としたEmersonの747、838同様A,B電池の蓋が欠落している物が多いが
幸い今回の物には両者共キチント揃っていた。

 

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Blaupunkt, Emden Ⅲ

2010-12-17 13:14:03 | Weblog

今日お預かりしたのはBlaupunktのEmden 3で、長波+中波+FMの3バンドモデルです。 FMの
カバレッジを日本バンドに改造するご依頼でした。 この種のカーラジオの修理、改造に付きまし
てはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

 

 

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ボロ市の戦果 (蓄音機二種)

2010-12-16 18:29:52 | Weblog

 今朝は地元に442年続くボロ市を訪ねた、これまで初日に訪れていたが今回は珍しく二日目と
なり何時も挨拶を欠かさない骨董品店のA氏から昨日お見えにならず珍しいと奥さんと話してい
たとのことでした。 特に買うつもりはなかったのに気になった蓄音機を2台を買って仕舞い相変
わらず病気は治らない。   しかし小学校に入学する前から親に連れられて行っていたので既に
57、58年は(日本に居なかった2年を除き)通っていることになる。

こちらはOrionブランドの物でサウンドボックスも在り、欠品はクランクのみ。 戻って確かめたとこ
ろゼンマイも生きていた。 サテ、クランクを何とかせねば。 付いていたレコードは松島とも子さん
のコロムビア・レコード(コロちゃんレコード、昭和31年12月)共に丘十四夫作詞、冨田勇作曲/編
曲の『私の誕生日』と『お誕生日の歌』だった。

ベニアの天板は割れており交換した方が良さそう。

こちらはGiantブランドの物でサウンドボックスもクランクも欠落しており、おまけにゼンマイも
切れている様だった。

12月19日 駆動部分を取り出し、分解してみた。

12月20日 二丁ゼンマイを分解したところゼンマイは切れてはおらず、単に芯のところでゼンマイ
を固定しているピンが抜けているだけだった。

ピンでゼンマイを固定し組上げたが、ゼンマイを巻き上げ様とするとガチャっと云う音がしてどうも
ピンが外れて仕舞う様だった。 再度分解しピンで固定してみたが結果は同じだった。 ゼンマイ
に開けられた穴はピンの頭が通る径以上だが、回転トルクが加わると移動する側の穴径は小さ
くなっておりこの構造からはピンが抜けるとは考え難いのだが何故か不明?

 

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UMEX (Utopean Media Explorers) 2010年12月

2010-12-15 12:36:49 | Weblog

 昼間腹立たしいことが有りどうなることかと思っていたが今回は初参加の方が3名いらした。 
広島の大学でCGを教えているA氏、この集まりの最初からのメンバーで共に大学教授となった
S氏とK両氏がかつて非常勤の講師をしていた頃の教え子で一時はガンで危ぶまれた彼は病
床に持ち込んだエバンス・アンド・サザーランドのベクタースキャンモニターのマニュアルを読み
ながらこのモニターを動かすまでは死ねないと頑張ったとのことでした。 他には高級オーディオ
A社で技術を担当しているO氏(最も今日彼に来て貰ったのは電気自動車のことを聞きたかった
からでした)。 また古いレンズを使いコマーシャル用映画を撮っているI氏からも写真と映画の
お話しが多く伺えました。 明日朝韓国でのSiggraph Asiaに経つKさんお気を付けて。

 

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ベンツ 190SL用 Becker, Europa MU

2010-12-12 17:43:36 | Weblog

今日お預かりした2台目はBeckerの Europa MUで1950年代中頃の全真空管タイプのAM/FM
機で電源には機械式のバイブレーターが使われており先ず機能はしないだろう。 近々診させ
て頂くことにしよう。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
からお問い合わせ下さい。

予想通りバイブレーターは機能せず、電源スイッチも壊れていた。 コンデンサ類も可也劣化
している様なので交換した方が無難だがどこまでやるかご依頼主に伺ってみよう。

12月16日  先ずは壊れている電源スイッチに取り掛かった。

当初押す度にON-OFFを繰り返すタイプかと考えていたが実際は回転させるタイプだった。

FMフロント・エンドのセラミック(コンデンサ)トリマ。

明日は電源のバイブレーターに取り掛かろう。

12月17日 機械式のバイブレーターを半導体式の物に交換し好結果を得た。

しかしこの機種の出力はEL84/6BQ5 P-Pで中々のものであります。

 

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スカイライン GT-X 用 8トラック(クラリオンPP-421D)昭和47年

2010-12-12 17:13:50 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和47年のスカイラインGT-Xに使われていると伺ったクラリオンの8トラッ
クプレーヤーで先日まで問題無く機能していたとのことだった。  この種のプレーヤーの修理に
付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

カセットを挿入することでONとなる接点(2回路)がONとならない。 スイッチのブロックの位置が
少し変った様見えた(先ずはこのブロックの取り付け方が強度的に不十分と感じた)が、対処療
法でスイッチブロックを少し内側に寄せるべくプラスチック板を貼り付けた。

若干のワウは見られたが略実用レベルで機能してくれた。

 

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SONY, ICF-S73

2010-12-11 17:39:43 | Weblog

今日お預かりしたのはSONYのICF-S73で、中波の低域の感度が落ちており、FMの周波数表
示と実際の受信周波数にズレが有ると云うお話しでした。  この種のラジオの修理に付きまし
てはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

伺った通りの症状でAM、FM両方のトラッキング調整を行った。 ドラスティックに感度
が増加した訳では無いがこの機種で得られる最大感度は得られたと想われる。

ご依頼主の地元でのNHKが500KHz台でしたがそれもLEDが点灯する様になり、FMの
周波数表示もピッタリ合っていると喜んで頂けた。

 

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