テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Marantz 10B FM Stereo Tuner

2010-07-30 15:36:31 | Weblog

今日お預かりしたのはMarantzのFMステレオチューナー、10Bで事前にPDFファイルでお送り
頂いた回路図から可也手の込んだ回路と見て取れた。 この種のチューナー等の改造、修理
に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

フロントエンドは2連バリコンを4回路使った贅沢設計で昔ボディーエフェクトを軽減する為にこの
様なバリコンの使い方をしたことが有ったがキチンとシールドされておりボディーエフェクトの問
題は無いと想うので通常のバリコンでも十分と想われるが何とも贅沢だ! ご依頼頂いたカバ
レッジの変更も上手く行った。 

 

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SONY、 AFM-152 (1964)

2010-07-28 16:17:52 | Weblog

昨年TBSで放映されたTVドラマ【官僚たちの夏】の小道具としてマイクロTVを14台貸出し、ま
たラジオの生産ライン用に今回のAFM-152を4台貸出した(昭和30年代のラジオで数台在庫
していたのはこの機種だけだったので)。 その際の名残で名盤はドラマに登場するオーサワ
ムセンとなっている(この名盤の下には無論SONYとある)。 この種のラジオの修理に付きま
してはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

今回のAFM-152は何と云っても自動選局機能が特徴だが他にエサキダイオード使用と云う点
も大きな特徴と云える。 エサキダイオードと云うとEFM-117(日本仕様は後年発売されたEFM
-117J)が有名だがこの機種にもFMのミキサーとして1T-13が使われている。

回路はインピーダンスを低くする目的か珍しいバリL(インダクタンス分を機械的に変化させる)方
式が使われており自分が知る限りEFM-117とこの機種にしか採用されていない。下の画像に見
られるのがLとなる円盤状の金属板で、上の画像の摺動子で円盤のエッジを拾う形となる。

自動選局が機能しておらず駆動(モーター)部分を診てみたが問題は見られなかった。

しかし使われている遊星ギアの動きが可笑しい(モーターは回り下の画像に在る右のギアは
回転するのだが左のギアが回転しない?(無負荷なら一応回転するが))

7月29日 昨日今日で3台のAFM-152に取り組んだが3台全てFMは機能していなかった。 上の
上の画像に見られる様、エサキダイオードの頭部を赤く塗っておいた。 FMが機能しない最初の
問題は下の画像に見られる様Lを構成する円盤のエッジに発生した緑青で下の画像は未だ症状
は軽いが実際は可也緑青が目立っていた。

円盤側の緑青を細かく取り除き、摺動子側の板バネの接触部分も丁寧に磨き最早接触不良は
無いハズだがFMのフロントエンドは3台中2台が機能しなかった。 局発は問題無く発振してお
り混合を担っているエダキダイオードに問題が有りそうと想えて来た。

7月30日 4台目に取り組んだがこの機種のFMのフロントエンドも機能していなかった。 Mix
に使っているエサキダイオードに原因が有りそうだが代りをどうするかが問題だ サテ........

8月1日 4台目(日本仕様AFM-152J)のFMのフロントエンドのエサキダイオードを単体で調べて
みた。 想像通りオープンとなっていた。 下の画像の下部に見られるのがエサキダイオード。

他のダイオードでどの様に機能するのか先ず手始めに規格の良く分からないGeダイオードで
試してみたが上手く周波数混合が為されていた。 ショットキーバリアでも確かめてみよう。

8月2日 他の2台も同様にエサキダイオードがオープンとなっており適当なシリコンダイオードを
使ってみたが良好に周波数変換は為された。 エサキダイオードの必要が有ったのか甚だ疑問。

8月5日 何時もの部品屋さんで0.5φのポリウレタン線を買って来(元の物は0.6φ?)た。 米国
バンドを日本バンドに変える為これまでより1ターン加えたコイルを3個用意した。

そのままではインダクタンスが大き過ぎた様なのでピッチを広げ好結果を得た。

8月6日 唯一エサキダイオードが生きていた米国バンドの物を日本バンドに改造しようとコイル
を交換したが何とも動作しない。 調べたところエサキダイオードがオープンとなっていた。 エサ
キダイオードの材料を知らないがGeなのだろうか? 可也熱に弱い様で別のダイオードに交換
したがそれでも動かない? サテ今回のフロントエンドは何とも脆弱でイライラさせられる。
目下機能していない2台のフロントエンドはその症状から推し測って1台は局発のトランジスタ、
またもう1台はRFのトランジスタに原因が有りそうだがこれらに使われている2SA166は最早手
に入らず何を使うか?

8月7日 先ずは局発が動作してない物に取り組んだ。 幸い略規格が同じ2SA164が2個見付
かりトランジスタを先ず交換した。 何も変化は無くパターン面に在るコンデンサを交換してみた
が全く変化は見られなかった。 気分を変えるべくRFが機能して無い方に取り掛かった。 先程
取外したトランジスタ2SA166のhfeを測定したところ良好だったので、これに交換したところ上手
く動作しだした。 先の物が動作しないままだが残るのは部品面に在るコンデンサのみなので
近々交換してみよう。

8月9日 アレコレ試みたものの何としても発振してくれない。 今晩基板を洗浄するものも買っ
て来たので明日は発振回路に絡む全ての部品を外しバラックで動作を確認してみよう。 

8月10日 パターン面を先ず洗浄剤で洗い発振部付近の半田のフラックスを取り除
いた。 バリLと付属コイルの代わりにQの大きなコイルを用意した。

電源を接続したところ良好に発振し、発振勢力も予想よりズット大きかった。

本来の回路に戻し、実際に機能させてみたが問題無く動作してくれた。 これらから
すると半田のフラックスが悪さをしていた様に想えるが初めての経験となった。

8月14日 2台目の組み立てに取り掛かったが何とも面倒な構造で泣かされた。 しかし4台が
4台共細かいところで構造が異なっている。 多分次々と改良が加えられたのだろうが生産数
量の少ないこのモデルではしょっちゅう仕様変更がなされ現場は大変だったろうと想像出来る。

 

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オンキョー FM-185

2010-07-23 18:21:48 | Weblog

今日お預かりしたのはオンキョーのFM-185、トランスレスMT管6球スーパーでお話では中波
に問題は無いがFMが機能しないと云う物でした。 この種のラジオの修理改造に付きまして
はこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

お話の通りFMが機能しておらず、その原因はFMの局発が発振して無いことは確認出来たが困
ったことにFMのフロントエンドはFMチューナーパックと云うブラックボックスになっており回路が分
からない。 またもう一点困ったことはFMのフロントエンド(下の画像)の基板は2層構造になって
おり真空管17EW8の各ピンが当れず、また使われているで有ろうRC類にも当れない。 サテどう
回避するか??

7月24日  昭和40年頃のFMチューナーの回路をアレコレ帰りの電車で探した結果トリオの製品
に近いのでは無いかと想われる回路を見付けた(その本を寄った薬屋に忘れてしまい今朝一番
で尋ねた)。  当れる範囲で回路を診てみたがどうもグリッドリークが断線している様だったので
220KΩを外付けしてみた(下の画像)。

残念ながら変化は無く、意を決してフロントエンドユニットの分解に取り掛かった。

内部は上の様になっており一部回路を起してみた。

プレートからの帰還容量が不足している可能性が有ったので10pFを外付けした。 局発が機能
し始めた様で可也の局を受信出来たが受信範囲の下の方がカバー出来て無かったのでコンデ
ンサを各コイルに外付けしてみた。  しかし下端(76MHz)を良好にしようとすると上の方の感度
が落ちるので多くの局が在る80MHz~85MHzを中心に調整した。

7月25日 お使いになる周波数を伺ったところ78~88MHzと可也広い範囲が必要と分かり再度
調整に取り組んだ。 結果カバレッジを76.5~89MHz程に広げることが出来たが今回の様な単
球のFMフロントエンドユニットは調整がシビアで予想を遥かに超える時間を要することになった。

 

 

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JRC、 NRD-91

2010-07-23 16:30:53 | Weblog

今日お預かりしたのはJRCのNRD-91全波受信機で100KHz台の表示に異常が在ると云うもので
した。 この種の受信機の修理に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

伺った通りの症状で原因は想像出来るが(別の機種の回路図から見当が付けられたが)内部
を見た結果7セグメントの駆動方式が異なっている様(未だ絶対では無いが)想われた。 こう
なるとこの機種の回路図が不可欠で、それ無しではやたらと時間を要することになる。

しかし基板の置き方に問題が有り、上から回路が当れ無い。 この構造ではエクステンダー
を使い基板を外に出さなければ回路は当れず困った構造だ。

74168の一つに交換した痕が見られた。 丁寧な交換の仕方で多分メーカーで為されたものと
想われる。

8月1日 お願いしていたこの機種のマニュアルが届き早速100KHz台を担当しているICを探した
がこれまで予想していた基板内では無く、別のところに有ることが分かった。ディスプレイを担当
しているのは前面パネルの裏側に置かれた基板内に在ることが分かり前面部分を分解した。

この基板内にはカウンターは無く当初考えていた基板からのBCD信号に依って表示が為される
ことまでは分かったが当初想定した作業より可也多くを要する事が想像された。 しかし回路図
様様でこれで一挙に前に進めそうだが費用の問題も有りご依頼主に伺ってみよう。

8月2日 昨夜回路図を拡大コピーし我家で回路を追った結果を基にカウンターの出力から
動作を確認してみた。

100KHzの桁のカウンターはIC23、SN74LS168N(下の画像)だが以前交換された形跡が見ら
れた。 このICのBCD出力を診てみたが何とも動作が解せない。 それと云うのも本来状態が
変わるハズの100KHz台の周波数変化では変わらず、上の27,401.4から100Hz上の27.401.5
に変わる(逆も)際に変化が見られた。   桁が違い過ぎるが何とも解せない、一度頭を冷やし
明日また取り組むことにしよう。

8月3日 カウンターの後のラッチ?M4560 (HC4560BP) の4の出力に問題が有りそう
だったので思い切って交換した(後段のBCD-7セグメント変換の入力の問題の可能
性も有ったが)。 

結果良好な表示となりほっと一安心、基板を元に戻し筐体に組み込んだ。

後日談 ヤレヤレ終わったと最後に動作を確認してみた。 動作が可笑しい 何と周
波数が100KHzズレている。 他にも先に動作が解せないと記した周波数付近での問
題も見られた。 周波数のズレ等今回手を加えた回路より前段のカウンター、或い
はそれより前で起こっている問題であり、また修理は可也困難なものとなる。 ご依
頼主もこれらに気付かなかったのかも知れないが問題が残っている以上修理が終
わったとは申し上げられず、診断料のみを頂くことにしたが問題点は的確に伝えて
頂かないと今回の様に多くの時間を掛けた挙句くたびれ儲けに終わる。 残念!
 

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松下 7H-25、 4スピード・レコード・プレーヤ

2010-07-22 15:26:32 | Weblog

 

 

 

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Philco, Predicta H3410 Princess

2010-07-21 17:12:31 | Weblog

 

昨日から取り掛かったPhilcoのH3410で内部を見るまでかつて自分でレストアした物と云うこ
とを忘れておりました(多分10年以上前のことです)。  この種のテレビの修理、改造に付き
ましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

当初輝度も低く、また時間経過と共に水平振幅が減っていたがこれらも直り、後は音量と
コントラスト(これらのVRも壊れていた)のツマミを何とかする必要が有る。

 

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Heathkit, IG-102S

2010-07-18 13:01:48 | Weblog

 

ユニバーサル・カウンターのレストアを終えたので普段、周波数精度を気にしない、或いは特
に高感度では無い機種の調整に重宝するヒースキットのテスト・オシレーター (RF Signal Ge
nerator) IG-102S (IGW-102S) のキャリブレーションを行った。 6バンドで100KHz~110MHz
をカバーしており長波からFMまでを1台で賄える為普段使いには便利な機種と云える。 周波
数は特に狂ってはいなかったが(元々精度は左程期待出来ないが)IF等普段多く使う周波数
を中心に校正した。

 

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タケダ理研 TR-5104 ユニバーサル・カウンター

2010-07-17 14:55:03 | Weblog

今日は先日友人から譲り受けたユニバーサル・カウンターのレストアに取り組んだ。  使い方
に慣れておらず未だ折角の機能を使いこなせて無いが単位表示の内、KHzとmSの部分が点
灯せず、またトリガーレベル調整ボリュームに接触不良が見られた。

トリガーレベル調整用VRの接点をクリーニングし、次いで単位を表示しているユニットを分解
したところフィラメント・ランプが使われていた(てっきりニキシー管と同様のネオン管が使われ
ているのかと想像していた)。

手元に直径3mmと云う小さな麦球が無く工夫して直径4.4mmの物を組み込んだ。

簡単なレストアを行い可也スムーズに動作する様にはなったが、感度が低く感じた。 最大で
は0.05V(50mV)のレンジが用意されているが普段良く使うヒースキットのテストオシレータでは
10-32MHzレンジしか測定出来ず、他のレンジでも200mVp-p程度の出力レベルは有るハズ
なのだが? 回路図が有れば感度を上げることも叶いそうだが闇雲にいじると悪い結果となり
そうなので止めておこう。

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Wurlitzer 1400 (1450) ジュークボックス

2010-07-16 14:02:28 | Weblog

 

1950年代初頭と想われる古いレコードチェンジャーが使われている物で当初ターンテーブル用
モーターは一応回っていたがターンテーブルその物は回っていなかった。 

ピックアップは下向きと、上向きの二つが用意されている。  画像を撮り忘れたがターンテー
ブル用のモーターは上下2個が一つのシャフトに繋がれておりその理由が分からなかったが
今日に(翌日)なってもしかしてと考えたのはディスクの回転方向で、上からピックアップを当
てる場合と、下から当てる場合(ディスクの裏側)では回転方向を逆にする必要が有りそう。

メカは1940年代の物に比べれば可也小さく纏まっているが機構その物は同様でグリス
アップが先ず必要そうだった。

ターンテーブルを構成する先端部分のプラスチックカバー(部品)が幾つかに割れて仕舞って
いてディスクの上下方向の位置が2mm程低くなっていた。  これらを集め接着剤で固定して
事無きを得た。

音声出力が無く仕事場に持ち帰って修理することを考えたが

シャーシー内部を見たところ最近レストアが為されており念の為再度組み込んだ。 他にスピ
ーカーのフィールドコイルが断線しているかと想われたが約5,250Ωも有り(2,500Ω程度と想像
していた)驚いた。

今度は音も無事出た。 ただディスクを持ち上げる際のディスク・トレーのセンターが合っておら
ず、またアイドラをドライブ・ローラーに当ている部分にも問題が見られ道のりは遠そうだ。

 

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AMI のジュークボックス

2010-07-16 13:59:18 | Weblog

10月1日 こちらにジュークボックス修理の問い合わせを頂きましたがメールアドレス等不明
の為こちらからは連絡が取れません。 *修理の可否は拝見して見ない事にはハッキリ致し
ません。 出来ましたらこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からメールを頂く方
が助かります。

今日拝見した2台の内の1台で、ターンテーブルも回転しディスクをターンテーブルに乗せたり
戻したりする機能も動作していたがこの動作が止らず、延々続いていた。 他に音が出ず、ア
ンプ部分に電源が来ておらず、また他にも制御系が有る様で簡単には済まない様だった。

 

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松下 5D-18 (昭和24年)

2010-07-13 12:21:45 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和24年発売の松下5D-18、ST管5球スーパーでシャーシーの刻印
では6WC5-6C6-76-6ZP1-12Fとなっていたが実際は6WC5-6D6-6ZDH3A-6ZP1-12Fが使
われていた。  この種のラジオの修理に付きましてはこちらのホ-ムページからお問い合わ
せ下さい。

ツマミの一つが何としても外れない。 接着剤でシッカリ固定してくれた様でこの種のことは是非
止めて欲しい。 後々のことを全く考えて無い訳でこの部分で可也の時間を費やして仕舞った。

やっとシャーシーが取り出せ早速コンデンサ類の交換に取り掛かった。

出力トランスが断線していたので交換し、各真空管のgmも測定しておいた。

一応動作し始めたが全く受信しない。 調べたところアンテナコイルからのリード線がバリコンの
所で半田付けが外れており、またバリコンのローターの羽がブロック型のコンデンサのケースに
ぶつかっていた。 後は明日にしよう

シャフトの長さが不揃いでまた少し長かったので両端の物を各5-6mm程切りまた欠けていた
イモネジを4mmのビスから作った。  キャビネットを細かく見たところ左端のツマミの所にはチ
ックラーとプリントされており再生式の物が流用された様見て取れた。

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ADDZEST、 A-320

2010-07-11 16:46:03 | Weblog

 

今日は予定が急に変わり時間が出来たのでこの4Chアンプに取り組んだ。 お話しではヒュ
ーズが飛んで仕舞うとのことだったが症状は少し違っており先ず電流が殆ど流れなかった。

未だデータシートを見て無いが上のIC、μPC494CのVccに電圧が加わって無かった。 想像で
はDC-DC電源の発振を担っているのでは無いかと想う(スイッチング・レギュレータ用コントロー
ラでした)。 Vccを作っていると想われたトランジスタのE-C間をジャンパーして強制的にVccを
加えた結果DC-DC電源は動き出し1次側の電流も3A程が流れ始めたが未だアンプとしては機
能して無い。 電源出力を見てみたが-側は-30V近い出力が有ったが+側が-14Vと可笑しな値
を示していた。 調べたところ4組有る出力回路の内の一組のトランジスタ(下の画像)2SA1232
と2SC3012が完全に短絡していた。

電源が入らなかったのが何故か気になり調べたところパターンにREMと記された部分を見つ
けた。  回路を追ったところどうもこのラインを+12Vでつると電源がONすることが分かった。 
しかし短絡していたトランジスタは別々の所で買うしか無さそうなのでサテどうするか。

 

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AWC (Antique Wireless Club) のミーティング日程

2010-07-09 17:27:44 | Weblog

 今後のミーティング日程は次の通りです。 7月31日、8月14日、9月11日。 会場は何れも
世田谷区立玉川台区民センター で 時間は午後1時~4時、お申込みはその週の水曜日ま
でにこちらにお願い致します。 先頃ラジオの収集を始めたと云う様な方も大歓迎ですので
詳細はこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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National、 Proceed 4800D (RJX-4800D)

2010-07-06 17:29:07 | Weblog

 

今日お預かりした松下のRJX-4800Dでお話しではSW4のみが受信不能とのことだった。
受取った物はお話しの通りの症状で(前以て症状を伺っていたので凡その見当は付いて
いるので)近々取り組ませて頂こう。  この種の受信機の修理に付きましてはこちらの
ホームページからお問い合わせ下さい。

予め伺っていた症状からSW4の局部発振を担っている回路に問題が在ると想像していたがここ
に使われている水晶に問題が在った場合(特注となる為)手に入るのは一ヶ月先となって仕舞
うので近い周波数の物を買っておいた。 先ずはここに使われているトランジスタの電圧を診て
みたが他の回路と略同様であった。 次にトランジスタを外しhfeを診てみたが約85と問題無い
値だった。 サテ如何に回避するか......アレコレ試みた結果何とか発振してくれ事なきを得た。

上はSW4で12.025MHzを受信した結果。 次いで各バンドの調整に取り掛かったがバンドに
依っては6-12dB程の改善が見られた。

その後ご依頼主からSW4が動作する様になり、感度も上がったとのご連絡と共にバンド間で
周波数のズレが見られるとのお話しを頂いた。 無論お金と時間を掛ければ改善は可能だが
SW4-SW5/6-SW7/8のバンドは合計3個の水晶を使ってローカル用の周波数を合成しており
これらの周波数精度に依存しているのでズレはこれら水晶を交換するしか方法が無い。

 

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ナショナルのカーラジオ 19 051 16 AN

2010-07-06 17:24:37 | Weblog

トヨタ800用のTEN(神戸工業)製 カーラジオの修理の問い合わせをこのブログに頂き
ましたがメールアドレス等の連絡先を記して頂かないとこちらからは連絡出来ません。

今日お預かりしたもう1台はNational製のカーラジオでもう少し古い物かと想像していたが実際
の回路はICが多用されておりAMの回路とオーディオ部分は動作していたがFMに関する回路
は死んでおり修理は困難そうだった。 この種のカーラジオの修理、改造につきましてはこちら
ホームページからお問い合わせ下さい。

7月9日 使われているICから何か得られないか先ずICを調べたみた。 AN7256はIF(FM) Amp、
またAN6130NはノイズキャンセラーだったがこれらにVcc(定格は8V)が加わって無かった。
8Vの電源ラインから直接給電したところ両IC合計で60mAと可也大きかった。  タダIC単体では
短絡はしてないので回路図が在ればこれらの問題は直ぐに糸口が見付かりそうだが。

7月10日 一度は諦め様かとも考えたが何とも悔しいので先ずは基板を取り出してみた。

細かくみたところ電源回路と想われる抵抗が焼き切れているのが見付った。

念の為関係しているツェナーとトランジスタも確認してみたが問題は無かった。

タダ抵抗は焼け焦げており抵抗値も読めず、またオープンとなっており両側から測って行き、20
数Ωと想像出来たので先ずは28Ωを組み込んだ。 しかし負荷側のインピーダンスが低く調べた
ところ電解コンが短絡していた。

他にも電解コンの短絡が二つ見付り合計3個を交換した。 電源の問題は直った様でFMも動作
する様にはなったが音量が少ない。 途中スイッチング?或いはプリアンプ?を行っているトラン
ジスタの動作が可笑しい様だったがここをバイパスすることで音量も良好となった。 

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