テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Philco, Briefcase 19

2023-03-31 11:23:44 | テレビ

海外から東大大学院に留学して2年目と伺った C さんからお預かりしたのは Philco, Briefcase 19
で海外のオークションで英国から購入したとのお話だった。 この種のテレビの修理、改造のご依
頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

最初電源電圧 100V で動作を診てみたが垂直振幅が不足していたのでその後 115V に変えた。

垂直同期が不完全だった。 また音声もコドラチュア検波が離調している様だった。

偶に垂直同期が取れている様な画像も撮影出来たが偶々撮れただけ。

サテこの機種のサービス・マニュアルは手に入るか?(型番が L3219 と読める記事が有った)

1時間程通電後の画像で垂直振幅が上に伸びた(垂直直線性が若干低下した)。

中に貼られていたラベルでは CRT は 17DRP4 と記されていたが実際の CRT は 19ABP4。(ラベル
は別の物のものと想われる)。IF 段も 4BZ6-4CB6-6HJ8 と一部異なっており、垂直偏向が 13DE7
に代わっていたがこれらは後から交換された物か? (モデル名 Briefcase 19 は 19"のハズ)

シャーシー No と想えるスタンプは 11J27? の様だった。 手持の Rider's 25 では 9H25、同26で
は10H25 しか近そうな物は無かった。 (11J27 は残念ながら手許には無い)。

何れにせよ部品の交換には内部を表に出す必要が有り分解に取り掛かった。

トランスレスの回路でシャーシは金属製なので内側のシャーシは外部とは絶縁されており構造が複雑。

先ずは垂直偏向回路のコンデンサを交換してみよう。 抵抗値が見えず偏向回路のホコリを落とした。

垂直偏向回路内で絶縁の劣化が想像出来るペーパーコンデンサを交換した。

組み込みに取り掛かろうとして配線が1本外れているのに気付いた。 多分コントラスト調整用
VR から外れた物と想像し巻き付けたが正解だった様で一安心。 

しかし組み込みは想像以上に難航し、結局一度再度分解し2度目で好結果を得た。

垂直同期は略問題無く安定して取れる様になった。 音声の歪の問題も上手く直せた。

垂直振幅と直線性を調整した。 百点満点では無いが実用レベルとなった。

今回使った米国仕様のビデオ・コンバーターと昇圧トランス(もう少し容量の大きい物が望ましい)
さて使われる地域の電源電圧、周波数を確認しておく必要が有る。

4月2日 水平出力管辺りに接触不良が在る様だったので調べてみた。 どうも Sg (Pin4) の接触
に問題が在りそうだったのでソケット内部の金属部分を狭くした。 その後問題は出なかった。

4月3日 今日引き取りにいらしたが、電源電圧 100V でも問題無く使えそうだった。

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SONY, CRF-1

2023-03-30 13:17:20 | ラジオ

今日お預かりしたのは久しぶりのSONY, CRF-1で選局時ツマミが空転するとのお話だった。 この種
の受信機の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

最初通電出来ず慌てたが AC アダプタ?の電極の接触に問題が在った様だった。

何時も聴いている ニッポン放送 (1,242KHz)、TBS (954KHz) 等を聴いてみた。

ラジオ日経、北京放送等も聴いてみたが選局時に違和感は無かったが?

選局ツマミを押し込んだ PLL モードで選局出来なくなるとのお話で確認したのが上下の画像。

幾つかの周波数に PLL モードで合わせて欲しいとのことで実行した。

ただ 810KHz の AFN には合わせられなかったがこれは選局機構の機械的な問題とは別の原因なの
でこちらでは取り組んでいない(10年程前の自分のブログを読み直すと【こんなことまでやってい
たのかと驚かされる】一つには視力の低下が原因だが何よりことに当たる意気込みが違う様だ)。

 

 

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SONY, ICF-8650 のダイアル・ストリンギング

2023-03-28 20:55:53 | ラジオ

こちらにお問い合わせを頂いてもメールアドレス、或いは電話番号等連絡先が添えられて無ければ
こちらからは何も出来ません。ご連絡はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致
します。 その後こちらのブログにコメントを頂いた方からメールを頂き、この機種のダイアル糸
の張り方に付いて資料が欲しいとのことで費用を伝えたが、こちらが持っているこの機種の資料全
てを譲って貰うには幾ら必要かとの問い合わせを貰い一応想像した費用を伝えたが同時にご自身で
インターネットで探される方が賢明と伝えたが、その後何の連絡も無くどうなったのかは不明だが、
見ず知らずの他人がアレコレ時間を割いたのだから一言礼を言うのが常識ではないか? 

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Zenith, 8G005-YTZ1

2023-03-26 10:37:32 | ラジオ

ネットオークションに出品していた Zenith, 8G005-YTZ1(1946) が落札されたので久し振りに通電
してみた。この種のラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

忘れていて当初 AC100V を加えたが AC117V に昇圧しないと動作しなかった。

中波を良好に受信したが、ダイアルが少し滑り700KHz以下に持って行けなかったので診てみよう。
それと連続運転を続けていて音量が徐々に下がって仕舞ったが高周波段の真空管のピンに接触不良
が有った様で少し真空管を左右に動かした結果良好となった。 古い物は放置した後は難しい!

ダイアル駆動系のテンションが足りない様だったのでテンションを増加させた。

幸い下端まで問題無く回った。

組み込み梱包に取り掛かったが梱包サイズは 102cmになって仕舞った。 困った!

 

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神戸工業 (TEN) SS-280

2023-03-25 14:31:54 | 

今日お預かりしたのは久し振りの神戸工業 SS-280 で可成り問題を抱えている様だった。この種の
カーラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

早速通電し動作を診てみたが低感度ながら何とか NHK 第一は受信したが他は受信出来なかった。
他に電解コンデンサの劣化と想える低周波の発振も診られた。 可成り難航しそうだった。

ご依頼主から伺ったメールアドレスに今日の結果をメールしたがエラーとなって仕舞った。

3月26日 局部発振の動作を診てみた。 上は525KHz受信時約 0.8Vp-p、下は1,639KHz受信時約
0.3Vp-p 予想通りレベルの差が可成り有った。 

高周波増幅用のトランジスタを交換してみたが殆ど変化は無かったので元に戻したが高周波増幅
(出力側)に使われているトリマー(赤い印しを付けた)を回しても全く変化が無く可笑しい。

低周波部は2層構造の下に在ったがこれを表に出せば電解コンデンサの交換は出来るがリスクが伴
う為止めた。 この上の基板内の電解コンデンサを交換すれば低周波の発振は止まるのだが。

各部の再調整を行った結果感度は可成り上がり殆どの放送局は受信出来る様にはなった。 しかし
高周波増幅の出力側のトリマーで全く感度が変わらないと云うのはこの共振回路に何か問題が有る
のは間違いなくこの辺りをもう少し診てみよう。 昨日今日で3時間半程を要した。 ご依頼主には仕
方無く手紙を送ったが打ち合わせに時間が掛かって仕方ない。  ご予算が有れば IC アンプを組み込
めば低周波の問題は無くなるのだが。 それと電話はこちらが仕事場に居る10-17時にお願いしたい。

3月27日 姉妹機種の回路を頼りに高周波出力のトリマーが何故機能しないか想像した。

高周波用コイルの抵抗は約 13.4Ωで可笑しく無い値だった。

高周波用コイルのコールドエンドをグランドに落としている 0.001μFを外付けしてみた。

トリマーにパラに繋がれている 100pF を交換してみたが何れも変化無し。 何とも解せないが残念な
がらここまでとさせて頂こう。

3月28日 メールが送れ無い為仕方なく結果を郵送しているが、こちらのブログを見ておいて呉れる
様お伝えし分かったとのことだったが、こちらが仕事場を離れた後に電話を頂いている様だった。

3月29日 最後の手としてアナログ、デジタル両回路に精通したクラブメンバーの一人 M さんに相
談してみた。 結果共振周波数を診てみるのが良いのでは無いかと云うことで早速取り掛かった。

想像を遥かに超えた共振周波数は約 32.1MHzで上はトリマー最小容量、下は最大容量。

因みに選局ツマミで周波数を変えてみても共振周波数に変化は無かった。 コイルの直流抵抗は
約 13Ωだったが今日の結果からはコイルがレアショートしている様な感じだった。

M さんからレアーショートだとするとインダクタを使った非同調回路の方が良いのでは無いかとの
アドバイスを頂いたので早速試みた。同時に一か所良く分からない回路が有ったので切り離した。

330μH のマイクロ・インダクタと 1KΩをコレクタ負荷に使い0.001μF で周波数変換段に繋いだ結
果感度は可成り上がった。 低周波回路を ICアンプに代えれば実用レベルとなりそうだがご予算が?
と記したところでご依頼主から電話を頂き1通目が届いたとのことだった。  お話の結果 IC アンプ
を裏面に添えることになった。

高周波用のコイルの配線に気になる部分が在った。 上の小さな基板の左がその抵抗 680Ωでこれ
では高周波コイルが可成り Qダンプされて仕舞う。 外した結果一応共振する様になった。

使う予定の IC アンプで動作させてみた。 音量も十分だった。

4月4日 IC アンプを背面に取り付けた。

4月5日   IC アンプの組み込みを終え動作を確認し好結果を得た。 最後にカバーを被せ終わりとした。
もしかしてと金額や振込先を記したメールを送ってみたが矢張りエラーとなった(この連絡が来るの
に何故可成りの時間を要するのか?)。

4月11日 ヤット振り込みが為されたので発送した。

 

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B&O, Beosound 9000

2023-03-24 11:13:32 | オーディオ

一年以上前だと想うが我が家の隣町に住んでいらっしゃると伺ったイタリアの方と想われる
P さんから修理の問い合わせが有ったが昨日再度電話を頂き中々持って行けないとのことで
ならばと今朝引き上げに伺った。 奥様にファーストネームを伺ったところ想像通り現在日
本で最も有名なイタリアの方だった。 この種の装置の修理のお問い合わせはこちらのホー
ムページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

電源は入った。

可成りの年月放置されていた様でホコリも可成りだった。

CD 1 を指定しても CD ヘッドは移動せず、再生も全く為されなかった。  

3月30日 動作確認に取り掛かった。 ヘッドの移動、再生等 良好!

4月5日 今日の午後6時頃にお届けすることになったが30分程早く着いて仕舞い奥様に
事情を話し納めて来た。 その後ご本人から電話を頂いた。

 

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Braun, SK 5

2023-03-22 16:43:16 | オーディオ

今日お預かりしたのは以前(2020年)こちらで手掛けた物と伺ったBraun, SK 5で先ず電源が入らない
とのお話だった。この種の機器の修理のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。   お話では今回ネットオークションに出品された方が 2020年に横浜の人に修理し
て貰ったとのことで多分自分だろうと探した結果同年1月10日に確かにOさんからお預かりしていた。

キャビネットの一部が壊れていた。

電源は入る様になり音声出力も出た。 以前修理した際も上の白いスライド・スイッチが上に上が
っていてスピーカーが動作しなかったことがあった。 (スピーカー ON/OFF のスイッチは必要?)
改めて上の画像の端子盤の右に在る端子の目的が不明。 実際に見れば直ぐに分るだろうが。
(回路図を見直し右の端子はスピーカーの常時出力と判明した。 外付けの物を使う際は OFF に)

カートリッジは何とか使えるレベルだったがクリスタル・カートリッジではこの先何年使える
か不明なので思い切ってセラミック・カートリッジに交換された方が先々無難。

パイロット・ランプも点灯する様になった。

3月23日 カートリッジ交換のゴーサインを頂いたので取り掛かった。

 

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B&O, Beosound 3000 + Beolab 6000 (x2)

2023-03-22 11:00:55 | オーディオ

今日お預かりしたセットは今年1月に修理の可否をお問い合わせを頂いた物でお送り頂くのに可成
り時間を要した。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。

包まれていた袋の内部には底部のゴム脚、金具等が剥がれて落ちていたがこれは致し方無い。

ガラスドアと CDクランプの開閉に問題が有ることを確認した。

CD クランプの駆動系を直し良好に動作し始めた。

次いでガラスドア駆動系に取り掛かり好結果を得た。

組み立てようとして筐体の一部の破損が見付かった。 接着剤だけでは不足なので溶着した。

本体の一部も破損していたが残念ながらこの部分の部品(破片)は残っていなかった。

3月27日 光学ピックアップ交換の準備に取り掛かった。 ここまでが何度やっても慣れない。

3月28日 ゴーサインを頂いたので光学ピックアップの交換に取り掛かった。

好結果を得たので連続運転を開始した。

 

Beolab 6000 がビビると云うお話だったのでスピーカーのコーンを診てみた、

上の画像の右のスピーカーのエッジは全周切れており、他の物にもエッジの状態に問題が診られた。

エッジの傷み具合が少ない物を何とか修復出来ないかと我が家に持ち帰った。 しかし今回のスピ
ーカーはプラスチック・フレームでサイズも特殊なので類似の物が見当たらず今回の機種、或い
はB&O の他の物(Beolab 3500 等)から移植するしか無く手持ちは2本しか無い。  今日修復を
手掛けた物の接着は明日には乾いているだろう。

3月24日  昨日から乾燥を始めた物が乾いたので組み込みに取り掛かった。上は自分の物を外した2本

若干中心のポールピースの直径が異なっていた。

幸い違和感なく動作して呉れた。

 

もう片方に取り掛かった。

こちらも良い音で動作して呉れたが CD を掛けた時に最初読み込まないことが有った。

 

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Blaupunkt, Derby

2023-03-18 14:08:31 | 

 今日の3台目は Haltevorrichtung 93950 と伺い聞いたことの無いモデルだと想っていたが、ラ
ジオ部分は Derby の様に見えた。 (受け取った物は想像通り Derby だった) この種のカーラジオ
(ピクニックラジオ)の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。 Haltevorrichtung の英訳は Holding Device (通称マウンティング・ブラケット)

Derby その物はこれまでに可成りの数を手掛けたがマウンティング・ブラケットは数回しか手掛け
たことが無く可成り希少と想える。

お話では電源が入らないとのことだった。

マウンティング・ブラケット部分の型名が Haltevorrichtung 93950 の様だった。

Derby 単体では 9V(単一6本)で AM、FM(海外バンド)共に良好に機能していた。

マウンティング・ブラケットを使う際のエッジ・コネクタが白いカバーで覆われていた。イヤな予感。

車の電圧は 6, 9, 12V の 3種にジャンパー切り替えで対応している。

マウンティング・ブラケットと本体間の接続に使われるエッジ・コネクタが見事に壊れていた。

本体側の白いカバーを外さずに本体をマウンティング・ブラケットに無理に差し込んで仕舞ったのが

原因となった。 外してさえおけば問題無く本体とマウンティング・ブラケットを結合出来たのだが。

無残に折れて仕舞ったエッジコネクタの先端部分(表裏)。

何とか繋げないものかと先端部分を切り離した。 全体の長さが益々短くなるので上手く行くか?

一応 AM はマウンティング・ブラケット使用で動作したが何故か FM が受信出来なかった。

3月19日 マウンティング・ブラケットを使うと FM が受信出来なくなる原因が分からずサービス
マニュアルを持ち帰った。 帰路電車の中で気付いたスイッチが気になった。  上の画像で電池の
左に在るスライド・スイッチがそれで下はそのクローズアップ。  このスイッチでアンテナ回路も
切り替えている様だった。 残念ながらマウンティン・グブラケットを使った使用法は諦めた。

FM 改造のゴーサインを頂いたので改造に取り掛かり下端を 76.5MHzとした。 感度は高い!

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Blaupunkt, Frankfurt

2023-03-18 14:02:57 | 

今日の2台目は Blaupunkt のカーラジオでラベルが無くなっており型番は不明だったが FM を日
本バンドに改造のご依頼を頂いた。 この種の物の修理、改造のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

3月19日 FM の下端は 76.5MHzとなり、最後に外部入力アダプタを増設し終わりとした。

 

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Braun, SK 55

2023-03-18 13:40:09 | オーディオ

今日の1台目は大分前にこちらで担当させて頂いた Braun SK 55 で針が飛ぶとのお話で雨の中お持
ち頂いた。 この種の物の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお
願い致します。

直接お話を伺ったところ古いレコードでは針は飛ばず、最近の物だと飛ぶとのお話だった。

自分で何時も動作確認に使っているレコードでは飛ばなかった。

お持ち頂いたレコード(上)と、比較的近年の物(下)では確かに時々針が飛んだ。

カートリッジと針はデッド・ストックに交換したと伺ったのでどうするか迷った。

元に戻せる様配慮しながら思い切ってカートリッジをセラミック・カートリッジ+針に交換した。

何故かターンテーブルのスイッチの動きが反対になった。  中央に持っていくと ON、 右で OFF

交換前可成り針飛びを起こしていたレコードの A 面を聴いてみたが針は飛ばなかった。

 

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B&O, Beosound Century

2023-03-16 15:30:19 | オーディオ

 今日お預かりしたのは Beosound Centuryでガラスドアと CD クランプが機能せず、CDも機能し
ないとのお話だった。 この種の機器の修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/に
お願い致します。

先ずはガラス・ドアと CDクランプの駆動系を診てみたが単にベルトが切れていただけでは無く駆
動系とガラス・ドアの駆動部分が分離していた。

3月17日 朝からガラス・ドアと CD クランプの駆動系に取り掛かり上手く直せたので CD 部分に取
り掛かったが CD ドライブはこのモデルの初期に使われていた CDM12 だった。

3月23日 リモコンもお預かりしていたので動作を診てみた。

動作せず内部を診てみた。 電池の+側電極に可成り緑青が診られた。

電池の+側の緑青を取り除き電池を新しい物に交換した結果良好に動きだした。

電池交換後表示は良好になった。 実際に制御してみよう。

3月25日 光学ピックアップの修理が終わり、組み込み好結果が得られた。

 

 

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BOSCH, MOT 201

2023-03-14 15:05:47 | 

2台目は久し振りのBOSCH, MOT 201でDMM部分に電源が入らず点灯しないとのお話だった。この
種の装置の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

銘板に MOT 201 の記載が在ると想っていたのだが実際は Typ MOT.002.01となっていた。

今日は時間切れとなったので明日また。 何せ今回の機種の技術的な資料は全く無く時間を要する!

電源に問題が有るのはハッキリしているのでひたすら電源部を追うことにした。

片方の電源を構成しているブリッジのダイオードの一つが短絡していた。

ダイオードを手持ちの物に換えた結果この電源の電流は約 AC 0.1A となった。

電源が入り DMM の表示も出る様になった。(上の右の基板の下端左端に在る抵抗の右側の端子に
本来繋がって無ければならない黒いリード線がこの時点で繋がって無かった。 上の基板には全く
触って無かったので何とも解せないが、これが原因で X 軸の掃引が停止して仕舞った。 大問題)。 

ストロボ・ユニットに取り掛かった。 ダイオードやトリガートランスに問題は診られなかった。

CRT 部分の輝点は X 方向にスキャンするのでは無いか? 取り扱い方法が分からない。 

3月16日 X (時間) 軸の掃引が停止したのでは何を修理したか全く意味が無く頭が真っ白になった。
頭を冷やし再度内部を細かく調べて行ったが、上の画像の配線が切れていた。 改めてこの部分の
画像を見直してみたがどうも最初から切れていた様に見える。

幸いここが原因だった様で水平の掃引が無事為される様になった。 良かった!

最後にストロボ部分が何とかならないかと細かく診て行った。 先ず通電するとパワートランジ
スタが可成り発熱し触れない程だった。 テッキリこのトランジスタの問題かと想像したがこの

トランジスタ (TIP3055) には問題が無く、下の小型の物 (CG3516) も問題は無かった。

他に使われているダイオード4種にも問題は診られず、発振トランス2次側を開放してみたがパワー
トランジスタの発熱は変わらず発振トランスのレア・ショートしか考えられなかった。

駄目元で何時ものトランス屋さん(N電機さん)に巻き直しを打診してみたところ壊れるかも知れ
ないがやってみようとのお返事を頂いた。

3月17日 基板から上の高圧発生用トランスを外し N電機さんに送った。 上手く巻き直せると良
いのだが好結果を祈るばかりだ。 外す時に2次側の片方の巻き線を端子部分で切って仕舞った。

3月28日 昨日の夕方帰宅後届いていたのだろうが今日の午後 N 電機さんから巻き直したトランス
を受取り早速組み込んでみた。

電源に10V程を加えてみたが出力には 760V 程が良好に現れた。

4月5日 ご依頼主から全ての機能が動作することを確認出来たとの連絡を頂いた。 良し!

 

 

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Braun, SK 5

2023-03-14 14:49:01 | ラジオ

今日の1台目は Braun, SK 5 で音質調整ツマミ2個が回転しないとのお話だった。 この種の機器の
修理、改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

出力管 EL84 が外れて内部に落ちていた。

パイロットランプ部分も外れており、またランプは断線していた。

音質調整用可変抵抗に取り掛かった。 先ずは分解してみよう。

Hohen 用を分解した。

何とか回転する様になった。

もう一方 (Tiefen) にも同様の処置を行った。 同じ物が手に入るなら何の苦労も要らないのだが。

ペーパーコンデンサは劣化が想像出来る。

Band 入力は Din 3Pin

ツマミの内部はローレット部分が削れて仕舞っていた。

念の為動作を診てみたが音声出力が無く低周波1段目のプレート抵抗 (240KΩ) が切れていた。

3月15日 ペーパーコンデンサの交換に取り掛かった。

奇跡的にクリスタル・カートリッジは生きていた。 N 側の方が歪が少なかった。

外部入力の改造とケーブルを作り終わりとした。

3月25日 ハムのレベルが高いとのお話でテッキリ電源の電解コンデンサの容量抜けと考えていた。

受け取った物のハムのレベルは可成り高くこれなら異常に気付くハズなのだが。 電源の電解コン
デンサの片方のリード線が外れて(切れて)いた。 ここを直し良好となったが何とも解せない?

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神戸工業 (TEN) AT-703D

2023-03-13 12:27:16 | 

今日お預かりしたのは神戸工業の AT-703D で動作しないとのお話だった。 この種のカーラジオ
の修理、改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

通電してみたが検波出力は有ったがスピーカーから出力は無かった。 調べた結果スピーカーコー
ドが途中で切れていた。 

一応スピーカー出力も出たがお約束通り音量が可成り少なかった。(ノイズも混入していた)

ゴーサインを頂いたので電解コンデンサの交換に取り掛かった。

RF, IF の調整を終え、外部入力アダプタの増設を行い動作確認を行ったが予想より大音量だった。

 

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