テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONYの9インチ白黒テレビ 9-95 (昭和40年代)

2012-02-28 14:12:15 | Weblog

今日お預かりしたのは7年程前にこちらで修理をしたと伺ったSONYの9-95でどの様な
修理をしたのか全く記憶に無かった。  この種のテレビの修理に付きましてはこちらの
ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

音声が若干聴こえたが映像は出ず、水平はトリガー発振している様だった。 
可也難航しそうに想われるがサテどうするかご依頼主に伺ってみよう。

早速ゴーサインを頂いたので明日以降取り組ませて頂こう。

2月29日 先ずはアンテナ入力がチューナーの入力のところで切れていた。

上は以前修理した垂直偏向の回路。

しかしマイクロ・テレビの第3世代以降、基板が一枚となったが何とも修理はやり難く
なった。  今回の機種9-95の回路図が無く、同じ9インチの物を数機種見てみたが
どれも細部で異なっていたが製造年は昭和42-43年辺りの気がして来た。

コンデンサ類の交換はメンテナンスのし易い物に比べると3倍近くを要した。

3月1日 昨日は時間切れとなって仕舞い動作確認が出来なかったが今朝通電
してみたが残念ながらトリガー発振?の様な症状は改善されなかった。 可也難
航しそうな雰囲気が漂って来た。

3月2日 こちらのブログを楽しみにしていると云う方からこの機種の回路図がメール
に添付され届いた。 昨日H.FREQでは無いかと回した半固定抵抗では殆ど変化が
無くそれ以上深追いしなかったが今日見た回路図でその半固定抵抗が矢張りそれ
用と分かった。 既に梱包も済ませてあり改めて取り組む考えは無いが、このところ
1-2日を要したもののただ働きとなることが多くなって来たので褌を締め直す必要が
有る(過信は禁物!)

 

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SONYのマイクロ・テレビ、 5-205 (昭和38年?)

2012-02-26 14:57:29 | Weblog

 今日お預かりしたのは先日こちらで製造しているビデオ・コンバーターをお求め頂いた
方からのご依頼のSONYのマイクロ・テレビ5-205だった。 この種のテレビの修理に付
きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

先ずは電源のヒューズが飛んでいたので入力電流を実測したところ0.11Aだった。

内部の汚れは可也だった、また下の画像に見られる様偏向ヨークが後退していた。

高圧も、音声も出たが垂直振幅が無く、先ずは垂直偏向回路に取り掛かろう。

偏向回路が載っている基板の汚れが気になったのでここのクリーニングから始めた。

垂直偏向は直った様で調整に移ろうと想っていたところで水平の同期が外れ前面の
ツマミでは調整出来ず、内部の半固定抵抗でも調整は不可能だった。 明日以降水
平偏向、AFC等を診てみよう。

2月27日 同期分離、AFC等の回路が収まっている基板のレストアを行った。

一瞬良好に機能した様想われたが水平同期が不安定な点は変わらなかった。

仕方なく(時間を費やすだけなので)奥の手を使わせて頂き、接触不良の
診られたコントラスト(PIX)用ボリューム接点のクリーニングを行った。

1時間近く連続試験を続けているが全く問題は診られないので終わりとした。

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Dodge Dart (1961)?用 カーラジオ Mopar 107

2012-02-25 14:48:05 | Weblog

 今日お預かりしたのは以前、松下製の自動選局機能付きのカーラジオの回路図を探して
いた際に伺ったことの有る、目黒で永年カーラジオの修理をやっていらっしゃる所からのご
依頼で、お話ではベンツに使われているとのことだったが型番からは 1961年製の Dodge
に使われていると想像出来るMoparの107だった。 この種のカーラジオの修理に付きまし
てはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

2台から1台をとのことだったが2台共ボリュームに問題が在り、片方は
ダイアル・ポインターが欠落していた。

回路は何とも楽しくなる真空管+トランジスタのハイブリッドでラインナップは12GA6-
12FR8-2N1287-2N1227Aと実にシンプルだった。

ボリューム部分は一度分解し炭素皮膜表面のクリーニング等を行い良好に動作する様に
なった。 次いで欠落していたダイアル・ポインターを取り付け動作試験に移り好結果を得
たが若干不安定要素が診られた。 多分使用されているIFTに問題が在りそうだがここの
修理は時間を要するので先ずは様子を診て頂こう。

2月26日 一度使って頂きその結果で手を加えるかと考えていたが矢張り
不安定要素を残したままと云うのが気になりもう1台の状態を診てみた。

もう1台のボリュームにも問題が診られたが本体部分は比較的簡単に
直せたので、ボリュームは昨日修理した物を移植した。

もう1台の蓋に型番各々のラインナップが刻印されていた。

これからR12BD或いはR12BSと分かるがBDとBSは何処で決まるのか?

2月27日   この機種が網羅されているPhotofactの AR-15 は手許に無いが
AR-19に類似機種が載っておりみたところ(想像では)末尾のD或はSは接続
するスピーカーの数、2或は1を現すのでは無いかと想えた。  またこれらの
製造者はBendixと分かった。

 

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BRAUN、 SK2/2 AM/FM真空管5球ラジオ (1959年)

2012-02-22 14:09:35 | Weblog

今日お預かりした2台目はBRAUNのSK 2/2でAM/FM、5球ラジオでFMのカバレッジの
改造をご依頼頂いた。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームペ
ージ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

2月23日 FM用のアンテナ・コネクタ(300Ω←75Ω変換) を用意し終わりとした。

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ユピテル MVT-8000 マルチバンドレシーバー

2012-02-22 14:05:04 | Weblog

今日お預かりした1台目はユピテルのMVT-8000でお話では電源が入らないとのことだっ
たが、受け取った物は電源は入るが機能しないと云う物でした (ご自身でも修理をされる
様な可也詳しい方なので)症状は正しくお伝え頂きたい)。  この種の物の修理に付きまし
てはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

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SONY, BCL受信機 World Zone CRF-320

2012-02-20 16:11:52 | Weblog

   今日お預かりしたのはSONYのCRF-320でお話では短波が機能しないとのことだった。 
しかし短波ではカウンターが機能していたがFM、MW、LWでは機能していなかったのが解
せない(表示もされない)。  先日症状を伺い机上で確認ポイントの見当を付けておいたの
で近々取掛からせて頂こう。  この種の受信機の修理に付きましてはこちらのホームペー
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

受取った状態はでは6,055KHzが表示されていたが、Antenna Tuningを調整したところ約
11MHzでノイズが最大となった。 表示周波数と受信周波数は一致しているのだろうか?
 またここの調整はリニアでは無く、ワードレー・ループでハーモニックスを選ぶ様なリニア
では無い変化傾向だった。

 当初全く受信出来なかったがアレコレ調整している内に 6,055KHz のラジオ日経も
受信出来る様になった。 しかしまだ回路は何も当ってはいない。  先日短波の動き
しか調べなかったので改めてブロック・ダイアグラムを見てみたところカウンターえの
入力は短波のみでFM、MW、LWではカウンターは動作しないことが分かった。

7MHz帯でのアマチュア無線のQSO(交信)も特に問題無く聴けた。

アンテナの入力切替を変えた結果Sメーターの振れも可笑しく無い値となった。

上は27MHz帯の違法CB(USB)、下は偶々VK(ブリスベン)のハム局が良好に受信出来た。
47年程前VKの局が6m(50Mc)バンドでそれこそ良好に受信出来たことを思い出した。

しかしこうなると修理のしようが無い。  最初の状態に戻ってくれると良いのだが!

2月21日  今朝暖房を点ける前、室温が低い状態ではどうなのか先ず診てみた。 幸か
不幸か問題が出てくれた。  しかしその後回路を当り始めて暫くしたところで良好に動作
し出して仕舞った。  予め動作を確認するポイントを回路図で見当を付けていたが実際の
ポイントを探すのは大変だった。  第二局発(45.6MHz)は良好に出力されていた。

次いでVCOの出力周波数(46.745~75.145MHz)を診てみたが、動作が可笑しくなるとこ
この周波数が滅茶苦茶となり、また周波数が変化しなかった。  可也難航することが想
像出来るがどうするか?  下の画像に見られるシンセサイザー部分は構造から回路が中
々当れない。  矢張り現品を実際に診る前に修理費用を云々すべきでは無かった、反省!

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ジュークボックス Seeburg 147用カートリッジ+レコード針

2012-02-17 16:38:30 | Weblog

  10日ほど前にご依頼を頂いたSeeburg,147用のカートリッジと針が米国から届いたので
今日ご依頼主宛宅急便で発送した。 SPレコードを使った78回転のモデルとのことだった
がスンナリ取り付けられると良いのだが。

カートリッジはAstatic 51-2の代替用でセラミック・タイプ、Pfanstiehl P-51-2

針は2ミルのサファイア針 700-S2

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Telefunkenの真空管ラジオ MD2667WK trop ('56-'57)

2012-02-17 15:11:32 | Weblog

 今日お預かりしたのはTelefunken の MD2667WK trop(輸出用モデル)でリムロック管4球
+マジックアイEM80の計5球、中波+短波4バンドのモデルです。 お話では韓国等の放送は
若干入るもののそれしか聞こえないとのことでした。 この種のラジオの修理、改造に付きま
してはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

右下の裏蓋固定金具が無くなっていたが、分解した結果中に落ちていた。

中波用のフェライト・ロッド(バー・アンテナ)が落ちていた。 片端は切れており
これでは中波は受信出来ない。

シャーシーを取り出しバー・アンテナを固定し、断線していた部分を接続した結果中波も良好
に受信出来た。 上の画像のマジック・アイは殆ど発光していなかった。 他にパイロット・ラ
ンプの片方も光っておらず、使われているペーパー・コンも交換した方が無難そうだった。

2月18日 ペーパー・コンの交換に取り掛かった。 4-5個と想っていたが倍近く在った。

2月19日 昨日は午後自分が主催しているラジオ関連の集まりが有った為ペーパー・コン
の交換しか出来なかったが今日はパイロット・ランプとマジックア・アイを交換しシャーシー
をキャビネットに組み込み、再度動作試験を行い好結果を得た。 電源設定を100Vとした。

 

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BlaupunktのAM/FMカーラジオ Frankfurt (s)

2012-02-16 15:12:56 | Weblog

 今日お預かりしたのはBlaupunktのFrankfurt(s)でFMのカバレッジの改造依頼を
頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

改造の前にFMの機能を確認したがIFに双峰(少し離れたところにもう一つピークが
在る)特性が診られた。 これは時に音のニゴリの原因となるがサテどうするか。

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早川電機(シャープ)の真空管テレビ TV-350 (昭和30年)

2012-02-15 15:39:13 | Weblog

 先日ネットオークションで見付けた物が少し前に届いた。 この種のテレビはもういらない
と想いながらついつい買って仕舞う困った病気は中々治りそうに無い。 今日の物は昭和
30年に発売されたTV-350、70度偏向のフルトランスモデルなので可也の重量が有った。

未だエミションは不明だが14HP4のヒーターは点灯していた。

昭和30年製の様なので多分6Ch仕様と想像していたがオリジナルは6Ch仕様だった。

当然だが使われているコンデンサは見るからに劣化していた。

チャンネル・セレクターを細かく診てみると2-6は元々エンボス加工が為されていたが
1,8,10は後から足された(彫刻された)様な感じだった。    下に見えている10Ch用の
セグメントはハッキリ他の物と異なっていた。 近々レストアに取り掛かろう。

2月16日 AF回路以外のペーパー・コンの交換を追えコイル、トランス類の導通を診て
みたところピーキング・コイルの一つに断線が診られたので修理に取り掛かった。

イヨイヨ通電してみたがラスターが出ない、イオン・トラップも動かしてみたが変化は
無く、高圧整流管のプレートには高圧が加わっていたがCRTのアノードでは放電が
起こらなかった。

高圧整流管1X2Aのエミッションは十分だったのでフィラメント巻き線の半田付けが
外れてしまったのかと高圧のケージを外し近くで見てみたが問題は無かった。


高圧プローブを使って高圧出力の電圧を測ってみたが約5KVしかなかった。 そうこ
うする内にプレートでは問題なくアークが飛んでいたのが飛ばなくなって仕舞った。
どうも電源回路のケミコンをそのままとしていたのが問題の気がしたので明日は思
い切って交換してみよう。

2月17日 AF以外のケミコンを交換し再度通電した。  最初問題なく高圧もプレート
では出ており、出力側の電圧も12KV程度に上がった。 ただ未だラスターは見られ
ず暫くして高圧も出なくなった。 水平の発振を行っている6SN7と同期分離を行って
いる6SN7を交換したところ再び高圧も出始めた。  全ての真空管のgmとエミッショ
ンを先ずチェックしておいた方が良さそうだ。  しかし加速電圧が12KVあるならラス
ターが出ても良いハズなのにとCRTを一昨年7月にチェックした 14WP4 に交換して
みた。 1本目は何故かヒーターが点灯せず、ヒーター・ピンの半田付けをやり直して
みたが導通はあるものの点灯しないので2本目に替えた。

ヤットうっすらラスターが出始めたが何とも輝度が低い。 色々確かめたところコントラ
スト用VRに問題が在りMaxの位置で光出したのが下の画像。 どうも同期も取れない。

水平の発振トランスを調整し一応画像は出る様にはなったが同期が取れ無いのは
そのままで、明日にもgmを計り、交換してみよう。 それとコントラストVRも直してみ
よう。 偏向サイズが小さいのは70度偏向用のヨークを90度偏向のCRTで使ってい
るため。

 2月18日 音量/コントラストを担当している2重VRの修理に取り掛かった。

2月19日  ボリューム(音量1MΩAと、コントラスト1.5KΩC 1955年11月製)の修理は上手
く行ったがスイッチ部分は直る可能性が低かったのでリベットを外してまで内部を見ること
はせず別のスイッチを使うことにした。 数年前、吾妻橋の鰻屋さんAさんから同様の物を
二つ頂いたのを何処に仕舞い込んでしまったのか。

しかし14WP4では良好に映像が出力されたが14HP4では何とも出ず、同じ70度偏向(電
磁収束の点は異なるが)昨年DuMontのテレビの修理の際に使ったMullardのMW36-24
を使ってみた。

何とも解せないので久しぶりにCRTチェッカーを引っ張り出した。 良好に機能した物は確
かにこのチェッカーでも問題無い値を示していたが先の MW36-24のアノード電流は非常
に少なかった。 また14HP4も最初非常に小さな値だったがヒーター電圧を一割程上げ暫
くアノード電流の変化を診てみたところ若干増えだしたのでこの辺りで良いだろうと云うと
ころでキャビネットに組み込んでみた。

イオン・トラップの位置が違っていたがやがて光だしたのが下の画像。 何とも眠い画質
だが14HP4すなわちメタライズ(メタル・バック)は為されておらず、後年のメタル・バック
の物に比較すると輝度、コントラストが低くどうしても見劣りする(当時テレビは部屋を暗
くして見るのが常だった)

2月23日 昨日洗っておいた前面パネル部分を組み立てた。 また昨日チューナー
部分の微調整を行った際気になった1Chをどうするか迷っている。 

上から2Cn、不明(11Ch?)、10Ch用の各セグメント。 無くなっていた1Ch用としては11Ch?
用を改造するのが良さそうだった(アンテナ・コイルに並列に10pFを加える必要が有るので)

 ついでに先日急に水平の発振が停止した6SN7を診てみた。 ベースのピンのところで
半田付けが不完全になったのかと想像したがそうでは無く、カソードの引き出し線(リボ
ン状)が切れていた(上の画像の中央より少し右上)。

1Ch用の物を作り動作させてみた、調整が未だなので100点満点では無いが特に問題
無く動作しこれで電気的なレストアは全て終わった。 後はツマミのレプリカと前面の蓋
だがこれらはそう簡単では無いので時間をみて取り掛かろう。

 

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東芝のラジ・カセ IC Actas (RT-221F)

2012-02-14 16:25:01 | Weblog

今日お預かりしたのは東芝のIC Actas, RT-221FでVRがガリ、またカセット・テープが
回らないと云うお話でした。 この種の物の修理に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

駆動用のベルトは溶けて仕舞っており残骸を取り除くだけで両手共ベタベテとなった。
下の写真は未だ最初の頃で、右手でデジカメが扱えたがこの後大変な状態となった!

ボリューム部分は可也上手く直った。 ベルトも2-3度やり直したが何とか張替えた。

これで上手く行ったハズと組み立てたところ再生と早送りは回転する様になったが巻き戻し
が回らず、また再生時の音声出力が無かった。 ラジオのAFとは別のアンプが在るのか?

2月15日 巻き戻しの機構を診てみた。 当初ローラーの周りのゴムが溶けている様に
見えたが実際はここもゴム・ベルトが溶けて無くなっていた。

中身を取り出し近くで診たところが下の画像。 ここは簡単には行きそうに無い。

再生のヘッドを診てみたが断線はしていなかった。 時々アンプも機能していた。 どうも
再生出力が無いのは切替スイッチが載った基板に原因が有る様だったのでこの基板を
半田メッキし直した結果出力も良好となった。 ご予算との兼ね合いが有り、巻き戻しの
問題は今回はパスさせて頂こう。  しかしワウは想いの他少なく良好だった。

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SONYのBCLラジオ ICF-6700

2012-02-11 12:10:39 | Weblog

 今日お預かりしたのはSONY, ICF-6700でFMのみが機能しないと云うお話でした。 この種
の受信機の修理に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

上は76.5MHz、Inter FMの鶴見中継、下は81.3MHz,J-Waveの受信状態。 76.5MHzの感
度は若干低い感じだが出力の少ない中継局なので信号強度はこの位なのかも知れない。
81.3MHzを含め通常の局の感度は十分だった。

他のバンドも診てみたがSW3がカウンターも含め機能していなかった。 サテどうするか?

2月12日 お話ではFMが時に動作しなくなる(カウンターも)とのことで可也梃子摺る可能性
が有るが近々取り掛からせて頂こう(問題が出るのを待っていられない気もするが)。

2月13日 何とか症状が出ないかと取り組んでいたが今朝ヤット出てくれこれで先に進める。

FMの受信が出来なくなると同時にカウンターも機能しなくなるとのことでFMの局発を診て
みた。 周波数に問題は無かったが、出力レベルが小さい(約80mVp-p)可能性が有り念
の為交換してみた。

使われていたトランジスタ(2SC930)のhfeは可也低そうだったので交換してみたが変化
は無く、次いで10.7MHzのIF出力を診たところ問題無く出ていた。  こうなるとFM/AMの
切替を行っているSW3が怪しいがこの部分の修理は難しい。

  AM/FMの切換を行っているSW3は6回路2接点のスライド・スイッチだがまともに機能し
ていたのは1回路のみだった。 この種のスイッチの修理は略不可能で一度修理を諦め
掛けたが気を取り直し、再度挑戦してみた。 しかしFMは機能しなくなるとまるで直る気
配が診られなかった。 下の画像の中央より上にこのスイッチの白い頭部が見えている。

駄目元で奥の手を使わせて頂き好結果を得ることが出来た、良かった!

2月14日  昨日は時間切れとなり組み立てずに家路に就いたので今朝から組み立てに
取り掛かった。 イヤハヤ単にケースを元に戻すだけだが何とも作りが上手くない。結局
2,200μFのケミコンを一回り小さな近年の物に交換したが、組み立てに1時間半を費やし
たのは初めての経験となった。 

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SONY, 8-301 日本初のトランジスタ・テレビ

2012-02-10 14:38:42 | Weblog

  今日お預かりしたのは日本初のトランジスタ・テレビとなったSONY、8-301の初期モデルで
電源コードとロッド・アンテナの先端部分が無い以外は全て揃っていた。 ところでこの機種を
世界初のトランジスタ・テレビと記している記事が時々見られるがこの機種の開発者、故島田
聡さんも記している様、この機種が市場に投入される前年、米Philcoが世界初のトランジスタ
テレビ H2010 (Safari) を市場に投入し可也の数が生産されたが2インチの小型CRTの画像を
凹面鏡に依って拡大、投影するタイプで虚像を、狭い角度で見る(せいぜい二人)方式だった
ので実用性はイマイチだった。 この種のテレビの修理、改造に付きましてはこちらのホーム
ページhttp://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

状態を診てみたがサイド・トリムのクローム・メッキにはピッティング(メッキの浮き)が可也
見られた。  またチャンネル・セレクタやファイン・チューニングつまみ等には可也汚れが見
られキャビネットにはキズは見られなかったが汚れが見られた。 今回の機種をこれまでに
30台程手掛けたが8-301のCRTでは断線を数回経験したので先ずはヒーターの導通を確
認したが幸い断線はしていなかった。 (輝度等実際の動作に付いては未だ不明)

2月11日 ゴーサインを頂いたので朝から部品交換に取り掛かった。

電解コンデンサ、一部のペーパー・コンデンサ、シリコン・ダイオードを交換した。

ロッド・アンテナもとのお話だったのでこの部分の修復に取り掛かった。

単なる伸縮すれば良いロッド・アンテナなら左程困難では無いが、基部で曲がる必要
があるので結構苦労する。 (オリジナルより35mm程長いがここはご勘弁頂きたい)

明日は実際に動作させてみよう。 しかし外観の見た目も何とかしたい気がする。

幸いCRTのエミッションは十分の様だった(高圧の安定度は十分では無かったが)。

調整後画像も出る様にはなったが輝度の直線性に問題が見られ高輝度部分での
サチュレーション(飽和)が診られ引き続き調整を重ねた。

調整後可也良好となり、垂直の直線性、振幅等も調整した。

1時間程ランニングを行ったが同期も安定しており実用上問題無く使えるレベルと
想われた(画像の下に見えている輝度の違いはカメラのシャッター速度の問題)。

2月13日 最後にDVDからの信号で動作を確認し好結果が得られたので終わりとした。

 

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BlaupunktのAM/FMカーラジオ Montreal (s)

2012-02-10 14:36:58 | Weblog

 一昨日フロリダの友人からの二つ目のパッケージが届き、カーラジオ3台の内のBlaupunkt
Montreal(s) のレストアに昨日から取り組んだ。 この種のカーラジオの修理、改造に付きま
してはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

AM/FM IF2のコレクタ(電源)回路に入っているコイルが取れて内部に落ちていた。 
ここを直した結果AMは機能し出したがFMが依然として機能しない。

仕方なくFMのフロント・エンド ユニットを分解した(ダスト・コアを戻すのが
大変なので余りやりたくはなかったが)。

FMのConv. V312(AF201C)のE、Cが同電位となっておりテッキリE-C間の短絡と想像
したが実際はエミッタ回路のパスコンC325(1nF)が短絡していた。 スチコンの短絡は
非常に珍しい。 この結果FMも良好に機能し出しカバレッジの改造に取り掛かった。

 

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Fentone (白砂) M1851 電池(SF)管5球ポータブル・ラジオ

2012-02-10 14:31:18 | Weblog

白砂さんはかつて可也の数の企業に多くのラジオをOEM供給していたが今回の物も
Fentone ブランドのM1851で、SF(25mA)管5球の3 Way モデルです。 この種のラジ
オの修理に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

元箱とクリスタル・イヤフォン(コネクタ欠)も揃っており、外観もアンテナを含め良好だった。 
3 Wayモデルだが電池でのみ動作を確認した。 流石RF付きで感度が良かった。

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