テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●McIntosh  MAC1700

2008-07-30 18:45:05 | Weblog

 

7月31日 カバレッジの変更は問題無く終わり、ステレオの分離にも問題は見られなかったが
一点気になったのはAFCの特性か、隣接する局を選局しようとした時に尾を引く感じで前の局
との混信が起きた。 MAC1700は初めてだがこれまでに可也の数のマッキントシュ製チューナ
ーを手掛けて来たがこの様な現象は始めてだった。 一度通り過ぎた後に少し戻せばこの問題
は左程気にならないがAFCをOn-Off出来ると良かったのだが残念ながらFMはAUTOのポジシ
ョンしか無い。

今日お預かりしたもう一台はマッキントッシュのMAC1700でFMチューナーとプリメインアンプが
一体となった物で、真空管+トランジスタのハイブリッドタイプとなっている。  このMAC1700は
始めてだがFMのカバレッジ変更のご依頼なのでこれまでに手掛けた物に近く特に問題は無い
と想うがサテ頑張ってみましょう。 この種の物の修理、改造に付きましてはこちらのホームペ
ージ
からお問い合わせ下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Becker EuropaⅡStereo

2008-07-30 18:41:55 | Weblog

 

7月31日 問題の元凶はAM/FMのバンド切換えスイッチに有り根本的な修理は出来ないが
接点のクリーニング等を行った。 次いでカバレッジの変更を行い、ステレオ・インジケーター
が断線していたので交換した。 昨日今日と何度かバンドを切換えてみたが今のところ良好に
動作している。

今日お預かりしたBeckerのEuropaⅡStereoはこれまでにも何度か手がけており特に心配は
無いがFM、AM両バンド共に動作しておらずご依頼のFMのカバレッジ変更の前にやらねばな
らないことが有る。  この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページから
お問い合わせ下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Bang & Olufsen Master 38

2008-07-28 14:53:22 | Weblog

 

一度3バンドと記してしまったが正しくは4バンドで長波、中波、短波x2が正しい様である。 
どうも欧州製の波長表記には慣れておらず混同しておりました。 (周波数表記が分り易い)

8月8日 バラストランプのシャントに3.6μFが使われていたが4.4μFに変え略Ihを定格に持って
行けた。 念の為バリコンのシールドを外したところ(下の画像)ペーパーコンデンサ50pFが使
われていたがこれも見事に絶縁不良を起こしていた。 IFTのコア4ヶ所も調整したが可也ブロ
ードで変化量が少なく複数回繰り返し、結果可也感度を上げることが出来た。 

8月7日 昨日に引き続きコンデンサ類の交換を行った。  通常この時代の欧州製ラジオでは
コンデンサの略半数を交換することが多いが今回のものではRF回路のバイパス用100pF程度
の小容量のコンデンサにもペーパー・コンデンサが使われており全て絶縁劣化を起こしており
全てを交換することとなった。 先日コンデンサの交換前に辛うじて動作していたのが不思議な
位である。 明日以降細部の調整に取り掛かる。

8月6日 CF7と110V/10Wのバラストランプを取り付けてみたがIhは約190mAとまあまあの値で
あった、今後若干調整を加え定格の200mAに持って行こう。 サテ、何とか中波を受信しだしたが
感度も音量も低く、また歪みが多いのでコンデンサを調べたところ(70年も経っており無理も無い
が)どれも可也絶縁が低下しており全数交換の必要がある。 既にRF周りは交換したがIFとAFは
明日以降とした。

一応4バンドで(中波が二つ有るのが目下解せない)可也シッカリしたコイルで構成されている。

8月5日 入手したCF7と、右は半ば切れていたバラスト・ランプ兼パイロット・ランプの230V/25
Wのランプ。 中々同様のデザインで且つ口金のサイス14φの物が無くこれも探すのに苦労した
が幸い110V/10Wの物が見付かったので若干工夫し使ってみよう。

8月4日 探した結果幸いTelefunkenのCF7が見付かったのでこれで進めることにした。

7月30日 割れていたCF7(本来はCF3)を入手すべくアレコレ探してみたが売っているところは
見付からなかった。 ただネットオークションに二人が出品していたので送料を聞いてみたが回
答は未だ得られていない(片方は英国のオークションなので英語で問題無いと想うのだが?)。
幸いベース部分が残っているので最後の手としては別の物をアダプターを作って使う手がある
がご依頼主に伺ってみよう。 *CF3はEh:12.6V,Ih:0.2Aの5極管でここではIF増幅を担っている。

 

今日お預かりしたのはデンマーク Bang & Olufsen (B&O) の1938年製 Master 38、3バンド
4球スーパーでラインナップはCK1-CF3 【欠】(残っていたガラス片にはCF7とプリントされてい
ました?)-CBL1-CY1でこの時代の8ピンの真空管は最早入手が困難で割れていたCF7(C
F3)を如何にして入手するか悩むところです。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらの
ホームページからお問い合わせ下さい。 上の画像の右上、グリッドキャップだけが在るところ
がCF3の位置です。 *3バンドだが実際には4バンド分のコイルが用意されている(8月6日)?

後ろに置いたのがスピーカーを含む木製キャビネットの前面。

電源部等に修理の跡が見られ、電源部にはブロックコンデンサの代りに日本製のケミコンが
使われていた。 他にも何個か新しいコンデンサがアチコチに見られた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●swatch の電話機 CORDLESSⅡ

2008-07-26 22:30:00 | Weblog

7月27日 昨日動作が可笑しくなったところを何とかせねばと今日の午後の殆どを費やしアレコ
レ試みた結果昨日と同様のレベルに戻すことが出来発信の確認を行った後次ぎのステップに進
もうとして受信(着信)出来ないことに気付いた。 3線式だからかと2線式えの変換を試みたがこ
とは簡単ではなさそうである。 一遍に暗雲が垂れ込めた感じだ。
*時々どの様にしたら連絡が取れるかとのお問い合わせを頂くが、殆どのところに詳細はこちら
ホームページからお問い合わせ下さいと、直ぐにHPにジャンプ出来る様にしてありますので上
の色の変わった部分をクリックして下さい。

今日お預かりしたのはswatchの電話機CORDLESSⅡで9年前にイタリアで購入された物とのこと
でした。 動作に付いては余りハッキリしませんでしたが届いた物を見せて頂いたところ使われて
いたハズのNi-Cd電池は無く、また電極には緑青がこびり付いており+の電極が折れておりました
(下の画像の左下)。 電極部分に外からクリップで電池を繋ぎ、実際に局線に繋ぎご依頼主に電
話したところ上手くお話し出来、ここまでは良かったのですが折れた電極を修理する為分解し中身
を苦労して取り出し(この種のネジを使わずパチント嵌め込む方式はときに苦労させられる)修理後
再度組み立てたが何故か動作しない!  モヂュラージャックが日本の仕様とは異なり、また親機
と子機に使うACアダプターもヨーロッパ仕様で230V入力なのでそのままでは使えず日本では殆ど
使われてなかったのでは無いかと想像されます。

画像からご覧頂けるか、リード線に依る配線は一切無く、全て電極を押し当て回路を作る、或い
は導電性のゴムを電極に押し当てスイッチを構成しているがこの種の方式は信頼性に欠しく自
分では好きではないがそうは云っておられず、明日以降もトライしてみよう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Rolls Royce 用スピードメーター

2008-07-21 18:05:09 | Weblog

昨日今日と取り組んでいるのは1980年頃のロールスロイスとベントレーに使われているスピード
メーターの一部で(オートマのレバー位置、走行距離、燃料の量、バッテリー電圧等)諸々の情報
を表示する部分の修理でマイクロ・コントローラーMC68HC11を使っており詳細に亘る情報無しで
は修理は困難(仮に有ったとしても困難だろうが)と想われたが無謀にも取り組んでみた。

お預かりした3台の消費電流を見たところ1台だけ1.2A程と他の物より1A程多く流れ、全く動作
せず、ディスプレイも光らない物が在った。 細かく部品を見たところセラミック・コンデンサが熱
で焼けている物が見付かり(表面実装なので定数不明)適当なコンデンサに交換したところ消
費電流が下がりディスプレイも光始めた。 しかしこれ以外の2台には目視に依る問題は見られ
なかった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●スタンダード SR-H436 (1964年)

2008-07-18 16:06:33 | Weblog

 

7月21日 今回最も難航したのは下の画像に在る電源スイッチ付きボリュームのスイッチ部分で
接触抵抗が可也在り、低インピーダンスの電源回路には使えず何度も小さな接点部分等を研磨
したりする必要が有った。 何とか好結果が得られ組込(組み込んではもう一度と10回程繰り返
したが)後の動作も良好なのを確認し終わりとしたが年と共にマイクロラジオの修理は益々困難
となった。

今日お預かりしたのはスタンダードのマイクロニック・ルビーSR-H436でSAMのTSM-49((Feb.
1965)に登場しているので1964年に製造が始まったと想われる8石のSP付き超小型トランジス
タラジオです。 IC以前のディスクリートでここまで小型に纏めた当時のスタンダードの技術者の
熱意に頭が下がります。 サテ、症状は電源が入らず、音声出力も無いと云うものでザット調べ
たところ電源スイッチ、ドライブ・トランス1次側断線、片方の出力トランジスタ(2SB262)+ドライブ
トランジスタ(2SD162)の特性不良が見られました。 この種のラジオの修理に関しましてはこち
らのホームページからお問い合わせ下さい。

ドライブトランスの交換から始めたが別の同一機種から外すしか無く1台を部品取りとした。
上の画像の青いビニールテープが巻かれたトランスがそれで下の画像は外した物。 サイ
ズは約7x9mmで今回の機種始めマイクロニック・ルビーの8石タイプでは最も故障頻度の
高い部品と云えそうです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●SONY Air-7

2008-07-18 15:49:48 | Weblog

午前中時間が出来たので先日来スケルチに問題が在るSONY、Air-7を分解してみた。 

スケルチ用スイッチ付きVRの抵抗値は47KΩ程であったがセンター(スライダー)は浮いており
完全にオープンになっていた。 調べたところスライダー(接触子/摺動子)が何故か無くなって
おりこのままでは如何ともし難いので先ずは同様のVRを探してみよう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●松下 T-1440 (続)

2008-07-11 17:29:16 | Weblog

7月15日 予想通り局発は正常に動作し受信できる様になったが発振周波数が可也
変わって仕舞い全てのチャンネルの微調整を行った。 イヤハヤ疲れた!

 7月14日 VIF以降が問題無いかイマイチ自信が無かったのでSGからVIF相当の信号を印加し
てみた。 結果Mixのグリッド以降は問題無いことがハッキリした。 しかしアンテナ入力に信号
を加えても何の変化も無く問題の元凶は局発に絞られた。 局発のコイルに外部からM結合で
局発相当の信号を加えたところ予想通り受信出来たので局発の問題のことは絶対となった。

発振回路を構成している部品のどれかに問題が在るのだろうと片っ端から当ってみたがどうも
局発のプレートとシャーシー間が不安定で下の画像の様に16KΩ程度しか無いことも有った。

下の画像の略右端に透明のビニールチューブ内に収まった抵抗(4本の内の1本の抵抗値が
6.8KΩと辛うじて読めたが後の3本は熱の為に焦げてしまって抵抗値は読めなかった)も回路
図の値(6.8KΩx二本+8.2KΩx二本)約7.5KΩとは大きく異なり約1.9KΩしかなかった。 
またビニールチューブの一部は熱の為に炭化しており、その近くに在ったファインチューニング
用のコンデンサを形成している(白い部分)部分を繋いでいるエンパイアチューブで被覆された
錫メッキ線がシャーシーに16KΩ程度で落ちて仕舞ったのが発振停止の原因では無いかと想
像したが今日は時間切れとなった。 しかしチューナーのシャフトは可也凝った作りとなってお
り分解、組み立てには多くの時間を費やし疲れた!

 

今日お預かりしたのは二ヶ月前に修理を担当した松下の昭和32年製T-1440で先日から映像
及び音声出力が無くなって仕舞ったとのことでした。 最も疑われるのは局発の真空管のエミ減
でしたが真空管にも回路にも問題は無さそうでした。  どうもVIF以降は動作している様なので
チューナー部分が怪しいのですがじっくり取り組んでみましょう。 *しかしオークションで売った
物の面倒をみない修理業者も困ったものです! この種のテレビの修理に関しましてはこちらの
ホームページからお問い合わせ下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Blaupunkt, Frankfurt TR

2008-07-10 17:06:12 | Weblog

7月13日 iPodからの出力をスイッチ切替で音声入力に接続する為のユニットを
作った。 これでご依頼の改造工事は全て終わった。

7月11日 コンデンサの交換を始め本体の次ぎに出力アンプに取り掛ったがスピーカー用出力
端子四つの内の一つに破断が見られた(下の画像の中央に在る銀色に光っているコンデンサ
の右の部品)。 スピーカー一つで使う分には問題無いが二つを使おうとするとこの端子を使う
ことになり問題なので見付かって良かった。 *この問題は時々この時代の物に見られる。

昨日お預かりしたのは1960年頃に発売されたBlaupunktのFrankfurt TRでトランジスタ、3石
をB電源と音声出力に使った最初の真空管+トランジスタのハイブリッドタイプです。 ヨーロッ
パ仕様の機種でダイアル面に緑のプリントが使われている希少タイプでもあります。 
 サテ、ご依頼はFMのカバレッジを日本仕様に変えることと、iPodからの入力端子を設置する
ことですが使われているコンデンサが既に半世紀近くを経ており絶縁劣化が気になりました。 
この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●300Bシングル ステレオアンプ

2008-07-06 16:25:40 | Weblog

 

7月7日 問題点を再度確認したところハムが気になるとのお話しだったので再度ハムに着目
し動作を確かめてみたが単体では全く問題は見られなかった。 直熱管を使うので当然とも云
えるがヒーター(正しくはフィラメント)回路は可也慎重に作られており、直流点火に加えキチント
ブリッジが構成された回路となっていた。 また+Bの方も両波の倍電圧整流回路でリップルも
見られなかった。   ハムの原因が何処に在るのかトータルのシステムを診た訳では無いので
ここではこれ以上云えないが、前段或いは接続された機器に原因が在るか、または各々のグ
ランドの電位差に依るものかも知れない。

今日お預かりしたのは300Bシングルのステレオアンプでお話では昔親戚の方が組んで呉れた
物で故障しており動作してないとのことでした。 ECC83-12BH7A-300B(x2系統)と云う構成
のステレオアンプですが問題無く動作しており誠に不思議です。 この種のアンプの修理に付き
ましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Becker, Monte Carlo (続)

2008-07-05 17:34:51 | Weblog

久々に難航したBeckerの1950年代中頃のMonte Carloですがこの5日程を掛け何とか好結果
を得ることが出来ました。   修理前の画像との対比は先日のこの機種の日記のところに加えまし
たのでご参照下さい。  この種のラジオの修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合
わせ下さい。 修理が終わりましたのでオークションに出品致しましたのでご覧下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Bosch MOT 401 イグニッション・オシロスコープ

2008-07-01 19:08:05 | Weblog

 7月8日 日曜日、気を取り直しジックリと回路を追ってみた。 オペアンプの一つに疑問を持っ
たので交換してみたが左程結果に変化は見られなかった。  若干解せない点が有ったが同一
機種を使っているガレージに運び実際に使ってみて貰ったところ何の問題も無く寧ろお使いにな
っている物より動作は良好だった。 仕様がハッキリしていれば多くの時間が無駄にならなかっ
ただろうと悔やまれますが先ずは一件落着、ヨカッタ!

MOT 401の唯一の救いは上下の画像から見られる様、メイン基板が簡単に取外せる点で両面
パターンがどう繋がっているかを比較的楽に追える。 無論回路図や部品配置図が在ればズッ
ト手間は省けるが。下の左端の出力トランジスタには永年使われなかった為の錆びが見られる。

今日お預かりしたのは先日も手掛けたMOT401で先日の物と同じ様な症状(水平偏向は有るも
のの垂直偏向が機能しておりません)でした。 出力段のコンプリメンタリのトランジスタを交換し
垂直偏向は機能し始めたのですがどうも感度が足りない様想われます。  こうなると回路図は
必須でサテ困った!

(下)基板の左端が垂直の出力でガラスエポキシ基板が熱で茶色に変色している。

(下)垂直一杯に振れても良いのですが一桁小さい感じです。 前段のアンプも壊れたか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする