テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

コロナ RT20 (1962年)用 カーラジオ 86120-20020

2017-09-29 23:46:21 | Weblog

今日お預かりしたのは1962年製のコロナ RT20 に使われていると伺った松下の6石カーラジオ
で雑音しか出力されないとのことだった。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこ
ちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

伺った通り雑音しか出ず、どうも局発が機能していない様だった。 しかし6石のハズなのだ
が5石しか見当たらない。(後で分かったことだが細長いIFTのケースには1石が入っている)

回路図が在れば簡単なのだが可成り時間を費やしてヤット上の基板内の周波数変換用トラン
ジスタの場所が分かり外した。 ただこのトランジスタ 2SA103 に問題は診られなかった。

調べを進めた結果局発用のコイルが断線していることは分かったが一度外し、再度組み込む
のに(コイル3個をマウントしている部分が何とも扱い難く)難航し優に2時間を要した。

こう云ったコイルの断線は国産の物にしか見られず、年に1度有るかどうかと云う頻度だ
が毎回泣かされる。(断線の原因は巻き線の所に付着した化学物質と想われた)

切れていた右側の部分を一度解き、再度巻き直し組み立てた。

サテこれで局発は機能し始めるだろうと考えていたが(通常はそうなる)何故か発振しない?
イヤハヤ難航することは想像していなかったが暗雲が漂い始めたところで時間切れとなった。

9月30日 どうも局発用のメインのコイルが可笑しい。(永らくカーラジオを手掛けて来たが
局発のコイルが可笑しいと感じたのは初めてとなった)

共振周波数とQをみてみようと外部から0.5~3MHzの信号を加えたが共振点は見出せ無かっ
た。 可笑しい! 一次側か二次側がレアショートでもしているのだろうか?

ならばと午後何時もの部品屋さんで局発用のコイルを買って来た。

今回の機種に使われている200pFのコンデンサでの共振周波数は約603KHzだった。実際に
は前面に在る選局用スラグ同調コイルがパラに繋がるので発振周波数は1.5倍程となる。

局発は一応発振し始め、約1MHzまでは良好に動作し出したが、1MHzを超えた辺りでパタット
発振が停止して仕舞った。 念の為トランジスタのhfeを確認し、更に別の物でも確かめたみたが
問題は解決しなかった。  どうも購入した物と元々の物の帰還量が可成り違う様だった。  こう
なると元々の物を巻き直すしか無さそうだが巻き直しは簡単では無い。

10月2日 ゴーサインを頂いたので局発のメインのコイルに取り掛かったが使われていた
のは0.08φ程の線材で普段使っている拡大鏡では巻き終わりの状態が見えなかった。
こうなると同じ時期の松下製のカーラジオから局発用のコイルを外したいが手に入るか?

10月3日 昨夜コイルを持ち帰り深夜精神を集中させ巻き線を何とか解こうと取り組んだ。 一応
解くことは出来たが何せ0.08φのポリウレタン線で巻き直しは至難の業なのでもし類似のコイルが
手に入らなかった場合の最後の手にすることにしよう。 ご依頼主に類似機種の送付をお願いした。 

念の為自分が持っている松下製の古いモデルを探してみた。 以前修理をした際部品取りとして添
えて頂いた物が可也古く昭和40年頃の物の様だったのでここから局発コイルを外してみた。

二次側の巻き線の方向が逆だったが好結果が得られ、無事中波全域をカバーすることが出来た。
次いでトラッキングだけでなくIFの調整も行い可也感度を上げることが出来た。

電解コンデンサも先々のことを考え全て交換した。

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帝国電波 11A (8 transistor) ピクニック・ラジオ

2017-09-27 14:13:25 | Weblog

今日お預かりしたのは数か月前にも同型機を手掛けた帝国電波の 11A でお話では音量が変
わらないとのことだった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームペ
ージ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

動作確認だけをするつもりで通電してみたが低周波が辛うじて動作しているだけで高周波系
は全く動作しておらず、音声出力は皆無に等しく伺った症状とは異なっていた。

基板を見ながら気になったのが上下の画像でRFチョークと赤いスリーブが被ったリード線の
交点の半田付けが他とは違い最近為されたものだった。(画像からは多分判別不可能)

高周波系に電圧が掛かって無かったが原因はこのRFチョーク (RFC) の配線で、後から分かっ
たことだがここは-6Vライン、片やRFCは本来OSCコイルとスラグ同調のOSCコイル間に入って
おり、このOSCコイルの片端はグランドに落ちている。 つまり-6Vラインがグランドに落ちてい
たので高周波系が全く動作していなかった。 しかし誰が、何故この様な誤配線をしたのか? 
最初の状態を知らないがわざわざ壊して仕舞った様想われる。 

配線を直し、電解コンデンサの容量抜け等が気になったのでMPコンデンサ一つを除き全て
交換した。 

併せてトラッキング調整も行い可成り感度は増加したがバーアンテナは使われておらずロッド
アンテナのみなので通常のトランジスタラジオの様な感度、音量は得られない。 

 

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アイワ CR-AS07 超小型AM/FMラジオ

2017-09-26 13:43:43 | Weblog

今日の午後は仕事場の在る集合住宅の集まりが有り、その後は夕方から家内の慰労で食事に出掛
ける為仕事は休みとした。 偶々昨日AMが動作しないと気付いたアイワの超小型ラジオ CR-AS07
を診てみた。 こちらえのご連絡は HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお願い致します。

電源は単四1本で賄っているがサイスは約82x41x16mm。

ポリウレタン線は0.08φ程度の物なので見難いのですが基板から4mm程のところで切れていた。

同じ0.08φのポリウレタン線を先ず繋いだ。

次いでバーアンテナ側の切れていた部分を見つけ出し幸い上手く繋げた。

良好に動作してくれ一安心。

 

 

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SONY, TR-1000 (4バンド受信機)

2017-09-22 16:27:02 | Weblog

  今日お預かりしたのは SONY, TR-1000 で全く機能しない様だった。 この種のラジオの修理
改造に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わ
せ下さい。

最初に伺ったことだがバーアンテナが欠けている。 早速通電してみたが動作はせず、唯一MW
の局発のみ機能していた。 しかし何故バーアンテナを外して仕舞ったのか?

後段から徐々に前段に移って行ったが、上の画像の中央に在るIF Amp以降は機能していたが
その入力段 IFT201 の一次側の動作が可笑しかった。

何とも IFT201 の動作が解せないので思い切って外してみたが今日はここで時間切れとなった。

9月23日 昨日に続き朝から取り掛かった。 IFT201 を外す際にピンの1本が抜けて仕舞い
何時もの部品屋さんで買うかとホームページを見たが7mm角の物は無かった。 友人にも
聞いてみたが無く何とか直せないかと取り組んだ。

幸いピンの根本でコイルが切れていたので繋ぐことが出来、早速共振周波数を調べてみた。

上の画像で周波数が見難いが約434KHzと本来の周波数から21KHzも低い、何故離調したか?

本来の455KHzに合わせ組み込んだ。 しかしこの機種では組み込んだ後は調整が出来ない。

IFT201 の一次側も455KHzは通過する様にはなったがトランジスタ X202 の入力側に加えた
信号は増幅していなかった。

元々 X202 には 2SC403 が使われていたが手元に在った 2SC401 に交換した。

結果 SW1~3 は機能し始め、MW も手元に在ったバーアンテナで低感度ながら一応機能した。

ケミコンの劣化が気になったので全て交換することにした。 (交換後突然機能しなくなった)

調べた結果低周波の初段の石 2SC402 の足が折れていた。

低周波、及びIF基板内のケミコンを交換し、バーアンテナを購入すべく部品屋さんに向かった。
しかしトラッキングの調整には梃子摺りそうな気配が漂い始めた。(今日部品屋さんは祝日で
営業は午後5時までと店の前に6時に着いてから知った!)

 

9月24日 部品屋さんは10時開店だが10分前に着き店の前で開店を待った。 バーアンテナ
2種と455KHzのIFT、3種を購入した(HPではIFTの所に7mm角の物が無く、テッキリ取り扱い
を止めたのかと想ったが別の所に在った)。

各バンドのトラッキングの調整に取り掛かったがどうもIFのゲインが不足している様なので
シャーシを取り出しIFT201の調整を試みた。

IFT201の調整結果可成り感度は増加した。 次いで昨夜我が家で確認しておいた各バンドの
調整箇所に取り掛かったが、かつて経験したことの無い様な時間を費やした。

全てのバンドは機能したのだがバンド切り替えに依って感度が可成り高くなることが有った。
これの原因はバンド切り替えスイッチの接触不良が先ず考えられるが、もう一点RFでの発振
が考えられる。 ただ発振の場合に診られる様な発振音は無くハッキリしない。

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フォード ムスタング (1968年)用 Philco 製 カーラジオ

2017-09-21 12:16:55 | Weblog

今日お預かりした2台目は Philco ブランドのカーラジオで Philco のラジオ、テレビは多くを
扱って来たがカーラジオは初めての経験となった。 Philcoが事実上倒産したのは1961年末
と記憶しているが、その後 Ford の傘下に入り Philco-Ford として引き続き生産していたこ
とは聞いていたが実際の製品を見るのは初めてとなった。 この種のカーラジオの修理、改
造に付きましてはこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合
わせ下さい。

お話では上のダイアルで6の辺りでしか聴こえないとのことだった。

 

早速通電してみたが他も一応受信は出来ていたが確かに感度は少し低かった。

IFとトラッキングの調整に依って感度は増加したが、低周波のモーターボーボディングの様
な発振が診られた。 構造から電解コンデンサの交換は難航する(先ずコイル3つのリード線
を全て外しておかなければならない)ことが想像出来るがゴーサインを頂いたので近々取り
組ませて頂こう。

9月22日 コイル3つでリード線は8本と想っていたが実際は10本で一時別の基板(上部)に移し
替えた。 イヤハヤ電解コンデンサの交換には想定した時間の倍近くを要して仕舞った。 しか
し可成りの数のカーラジオを手掛けて来たが今回の物の様に部品交換の難しい物は殆ど無い。

 

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神戸工業製カーラジオ RS41 58120B

2017-09-21 10:43:48 | Weblog

今日の1台目はこれまでにも可成りの数を手掛けたシリーズでノイズだけで受信していない
とのお話だった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

早速通電してみたがお話の通り、可成り激しいノイズの出方だった。

9月21日 ノイズが何処で発生しているかを見付けるのは可也難航することが多いが、どうもDXスイ
ッチ(感度切換スイッチ)の接点に問題が在る様だった。 ここを修正後ランニングを開始し昨日に続き
今日も行っているが今のところ問題は無さそう。

9月23日 ランニング中音量が減ったことが有った。 軽く叩くと元に戻ったが、特に自動選局後この症
状がでることが有ったので制御のリレーの可能性が高そうだがここの接点を磨くのは至難の技で腰が
引けるがどうするか?

9月25日 リレーの接点を磨くべく分解に取り掛かった。

各接点の接触抵抗を診てみたが予想に反して全く問題は診られなかった。

元の形に組み込んで軽いくショックを与えてみたが時に音声出力が無くなる問題は引き続き
診られた。 こうなると全ての部品を一つ一つ当たらねばならずここまでとさせて頂いた。

 

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Bosch, MOT 250, Motor Tester

2017-09-20 11:08:43 | Weblog

今日お預かりしたのは久し振りの Bosch のテスターでブラウン管が光らなくなって仕舞ったとのお
話だった。 この種の機器の修理に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

水平偏向は約30KHzで高圧も(多分)問題無く出ていた。

ブラウン管のヒーターの点灯具合は想像を超える明るさだった。 (明る過ぎる気がする)

ブラウン管は発光しておりテレビのラスターの様に画面全体が光っていてここからは水平、垂直両
偏向が機能している様だった。 ただ上の画像で垂直方向の中央に少し黒くなっている部分(線分)
が見られることから中央に横一線となっていた可能性が有る。 (本来の動作が分からない)

9月21日 メインの基板上の IC は TDA2593 で同期と水平偏向用の物だった。

電源基板と想われる方に使われていた IC の一つが TDA 4718 A で Single-Ended and Pusg-Pull
Swithed-Mode Power Supplies (SMPS) で電源用。

もう一つは HEF 4049BP で Hex Inverting Buffer 何ビットかのデータのバッファーか?

上の二つの型番は読めず。

入力には RCAフォノ・ジャック が使われておりモニターとの考えが強くなる。

CRTは M31-340WR/ED だがネットで探してみたが見付らず、フランス?の方が記したフォーラム
に関連記事が有り、そこでの簡単な仕様では Eh は 12V とのことだった。

メインの基板上に在ったTDA2593の部品番号が IC2 となっていた。 つまりIC1が在る訳
で改めて細かく見てみた。 IC1はヒートシンクの下になっていた為気付かなかったが多分
このICが垂直偏向を担っているのだろう。

午後Mさんに手伝って貰ってビデオ信号を加えてみた。 一般的なRS-170なので今回の機種
の水平、垂直の周波数とは可成り異なるのでまともな画像は得られそうも無いが何か表示さ
れると考えていたが想像通り下の様な結果が得られた。 つまりモニターに問題は無い。

 

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帝国電波、RP-904等3台

2017-09-20 11:06:12 | Weblog

 

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仕事場の飼い蜘蛛

2017-09-19 16:49:28 | Weblog

仕事場のPCで作業をしている時に突然現れた蜘蛛(多分ハエトリグモ)の顔を何とか撮影しようとし
たが動きが速く、またこちらのデジカメに望遠機能が無いので余り大きく撮ることは出来なかった。
帰宅次第早速調べてみよう。 こちらえのご連絡は HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお
願い致します。 昨日だったかSONYのアンプで使われているケーブル(機構部品)の問い合わせが
有ったが連絡先が記されておらず回等が出来ない。

USBのコネクタの上に乗っておりここから大体の大きさが想像頂ける。 体長は約5mm程か。

帰宅し家人に画像を見せた。 彼女からは直ぐにアダンソンハエトリ (Hasarius adansoni) と告
げられ自分でも甥の纏めたハンドブックで確認したが間違い無さそうだった。 因みに♂です。
実は自宅にもこのハエトリグモのカップルが居り、オスにはタッチャンと名前を付けたとのこ
とだった。

 

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(英)Vidor, CN435

2017-09-19 15:38:22 | Weblog

先日動作確認を20年振りに行ったが殆ど動作せず不思議に想っていた。外部からIF、470KHz
を加えると辛うじて出力は出たが中波は全く受信せず、長波は一応機能していた。 この種の
ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い
合わせ下さい。 

画像を撮って無いが1本何処にも繋がって無いリード線が有った。 回路図を見ながらもしかし
てと想像したのが中波用コイルでこの想像は幸い的中した。 実は蓋の裏側に中波と長波の
ループアンテナが在り、そこから合計3本のリード線が出ているのだがその一本が切れていた。

他に中間周波増幅 DF96 がソケット部分で接触不良を起こしていた。

これらを直した結果可成り良好に動作し始めたのだが、ノイズが混入し、動作が停止して仕
舞う問題が診られた。 B電源の電流を細かく観察したところ良好な状態から少し電流が減り
一度動作が停止した後電流が増え始めると動作も復帰していた。 この状態が確実に起きて
いたのでAVC回路のコンデンサに問題が在るのではと想像し交換してみた。

上の回路図では C13 に当たる0.05µF(CN434の回路図上は0.01µF)を交換した結果ノイズは
ピタット止まった! めでたしめでたし

 

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Westinghouse, H-508P4 (1954-1955)

2017-09-17 12:53:53 | Weblog

今日取り組んだのはWestinghouse, H-508P4 で動作を確認したのは20年程前なので久し
振りに通電してみた。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

確かこの機種の別名はピーターパン・ラジオと呼ばれていたが何故そうなったかは不明。

上の画像の金色の部分に45VのB電池が格納されるのだが本体の爪の掛かる部分が欠けてお
り立てると自重で落ちて仕舞う。

使われているのはSub-Mt管4球だが型番は読めなかった。 この時期のSub-Mt管4球モデルの
多くは 1V6-1AH4-1AJ5-1AG4 と云うラインナップだが内部が見えている3球のゲッターが
非常に薄く真空度が気になる。

当初A電源回路が短絡していたが原因がハッキリしない内にこの問題は見られなくなった。

この機種が作られたのは1954-1955年のことは間違い無い様だが何故かどの書き物にも登場
しない。 以前手掛けた際に回路図が在った様な記憶が有るのだが自信が無くなって来た。

どうもB電源回路が入らない。 A,B両電源のON-OFFを担っているのは上の画像に見られる
接点だが先ずは表面が酸化して仕舞っている様だった。 ただ単に表面を綺麗にしても上手
く通電せず、両者が同様に長いバーの先端の接点に接触しなければならない。

何度かトライアンドエラーを繰り返し両電源は入る様にはなったがそうこうする内にB電源
の電流が可成り流れる様になり調べたところデカップリング用の電解コンデンサ(下の画像)
が短絡していた。

このコンデンサを交換した結果電源投入と共に出るノイズは大きくなった。 外部からIFの信
号を加えてみたが辛うじてIFはアンプしていたが道のりは遠そうだったので今日は諦めた。

 

 

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この子(蜘蛛)の名前は?

2017-09-16 23:05:22 | Weblog

今日は午後集まりが有り世田谷区に戻った。 会場に向かう途中目に入ったのが画像の蜘蛛
でデジカメを向けている自分の横を通り過ぎて行った多くの方々もいちおうに 『大きい』 と驚
きの声を上げていた。 下の画像を撮っていた時に逃げ出したのを懸命に追った画像が上のも
ので脚を開いた状態では約9~10cm程だった。 かつて茅ケ崎で暮らしていた際時々見かけた
女郎蜘蛛も可成り大きかったがその1.5倍程は有った。  甥がこの辺りに明るいが (彼の専門
とは少し異なるが) 聞いてみるか。

9月17日 ネットで少し探してみたが直ぐにアシダカグモと分かった。 ゴキブリを捕食するそうなの
で飼ってみたい気もするが家の者は何と云うか? 矢張り日本最大級とのことだった!

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RCA Victor, 1-TP-1HE (1961)

2017-09-14 17:12:26 | Weblog

今日取り組んだのは RCA Victor の 1-TP-1HE で全く動作していなかった。 この種のラジオの
修理、改造に付きましてはこちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問
い合わせ下さい。

電池は近年使われて無い4Vの(多分水銀電池3個を使った)物だがテストは4.5Vで行った。

上の画像に見られるスピーカーは極普通に見えるがボイスコイルのインピーダンスは100Ωと
高く、更にセンタータップ付きでそのままプッシュ・プルのコレクタに繋いでいるOTL。

回路を当たったところ低周波とIFは機能していたが周波数変換が停止していた。

周波数変換を担っているのは上の2N412で、E-B間の電位差が無く短絡を疑ったが問題無かった。

ベースバイアスが掛かって無い原因は-ラインが途中で切れていた。 上の画像で1箇所はハッ
キリ見えているが、もう一箇所は見えない位のクラックだった。  これらを修復した結果一応動作
し出し、更にトラッキング調整の結果良好に機能し出した。

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Sinclair, MTV1 Micro Vision

2017-09-14 12:18:02 | Weblog

先日手掛けた同一機種の同期系に問題が在り、使われているICが入手出来なかったがご依頼主
が同一モデルを見付けてくれたので近々落ち着いた時に取り組ませて頂こう。 この種のテレビの
修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い
合わせ下さい。

10月20日 ヤット精神的余裕が出来たので取り組んでみた。

音声は問題無く出力したが、映像は何としても同期が取れなかった。 コントラストも非常に低い。

別の機種だがフル充電に依って動作が改善されたことが有ったので念の為3時間ほど充電し再度
動作を診てみた。 一瞬不完全だが画像が現れることが有ったが矢張り同期は取れず、前回のモ
デルと略同様の結果しか得られなかった。 こうなると今回の物から時間を掛け同期分離のICを
外し、先日の物に移植しても好結果が得られる可能性は殆ど無いと想われる。

自分でもこの機種を3-4台持っているので交換するユニットを探してみた。 上の画像の左の
物は音声基板で、下の物はIFと同期分離が収まった基板。 これらは簡単に交換出来る構造
になっているので最後の手に取っておこう。

カラーでは無いのでNTSCと記すのは抵抗が有るが分かり易いので敢えてこう記すことにし
ますが。 NTSCで駄目ならPAL仕様ではどうかと試してみた。 

想像は的中しPAL仕様の信号では良好に同期が取れキチント画像を見ることが出来たが、周波
数が不安定な感じで上手く映像が現れたかと思っても直ぐに消えて仕舞った。

サテこうなると最早お手上げで残念ながら好結果を得るのは難しい様想われた。 

 

10月21日 昨日の夕方から充電を続けて変化を診てみたがAFCが機能してないのか周波数が
直ぐにズレて仕舞う問題は改善されなかった。

3ヶ月程前に動作を診てみた物がPAL仕様ではどうか試してみた。 同期は取れていたが画像の
ペデスタル・レベルが安定しないのか時にウッスラ画像が現れたが非常に不安定だった。 残念

Inspection 2.5H - Broken frame=0  

 

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Blaupunkt, Wolfsburg

2017-09-13 22:15:20 | Weblog

 

今日お預かりした Blaupunkt, Wolfsburg の画像を仕事場ではアップ出来なかったのでデジカメを我が
家に持ち帰りアップしようとしたが電池切れで叶いませんでした、明日改めて仕事場からアップ致しま
すがこの種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。  次回からは充電器も持ち帰ることにしよう。 

余談だが選局機構のシャフトにはグリスが可也付着していたがどうも違和感が有り細かく診たところ
何とGの子供、体長3-4mmの死骸が10匹以上見付った。 何故殆ど密閉されている中に卵を産めた
か理解出来ないが一時蓋を開けっ放しだったのだろうか?  いやはや処理に時間を要した!

お話ではiPod等の入力で全く低周波出力が無いとのことだったが問題は全く診られなかった。

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