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テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

松下 TR-005 ((1971年)

2010-01-31 18:36:14 | Weblog

 今日お預かりしたのは松下 (パナソニック) の TR-005 で米国の書物の中には 1969年発売と記
された物が有るが、国内仕様の TR-603A は 1971年9月発売なので 1969年には甚だ疑問が残る。  
この種のテレビの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い
合わせ下さい。

上下の画像からご覧頂ける様、ブラウン管の中央に蛍光面の焼けが見られるがそうとう長い
期間垂直偏向が止まった状態で光らせていたことが想像出来る。 この焼けが画質にどの程度
影響するか今は何とも云えないがラスターが出始めてから判断することとしよう。  先ずは
垂直偏向回路に近々取り掛かることにしよう。

2月1日 垂直偏向回路の修理に取り掛かった。 予め昨夜机上で原因と考えられる部分をピッ
クアップしておいたので可也効率良く確認が出来垂直偏向の問題は解決したが幾つか別のの
問題が見られた (テレビの場合、動作し出すとそれまで見えていなかった問題が表面化するこ
とが多い)。 

前面のアクリル?の白濁は仕方無いとして、VHF Highのランプが切れており、またブラウン
管の焼けは可也目立つことが分かった。 また映像回路のf特が劣化している様でコントラス
トが低く、また可也眠い画像となっている。 他に水平偏向が波打っている様な現象が見られ
るが、サテどこまで手を加えるかご依頼主に伺ってみよう。

2月2日 TR-005 の画質もだが周波数の安定度に不安な部分が見られた。  サテ本来はどの位
の画質、安定度か別の国内仕様 TR-603A で確認したのがここから下の画像です。

チャンネルに依っては隣接チャンネルとのビートが見られるが 8 Ch の様に下側に無い場合
はビートも無く良好に受像出来ており、また安定度にも全く問題は見られ無かった。

2月4日    ブラウン管の焼けは可也深刻で、また水平の縞模様、解像度の低さ、周波数の不安
定さ等々可也の作業量となりそうなので以前レストアしておいた日本仕様の TR-603A の中身
と交換することにしたが電気的には良好なもののベゼル、ブラウン管カバー等は TR-005 の物
の方がズット良好だったので 2台の良いところを選んで 1台に纏めた。

結果動作も、外観も可也良好な物となり一安心!

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品川水族館

2010-01-31 18:11:25 | Weblog

  今日は久し振りに水族館を訪ねた。  先日テレビで見た【なめだんご】が気になり偶々品川
水族館を訪れたが今日これまた偶々松下の TR-005をお持ちになった方とご一緒だった方のお
話しではこの辺りでなめだんごが見られるのはここしか無いのだそうでラッキーでした。

上下がお目当ての【なめだんご】なのですが残念ながら横顔しか見れませんでした。  しかし
近年のオートフォーカスのデジカメでは動く  暗い被写体では何ともピントが合わず、写した
画像の半分もピンボケで使えなかった。  例えば焦点や絞り、シャッタースピードを固定出来
た方が未だ上手く撮影出来るチャンスがありそうだ。

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Philips, BX 998 A (1955)

2010-01-30 17:31:06 | Weblog

今日お預かりしたのは確か 4度目となる Philips の BX998Aで 2005年7月に最初にレストアし
てから 4年半となる。 国内で手掛けたラジオとしては最大の大型ラジオは先日ダイアル糸
が切れて仕舞ったとのことでした。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらの
 ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

使われているダイアル糸等は合計で 16種類でイヤハヤ驚かされるが特に今回切れた FM 用の
ものは半分スチール・ワイアー、半分ダイアル糸となっており一層複雑になっている。 上の
画像に見えているダイアル糸が切れて仕舞っておりシャーシを出さねばならないが  それだけ
で 1時間近くを費やす作業となる。  スピーカーが乗っている板がダイアル板より下に来てお
りたかだか 1cm 程だがこの重なりの為にスピーカーの乗っている板を外さないとシャーシー
が後ろに引出せない構造の為、毎回泣かされることになる。

2月1日  人に依ってはダイアルの糸掛けを嫌う方が見られるが、今回は自分でも
可也泣かされた。  数度やり直し好結果を何とか得たが国産の殆どのラジオのそれ
に比べると 1桁難しいこの機種の糸掛けはこれを最後にしたい。

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カーラジオ用ツマミ

2010-01-27 12:30:22 | Weblog

2月15日 別途ご依頼の有った全体的な診断(ボリュームにガリオームが見られた)
とハイウェイラジオ 1,620KHzまで受信出来る様受信範囲を広げる改造を行った。

  ホンダの TN アクティ (軽トラック) 用カーラジオのツマミが無くなったり、壊れた為似た物
が無いかとのお問い合わせを頂いた。 この種の物はやたらと種類が多く内/外の形やシャフト
との結合方法も千差万別で本体が在れば直ぐに分かるのだが壊れたツマミが送られて来ただけ
なので判断は難しくなる。 本来のツマミは左下の文字がプリントされた物。

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B&O (Bang and Olufsen), JET 513 (1958)

2010-01-26 17:35:15 | Weblog

 今日お預かりした B&O の JET 513 は 1958年製のマジックアイまで加えると 6球のトランス
レス、4バンド (長波+中波+短波+FM) ラジオです。  ラインナップは UCC85-UCH81-UF80-
UBF89-UL84-UM4 で先日突然音が出なくなったと云うお話でした。  この種のラジオの修理、
改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

故障の原因は電源回路に在った(終わった後、底板に回路図が貼ってあるのを見付けた)。 
サテ、コンデンサの一部は劣化が進んでいる様だが、また AM が動作しないのは周波数変
換の UCH81 に原因が有りそうだがこの真空管の手持ちは無く米国に発注する必要がある。 
また折角なので FM は日本バンドに改造された方が後々便利かと想うが費用が発生するこ
となのでご依頼主に伺ってみよう。

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クラリオン RI-325F (再)

2010-01-25 17:40:42 | Weblog

昨年 11月にお預かりした際は選局機構が空回りしており、また AM が機能しないと云う症状
でしたが今回の問題は FM が聞こえなくなりノイズだけになって仕舞った (AM は問題無し) と
云うものでした。  この種のカーラジオの修理、改造等に付きましてはこちらの ホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

国産のこの種の物では何時ものことだが回路図も、何も無く作業効率は低いが回路を追った
結果どうも FM の高周波増幅に使っている FET の D-S 間が短絡している様な動きだった。

何時も行っている部品屋さんの HP で探したが同じ物は無く、類似の物を取り寄せて貰うこ
とにした。 しかしこの (上の画像) 基板の下には AM/FM のコイルが計 6個在り、基板を外
し半田付けをするのも容易では無い。  多分配線を 30ヶ所程外さねばならず何とも泣かされ
る構造だ。

取り寄せて貰った FET を何とか組み込んだ。 結果良好に動作してくれ一安心。
もう一点ステレオ・インジケーター (ランプ) が切れていたのでこれも交換した。

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20年目となるAWC

2010-01-23 22:07:01 | Weblog

AWC (Antique Wireless Club アンティック ワイアレス クラブ) の最初のミーティングは 1991
年1月に開催されたので今月で丸 19年となった。 この間波風が全く立たなかった訳では無い
が兎にも角にも大過無く過ごせたことは喜ばしい限りである。 今日は残念ながら忙しかった
り、急な体調の悪化で欠席された方が数人いらした為5人でのミーティングとなったがその分
中身の濃い集まりとなり、また今後の運営に関する前向きなご意見も多数頂けた。 
今日集まられたメンバーの簡単なプロフィールは次の通りです

某高級オーディオ機器メーカーで技術を担当している O さん。 AWC の最初からのメンバー
の一人で、太平洋戦争前後のラジオの収集及びそれらに関する知識の豊富さでは彼の右に出
る人を知らない (氏の運営するラジオ博物館もいまや多くの方に知られている)。 またラジオ
以外でも車、特に EV(電気自動車)の分野でも日本を代表する一人として活躍されている。

某電気メーカーでブルーレイの開発を担当している J さん (こちらの方が多くの方々に知られ
ているので敢えてご本名のイニシャルでは無くこちらを使わせて頂きました)。 氏が運営され
ているトランジスタラジオ関連のコミュニティーも盛んな様で、また SONY さんの ICF-6800
等 PLL シンセサイザーを使った受信機の修理で彼の右に出る人を知らない。

比較的新しいメンバーの T さん、小生のブログを隅から隅までまで熟読頂いている様で本人
も忘れ掛けている記事を思い出させて頂ける貴重な人材。 今日は最近こちらで起こった問
題と似た(但し氏の場合は昔し担当された古い医療機器の修理に関するお話しでしたが)ト
ラブルのお話しを頂きました。 また T さんはラジオ以外でもスバル360 のレストアに関して
はツトに有名でサテ何台お持ちなのか?

某国立大学に併設された通信に関する資料館のお守を OB としてやられ、また氏のご先祖が
発見した貝に関する資料館のお守もと東京と長野を行き来していらっしゃる M さん。 AWC
スタートの翌月入会されたので略創設時からのメンバーと呼べる。今日は 20周年を祝う  小
生には大変有り難い AWC の会報用原稿を頂いた。

最後に小生自身。 今日は小生のブログに付いて「グチを言うのでは無く、もっと前向きなこ
とを書くのが良い。 また複雑な修理を行ったときはより細かくそれらを説明された方が良い
のでは無いか」とのご意見を頂いた。  ただこと細かく記すことはこちらのつたないノウハウ
を知らしめすこととなるので少し腰が引けております!  サテ   今年も新たなメンバーが加わ
ってくれることを切に願っております。  入会希望の方は簡単なプロフィールを小生宛お送り
下さい、このブログにメールアドレスを添えコメントを頂く形でも、また小生の ホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からでも無論結構です。

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QUAD の FMチューナーFM1 + マルチプレクサ

2010-01-20 15:04:59 | Weblog

今日お預かりしたもう一台は QUAD の FM チューナー FM 1とマルチプレクサでこちらも何
度か経験が有り問題は無いが先ずは電源部の製作に取り掛かろう。   この種のチューナーの
修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下
さい。

 

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McIntosh, MX110

2010-01-20 14:56:52 | Weblog

今年初めてとなるマッキントッシュの FM ステレオチューナー MX 110 で可也慣れた機種で
すので早速取り組ませて頂きましょう。   この種のチューナーの改造、修理に付きましては
こちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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Philco, G-4710 Tandem (1959)

2010-01-18 18:27:49 | Weblog

Philco の Predicta シリーズには多くの種類が有るが今回の G-4710 (通称Tandem) は何と云っ
ても本体部分とブラウン管部が離せることで、手元に本体を置き、ケーブルを伸ばせばブラ
ウン管部を離れたところに持って行ける特徴が有る。 この為、映像増幅は 2段構えとなって
おりブラウン管部にも映像増幅が設けられている。 

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松下 CR-155AY

2010-01-18 18:02:49 | Weblog

今日お預かりしたのは古い VW に乗っていらっしゃる方からのご依頼で、携帯音楽プレーヤ
ーからの入力を設けて欲しいと云うご依頼でした。 車にアンテナは無く、ラジオを聞くこと
は無いとのことでラジオとの切替は省略しましたが少しラジオが可哀相な気がしております。 
この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

 

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AWC (Antique Wireless Club) のミーティング日程 + LD12

2010-01-17 15:21:53 | Weblog

AWC の今後のミーティング日程は次の通りです。1月23日、2月13日、3月20日で時間は原則
午後1時~4時、場所は世田谷区立玉川台区民センターです。 参加の申込みはその週の水曜日
までに小生宛てご連絡下さい(ビジターとして2回ご参加頂けます)こちらえの連絡はメール
アドレスを記しこのブログにコメントを頂くか、こちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からもご連絡頂けます。 先頃ラジオの収集を始めたと云う様な方も大歓迎です。 
  実は昭和30年頃の国産メーカーが試作を行っていた頃のトランジスタを幾つか載せ様と探し
たのですが見付からず、代わりに第 2次世界大戦中にドイツで開発されたセラミック管 (セラ
ミック+金属)  LD12 等が見付かりました。 詳細は明日仕事場で認めることに致します。

 LD 12 は第二次世界大戦中 1944年にドイツのテレフンケンで開発されたデシメーター波増幅
用の傍熱型 3極管で姉妹品 LD 11の使用最高周波数は、波長 11cm (約 2.7GHz) 、Full Rating
(Class B, R.F.Amplifier-Telegraphy) での LD12 の最高周波数は 600MHz、プレート電圧:800V、
プレート電流:100mA、gm:10,000、μ:90、プレート損失:80W、強制空冷での出力は32W
(LD11 は25W)。 第二次世界大戦後、1947年以降は東ドイツで製造され LD12 には別の HT311、
また LD11 には HT322 の型番が付与されました。  ご存知の様、後年米ソ等で作られたライト
ハウス(灯台管)の先駆けとなりましたが当時のドイツの飛び抜けた技術レベルに驚かされます。

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開始から1000日を超して残念だったこと

2010-01-17 15:15:10 | Weblog

こちらのブログを始めたのがもう直ぐ還暦と云う頃でしたがそれから 1,000日以上が経過し
今年は 63となる訳ですが、この間に一度だけ非常にガッカリさせられることが起きました。
今回の ICR-100 は昨年 9月末にネットオークションで落札された物で、当時難航した様子は
その頃のブログでご覧頂けます。  連続試験の結果、最初の物が数日後にダウンし、内部を
別の基板に交換し、再度連続試験後 10月初旬にお収めし使われていたのですが昨年 11月末
に突然動作しなくなったので診て欲しいと送られて来たのでした。  あれだけ細かく確認し
たのにとガッカリして仕舞い、またこの機種は半端な姿勢では診られず、覚悟を決める必
要がある(チト大げさですが)ので正月休みにジックリと診させて貰いました。 結果心臓
部の IC の出力段に問題が在り、基板交換しか実際問題手は無く一台を部品取りとしなけれ
ばならず可也の費用を要する事となります。 その前に、こちらでは修理した物に原則保証
は付けておりませんので冷たい様ですがお収めして数日の間に発生した問題以外の修理は
有償とさせて頂いております。 さりとて 1月半程で問題が発生した物の修理費を満額請求
する考えは無く、半額(交換部品の代金程)をご負担頂ける様お願いしてみましたが「動
作良好と云うことで落札したのだから」のいってんばりと、一月半しか使えなかったので
先行き不安なので引取って欲しいとのことだったのですが皆さんはどう思われるでしょう
か? *この機種を開発した方の名誉の為に添えておくとこの機種が決して製造時から信頼
性が低く、何とも脆弱だった訳では決してありません。 非常に狭い閉ざされた空間に腐蝕
性のガスが発生する Ni-Cd 電池と回路が 40年以上も置かれていたのですから今日起こる多
くの問題も無理も無いのであります。  早い話がそういった諸々の事情を容認出来ない方は
こういった古い機器を持とうとしない方が宜しいのでは無いでしょうか。 下の画像はここ
数年で担当した ICR-100、-120 から外した電池の一部ですがサテ幾つ在るか数えておりま
せんが今回の様な不具合は初めての経験となり、また何よりこの 44年程の修理人生で初め
てのこととなりました。

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Philco, Seventeener Ⅲ (1950's)

2010-01-16 14:26:44 | Weblog

米国製の 1950 年代頃のテレビで左程大きくない物と云うご依頼を頂いたので在庫を調べて
みた。 結果最もご依頼に添った物として Philco の Seventeener Ⅲが見付った。1950年代末
のモデルで、モデル名の通りブラウン管のサイズは 17インチで特徴は奥行きが小さいこと
で場所を食わ無い。   添付のメモに依るとチェックは 2004年12月21日となっているので出
荷前に再度連続試験をした方が良さそうです。 この種のテレビの修理、改造に付きまして
はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。   
別途変換機をお求め頂けば地デジ・チューナー、DVD プレーヤーとの接続も可能です。

1月24日  都内に嫁ぐことが決まり、先週末このテレビ用の昇圧トランスを買って来たので
実際の動作試験に取り掛かった(以前レストア後チェックしたのが 5年程前だったので)。 
結果水平同期の調整範囲を決めるボリュームが少しズレていたので再調整を行ったが他に問
題は見られ無かった。

1月25日 水平の同期に関係した真空管、8AW8、9AU7、2EN5 の 3本を交換したかったが
8AW8 が手元に無く、9AU7 と 2EN5 のみを交換し連続試験に取り掛った。 

通電直後は全く問題は見られなかったが、徐々に水平のユラギが現れたが昨日程では無かっ
た。 その後も徐々にユラギの量は増えたが不思議なことに 3時間当りを境に今度は徐々にユ
ラギの量は減り 5時間半で今日は終わりとしたが最後の方では実用上略問題無いレベルに達
した。 明日以降再度低い温度から始めた場合の振舞いを見てみることにしよう。

そうこうする内「今回は見送りたい」と云うお話しになり全くのくたびれ儲けに終わった。 

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ROCK-OLA の ジューク・ボックス

2010-01-15 16:38:08 | Weblog

  先日電話を頂き今日お尋ねしたのは川崎駅西口から近いスイートロードさんで 1970年代の
ROCK-OLA 製ジュークボックスの修理で、お話しでは通電後回転数が遅く、何曲か掛けてい
る内に正常な回転数になると云う症状でした。 

内部を診たところ使われているのはインダクションモーターの様なので特に電圧が落ちない
限り回転数が変わることは無さそうで、原因はこのモーターの回転を伝えている機構系に在
ると想像出来た。    リムドライブ用のローラーのゴムが可也硬化しており、またターンテー
ブルの内側が非常に滑らかだった。 下の画像は故意に内側をサンドペーパーで磨き表面を荒
くしたところ。 結果速度の問題は見られなかったがサテ、朝温度が低い環境下ではどう動い
て呉れるかが気掛かりではある。  他に右チャンネルの音が出なかった点もカートリッジのコ
ネクタ部分を抜き差しした結果直り少しはお役に立てたと思う。 しかしこのお店の品揃えの
豊富さとオーナーの人柄には圧倒されっぱなしでした、 凄い!

1月24日 今日これが置かれている店の店長から頂いた電話に依るとその後全く問題無く動作
しているとのことで安心した。  使われている蛍光灯が日本には無いサイズとのことだったが
同じサイズの物は諦め、近いサイズの物に置き換えた方が話しは早そうだった。

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