テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●白砂(シルバー) 6T-2 昭和32、3年?

2007-05-31 22:23:49 | Weblog

シルバー(白砂製)の初期の6石トランジスタラジオで多分昭和32年か33年頃に作られたの同社製6石
トランジスタラジオの2号機と想像致します。 壊れていたり無くなっていた部品が多く、ボリュームのス
イッチ部分欠損、スピーカのフレーム部分とポールピース部分分離、ペーパーモールドタイプのコン
デンサ全数リーク、ケミコン全数容量抜け、IFT全数離調+1個コアの固定不完全、バーアンテナ折れ、
1次+2次コイル断線と次ぎから次ぎえと問題が見付かりました。 修理には随分時間を要し¥25,000.
程を要しましたがご依頼頂いた方には満足して頂けました。 この種のラジオの修理に関しましては
こちらのホームページからお問い合わせ下さい。

コンデンサ類の交換後の画像です。

交換、修理した部品の一部です。

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●三菱 6P-125 (同社初のトランジスタTV、昭和37年)

2007-05-29 22:45:35 | Weblog

SONYさんが世界最小、最軽量と謳ったマイクロテレビを発売したのと略時を同じくして昭和37年三菱か
ら発売されたのが今回の6P-125です。 実際は6インチの6P-125の方がSONYの5インチ、5-303より
小さくまた軽かったのですが不思議です。 後年、後継機種6P-126も発表されこの機種はTV-6、TV-
6Uと云う型番でSigerブランドの元米国、カナダに多く輸出されておりました。 サイズ、重量を軽減出来
たのはその立体構造と、ジュラルミンを多用したケースに拠るところ大かと想いますが、立体的に配地
された基板は何とも修理屋泣かせです。 何故かこの機種に使われていたブラウン管は劣化が少なく
交換を要することが少なく感じます。 タダ使われているケミコン、ゲルマニュウム・ダイオードに問題が
多く時に難航することがあります。 それと既に45年も経過しており酷かも知れませんがチャンネル・セ
レクタの構造(強度)は十分で無く、クラックが入っていたり、既に壊れている物が多いのもこの機種の
特徴です。 これまでに略100台程を手掛けましたが多くの場合修理費は¥20,000.~¥30,000.程で
した。 この機種の販売、修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

撮影時カメラのピントが合っておらずボケた画像になっておりますがテレビその物は良好です。

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●松下 クーガー 7

2007-05-28 23:54:36 | Weblog

松下の普及型BCLラジオ、クーガー 7でボリュームとトーンコントロール部分にガリオーム(動かした際
に雑音が発生する問題)が在り、他にバンド切換えも時々上手く切り替わらないと云う症状でした。 
これらは接点部分の洗浄しか無く、残念ながら根本的な修理とは申せませんが暫くは良好に動作させ
ることが可能です。 この種の修理は通常¥10,000.程となります、修理に関するお問い合わせはこちら
ホームページからお問い合わせ下さい。

BCLラジオの修理ではS社の物とツイツイ比較してしまいますが松下製は分解が簡単と
言えるかも知れません。 (最も何処をどうすれば良いか分かっていればの話しですが)

 

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●中島無線 M-1832 (Five Stars)電池管4球ポータブル

2007-05-28 23:24:57 | Weblog

昭和20年代半ばいち早く電池管ポータブルラジオの販売を開始したのがNRCブランドの中島無線でし
た。 今回のFive Starsブランド始め海外の多くのOEM先に供給しておりましたし国内では東芝にもOEM
供給しておりました。 今回のM-1832は1955年に米Emersonが発売したサブMt管4球のモデル747を
お手本としたデザイン(内部構造も)ですが、こちらはMt管4球でサイズも若干大きくなっております。 
この機種以降中島無線製のラジオを見ておらず、この機種が最後となったのかも知れません。 (中島
無線だけではなく昭和30年代半ば、トランジスタラジオの波に乗れなかったメーカーの火が次々と消え
ていったのは寂しい限りです) ●この種のラジオの修理、及びこの種のラジオ用45V、67.5Vの電池に
関してはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

フロントパネルはリバースペイントでこの点もEmerson 747と同一です。

本家の方にはこの時期義務付けられていたCDマークがあるのですが、米国えの輸入品にも同様義務
付けられていたCDマーク見当らず不思議です。(もしかするとFive Starsは米国では無くカナダの会社
なのかも知れません)

B電池は45Vで米国ではEvereadyが現在もこの種の電池の製造を続けております。

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●Hallicrafters S-38D

2007-05-28 00:29:01 | Weblog

米HallicraftersのS-38シリーズはS-38Eまで非常に多くが作られ日本のメーカーでもこのシリーズをお
手本にした物が幾つか作られておりました。 今回のS-38Dも他と同様4バンドでトランスレスの5球ス
ーパーですがS-38CまではIFTがC同調で経年変化に依る問題は少なかったのですが、S-38Dからは
スラグ同調が採用されておりこれがこの種の受信機(ラジオ)に共通の故障原因となっております。
 IFT2個を壊さずに中を改造するのは可也神経を使いこの為修理費が一挙に上がって仕舞い甚だ心苦
しいのでありますが何とも時間を食って仕舞い仕方ありません。 この種の受信機の修理に関しまして
はこちらのホームページからお問い合わせ下さい。 一応の目安ですがS-38Cまでは通常¥15,000.
程、S-38D、Eでは¥25,000.~¥30,000.程となることが殆どです。 

横行ダイアルとなりS-38Cまでとは可也感じが異なります。

4バンドの点を除けばこの時期の米国の標準的な5球スーパーと殆ど変わりは無い。

局発部分に使われていたマイカ・コンデンサとソリッド抵抗に先ず問題が在り、他に(大変な)IFT2個
の問題が在りました。 この頃の米国製ラジオには共通の問題で修理屋泣かせです!

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●Leak Trough-Line Ⅱ、分布定数を使ったFMチューナー

2007-05-27 23:54:57 | Weblog

可也の数のFMチューナーを手掛けて参りましたが先頃改造のご依頼を頂いた英、LeakのFMチューナーTrough-Line ⅡはVHFのFMチューナーとしては非常に珍しい分布定数(同軸共振器を使用)を使った物でした。 VHFでも上の周波数、或いは狭帯域の受信機には同軸共振器を用いることがあり、航空機の着陸支援用グライド・パス用受信機や昭和20年代から30年代始め頃の通信社の同報装置、業務用送受信器等に見られましたがFMチューナーとしては初めてで多分他には無さそうです。 サテ、LCから成る共振回路なら何の問題もないのですがQの高い、つまり周波数の変化量が少ない同軸共振回路では勝手が違い少し難航しましたが結果としては良好に日本バンドで動作してくれ一安心致しました。 この種の改造、修理につきましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。 今回の物の改造費用は確か¥15,000.でしたが殆どの物の改造は¥20,000.以下が殆どです。

見た目は極普通のFMチューナーなのですが。

左下に見えるのが同軸共振器で随分と大きな物です。

2009年12月13日 泉区の方から同様の物の修理が可能かの問い合わ(コメント)を頂いたが
ここからは(メールアドレスが記されていれば別だが)回答のしようが無い。 可能か否か診て
見ない事にはハッキリしたことは云えないが可能性はあるので、こちらのHPにジャンプして貰
いそこにあるメールアドレスに連絡が貰えると良いのだが。

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●松下 RF-5000 (輸出モデルの10,000,000台目、昭和46年8月)

2007-05-27 22:36:55 | Weblog

松下電器さんからは時々修理依頼を頂戴するのですが今春ご依頼頂いたのは昭和40年代の家具調ステレオ2台(真空管式+トランジスタ式各1台)と、ここにご紹介するRF-5000でした。 RF-5000は短波8バンド+中波+長波+FMで電源部分の不具合の原因は直ぐに見付かったのですが短波の幾つかのバンドが動作せず、修理を諦めかけたのですがこの受信機が輸出用ラジオの1千万台目に当たる記念すべ
き1台なので何とか全てのバンドを良好に動作させて欲しいとの強いご要望があり、それではと気を取り
直し11バンド、12回路2(3)接点(接点数は実に396)の接点の洗浄に取り掛りました。 洗浄が終わり全
てを組み直しイザ動作を確かめたのですが動作には若干の進歩はあったものの不完全なものでした!
ガックリと肩を落とし、類似機種の回路図で原因はこの辺りだろうと見当を付けていたスイッチを再度分解し接点の動きを見てみました。  分かったのはこれまでフルにスイングさせることばかり考えていまし
たがフルに動かしてはいけないことが分かったのであります。 後はこの考えに従い移動量を制限し全
バンド良好に動作させることが出来ました。 コロンブスの卵とはこの様なことを指すのかも知れません
ね。 この種のラジオの修理に関してはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

長波+中波から短波は8バンド30MHzまでとFMをカバーしたズッシリ重いRF-5000。 電池(単一x8本)
またはAC100V(117V)を電源としている。 バンド切換えは左上の12個の押しボタンで為される。

シャーシを外に出したところ、これから長い修理が始まる。

前面のダイアル板を外したところでスイッチ部分がギッシリと並んでいる。 バンド切換えはいやらしい
ことに直列回路で1ヶ所問題が生ずると半分程のバンドに影響が出る困った回路でした!

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●ヤエス FRG-7の修理

2007-05-26 21:50:48 | Weblog

ヤエスのゼネラルカバレッジ・レシーバーFRG-7の修理依頼を頂きました。 電源回路に問題が在りましたが比較的簡単に原因を見つけられた為費用は¥10,000.程で済みました。 この種の機器の修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

●数メートルのビニール線を外に出し短波をアレコレ受信してみましたが、どうも中波の操作が良く分かりません。 また感度切換えが3段階有るのですが一番上のDXポジションより二番目のNRポシションの方が高いのが解せません。 マニュアルが在ればハッキリするのですが!

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●クラリオン RE-311B カーラジオ

2007-05-26 01:19:06 | Weblog

昨日改造のご依頼を頂いたのは1970年代製と思われるクラリオン(帝国電波)製のRE-311B、トランジスタ式AM/FMカーラジオでご依頼主は1967年製のVWのバスにお使いになるとのことでした。 FMが米国バンドでしたので日本バンドに改造し、またボリューム部分に接触不良が在った為それも修理致しました。 当初国産の物はギッシリ詰め込まれて改造が困難、また資料も無く難航するかと想っておりましたが幸いFMステレオ以前の物で比較的内部も混んでおらず、特別問題無く改造等を終えました。 FMも可也高感度で多分喜んで頂けると想像致します。 この種の改造、修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。 *因みに今回の物の改造+修理費用は¥20,000.でした。

 

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●富士電機 TF6-65RU 真空管式16インチ白黒

2007-05-26 01:05:09 | Weblog

最近修理のご依頼を頂いた富士電機製の真空管式16インチ白黒テレビTF6-65RUで昭和40年代の真空管テレビの最後期のモデルです。 この時代ペーパーコンデンサは殆ど使われておらずコンデンサに神経を使わずに済むのですが、大変なのは使われている真空管でこの時代隆盛を極めた日本独自のテレビ用真空管が多用されており現在となってはそれらの入手が非常に困難なことにあります。 代替の物を調べ探してみますがこの時代の米国製を探すのはいとも簡単なのに日本製は誠に困難なのであります。 何れにせよご依頼主からは永年使用したいと云うご依頼を頂いており、地上デジタルにも対応させますのでシッカリ修理せねばなりません、頑張ろう! ●この種のテレビの修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

 ●スピーカーのボイスコイルが断線しており修理に梃子摺りました、また1Ch.はマアマアの感度で受信出来たのですがHigh Ch.で感度が落ち、アレコレ調べたところ周波数変換(4GS7の5極管部)のgmが略
無くなっておりました。 (5月26日夜追加)

7月21日 5月末に日立市の方に送ったテレビを最近験したが動作しないと云うことで今日送り返さ
れて来たのですが全く問題は無く解せないのですが、どうもVHFでは無くUHFで使われるのではな
いかと想い始めました(お話しでは東京の放送を受けていて例えばNHK総合は1Chとのことでした)
もしやとUHFの動作を確認してたところ動作せず、UHFコンバーターの電源ライン(抵抗)がシャーシ
に触れており、直ぐに直せました。 しかし底板は可也派手に壊れておりせめて受け取ったら外観
だけでも確認して欲しかったのですが(今回底板は問題を引き起こさなかったのですが、危ないとこ
ろでした)。 UHFは受信設備が無く、ギリギリの受信状態でした(画像は多分TVK,テレビ神奈川)。

壊れていた底板、最初に送った際に起きた問題か?今回送り返された時に起きた問題なのか
受け取った方に見て頂かないとこちらでは分からないのであります!

何とか受信できたUHF局、多分TVK=テレビ神奈川ではなかろうか?

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●SONY ICR-100 奮戦記(一部販売中)

2007-05-20 00:03:05 | Weblog

このところ久し振りに昭和42年(1967年)に発売されたSONY製の世界初のICラジオ、ICR-100の修理に取り組んでおります。 2台の修理品の片方は(未だ断定は出来ないのですが)肝心要のIC(ICR-100の場合、中間周波増幅+検波+AGC+低周波ドライブの機能が格納されている)に問題が在る様で、そうだとするとこれはもう残念ながらお手上げですが明日もう一度細かく調べてみましょう。 ●もう一台はボリュームの前の部分が無くなっており他から移植の必要有り。 サーテ、今回もこれら2台から1台を完成させるしか無い様です。 *この機種の修理、販売に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

●5月20日追加  目下在庫している(レストア済みの)物の販売価格は次ぎの通りです。
ICR-100本体(FOB付)¥38,000.   充電器(BC-100W)¥18,000.    イヤフォン¥12,000.
化粧箱¥8,000.   *ご注意:充電器のみの販売は致しておりません。

●5月23日追加  ICR-100の購入依頼を頂いたことをきっかけに久々に仕舞い込んでいたICR-100の
修理を始め、この5日程で合計7台の再修理を試みました。 多くは以前修理に難航したそれらですの
でどうなるかと思いましたが、今日完成した物を加え何とか2台を生き返らせました。 後程オークション
に出品致しますのでご覧下さい。

未だVRの移植を行っておらず、ツマミは単に置いただけ。

未だ電池も入れてないので充電用の電極は見えてない。

本体よりズット稀少なアクセサリ(充電器、イヤフォン、化粧箱)類。

●今日はもう一台を細かく見てみました。 電池の近くのプリントパターンが一部無くなっており、修復
  後低周波の動作が改善されましたが依然受信には至りませんでした。 局発は問題ないので明日
  以降IFのチェックに移りましょう。 (5月20日)

●IFをアレコレいじっていたところ動作し始め喜んだのですが組み込んだ後また動作しなくなって仕舞い
残念ながら諦めることに致しました。 今日は1台を完成させましたが、残りは全て残念な結果となりま
した。 (5月21日)

●今日トライしたものはIFこそ良好でしたが、トランジスタ3個がダメで、またICのAFドライブが壊れて
いる様で歪みが激しくこれまたジャンク箱行きとなりました。 (5月22日)

 

後ろのカバーを取った、内部の様子です。 この機種に使われているIC(CX 901)の回路では4個の
調整抵抗を使うことになりますが、それらの値は10、乃至12種の抵抗値から選ぶ様になっており、丁
度トランジスタラジオの出始めの頃が思い出されます。

基板を外しパターン面を見たところです。 500円硬貨より少し大きい基板です。

部品面です。 基板の右下、電解コンデンサの下にICが実装されております。

●5月21日追加  手許に有った5台のICR-100をついでに確かめてみましたがどれもICに問題が在る
様で如何ともし難く残念ながらジャンク箱行きです。 しかしこの時期のICの信頼性は可也低い様です。

 

前の部分が壊れていたボリューム(右端)と良品(中央)。 ここまで小さいと代替品も見付かりません!

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●LUX A-3400 プリアンプ

2007-05-15 22:48:14 | Weblog

LUXのA-3400(ハイブリッド)プリアンプの修理依頼を頂いたのですが、以前手掛けた同社A-3034と勘違いしていたことに今日、梱包を解きながら気付きました。 A-3034の数倍の部品数で、また使われているコンデンサ等の部品は新しい、またリークの少ないフィルム・コンデンサなのでサテどうするか迷うところです。 この種の物の修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

●ご依頼主から伺った故障の詳細を元に動作しないと云うリードリレー、焼損した金属皮膜抵抗を調べてみました。 りードリレーのコイルが断線しており動作は確かにしないのですが、サテこのコイルを駆
動しているサイリスタを使った回路の制御部分が分からず、またミューティングを行っているリードリレ
ーの接点が回路のどこに入っているのかも分からず困りました。 次ぎに焼損した金皮100Ωですが片
端はB電源用ブリッジの出力端に接続されており過負荷に依って焼損したことが考えられるのですが
これまた電源回路がどうなっているのか分からず腹が立って来ました。 しかし組み立て説明書と銘打
った厚い説明書には丁寧過ぎる位に組み立て法が記されているのですが、有ろうことか全体の回路図
が無く、有るのは各ユニットの回路図のみ。 何とも不親切な説明書なのですが、何故こうも不親切な
説明書しか付けてないのか不思議です。 ユニット間の配線に付いては文章で記されている様ですが
回路図は無いのです。 LUXの物も数機種手掛けましたがそれらには全体の回路図も当然ながら付い
ておりましたが何とも不可解です(と云うよりフザケルナと言いたいところです)  5月16日
●何とか出力が出ない原因が分かり一安心致しました。 この種の機種はやりたくないですね。

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●Scott 4310

2007-05-14 23:46:04 | Weblog

米国H.H.ScottのFMチューナー4310の修理依頼が一月以上前にあったのですがその後ご連絡が無く修理は止めたのかと思っていたのですが今日届き早速診せて頂きました。 以前のお話しでは「急に全く動作しなくなった」とのことでしたので単純な故障だろうと考えていたのですが届いた物は一応低感度ながら動作しておりました。 全く動作しないと云う症状は比較的問題を見付け易いのですが一応動作すると云う症状は最も梃子摺るもので可也時間=費用が嵩みそうでご依頼主にお伺いを立てましたがどの様になりますか? しかしダイオードのブリッジが普通のFMステレオのデコーダ?部分に6JU8と云うダイオード4本分を封入した真空管を使っているのを始めてみました、世の中珍しい物が在るものです! 使われている真空管の数は20球?で、何ともScottらしい構成です(1930年代の同社のラジオは球数が多く、またシャーシは厚いクロームメッキの重い物でした)。 この種のチューナー、ラジオ等の修理(FMバンドの日本バンドえの改造も)に関するお問い合わせはこちらのホームページからお願い致します。

左右のVUメーターと同調指示、AGCの掛け方、スケルチ、フィルタの種類等調整個所が可也多い。

上から見たところ 可也整然としている。

シャーシ内部、リレーが2個見えているがイマイチこれらの使われ方がハッキリしない。

●今日ご依頼頂いた方から修理代が掛かっても引き続き取り組んで欲しいと云うお返事を頂いたので
再度取り組みましたが、どうもフロント・エンドからIFに掛けて先ず問題が有る様です。 手強そう!

●怪しいフロント・エンドとIFを調べた結果IFには問題が無く、フロント・エンドに絞られました。 次いで
フロント・エンドのRFアンプには問題は無く、局発に絞られましたが何とも原因が見付かりません。
使われている6U8Aの5極管部も3極管部も共にgmは(minimumの)約2倍在り、使われているCRにも
特に問題は無さそうに想えました。 結果から云うとこの新品と想われる6U8Aに大きな問題が在り、古い可也くたびれた6U8Aに交換したところ83MHzから上が動作し出しました。 周波数特性が在るのは
グリッドに使われているPFB用の15pFの問題と考え10pF程を加えたところ下端まで問題無く動作する
様になり一安心致しました。 サテ、後はブロック型ケミコン、ペーパー・コンをどうするか? 5月16日

●コンデンサ類は問題が出てからにしようとのことでこれにて今回は終わりと致しました。

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●1950年代のトランジスタラジオ(米国+英国) *販売中

2007-05-11 23:14:37 | Weblog

テレビの撮影に使いたいので1950年代のラジオを紹介して欲しいとのご依頼を頂き久々に何台か取り出してみましたのでご紹介致します。 お問い合わせはこちらのホームページからお願い致します。

G.E.が最初に発売した6石トランジスタ・ラジオ676で1956年の物です。 色はこの機種以外に赤、黒、緑が有り色毎にモデルNo.が付与されております。 電池は13.5V(9Vのタップ付き)の特別な物でサイズは約142x81x37で良好に動作致します。 ¥19,800.(送料別) *9Vの電池に4.5Vの電池を加える方法が良いと想いますがこの加工も実費程度でお引き受け致します。

Emersonの856で1956年に発売された真空管(サブ・ミニチュア管x3球+トランジスタx2石のハイブリッド・タイプです。 ハイブリッド(混成)タイプの物は米国、英国、日本でこの時期数機種が発表されましたが何れも非常に短い期間のみでしたので可也貴重な種類と申せます。 電池が特殊で4.5V(単二サイズの電池は単四x3本で代用すると良いでしょう)+45Vで、この電池は今でも米国で入手可能です。 動作良好で45Vの電池と、単四x3本の電池パック込みで¥38,000.(送料別)

英国DynatronのCommodore TP15で1961年8月に発売された英国製としては最初期のFM付き9石トランジスタ・ラジオです。 発売時の定価は25ポンド8s9d+P.T. 8ポンド3s3d。 FMは日本バンドに改造済みで他にAM(中波と長波)が用意されております。*車載も可能で、ピクニック・ラジオとしてもお使い頂けます。 左右の角に少し見えているロッドアンテナがFM用のアンテナで伸ばすと可也ユーモラスなデザインとなります。 動作は良好でサイズは約300x230x109mm、¥19,800.(送料別)

RCAの初期の6石トランジスタラジオ 9-BT-9Jで1957年発売、スピーカーのみオリジナルではありません。 電池は当時の丸型の9Vですのでご希望が有れが現行の9V電池用にコネクタを交換致します。
サイズは約147x88x41mmで¥12,800.(送料別)。

英国製トランジスタ・ラジオとしては最初期のUltra, Transistor Six TR-100で1958年8月に発売された
モデルです。 販売時の定価は15ポンド3s3d+P.T. 5ポンド16s9d。 中波+長波の2バンドで、初期のトップ・ハット型トランジスタが使われております。 サイズは約313x206x92mm、取手部分に巻いてあるビニールテープ状の物が中央部分で少し無くなっております。 ¥19,800.(送料別)

Westinghouseの6石トランジスタ・ラジオですが型番を調べておりません。 Westinghouseには違い無い
のですが確かカナダのWestinghouseだったと記憶しております。 初期の偏平型トランジスタが使われていた様記憶しておりますが近々確認し追加致します。 上部にも下と同じ皮製のカバーが付きますが外して撮影致しました。 1950年代中頃の物と想像致します。 サイズは約220x167x93mm。¥16,000.(送料別)

 

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●松下 F14-J7 動作良好(昭和36年7月) *販売中

2007-05-10 21:15:11 | Weblog

松下のF14-J7は昭和36年7月に発売された真空管式14インチ白黒テレビです。 電気的レストア済みで動作良好、外観も特に大きな問題は見られません。 ブラウン管の輝度も高く十分実用となる一台で価格は¥59,000.です。 ご希望が有れば地デジ・チューナーとの接続を可能とする変換アダプタも別途¥10,000.でご用意可能ですのでお申し付け下さい。 サイズは約678Wx364Hx429Dmm、横浜市から宅急便(元払)でお送り致します。 修理のお問い合わせ及び販売に関しましてはこちらのホームページからでもお問い合わせ下さい。

暗いのでフラッシュを使うとブラウン管面の映像が殆ど見えなくなりテレビの撮影は難しいです!

フラッシュを使わずに撮影すると上の画像の様になります。

輝度が帯状に明るくなっておりますがカメラのシャッタースピードの影響で実際には縞は見られません。

 

 

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