テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

松下 RA-3000 (昭和37/1962年)

2010-10-15 14:07:10 | Weblog

 

今日お預かりしたのは松下の RA-3000 で本来は 4本の脚付きですが輸送の為、脚は外されて
おります。先日ハウリングの様な音と共に片方のスピーカーから音が出なくなった と云うお
話でした。 この種の機器の修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

 

3年前にも同一機種を修理したが OTL (SRPP) なのでインピーダンスの高いスピーカーが使わ
れているがそれの故障で無い事を祈るばかりです。

イヤハヤ合計8個のツマミが収縮して仕舞ったのか外れない。  下はアクリルの板なので余り
力を掛けられず苦労の末やっと外した。 しかし各シャフトの外側の構造に問題が有りシャフ
トが抜けて仕舞うのには困った。

片方のスピーカーが残念ながら断線していた。 これが普通のスピーカーなら問題は
無いが何せ SRPP 用の 800Ω の物なので最早入手は略不可能と想われる。

使われているコンデンサが気になったので各ブロックの数個を当ってみた。 上の画像はチュ
ーナー部分に使われているペーパーコンで可也絶縁が劣化していた。 ただアンプ部分のオイ
ルコンには余り絶縁の劣化は見られなかった。

同軸構造のシャフトの外側が抜けて仕舞うのが気になったので構造を確かめてみた。スリッ
トにピアノ線の様な物が渡してありピアノ線が折れていた。(普通に使う分には問題は無い)

予想以上に FM の感度は高く鉄筋の建物の中でも可也良好に受信出来た。しかしスピーカー
は同じ 8インチの物を使ったがフランジ (取付け穴) のサイズが可也違っており取り付けるの
に苦労させられた。  当初想定した時間 (作業) を大幅に超えて仕舞ったが好結果が得られた。

受取られたご依頼主から 以前はチリチリと歪みが有ったが音がクリアーになった 
と大変喜んで頂けた!

 

コメント
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