テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Tandberg, Series 64 Stereo Tape Deck (1963)

2015-10-11 22:10:06 | Weblog

   今日お預かりしたのはノルウェー Tandberg の Series 64 で夕方お届け頂いたがこのところは
体調の優れない家人の代わりに多くのことをせねばならず受け取るだけで時間が無くなって仕
舞ったので近々診させて頂こう。 この種の機器の修理に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

10月12日 何時もより1時間ほど早く仕事場に来て早速取り掛かった。  昨日持ち帰ったマニュ
アルはザット目を通したが機構部分は殆ど読み飛ばした。

ここまではスンナリ分解出来たのだが、上面パネルを外すにはツマミ等を外す必要が有るがこの
ツマミのイモネジが何ともシッカリ締め付けられておりびくともしない。  何度かマイナス・ドライバ
の先端を削り直し、ヤット外したがこれだけで一挙に疲れた。

モーターとシリースに入っているマイクロ・スイッチが先ず動作していなかった。

マイクロ・スイッチを外し、単体で動作を診てみたが問題は無く、突起の当たり方の問題だった。

マイクロ・スイッチの動作は良好となったが、もう一つのスイッチは何処に在るのか?

もう一つのスイッチに行っているリード線はシャーシーの内部に入っており全く見えない。

もう一つのスイッチの場所が分からず、取り敢えずジャンパーで代用させてみた。

モーターは無事回転し出したが最初、駆動系のゴム・プーリーが上手く当たっておらず回転が遅く
また不安定だったが速度を7 1/2ipsとしたところ上手く回転し、実際に再生してみたが良好だった。

暫く実際に再生し、音声出力をモニターしてみたが非常に良好で、ワウも感じられなかった。

今日もマニュアルを持ち帰りもう一つのスイッチ に付いて記述が有るか探してみよう。

帰路、通勤の電車内でマニュアルに目を通した結果、モーター・スイッチとは上の画像に見られ
るマイクロ・スイッチのことで、もう一つのスイッチは Automatic end stop switch のことで、これも
マイクロ・スイッチが使われているが上面パネルの裏側に位置しており見えないことが分かった。

10月13日 もう一つのスイッチが Automatic end stop switch と分かり、また場所もハッキリした
ので朝からこのスイッチ部分に取り組んだ。 画像からは分かり難いが以前この部分の修理に
取り組んだ方が途中で諦めて仕舞ったのか、修理に取り組んだ跡が診られた。

こちらのマイクロ・スイッチもモーター・スイッチと同様、取り付け位置を変えられるのでは無い
かと考えていたが残念ながら全く動かせす(下の画像のプレッシャー・ホィール(キャプスタン)
の下に取り付けネジが見えている)ワイヤーの曲げ方で調整するしか無い。



何度かトライアンドエラーを繰り返した結果、何とか良好に機能する様になった。

実際にテープにどう当たっているか横から見たのが上の画像で、上から見たのが下の画像。

実際に録音をしてみた(後で気付いたがマジック・アイが閉じるレベルでは高過ぎた)。

少し前まで機能していた早送りと巻き戻しが機能しなくなり調べたところテークアップ側のプーリー
からベルトが外れていたので元に戻した。 組み込み最終試験を行い終わりとした。

 


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