今日お預かりしたのは久しぶりの Braun, SK 61 でカートリッジ等が欠落していると伺った。 この
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致します。
出力管 EL84 が外れて内部に落ちていた。 しかしピンの所に蜘蛛の巣の様な物がまとわり付いて
いたが可成り長い間ソケットから外れていたのか？
早速動作を確認してみたが MW (AM) は良好だったが、FM （海外バンド）の感度は低かった。 更
にターンテーブルは一応回転はしたが回転トルクが少なくこのままでは機能しないレベルだった。
12月8日 ゴーサインを頂いたのでターンテーブルに取り掛かった。
本来触れていなければならないゴムプーリーがドライブシャフトから浮いている。
ゴムプーリーをドライブシャフトに押し付ける力が加わって無い。
一度モーター部分を表に出してみた。
用途不明のスプリングが在った、多分これがゴムプーリーが載った板を引っ張っていると想像した。
想像は的中した様で一応ゴムプーリーはドライブシャフトに当たり回転もする様になった。
ところが回転が可成り遅い。 原因の一つはゴムプーリーの硬度が低く可成り変形していた。
少し遅い昼食を摂りながらテンションを掛けるスプリングの位置を変えてみようと思い付いた。
こちらでも問題は無くテンションは掛けられたが実際の動作に変化は残念ながら無かった。
Braun のターンテーブルも可成りの台数を手掛けたが今回の様に回転トルクが少なく、また回転が
遅いと云うのは初めてとなった。
12月9日 ご依頼主が出品者にターンテーブルが機能しないことを伝えたところ別の物を送ると云
って来たとのことだった。 次の物が確実に機能すると良いのだが。
1月9日 別のターンテーブルが届いたとのことでお送り頂いた物が今朝届いた。 しかし何故
航空輸送禁止 なのか？
完全な物では無かったが前回問題だったゴムプーリーを先ず交換してみよう。
止めている E リングを無くして仕舞うと大変なので慎重に外した。
組み込み実際に動かしてみようとしたが残念ながら好結果は得られなかった。 ガッカリして最早
ここまでかとも考えたが、駄目元で一度戻し、モーター部分全体を交換してみることにした。
何とか上手く回転して呉れたので実際にカートリッジを仮に加え音声出力を確認した。
良好に出力は出たがこの後カートリッジを組み込む必要が有る。
1月10日 ターンテーブルを実際に組み込み動作を確認した。
上はトーンアームをロックしたところ。 アンテナコード、外部入力ケーブル、ACプラグ交換後。
