テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

八重洲 FRG-7700 (再々度)

2016-07-27 14:36:48 | Weblog

  二台目は今回で3度目となる FRG-7700 で以前周波数カウンターが暴走する問題と受信感度
低下の問題が有ったが修理後可成りの期間お使い頂いていたが、今回また周波数カウンター
が暴走する様になって仕舞ったとのことでお送り頂いた。   この種の受信機の修理に付きま
してはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

このところ数台修理待ちの物が在り、直ぐには取り掛かれ無いが近々診させて頂こう。

8月7日 伺った症状の原因を回路図上で探しておいたが、実際の動きを診た結果想像していた
問題では無いことが分かった。  JOLF (1,242KHz) を実際に受信しながら変化の様子を診てみ
たが画像に見られる様可成り周波数が飛び受信出来無くなることも有ったが周波数表示は飛ぶ
ものの受信は出来ていたことも有った。

一応全てのトランジスタとIC (LSIを含む) を冷却してみたが状態の変化は殆ど診られなかった。

次いで各部の状態を診て行った。 結果PLLの Local 出力が時に不安定になることを確認した。

ならば何処に不安定要素が在るのか突き止めるべく更に細かく見始めたが3時間を経過した辺
りから幸か不幸か略安定に動作し始めて仕舞った。  こうなると問題点を特定するのは非常に
困難で今もキーボードを叩きながら連続運転を続けているが略問題なく動作している。 困った

8月8日 PLLの何処かに問題が在るのだろうがご存知の通りフェーズロックループのループ内
の何処に問題が在っても全てに影響して仕舞うので問題の箇所の特定は非常に難航する。

 

Phase Detector (MC4044P) の出力に問題が診られたので駄目元で交換してみた。

残念ながら特に変化は診られなかった。 バンドに依っては問題無く機能し暫くA3の7,195KHz
をウォッチしていたがやがて受信不能となった。 可也の時間を費やしたが更に多くの時間を
要する様想えるので(伺ったご予算の数倍)ここまでとさせて頂いた。

 

 

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松下 UW-115 (5球、3way 電池管ポータブルラジオ)

2016-07-27 10:57:53 | Weblog

今日お預かりしたのは松下の電池管 5球ポータブル UW-115 で電源が切れないとのお話でした。
この種のラジの修理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

スイッチ部分の問題は初めてで、その構造が不明だった。

上の画像に見えているピンをスイッチつまみに設けられた凹みの部分で左右に動かす構造だった。

ピンの固定は半田で為されていたが、その部分にクラックが入っていてブラブラしていた。

半田付けをやり直しスイッチ部分を組み上げ動作させてみたが上手く切れず、再度分解しピンの
角度を(ピンを)持ち上げる方向にして再度組み込み好結果を得たがこの部分は可成りの応力が
掛かるので半田付けでは無く、真鍮蝋か銀蝋を使うべきと感じた。

動作をAC100Vだけでは無く電池でも確認した。 しかしペーパー・コンデンサや一部の電解コン
デンサは交換しておいた方が先々無難そうだった。

7月28日 ゴーサインを頂いたのでペーパーコンデンサと電解コンデンサの交換に取り掛かった。 

セレン整流器も心配だったのでシリコン・ダイオードを並列に繋いだ。

 

電源電圧が上がったせいか音量も増加した。 最後にトラッキングを調整して終わりとした。

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