テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

カルマンギア 1959年用 Automatic の カーラジオ

2016-07-10 17:07:18 | Weblog

Automatic のカーラジオで全く動作しないとのお話だった。 この種のカーラジオの修理、改造
に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

内部は手が加わっており以前修理が試みられた様だった。 しかし外したところは元に戻して欲しい。

機械式のバイブレータはお約束通り動作せず半導体式のバイブレータに交換してみたが一次側
の電流が多く、電源トランスがレアショートを起こしている様だった。 巻き直しが必要と想われる。

7月11日 ゴーサインを頂いたので先ずトランス屋さんに巻き直しをお願いする必要が有る電源
トランスを外した。 回路図は今回の物より古い1951年の物。

7月12日 外した電源トランスをトランス屋さんに巻き直しの為に送った。

7月13日 トランス屋さんから巻き直しの見積もりが届いたので明日送金しておこう。

7月16日 先日トランス屋さんからは納期5日と伺ったが今日夕方早くも巻き直した物が届いた。 

 

7月19日 件のトランスを組み込み、絶縁の劣化が想像出来るペーパー・コンデンサを交換した。

機能し出したが念の為高周波段のトラッキング調整を行い、真空管全てのgmとエミッションを確
認した。 結果全てMinimum Valueより可也高かった。 (全てオリジナルの真空管だった)

明日は中間周波段の調整を行ってみよう。

7月20日 中間周波を診てみたが問題はみられなかった。 最後にツマミの傷みが激しいので何
か代わりになる物は無いかと伺っていたので使えそうな物を探してみた。

ポルシェの356等のカーラジオに使われていたツマミの在庫が在ったので交換してみた。

違和感は無く良いと想うが判断はご依頼主にお願いしよう。 これで一連の作業が終わった。

 

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VDO の電気時計(1959年のカルマンギア用)

2016-07-10 17:06:24 | Weblog

お話では動くが時間が可成り狂うとのことだったが、通電してみたがショックを加えると数秒動
いただけで停止して仕舞った。 症状からは数ヶ所の軸受けに問題が在りそうだった。

7月12日 軸受け部分を直せる職人さんは非常に少ないが知り合いの職人さんに今朝渡した。

7月23日 自分もそうだが余り進捗具合を聞かれるのは好きでは無いので聞かずにいたが、何時
迄もそうは行かず進捗を聞いてみた。  上手く行ったと想い連続運転を行っていたが何時の間に
か止まって仕舞っていたそうで再度取り組んで見るのでもう少し待って欲しいとのお話だった。

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Zenith, 7H921 (1949)

2016-07-10 17:02:02 | Weblog

お話ではチューニングが悪くなったとのことだったが、通電した当初は中波は機能していたが暫く
すると音量、感度共に低下した。 FM も辛うじて動作したが米国バンドのままなので改造を要する
それとハムが若干混入しており、ダイアル糸も滑っていた。   この種のラジオの修理、改造に付き
ましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 

7月12日 先ずは絶縁の劣化が考えられるペーパーコンデンサの交換に取り掛かった。 

イヤハヤ可也の数で驚いたが全てのペーパーコンデンサを交換した。

交換後FMでは可也感度、音量も増加したがAMでは殆ど変化が診られなかった。 トラッキング調
整でも殆ど変化は無かったが、IFを調整したところドラスティックに感度が増加した。 ただIFT1の
2次側(下の画像の左側の右上の調整穴)の変化が無く一度分解してみる必要が有りそうだった。

7月13日 今日朝一で通電したところFMは良好だったが、AMは音量、感度とも低く昨日とは大き
く異なっていた。 念の為各真空管のgm(エミッション)を測定してみたがディスクリミネータとAM
の検波をになっている19T8の二極管部(x3)のエミッションがMIni. Valueを可也下回っていた。

しかしAM検波を行っている部分は若干低いだけなので感度、音量低下の原因は真空管では無く
IFT内部のマイカ・コンデンサに問題が在ると想われた。 こうなると作業量は一挙に増加して仕舞
い先にお伝えした金額を超えて仕舞うのでどうするか悩むところだ。 *1940-50年代の米国製ラ
ジオには今回同様IFT内部のマイカ・コンデンサの問題が多く、修理は困難で難航することになる。 

7月21日 IFT(中間周波トランス)の修理は1940年代~1950年代の米国製ラジオの修理で最も
難航するが、今回のモデルではAM/FMの両IFTが一つのケースに収まっており更に困難なもの
となる。 上は1'st IFT、下は2'nd IFT で先ずは先日問題が診られた1'st IFTに取り掛かった。

困った構造でコイルは底面のベークライト板で固定されており、このベークライト板を外さないこ
とには内部を診ることは出来ないが、その為には全ての配線を綺麗に外す必要が有る。

何とか取り出したが元々の設計の中に分解することは想定されて無い様想われる。

トライアンドエラーで共振コンデンサを選び1次、2次の共振周波数を約460KHzとした。

1次、2次の両共振回路の特性を見ようとしたがC結合で信号を加えても芳しい結果が得られず
結果としてM結合で好結果を得た。 1次、2次両共振回路が上手く動作した際の画像が下の波
形で、上手く行ったと組み込み動作を診てみた。 感度はドラスティックに増加し上手く行ったと
想い始めた頃から感度が低下し始めた。 何とも解せない これ以降2度分解しIFT単体での動
作を診てみたが問題は診られなかった。 3度目に分解したところで時間切れとなったので続き
は明日取り組むが、次に上手く行かなければ修理は諦めることにしよう。 想定した時間の2倍
以上となって仕舞った。 しかし時間経過で変化しそうな部分は見当たらないのだが?

7月22日  昨日IFTの共振コンデンサを調整した結果、組み込み通電すると短時間良好に機能し
たが数分で感度はガクンと落ちて仕舞った。 何とも原因が分からず不思議だったが、まさかと
は想ったが上の画像のマイカ板(この面はグランド電位)を外した。 ついでに組み込んだ後か
らでは調整が難しくなるのでFM用のIFT (10.7MHz) も調整しておいた。

組み込み祈る思いで電源を入れたが思いが通じたか非常に良好に動作してくれ、最終調整後こち
らで通常受信が困難な文化放送 (JOQR 1,314KHz) が作業台の上で良好に受信出来驚いた。

 

FMは聴かないとのお話だったが念の為国内バンドに改造した。 局発の周波数を実測したところ
45MHz程で驚いたがどうも2倍の高調波を使っている様だった。 (12BE6で80MHz辺りを発振させ
るのは無理が有るのかも知れない) 駄目元で発振周波数を70MHz台にしてみたが良好だった。

最後にダイアル機構を診てみたが部分的に動きがスムーズでは無かった。

バリコンのシャフトも重かったが、もう一つの原因は上の画像に見られる様ドライブ・シャフトえの巻
き付け方が逆で下の様に直した結果スムーズに動き始めた。

イヤハヤ真空管ラジオでこれ程時間を費やすとは考えていなかったが良い勉強になった!

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クラリオン RN-354?

2016-07-10 10:14:05 | Weblog

今日の10台目はクラリオンの RN-354  (文字が薄くなっておりハッキリしないが) で、先ず入出力
も分からないとのお話だった。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

1本1本の機能を調べた結果1本を除きその目的がハッキリした。 残る1本は多分今回の物と
繋がる、例えば8トラックプレーヤ等とのヤリトリに使うのでは無いかと想像した。

最初何故ランプが点灯しないのかと想ったがランプの回路は完全に浮いていた。

AM/FM共に機能し、左右両(ステレオ)出力も良好だった。 iPodアダプタの増設もご依頼頂いた。

7月12日 iPodアダプタ(ステレオ)の増設に取り掛かった。 Din 5pinのコネクタが在ったのでこれを
使って配線をスッキリさせようと取り掛かったが想定した時間の1.5倍を要して仕舞った。

 

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Sapphire Ⅰ+Ⅴ

2016-07-10 10:13:12 | Weblog

この種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらの HP https://vrc-tezuka/sakura.ne.jp/ に
お願い致します。

7月14日 先ずは Sapphire Ⅰに取り掛かった。 電解コンデンサが容量抜けを起こしておりモー
ターボディングが激しかった。

電解コンデンサを交換し、電源の12V化に取り組んだが部品が足らず夕方部品屋さんを訪ねた。

7月17日 12V化に難航したが何とか全ての作業を終えた。 疲れた!

 

Sapphire ⅤにもiPodアダプタを増設するご依頼を頂いたので夕方部品を購入した。

7月16日 Sapphire Ⅴに iPod 入力アダプタを増設し、動作を確認した。(ツマミは別モデルの物) 

 

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Blaupunkt, Frankfurt(7台)

2016-07-10 10:12:04 | Weblog

7月15日 夕方から取り組み2台の改造を終えた。 後5台は明日には終えることが出来るだろう。

7月16日 何とか全ての改造を終えた、しかし疲れた! 

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