今日の1台目は以前 FM のカバレッジの改造を担当した Blaupunkt, Frnkfurt US で音声出力が無くな
って仕舞ったとのお話だった。 この種のカー・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホー
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通電し症状を確認したが、先ず電源が入らなかった。
電源ライン(下の画像の略中央)のプリント・パターンが溶断していた。
過電流の原因を調べてみた。 出力用トランジスタがショートしており、可成り長い時間大電流が
流れた様で途中電源ラインに入っているチョーク・コイルの巻線が熱で膨らんでいた。
7月27日 ICアンプを組み込む前に出来ればオリジナルと同様の回路で何とかならない物かと取
り組んでみた。 因みに出力用トランジスタ2個はものの見事にE-C間が短絡していた。
AD150(x2) を手元に在ったシリコンのPNPの物に交換してみたが出力は一応出たがレベルが小
さくどうも出力トランス内部でレアショートしている様だった。 オリジナル回路は諦めるしか無い。
8月2日 ICアンプの組み込みに取り掛かる前に回路を探したが見当たらず類似機種の物を参考
にしたが簡単には行かなかった。 今回の機種の様に+/-、及び6/12Vを切換えられるモデルでは
たかが電源回路なのだが可成り複雑なものとなる。 可成りの時間を費やして仕舞ったが何とか
好結果を得ることが出来た。