Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

小林 古径

2009-02-09 16:35:22 | 日記
日本画家 小林古径展を観た。
”芥子”や”琴”などで知られ「線の画家」と言われるように描線がとてもきれいで生き生きしている。数冊の写生帳を観たが緻密で美しく、静謐な中にも動が感じられ今にも飛び出しそう。大作も良いがこの写生帳がいいと思った。
伊豆市所蔵の立派なものが何点かあった。
古径は新潟県上越市で生まれ上京後、梶田半古の元、安田靫彦や今村紫紅と出会い研鑽を重ね伊豆修善寺に度々訪れたとの事。その時、新井旅館と親交があり作品を多くこの地に残したそう。
彼の娘を描いた写真の”琴”は凛とした空気が伝わり上品な顔は勿論、着物の線、髪の毛など描線が素晴らしい。大正11年39歳の時、イタリアを訪れ描いた”洗濯場その1”は中世の都市シエナの公衆洗濯場の風景、日本画の柔らかな上品な色、融けてしまいそうな優しい雰囲気の絵。彼の眼で見ると異国もこう描ける。

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1 コメント

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Unknown (ミーハー)
2009-02-10 22:44:23
「湯殿」だったかなあ?
湯気で眼鏡が曇った、と一瞬錯覚した!?
古径らしくないかもしれないけれど「丘」が好きです。
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