”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

集客の努力

2018-10-20 11:37:57 | ブログ

沢田研二さんのコンサートが、開場直前に中止になったことが

話題になっている。

一番驚いたのは、中止になったことに対して

「これがジュリーの美学だから」と理解を示された

ファンの皆さんの大人の対応だった。

   

中止の理由である「観客が予定よりも少なかった。」ことで

イベンターの集客の努力が問題になっている。

  

これを聞いて、真っ先に思い浮かべたのは、

イベンターという言葉がふさわしいかどうかはわからないが

行政が主催するセミナーや講演会の集客。

   

 

   

行政主催のイベントに動員されるのは、

たいていその時に何か地域の役員をやっている人、

ボランティア団体、NPO、市民団体のメンバーである。

  

私もボランティア団体の役員を数年続けてやっていたことがあるので、

色々なイベントに動員がかかった。

すると、おもしろいことが起こる。

  

有名な料理研究家の食育講演会でも、

元オリンピック選手の健康セミナーでも、

大学教授によるまちづくりセミナーでも、

参加する顔ぶれは毎回同じ・・・。

  

そして開演の前には、

「今回は何名が動員された?」

「やっぱり、電話かかってきた?」

という話があちこちで聞こえてくる。

   

その内容に興味があるなしに関わらず、

「遠くからいらっしゃる講師の方をがっかりさせてはいけない。」

と、何とか人を集めて会場を埋める。

  

これに比べたら(比べ物にはならないが・・・)、

たとえ2000人少ない7000人でも、

「ジュリーの歌が聴きたい!」という共通の思いのファンが

全国から集まったのだから、

万が一開催されたとしても、素晴らしいものになったに違いない。

  

無理やり人を集めて、報告書を作成するだけでは、

地域はいつまでたっても良くはならないと思うけど・・・。

 

 

コメント (4)
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