以前から気になっていることがありました。
私は、スパイスに興味があるので、
我が家にはインド料理の本も何冊かあるのですが、
その中で紫玉ねぎが多用されています。
ライタやカチュンバルのようなサラダには
必ず紫玉ねぎが使われています。
色がきれいだから、
加熱しない調理には紫玉ねぎが使われるのかなと
思っていたのですが・・・。
先日、「THE 鉄腕DASH!!」を見ていたら、
インドの家庭で、紫玉ねぎを炒めてカレーを作っていました。
炒めるほどに、紫色は消えていきました・・・。(@_@)
サラダだけでなくカレーにも紫玉ねぎを使うのには
何かわけがあるのでは?
早速インドの玉ねぎ事情を調べてみました。
すると、
●インドで玉ねぎと言ったら紫玉ねぎが主流
●日本の黄玉ねぎにあたる玉ねぎもインド北部で作られているが、
2か月程度しか出回らない。
●インドの紫玉ねぎは、甘みが少なく香りが高いので、カレーに向いている。
ということは、日本で言う紫玉ねぎ(湘南レッドのような)のように、
・甘みが強い。
・みずみずしい。
・サラダ向き
という性質とは異なるものであることが想像できます。
こちらは、拝借したインドの紫玉ねぎの写真ですが、
日本のものより、ずいぶん小ぶりであることがわかります。
玉ねぎの原産地は、インド北西部、中央アジア南西部と言われています。
そして、その付近では今でも野生種に近い玉ねぎがあるとか。
井川の在来のにんにくが、紫色だったように、
インドの紫玉ねぎも野生種に近いものなのではないでしょうか?
野生種の紫が、インド全土に力強く生き続け、
それがカレーにも使われているのでは?
こんなことを想像しています。