”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

インドの紫玉ねぎ

2018-09-15 14:27:51 | 野菜

以前から気になっていることがありました。

私は、スパイスに興味があるので、

我が家にはインド料理の本も何冊かあるのですが、

その中で紫玉ねぎが多用されています。

ライタやカチュンバルのようなサラダには

必ず紫玉ねぎが使われています。

 

  

色がきれいだから、

加熱しない調理には紫玉ねぎが使われるのかなと

思っていたのですが・・・。

先日、「THE 鉄腕DASH!!」を見ていたら、

インドの家庭で、紫玉ねぎを炒めてカレーを作っていました。

 

炒めるほどに、紫色は消えていきました・・・。(@_@)

   

サラダだけでなくカレーにも紫玉ねぎを使うのには

何かわけがあるのでは?

 

早速インドの玉ねぎ事情を調べてみました。

すると、

 ●インドで玉ねぎと言ったら紫玉ねぎが主流

 ●日本の黄玉ねぎにあたる玉ねぎもインド北部で作られているが、

  2か月程度しか出回らない。

 ●インドの紫玉ねぎは、甘みが少なく香りが高いので、カレーに向いている。

   

ということは、日本で言う紫玉ねぎ(湘南レッドのような)のように、

 ・甘みが強い。

 ・みずみずしい。

 ・サラダ向き

という性質とは異なるものであることが想像できます。

    

こちらは、拝借したインドの紫玉ねぎの写真ですが、

日本のものより、ずいぶん小ぶりであることがわかります。

    

 

玉ねぎの原産地は、インド北西部、中央アジア南西部と言われています。

そして、その付近では今でも野生種に近い玉ねぎがあるとか。

井川の在来のにんにくが、紫色だったように、

インドの紫玉ねぎも野生種に近いものなのではないでしょうか?

野生種の紫が、インド全土に力強く生き続け、

それがカレーにも使われているのでは?

 

こんなことを想像しています。

 


コメント (4)
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