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■ 小学生のころはジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』や『海底二万里』、『八十日間世界一周』、『地底旅行』などの作品(子ども向けにリライトされた作品だったのかもしれない)を読んではいたが、外で遊ぶ方が好きだった。
中学生の時に松本清張の『砂の器』を読んで、読書好きになり、その後『初雪』モーパッサン(角川文庫1972年16版)なども読むことに。
モーパッサンと言えば長編の『女の一生』が知られているが、短編も数多く残している。『初雪』は、この文庫でわずか15頁の短編。この記事を書き始める前に読んでみた。
秀作だとぼくは思う。こんなに短くてこんなに深く女性の心理を描いてしまうとは・・・。未読の方には一読をおすすめします。
この頃の角川文庫にも紐の栞が付いている。